JP2007061331A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007061331A
JP2007061331A JP2005250840A JP2005250840A JP2007061331A JP 2007061331 A JP2007061331 A JP 2007061331A JP 2005250840 A JP2005250840 A JP 2005250840A JP 2005250840 A JP2005250840 A JP 2005250840A JP 2007061331 A JP2007061331 A JP 2007061331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game medium
movable member
medal
detection sensor
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005250840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5106764B2 (ja
Inventor
Kazuhide Takahashi
和秀 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2005250840A priority Critical patent/JP5106764B2/ja
Publication of JP2007061331A publication Critical patent/JP2007061331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106764B2 publication Critical patent/JP5106764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 不正行為を確実に発見することができる遊技機を提供する。
【解決手段】 制御手段は、可動部材検出センサが可動部材15の没入位置または突出位置への移動を検出したことを契機に、予め定めた所定の時間(T1)を計時するとともに、時間(T1)内に遊技媒体検出センサ24、25が検出信号を出力した場合、正常な遊技媒体の通過と判断し、また、時間(T1)経過後に遊技媒体検出センサ24、25が検出信号を出力した場合、異常と判断してエラー処理を実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技媒体を使用してゲームを行うことができる遊技機に関する。
メダル(コインを含む)等の遊技媒体を使用してゲームを行なうことができるスロットマシン等の遊技機においては、メダルの真偽を判別可能なメダル選別装置を備えている。このメダル選別装置は、遊技機前面に設けられたメダル投入部に続くメダル通路に、メダルの投入を検出する1対のメダル検出センサをメダルの移動方向に沿って並設し、このメダル検出センサがメダルの通過を検出することによって、メダルを受け入れるように構成されている。一般的に、メダル検出センサは、発光部と受光部とから形成され、メダル等の物体が発光部から発光される光を遮って受光部が受光しないときに物体を検出する光透過型が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−248210号公報
しかし、上述のような遊技機においては、透明セルロイド板にLED等を取り付けた不正器具をメダル投入部からメダル通路内に挿入した状態でLEDを点滅させることによって、メダルが通過したのと同じ状況を擬似的に作り出して、クレジット数(遊技機内に設けられたメモリに電気的に蓄積されるメダル数)を限度数まで上げるような不正行為が行われるおそれがある。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたもので、不正行為を確実に発見することができる遊技機を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)遊技機前面に設けられた遊技媒体投入部より投入される遊技媒体を遊技機内に案内する遊技媒体通路に、遊技媒体が該遊技媒体通路を通過したことを検出する検出信号を出力可能な遊技媒体検出センサを設けた遊技機において、前記遊技媒体通路における前記遊技媒体検出センサの上流側に出没可能に設けられ、遊技媒体を含む物体の通過時に突出位置から没入位置に移動し、また、遊技媒体の通過後、前記没入位置から前記突出位置に復帰可能な可動部材と、該可動部材の各位置を検出可能な可動部材検出センサと、該可動部材検出センサが前記可動部材の没入位置または突出位置への移動を検出したことを契機に、予め定めた所定の時間(T1)を計時するとともに、該時間(T1)内に前記遊技媒体検出センサが検出信号を出力した場合、正常な遊技媒体の通過と判断し、また、前記時間(T1)経過後に前記遊技媒体検出センサが検出信号を出力した場合、異常と判断してエラー処理を実行する制御手段とを備える。
(2)上記(1)項において、制御手段は、さらに可動部材検出センサが可動部材の突出位置から没入位置への移動を検出したことを契機に、予め定めた所定の時間(T2)を計時するとともに、前記可動部材検出センサが前記可動部材の没入位置を持続して検出している最中、遊技媒体検出センサが検出信号を出力し、かつ前記可動部材検出センサにより検出された前記可動部材の没入位置持続時間が前記時間(T2)を経過したとき、異常と判断してエラー処理を実行する。
(3)上記(1)または(2)項において、制御手段は、エラー処理の実行に基いて、遊技店に設けられた外部集中管理コンピュータにエラー信号を出力する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、制御手段のエラー処理の実行に基いて、遊技機に設けられた報知手段を、エラーが発生した旨を報知するように作動させる。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、正常な遊技媒体の通過による遊技媒体検出センサの検出信号か否かを確実に判別することができる。また、不正器具を、遊技媒体通路に設けた可動部材に触れることなく遊技媒体通路に挿入して、遊技媒体が遊技媒体検出センサを通過したのと同じ状況を擬似的に作り出すような不正行為を、制御手段のエラー処理に基いて確実に発見することができる。
(b)請求項2記載の発明によると、不正器具を遊技媒体通路に設けた可動部材に触れた状態で遊技媒体通路に挿入して、遊技媒体が遊技媒体検出センサを通過したのと同じ状況を擬似的に作り出すような不正行為を、制御手段のエラー処理に基いて確実に発見することができる。
(c)請求項3記載の発明によると、遊技店の係員は外部集中管理コンピュータに基いて不正行為を容易に発見することができる。
(d)請求項4記載の発明によると、報知手段の作動に基いて、不正行為を確実に発見することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した遊技機(スロットマシン)の正面図、図2は、前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。なお、以下の説明では、図1において紙面手前側、図2において左斜め下方を「前方または表面」とし、図1において紙面奥側、図2において右斜め上方を「後方または裏面」とし、図1において左側、図2において左斜め上方を「左方」とし、図1において右側、図2において右斜め下方を「右方」とする。
遊技機(1)は、遊技媒体を円板状のメダル(コインも含む)とし、メダルを筐体(2)における前扉(3)の前面右側に設けたメダル投入部(遊技媒体投入部)(4)に投入することにより、後述のようなゲームが行われるものである。
なお、本実施形態において、遊技機(1)を遊技媒体がメダルとするスロットマシンとして説明するが、本発明は、これに特定されるものでなく、遊技機(1)を遊技媒体がパチンコ玉であるパチンコ機またはスロットマシンとしても良い。
図2に示すように、筺体(2)内には、外周面に複数種類の図柄、数字等で構成される識別情報が描かれた左、中、右3個の回転リール(5)と、メダルを貯留及び払出可能なホッパーユニット(6)と、遊技全体を統括的に制御する主制御基板(制御手段)(7)と、主制御基板(7)の指令に基づいて、前扉(3)の裏面側に設けられた各種遊技情報及び演出を表示可能な液晶表示ユニット(31)、効果音を発生するスピーカ(32)、光により演出効果を盛り上げるランプ(33)(図1参照)等に制御信号を出力可能な副制御基板(8)と、主制御基板(7)やその他の電気機器へ電力を供給する電源装置(9)とが収容されている。
図1に示すように、前扉(3)の前面には、液晶表示ユニット(31)に表示される遊技情報及び演出を透視可能な遊技情報表示部(34)と、各回転リール(5)の識別情報を3こまずつ透視可能な識別情報表示部(35)と、前扉(3)の裏面に設けられた中部基板(3a)(図2参照)に表示されるメダルの払出数、クレジット数等の各種情報を透視可能な情報表示部(36)と、遊技を行うときにメダルが投入される前記メダル投入部(4)と、メダル投入部(4)に投入されたメダルが後述のメダル選別装置(10)に詰まった場合等に押し込み操作される返却ボタン(3b)と、各種スイッチが配置されたスイッチ操作部(37)と、メダルを受け入れ可能な受け皿(39)とが設けられている。
なお、クレジット数とは、ゲームが入賞したとき賞品として付与されるメダルの枚数やメダル投入部(4)に投入されたメダル数を主制御基板(7)に設けたメモリに電気的に蓄積される数である。
スイッチ操作部(37)には、クレジット状態のメダルを精算するときに操作される精算スイッチボタン(40)、クレジット状態のメダルを1枚ずつゲームに投資するときに操作される1枚ベットスイッチボタン(41)、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン(42)、各回転リール(5)を回転させるときに操作されるスタートスイッチレバー(43)、及び各回転リール(5)の回転を停止させるときに操作されるストップスイッチボタン(44)等が設けられている。
図2に示すように、前扉(3)の裏面側には、メダル投入部(4)の下方に位置し、かつメダル投入部(4)に投入されたメダルの真偽を判別可能なメダル選別装置(10)と、メダル選別装置(10)から放出される真のメダルをホッパーユニット(6)内に誘導するメダルシュート(20)と、メダル選別装置(10)から排出される偽のメダルを前扉(3)のメダル受皿(39)に誘導する返却ダクト(21)とが設けられている。
遊技機(1)のゲームは、遊技者がメダルをメダル投入部(4)に投入した後、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(42)によりメダルの賭数を設定した後、スタートスイッチレバー(43)を操作して、全ての回転リール(5)を回転させることによって開始される。
回転リール(5)が回転して所定時間が経過した後、3個のストップスイッチボタン(44)を順次操作して、各回転リール(5)の回転を停止させ、停止した3個の回転リール(5)の識別情報の組み合わせにより、入賞の有無、及び賞の大小に応じたメダルの配当枚数が確定される。入賞した場合には、予め定めた入賞枚数分だけそのときのクレジット数に加算される。クレジット数が限度枚数(例えば、50枚)を超過した場合には、その超過分に相当する数のメダルがホッパーユニット(6)からメダル受皿(39)に払い出される。
図3は、メダル選別装置(10)の後面図、図4は、図3におけるIV−IV線に沿う縦断面図、図5は、図4における矢示V部の拡大図である。メダル選別装置(10)は、前扉(3)の裏面側に固定される合成樹脂製のセレクターベース(11)と、セレクターベース(11)の後面に枢支される開閉ガイド板(12)と、後述のメダルブロッカー(13)とを有している。
セレクターベース(11)の後面には、メダル投入部(4)に投入されるメダル(M)を遊技機(1)内に案内するほぼL字状のメダル通路(遊技媒体通路)(14)が形成されている。メダル通路(14)の上流側には、通路面に出没自在な可動部材(15)が設けられ、また、同じく下流側には、メダル(M)の通過を検出する第1、2メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)(24)(25)が設けられている。また、セレクターベース(11)の前面側には、可動部材(15)の各位置を検出可能な可動部材検出センサ(16)が設けられている。なお、メダル通路(14)の幅は、メダル(M)の直径とほぼ等しくなっており、真のメダル(M)のみを案内するようになっている。
主に図5に示すように、可動部材(15)は、上部がセレクターベース(11)の前面に左右方向を向く枢軸(15a)により枢支され、メダル通路(14)に進入したメダル(M)や不正器具等の物体が下向き舌片状の検知部(15b)に当接することにより、検知部(15b)がメダル通路(14)に突出する突出位置(図5に実線で示す位置)から、検知部(15b)がメダル通路(14)に設けた開口部(14b)内に没入して、メダル通路(14)の通路面とほぼ平坦になる没入位置(図5に想像線で示す位置)に移動し、また、物体が検知部(15b)を通過すると、可動部材(15)が突出位置に付勢するねじりばね(23)により没入位置から突出位置に復帰するように構成されている。
可動部材検出センサ(16)は、例えば、投光器(16a)と受光器(16b)とからなる透過型のフォトマイクロセンサにより形成される。可動部材(15)が没入位置にあるときには、投光器(16a)から発せられる光を受光器(16b)が受光することによりOFFになり、また、同じく突出位置にあるときには、投光器(16a)から発せられる光が可動体(15)の可動部(15c)により遮断されて受光器(16b)が受光不能となることによりONになる。
第1、2メダル検出センサ(24)(25)は、メダル(M)の移動方向に沿って並設されるとともに、第1、2発光器(24a)(25a)と、第1、2発光器(24a)(25a)から発せられる光を受光可能な第1、2受光器(24b)(25b)とからなる光透過型のフォトマイクロセンサにより形成され、各発光器(24a)(25a)から発せられる光を各受光器(24b)(25b)が受光しているときにOFFになり、また、メダル通路(14)を移動するメダル(M)により各発光器(24a)(25a)から発せられる光が遮られているいるときにONになる。
メダル通路(14)を上流側から下流側へ向けて移動するメダル(M)は、可動部材検出センサ(16)、第1、2メダル検出センサ(24)(25)の順に検出された後、メダル通路(14)の出口(14a)からメダルシュート(20)により案内されてホッパーユニット(6)内へ放出される。
メダルブロッカー(13)は、セレクターベース(11)の前面に配置されるソレノイド(13a)と、ソレノイド(13a)の作動に従動して、メダル通路(14)に出没可能なブロックピン(13b)とを有している。
ブロックピン(13b)は、メダル通路(14)における第1メダル検出センサ(24)の僅か上流側(図3において左側)に設けられ、ソレノイド(13a)がOFF(消磁)状態のとき、ばね(図示略)の付勢力によりメダル通路(14)の通路面に突出する突出位置に保持されることにより、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)の通過を阻止し、また、ソレノイド(13a)がON(励磁)状態のとき、ばねの付勢力に抗してメダル通路(14)内に没入する没入位置に保持されることにより、メダル(M)の通過を許可する。
ソレノイド(13a)は、遊技機(1)が未稼働状態のとき、クレジット数が限度枚数に達したとき、及び遊技機(1)にエラーが発生したときOFF制御され、また、遊技機(1)が稼働状態にあって遊技が可能なときON制御される。
開閉ガイド板(12)は、上端部がセレクターベース(11)に枢軸(18)により枢着されるとともに、ねじりばね(19)によりセレクターベース(11)の後面に向けて付勢され、常時は、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)がメダル通路(14)から落下しないようにメダル通路(14)の後面側を閉塞した閉塞位置(図4に示す実線位置)に保持され、また、返却ボタン(3b)が押し込み操作されると、ねじりばね(19)の付勢力に抗して開放位置(図4に示す想像線位置)に移動することにより、メダル通路(14)との対向面間を大きく開いて、メダル通路(14)に詰まったメダル(M)をメダル通路(14)から落下させるようになっている。
図6は、本実施形態に係わる制御回路のブロック図を示す。主制御基板(7)は、遊技全体を統括的に制御するもので、制御動作を所定の手順で実行することができるCPUと、CPUの動作プログラムを格納するROMと、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAMと、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が出力する検出信号を計数する投入メダル用カウンタ及びクレジット用カウンタと、正常なメダル通過か否かを監視するメダル通過監視回路部(遊技媒体通過監視回路部)(71)とを含んでいる。
主制御基板(7)の入力ポートには、精算スイッチボタン(40)、1枚ベットスイッチボタン(41)、MAXベットスイッチボタン(42)、スタートスイッチレバー(43)、ストップスイッチボタン(44)、第1、2メダル検出センサ(24)(25)、可動部材検出センサ(16)が接続され、また、出力ポートには、ホッパーユニット(6)、副制御基板(8)、ソレノイド(13a)、遊技機店内に設置される外部集中管理コンピュータ(50)が接続される。また、副制御基板(8)の出力ポートには、回転リール(5)を回転させるための回転リール用モータ(5a)、液晶表示ユニット(31)、スピーカ(32)、ランプ(33)がそれぞれ接続される。
主制御基板(7)は、正常な可動部材検出センサ(16)、第1、2メダル検出センサ(24)(25)のメダル通過の検出信号(ON信号)を入力した場合、検出信号を受け付ける毎にメダル入力用カウンタまたはクレジット用カウンタをインクリメントし、スタートスイッチレバー(43)及びストップスイッチボタン(44)の操作信号を受け付けた場合、副制御基板(8)にコマンドを送信し、また、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(42)の操作信号を受け付けた場合、賭数に応じてクレジット用カウンタをデクリメントし、さらには、精算スイッチボタン(40)の精算信号を受け付けた場合、蓄積されているクレジット数に応じた数のメダルをホッパユニット(6)から排出し得るようにホッパーユニット(6)に制御信号を送信する。
副制御基板(8)は、主制御基板(7)のコマンドに基いて、回転リール用モータ(5a)の回転制御信号及び停止制御信号、スピーカ(32)及びランプ(33)に制御信号をそれぞれ送信する。
投入メダル用カウンタは、メダル投入部(4)に投入された最初の3枚のメダル(M)を投入用メダルとして、上限「3」まで計数して投入カウンタ用メモリに記憶させる。
クレジット用カウンタは、投入カウンタ用メモリが上限「3」を記憶している場合、正常なメダル通過の検出信号を受け付けると、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)をクレジットとして、上限「50」まで計数してクレジットカウンタ用メモリに記憶させる。
メダル通過監視回路部(71)は、第1タイマ(72)と第2タイマ(73)とを有している。第1タイマ(72)は、可動部材検出センサ(16)が可動部材(15)の没入位置から突出位置への移動を検出したこと、すなわちメダル(M)が可動部材(15)を通過したことを契機に作動し、予め定められた所定の時間(T1)(例えば、2秒)を計時する。第2タイマー(73)は、可動部材検出センサ(16)が可動部材(15)の突出位置から没入位置への移動を検出したこと、すなわちメダル(M)が可動部材(15)に当接したことを契機に作動し、予め定めた所定の時間(T2)(例えば、2秒)を計時する。
次に、図7〜9に示すタイムチャートに基いて、主制御基板(7)におけるメダル通過監視回路部(71)のメダル検出について説明する。図7は、正常な場合のメダル検出を示す。先ず、真のメダル(M)がメダル投入部(4)に投入されると、メダル(M)がメダル通路(14)を上流側から下流側へ移動する。この過程で、メダル(M)が突出位置にある可動部材(15)の検知部(15b)に当接することにより、可動部材(15)は、突出位置から没入位置に移動する。これと同時に、可動部材検出センサ(16)は、OFFからONに切り替わる。これを契機に、第2タイマ(73)は、時間(T2)の計時を開始する。
メダル(M)が可動部材(15)を通過して、可動部材(15)が没入位置から突出位置に復帰すると、可動部材検出センサ(16)は、ONからOFFに切り替わる。これを契機に、第1タイマ(72)は、時間(T1)の計時を開始する。続いて、メダル(M)が第1、2メダル検出センサ(24)(25)を通過すると、可動部材検出センサ(16)のOFF−ON−OFFの切り替わりに対応して、第1、2メダル検出センサ(24)(25)は、順にOFF→ON→OFFに切り替わる検出信号を出力する。
この場合、可動部材検出センサ(16)により検出した可動部材(15)の没入時間持続時間(t2)が、第2タイマ(73)が計時する時間(T2)より短く、かつメダル(M)が可動部材(15)を通過したときから第1、2メダル検出センサ(24)(25)がメダル(M)を検出するまでの時間(t1)が、第1タイマ(72)が計時する時間(T1)より短い場合には、正常なメダル(M)の通過と判断する。
しかし、図8に示すように、可動部材検出センサ(16)が可動部材(15)の没入位置を持続して検出(オン状態)している最中、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が検出信号を出力し、かつ可動部材検出センサ(16)により検出された可動部材(15)の没入位置持続時間(t3)が時間(T2)より長い場合には、異常状態であると判断して、第2タイマ(73)がタイムアップした時点で、主制御基板(7)は、エラー処理を実行する。
図8に示すような状態は、不正器具を可動部材(15)に当接させたままメダル通路(14)に挿入して、不正器具に取り付けたLEDを点滅させることによって、真のメダル(M)が通過したのと同じ状況を擬似的に作り出す等の不正行為が行われている状態であると想定される。
また、図9に示すように、時間(T1)経過後に、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が検出信号を出力した場合にも、異常状態であると判断して、その時点で、主制御基板(7)は、エラー処理を実行する。このような状態は、返却ボタン(3b)を押し込み操作して、不正器具が可動部材(15)に触れないように、メダル通路(14)に挿入した状態で、不正器具に取り付けたLEDを点滅させることによって、真のメダル(M)が通過したのと同じ状況を擬似的に作り出す等の不正行為が行われている状態であると想定される。
主制御基板(7)は、エラー処理の実行に基いて、副制御基板(8)及び遊技店に設置された外部集中管理コンピュータ(50)にエラー信号を送信する。副制御基板(8)は、エラー信号に基いて、遊技機(1)に設けた報知手段をなす液晶表示ユニット(31)、スピーカ(32)またはランプ(33)の少なくともいずれか1つがエラーが発生した旨を報知するように作動する制御信号を送信する。例えば、液晶表示ユニット(31)は、エラーである旨を表示し、スピーカ(32)は、ゲーム時とは異なる効果音を発生し、また、ランプ(33)は、ゲーム時とは異なる態様で点灯または点滅する。また、外部集中管理コンピュータ(50)は、エラー信号に基いて、異常状態である旨を遊技店の係員に報知する。この報知に基いて、遊技店の係員は、不正行為が行われているおそれがあることを容易に発見することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)第1タイマー(72)を、可動部材検出センサ(16)が可動部材(15)の没入位置から突出位置への移動を検出したことを契機に作動するものに代えて、可動部材検出センサ(16)が可動部材(15)の突出位置から没入位置への移動を検出したことを契機に作動するものとする。
(ii)メダルの通過を検出するセンサを、第1または第2メダル検出センサ(24)(25)のいずれか1個とする。
本発明を適用した遊技機の正面図である。 前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。 メダル選別装置の後面図である。 図3におけるIV−IV線に沿う縦断面図である。 図4におけるV部の拡大図である。 制御回路のブロック図である。 正常時のタイムチャートである。 異常時のタイムチャートである。 他の異常時のタイムチャートである。
符号の説明
(1)遊技機
(2)筐体
(3)前扉
(3a)中部基板
(3b)返却ボタン
(4)メダル投入部(遊技媒体投入部)
(5)回転リール
(5a)回転リール用モータ
(6)ホッパーユニット
(7)主制御基板(制御手段)
(8)副制御基板
(9)電源装置
(10)メダル選別装置
(11)セレクターベース
(12)開閉ガイド板
(13)メダルブロッカー
(13a)ソレノイド
(13b)ブロックピン
(14)メダル通路(遊技媒体通路)
(14a)出口
(14b)開口部
(15)可動部材
(15a)枢軸
(15b)検知部
(15c)可動部
(16)可動部材検出センサ
(16a)投光器
(16b)受光器
(18)枢軸
(19)ねじりばね
(20)メダルシュート
(21)返却ダクト
(23)ねじりばね
(24)第1メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)
(24a)第1投光器
(24b)第2受光器
(25)第2メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)
(25a)第2投光器
(25b)第2投光器
(31)液晶表示ユニット(報知手段)
(32)スピーカ(報知手段)
(33)ランプ(報知手段)
(34)遊技情報表示部
(35)識別情報表示部
(36)情報表示部
(37)スイッチ操作部
(39)メダル受皿
(40)精算スイッチボタン
(41)1枚ベットスイッチボタン
(42)MAXベットスイッチボタン
(43)スタートスイッチレバー
(44)ストップスイッチボタン
(50)外部集中管理コンピュータ
(71)メダル通過監視回路部(遊技媒体通過監視回路部)
(72)第1タイマ
(73)第2タイマ
(M)メダル

Claims (4)

  1. 遊技機前面に設けられた遊技媒体投入部より投入される遊技媒体を遊技機内に案内する遊技媒体通路に、遊技媒体が該遊技媒体通路を通過したことを検出する検出信号を出力可能な遊技媒体検出センサを設けた遊技機において、
    前記遊技媒体通路における前記遊技媒体検出センサの上流側に出没可能に設けられ、遊技媒体を含む物体の通過時に突出位置から没入位置に移動し、また、遊技媒体の通過後、前記没入位置から前記突出位置に復帰可能な可動部材と、
    該可動部材の各位置を検出可能な可動部材検出センサと、
    該可動部材検出センサが前記可動部材の没入位置または突出位置への移動を検出したことを契機に、予め定めた所定の時間(T1)を計時するとともに、該時間(T1)内に前記遊技媒体検出センサが検出信号を出力した場合、正常な遊技媒体の通過と判断し、また、前記時間(T1)経過後に前記遊技媒体検出センサが検出信号を出力した場合、異常と判断してエラー処理を実行する制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 制御手段は、さらに可動部材検出センサが可動部材の突出位置から没入位置への移動を検出したことを契機に、予め定めた所定の時間(T2)を計時するとともに、前記可動部材検出センサが前記可動部材の没入位置を持続して検出している最中、遊技媒体検出センサが検出信号を出力し、かつ前記可動部材検出センサにより検出された前記可動部材の没入位置持続時間が前記時間(T2)を経過したとき、異常と判断してエラー処理を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 制御手段は、エラー処理の実行に基いて、遊技店に設けられた外部集中管理コンピュータへエラー信号を出力することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 制御手段のエラー処理の実行に基いて、遊技機に設けられた報知手段を、エラーが発生した旨を報知するように作動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
JP2005250840A 2005-08-31 2005-08-31 遊技機 Expired - Fee Related JP5106764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005250840A JP5106764B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005250840A JP5106764B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007061331A true JP2007061331A (ja) 2007-03-15
JP5106764B2 JP5106764B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=37924225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005250840A Expired - Fee Related JP5106764B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5106764B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284295A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2015232764A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 沖電気工業株式会社 硬貨処理装置
JP2017056235A (ja) * 2016-12-12 2017-03-23 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122667U (ja) * 1983-02-02 1984-08-18 株式会社日本コインコ 硬貨検出装置
JPH04309393A (ja) * 1991-04-09 1992-10-30 Okazaki Sangyo Kk 遊技機における不正行為検出回路
JP2002065951A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Takemoto Toshiaki メダル遊技機のメダル識別機
JP2005237458A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Olympia:Kk メダルセレクタ及び遊技機
JP2005237943A (ja) * 2004-01-29 2005-09-08 Olympia:Kk 遊技機
JP2005270154A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Yamasa Kk メダル遊技機
JP2006034944A (ja) * 2004-03-05 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機及びコイン選別装置
JP2006109934A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Olympia:Kk メダルセレクタ、遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム
JP2006122715A (ja) * 2006-02-06 2006-05-18 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2006250840A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Totoku Electric Co Ltd 光ファイバ振動センサ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122667U (ja) * 1983-02-02 1984-08-18 株式会社日本コインコ 硬貨検出装置
JPH04309393A (ja) * 1991-04-09 1992-10-30 Okazaki Sangyo Kk 遊技機における不正行為検出回路
JP2002065951A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Takemoto Toshiaki メダル遊技機のメダル識別機
JP2005237943A (ja) * 2004-01-29 2005-09-08 Olympia:Kk 遊技機
JP2005237458A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Olympia:Kk メダルセレクタ及び遊技機
JP2006034944A (ja) * 2004-03-05 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機及びコイン選別装置
JP2005270154A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Yamasa Kk メダル遊技機
JP2006109934A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Olympia:Kk メダルセレクタ、遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム
JP2006250840A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Totoku Electric Co Ltd 光ファイバ振動センサ
JP2006122715A (ja) * 2006-02-06 2006-05-18 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284295A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2015232764A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 沖電気工業株式会社 硬貨処理装置
JP2017056235A (ja) * 2016-12-12 2017-03-23 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5106764B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4864386B2 (ja) 遊技機
JP2007037812A (ja) 遊技機
JP4301508B2 (ja) 遊技機
JP4311671B2 (ja) 遊技機
JP4795744B2 (ja) 遊技機
JP2007037789A (ja) スロットマシン
JP5306013B2 (ja) メダル計数装置
JP4173086B2 (ja) スロットマシン
JP5106764B2 (ja) 遊技機
JP2007029613A (ja) 遊技機
JP5063876B2 (ja) 遊技機
JP4227946B2 (ja) 媒体セレクター及び遊技機
JP2006068116A (ja) スロットマシン
JP4347828B2 (ja) 不正行為防止装置、及びこれを用いた遊技機
JP2010207426A (ja) メダル計数装置
JP4251555B2 (ja) 遊技機
JP2005319011A (ja) 遊技機の制御装置
JP4629384B2 (ja) 遊技機
JP4954529B2 (ja) 遊技機
JP4342454B2 (ja) 遊技機
JP2007021067A (ja) 遊技機
JP2010207511A (ja) メダル計数装置
JP4563149B2 (ja) 遊技機
JP4289498B2 (ja) メダル検知装置及びこれを備えた遊技機
JP4365799B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5106764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees