JP5471030B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は発電に伴い生成された温水を貯留させる貯湯系を有する燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、アノード流体およびカソード流体により発電運転を行う燃料電池と、燃料電池の発電運転に伴い発生した凝縮水を貯留させる凝縮水タンクと、凝縮水タンク内の余剰の水を外部に排出させるドレイン部と、燃料電池の発電運転に伴い発生した熱により加熱された温水を貯留させる貯湯槽を有する貯湯系とを有する。ドレイン部が凍結すると、システムにおいて回収された余剰水が排出されなくなり、凝縮水タンクの水が凝縮水タンクから溢れ、筐体内の部品等に進入し、システムの発電運転が停止されるという不具合がある。
更に、特許文献1には、筐体の底部の全体に凍結防止用のヒータが設けられている燃料電池システムが開示されている。このものによれば、ヒータの発熱によりドレイン部付近の凍結が抑制されると考えられる。更に、特許文献1の請求項9には、貯湯槽に新水を供給させる水供給通路が凍結するおそれがあるとき、貯湯通路の温水を凝縮水タンクに連続的に供給させることにより貯湯槽の温水の水位を低下させることにより、貯湯槽に水供給通路を介して連続的に新水を補給させることにしている。このものによれば、水供給通路が凍結するおそれがあるとき、水供給通路から貯湯槽に連続的に新水を補給させることにしているため、水供給通路においては新水が連続的に流れ続ける。故に、連続通水により水供給通路における凍結が抑えられている。
特開2005−259494号公報
上記した特許文献1に係る技術によれば、筐体の底部に設けたヒータの発熱によりドレイン部付近の凍結が抑制されるといえども、ドレイン部の凍結防止には限界がある。更に、特許文献1の請求項9に係る技術によれば、前述したように、貯湯槽に溜められている温水を凝縮水タンクに供給させる方式が採用されている。ここで、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水は、水蒸気を凝縮させた凝縮水であり、不純物濃度を極めて低下させており、高い純水度を有しており、改質装置における水蒸気改質反応に使用される。
これに対して、貯湯系の貯湯槽に貯留されている温水は、基本的には、水道配管から供給される水道水等の水であり、家庭用または業務用等の温水として使用されるものであり、塩素イオン、鉄イオン、シリカ系のイオン等といった各種のイオンを多量に含み、高い純度をもつ水ではない。このため、温水が凝縮水タンクに供給されると、凝縮水タンクに貯留されている水の純度が大きく低下するおそれがある。この場合、凝縮水から前述のイオンを取り除くイオン交換器の寿命を低下させることになる。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、温度が低下したとしても、凝縮水が溜まる凝縮水タンクのドレイン部の凍結を抑えるのに有利であり、且つ、凝縮水タンクに貯留される凝縮水の清浄度を確保するのに有利な燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池システムは、アノード流体およびカソード流体により発電運転を行う燃料電池と、燃料電池の発電運転に伴い発生した凝縮水を貯留させる凝縮水タンクと、凝縮水タンクの下流に設けられ凝縮水タンク内の余剰の水を外部に排出させるドレイン部と、燃料電池の発電運転に伴い発生した熱により加熱された温水を貯留させる貯湯槽を有する貯湯系と、貯湯系とドレイン部とを繋ぎかつ貯湯系の温水をドレイン部に供給可能な温水通路と、温水通路を開閉可能な温水バルブと、ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部が凍結しているとき、温水バルブを開放させて貯湯系の温水の温熱エネルギを温水通路を介してドレイン部に供給することにより、凝縮水タンクのドレイン部の凍結を抑える制御部とを具備する。
『貯湯系の温水の温熱エネルギを温水通路を介してドレイン部に供給する』とは、貯湯系の温水自体をドレイン部に直接供給する場合の他に、貯湯系の温水とドレイン部とが熱交換器を介して熱交換して温水の温熱エネルギをドレイン部に間接的に供給する場合を含む。本発明によれば、ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部が凍結しているとき、制御部は温水バルブを開放させ、貯湯系の温水の温熱エネルギをドレイン部に供給する。これによりドレイン部の温度が上昇し、ドレイン部の凍結が抑えられる。
更に本発明によれば、貯湯系の温水は、ドレイン部に供給されてドレイン部の凍結を抑えるものの、凝縮水を貯留する凝縮水タンクに供給されるものではない。従って、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水の清浄度が良好に確保される。従って、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水が改質水として使用されるときであっても、水の純度を低下させるイオンがイオン交換器に供給されることが抑制される。
本発明によれば、ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部が凍結しているとき、制御部は温水バルブを開放させ、貯湯系の温水の温熱エネルギを温水通路を介してドレイン部に供給する。これにより、凝縮水タンクのドレイン部の温度が上昇し、ドレイン部の凍結が抑えられる。
本発明によれば、貯湯系の温水はドレイン部に供給されてドレイン部の凍結を抑えるものの、凝縮水を貯留するタンクに供給されるものではない。従って、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水の清浄度が良好に確保される。従って、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水が改質水として使用されるときであっても、水の純度を低下させる不純物イオンがイオン交換器に供給されることが抑制される。この場合、イオン交換器が想定外の短期間に寿命が低下することが抑制され、改質装置、改質装置に繋がる配管、更には燃料電池の電解質の劣化が抑えられ、これらの長寿命化に貢献できる。
実施形態1に係り、燃料電池システムの全体のシステム図である。 実施形態2に係り、制御部が実行するフローチャートである。 実施形態3に係り、燃料電池システムの全体のシステム図である。 実施形態3に係り、制御部が実行するフローチャートである。 実施形態4に係り、燃料電池システムのシステム図である。 実施形態6に係り、燃料電池システムのシステム図である。
本発明の好ましい形態によれば、燃料電池に供給される前のカソードガスまたは外気の温度を検知する第1温度センサが設けられており、制御部は、第1温度センサで検知される温度が第1閾値よりも低いとき、温水バルブを開放させることができる。この場合、温水がドレイン部に供給され、ドレイン部が暖められて凍結が抑えられる。第1温度センサは、燃料電池に供給される前のカソードガスの温度として、カソードガス搬送源に供給される前の筐体内のカソードガスの温度を検知することができる。ドレイン部が凍結するおそれがあるか否かの判断パラメータとして、カソードガスおよび外気温度以外に、筐体内に配置されている凝縮水タンクまたはドレイン部自体の温度、これらの周辺の温度を第1温度センサが検知することにしてもよい。周辺とは、ドレイン部の温度とほぼ等しい温度を示す領域をいい、平面視において、ドレイン部の投影面積の所定倍数(7倍以内)の投影面積の範囲(ドレイン部を含む)が例示される。
本発明の好ましい形態によれば、燃料電池に供給される前のカソードガスまたは外気の温度を検知する第1温度センサと、ドレイン部の温度を検知するドレイン温度センサとのいずれかが設けられている。この場合、制御部は、第1温度センサで検知される温度が第1閾値よりも低いとき、または、ドレイン温度センサで検知される温度が第2閾値よりも低いときという条件が満たされるとき、温水バルブを開放させて温水をドレイン部に供給することができる。冷たい水がドレイン部に供給されることが回避される。ドレイン部の温度としては、ドレイン部自体の温度、ドレイン部周辺の温度を含む。第1温度センサで検知される燃料電池に供給される前のカソードガスの温度としては、筐体内においてカソードガス搬送源に吸い込まれる前の空気の温度が例示される。
本発明の好ましい形態によれば、燃料電池に供給される前のカソードガスまたは外気の温度を検知する第1温度センサと、ドレイン部の温度を検知するドレイン温度センサとのいずれかが設けられており、更に、貯湯系の温水の温度を検知する温水温度センサが設けられている。この場合、制御部は、第1温度センサで検知される温度が第1閾値よりも低いとき、または、ドレイン温度センサで検知される温度が第2閾値よりも低いときという条件が満たされ、且つ、温水温度センサで検知される温度が第3閾値よりも高いときという条件が満たされるとき、温水バルブを開放させて温水をドレイン部に供給させることができる。低温の温水がドレイン部に供給されることが抑制され、ドレイン部の過剰凍結が抑制される。
本発明の好ましい形態によれば、貯湯系の温水の温度を検知する温水温度センサが設けられており、制御部は、第1温度センサで検知される温度が第1閾値よりも低いとき、且つ、温水温度センサで検知される温度が第3閾値よりも高いとき、温水バルブを開放させて温水をドレイン部に供給させることができる。この場合、低温の温水がドレイン部に供給されることが抑制され、ドレイン部の過剰凍結が抑制される。
本発明によれば、燃料電池のアノードに供給されるアノード流体を燃料原料から改質反応により生成させる改質部が設けられている。この場合、ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部が凍結しているとき、制御部は、凝縮水タンクに貯留されている凝縮水を改質水として改質部に供給させ、凝縮水タンク内の水位をできるだけ低下させることができる。この場合、凝縮水タンクからドレイン部に排出されるドレイン水の流量が低下し、ドレイン部の過剰凍結が抑制され、温熱エネルギでドレイン部が解凍され易くなる。
本発明によれば、燃料電池のアノードに供給されるアノード流体を燃料原料から改質反応により生成させる改質部と、改質部を改質反応に適するように改質部を加熱させるバーナが設けられている。この場合、ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部が凍結しているとき、制御部は、バーナで燃焼される燃焼用空気の流量、および/または、燃料電池のカソードに供給されるカソードガスの流量を増加させる。バーナで燃焼される燃焼用空気の流量が増加すると、バーナから外部に排出される排気ガスの流量が増加する。本明細書では、流量とは、単位時間あたり流量を意味する。
燃料電池のカソードに供給されるカソードガスの流量を増加させると、カソードから外部に排出されるカソードオフガスの流量が増加する。この結果、排気ガスまたはカソードオフガスが外部に持ち出す水分量が増加する。故に、システム全体で発生する凝縮水の流量が低下し、凝縮水タンクに貯留される凝縮水の流量が減少し、凝縮水タンクの水位が低下する。従って、凝縮水タンクからドレイン部に排出されるドレイン水の流量が低下し、ドレイン部の過剰凍結が抑制され、ドレイン部が解凍され易くなる。
本発明の好ましい形態によれば、ドレイン部と熱交換できドレイン部に温水の温熱エネルギを与える熱交換器が温水通路に設けられていることが好ましい。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1及び図2を参照して説明する。
(全体構成)
図1において、燃料電池システム(以下、単にシステムともいう)100は、一般家庭、または業務店、ビル等に設置される定置用であり、冷却水等の冷却液が流れる冷却通路10を有する燃料電池のスタック1と、冷却液をスタック1の冷却通路10に流してスタック1を冷却する主冷却回路2と、これらを収容する収容室60をもつ筐体6とを有する。筐体6は、外気を取り込む外気取入口62と、外気取入口62から取り込まれる外気の温度T3を検知する第1温度センサ63とを有する。スタック1の膜電極接合体は、アノード(燃料極)およびカソード(酸化剤極)で挟持されたイオン伝導膜(例えば炭化フッ素系、炭化水素系等の固体高分子型、または、無機材料系の電解質膜)を有しており、シート型でも良いしチューブ型でも良い。
本実施形態によれば、図1に示すように、主冷却回路2のうちスタック1の冷却通路10の出口10pから入口10iにかけて、出口温度センサ21、ヒータ29、第1熱交換器22、第1ポンプ23(第1搬送源)、アノード凝縮器24、入口温度センサ20が直列に設けられている。なお、ヒータ29は、スタック1の起動時等のように主冷却回路2を流れる冷却液の温度が過剰に低いときに、冷却液を暖めるものである。スタック1の定常運転時には、基本的には、ヒータ29はオフとされている。
第1ポンプ23が作動すると、主冷却回路2の冷却水は、アノード凝縮器24で受熱し、入口温度センサ20を経て、スタック1の入口10iから冷却通路10に流れ、スタック1から受熱し、冷却通路10を経て出口10pから吐出され、更に温度センサ21、ヒータ29、第1熱交換器22を順に流れる。このため、スタック1が発電するときに発生した熱は、主冷却回路2の冷却水に回収される。更に、改質装置70で発生したアノードガスの熱はアノード凝縮器24を経て主冷却回路2の冷却水に回収される。なお、主冷却回路2の冷却水は電気伝導度が低い液体が採用されている。
スタック1の燃料極であるアノードにアノードガス(例えば水素含有ガス等の燃料)を供給するアノードガス供給系7について説明する。アノードガス供給系7は、改質部70aと改質部70aを改質反応に適するように加熱するバーナ71とをもつ改質装置70と、バーナ71に燃焼用空気を供給する空気ポンプ72(燃焼用空気搬送源)と、改質部70aおよびバーナ71に燃料(天然ガス等の炭化水素系ガス)を供給する燃料ポンプ73(燃料搬送源)と、改質装置70の出口70pとスタック1のアノード入口とをアノード凝縮器24およびアノード入口バルブ75を経て繋ぐアノードガス通路76(燃料通路)とを有する。
ここで、改質装置70で生成された水素を主要成分とするアノードガスは、アノードガス通路76を介してスタック1のアノード(燃料極)に供給される。改質装置70の出口側にはCO低減部77が設けられている。CO低減部77は、改質装置70で生成されたアノードガスに含まれているCOの濃度を式(1)のシフト反応により低減させるシフト反応を促進させる触媒を有するCOシフト部78と、COシフト部78を経たアノードガス含まれているCOを式(2)により酸化させてCOの濃度をさらに低減させる酸化反応を促進させる触媒を有するCO酸化部79とで形成されている。COは、スタック1の触媒の性能に影響を与えるので、好ましくない。
式(1)…CO+HO→H+CO(発熱反応)
式(2)…CO+1/2O→CO(発熱反応)
スタック1の酸化剤極であるカソードにカソードガス(例えば空気等の酸素含有ガス等の酸化剤ガス)を供給するカソードガス供給系8について説明する。カソードガス供給系8は、スタック1のカソードの入口に繋がるカソードガス通路80(酸化剤通路)と、カソードガス通路80に設けられたポンプ81(カソードガス搬送源)、加湿器82とを有する。加湿器82は、加湿路82aと、吸湿路82bと、加湿路82aおよび吸湿路82bを仕切る水分保持部材82cとを有する。ポンプ81が作動すると、空気であるカソードガスは加湿器82の加湿路82aで加湿された後、スタック1のカソード(酸化剤極)に供給される。
図1に示すように、スタック1のカソードの入口側を開閉するためのカソード入口バルブ85(カソード用の入口開閉部)が、カソードガス通路80に設けられている。スタック1のカソードの出口側を開閉するためのカソード出口バルブ87(カソード用の出口開閉部)が、カソードオフガス通路96に設けられている。
アノードオフガス排出系90について説明する。オフガスとは、スタック1において発電反応を経たガスという意味である。図1に示すように、アノードオフガス排出系90は、スタック1のアノードのアノード出口とバーナ71とを繋ぐアノードオフガス通路91と、アノードオフガス通路91に設けられたアノード出口バルブ92と、アノードオフガス通路91に設けられたアノードオフガス凝縮器93とを有する。ここで、スタック1のアノード出口から排出されたアノードオフガスは可燃成分を含むため、アノードオフガス凝縮器93で水分を低下させた後、バーナ71に供給され、燃焼される。
カソードオフガス排出系95について説明する。図1に示すように、カソードガス排出系95は、スタック1のカソード出口から排出されたカソードオフガスを加湿器82の吸湿路82bを経て流すカソードオフガス通路96と、カソードオフガス通路96に設けられたカソードオフガス凝縮器97とを有する。ここで、スタック1のカソード出口から排出されたカソードオフガスは、加湿器82の吸湿路82bおよびカソードオフガス凝縮器97で水分を更に低下させ、排気される。
図1に示すように、排熱回収系120は、第2ポンプ122(水搬送源)、アノードオフガス凝縮器93、カソードオフガス凝縮器97、燃焼排気熱交換器125、第2熱交換器127を経て循環する循環回路128を有する。第2ポンプ122が作動すると、循環回路128を冷却水(冷媒)が循環し、アノードオフガス凝縮器93、カソードオフガス凝縮器97、燃焼排気熱交換器125の熱が回収される。これにより循環回路128を流れる冷却水が加熱される。
貯湯系130について説明する。図1に示すように、貯湯系130は、温水を貯留する貯湯槽131と、貯湯槽131の吐出口131pと貯湯槽131の吸入口131iとを繋ぐ貯湯回路132と、貯湯回路132に順に配置された第3ポンプ133(水搬送源)、第2熱交換器127、第1熱交換器22と、貯湯槽131の温水を温水消費部に向けて吐出させる給湯通路131mと、給湯通路131mから温水が給湯に使用されたときにおいて図略の弁の開放により新水(水道水)を貯湯槽131に自動的に補給する補給通路135(水道管等)とを有する。
第3ポンプ133が作動すると、貯湯回路132を流れる水が第2熱交換器127および第1熱交換器22を経て加熱され、貯湯槽131に戻る。すなわち、排熱回収系120で回収された熱は、第2熱交換器127により貯湯回路132の温水として回収される。主冷却回路2で回収された熱は第1熱交換器22により貯湯回路132の温水として回収される。制御部5は、温度信号などの信号を受ける入力処理回路と、CPUと、メモリと、出力処理回路とを有しており、ポンプ23、122、133、81、72、73、74、バルブ75、92、85、87、ヒータ29をそれぞれ制御する制御信号を出力する。
さて要部について説明する。図1に示すように、スタック1の発電反応に伴い発生した凝縮水を貯留させる凝縮水タンク30が筐体6の下部に設けられている。凝縮水タンク30は、アノードオフガス凝縮器93,カソードオフガス凝縮器97,凝縮器24,燃焼排気熱交換器125に対して重力方向下方に配置されている。凝縮水タンク30(以下、タンク30ともいう)は、筐体6の底部側に設けられており、これらの凝縮器93,97,24,燃焼排気熱交換器125で生成された凝縮水を受け止めて回収させる。タンク30は、これらの凝縮水を貯留させる。タンク30の下流には、タンク30に貯留された余剰の水を筐体6の外部に排出させるドレイン部32が設けられている。ドレイン部32は、タンク30の下流に設けられタンク30の出水口30pから溢れた水を導出させる導出管32aと、導出管32aの先端に設けられた集合部32bと、集合部32bから延設されたドレインホース等で形成され且つ大気に開放されているドレイン管32cとを有する。ドレイン管32cの一部は、筐体6の外部に位置しており、凍結され易くなっている。集合部32bおよびドレイン管32cは、タンク30の出水口30pに対して重力方向の下方に位置する。よって、集合部32bの水がタンク30の出水口30pへ逆流することが抑制されている。システムにおいて生成される凝縮水の流量と改質水の流量とを比較すると、単位時間あたり凝縮水の流量は、改質水の流量よりも多い。このため、タンク30に貯留されている余剰の凝縮水は、出水口30p、導出管32a、集合部32b、ドレイン管32cを介してドレイン水として外部に排出される。このためドレイン部32の排水性が確保されることが要請される。
タンク30と改質装置70とを繋ぐ改質水供給系4が設けられている。改質水供給系4は、タンク30と改質装置70とを繋ぐ改質水供給通路40と、改質水供給通路40に設けられた水ポンプ41および水精製器42とを有する。水精製器42はイオン交換樹脂等の水精製材を有しており、凝縮水を精製させて純水度を高める。このように改質装置70で使用される改質水は、高い純水度を有する。改質水に含まれる不純物濃度が高いと、改質装置70,その配管、ひいてはスタック1の電解質膜を劣化させ易い。水精製器42には凍結防止用の第1ヒータ43fが設けられている。タンク30には凍結防止用の第2ヒータ43sが設けられている。
図1に示すように、貯湯系130の貯湯回路132とタンク30のドレイン部32の集合部32bとを繋ぐ温水通路50が、貯湯回路132の分岐部132mから分岐した状態で設けられている。温水通路50、ドレイン部32の集合部32bは、水圧が作用するように、貯湯槽131の水位の下方に配置されている。分岐部132mは、排熱回収系120で回収された熱で水を加熱される熱交換器127と,スタック1,凝縮器24で回収された熱で水を加熱させる熱交換器22の下流に位置しており、熱交換127および熱交換機22で加熱された温水を温水通路50を介してドレイン部32に供給させる。このため、できるだけ高温の温水をドレイン部32に供給させることができる。
温水通路50には、温水通路50を開閉させる温水バルブ52が設けられている。温水バルブ52の入口ポート52iは温水通路50に繋がり、出口ポート52pはドレイン部32の集合部32bに繋がる。場合によっては、温水バルブ52は三方弁とすることもできる。貯湯回路132の温水の温度T4を検知する温水温度センサ67が設けられている。温水温度センサ67は、熱交換器127,22の下流であり且つ分岐部132mの上流に位置しており、熱交換器127,22で加熱され且つ温水通路50に流れる直前の温水の温度を検知する。このため温水温度センサ67は、ドレイン部32に流れる直前の温水温度を検知するのに有利である。
本実施形態によれば、寒冷地または冬季等において、ドレイン部32が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部32が凍結しているとき、制御部5は温水バルブ52を開放させる。これにより、貯湯系130の貯湯回路132の温水を、タンク30に供給させることなく、温水通路50を介してドレイン部32の集合部32bに供給する。この場合、温水を連続的に供給させても良いし、間欠的に供給させても良い。ドレイン部32のうち集合部32b以外の部位に供給させても良い。これにより、タンク30のドレイン部32の温度が上昇し、ドレイン部32の凍結が抑えられる。温水はドレイン部32から外部に排出される。出水口30pの高さ位置はドレイン部32よりも高いため、ドレイン部32に供給された温水(水道水等)がタンク30に逆流することが抑えられている。
ここで、温水バルブ52が開放すれば、ポンプ133が駆動していなくても、貯湯回路132の水圧、貯湯槽13に溜められている温水の水位による水圧、補給通路135の水道圧などに基づいて、貯湯回路132の温水はドレイン部32に向けて流れる。もちろん、ポンプ133が駆動していれば、より積極的に温水をドレイン部32に供給できる。
本実施形態によれば、貯湯系130の貯湯回路132の温水は、タンク30のドレイン部32の集合部32b(タンク30よりも、下流に位置する共に重量方向の下方に位置する)に供給され、ドレイン部32の凍結を抑える。この場合、貯湯回路132の温水は、貯湯槽131に貯留されている水であり、補給通路135により貯湯槽131に供給された水道水等を加熱させた温水であり、殺菌用の塩素イオン、鉄イオン、シリコン化合物などのイオンをかなりの濃度で含み、不純物を含まない純水とは相違する。
貯湯回路132の温水は、高い清浄度が要請されるタンク30自体に供給されるものではなく、タンク30の出水口30pよりも下流で且つ高さ位置が低い集合部32bに供給される。従って、温水がタンク30に逆流せず、タンク30に貯留されている凝縮水の清浄度が良好に確保される。よって、タンク30に貯留されている凝縮水が改質装置70に改質水として使用されるときであっても、水の純度を低下させるイオンがイオン交換器42に供給されることが抑制される。この場合、イオン交換器42が想定外の短期間に寿命が低下することを抑制し、スタック1に組み付けられている燃料電池の電解質膜、改質装置70、改質装置70の配管等がイオンに基づいて汚れることが回避され、これらの長寿命化に貢献できる。
(実施形態2)
本実施形態は、実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、図1を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。前記したように、カソードガスとなる外気の温度を検知する第1温度センサ63が筐体6の外気取入口62に設けられている。制御部5は、第1温度センサ63で検知される温度が第1閾値Tfよりも低いとき、ドレイン部32が凍結するおそれがあるため、温水バルブ52を開放させる。これにより、貯湯系130の貯湯回路132の温水がタンク30の集合部32bに供給され、集合部32bの温度が上昇し、ひいては導出部32aおよびドレイン管32cが昇温し、ドレイン部32の凍結が抑えられる。なお、ポンプ133の駆動の有無にかかわらず、温水バルブ52を開放させれば、貯湯槽131に繋がる貯湯回路132および温水通路50の温水はドレイン部32に供給される。
図2は制御部5が実行するフローチャートの一例を示す。図2に示すように、メインルーチンが実行されているとき、一定間隔で割り込みルーチンが凍結解除ルーチンとして実行される。割り込みルーチンにおいて、制御部5は、第1温度センサ63で検知されたカソードガスの温度T3が第1閾値Tf(例えば4℃)未満か否か判定する(ステップS102)。カソードガス(外気)の温度T3が第1閾値Tf(例えば4℃)未満であれば(ステップS102のYES)、ドレイン部32が近い将来において凍結するおそれがあるか、凍結している。
そこで、制御部5は、温水の温度T4が第3閾値Tt(例えば60℃)よりも高温か否かを判定する(ステップS104)。ドレイン部32の温度T4が第3閾値Tt(例えば60℃)よりも高温であれば(ステップS104のYES)、制御部5は、温水バルブ52を所定時間Ty開放させる(ステップS106,S108)。所定時間Ty経過したら、温水バルブ52を閉鎖させて温水を停止させる(ステップS110)。所定時間Tyは、システムの設置環境、季節等に応じて適宜選択でき例えば20秒〜10分間の範囲内にできる。
本実施形態においても、貯湯系130の温水はタンク30のドレイン部32に供給されてドレイン部32の凍結を抑えるものの、温水がタンク30自体に直接供給されるものではない。従って、タンク30に貯留されている凝縮水(改質水)の清浄度が良好に確保される。従って、タンク30のタンク30に貯留されている凝縮水が改質装置70において改質水として使用されるときであっても、水の純度を低下させる塩素イオン、鉄イオン、シリコン化合物のイオンがイオン交換器42に供給されることが抑制される。この場合、イオン交換器42が想定外の短期間に寿命が低下することが抑制され、スタック1に組み付けられている改質装置70の長寿命化に貢献できる。ひいては、改質装置70で形成されたアノードガスが供給される燃料電池の電解質膜等の長寿命化に貢献できる。
(実施形態3)
図3は実施形態3を示す。本実施形態は、実施形態1,2と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図3に示すように、外気で形成されるカソードガスの温度T3を検知する第1温度センサ63が筐体6の外気取入口62に設けられている。ドレイン部32の温度T5を検知するドレイン温度センサ65がドレイン部32に設けられている。ドレイン温度センサ65はドレイン管32cの温度を検知しているが、集合部32bまたは導出管32aの温度を検知することにしても良い。更に、貯湯回路132を流れる温水の温度T4を検知する温水温度センサ67が設けられている。
制御部5は、ドレイン温度センサ65で検知されるドレイン部32の温度T5が第2閾値Tsよりも低いとき、且つ、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Ttよりも高いとき、温水バルブ52を開放させる。環境温度がドレイン部32を凍結させるほどの低温であれば、温水温度も低下しているおそれがある。しかし温水が第3閾値Ttよりも高温であるため、充分な解凍能力を有する。そこで、貯湯系130の貯湯回路132の温水が温水通路50を介してタンク30のドレイン部32の集合部32bに供給される。ひいては、ドレイン部32の集合部32が昇温する。更には伝熱等によりドレイン管32c、導出管32a昇温し、ドレイン部32の凍結が抑えられる。この場合、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Ttよりも高いときには、制御部5は、温水バルブ52を開放させて温水をドレイン部32に供給するものの、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Tt以下であるときには、温水の凍結解除力が低いため、制御部5は温水バルブ52を閉鎖させて温水をドレイン部32に供給しない。このため貯湯槽131の水が冷水である等の理由により、温水通路50の水の凍結解除力が充分でないときには、水はドレイン部32に供給されない。従って、ドレイン部32の過剰凍結が抑制される利点が得られる。
図4は制御部5が実行するフローチャートの一例を示す。図4に示すように、メインルーチンが実行されているとき、一定間隔で割り込みルーチンが実行される。割り込みルーチンにおいて、制御部5は、ドレイン温度センサ65で検知されたドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts(例えば0℃)未満か否か判定する(ステップS302)。ドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts(例えば0℃)未満であれば(ステップS302のYES)、ドレイン部32が凍結するおそれがあるか、凍結している。
そこで、制御部5は、温水温度センサ67で検知される貯湯系130の温水通路50の温水の温度T4が第3閾値Tt(例えば60℃)を越える高温であるか否かを判定する(ステップS304)。温水の温度T4が第3閾値Tt(例えば60℃)を越える高温であれば(ステップS304のYES)、温水は高い凍結解除力を有する。
このため、制御部5は、温水バルブ52を開放させ、温水をドレイン部32に供給させ(ステップS306)、且つ、温水供給時間をタイムカウントさせる(ステップS308)。これによりドレイン部32が温水により次第に暖められる。ドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts2(例えば10℃)よりも高温になれば(ステップS310のYES)、ドレイン部32は解凍されている。このため制御部5は温水バルブ52を閉鎖させて(ステップS312)、温水の供給を停止させると共に温水供給時間Tmのタイムカウントを停止させ、メインルーチンに戻る。
ドレイン部32への温水供給時間Tmが所定時間(例えば1分間)以上であっても、ドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts2(例えば10℃)以下であれば(ステップS314のNO)、ドレイン部32の温度T5が充分ではなく、ドレイン部32は解凍不十分であると推定される。そこで、制御部5は、温水バルブ52を閉鎖してドレイン部32への温水の供給をいったん停止させる(ステップS316)と共に、温水供給時間Tmのタイムカウントを停止させる(ステップS318)。ドレイン部32における過剰凍結を抑えるためである。
その後、制御部5は、水ポンプ41(改質水搬送源)の単位時間あたり回転数(駆動量)を増加させることにより、タンク30の水を精製器42を経て改質装置70に供給する改質水の単位時間あたり水量を、システムの許容範囲内において、所定時間Txの間、増加させる改質水増量操作を実行させる(ステップS320,S322)。この結果、タンク30に貯留されている凝縮水の水位が減少し、タンク30から導出管32aを介してドレイン部32側に溢れる水の流量が減少し、ドレイン部32の過剰凍結が抑えられる。ここで、所定時間Txにおいて、ドレイン部32に供給された温水からの伝熱によりドレイン部32が解凍されることが期待される。
ここで、改質水増量操作に併せて次の並行操作を実行しても良い。すなわち、制御部5は、並行操作として、バーナ71に供給される燃焼用空気の流量を所定時間Tx、システムの許容範囲内において増加させる。この場合、燃焼排気熱交換機125から外部に排出される排気ガスの流量が増加するため、排気ガスが外部に持ち出す水分量が増加する。また、制御部5は、並行操作として、スタック1のカソードに供給されるカソードガスの流量を所定時間Tx、システムの許容範囲内において増加させる。この場合、カソードオフガス凝縮器97から外部に排出されるカソードオフガスの流量が増加するため、カソードオフガスが外部に持ち出す水分量が増加する。結果として、上記した並行操作により、システムにおいて凝縮される凝縮水の全体の流量が低下し、ひいては、タンク30に貯留される凝縮水の水位が低下し、タンク30からドレイン部32に排出されるドレイン水の流量が減少し、タンク30からドレイン部32に溢れる水の流量が抑えられる。なお、流量は単位時間あたりの流量を意味する。許容範囲とは、システムが定格運転等の発電運転しているとき、発電出力に大きな影響を与えない程度に変動が許容されている範囲をいう。
上記したようにタンク30の水位を低下させる処理を実行する時間が所定時間Tx経過したら、制御部5は、温水バルブ52を再び開放させ(ステップS324)、貯湯回路132の温水をドレイン部32に供給させる。ドレイン部32が仮に凍結していたとしても、温水からの伝熱により、ドレイン部32の解凍されることが期待される。
そして、制御部5は、上記したようにドレイン部32に温水を供給する温水供給時間Tm2をタイムカウントする(ステップS326)。更に、ドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts2(例えば10℃)を越えて高温であるか否かについて、制御部5は判定する(ステップS328)、温水により暖められたドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts2(例えば10℃)よりも高温であれば(ステップS328のYES)、ドレイン部32は解凍されている。このため、制御部5は、温水バルブ52を閉鎖させて(ステップS330)温水の供給を停止させ、且つ、タイムカウントを停止させ、更に、改質水増量処理を停止させ(ステップS332)、メインルーチンに戻る。燃焼用空気およびカソードガスの流量を増加させる並行操作が並行して実行されている場合には、制御部5は、その流量の増加を解除する。
温水バルブ52が再び開放した時刻からの温水供給時間Tm2が所定時間(例えば1分間)経過したとしても、ドレイン部32の温度T5が第2閾値Ts2(例えば10℃)以下であれば(ステップS340のNO)、ドレイン部32は解凍されなかったと推定されるため、制御部5はシステムを停止させる(ステップS342)と共に、その旨をユーザまたはメンテナンス者に警告させる。ドレイン部32からの排水が制限されたまま発電運転が継続されると、タンク30から水が溢れ、システム内の部品に水が進入するおそれがあるためである。
(実施形態4)
図5は実施形態4を示す。本実施形態は、前記した実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。スタック1は固体酸化物型の燃料電池(SOFC)で形成されており、作動温度は電解質の材質にもよるが、例えば400〜1000℃の範囲内、500〜800℃の範囲内である。図1と図5との比較から理解できるように、改質装置70が設けられているものの、スタック1を冷却させる主冷却回路、アノードオフガス凝縮器、カソードオフガス凝縮器が廃止されている。更に、COシフト部78、CO酸化部79も廃止されている。COもアノードガスとなりうるためである。
図5に示すように、タンク30と改質装置70とを繋ぐ改質水供給系4が設けられている。改質水供給系4は、タンク30と改質装置70とを繋ぐ改質水供給通路40と、改質水供給通路40に設けられた水ポンプ41および水精製器42とを有する。水精製器42はイオン交換樹脂等の水精製材を有しており、凝縮水を精製させて純水度を高める。水精製器42には凍結防止用の第1ヒータ43fが設けられている。タンク30には凍結防止用の第2ヒータ43sが設けられている。凍結するおそれがあるときには、ヒータ43f,43sは発熱する。
スタック1のアノードから排出された発電反応後のアノードオフガスは、通路13により改質装置70のバーナ71に供給される。スタック1のカソードから排出された発電反応後のカソードオフガス(オフエア)は、通路14によりバーナ71に供給される。アノードオフガスはカソードオフガスで再燃焼された後、排気ガスとして、通路15を介して燃焼排気熱交換器125を経て外部に排出される。
図5に示すように、貯湯系130は、温水を貯留する貯湯槽131と、貯湯槽131の吐出口131pと貯湯槽131の吸入口131iとを繋ぐ貯湯回路132と、貯湯回路132に順に配置された第3ポンプ133(水搬送源)、燃焼排気熱交換器125とを有する。燃焼排気熱交換器125から導出された排気ガスを外部に排出させる通路から分岐する凝縮水通路125kにより凝縮水を凝縮水タンク30に流す。貯湯回路132には、これを流れる温水の温度T4を検知する温水温度センサ67が設けられている。第3ポンプ133が作動すると、貯湯回路132を流れる水は、燃焼排気熱交換器125を流れ、更に、バーナ71からの高温の排気ガスと熱交換するため、加熱されて温水となり、貯湯槽131に帰還する。このため排気ガスの熱は、温水として貯湯槽131に回収される。
図5に示すように、貯湯系130の貯湯回路132とタンク30のドレイン部32とを繋ぐ温水通路50が、貯湯回路132の分岐部132mから分岐した状態で設けられている。分岐部132mは、貯湯回路132において、高温の排気ガスの熱を回収した熱交換器125よりも下流に位置しており、熱交換125で加熱された温水を温水通路50を介してドレイン部32に供給させる。このため、できるだけ高温の温水をドレイン部32に供給させることができる。
温水通路50には、温水通路50を開閉させる温水バルブ52が設けられている。温水バルブ52の入口ポート52iは温水通路50に繋がり、出口ポート52pはドレイン部32の集合部32bに繋がる。貯湯回路132において。これを流れる温水の温度T4を検知する温水温度センサ67が設けられている。温水温度センサ67は、熱交換器125の下流であり且つ分岐部132mの上流に位置しており、熱交換器125で加熱され且つ温水通路50に流れる直前の温水の温度を検知する。
温水通路50には、温水通路50を開閉させる温水バルブ52が設けられている。温水バルブ52の入口ポート52iは温水通路50に繋がり、出口ポート52pはドレイン部32の集合部32bに繋がる。ドレイン部32の温度を検知するドレイン温度センサ65が設けられている。ドレイン温度センサ65は、例えばドレイン管32cの表面またはドレイン管32cの内部の温度を検知することができる。
本実施形態によれば、寒冷地または冬季等において、ドレイン部32が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部32が凍結しているとき、制御部5は、温水バルブ52を開放させ、貯湯回路132の温水を温水通路50に供給し、ひいてはドレイン部32に供給する。これにより、タンク30のの集合部32bおよびドレイン管32cの温度が上昇し、ひいてはドレイン部32の凍結が抑えられる。この場合、ポンプ133(温水搬送源)を搬送作動させることが好ましいが、貯湯回路132の温水を重力でドレイン部32に供給させても良い。
ここで、ドレイン温度センサ65で検知されるドレイン管32cの温度T5が第2閾値Ts(例えば0℃)よりも低いとき、且つ、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Tt3(例えば30℃)よりも高いとき、制御部5は温水バルブ52を開放させ、温水をドレイン管32cに送る。これにより、貯湯系130の貯湯回路132の温水が温水通路50を介してドレイン部32のドレイン管32cに供給される。この結果、ドレイン管32cの温度が上昇し、伝熱により集合部32bおよび導出管32aの凍結が抑えられる。
この場合、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Tt3(例えば30℃)よりも高いときには、温水バルブ52を開放させて温水をドレイン部32に供給するものの、温水温度センサ67で検知される温水の温度T4が第3閾値Tt3(例えば30℃)よりも低いときには、温水は解凍能力を有していないため、温水バルブ52を閉鎖させて温水をドレイン部32に供給させない。このように貯湯槽131の水が冷水であり、温水通路50の水が冷たいときには、ドレイン部32に供給されない。従って、ドレイン部32の集合部32bおよび/またはドレイン管32cの過剰凍結が抑制される。なお、本実施形態においても、給湯通路131mの温水を重力または図略のポンプによりドレイン部32に供給させても良い。
(実施形態5)
本実施形態は、図1に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。貯湯槽131の上部から温水消費部に向けて導出されている給湯通路131mが設けられている。ドレイン部32が凍結しているとき、凍結するおそれがあるとき、給湯通路131mの温水自体をドレイン部32に供給することにしてもよい。この場合、給湯通路131mに設けられている三方弁等の弁が作動して、貯湯槽131の上部の溜められている暖かい温水自体がドレイン部32の集合部32bおよび/またはドレイン管32cに供給される。あるいは、給湯通路131mを流れる温水の温熱エネルギを図略の熱交換器によりドレイン部32の集合部32bおよび/またはドレイン管32cに与えても良い。
(実施形態6)
図6は実施形態6を示す。本実施形態は、実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図6に示すように、ドレイン部32と熱交換できる熱交換器500が温水通路50に設けられている。ドレイン部32が凍結するおそれがあるとき、または、ドレイン部32が凍結しているとき、制御部5は温水バルブ52を開放させる。これにより貯湯系130の貯湯回路132の温水(熱交換器127,22で加熱された温水)を、温水通路50を介して熱交換器500に流し、更に貯湯回路132に戻す。熱交換器500は、ドレイン部32と熱交換してドレイン部32の集合部32bに温水の温熱エネルギを与える。このためタンク30のドレイン部32の温度が上昇し、ドレイン部32の凍結が抑えられる。温水をドレイン管32cから廃棄させないため、温水消費量が低減される。熱交換器500は、ドレイン管32cと熱交換して温水の温熱エネルギをドレイン管32cに与えることにしても良い。このように温水の温熱エネルギを熱交換させてドレイン部32の凍結を抑える構造を全部の実施形態に適用しても良い。固体酸化物形の燃料電池システムに適用しても良い。
(その他)システム100は、図1に示すシステムの配置および構造に限定されるものではなく、配置および構造は、必要に応じて適宜変更できるものである。必ずしも加湿器が搭載されていなくても良い。図1に示す凝縮器93,97,24等は必要に応じて設ければ良い。ポンプ81、空気ポンプ72は、ファン、ブロア、コンプレッサとしても良い。燃料ポンプ73は、ファン、ブロア、コンプレッサとしても良い。水ポンプ74は、ファン、ブロア、コンプレッサとしても良い。改質装置に供給される改質用燃料は、都市ガスやバイオガス等のガスに限定されず、灯油、メタノール、ジメチルエーテル、ガソリン等の液体燃料でも良い。バーナに供給される燃焼燃料は、ガスに限定されず、灯油、メタノール、ジメチルエーテル、ガソリン等の液体燃料でも、固形燃料でも良い。
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。本明細書の記載から次の技術的思想が把握される。
[付記項1]アノード流体およびカソード流体により発電運転を行う燃料電池と、燃料電池の発電運転に伴い発生した凝縮水を貯留させるタンクとタンク内の余剰の水を外部に排出させるドレイン部とを有する凝縮水タンクと、燃料電池の発電運転に伴い発生した熱により加熱された温水を貯留させる貯湯槽を有する貯湯系と、貯湯系とドレイン部とを繋ぎ、かつ、貯湯系の温水の温熱エネルギをドレイン部に供給可能な温水通路と、温水通路を開閉可能な温水バルブとを具備する燃料電池システム。
本発明は例えば定置用、車両用、電気機器用、電子機器用、可搬用の燃料電池システムに適用できる。
図中、1はスタック(燃料電池)、10は冷却通路、2は主冷却回路、30は凝縮水タンク、32はドレイン部、32aは導出管、32bは集合部、32cはドレイン管、4は改質水供給系、41は水ポンプ、42は水精製器、5は制御部、50は温水通路、52は温水バルブ、6は筐体、60は収容室、62は外気取入口、63は第1温度センサ、65はドレイン温度センサ、67は温水温度センサ、7はアノードガス供給系、70は改質装置、70aは改質部、71はバーナ、76はアノードガス通路、77はCO低減部、78はCOシフト部、78はCO酸化部、80はカソードガス通路、81はポンプ(カソードガス搬送源)、82は加湿器、85はカソード入口バルブ(入口開閉部)、87はカソード出口バルブ、91はアノードオフガス通路、96はカソードオフガス通路、75はアノード入口バルブ、92はアノード出口バルブ、130は貯湯系、131は貯湯槽、132は貯湯回路、133は第3ポンプを示す。

Claims (4)

  1. アノード流体およびカソード流体により発電運転を行う燃料電池と、前記燃料電池のアノードに供給されるアノード流体を燃料原料から改質反応により生成させる改質部と、前記燃料電池の発電運転に伴い発生した凝縮水を貯留させる凝縮水タンクと、前記凝縮水タンクの下流に設けられ前記凝縮水タンク内の余剰の水を外部に排出させるドレイン部と、前記燃料電池の発電運転に伴い発生した熱により加熱された温水を貯留させる貯湯槽を有する貯湯系と、前記貯湯系と前記ドレイン部とを繋ぎかつ前記貯湯系の温水を前記ドレイン部に供給可能な温水通路と、前記温水通路を開閉可能な温水バルブと、前記ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、前記ドレイン部が凍結しているとき、前記温水バルブを開放させて前記貯湯系の温水の温熱エネルギを前記温水通路を介して前記ドレイン部に供給することにより、前記凝縮水タンクの前記ドレイン部の凍結を抑え、さらに、前記凝縮水タンクに貯留されている前記凝縮水を改質水として前記改質部に供給させる水量を増加させ、前記凝縮水タンクに貯留されている貯水量を低下させる制御部とを具備する燃料電池システム。
  2. アノード流体およびカソード流体により発電運転を行う燃料電池と、前記燃料電池のアノードに供給されるアノード流体を燃料原料から改質反応により生成させる改質部と、前記改質部を改質反応に適するように前記改質部を加熱させるバーナと、前記燃料電池の発電運転に伴い発生した凝縮水を貯留させる凝縮水タンクと、前記凝縮水タンクの下流に設けられ前記凝縮水タンク内の余剰の水を外部に排出させるドレイン部と、前記燃料電池の発電運転に伴い発生した熱により加熱された温水を貯留させる貯湯槽を有する貯湯系と、前記貯湯系と前記ドレイン部とを繋ぎかつ前記貯湯系の温水を前記ドレイン部に供給可能な温水通路と、前記温水通路を開閉可能な温水バルブと、前記ドレイン部が凍結するおそれがあるとき、または、前記ドレイン部が凍結しているとき、前記温水バルブを開放させて前記貯湯系の温水の温熱エネルギを前記温水通路を介して前記ドレイン部に供給することにより、前記凝縮水タンクの前記ドレイン部の凍結を抑え、さらに、前記バーナで燃焼される燃焼用空気の流量、および/または、前記燃料電池のカソードに供給されるカソードガスの流量を増加させる制御部とを具備する燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池に供給される前のカソードガスまたは外気の温度を検知する第1温度センサと、前記ドレイン部の温度を検知するドレイン温度センサとのいずれかが設けられており、
    前記制御部は、前記第1温度センサで検知されるカソードガスまたは外気の温度が第1閾値よりも低いとき、または、前記ドレイン温度センサで検知される前記ドレイン部の温度が第2閾値よりも低いときという条件が満たされるとき、前記温水バルブを開放させる請求項1または2に記載の燃料電池システム
  4. 前記燃料電池に供給される前のカソードガスまたは外気の温度を検知する第1温度センサと、前記ドレイン部の温度を検知するドレイン温度センサとのいずれかが設けられており、更に、前記貯湯系の温水の温度を検知する温水温度センサが設けられており、
    前記制御部は、前記第1温度センサで検知されるカソードガスまたは外気の温度が第1閾値よりも低いとき、または、前記ドレイン温度センサで検知される前記ドレイン部の温度が第2閾値よりも低いときという条件が満たされ、且つ、前記温水温度センサで検知される温水の温度が第3閾値よりも高いという条件が満たされるとき、前記温水バルブを開放させる請求項1または2に記載の燃料電池システム
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