JP2007055312A - 船舶推進機 - Google Patents

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和之 塩見
Tetsuro Ikeno
哲朗 池野
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Abstract

【課題】 船舶推進機本体に装着することで、揚力発生装置付き船舶推進機として機能的に優れ、且つ本体部分と一体化され、本体部分の外観性を向上させ得る船舶推進機を得ることを可能にする。
【解決手段】 船体に取り付けられる船舶推進機1であって、船舶推進機の本体は、少なくとも滑走時の喫水より上方の軽合金製筒状構造体60の一部を覆う外縦壁部材4L,4Rを固定的に備え、外縦壁部材に揚力発生装置50,50を設けた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、船舶推進機を装着した船艇において、停船状態から滑走し始めた際、船舶推進機を上方に持ち上げ、円滑な滑走に移行し得るようにした揚力発生装置を備える船舶推進機に関するものである。
船舶推進機で滑走する船艇は、滑走していない状態や、滑走の開始に際し、船尾が下がって水中に沈み込み、即ち、船首が上がった前上傾の状態、船尾が下がった後下傾した状態の斜めの状態であり、滑走開始に際しては、このように傾斜した状態で滑走し始める。
滑走開始に際しては抵抗が大きく、十分な船速が得られ難い。
ある程度の船速を得るには、船尾がある程度持ち上がり、船体の姿勢が水平に近い状態になる必要があり、この姿勢に近づくには長い時間がかかり、円滑な加速が得られ難い。
そこで、従来、滑走開始に際し、船尾、船舶推進機を持ち上げる揚力発生装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
特開昭57−60995号公報。 特開昭59−130799号公報。
特許文献1に開示された発明は、船舶推進機のロアケーシングのプロペラ上方にキャビテーションプレート、スプラッシュプレートを有し、この上方に加速プレートを取り付けた構成である。加速プレートは、ロアケーシングの左右に突出し、前部の突出量が少なく、後部の突出量が大きく、平坦な板状体で構成されている。
特許文献2に開示された発明は、船舶推進機のプロペラの上方にキャビテーション防止板を設け、この上方に翼断面形状を有する浮力プレートを取り付けたものである。
特許文献1、特許文献2ともに、船舶推進機のプロペラ上方の本体部に加速プレート(浮力プレート)を船舶推進機本体の突部にステーで取り付けたり、本体のネジ部にボルト止めした構造なので、局所的な取付構造であった。
加速プレート(浮力プレート)が不要な場合には、本体外観部に取付部が残り、外観が損ねられていた。
又特許文献1のものでは、取付ブラケットの構成に制限を受けていた。
何れにしても、大きな本田に専用の取付構造を有するので、本体部分の製作コストも高くなる等の課題がある。
以上の他、特許文献1に開示される加速プレートは平坦な板状であり、後端部がプロペラの後方まで大きく延出されていないこともあって、船舶推進機の滑走開始に際し、沈み込んだ船尾の、迅速、円滑な持ち上げがなされ難く、船体の姿勢が水平に近い状態に移行させるには長い時間がかかり、円滑な加速が得られ難い。
又特許文献2に開示される浮力プレートは、翼状断面を有するが、前後方向の長さがキャビテーション防止板よりも短く、その後端部はキャビテーション防止板よりも前方に位置し、特許文献1の加速プレートと同様に船舶推進機の滑走開始に際し、沈み込んだ船尾の、迅速、円滑な持ち上げがなされ難く、船体の姿勢が水平に近い状態に移行させるには長い時間がかかり、円滑な加速が得られ難い。
従来技術は、以上の課題をも有する。
本発明者等は、以上の従来技術に鑑み、船舶推進機本体に装着することで、揚力発生装置付き船舶推進機として機能的に優れ、且つ本体部分と一体化され、本体部分の外観性を向上させ得る船舶推進機を得ることを課題とする。
請求項1に係る発明は、船体に取り付けられる船舶推進機であって、船舶推進機の本体は、少なくとも滑走時の喫水より上方の軽合金製筒状構造体の一部を覆う外縦壁部材を固定的に備え、外縦壁部材に揚力発生装置を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、外縦壁部材は、左舷側と右舷側とに分割可能であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、船舶推進機はエンジンルームを船外に収容するエンジンルームを有し、外縦壁部材は、エンジンルームとは別体に構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、船体に取り付けられるとともに揚力発生装置を備える船舶推進機であって、船舶推進機は、少なくとも滑走時の喫水よりも上方の範囲に立ち上がり、且つ左舷側と右舷側との分割可能な外縦壁部材を備え、揚力発生装置は概ね板状体であり、外縦壁部材の左舷側は揚力発生装置の板状体の左舷側を有し、外縦壁部材の右舷側は揚力発生装置の板状体の右舷側を有し、更に船舶推進機は、揚力発生装置の板状体よりも高い位置の外縦壁部材と、揚力発生装置とを繋ぐ支持体を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4において、外縦壁部材と板状体と、支持体とは、左右各舷毎に一体に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、船体に取り付けられる船舶推進機の本体は、滑走時の喫水より上方の軽合金製筒状構造体の一部を覆う外縦壁部材を固定的に備え、外縦壁部材に揚力発生装置を設けた。
本発明では、船舶推進機の軽合金製筒状構造体からなる本体部分とは別体の部材であって、船舶推進機に元来固定関係に設けられている部材に、揚力発生装置を有する本体部分を覆う外壁部材を設けることとなり、船舶推進機の軽合金製金属筒状体に揚力発生装置の取付構造を用意する必要がなく、製造コストが嵩むことがなく、コスト上有利に揚力発生装置を船舶推進機に設けることができる。
従って、船舶推進機のユーザーに対しては、揚力発生装置を必要とするユーザーに対してのみ、揚力発生装置を設ける部材のみをアタッチメント、アクセサリーとして新規部材を用意し、船舶推進機に取り付けさせれば良い。
請求項2に係る発明では、請求項1において、外縦壁部材は、左舷側と右舷側とに分割可能としたので、請求項1の効果に加えるに、揚力発生装置を本体部分周に装着するに際し、装着し易く、装着構造が簡素化する。
請求項3に係る発明では、請求項1において、船舶推進機はエンジンルームを船外に収容するエンジンルームを有し、外縦壁部材は、エンジンルームとは別体の構成とした。
本発明では、請求項1の効果に加えるに、エンジンルームは、水の侵入を軽減するために水面から高い位置に設けられる他、エンジンルーム構成部材はある程度の高さを有し、揚力発生部材を設ける外縦壁部材を、エンジンルームとは別体に構成したので、揚力発生装置を設ける部材の大型化を回避することができる。即ち、揚力発生装置を必要とするユーザーに対しては、揚力発生装置を設ける部材だけの新規の部材を用意すれば良く、コスト的に有利である。
外縦壁部材は、左舷側と右舷側とに分割可能としたので、請求項1の効果に加えるに、揚力発生装置を本体部分周に装着するに際し、装着し易く、装着構造が簡素化する。
請求項4に係る発明では、船体に取り付けられるとともに揚力発生装置を備える船舶推進機は、滑走時の喫水よりも上方の範囲に立ち上がり、且つ左舷側と右舷側との分割可能な外縦壁部材を備え、揚力発生装置は概ね板状体であり、外縦壁部材の左舷側は揚力発生装置の板状体の左舷側を有し、外縦壁部材の右舷側は揚力発生装置の板状体の右舷側を有し、更に船舶推進機は、揚力発生装置の板状体よりも高い位置の外縦壁部材と、揚力発生装置とを繋ぐ支持体を有する。
本発明では、船舶推進機の本体部分を覆うように設けられる揚力発生装置を備える外縦壁部材を左右の部材で構成し、左右の部材は板状体、板状体と外縦壁部材周を繋ぐ支持体を有する左舷側、右舷側の分割部材で構成されるので、船舶推進機の本体部の外周への装着が容易で、航走、製作の点でも簡易である。
又本体部分に装着する2分割の外縦壁部材は、揚力発生装置を構成する板状体、これと外縦壁部材とを繋ぐ構造体(支持体)を有するので、揚力発生装置として高剛性のものが得られる。
請求項5に係る発明では、請求項4において、外縦壁部材と板状体と支持体とは、左右各舷毎に一体に形成したので、請求項4の効果に加えるに、各構成部材が左右の各舷毎に一体に形成されているので、組み立て作業が容易で、組立工数の削減も可能であり、構造も簡単ですむ。
又外縦壁部材と板状体と支持体とが一体で、連続した構造なので、接続部の剛性も高くなる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、船体(艇体)の船尾に船舶推進機を取り付けた状態の要部の図で、船舶推進機と船体の関係を示す説明図である。
200は、船舶推進機を取り付ける船体で、船尾201に船舶推進機1を取り付ける。船舶推進機1はスターンブラケット10で船尾に取り付けられ、上下動(チルト動)自在で、左右動(操舵)自在である。船体200は、船舶推進機1よりも前方の中央寄り部分に重心(不図示)が位置する。
船舶推進機1は、図で明らかなようにプロペラ8を含む下半部が、常態では水没しており、プロペラ8上方のアンチキャビテーションプレート11、この上方のアンチスプラッシュプレート12(実施例では上下2枚、12a,12b)が配設され、これらも水没している。船舶推進機については後述する。
図2は、本発明に係る船舶推進機の外観側面図、図3は、同船舶推進機の後面斜視図、図4は、同船舶推進機の背面図である。
これらの図面に従って船舶推進機を説明する。
船舶推進機1は、外観的には最上部のエンジンカバー2、この下方のアンダーカバー3、この下方のエクステンションケースカバー4及びこの下方のギヤケース5からなる。
エクステンションケースカバー4は船舶推進機1の本体部分の高さ方向中間部を構成し、この部分の外観部を構成する。
このエクステンションケースカバー4は、実施例では、後述するようにエンジンとギヤケースとを繋ぐ実質的なエクステンションケースを構成するところの軽合金製筒状構造体の外側を覆う外観部材である。実質的なエクステンションケースの外観をエクステンションカバーで構成するので、これを符号4で示した。
エクステンションケースカバー4(縦壁部材)は、硬質の合成樹脂や、前記した軽合金製筒状体と別体の軽金属で形成される。
この軽合金製筒状構造体(実質的なエクステンションケース)は、少なくとも滑走時の喫水より上方に位置し、外観部材はこの軽合金製筒状構造体の外側の少なくとも一部を覆う。
上記の実質的なエクステンションケースを構成する軽合金製筒状構造体及びギヤケース5は、アルミ合金等の軽金属で形成されている。
エンジンカバー2内にはクランクシャフト及びカムシャフトが縦置きのバーチカルエンジンからなるエンジン6が収容され、エンジン6は軸線が横を向いたシリンダを、上下に複数個並べた多気筒4ストロークエンジンである。
エンジンカバー2でエンジンの上半部を含む主要部を覆い、エンジンの下部をアンダーカバーの上部で覆い、これらでエンジンを囲んでエンジンルームを構成する。
エンジン6は船舶推進機1の後部側がシリンダヘッドやヘッドカバーを含むエンジンヘッド6aであり、中間部側がシリンダブロック及びクランクケースからなるエンジン本体6bであり、エンジン6の下部はアンダーカバー3に臨む。
アンダーカバー3内には、エンジン本体の底部6cが臨み、且つこれの下方にオイルパン6dを内装したマウントケース7が配設されており、スロットル弁6f等により、運転を制御する。
アンダーカバー3内の底部6c、マウントケース7を通して縦向きの駆動軸6eがエクステンションケースを構成する脚部ケース60(図6参照)、ギヤケース5の上部を縦通し、駆動軸6eでギヤケース5の中間部に設けたギヤボックス5a内のギヤ機構5cを駆動し、ギヤ機構5cで駆動される軸出力軸5bの後端部には推進力を発生するプロペラ8を結合し、推進器を構成する。
即ち、軽合金製筒状構造体からなる本来のエクステンションケース(図6で示した脚部ケース60)は、エンジン本体を支持し、駆動軸6eを内側に収容し、プロペラ推力を船体に伝達する機能を有する。
更に前述のエンジンの排気をプロペラボス出口8aに導くための排気通路や、排気膨張室Eを内部に構成する。
船舶推進機1の前側には縦長の凹部1aを設け、凹部1aはアンダーカバー3の前部下半、エクステンションケースカバー4の前部にかけて設けられており、この凹部にスイベルケース9及びスターンブラケット10を設け、スイベル軸9aで操舵し、スターンブラケット10により船舶推進機は上下動(チルト動)する。このスターンブラケット10を介して前記したように船体の船尾に船舶推進機を取り付ける。
以上の船舶推進機1の下部で、プロペラ8の上方には、該プロペラ8と離間し、アンチキャビテーションプレート11を、前方且つ両側方に、フランジ状に突出するように設ける。
アンチキャビテーションプレート11は、プロペラ8の上方にかかるように設けられている。
前記アンチキャビテーションプレート11の上方には、離間してアンチスプラッシュプレート12を設ける。アンチスプラッシュプレート12は、船舶推進機の前後方向の前部から中間部の両側方にフランジ状に突出するように設ける。
実施例では、アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12はギヤケース5上方のエクステンションケースカバー4の下部及びギヤケース5上部の下端部に設けた。
また、アンチスプラッシュプレート12は、上下に離間して12a,12bの2枚設け、上部のアンチスプラッシュプレート12aは、エクステンションケースカバー4に設けている。
図中4bは、エクステンションケースカバー4とギヤケース5との合わせ面である。
以上の船舶推進機1に揚力発生装置20を設ける。
揚力発生装置20は、図2〜図4で明らかな通りである。これらの図面を参照しつつ説明する。
揚力発生装置20は、前記した外縦壁部材で構成する船舶推進機1の本体部分の外観を構成するエクステンションケース外観部4の下半部の外周側部の中間部から後方に延設された板状体21で構成される。
揚力発生装置20は、アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12、特に上方のアンチスプラッシュプレート12aの上方に、空間を空けて離間して設けられており、板状体21で構成されている。
板状体21は、前半部の概ね水平な部分(水平部と記す)21aと、こらの後端部から後方に延び、後下がりの後下傾した後部斜面部21bとからなる。水平部21aと後部斜面部21bとは略「ヘ」字状の屈曲部21cで連続する。
揚力発生装置20は、船舶推進機1の本体部、即ち、実質的にエクステンションケースを構成する軽合金製筒状体とは別体に形成し、後付けで一体化したものである。
これについては、後述する。
板状体21の後部斜面部21bはプロペラ8の後方で、アンチキャビテーションプレート11の後端部11aの後方に延出されており、後部斜面部21bの後端部21dはプロペラ8の後方の上方で、アンチキャビテーションプレート11の後端部11aの上方で後方に位置する。
板状体21の水平部21aの前後方向中間部〜後部近傍から、前上傾するように支持体22,22を延設し、これの上端部22a,22aをエクステンションケースカバー4の後部外周の左右に連続するように一体とし、下端部22b,22bは、水平部21a上に連続して一体である。
板状体21の左右の側縁部には、水平部21aから屈曲部21c、後部斜面部21bの後端部にかけて前後方向に連続する縦壁状の補強片21e,21eを一体に設ける。
補強片21e,21eは、板状体21の左右両側縁部から上方に起立片として設けても良い。
図5は、船舶推進機1の本体部である軽金属製筒状体を覆う、揚力発生装置を備える外縦壁部材の分解斜視図である。
外観部材であるエクステンションケース外観部4を構成する部材は、左右(左舷側、右舷側)の外縦壁部材4L,4Rからなる。
外縦壁部材4L,4Rは、平面視で、円筒を左右2分割した状態の半筒状体からなる半体41,41を左右対称形状に備える。左右の半体41,41は縦長である。
左右の対称形状の半体41,41は、前部42の下端部に前方に延出する棚部46,46を備える。この棚部46,46の下部の前部〜外側面には、アンチスプラッシュプレートの上部を構成するフランジ部47,47が、夫々前部〜外側に突出するように設けられている。
左右の各半体41の前部42〜後部43の上端部に、船舶推進機1の前記したアンダーカバー3の下端部と係合(嵌合)する係合縁44,44が設けられている。
この係合縁44,44の後端部には、対称的に取付片45,45が設けられており、取付片45,45は取付孔45a,45aを備え、各取付片45,45が前後に重なり合い、後述するようにアンダーカバー3の下端部後面に設けた取付部にボルト止めする。
左右の各半体41,41の外側部の下半部には、外側方に膨出するカバー部48,48を一体に設け、後述するマウントハウジングをカバーする。
以上の左右の各半体41,41の側部の中間上部には、凹部皿状の取付部49,49を設け、取付部49,49は、ボルト取付用の取付孔49a,49aを備える。
左右の各半体41,41の外周の後部43の各下部には、後方に板状半体50を延出し、左右の板状半体50,50は、左右対称であり、後部43の各下部から後方に延出する水平部51、該水平部51の後端部から後方且つ下方に傾斜して延出される後部斜面部52、この間を繋ぐ左右方向に延びる屈曲部53を備える。
左右の板状半体50,50の水平部51、後部斜面部52、屈曲部53の各外側縁部には、前後方向に連続し、下方に垂下した縦壁片状の補強片54,54を夫々備える。
左右の板状半体50,50の水平部51,51の左右方向中間部の上面と、半円筒状の各半体41,41の後部43,43の外面との間には、厚手の板状体で構成した支持体56を斜め下向きとなるように架設し、各支持体56,56の上端部56aは各半体41の後部43の外周部に繋がり、下端部56bは板状半体50の水平部51の上面に繋がっている。
以上の左右の外縦壁部材4L,4Rの半体41,41,板状半体50,50の内側端縁の接合縁a,aは直線状をなし、接合縁a,aを突き合わせることで左右の外縦壁部材4L,4Rは接合一体化することができる。
左右の板状半体50,50の後端部で、接合縁a,aに臨む部分には、取付片55,55を起設し、相互の突き合わせるように構成し、取付片55,55は取付孔55a,55aを有する。
図6は、左右の外縦壁部材を船舶推進機本体に取り付ける分解斜視図である。
図6は、船舶推進機1の本来のエクステンションケース部分(軽金属製筒状構造体)を裸で示した後面斜視図をも示している。
実際には、エクステンションケースとギヤケースとで脚部ケースを構成するが、便宜上左右の外縦壁部材(組付後はエクステンションケースカバーを構成する)で外側を覆い、これを組み付ける相手側を脚部ケースとして記載した。
前記したエンジン側のエンジンカバー2、この下のアンダーカバー3の下方にエンジン側であるマウントケース等のフランジ部6gを介して軽合金製の筒状体からなる本来のエクステンションケース部分(前記した脚部ケース)60の筒状本体部61の上端フランジ部62が上下に重なり合って接合されている。
脚部ケース60の筒状本体部61の前面左右には取付ボス部64を突設し、図中65は、本体61の下部の前部左右に設けたマウントハウジングである。
前記した左右の外縦壁部材4L,4Rの半体部分41,41を脚部ケース60の左右に臨ませ、これを左右から挟み込む。
左右の外縦壁部材4L,4Rの向かい合う接合縁a,aを突き合わせ、これらを接合一体化する。
左右の半体41,41の取付部49,49を、脚部ケース60の筒状本体部61の前部に設けた取付ボス部64に重ね合わせ、ボルト57,57を介して半体41,41の各側部を脚部ケース60の筒状本体部61側に結合、一体化する。
この際、前記した膨出するカバー部48,48は、マウントハウジング65を外側から覆う。
接合縁a,aは突き合わされ、前記した半体41,41の上端部の係合縁44,44は、アンダーカバー3の下端部内縁に係合し、係合縁44,44の各後端部の取付片45,45を、前後に重ね合わせ、取付孔45a,45aにボルト57を通し、この部分を結合、一体化する。
一方、板状半体50,50の後端部の取付片55,55は左右に重ねられ、取付孔55a,55aにボルトを通し、双方を結合、一体化する。
以上により、図2〜図4に示した揚力発生装置を備える船舶推進機を構成する。
左右の外縦壁部材4L,4Rの接合でエクステンションケースカバー4を構成し、接合された半体41,41でエクステンションケースカバー4の本体部を構成する。後方に延出した板状半体50,50の接合体で揚力発生装置20の板状体21を構成し、左右の支持体56,56で揚力発生装置20の左右の支持体22,22を構成する。
図7は、図5で示した左右の外縦壁部材4L,4Rの変更実施例を示す図である。
本実施例においても、左右の外縦壁部材4L,4Rの基本構造は前記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施例では、左右の外縦壁部材4L,4Rに設けられる支持体156,156を、板状半体50,50の水平部51から後部斜面部52の上面まで屈曲部53を含んで延長し、延長補強部156c,156cを設けた。
本実施例では、補強片54の他に支持片156を延長することで、板状半体50の剛性を一層高めることができる。
以上において説明した外縦壁部材4L,4Rは、左右の対称的な半体夫々で各部全一体に合成樹脂や、軽合金で成形する。
尚、図4に示したように、揚力発生装置20の幅Wであるが、船舶推進機1の幅Wと同等か、或いはこれよりも小さく設定することが好ましい。又プロペラ8の外径よりも充分に大きめに設定することが好ましい。
その理由は、船舶推進機1は、船体の大きさ等よって船尾に2機、或いは3機、更には4機等、所謂2機掛け、3機掛け、4機掛け等して、船尾に複数の船舶推進機を取り付けて推進する場合がある。
この場合、複数の船舶推進機を左右に振って操舵するが、この操行の際、船舶推進機の幅よりも揚力発生装置20の幅が大きいと、揚力発生装置が操行時に干渉してしまう虞があるが、揚力発生装置20の幅を船舶推進機1の幅Wの範囲内に設定することで、このような事態を回避することができる。
次に揚力発生装置20の作用を図1、図2に基づいて説明する。
板状体21(揚力発生装置20)には、船体の推進、従って船舶推進機1の推進で抗力を受け、後部斜面部21bの後下傾した面の上下面の圧力差により上方へ持ち上げる揚力が生じる。
一方、船艇の浮力と重心のバランスにより、停船状態、船体は船首側がやや上がった姿勢である。この状態下で、板状体の下面は水平面に対し多少の角度を有することとなり、所謂迎え角を作る。
推進の始めでは船舶推進機側が沈むように力がかかる。この状態で推進を開始し、滑走する。
これにより、板状体21には下方から上方へ持ち上げる力が作用し、この持ち上げる力は、後部傾斜面21bが下傾しているので、この部分を通して効率良く、効果的に揚力が作用する。
この揚力は、板状体21の後部斜面部21bから屈曲した連続部21c、さらには水平部21a並びにこれの周辺部に繰り返し荷重として作用する。
この繰り返し荷重に対し、水平部21aの下面とエクステンションケース外観部4後方に延出される板状体21の後部斜面部21bから水平部21aの外側縁部に補強片21eが前後方向に連続するように一体に設けられてることで、高い剛性が得られ、荷重を確実に支持することができる。
そして、板状体21作用する左右方向の撓みは、補強片21eによって左右方向、前後方向の撓みに対しこれに対抗し、支持される。
これらの補強体21e、支持体22で、板状体21からなる揚力発生装置20は剛性を保持され、前後方向、左右方向の剛性を高め、円滑、確実な揚力発生装置による揚力作用を行わせることができる。
本発明は、船外機、船内外機等、船体の船尾に取り付ける船舶推進機において、船舶推進機による推進初期における迅速、円滑な高速滑走への移行を行わせる船舶推進機に好適である。
船体(艇体)の船尾に船舶推進機を取り付けた状態の要部の図で、船舶推進機と船体の関係を示す説明図である。 本発明に係る船舶推進機の外観側面図である。 上記船舶推進機の後面斜視図である。 上記舶推進機の背面図である。 船舶推進機の本体部である軽金属製筒状体を覆う、揚力発生装置を備える外縦壁部材の分解斜視図である。 左右の外縦壁部材を船舶推進機本体に取り付ける分解斜視図である。 揚力発生装置を備える外縦壁部材の変更実施例の分解斜視図である。
符号の説明
1…船舶推進機、 2エンジンルームを構成するエンジンカバー、 4…エクステンションケース外観部、 20…揚力発生装置、 21…板状体、 22…支持体、 4L,4R…外縦壁部材、 41半体、 50…板状体である板状半体、 56…外縦壁部材(半体)と揚力発生装置(板状半体)とを繋ぐ構造体(支持体)、60…軽合金製筒状構造体(脚部ケース)、 200…船体。

Claims (5)

  1. 船体に取り付けられる船舶推進機であって、
    前記船舶推進機の本体は、少なくとも滑走時の喫水より上方の軽合金製筒状構造体の一部を覆う外縦壁部材を固定的に備え、
    前記外縦壁部材に揚力発生装置を設けた、
    ことを特徴とする船舶推進機。
  2. 前記外縦壁部材は、左舷側と右舷側とに分割可能であることを特徴とする請求項1記載の船舶推進機。
  3. 前記船舶推進機はエンジンルームを船外に収容するエンジンルームを有し、前記外縦壁部材は、前記エンジンルームとは別体に構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の船舶推進機。
  4. 船体に取り付けられるとともに揚力発生装置を備える船舶推進機であって、
    前記船舶推進機は、少なくとも滑走時の喫水よりも上方の範囲に立ち上がり、且つ左舷側と右舷側との分割可能な外縦壁部材を備え、
    前記揚力発生装置は概ね板状体であり、
    前記外縦壁部材の左舷側は前記揚力発生装置の板状体の左舷側を有し、
    前記外縦壁部材の右舷側は前記揚力発生装置の板状体の右舷側を有し、
    更に前記船舶推進機は、前記揚力発生装置の板状体よりも高い位置の前記外縦壁部材と、前記揚力発生装置とを繋ぐ支持体を有する、
    ことを特徴とする船舶推進機。
  5. 前記外縦壁部材と前記板状体と、前記支持体とは、左右各舷毎に一体に形成されていることを特徴とする請求項4記載の船舶推進機。
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