JP4938268B2 - 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム - Google Patents
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Description
貯留モードは、循環ポンプ25を作動させることにより、図2にハッチングや矢印で示すように熱エネルギー回収系統Cの貯留側循環系20a内に水流を発生させ、発電装置2の動作に伴って発生する排熱(熱エネルギー)を回収して湯水を加熱し、この湯水を貯留タンク10に貯留する動作モードである。貯留モードは、加熱戻り側流路22を貯留タンク10側に向けて流れる湯水の温度、すなわち温度センサ63によって検知される湯水の温度が所定温度(以下、必要に応じて温度αと称す)以上であることを条件として実施される動作モードである。
給湯モードは、上記した貯留モードによって貯留タンク10内に貯留された高温の湯水を利用して給湯を行う動作モードである。コージェネレーションシステム1が給湯モードで動作する場合、図3にハッチングや矢印で示すような湯水の流れが発生する。
暖房モードは、暖房側循環回路70内の湯水や熱媒体を熱交換器71において熱交換加熱し、これを暖房端末65に供給する動作モードである。暖房モードが選択されると、図4にハッチングや矢印で示すように湯水や熱媒体の循環流が発生する。
迂回モードは、加熱側三方弁28の開度調整を行うことにより熱エネルギー回収系統Cに貯留タンク10を迂回する迂回循環系20bを構成した状態で循環ポンプ25を作動させ、迂回循環系20bに貯留タンク10を迂回する湯水の循環流を発生させる動作モードである。迂回モードが選択されると、熱エネルギー回収系統Cにおいて、図5にハッチングや矢印で示すような湯水の循環流が形成される。
2 発電装置(熱エネルギー発生装置)
3 熱回収装置
10 貯留タンク(貯留手段)
20a 貯留側循環流路
20b 迂回循環流路
23 バイパス流路
C 熱エネルギー回収系統
Ti 流入温度
To 排出温度
Claims (7)
- 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
熱エネルギー回収系統を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有しており、
熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体を貯留手段に導入する貯留モードと、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定し、熱エネルギー発生装置において加熱された液体を貯留側循環流路を介して貯留手段に流入させることによって貯留手段から熱エネルギー発生装置側に流出する液体の温度を基準温度とした場合に、
熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統の熱エネルギー発生装置の湯水の流れ方向下流側を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。 - 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が設けられており、当該貯留温度検知手段は貯留手段の底部側に設置されており、
熱エネルギー回収系統を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有しており、
熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
前記貯留温度検知手段によって検知される液体の検知温度を基準温度とした場合に、
前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統の熱エネルギー発生装置の湯水の流れ方向下流側を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。 - 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、
熱エネルギー回収系統を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有しており、
熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
前記複数の貯留温度検知手段によって検知される液体の検知温度のうち最も低い温度を基準温度とした場合に、
前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統の熱エネルギー発生装置の湯水の流れ方向下流側を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。 - 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、
熱エネルギー回収系統を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有しており、
熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
前記複数の貯留温度検知手段から選ばれる複数の温度検知手段、あるいは、前記複数の貯留温度検知手段の全てによって検知される液体の検知温度の平均温度を基準温度とした場合に、
前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統の熱エネルギー発生装置の湯水の流れ方向下流側を流れる液体の温度が、前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の熱回収装置において、
基準温度よりも所定温度だけ低い温度を閾温度とした場合に、熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記閾温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。 - 熱エネルギー発生装置が、燃料電池であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱回収装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の熱回収装置を備えていることを特徴とするコージェネレーションシステム。
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