JP2009008355A - コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット - Google Patents
コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009008355A JP2009008355A JP2007171662A JP2007171662A JP2009008355A JP 2009008355 A JP2009008355 A JP 2009008355A JP 2007171662 A JP2007171662 A JP 2007171662A JP 2007171662 A JP2007171662 A JP 2007171662A JP 2009008355 A JP2009008355 A JP 2009008355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- storage tank
- temperature
- heating
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】コージェネレーションシステムでは、往復配管が誤接続されると、加熱側三方弁(流路切替え弁)が頻繁に切り替わる現象が生じる。コージェネレーションシステム1では、貯留運転の際、一定時間以内における加熱側三方弁の切り替り回数をカウントし、この回数が所定回数を越えると往復配管が誤接続であると判断する。
【選択図】 図8
Description
特許文献1に開示されたコージェネレーションシステムは、燃料電池が発生する熱によって湯水を昇温し、この湯を貯留タンクに貯留するものである。
特許文献1に開示されたコージェネレーションシステムで採用する貯留タンクは、内部に温度成層を形成して湯水等を貯留する。また特許文献1に開示されたコージェネレーションシステムは、運転モードとして、燃料電池側から排出された湯水を貯留タンクに導入する貯留モードと、貯留タンクを迂回して燃料電池側に戻す迂回運転モードを持つ。
そして燃料電池側から排出された湯水の温度を測定し、この温度が高い場合には湯水を貯留タンクに導き、低い場合には動作モードを迂回運転モードに切り換えて燃料電池側に戻す。
すなわち施工現場で貯留タンクユニットと燃料電池ユニットとを配管接続し、両者の間に排熱回収循環回路を形成させる。
具体的な工事方法としては、貯留タンクユニットの出湯側接続部を燃料電池ユニットの入湯側接続部に接続し、貯留タンクユニットの入湯側接続部を燃料電池ユニットの出湯側接続部に接続する。
この対策のヒントとなる技術が特許文献2,3に開示されている。
特許文献2,3に開示された発明は給湯器の発明であり、ヒートポンプを利用している。特許文献2,3に開示された給湯器は、コージェネレーションシステムではないが、発熱側のユニットと貯留タンクユニットとを持ち、両者を施工現場で配管接続する。特許文献2,3に記載の給湯装置は、ヒートポンプユニットと貯留タンクユニットとの間の配管の誤接続を検知する機能を持つものである。
特許文献3に記載の発明は、前記した特許文献2に記載の発明を発展させたものであり、判定を行うのに際して貯留タンク内の温度を参酌している。
ここで特許文献2,3に開示された方策は、接続状態の正誤を確認することができるものではあるが、正確性に欠けるという不満がある。すなわち特許文献2,3に記載の発明は、いずれも発熱側ユニットの入側と出側の温度を比較するものである。すなわち発熱ユニットから出る湯水は昇温されるので入側より温度が高いはずであるから、出側の温度が入側よりも低い場合は配管接続が逆である可能性が高い。
さらには温度センサー自体にも感度差や機差があり、被測定物の温度が同一であっても両者の間に差がある様な信号を発することもある。
そのため配管接続の誤接続検知システム自体が誤検知することがある。
しかし配管接続の誤接続表示があり、苦労して配管接続部に行き着いても、誤接続表示自体が誤表示であれば労力の無駄となる。
そこで本発明は、より正確に配管接続の正誤を検知することができるコージェネレーションシステム及び貯留タンクユニットを開発することを課題とする。
すなわち液体が貯留に適する温度であれば流路切替え弁を貯留流路に流し、不適な温度であるならばバイパス流路に迂回させる。
この様な回路構成を持った、コージェネレーションシステムについて、発電ユニットと貯留タンクユニットの往復配管を本来の向きとは逆に取り付けると、前記した流路切替え弁が頻繁に切り替わる現象が起こる。そのため所定時間内に前記流路切替え弁による切替えが所定回数以上行われた場合は、配管の接続が逆である可能性が高い。そこで本発明は、所定時間内に前記流路切替え弁による切替えが所定回数以上行われたことを条件に、所定の動作を実行させることとした。所定の動作の一例としては、制御装置に配管の逆接続であると認識させて警告等を表示させることが考えられる。
燃料電池を利用したコージェネレーションは、他の熱源を利用する場合に比べて発熱量が少なく、回路を流れる液体の温度が上昇しにくいので、貯留タンクに高温の液体を貯留する貯留流路の他に、バイパス流路を設ける構成が推奨される。請求項4に記載の発明は、このバイパス流路を利用することができるので、新たにバイパス流路を設ける必要がない。
図1は、本実施形態のコージェネレーションシステムの配管系統図である。図2は、図1に示す配管系統図であって、貯留流路を示すと共に、貯留モードにおける湯水の流れを図示したものである。図3は、図1に示す配管系統図であって、迂回循環流路を示すと共に、暖機・迂回運転モードにおける湯水の流れを図示したものである。
図1において、1は本実施形態のコージェネレーションシステムを示す。コージェネレーションシステム1は、大別して発電ユニット2と貯留タンクユニット3とによって構成され、これらを往復配管70で接続して一連の排熱回収循環回路71を形成するものである。
加熱往き側流路21は、貯留タンク10の底部側から排出される湯水を燃料電池5の電池側熱交換器6に供給する流路である。
加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうちの2つは加熱戻り側流路22に接続されており、残りのポートにはバイパス流路23が接続されている。すなわち加熱側三方弁28は、加熱戻り側流路22のうち加熱側三方弁28よりも貯留タンク10側の流路(以下、必要に応じて加熱戻り下流側流路35と称す)と、加熱側三方弁28よりも発電ユニット2側の流路(以下、必要に応じて加熱戻り上流側流路36と称す)と、バイパス流路23とに接続されている。本実施形態では、加熱側三方弁28が流路切替え弁として機能する。
迂回分岐流路40は、燃料電池5側から湯水を暖房用熱交換器37を通過させずに貯留タンク10側に戻す流路である。迂回分岐流路40には電磁弁43が設けられている。
加熱戻り下流側流路35であって迂回分岐流路40の合流点(ティ41)の下流側には貯留タンク10側に向けて流れる湯水の温度を検知するための温度センサー45が設けられている。
また加熱戻り側流路22の発電ユニット2から迂回分岐流路40の分岐点までの間にも温度センサー34が設けられている。温度センサー34は、発電ユニット2から排出された直後の湯水の温度を測定するものである。
また、加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうち加熱戻り上流側流路36に接続されたポートと、バイパス流路23に接続されたポートとを開くと、図3にハッチングで示すように貯留タンク10を迂回して湯水が循環可能な迂回循環流路16を形成できる。
二つの暖房端末50,51の内、一方の暖房端末50は、ファンコンベクタであり、高温の熱媒体を要求するものである。他方の暖房端末51は、床暖房機器であり、低温の熱媒体を要求するものである。
暖房循環流路Dには予備熱源52が接続されている。予備熱源52はバーナ53と熱交換器55を有する。
各暖房端末50,51に熱媒体を供給する流路、すなわち高温熱媒体供給流路57と低温熱媒体供給流路58は、いずれも予備熱源52の下流側が分岐されたものである。しかしながら高温熱媒体供給流路57と低温熱媒体供給流路58はそれぞれの暖房端末50,51が要求する熱媒体を取り出すために分岐部分が相違している。すなわち低温熱媒体供給流路58は、予備熱源52の熱交換器55の下流が分岐されたものであるが、熱交換器55に戻る戻り側配管60の分岐配管61が低温熱媒体供給流路58に接続されている。そのため低温熱媒体供給流路58から供給される熱媒体には低温の熱媒体が混入し、比較的温度が低いものとなる。
高温熱媒体供給流路57と低温熱媒体供給流路58の一端は、暖房端末50,51に接続される。暖房端末50,51からの戻り側流路は、暖房戻り側流路62に集約され、予備熱源52の上流側に接続されている。
また熱交上流側配管66と熱交下流側配管67とは熱交バイパス配管69によって短絡されている。
上記した熱交上流側配管66には熱交上流側熱動弁68が設けられ、熱交バイパス配管69にはバイパス熱動弁72が設けられている。
給湯・給水流路Hは、公知のものであるから、図示するに止め、詳細な説明を省略する。
以下、順次説明する。
貯留モードは、循環ポンプ7を作動させることにより、排熱回収循環回路71であって排熱回収流路Cの貯留流路15内に水流を発生させ、発電ユニット2の動作に伴って発生する排熱(熱エネルギー)を回収して湯水を加熱し、この湯水を貯留タンク10に貯留する動作モードである。
コージェネレーションシステム1が貯留モードで動作する場合、制御手段75から発信される制御信号に基づき、加熱側三方弁(流路切替え弁)28がバイパス流路23に対して閉じ、加熱戻り上流側流路36および加熱戻り下流側流路35に対して開いた状態に調整する。
従って前記した図2にハッチンクで示した様な貯留流路15が開く。
貯留モードに際しては主流路たる暖房用熱交換器37を通過する湯水と、分岐路たる迂回分岐流路40を通過する湯水の双方が貯留タンク10に至る。すなわち貯留モードにおいては、発電ユニット2から排出された湯水の全てが貯留タンク10に流れ込む。
給湯モードは、上記した貯留モードによって貯留タンク10内に貯留された高温の湯水を利用して給湯を行う動作モードであるが、公知の動作であるから詳細な説明を省略する。
暖房運転モードは、暖房循環流路D内の熱媒体を暖房用熱交換器37において熱交換して加熱し、これを暖房端末50,51に供給する動作モードである。暖房運転モードが選択されると、図3にハッチングや矢印で示すように湯水や熱媒体の循環流が発生する。
迂回分岐流路40は、前記したバイパス流路23を迂回しているので、迂回分岐流路40を流れた湯水は、加熱戻り下流側流路35に入り、貯留タンク10に至る。
ここで前記した貯留モードにおいては、発電ユニット2から排出された湯水の全てが貯留タンク10に流れ込むのに対し、今回説明する暖房運転モードにおいては、主流路たる暖房用熱交換器37を通過する流路を流れた湯水がバイパス流路23を流れて貯留タンク10を迂回し、補助的流路たる迂回分岐流路40を流れた湯水だけが貯留タンク10に流れ込む。
また暖房循環流路Dを流れる熱媒体の温度が低下した場合は、予備熱源52のバーナ53に点火し、暖房循環流路Dを流れる熱媒体を昇温する。
ただし本実施形態では、燃料電池5の損傷を防止するために、迂回分岐流路40を設け、一部の湯水だけは貯留タンク10に流している。
そのため発電ユニット2内の電池側熱交換器6に供給される湯水の温度が過度に高くなることがなく、燃料電池5を冷却することができ、燃料電池5を傷めない。
また迂回分岐流路40を流れる湯水は、暖房用熱交換器37を迂回しているから相当に高温であり、貯留タンク10に導入しても温度成層を乱すことはない。
暖機・迂回運転モードは、発電ユニット2の燃料電池5を運転して発熱させつつ、貯留タンク10を迂回した流路に湯水を循環させる運転モードである。暖機・迂回運転モードは、排熱回収流路Cを流れる湯水の温度が低い場合に選択される運転モードであり、コージェネレーションシステムの運転初期の段階における暖機運転や、何らかの理由で排熱回収流路Cを流れる湯水の温度が低下した場合に実行される運転モードである。
コージェネレーションシステム1が暖機・迂回運転モードで動作する場合は、迂回循環流路16に全ての湯水を流す。
また暖機・迂回運転モードで動作させる場合には 加熱戻り側流路22の迂回分岐流路40を閉じる。すなわち常時開の電磁弁43に通電し、電磁弁43を閉じる。
すなわち電池側熱交換器6を出た湯水がそのまま電池側熱交換器6に戻り、循環する湯水が早期に昇温する。
具体的には、暖房用熱交換器37の下流側に設けられた温度センサー(液体温度検出手段)38を監視し、この検知温度が貯留に適しない湯温を検知すると、貯留モードから暖機・迂回運転モードに切り替わり、加熱側三方弁28がバイパス流路23に開いて貯留タンク10を迂回した流路に湯水を循環させる。
貯留モードから暖機・迂回運転モードに切替える際の基準温度を決める要素として、貯留タンク10内の温度成層を乱す温度であるか否かを考慮してもよい。すなわち貯留タンク10内の温度成層を乱す程度に低い温度を温度センサー(液体温度検出手段)38が検知すると、貯留モードから暖機・迂回運転モードに切り替わり、加熱側三方弁28がバイパス流路23に開いて貯留タンク10を迂回した流路に湯水を循環させる。
すなわち、貯留モードによる動作は、温度センサー38によって検知される湯水の温度(以下、必要に応じて入水温度Tiと称す)が温度A以上(Ti≧A)であることを条件として実施されるが、貯留モードで動作することによって貯留タンク10から排出される湯水の温度(以下、必要に応じて排出温度Toと称す)が入水温度Tiよりも高いと、その分だけ熱エネルギーの損失が発生し、コージェネレーションシステム1の総合エネルギー効率が低下することとなる。
図5は、図1に示すコージェネレーションシステムで湯を貯留する際における動作モードの切替え状況を示すフローチャートである。
図4は、図1に示す配管系統図であって、予熱供給運転モードにおける湯水及び熱媒体の流れを示したものである。
予熱供給運転モードは、コージェネレーションシステム1の起動前の段階で実行される運転モードである。予熱供給運転モードは、燃料電池が冷えていて起動が容易でない場合に実行される。
予熱供給運転モードにおける排熱回収流路C側の流路は、前記した暖機・迂回運転モードと同一である。すなわちコージェネレーションシステム1を予熱供給運転モードで運転する場合には貯留タンク10を迂回した流路に湯水の全量を循環させる。
具体的には、コージェネレーションシステム1が予熱供給運転モードで動作する場合、制御手段75は、排熱回収流路Cの加熱戻り側流路22の中途に設けられた加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうち加熱戻り上流側流路36に接続されたポートと、バイパス流路23に接続されたポートとを開き、加熱戻り下流側流路35を閉じ、図4にハッチングで示す様に、貯留タンク10を迂回して湯水が循環可能な迂回循環流路16を開く。
また予熱供給運転モードで動作させる場合には 加熱戻り側流路22の迂回分岐流路40を閉じる。すなわち常時開の電磁弁43に通電し、電磁弁43を閉じる。
このようにして加熱側三方弁28および電磁弁43の開度調整を行った状態で循環ポンプ7を起動させると、図3にハッチングで示す流路(迂回循環流路16)に、湯水の循環流が発生する。すなわち暖房用熱交換器37の一次側を通過し、バイパス流路23を経由し、発電ユニット2に戻る迂回循環流路16だけに湯水の循環流が発生する。
具体的には、図の様に熱交上流側配管66の熱交上流側熱動弁68を開き、熱交バイパス配管69のバイパス熱動弁72を閉じる。
この状態で暖房循環流路Dの循環ポンプ65を起動する。
その結果、暖房循環流路Dでは、循環ポンプ65から吐出された熱媒体は、予備熱源52の熱交換器55を通過して昇温し、熱交上流側配管66を経て暖房用熱交換器37の二次側を流れる。そして暖房用熱交換器37の二次側を出た熱媒体は、戻り側配管60を経由して循環ポンプ65に戻る。
そのため発電ユニット2の燃料電池5は適度に予熱され、起動可能な状態となる。
すなわち本実施形態のコージェネレーションシステム1は、往復配管70の誤接続があると、表示装置80にその旨が表示される。
本実施形態のコージェネレーションシステム1では、試運転の際に往復配管が正規であるか逆であるかを判断する。
試運転であるか否かを制御装置が認識することは困難であるから、制御プログラムは、便宜上、電源を投入して最初に実行される貯留運転の際に往復配管70が正規方向であるか逆であるかを判断する。
次に、往復配管70が誤接続された際に、加熱側三方弁(流路切替え弁)28が頻繁に切り替わる理由を説明する。
図6は、本実施形態のコージェネレーションシステムにおいて、往復配管70を逆に接続し、貯留モードで動作させた場合の湯水の流れを示す配管系統図である。図7は、本実施形態のコージェネレーションシステムにおいて、往復配管70を逆に接続し、暖機・迂回運転モードで動作させた場合の湯水の流れを示す配管系統図である。
この様に発電ユニット2の出側を出た湯水は、滞りなく循環し、且つほとんど熱を奪われることがない。そのため上記した流路を流れる湯水の温度は次第に上昇する。そして暖房用熱交換器37の下流側に設けられた温度センサー(液体温度検出手段)38が、貯留に適する湯温を検知すると、運転モードが暖機・迂回運転モードから貯留モードに切り替わり、加熱側三方弁28(流路切替え弁)が動作し、図7の様にバイパス流路23を閉じ、貯留タンク10に向かう流路が開かれる。
すなわち発電ユニット2の出側を出た湯水は、図面下側の加熱往き側流路21に入るがバイパス流路23は他端側が閉じているから、湯水は図面上直進して貯留タンク10の下部側接続部12から貯留タンク10に入る。そして導入された湯水と同じ量の湯水が貯留タンク10の上部側接続部11から押し出される。
そのため冷水が貯留タンク10の上部側接続部11から押し出され、加熱戻り側流路22に流れる。
そのため貯留タンク10から加熱戻り側流路22に冷水が流れ込むと、温度センサー(液体温度検出手段)38が低温を検知し、貯留モードから暖機・迂回運転モードに切り替わり、加熱側三方弁28がバイパス流路23に開いて貯留タンク10を迂回した流路に湯水を循環させる。
すなわち再度図6に示した状態に戻る。そして発電ユニット2の出側を出た湯水は、図面下側の加熱往き側流路21から再度バイパス流路23を流れる流路を循環し、温度が上昇する。そして温度センサー(液体温度検出手段)38が、貯留に適する湯温を検知すると、運転モードが暖機・迂回運転モードから貯留モードに再度切り替わる。こうして短い時間の間に、運転モードの切替えが頻繁に起こり、加熱側三方弁28(流路切替え弁)が頻繁に動作する。
図8は、本発明の実施形態における往復配管の誤接続を判断する制御のフローチャートである。
往復配管の誤接続の判断は、前記した様に貯留運転の試運転の際に実施される。
すなわちフローチャートのスタートでコージェネレーションシステム1に電源が投入され、最初に行われる貯留運転の際にのみ図8の制御が実行される。
コージェネレーションシステム1に電源が投入されると、ステップ1で発電ユニット2が起動される。続くステップ2では貯留タンクユニット3側が起動し、暖機・迂回運転モードで運転が開始される。
続くステップ5では、一定時間のタイマが計時を開始する。タイマの設定時間は、例えば5分程度である。
そして続くステップ6では、温度センサー(液体温度検出手段)38を確認し、この温度が低温であるか否かを判断する。すなわち貯留に不適な温度であるか否かを判断する。ここで往復配管70の接続に誤りがなければ、加熱戻り側流路22に低温の湯水が流れることがないから、ステップ13へ移行し、以後ステップ6,13の動作を繰り返す。そして往復配管70の接続に誤りがなければ、そのまま一定時間が経過し、検査を終わる。
そして続くステップ8でカウンタを1加算する。さらにステップ9でそのカウンタ数を確認し、これが10以上であるか否かを判断する。今回は、一回目のカウンタ加算であるから、カウンタ数は、10未満であり、ステップ10に移行してタイマの計時が終了したか否かを確認する。タイマの計時か終了していれば、所定時間内の加熱側三方弁28(流路切替え弁)の動作回数が所定回数に達していないので、配管接続70は正常であると判断し、検査を終わる。
そしてステップ6に戻り、温度センサー(液体温度検出手段)38を確認し、この温度が低温であるか否かを判断し、一定温度未満であれば、以下、ステップ7以降を繰り返す。
そして途中でタイマの計時が終了すれば配管接続70は正常であると判断し、検査を終わる。タイマの計時が終了する前にカウンタが10を数えると表示装置80に異常表示を表示して検査を終える。
予熱供給運転モードは、暖房循環流路D内の予備熱源52を起動し、暖房循環流路D内の熱媒体を昇温し、この熱を暖房用熱交換器37で排熱回収流路C側に移動させて燃料電池5側に循環させるモードである。
ここで予熱供給運転モードにおける暖房用熱交換器37近辺の湯水の流れは、本来、発電ユニット2側から貯留タンク10側に向かって図面の時計方向に流れる。したがって図面左側の温度センサー34の検知温度よりも右側の温度センサー(液体温度検出手段)38の検知温度の方が高くなる。
しかし往復配管70の接続方向を誤ると、湯水は逆に貯留タンク10側から発電ユニット2側に流れる。そのため温度センサー34,38の検知温度は逆転し、発電ユニット2側の温度センサー34の検知温度が、貯留タンク10側の温度センサー38の検知温度よりも高くなる。
したがって逆に加熱往き側流路21に設けられた温度センサー26の検知温度の方が温度センサー34の検知温度よりも高い状態が続けば、往復配管70の接続が間違っている可能性が高い。そこで貯留モード等で運転した際に温度センサー26の検知温度の方が温度センサー34の検知温度よりも高い状態が続き、且つ貯留運転を行った際に流路切替え弁28が頻繁に切り替わる現象が起きた場合に往復配管70が誤接続であると判断する。
さらに上記した3条件がすべて揃ったことを条件として往復配管70が誤接続であると判断してもよい。
2 発電ユニット
3 貯留タンクユニット
5 燃料電池
6 電池側熱交換器
10 貯留タンク
11 上部側接続部
12 下部側接続部
15 貯留流路
16 迂回循環流路
23 バイパス流路
26 温度センサー
28 加熱側三方弁(流路切替え弁)
37 暖房用熱交換器
38 温度センサー(液体温度検出手段)
40 迂回分岐流路
43 電磁弁
50,51 暖房端末
52 予備熱源
70 往復配管
71 排熱回収循環回路
75 制御手段
C 排熱回収流路
D 暖房循環流路
Claims (5)
- 電力と熱とを発生させる発電ユニットと、貯留タンクユニットによって構成され、両者を往復配管で接続することで排熱回収循環回路を構成するコージェネレーションシステムであって、貯留タンクユニットに内蔵される貯留タンクは内部に温度成層を形成した状態で液体を貯留するものであり、排熱回収循環回路には、貯留タンクの上部側から液体を流入させ余剰の液体を下部側から排出させて貯留タンクに高温の液体を貯留する貯留流路と、貯留タンクを迂回するバイパス流路と、前記貯留流路とバイパス流路とを切り換える流路切替え弁と、貯留タンクに流入する液体の温度を検出する液体温度検出手段と、前記貯留タンクユニットの制御を司る制御手段とを備え、前記制御手段が、前記液体温度検出手段の検出値に基づいて、前記流路切替え弁を制御する制御構成を備えたコージェネレーションシステムにおいて、前記制御手段は、所定時間内に前記流路切替え弁による切替えが所定回数以上行われたことを条件に、所定の動作を実行させることを特徴とするコージェネレーションシステム。
- 所定の動作は、往復配管が逆接続されているものと判定するものであることを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
- 所定の動作は、コージェネレーションシステムに電源を投入した後の最初の貯留運転の際にのみ実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
- 発電ユニットは燃料電池を内蔵するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
- 発熱源と組み合わされて熱を蓄積するものであり、前記発熱源との間を往復配管で接続することで熱回収循環回路を形成する貯留タンクユニットであって、内蔵される貯留タンクは内部に温度成層を形成した状態で液体を貯留するものであり、排熱回収循環回路には、貯留タンクの上部側から液体を流入させ余剰の液体を下部側から排出させて貯留タンクに高温の液体を貯留する貯留流路と、貯留タンクを迂回するバイパス流路と、前記貯留流路とバイパス流路とを切り換える流路切替え弁と、貯留タンクに流入する液体の温度を検出する液体温度検出手段と、前記貯留タンクユニットの制御を司る制御手段とを備え、前記制御手段が、前記液体温度検出手段の検出値に基づいて、前記流路切替え弁を制御する制御構成を備えた貯留タンクユニットにおいて、前記制御手段は、所定時間内に前記流路切替え弁による切替えが所定回数以上行われたことを条件に、所定の動作を実行させることを特徴とする貯留タンクユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007171662A JP5170515B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007171662A JP5170515B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009008355A true JP2009008355A (ja) | 2009-01-15 |
JP5170515B2 JP5170515B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=40323601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007171662A Expired - Fee Related JP5170515B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5170515B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169269A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Noritz Corp | コージェネシステム |
JP2010276306A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Noritz Corp | コージェネレーションシステム |
JP2013072588A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Noritz Corp | 熱回収装置、コージェネレーションシステム、並びに、配管の誤接続検知方法 |
JP2013221716A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Noritz Corp | 貯湯給湯システム |
KR101592814B1 (ko) | 2015-03-02 | 2016-02-05 | 린나이코리아 주식회사 | 열기기 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10325557A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-08 | Noritz Corp | 補助給湯器接続ユニットおよびソーラー給湯機能付給湯装置 |
JP2003214749A (ja) * | 2002-01-14 | 2003-07-30 | Smc Corp | 比例制御弁を備える恒温液体循環装置におけるメンテナンスの必要性を予測する予測システム |
JP2004239581A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-08-26 | Rinnai Corp | コージェネレーションシステム |
JP2007064526A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Noritz Corp | 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム |
JP2007139419A (ja) * | 2007-03-08 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯装置 |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007171662A patent/JP5170515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10325557A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-08 | Noritz Corp | 補助給湯器接続ユニットおよびソーラー給湯機能付給湯装置 |
JP2003214749A (ja) * | 2002-01-14 | 2003-07-30 | Smc Corp | 比例制御弁を備える恒温液体循環装置におけるメンテナンスの必要性を予測する予測システム |
JP2004239581A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-08-26 | Rinnai Corp | コージェネレーションシステム |
JP2007064526A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Noritz Corp | 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム |
JP2007139419A (ja) * | 2007-03-08 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169269A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Noritz Corp | コージェネシステム |
JP2010276306A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Noritz Corp | コージェネレーションシステム |
JP2013072588A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Noritz Corp | 熱回収装置、コージェネレーションシステム、並びに、配管の誤接続検知方法 |
JP2013221716A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Noritz Corp | 貯湯給湯システム |
KR101592814B1 (ko) | 2015-03-02 | 2016-02-05 | 린나이코리아 주식회사 | 열기기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5170515B2 (ja) | 2013-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5704398B2 (ja) | 熱回収装置、コージェネレーションシステム、並びに、配管の誤接続検知方法 | |
JP3836796B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP5170515B2 (ja) | コージェネレーションシステム及び貯留タンクユニット | |
JP2011163660A (ja) | 給湯システム | |
JP5257660B2 (ja) | 給湯システム及びコージェネレーションシステム | |
JP5158745B2 (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP5862936B2 (ja) | 熱回収装置、コージェネレーションシステム、並びに、配管の誤接続検知方法 | |
JP4560724B2 (ja) | 熱回収装置 | |
JP4539692B2 (ja) | 貯湯式給湯機 | |
JP5445811B2 (ja) | コージェネレーションシステム及び貯留タンク側ユニット | |
JP5575184B2 (ja) | 暖房装置 | |
JP2017020774A (ja) | コージェネレーションシステム、及び暖房設備 | |
JP5846413B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2004251591A (ja) | 熱媒供給設備 | |
JP2014071997A (ja) | コージェネ装置 | |
JP3897672B2 (ja) | 加熱装置および加熱装置の暖房試運転制御方法 | |
JP4867282B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP2013069598A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP6015924B2 (ja) | 貯湯給湯システム | |
JP5742138B2 (ja) | 温水暖房装置 | |
JP5901312B2 (ja) | 貯湯システム | |
JP5574106B2 (ja) | 給湯システム | |
JP6429850B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP5370718B2 (ja) | 給湯システム及びコージェネレーションシステム | |
JP5601452B2 (ja) | 貯湯式給湯システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5170515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |