JP4620549B2 - 船舶推進機 - Google Patents
船舶推進機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4620549B2 JP4620549B2 JP2005239995A JP2005239995A JP4620549B2 JP 4620549 B2 JP4620549 B2 JP 4620549B2 JP 2005239995 A JP2005239995 A JP 2005239995A JP 2005239995 A JP2005239995 A JP 2005239995A JP 4620549 B2 JP4620549 B2 JP 4620549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- propulsion device
- lift
- support
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
滑走開始に際しては抵抗が大きく、十分な船速が得られ難い。ある程度の船速を得るには、船尾がある程度持ち上がり、船体の姿勢が水平に近い状態になる必要があり、この姿勢に近づくには長い時間がかかり、円滑な加速が得られ難い。
(例えば特許文献3、特許文献4参照。)。
特許文献4の発明は、プロペラ推力を全面的に受け止めて船速を減ずることまでも可能とするため、アンチキャビテーションプレートに直接固定したマウンティングプレートに対して偏向板を可動とし、この偏向板を船尾側に固定したトランサムブラケットで支持している。
従って、装置全体が複雑化する割には、平面を形成する各プレート自体の剛性は高くならない。又特許文献1、2と同様の課題を解決し得る発明とは言い難い。
本発明は、以上の従来技術に鑑みなされたものである。
従って、滑走し始めからハンプ時の姿勢を乗り越え、水平に近い状態への移行時間を大幅に短縮することができ、円滑、迅速な加速を得ることができる。
更に支持体は、前後方向に延びる形で形成されているので、揚力発生装置(面)の剛性を高めることができる。
図1は、船体(艇体)の船尾に船舶推進機を取り付けた状態の要部の図で、船舶推進機と船体の関係を示す説明図である。
200は船舶推進機を取り付ける船体で、船尾201に船舶推進機1を取り付ける。船舶推進機1はスターンブラケット10で船尾に取り付けられ、上下動(チルト動)自在で、左右動(操舵)自在である。船体200は、船舶推進機1よりも前方の中央寄り部分に重心(不図示)が位置する。
船舶推進機1は、図で明らかなようにプロペラを含む下半部が、常態では水没している。船舶推進機については後述する。
これらの図面に従って船舶推進機を説明する。
船舶推進機1は、外観的には最上部のエンジンカバー2、この下方のアンダーカバー3、この下方のエクステンションケース4及びこの下方のギヤケース5からなる。実施例ではエクステンションケース4及びギヤケース5はアルミ合金等の軽金属で形成されている。
エンジン6は船舶推進機1の後部側がシリンダヘッドやヘッドカバーを含むエンジンヘッド6aであり、中間部側がシリンダブロック及びクランクケースからなるエンジン本体6bであり、エンジン6の下部はアンダーカバー3に臨む。アンダーカバー3内にはエンジン本体の底部6cが臨み、且つこれの下方にオイルパン6dを内装したマウントケース7が配設されており、スロットル弁6f等により、運転を制御する。
船舶推進機1の前側には縦長の凹部1aを設け、凹部1aはアンダーカバー3の前部下半、エクステンションケース4の前部にかけて設けられおり、この凹部にスイベルケース9及びスターンブラケット10を設け、スイベル軸9aで操舵し、スターンブラケット10により船舶推進機は上下動(チルト動)する。このスターンブラケット10を介して前記したように船体の船尾に船舶推進機を取り付ける。
前記アンチキャビテーションプレート11の上方には、離間してアンチスプラッシュプレート12を設け、アンチスプラッシュプレート12は船舶推進機の前後方向の前部から中間部の両側方にフランジ状に突出するように設ける。
実施例では、アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12はギヤケース5上方のエクステンションケース4の下部及びギヤボックス5a上部の下端部に設けた。また、アンチスプラッシュプレート12は上下に離間して12a,12bの2枚設けた。図中4bは、エクステンションケース4とギヤケース5との合わせ面である。
揚力発生装置20は、図2〜図4に示す通りで、図3は、船舶推進機の後面斜視図、図4は、船舶推進機の後面図である。これらの図面を参照しつつ説明する。
揚力発生装置20は、アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12、特に上方のアンチスプラッシュプレート12aの上方に、空間を空けて離間して設けられており、板状体21で構成されている。
板状体21は、船舶推進機1の中間部の前後方向中間部から後方に向けて設けられている。実施例では、前端部21aがエクステンションケース4の前後方向中間部の前部寄り部位の両側部に臨み、後方に延出されている。
後半部21cは前述のようにフラットな一枚板であり、後半部21cがエクステンションケース4の後方に延出しており、後端部21dはプロペラ8の後方で上方に位置する。
板状体21は、前半部21b〜後半部21cの中間部までが水平であり、後部21eが後下方に傾斜している。
後部21eの傾斜角、即ち水平面に対する傾斜面23のなす角θは、鋭角側(ラインp2とラインp4とのなす角)で、実施例では略々30°とした。
θは0°≦θ≦45°の範囲とする。
ラインP2は、板状体21の下面21gの高さ平面を示し、アンチキャビテーションプレート11の高さ平面P1よりも上方に空間を空けて位置していることが理解できる。
そして、板状体21の後傾した後部21eの下面21hと水平な下面21gとの屈曲部21iは、板状体21の下面21gとアンチキャビテーションプレート11の後端部11aとを垂直に結ぶラインP3よりも後方に位置する。
板状体21の下面21gとアンチキャビテーションプレート11の上面との離間距離aと、板状体21の後端部21d及び/又は下面21hとの離間距離bとは、実施例では概ね等しいか、bが大きい(a≦b)。a>bの場合でも、aの90%以内の距離を保つ。
上記した板状体21の説明で明らかなように、揚力発生装置20を構成する板状体21の下面の下向面22、傾斜面23は、アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12の上方に空間を空けて離間して配設され、傾斜面23はプロペラ8の後方の上方に空間を空けて配設されている。
揚力発生装置20の幅Wであるが、船舶推進機1は、船体の大きさ等よって船尾に2機、或いは3機、更には4機等、所謂2機掛け、3機掛け、4機掛け等して、船尾に複数の船舶推進機を取り付けて推進する場合がある。
この場合、複数の船舶推進機を左右に振って操行するが、この操行の際、船舶推進機の幅よりも揚力発生装置20の幅が大きいと、揚力発生装置が操行時に干渉してしまう虞があるためである。
船艇の浮力と重心のバランスにより、停船状態、船体は船首側がやや上がった姿勢である。この状態下で、下面21gは水平面に対し多少の角度を有することとなり、所謂迎え角を作る。推進の始めでは船舶推進機側が沈むように力がかかる。
この揚力により、板状体21には下方から上方へ持ち上げる力が作用し、この持ち上げる力は、後部21eが下傾しているので、この部分を通して屈曲した連続部、さらにはこれの周辺部に繰り返し荷重として作用する。
支持部材24…は実施例では厚手の板状部材で形成し、図3及び図4で示した通り、左右に離間して3本平行に配設した。支持部材24…の下端部24aは、後下傾する後部21eと後半部21cとの境界部近傍との間に斜めに配設し、後部21eの平坦な上面21fに連結されており、支持部材24の上端部24bは、エクステンションケース4の外周壁の後面4aの上部に連結されている。
支持部材24…の本体側接続部(エクステンションケース側接続部)が、周壁の前後方向後半部に設けられていることから、揚力発生装置の面近傍の接続部に近づくことにより、支持部材の両端部を結ぶ距離が短くなり、支持部材(支持体)を小型化することができ、揚力発生装置に付帯させた支持部材の推進抵抗や造波抵抗も軽減できる。
揚力発生装置20を構成する板状体21は、水平な中間部21cから後下傾した後部21eの上面にかけて支持部材24…により支持されることとなり、揚力発生装置20(揚力発生面)が受ける推進力に対し、支持部材24…がこの面の剛性を高めることができる。
ところで、支持部材24…は、図4で明らかなように、エクステンションケース4の前後方向から見た状態において、エクステンションケース4の最大幅の範囲内に設ける。即ち、船舶推進機本体の周壁の前後方向、特に前方から見てその最大幅(船舶推進機の没水時の幅内)の範囲内に設ける。
これにより、船舶推進機の推進時における造波抵抗を抑えることができ、揚力発生装置を有する船舶推進機の推進抵抗が軽減する。
滑走の開始とともに揚力発生装置20の作用で、船舶推進機を含む船尾は持ち上げられる。船舶推進機1の推進で、揚力発生装置20のプロペラ8の上方で後方まで延出された後下傾する傾斜面23の作用で、揚力発生装置20(板状体21)を上方へ持ち上げる揚力が迅速に、円滑に生じる。
この揚力装置への荷重は、支持部材24…で支持する。
これにより、滑走開始時に極めて迅速に、そして円滑に船舶推進機、船尾を上方に持ち上げ、極めて短時間に、滑走する船体の姿勢を水平に近い状態とすることができるようにし、船舶推進機を取り付けた船艇の高速滑走に迅速、円滑に移行することができることとなる。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は同様であり、又揚力発生装置20も前記した実施例と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施例では、揚力発生装置20の板状体21は、前記と同様に前半部21b〜中間部21cは水平であり、後部21eは後下傾しており、揚力発生部を構成している。
支持部材34…は、実施例では3枚の厚手の板状部材で構成され、船舶推進機1の本体の幅方向に左右に離間して配設されている。
各支持部材34の各先端部34a…は、揚力装置20を構成する板状体21の後半部21cの上面にかかり、この上面から、後部21eと後半部21cとを繋ぎ、これと連続する屈曲部21iの上面にかかり、後下傾する後部21eの上面にかかって、これらを連結するように設けられている。
これにより、揚力発生装置20が受ける推進力、特に後下傾した後部21eが受ける推進力に対し、支持体34…は、傾斜した後部21e及びこれに連なる上流部の板状体中間部21cを支持しているので、支持剛性を高めることができる。
船舶推進機1の基本構造は前記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
揚力発生装置40の本体41の基本構造は板状部材であり、エクステンションケース4の外周壁の後面4aの高さ方向下部に後方に延出するように設けられている。
アンチキャビテーションプレート11、アンチスプラッシュプレート12(12a,12b)等との関係は、上記した実施の形態と同様である。
本体41は、前半部41bがエクステンションケース4の両側部から両側方に突出しており、後半部41cは一枚の板状であり、平面視で二股状である。エクステンションケース4との連続部分は、左右方向への広がり部分の根元に相当する。
本体41は、前半部41b〜後半部41cの中間部までが水平であり、後部21eが後下方に傾斜している。
従って、本体41の縦断側面形状は前記した揚力装置と同様である。
後下傾した後部41eは、プロペラ8の後方の上方に位置し、アンチキャビテーションプレート11の後端部11aよりも後方に位置する。
側縁片42,42は、図7に示したように、側面視略々三角形をなし、底辺42aが斜め後下方に傾斜している。
側縁部42,42は、本体41の屈曲部41iの部分が下方に最も突出し、側縁片42,42の前後端部は、本体41の左右の側縁部41jの後端部41k,41kと前端部41m部分では実質的には形成されていない。
以上により、図6及び図8に示したように、本体41の後面視(正面視)の断面は、下向きの凹状となり、本体41自身の剛性も高まる。
支持部材43は厚さのある板状体からなり、前端部43aはエクステンションケース4の外周部の後面4aの幅方向中心部に連結しており、これと一体化している。
支持部材43の下端部43cは、水平な本体の後半部41c〜後下傾した後部41eの後端部41d近傍までその上面に連結して一体化しており、下端部43cは本体41の上面41fの形状に倣って「ヘ」字形をなし、後端部43bは、下傾した後部41eの後端部41dの直前に臨む。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は上記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。又支持部材(支持体)の構造も類似しているので、同一部分には同一符号を付し説明は省略する。
本実施例は、前記した図5〜図8の実施例と支持部材の一部の構成が異なるだけである。
このように、支持部材43の下端部43c及び後端部43bを、傾斜した後部41eまで延ばさないようにしても良く、この場合、本体41は側縁片42,42により本体自身の剛性は高いものが得られる。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は上記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。又支持部材(支持体)の構造も類似しているので、同一部分には同一符号を付し説明は省略する。
本実施例は、前記した図5〜図8の実施例と支持部材の一部の構成が異なるだけである。
前述した図6〜図8の実施例、図9の実施例では、支持部材43の上縁は直線状に斜め下方に延出されているが、本実施例では、欠部を設けた上縁部43dを略々L形とした。
この実施例でも、支持部材43は、傾斜した後部41eの上面まで延長されており、傾斜した後部41eの支持剛性を高めることができる。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は上記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
揚力発生装置50は一枚の板状体で構成されている。板状体51は前端部51aが高い位置で、後端部51bが低い位置であり、前部51eが平面視二股状に形成されていて、エクステンションケース4の外周壁の後面4aを左右から挟み込むように連結されて一体化されている。
板状体51の上面51c及び下面51dは平坦であり、下面51dの幅方向中央部とエクステンションケース4の後面4aの中央部との間を支持部材52で連結する。
尚、実施の形態では支持部材52は一枚と説明したが、複数枚の支持部材を左右に離間して配設しても良い。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は上記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。又揚力発生装置50も前記と同様なので同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
従って、支持部材53は、前上傾し、後下傾した直線板状の揚力発生装置50の上面と、エクステンションケース4の後面との間を繋ぐように設けられ、支持部材53の後端部53dは、板状体51の後端部51dの手前に臨む。
尚、支持部材53は複数枚を左右に離間して配設しても良いことは、前記した実施例と同様である。
本実施例においても、船舶推進機1の基本構造は上記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、船舶推進機1の本体側、つまりはエクステンションケース4の後面4aの下半部の後方に、これと連続しないように揚力発生装置60を支持部材62(支持体)で支持して設けたものである。
一方、エクステンションケース4の外周壁の後面4aの下半部から後方に支持部材62を一体に連結して延出する。
この支持部材62の、中間部〜後部の上端部62cを、翼状体61の下面61dに連結一体化し、翼状体61を下から支持する。
支持部材62の後端部62bは翼状体61の後端部61の手前まで延設されており、翼状体61の前端部61aと後面4aとの間は少しく離れており、他の実施に形態のように後面4aに一体、或いは一体的に連続していない。
図15は、エクステンションケースの外観を、後述するカバーで構成し、エクステンションケースをカバーで外観を覆われる金属製の脚部ケース70として形成したものである。脚部ケース70は裸で示され、アンダーカバー3の下に現れているのは、オイルケース下方にフランジ部6dである。
脚部ケース70内を縦向きの駆動軸(図2の駆動軸6e)が縦通し、脚部ケース70の下端部72がギヤケース5の上面5dに接合され、一体化されている。ギヤケース5には前記した通り伝動機構を内装し、後部にプロペラ8を有することは前記と同様であり、又ギヤケース5のプロペラ8の上方にはアンチキャビテーションプレート11及びアンチスプラッシュプレート12を備え、実施例では下位のアンチスプラッシュプレート12が一体に設けられている。
又アンダーカバー3の下端部近傍で中心部には、取付孔を有する取付部74を設け、これらの取付部分で後述するカバーを船舶推進機の本体側に取り付け、支持する。
尚、図中75は、脚部ケース70の下部左右に設けたスイベルケース下端部のセンターハウジングを緩衝支持するマウントハウジングである。
カバー104は、右半体104Rと左半体104Lとからなり、全体は強度、剛性の高い合成樹脂で形成されている。
左右の本体部104a,104aの下部前半部半周を囲むように段部104b,104bが棚状に延出され、該段部104b,104bの高さ方向中間部周に上部のアンチスプラッシュプレート112,112が突設されている。
この左右の係合片104c,104cの後端部には、前後に重ね合わせて、前記したアンダーカバー3の下端部後面の取付部64に、ネジ止め等して本体部104a,104aの取り付ける取付片127L,127Rを一体に突設する。
一方、本体部104a,104aの側方部の高さ方向中間上部には、取付部126L,126Rを設ける。この取付部126L,126Rで、前記した脚部ケース70の上部前面の左右に設けた取付ボス73に、本体部104a,104aを取り付ける。
板状半体121L,121Rは、本体部104a,104aを囲む前部121a,121aがこれの後部周と連続し、中間部121b,121bが前部とともに後方に水平に延出されている。
これら板状半体121L,121R、本体部104a,104aの内端部に接合面128L,128Rが形成されており、板状半体121L,121Rの後部121e,121eの接合面128L,128Rの後端部には、突き合わせて結合する結合片125L,125Rを突設する。
補強片142R,142Lは、左右の板状半体121L,121Rの外側端部の先端部から後下傾した後部121e,121eの外端部にかけて下方に屈曲垂下するように設けられ、左右の板状半体121L,121Rの他の部分と一体である。
支持体123,123は、各板状半体121L,121Rと左右の半体104L,104Rの本体部104a,104aとの間に夫々設けられており、前端部123bは本体部104aの外周後面に縦方向に連続し、後端部124aは板状半体121L,121Rの上面121fの中間部121bに連続している。
尚図中129は、各本体部104aの前部外側部に設けられた膨出カバー部で、前記した脚部カバー70の側部に設けたマウントハウジング75をカバーする。
以上の左右の半体104L,104Rは、各部を一体に形成されている。
本体部104a,104aは脚部カバー70の左右両側に臨み、取付部126L,126Rを脚部ケース70の前部左右の取付ボス部73に一致させ、ボルト130,130を通して、脚部ケース70に、左右の半体104L,104Rの本体部104a,104aの前部の左右を結合する。
一方、左右の本体部104a,104aの上端に設けられた取付片127L,127Rは、アンダーカバー3の後部周の下端部近傍に設けた取付部74に重ね、ボルト131を介してアンダーカバー3、図示しないマウントケース側に結合する。
又板状半体121L,121Rの接合面は突き合わされ、後下傾した後部121e,121eの対向する後端部に起設された結合片125L,125Rは突き合わされ、ボルト132で結合する。
図16は後面斜視図、図17は側面図、図18は背面図である。
これらの図面で明らかなように、半体104L,104Rを接合一体化することでカバー104を構成する。
揚力発生装置120は、板状体121の中間部左右に、左右方向に離間して前後方向に支持部材124,124が円筒状本体との間を連結するように設けられていることとなり、揚力発生装置120の条件は前記した図2〜図4の実施例と同様である。
本実施例の基本構造は、前記した実施例と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施例では、支持部材を前記とは異ならせた例である。支持部材224,224の前端部224b,224bは、前記と同様に本体部104a,104aの縦壁に連続させる。
これにより、支持部材224,224による揚力装置を構成する前述した板状体121の剛性は向上し、特に揚力を負担する度合いが大きい後部121e,121eの支持剛性、強度が向上するものである。
上記したカバーは二分割することなく、左右の舷側部分を一体に形成し、例えば揚力装置を含むケースの後半部を一体に形成し、前部を左右に拡開し得るように構成し、脚部ケース周に前部を開いて装着し、前部の分割、拡開部をボルト結合等した構造でも良い。
Claims (4)
- 船尾に取り付けられ、概ね上下方向に延びる駆動軸を収容し、概ね上下方向に延びる周壁を有する本体と、該本体の周壁に対し、少なくとも後方において左右に広がる面を有する揚力発生装置とを備える船舶推進機であって、
前記本体周壁と前記揚力発生装置との間を連結する支持体を設け、
前記支持体は、前記本体周壁における前記揚力発生装置の面の高さよりも上下何れかに離れた部位から、前記本体周壁より後方に離れた部位にかけて、延びるように設け、
さらに、前記支持体は、前記船舶推進機の推進方向に延びる断面を有し、
前記本体周壁の前後方向後半部に設けられ、且つ、
前記本体周壁の最大幅の範囲内に設けた
ことを特徴とする船舶推進機。 - 前記揚力発生装置の面は、後方に延びるに従い下降する傾斜面であり、前記支持体は、少なくともこの下降傾斜面の近傍部位を支持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の船舶推進機。
- 前記揚力発生装置は、前記支持体に連続し、前後方向に延びる補強体を少なくとも有することを特徴とする請求項1記載の船舶推進機。
- 前記支持体は、前記本体周壁と別体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の船舶推進機。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005239995A JP4620549B2 (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 船舶推進機 |
PCT/JP2006/316666 WO2007023928A2 (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine |
AU2006282360A AU2006282360B2 (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine |
US12/064,579 US7987804B2 (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine |
CN2006800304566A CN101626951B (zh) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | 船舶推进发动机 |
EP06768462.1A EP1937549B1 (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine |
CA2617396A CA2617396C (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine |
NZ566114A NZ566114A (en) | 2005-08-22 | 2006-08-18 | Boat propulsion engine with lift generator and anti-cavitation plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005239995A JP4620549B2 (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 船舶推進機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007055303A JP2007055303A (ja) | 2007-03-08 |
JP4620549B2 true JP4620549B2 (ja) | 2011-01-26 |
Family
ID=37919175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005239995A Expired - Fee Related JP4620549B2 (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 船舶推進機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4620549B2 (ja) |
CN (1) | CN101626951B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6036243B2 (ja) * | 2012-12-06 | 2016-11-30 | スズキ株式会社 | 船外機のマウント装置 |
CN113250802B (zh) * | 2021-07-15 | 2021-09-21 | 四川迅联达智能科技有限公司 | 控流散热组件、智能温度管理系统及其散热方法和发动机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5645009A (en) * | 1996-07-22 | 1997-07-08 | Lexau; James R. | Power boat trim augmentation device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3313262A (en) * | 1966-08-18 | 1967-04-11 | Robert E Yunker | Trim correcting apparatus for boats |
SE7700478L (sv) * | 1977-01-18 | 1978-07-19 | Olsson Gerhard Gunnar Rinaldo | Som stabilisator for en med motor driven bat avsedd anordning |
US4781632A (en) * | 1987-10-08 | 1988-11-01 | Brunswick Corporation | Anti-ventilation plate |
US4995840A (en) * | 1989-08-04 | 1991-02-26 | Hydrofoil International, Inc. | Stabilizing fin for a motor boat |
US5178089A (en) * | 1991-09-09 | 1993-01-12 | Arnold Hodel | Motor boat hydrofoil |
-
2005
- 2005-08-22 JP JP2005239995A patent/JP4620549B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-08-18 CN CN2006800304566A patent/CN101626951B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5645009A (en) * | 1996-07-22 | 1997-07-08 | Lexau; James R. | Power boat trim augmentation device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007055303A (ja) | 2007-03-08 |
CN101626951B (zh) | 2012-10-17 |
CN101626951A (zh) | 2010-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2618346C (en) | Boat-propelling machine | |
US6468119B1 (en) | Composite stern drive assembly | |
KR101608031B1 (ko) | 배에 대직경 스크류 프로펠러를 제공하는 방법 및 대직경 스크류 프로펠러를 포함하는 배 | |
EP1937549B1 (en) | Boat propulsion engine | |
JP4620549B2 (ja) | 船舶推進機 | |
US6468120B1 (en) | Single cylinder trim/tilt assembly | |
CN101243247B (zh) | 船舶推进发动机 | |
US11518483B2 (en) | Trim tab for a ship and a ship with the trim tab | |
US7594834B2 (en) | Marine propulsion apparatus | |
JP5016933B2 (ja) | 船外推進装置 | |
JP4758710B2 (ja) | 船舶推進機 | |
JP5016943B2 (ja) | 船外推進装置の揚力発生板取付構造 | |
US11767094B2 (en) | Outboard motor | |
US11167829B2 (en) | Staggered vessel transom for attachment of multiple engines | |
JP2007055302A (ja) | 船舶推進機 | |
JP4966688B2 (ja) | 船外推進装置 | |
JP4755542B2 (ja) | 船舶推進機 | |
JP5016934B2 (ja) | 船外推進装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101026 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101028 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |