JP2003257459A - 燃料電池装置 - Google Patents
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- Y02E60/50—Fuel cells
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Abstract
を提供する。 【解決手段】燃料電池装置は、冷却路80mを有する燃
料電池8と、燃料電池8の燃料極に燃料を供給する燃料
供給通路4と、燃料電池8の酸化剤極に酸素含有ガス等
の酸化剤を供給する酸化剤供給通路16と、燃料電池8
の冷却路80mに繋がると共に燃料電池8を冷却する冷
却水等の冷却媒体が流れる冷却通路22と、冷却通路2
2内の冷却媒体を搬送する冷却媒体搬送源22pと、燃
料電池8を搭載する箱状のハウジング100とを備えて
いる。冷却通路22内の冷却水等の冷却媒体を放熱させ
る放熱フィン310をもつ放熱部300がハウジング1
00に設置されている。
Description
る。
を有すると共に冷却媒体が流れる冷却路を有する燃料電
池と、燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料供給通路
と、燃料電池の空気極に空気を供給する空気供給通路
と、燃料電池の冷却路に繋がると共に燃料電池を冷却す
る冷却水が流れる冷却通路と、冷却通路内の冷却水を搬
送して冷却通路に沿って流すポンプとをもつものが知ら
れている。
に高温になると、燃料電池の発電出力が低下する。そこ
で上記燃料電池装置によれば、ポンプを作動させて冷却
通路に冷却水を流し、燃料電池の内部から冷却すること
にしている。
却通路にラジエータを設けると共に、ラジエータに送風
してこれを冷却するラジエータファンを設け、冷却通路
を流れる冷却水をラジエータに流すと共に、ラジエータ
ファンを回転駆動させてラジエータに送風してラジエー
タを冷却し、以て冷却通路の冷却水を冷却することにし
ている。これにより燃料電池を流れる冷却水を冷却して
燃料電池の過剰高温化を防止することにしている。
ようにラジエータファンの回転駆動で生成した風をラジ
エータに送風してラジエータを冷却する方式によれば、
ラジエータファンを回転駆動させるため、電力の消費量
が大きく、燃料電池装置のシステム全体の効率が低下し
てしまう問題がある。
のであり、電力の消費量を抑えるのに有利な燃料電池装
置を提供することを課題とするにある。
置は、燃料極、酸化剤極を有すると共に冷却媒体が流れ
る冷却路を有する燃料電池と、燃料電池の燃料極に燃料
を供給する燃料供給通路と、燃料電池の酸化剤極に酸化
剤を供給する酸化剤供給通路と、燃料電池の冷却路に繋
がると共に燃料電池を冷却する冷却媒体が流れる冷却通
路と、冷却通路内の冷却媒体を搬送して冷却通路に沿っ
て流す冷却媒体搬送源と、燃料電池を搭載する箱状のハ
ウジングとを具備しており、冷却通路に設けられ冷却通
路内の冷却媒体を放熱させる放熱フィンをもつ放熱部が
ハウジングに設置されていることを特徴とするものであ
る。
媒体搬送源が駆動すると、冷却通路内の冷却媒体が搬送
され、冷却通路に沿って流れる。そして冷却通路内の冷
却媒体は放熱部の放熱フィンで放熱されて冷却される。
このため燃料電池の冷却路を流れる冷却媒体が冷却され
るため、燃料電池が冷却される。放熱フィンを有する放
熱部は箱状のハウジングに設置されているため、放熱部
の設置面積は大きく確保され、放熱フィンによる放熱性
が良好となる。
極を有すると共に冷却媒体が流れる冷却路を有する燃料
電池と、燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料供給通
路と、燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤供
給通路と、燃料電池の冷却路に繋がると共に燃料電池を
冷却する冷却媒体が流れる冷却通路と、冷却通路内の冷
却媒体を搬送して冷却通路に沿って流す冷却媒体搬送源
と、燃料電池を搭載する箱状のハウジングとを有する。
酸化剤としては酸化剤ガスを採用できる。酸化剤ガスと
しては一般的には空気等の酸素含有ガスを採用すること
ができる。従って酸化剤供給通路としては空気供給通路
とすることができる。放熱部は冷却通路の途中部位に設
けられており、冷却通路内の冷却媒体を放熱させる放熱
フィンをもつ。放熱フィンの大きさ、形状、数等は適宜
選択することができる。冷却媒体としては一般的には冷
却水を採用することができる。放熱フィンを有する放熱
部は箱状のハウジングに設置されているため、放熱部の
設置面積が大きくなる。放熱フィンを有する放熱部は、
箱状のハウジングの外面に設けることが好ましい。な
お、ハウジングは、放熱性が確保し易い金属(例えば炭
素鋼等の鋼系、アルミニウム系)で形成されていること
が好ましい。この場合、放熱部の熱をハウジングに伝達
してハウジングを利用して放熱性を一層高めることがで
きる。
熱部を通る第1通路と、放熱部を通らない第2通路と、
第1通路を流れる冷却媒体の量と第2通路を流れる冷却
媒体の量とを変化させる切替弁とを有することができ
る。この場合、切替弁は、燃料電池の温度が相対的に低
いとき、第2通路を流れる冷却媒体の量を増加させると
共に、燃料電池の温度が相対的に高いとき、第1通路を
流れる冷却媒体の量を増加させる形態を採用することが
できる。このようにすれば、燃料電池の運転開始直後等
のように、燃料電池の温度が相対的に低いときには、冷
却媒体が放熱部に流れる量が減少したり、0となるた
め、冷却媒体の放熱が抑えられ、燃料電池の昇温化に有
利となる。これに対して燃料電池の温度が相対的に高い
ときには、第1通路を流れる冷却媒体の量を増加させる
ため、冷却媒体が放熱部に流れる量が増加し、冷却媒体
の放熱が促進され、燃料電池の過熱抑制に有利となる。
切替弁としては、感温部を有し、感温部に伝達される熱
に応じて作動し、第1通路を流れる冷却媒体の量と第2
通路を流れる冷却媒体の量とを変化させる形態を採用す
ることができる。また切替弁としては、温度センサを有
し、温度センサが検知した温度に応じて制御装置が切替
弁の作動を制御し、第1通路を流れる冷却媒体の量と第
2通路を流れる冷却媒体の量とを変化させる形態を例示
することができる。
ィンは酸化剤供給通路の途中部位に配置されており、酸
化剤供給通路を流れる酸素含有ガス等の酸化剤は、燃料
電池の酸化剤極に供給される前に、放熱フィンからの放
熱で予熱される形態を採用することができる。この場
合、酸素含有ガス等の酸化剤は、燃料電池の酸化剤極に
供給される前に、放熱フィンからの放熱で予熱されるた
め、燃料電池における発電反応を向上でき、燃料電池の
発電出力を向上させるのに有利となる。好ましい形態に
よれば、酸化剤を燃料電池の酸化剤極に供給する前に加
湿する加湿部が酸化剤供給通路の途中部位に設けられて
いる形態を採用することができる。
いて加湿部の上流側に配置されていることが好ましい。
この場合、酸化剤供給通路を流れる酸素含有ガス等の酸
化剤は、加湿部に供給される前に、放熱フィンに接触し
て放熱フィンで予熱される。このように酸素含有ガス等
の酸化剤を放熱フィンで予熱すれば、予熱した酸素含有
ガス等の酸化剤を加湿部に供給できる。このため酸素含
有ガス等の酸化剤に保持できる水蒸気量を多めにするこ
とができ、燃料電池の内部の加湿に有利である。更に加
湿部の小型化にも貢献できる。
する放熱部は箱状のハウジングの底面、側面、上面のう
ちの少なくとも一つに設けられている形態を採用するこ
とができる。放熱面積を大きくすべく、放熱部は、ハウ
ジングの底面のうちの1/2以上の面積に設置すること
ができる。または放熱部は、ハウジングの側面のうちの
1/2以上の面積に設置することができる。または放熱
部は、ハウジングの上面のうちの1/2以上の面積に設
置することができる。従って放熱部としては、ハウジン
グの底面のほぼ全域、または、ハウジングの側面のほぼ
全域、または、ハウジングの上面のほぼ全域に設置する
ことができる。
頻度が極めて少ない。このため使用者の手指が放熱フィ
ンに触れる頻度を少なくするため、放熱部を箱状のハウ
ジングの底面に設置することができる。またハウジング
の側面は表出面積が確保し易いため、放熱フィンを有す
る放熱部をハウジングの側面に設置すれば、放熱フィン
の放熱面積を増加させるのに有利となる。
電池に用いられる代表的な燃料としてはガス状、液体状
の燃料を採用でき、炭化水素系等の燃料が挙げられる。
具体的には、メタン、プロパン、ブタン等の少なくとも
1種を主要成分とする流体を用いることができ、天然ガ
ス、メタノール、ガソリン、バイオガスを例示すること
ができる。燃料電池は業務用、家庭用、定置用、車載
用、固定式、可動式、携帯式、ポータブル式を問わな
い。
ついて図1を参照して説明する。本実施例に係る燃料電
池装置は、高分子型の電解質膜80aを挟持する燃料極
80b、空気極80c(酸化剤極)を有すると共に冷却
媒体としての冷却水が流れる冷却路80mを有する燃料
電池8と、燃料電池8の燃料極80bに燃料を供給する
燃料供給通路4と、酸化剤としての空気を燃料電池8の
空気極80cに供給する空気供給通路16(酸化剤供給
通路)と、燃料電池8の冷却路80mに繋がると共に燃
料電池8を冷却する冷却水が流れる冷却通路22と、冷
却通路22内の冷却水を搬送して冷却通路22に沿って
流す冷却媒体搬送源としてのポンプ22pと、冷却通路
22の途中部位に設けられ冷却通路22内の冷却水を放
熱させる多数の放熱フィン310をもつ放熱部300と
を備えている。燃料電池8では、電解質膜80aを挟持
する燃料極80b及び空気極80cにより1セルが形成
されており、多数のセルを厚み方向に積層して形成され
ている。
状及び逆S字形状に複数箇所で曲成されている。この途
中部位22mは、多数の放熱フィン310に接続されて
いる。従って冷却通路22の途中部位22mを流れる冷
却水は、放熱フィン310で放熱可能とされている。放
熱フィン310は熱伝導率が高い金属で形成されてい
る。この金属としてはアルミニウム、アルミニウム合
金、銅、銅合金、鋼、鋼系合金、チタン、チタン系合金
のうちの1種で形成することができる。なお、途中部位
22mにおいては、冷却水は下から上に向けて流れるた
め、途中部位22mにおける通水時間が確保され、ひい
ては途中部位22mにおける放熱時間が確保される。
26が設けられている。冷却通路22は、放熱部300
を通る途中部位22mに向かう第1通路221と、放熱
部300をバイパスして放熱部300を通らない第2通
路222と、第1通路221及び第2通路222の結合
部に設けられた切替弁227とを有する。切替弁227
は、冷却水の温度を感じる感温部を有しており、感温部
に応じて、第1通路221を流れる冷却水の量と、第2
通路222を流れる冷却水の量とを段階的にまたは無段
階的に自動的に変化させる。
替弁227は、第2通路222を流れる冷却水の量を自
動的に増加させると共に、第1通路221を流れる冷却
水の量を自動的に減少させるかあるいは0とする。また
燃料電池8の温度が相対的に高いとき、切替弁227
は、第1通路221を流れる冷却水の量を自動的に増加
させると共に、第2通路222を流れる冷却水の量を自
動的に減少させるかあるいは0とする。
は燃料電池8の内部の温度が上昇する。燃料電池8の内
部の温度が過剰に高温化すると、燃料電池8の発電性能
が低下する。このためポンプ22pが駆動する。すると
冷却通路22内の冷却水が矢印A1方向に搬送され、冷
却通路22に沿って矢印A1方向に流れ、燃料電池8の
冷却路80mを流れる。これにより燃料電池8の過剰高
温化は抑えられる。燃料電池8の冷却路80mの吐出口
80nから吐出された冷却水は昇温している。
貯湯槽26を経て放熱部300に至り、放熱部300の
放熱フィン310で放熱されるため冷却され、温度が低
下する。このように冷却通路22内の冷却水の温度が低
下すれば、燃料電池8の運転時に燃料電池8を効果的に
冷却することができる。従って、従来必要とされていた
ラジエータファンを廃止または小型化でき、電力の消費
量を抑えるのに有利である。
が相対的に高いときには、切替弁227は、第1通路2
21を流れる冷却水の量を増加させると共に、第2通路
222を流れる冷却水の量を減少させるかあるいは0と
する。このため燃料電池8の温度が相対的に高いときに
は、冷却水を放熱部300の放熱フィン310で積極的
に冷却させることができ、燃料電池8を効果的に冷却す
ることができる。これに対して、燃料電池8の運転開始
直後等のように燃料電池8の温度が相対的に低いときに
は、切替弁227は、第2通路222を流れる冷却水の
量を増加させると共に、第1通路221を流れる冷却水
の量を減少させるかあるいは0とする。このため燃料電
池8の温度が相対的に低いときには、冷却水は放熱部3
00を通らないか、あるいは、放熱部300を通るとし
ても量が少ない。よって放熱部300の放熱フィン31
0による冷却水の冷却効果を低減させることができる。
故に、燃料電池8の運転開始直後等のように燃料電池8
の温度が相対的に低いときには、冷却水の放熱を抑える
ことができ、燃料電池8の温度を早期に昇温させるのに
有利であり、燃料電池8の運転開始直後における立ち上
がり時間の短縮化に有利である。
する箱状のハウジング100に放熱部300が設置され
ているため、放熱部300の設置面積を大きく確保する
ことができる。更にハウジング100は燃料電池8の設
置機能と放熱部300の設置機能とを併有するため、放
熱部300を設置するための設置部材も特別に必要とし
ない。更に金属製のハウジング100の外面に放熱部3
00が設けられており、放熱部300はハウジング10
0に伝熱可能とされているため、ハウジング100の外
面を利用して放熱することもでき、放熱性が一層高めら
れている。またハウジング100の外面に放熱部300
が設けられているため、放熱フィン310と外気とを効
果的に接触させることができ、冷却通路22の冷却水2
2の冷却に有利となる。
について図2を参照して説明する。本実施例に係る燃料
電池装置は、第1実施例と基本的には同様の構成であ
り、基本的には同様の作用効果を奏する。以下異なる部
分を中心として説明する。放熱部300の放熱フィン3
10は酸化剤通路としての空気供給通路16の途中部位
に配置されている。空気供給通路16には空気搬送源
(酸化剤搬送源)としてのファン16b、加湿部20が
配置されている。加湿部20は燃料電池8の空気極80
cに供給される空気を加湿するものである。放熱部30
0の放熱フィン310は、空気供給通路16において加
湿部20の上流側に配置されている。燃料電池8の運転
時において、ファン16bが駆動すると、酸化剤として
の空気は空気吸込口16s(空気供給通路16の一部)
から吸入され、放熱フィン310に接触し、放熱フィン
310からの放熱で予熱される。放熱フィン310で予
熱された空気は、空気通過口16rを経て加湿部20に
至り、加湿部20で加湿される。加湿部20で加湿され
た空気は燃料電池8の空気極80cに供給され、発電反
応に使用される。燃料電池8の運転時に電解質膜80a
が過剰に乾燥されていると、燃料電池8の発電出力が低
下する。この点本実施例では、加湿された空気が燃料電
池8の空気極80cに供給されるため、電解質膜80a
の過剰乾燥を防止でき、発電出力の確保に有利である。
を流れる空気は、燃料電池8の空気極80cに供給され
る前に、放熱フィン310に接触して放熱フィン310
からの放熱で予熱される。このように放熱フィン310
により予熱された空気が燃料電池8の空気極80cに供
給されるため、燃料電池8における発電反応を向上させ
ることができ、燃料電池8の発電出力を向上させるのに
有利となる。殊に冬季や寒冷地で使用される燃料電池装
置に適する。
を流れる空気は、加湿部20に供給される前に、放熱フ
ィン310に接触して放熱フィン310からの放熱で予
熱される。空気は温度が高いと、空気が保持できる水蒸
気量が増加する。したがって上記したように加湿部20
に供給する前の空気を放熱フィン310で予熱すれば、
予熱した空気を加湿部20に供給することができ、この
ため加湿部20において空気に保持できる水蒸気量を多
めにすることができる。よって燃料電池8の内部の加湿
に有利である。更に加湿部20において空気に保持でき
る水蒸気量を多めにすることができるため、加湿部20
のサイズの小型化にも貢献することができる。なお本実
施例においても、燃料電池8を搭載する収容室をもつ箱
状のハウジング100が設けられている。空気吸込口1
6sは、ハウジング100の側面102に所定の間隔を
隔てて設けられたダクトカバー108の下部に形成され
ている。側面102とダクトカバー108との間には、
空気供給通路16の一部をなす通路部分16wが形成さ
れている。通路部分16wを流れる空気は、放熱フィン
310で予熱され、空気通過口16rを経て加湿部20
に向けて流れる。
燃料電池8の冷却により昇温化された冷却水は放熱部3
00の放熱フィン310で放熱されるため冷却され、冷
却水の温度が低下する。このように冷却通路22内の冷
却水の温度が低下すれば、燃料電池8を効果的に冷却す
ることができる。従って、従来必要とされていたラジエ
ータファンの廃止または小型化を図り得、電力の消費量
を抑えるのに有利である。
載する箱状のハウジング100に放熱部300が設置さ
れているため、放熱部300の設置面積を確保すること
ができる。更にハウジング100は燃料電池8の設置機
能と放熱部300の設置機能を併有するため、放熱部3
00を設置するための設置部材も特別に必要としない。
更に箱状の金属製のハウジング100の外面に放熱部3
00が設けられており、放熱部300はハウジング10
0に伝熱可能とされているため、ハウジング100の外
面を利用して放熱することもでき、放熱性が一層高めら
れている。加えてハウジング100の外面に放熱部30
0が設けられているため、放熱フィン310と外気とを
効果的に接触させることができ、冷却通路22の冷却水
22の冷却に有利となる。
について図3を参照して説明する。本実施例に係る燃料
電池装置は、第1実施例または第2実施例と基本的には
同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。以下異なる部分を中心として説明する。本実施例に
おいても、燃料電池8を搭載する収容室をもつ箱状のハ
ウジング100が設けられている。ハウジング100は
金属製の角箱形状をなしており、上方に対面する上面1
01と、側方に対面する側面102と、下方に対面する
底面103と、底面103を設置面から持ち上げるため
の複数個の脚105とを備えている。ハウジング100
の側面102のほぼ全域(側面102の面積のうち2/
3以上)、上面101のほぼ全域(上面101の面積の
うち2/3以上)には、放熱フィン310をもつ放熱部
300が設置されている。これにより放熱フィン310
の放熱面積が大きくされ、放熱能力が高められている。
燃料電池8を冷却する冷却水が流れる冷却通路22は放
熱フィン310と接続されている。
のハウジング100の側面102のほぼ全域及び上面1
01のほぼ全域に、放熱部300が設置されているた
め、放熱部300の設置面積を確保することができる。
機能と放熱部300の設置機能とを併有するため、放熱
部300を設置するための設置部材も特別に必要としな
い。更に箱状のハウジング100の側面102及び上面
101の外面に放熱部300が設けられているため、放
熱フィン310と外気とを効果的に接触させることがで
き、冷却通路22の冷却水22の冷却に有利となる。
却水の温度が低下すれば、燃料電池8を効果的に冷却す
ることができる。従って、従来必要とされていたラジエ
ータファンの廃止または小型化を図り得る。
について図4を参照して説明する。本実施例に係る燃料
電池装置は、第1実施例または第2実施例と基本的には
同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。以下異なる部分を中心として説明する。箱状のハウ
ジング100の底面103には、放熱フィン310をも
つ放熱部300が設けられている。燃料電池8を冷却す
る冷却水が流れる冷却通路22の途中部位22mは放熱
フィン310と接続されている。本実施例においても、
冷却通路22内の冷却水の温度が低下すれば、燃料電池
8を効果的に冷却することができる。従って、従来必要
とされていたラジエータファンの廃止または小型化を図
り得る。更に放熱フィン310をもつ放熱部300はハ
ウジング100の底面103のほぼ全域に設けられてい
るため、熱い放熱フィン310に使用者の手指が触れる
ことを防止することができる。更に一般的には、ハウジ
ング100の底面103付近の空気の温度は、ハウジン
グ100の上部付近の温度よりも低いため、放熱フィン
310による放熱量を増加させるのに有利となる。
のハウジング100に放熱部300が設けられているた
め、放熱部300の設置面積を確保することができる。
更にハウジング100は燃料電池8の設置機能と放熱部
300の設置機能を併有するため、放熱部300を設置
するための設置部材も特別に必要としない。更に箱状の
ハウジング100の底面103の外面に放熱部300が
設けられているため、放熱フィン310と外気とを効果
的に接触させることができ、冷却通路22の冷却水22
の冷却に有利となる。
について図5を参照して説明する。図5は、室外または
室内に設置される定置形の燃料電池装置の概念図を示
す。まず全体構成から説明する。燃料電池装置は、図5
に示すように、燃料ガス(燃料)と水蒸気とで改質反応
を生じさせて発電に適する水素含有ガスを生成する改質
部1と、水素含有ガスを生成する水蒸気を生成するため
に原料水を蒸発させる蒸発部2と、改質部1に熱交換部
3を経て燃料ガスを供給する燃料供給通路4と、改質部
1で生成された水素含有ガスに含まれている一酸化炭素
を除去するCO除去部5と、給水源としての水道管に接
続された水源6(例えば水タンク)と、水源6と蒸発部
2とを接続し水源6の原料水を蒸発部2に供給する原料
水供給通路7とを有する。
素含有ガスである改質ガスを生成する改質系は、改質部
1、蒸発部2、燃焼部13で形成されている。燃焼部1
3の熱は改質部1に伝達される。CO除去部5は、シフ
ト反応により一酸化炭素を低減させるCOシフト部と、
空気を用いて一酸化炭素を低減させるCO選択酸化部と
を有するが、これらに限定されるものではない。
うに、水素含有ガスである改質ガスと空気とで発電する
燃料電池8と、改質部1で生成された水素含有ガスであ
る改質ガスを弁9aを経て燃料電池8の燃料極に供給す
る水素供給通路9(燃料供給通路)と、燃料電池8のポ
ート8eから排出された発電後の燃料極のオフガスを弁
10a、凝縮部10、弁10cを経て流す燃料オフガス
通路12と、燃料オフガス通路12に接続され燃料電池
8の燃料極のオフガスを燃焼させる燃焼部13と、燃料
供給通路4と燃焼部13とを分岐部4mを介して接続す
ると共に燃料ガスを燃焼のために燃焼部13に供給する
燃焼部連通路14と、燃料オフガス通路12において燃
焼部13と燃料電池8との間に位置するように設けられ
た凝縮部10と、発電用の空気を燃料電池8の空気極に
供給する空気供給通路16(酸化剤供給通路)16と、
燃料電池8の空気極から排出された発電後の空気のオフ
ガスを流して排出させる空気オフガス通路18と、空気
オフガス通路18に設けられた加湿部20とを有する。
は、燃料ガスを燃焼部13に向けて搬送するポンプ14
p(燃料搬送源)が設けられている。燃料供給通路4か
ら供給された燃料ガスは、燃焼部連通路14を経て燃焼
部13に供給されて燃焼部13で燃焼されるため、燃焼
部13が高温となる。よって、改質部1の温度を改質反
応に適するように温度領域に維持することができ、ひい
ては改質部1において水素リッチな水素含有ガスである
改質ガスを効果的に発生させる。
源15が接続されている。燃料ガス源15は都市ガスの
配管であり、メタン、プロパン、ブタン等の炭化水素を
主成分とする燃料ガスを供給する。燃料供給通路4に
は、2個並設された弁27、28からなる二連弁29、
燃料ガス搬送用のポンプ4p、脱硫部4a、弁4b、合
流部4cが設けられている。合流部4cは、燃料供給通
路4から吐出された燃料ガスと蒸発部2で蒸発された水
蒸気とを混合し、熱交換部3を介して改質部1に供給す
る。
用のフィルタ16a、空気搬送用のファン16b(空気
搬送源)、空気加湿用の加湿部20が設けられている。
加湿部20は、燃料電池8の空気極に供給する酸素含有
ガスである空気を加湿する。燃料電池8の電解質膜が過
剰に乾燥されると、燃料電池8の発電効率が低下するた
めである。原料水供給通路7には、原料水浄化用のフィ
ルタ7a、弁7b、弁7c、原料水の浄化度を高める水
精製装置7d、水源6、原料水搬送源としてのポンプ7
f、開閉制御弁7hが設けられている。
冷却水が流れる冷却手段として機能する冷却通路22に
は、ポンプ22p(冷却媒体搬送源)、燃料電池8、放
熱フィン310をもつ放熱部300、熱交換部23が設
けられている。図5において燃料電池8の内部の冷却路
80mから吐出された冷却水は、放熱部300に至り
(図5においてX→X)に至り、更に熱交換部23に至
る(図5においてW→W)。
として貯留すると共に湯温センサ26nをもつ貯湯部2
6が設けられている。貯湯部26の吐出口26iから延
設された熱交換通路31には、冷却水搬送用のポンプ3
1p(冷却水搬送手段)、凝縮部10が設けられてお
り、更に適宜の部位に図略の複数の熱交換部が設けられ
ている。従って貯湯部26から熱交換通路31を流れた
冷却水は、凝縮部10を経て、更に適宜の部位に設けた
図略の複数の熱交換部を流れ、熱交換により加熱され、
熱交換部23を経て(図5においてY→Y)、貯湯部2
6の吸入口26oに帰還する。このため、貯湯部26に
貯留されている冷却水は熱を帯び、湯となる。貯湯部2
6の冷却水である湯は、他の用途への給湯源として利用
できる。貯湯部26には給水源である水道から水が補給
通路26kを経て補給される。
ポート8eから排出された発電後の燃料極の高温のオフ
ガスは、弁10a、凝縮部10を経て、更に燃料オフガ
ス通路12を経て燃焼部13に流れる。発電後の燃料極
のオフガスは、燃料電池8の発電反応として消費されな
かった未燃焼成分を有するため、燃焼部13で燃焼され
て、再利用される。
放熱部300の放熱フィン310は空気供給通路16に
おいて加湿部20の上流側に配置されている。燃料電池
の運転時において、ファン16bが駆動すると、酸化剤
としての空気は、空気吸込口16sから吸入され、放熱
フィン310に接触し、放熱フィン310からの放熱で
予熱される。放熱フィン310で予熱された空気は、空
気通過口16rを経て加湿部20に至り、加湿部20で
加湿される。加湿された空気は燃料電池の空気極に供給
され、発電反応に使用される。燃料電池8の電解質膜は
過剰に乾燥していると、発電出力が低下する。加湿され
た空気が燃料電池の空気極に供給されるため、電解質膜
の過剰乾燥を防止でき、燃料電池8の発電出力の確保に
有利である。
を流れる空気は、燃料電池8の空気極に供給される前
に、放熱フィン310に接触して放熱フィン310から
の放熱で予熱される。このように放熱フィン310によ
り予熱された空気が燃料電池8の空気極に供給されるた
め、燃料電池8の発電出力を向上させるのに有利とな
る。殊に冬季や寒冷地で使用される燃料電池装置に適す
る。
通路16を流れる空気は、加湿部20に供給される前
に、放熱フィン310に接触して放熱フィン310から
の放熱で予熱される。空気は温度が高いと、保持できる
水蒸気量が増加する。したがって上記したように加湿部
20に供給する前の空気を放熱フィン310で予熱すれ
ば、予熱した空気を加湿部20に供給することができ
る。このため加湿部20において空気に保持できる水蒸
気量を多めにすることができる。よって燃料電池8の内
部の加湿に有利である。更に加湿部20において空気に
保持できる水蒸気量を多めにすることができるため、加
湿部20のサイズの小型化にも貢献することができる。
について図6を参照して説明する。本実施例に係る燃料
電池装置は、第1実施例または第2実施例と基本的には
同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。以下異なる部分を中心として説明する。燃料電池8
の運転を適切に行うためには、改質部や燃焼部等の放熱
性を有する発熱部の熱を有効に利用し、冷却通路22の
冷却水を発熱部で加熱し、冷却通路22の冷却水の温度
を適温に維持することが好ましい。しかし燃料電池8の
良好なる運転を維持するためには、冷却通路22の冷却
水の温度が過剰に高温化されることは好ましくない。そ
こで本実施例によれば、図6に示すように、発熱部から
の熱を受熱した複数の熱交換器501〜503を冷却通
路22に並列的に設けている。即ち、第1熱交換器50
1、第2熱交換器502、第3熱交換器503を冷却通
路22に設けている。第1熱交換器501〜第3熱交換
器503は互いに並列に配置されている。そして第1熱
交換器501〜第3熱交換器503への通水及び遮水を
行う第1弁601が設けられている。第2熱交換器50
2及び第3熱交換器503への通水及び遮水を行う第2
弁602が設けられている。第3熱交換器503への通
水及び遮水を行う第3弁603が設けられている。
通路22の温度が低いときには、第1弁601、第2弁
602、第3弁603を開放し、冷却通路22の冷却水
を第1熱交換器501、第2熱交換器502、第3熱交
換器503に流し、第1熱交換器501〜第3熱交換器
503からの受熱量を増加させる。これにより冷却通路
22の冷却水は昇温される。
却水の温度が上昇すると、第3弁603を閉鎖すると共
に、第1弁601及び第2弁602を開放する。これに
より冷却通路22の冷却水を第1熱交換器501、第2
熱交換器502に流し、第1熱交換器501及び第2熱
交換器502から受熱する。この場合、第3弁603が
閉鎖して第3熱交換器503は遮水されているため、第
3熱交換器503からの受熱は行われない。
却水の温度が更に上昇すると、第3弁603及び第2弁
602を閉鎖すると共に、第1弁601を開放する。こ
れにより冷却通路22の冷却水を第1熱交換器501に
流し、第1熱交換器501から受熱する。この場合、第
3弁603及び第2弁602が閉鎖して第3熱交換器5
03及び第2熱交換器502は遮水されているため、第
3熱交換器503及び第2熱交換器502からの受熱は
行われない。
について図7を参照して説明する。本実施例に係る燃料
電池装置は、第1実施例または第2実施例と基本的には
同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。以下異なる部分を中心として説明する。燃料電池8
の運転を適切に行うためには、改質部や燃焼部等の放熱
性を有する発熱部の熱を有効に利用し、冷却通路22の
冷却水を発熱部で加熱し、冷却通路22の冷却水の温度
を適温に維持することが好ましい。しかし冷却通路22
の冷却水の温度が過剰に高温化されることは好ましくな
い。そこで本実施例によれば、図7に示すように、発熱
部の熱を受熱した複数の熱交換器501B〜503Bを
冷却通路22に直列的に設けている。即ち、第1熱交換
器501B、第2熱交換器502B、第3熱交換器50
3Bを冷却通路22に直列的に設けている。そして第3
熱交換器503Bへの通水及び遮水を行う第2弁602
Bが設けられている。第2熱交換器502B及び第3熱
交換器503Bへの通水及び遮水を行う第1弁601B
が設けられている。燃料電池8の運転開始直後等のよう
に冷却通路22の温度が低いときには、第1弁601
B、第2弁602Bを制御して、冷却通路22の冷却水
を第1熱交換器501B、第2熱交換器502B、第3
熱交換器503Bのすべてに流し、第1熱交換器501
B〜第3熱交換器503Bからの受熱量を増加させる。
却水の温度が上昇すると、第1弁601B及び第2弁6
02Bを制御して第1熱交換器501B及び第2熱交換
器502Bへの通水を許容するものの、第3熱交換器5
03Bへの通水を停止する。これにより冷却通路22の
冷却水を第1熱交換器501B、第2熱交換器502B
に流し、第1熱交換器501B及び第2熱交換器502
Bから受熱する。この場合、第3熱交換器503Bは遮
水されているため、第3熱交換器503Bからの受熱は
行われない。
却水の温度が更に上昇すると、第1弁601Bを制御し
て第1熱交換器501Bへの通水を許容するものの、第
2熱交換器502B及び第3熱交換器503Bへの通水
を停止する。これにより冷却通路22の冷却水を第1熱
交換器501Bに流し、第1熱交換器501Bから受熱
する。この場合、第2熱交換器502B及び第3熱交換
器503Bは遮水されているため、第2熱交換器502
B及び第3熱交換器503Bからの受熱は行われない。
例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施できるものである。上記した記
載から次の技術的思想も把握できる。 (付記項1)各請求項において放熱性をもつ複数個の熱
交換器が並列または直列に冷却通路に設けられており、
各熱交換器への通水及び遮水を行う弁が設けられている
ことを特徴とする燃料電池装置。 (付記項2)燃料極、酸化剤極を有すると共に冷却媒体
が流れる冷却路を有する燃料電池と、前記燃料電池の燃
料極に燃料を供給する燃料供給通路と、前記燃料電池の
酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤供給通路と、前記燃
料電池の冷却路に繋がると共に前記燃料電池を冷却する
冷却媒体が流れる冷却通路と、前記冷却通路内の冷却媒
体を搬送して前記冷却通路に沿って流す冷却媒体搬送源
とを具備しており、前記放熱部の放熱フィンは前記酸化
剤通路の途中部位に配置されており、前記酸化剤供給通
路を流れる酸化剤は、前記燃料電池の酸化剤極に供給さ
れる前に、前記放熱フィンからの放熱で予熱されること
を特徴とする燃料電池装置。この場合、冷却媒体の熱で
酸素含有ガス等の酸化剤を、燃料電池の酸化剤極に供給
する前に予熱することができ、冬季や寒冷地等において
も発電反応を良好に行うのに有利となる。
却媒体搬送源が駆動すると、冷却通路内の冷却水等の冷
却媒体が搬送され、冷却通路に沿って流れる。そして冷
却通路内の冷却水等の冷却媒体は放熱部の放熱フィンで
放熱されるため冷却される。したがって、従来必要とさ
れていたラジエータファンの廃止または小型化を図り
得、電力の消費量を抑えるのに有利である。殊に、放熱
フィンを有する放熱部が箱状のハウジングに設置されて
いるため、放熱部の設置面積を確保することができ、放
熱部の放熱性の確保に有利である。更にハウジングは燃
料電池の設置機能と放熱部の設置機能とを併有するた
め、放熱部を設置するための設置部材も特別に必要とし
ない。
す概念図である。
す概念図である。
の設置形態を模式的に示す斜視図である。
の設置形態を模式的に示す斜視図である。
る。
換器を冷却通路に設けた形態を示す配管図である。
換器を冷却通路に設けた形態を示す配管図である。
極、80cは空気極(酸化剤極)、80m冷却路、4は
燃料供給通路、16は空気供給通路(酸化剤供給通
路)、22は冷却通路と、22pはポンプ(冷却媒体搬
送源)、310は放熱フィン、300は放熱部、221
は第1通路、222は第2通路、227は切替弁を示
す。
Claims (5)
- 【請求項1】燃料極、酸化剤極を有すると共に冷却媒体
が流れる冷却路を有する燃料電池と、 前記燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料供給通路
と、 前記燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤供給
通路と、 前記燃料電池の冷却路に繋がると共に前記燃料電池を冷
却する冷却媒体が流れる冷却通路と、 前記冷却通路内の冷却媒体を搬送して前記冷却通路に沿
って流す冷却媒体搬送源と、 前記燃料電池を搭載する箱状のハウジングとを具備して
おり、 前記冷却通路に設けられ前記冷却通路内の冷却媒体を放
熱させる放熱フィンをもつ放熱部が前記ハウジングに設
置されていることを特徴とする燃料電池装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記放熱部の放熱フィ
ンは前記酸化剤通路の途中部位に配置されており、前記
酸化剤供給通路を流れる酸化剤は、前記燃料電池の酸化
剤極に供給される前に、前記放熱フィンからの放熱で予
熱されることを特徴とする燃料電池装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記燃
料電池の酸化剤極に供給する酸化剤を前記燃料電池の酸
化剤極に供給する前に加湿する加湿部が前記酸化剤供給
通路に設けられており、前記放熱部の放熱フィンは前記
酸化剤供給通路において前記加湿部の上流側に配置され
ており、 前記酸化剤供給通路を流れる酸化剤は、前記加湿部に供
給される前に、前記放熱フィンで予熱されることを特徴
とする燃料電池装置。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれか一項におい
て、前記冷却通路は、前記放熱部を通る第1通路と、前
記放熱部を通らない第2通路と、前記第1通路を流れる
冷却媒体の量と前記第2通路を流れる冷却媒体の量とを
変化させる切替弁とを有し、 前記切替弁は、前記燃料電池の温度が相対的に低いとき
前記第2通路を流れる冷却媒体の量を増加させると共
に、前記燃料電池の温度が相対的に高いとき前記第1通
路を流れる冷却媒体の量を増加させることを特徴とする
燃料電池装置。 - 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれか一項におい
て、前記放熱部は前記ハウジングの底面、側面、上面の
うちの少なくとも一つに設置されていることを特徴とす
る燃料電池装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005347017A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置のパッケージ及び燃料電池発電装置の排熱処理装置 |
JPWO2006090922A1 (ja) * | 2005-02-28 | 2008-08-07 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム及び燃料電池システム搭載車両 |
US7950482B2 (en) | 2005-02-28 | 2011-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and vehicle using fuel cell |
JP2015121370A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 株式会社ノーリツ | コージェネレーションシステム |
DE102022118590A1 (de) | 2022-07-25 | 2024-01-25 | Ekpo Fuel Cell Technologies Gmbh | Gehäuseelement, Gehäuse und Brennstoffzellenvorrichtung |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002051047A patent/JP4004816B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102022118590A1 (de) | 2022-07-25 | 2024-01-25 | Ekpo Fuel Cell Technologies Gmbh | Gehäuseelement, Gehäuse und Brennstoffzellenvorrichtung |
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