JP2007055085A - 液滴噴射装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

液滴噴射装置及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カートリッジから供給されたインクをサブタンクで一旦貯蔵して記録ヘッドに供給するインクジェット記録装置において、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時にインクが無駄に消費されることを防止しつつ、メンテナンス性を向上させる。
【解決手段】 スクリュー33を回転可能、かつ、軸方向に変位可能にハウジング35に配置する。これにより、スクリュー33を回転させれば、連続的に加圧して短時間に多量のインクを記録ヘッド69に側に送り出すことができ、一方、スクリュー33を吐出口35a側に変位させれば、記録ヘッド69のインクを瞬間的(単発的)加圧することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、サブタンクから供給される液体を液滴として噴射する液滴噴射装置に関するもので、特に、インクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)に適用して有効である。
液滴噴射装置では、噴射ヘッド内に気泡や異物が詰まったり、液体に含まれる水分が蒸発して粘度が増大し、液体に含まれる成分が固体状又はスラリー状となって噴射ヘッド内に付着する等すると、液滴を正常に噴射することができなくなる。このため、例えば液滴噴射装置を備えるインクジェット記録装置においては、良好な画像(記録結果)が得ることができなくなる。
この問題に対しては、例えば特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、空気ポンプを用いてサブタンク内の空気を圧縮してサブタンク内のインクに圧力(正圧)を加え、その圧力でインクを下流側に押し流して噴射ヘッドからインクを吐出させることにより、噴射ヘッド内のインクや異物等を除去する正圧パージ方式の回復機能を備えている。
特開平5−92578号公報
ところで、噴射ヘッドからインクを吐出させて粘度が増大したインクや異物等を噴射ヘッド内から除去する正圧パージ方式では、インクの吐出速度を所定速度(例えば、0.1m/s)以上としなければ、十分な回復効果を得ることが難しい。
そして、インクの吐出速度は、サブタンク内の圧力と大気圧との圧力差(以下、この圧力差を、単に圧力差という。)の増大に応じて大きくなるので、インクの吐出速度を所定速度以上とするには、圧力差を所定値以上とする必要がある。
ところで、特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、サブタンク内の空気、つまり圧縮性流体を圧縮することにより圧力差を増大させているので、液体等の非圧縮性流体を圧縮する場合に比べて圧力上昇速度(圧力伝播速度)が遅く、インクの吐出速度が所定速度以上となるまで時間を要する。
一方、単にインクを吐出(噴射)させるための圧力差は、インクの吐出速度を所定速度以上とするために必要な圧力差(以下、この圧力差を必要圧力差という。)に比べて十分に低いので、特許文献1に記載の発明では、インクが噴射ヘッドから吐出(噴射)され始めた時からインクの吐出速度を所定速度以上となるまでの間に多量のインクが吐出されてしまう。
したがって、特許文献1に記載の発明では、回復機能(正圧パージ)の作動時に、多くのインクが無駄に消費されてしまうという問題を有している。
ところで、メインタンクから供給されたインク等の液体をサブタンクで一旦貯蔵して噴射ヘッドに供給する液滴噴射装置においては、メインタンクからサブタンクに至る液体供給経路において、気泡や異物が詰まったり、液体に含まれる成分が固体状又はスラリー状となって付着する可能性がある。
この問題に対しては、特許文献1に記載の発明に準えて、メインタンク内の空気を圧縮することにより、メインタンク内と圧力と大気圧との圧力差を増大させてメインタンクからサブタンクに至る液体供給経路に詰まった異物や粘度が増大したスラリー状の成分をインクと共に噴射ヘッドから排出(吐出)させる回復手段が考えられるが、この手段では、前述したように、圧力上昇速度が遅いため、多くのインクを無駄に消費してしまう可能性が高い。
また、メインタンク、サブタンクそして噴射ヘッドに至る液体供給経路長さは比較的に長いので、この液体供給経路に存在する液体を通常の空気ポンプにて排出(吐出)させるには、比較的多くの時間を要する。このため、初回起動時(初期導入時)や液体交換時等の液体供給経路中に多量の気泡が存在する際には、気泡を排出させる作業(メンテナンス)に多くの時間の必要とするので、メンテナンス性が低いという問題がある。
このメインテナンス性に関する問題に対しては、大型の空気ポンプを用いれば、解決することができるものの、液滴噴射装置の大型化及び製造原価上昇を招くとともに、多くのインクを無駄に消費してしまうという問題を解決することができない。
本発明は、上記点に鑑み、メインタンクから供給されたインク等の液体をサブタンクで一旦貯蔵して噴射ヘッドに供給する液滴噴射装置において、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時にインク等の液体が無駄に消費されることを防止しつつ、メンテナンス性を向上させることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、液体が収容されたメインタンクと、メインタンクから供給される液体を一旦貯蔵するサブタンク、及びサブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットを所定の位置に移動させるヘッドユニット移動手段と、軸方向に変位可能に支持された回転軸及びこの回転軸の外周に形成された螺旋状の羽根を有するスクリュー、並びにスクリューを収納する円柱状の収納空間を構成するとともに長手方向一端側に吐出口が形成されたハウジングを備え、噴射ヘッド側に向けて液体を送り出すスクリューポンプ手段と、スクリューを回転させるスクリュー回転手段と、軸方向のうち吐出口側にスクリューを変位させるスクリュー変位手段とを具備することを特徴とする。
これにより、本発明では、スクリューポンプ手段は、空気等の圧縮性流体を介すことなく、非圧縮性流体である液体を直接加圧しながら噴射ヘッド側に送り出すので、サブタンク内の圧力と大気との圧力差を瞬時に必要圧力差まで上昇させることができ、回復機能作動時に液体が無駄に消費されることを防止できる。
ところで、噴射ヘッドに詰まった気泡や異物等を除去する際には、噴射ヘッド内に存在する液体のみを排出(吐出)すればよいので、噴射ヘッド内の液体を瞬間的(単発的)加圧すれば必要十分である。
一方、メインタンクからサブタンクに至る液体供給経路に存在する液体の量は、噴射ヘッドに存在する液体の量に比べて非常に多いので、メインタンクからサブタンクに至る液体供給経路に詰まった気泡や異物等を噴射ヘッドから排出(吐出)させるには、液体を連続的に加圧して短時間に多量の液体を噴射ヘッドに側に送り出す必要がある。
これに対して、本発明では、スクリューが回転可能、かつ、軸方向に変位可能であるので、スクリュー回転手段にてスクリューを回転させれば、液体を連続的に加圧して短時間に多量の液体を噴射ヘッドに側に送り出すことができ、一方、スクリュー変位手段によりスクリューを吐出口側に変位させれば、噴射ヘッド内の液体を瞬間的(単発的)加圧することができる。
つまり、本発明では、噴射ヘッド内の液体を瞬間的(単発的)加圧する瞬間加圧流及び液体を連続的に加圧する連続加圧流を発生させることができるので、噴射ヘッドに詰まった気泡や異物等を除去する場合、及びメインタンクからサブタンクに至る液体供給経路に詰まった気泡や異物等を除去する場合のいずれの場合であっても、液体が無駄に消費されることを防止でき、かつ、メインタンクからサブタンクに至る液体供給経路に詰まった気泡や異物等を除去する場合にあっては、短時間で気泡や異物等の除去作業を完了させることができる。
したがって、本発明では、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時に液体が無駄に消費されることを防止しつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
ところで、スクリューの羽根は回転軸に沿って螺旋状に形成されているので、この羽根により形成された螺旋状の空間は、ハウジングの長手方向一端側から他端側まで繋がった1本の空間となる。
このため、ハウジングの長手方向一端側から他端側に至る螺旋状の空間の長さが短い場合には、この螺旋状の空間で発生する圧力損失が小さく、十分なメカニカルシール効果を得ることが難しいので、スクリューを吐出口側に変位させた際に、瞬間加圧流による圧力が吐出口と反対側に逃げてしまい、十分な圧力差を得ることができないおそれがある。
これに対して、請求項2に記載の発明では、スクリューが軸方向に変位した場合に、収納空間のうち吐出口と反対側の端部を閉塞する蓋部材を具備することを特徴としているので、スクリューを吐出口側に変位させた際に発生する瞬間加圧流による圧力が吐出口と反対側に逃げてしまうことを確実に防止できる。したがって、瞬間加圧流による圧力を確実に噴射ヘッド側に付与することができる。
なお、上述の説明からも明らかなように、螺旋状の空間の長さを長くする等して螺旋状の空間で発生する圧力損失が大きく、十分なメカニカルシール効果を得ることができれば、蓋部材を廃止しても瞬間加圧流を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、蓋部材は、回転軸に一体化されていることを特徴とする。
これにより、スクリューを回転軸方向に変位させると同時に、収納空間のうち吐出口と反対側の端部を容易に閉塞することができるので、瞬間加圧流による圧力を確実に噴射ヘッド側に付与することができる。
また、請求項3に記載の発明では、蓋部材を回転軸に一体化しているので、例えばスクリューの変位を検出して、専用のアクチュエータにて蓋部材を稼働させる場合に比べて、安価、かつ、確実に収納空間のうち吐出口と反対側の端部を容易に閉塞することができる。
請求項4に記載の発明では、収納空間とサブタンクとを連通させる連通路には、収納空間側からサブタンク側に液体が逆流することを防止する逆止弁が設けられていることを特徴とする。
これにより、瞬間加圧流又は連続加圧流を発生させたときに、加圧流がサブタンク側に流れてしまうことを防止できるので、加圧流による圧力を確実に噴射ヘッド側に付与することができる。
なお、請求項4に記載の発明では、逆止弁により加圧流がサブタンク側に逆流することを防止したが、収納空間とサブタンクとを連通させる連通路で発生する圧力損失が十分に大きい場合には、逆止弁を廃止しても加圧流がサブタンク側に逆流することを防止することができる。
請求項5に記載の発明では、ハウジングとサブタンクとは一体化されており、さらに、スクリューを回転又は軸方向に変位させる際に、ヘッドユニット移動手段を作動させてヘッドユニットをスクリュー回転手段又はスクリュー変位手段が配設された位置に移動させる移動制御手段を具備することを特徴とする。
これにより、サブタンクを複数個設けた場合にサブタンクの個数と同数のスクリュー回転手段又はスクリュー変位手段を設けなくても、瞬間加圧流及び連続加圧流を発生させることができる。したがって、液滴噴射装置の製造原価上昇及び大型化を防止しつつ、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時に液体が無駄に消費されることを防止しながら、メンテナンス性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の液滴噴射装置を有し、液滴噴射装置にてインクを被記録媒体に噴射することを特徴とする。
これにより、インクジェット記録装置において、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時に液体が無駄に消費されることを防止しながら、メンテナンス性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明では、所定時間毎にスクリュー回転手段及びスクリュー変位手段を作動させる定期自動作動手段を有することを特徴とする。
これにより、インクに含まれる成分が固体状又はスラリー状となって噴射ヘッド付着する等の不具合が発生することを未然に防止することができる。
請求項8に記載の発明では、定期自動作動手段は、スクリュー回転手段を作動させた後、スクリュー変位手段を作動させることを特徴とする。
これにより、メインタンクからサブタンクに至るインク供給経路に詰まった異物や粘度が増大したスラリー状の成分が除去された後、記録噴射ヘッド内に付着した異物等が除去されることとなり、確実に回復処理を行うことができる。
請求項9に記載の発明では、ユーザの指示により、スクリュー回転手段又はスクリュー変位手段を作動させる手動作動手段を有し、手動作動手段は、スクリュー変位手段をスクリュー回転手段より優先させて作動させることを特徴とする。
これにより、噴射ヘッド内に付着した異物等の除去が優先的に行われることになるので、短時間で噴射ヘッド内に付着した異物等の除去を完了させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
1.多機能装置1の概略構成
本実施形態は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を備えた、いわゆる多機能装置を構成するインクジェット記録装置に本発明を適用したものであり、図1は本実施形態に係る多機能装置1の外観図であり、図2は本実施形態に係る多機能装置1の断面図である。
多機能装置1の上部には、図1に示すように、画像を読み取りるスキャナ2が設けられ、下部のケーシング1a内上部には、図2に示すように、被記録媒体である記録用紙に画像を記録(形成)するインクジェット記録装置7が設けられている。なお、ケーシング1a内の下部には、記録用紙20をインクジェット記録装置7に供給する給紙装置30が設けられている。
また、ケーシング1a内の後方側であって給紙装置30の上方側には、左右方向(図2の紙面垂直方向)に延びる略直方体形状のフレーム5が設けられており、このフレーム5の上部にはインクジェット記録装置7が配置され、一方、フレーム5の後方には給紙装置30に載置された記録用紙20をインクジェット記録装置7に案内する搬送路5aが形成されている。
インクジェット記録装置7は、搬送路5aの出口に隣接する箇所に設けられた搬送ローラ7a、及び画像が記録された記録用紙20を排出する箇所に設けられた排出ローラ7bを有しており、搬送ローラ7aは用紙搬送モータ123(図5参照)の回転駆動力を受けて回転する。なお、インクジェット記録装置7の詳細構造は後述する。
給紙装置30は、ケーシング1aの開口部1bから挿入組み付けされた給紙カセット3を有しており、この給紙カセット3には、多数枚の記録用紙20を収納する用紙収納部3aが設けられている。
そして、用紙収納部3aに収納されている記録用紙20のうち最上層に積層されている記録用紙20は、給紙ローラ8から搬送力が付与されて搬送路5aを経てインクジェット記録装置7へ送り出される。
なお、給紙ローラ8は、駆動軸9に回転(揺動)可能に支持されたアーム10の先端部に回転可能に保持されており、給紙ローラ8を回転させる回転力は、駆動軸9等を介して給紙モータ122(図5参照)から供給される。
また、多機能装置1の上部前面には、図1に示すように、各種操作ボタンや液晶パネル等からなる操作パネル6が設けられており、ユーザは、操作パネル6に設けられた各種操作ボタンを操作することにより、多機能装置1が有する各種設定項目の設定、ファクシミリ番号等の必要事項の入力、及び動作状況や通信履歴等の確認等を行うことができる。
2.インクジェット記録装置7の構成
2.1.インクジェット記録装置7の全体構成
インクジェット記録装置7は、本発明に係る液滴噴射装置を用いて記録用紙20に向けてインクを噴射することにより記録用紙20に画像を形成する画像形成装置の一種である。なお、図3はインクジェット記録装置7の概略構成を示す図である。
ヘッドユニット11は、複数個の記録ヘッド69及び複数個のサブタンク31を有するもので、このヘッドユニット11はキャリッジ4に搭載されて記録用紙20の搬送方向と直交する方向(紙面左右方向)に平行(往復)移動させられる。なお、ヘッドユニット11の詳細は後述する。
ガイドバー24は、キャリッジ4(ヘッドユニット11)の移動方向に延びてキャリッジ4の移動を案内する案内部材であり、キャリッジ4は、ガイドバー24に沿って設けられた無端ベルト25に連結されている。
そして、無端ベルト25は、ガイドバー24の一端側(紙面右側)に設置されたプーリ26と他端側に設定されたアイドルプーリ27との間に掛け止められており、プーリ26は、キャリッジモータ28により回転駆動される。このため、キャリッジモータ28が回転して無端ベルト25が回転すると、これに機械的に連動してキャリッジ4、つまりヘッドユニット11が紙面左右方向に平行移動する。
また、ガイドバー24の近傍には、ガイドバー24と平行に延びるタイミングスリット29が配設されており、このタイミングスリット29には、その長手方向において一定間隔毎に一定幅の線状の孔(スリット)が形成されている。
また、キャリッジ4には、タイミングスリット29を挟んで発光素子と受光素子とが対面するように配置されたフォトインタラプタからなる検出部(図示せず。)が設けられており、この検出部及びタイミングスリット29により、キャリッジ4(ヘッドユニット11)の移動量(位置)を検出するリニアエンコーダ(キャリッジ送り用エンコーダ)118(図5参照)が構成されている。
なお、ガイドバー24に沿ってキャリッジ4が往復運動(平行移動)する領域は、図3に示すように、記録用紙20への記録が行われる記録領域、記録が行われない領域である待機領域及び間隙調整領域の3つの領域に分けられる。
そして、待機領域は、ガイドバー24のプーリ26側端付近に設定されており、この待機領域では、記録やメンテナンス等が行われていない期間にキャリッジ4が待機したり、後述するワイピングや回復動作(正圧パージ)等が行われる。
また、間隙調整領域は、図示しない間隙調整装置を動作させための領域であり、この間隙調整装置を動作させて記録ヘッド69の各ノズル37(図4参照)と記録用紙20との間隙(ギャップ)が適正値に調整される。
キャップ21は、記録ヘッド69のノズル37を覆うことによりノズル37に滞留するインクの乾燥を防止する覆い部材であり、このキャップ21は、キャップ駆動部22により駆動されて稼働する。
すなわち、キャップ21及びキャップ駆動部22は、待機領域のうち記録ヘッド69の下方側に配置されており、キャリッジ4が待機領域内の所定位置で停止すると、キャップ駆動部22は、キャップ21を上昇させてキャップ21を記録ヘッド69の下面に当てるようにしてノズル37を覆う。逆に、記録動作時やメンテナンス時のようにキャリッジ4を移動させる場合は、キャップ駆動部22は、キャップ21を降下させてノズル37を露出させる。
また、キャップ21の位置からキャリッジ4の移動方向に隣接した位置には、回復動作時に各ノズル37から吐出(噴射)されたインクを受けるための廃インク受皿16、及び各ノズル37の開口面に付着したインク等を拭き取るためのワイパーブレード18が設けられている。
なお、ワイパー駆動部19は、ワイパーブレード18を移動させるワイパー移動手段であり、ワイパーブレード18は、通常、記録ヘッド69(ノズル37)から離れた位置に待機しているが、回復動作時には、その先端側がノズル37に接触する程度まで記録ヘッド69(ノズル37)に近づくように移動される。
また、待機領域のうちヘッドユニット11の上方側には、後述するスクリュー33を回転又は軸方向に変位させるスクリュー駆動部12が設けられており、このスクリュー駆動部12は、図示しないフレーム等を介してケーシング1a内で上下動可能に設けられている。なお、スクリュー駆動部12の詳細は後述する。
2.2.ヘッドユニット11及びスクリュー駆動部12の構成
図4(a)はヘッドユニット11を含むインクの供給経路を示す概略図であり、図4(b)はサブタンク31の上面図である。図4(a)に示すように、ヘッドユニット11の下方側には、インクを液滴(インク滴)として噴射する複数個のノズル37が設けられた記録ヘッド69が設けられている。なお、本実施形態では、記録ヘッド69として、圧電素子(ピエゾ素子)を用いた周知のものを採用している。
また、記録ヘッド69の上方側には、インクカートリッジ(メインタンク)71からチューブ72を介して供給されるインクを一旦貯蔵するサブタンク31が設けられており、このサブタンク31及びカートリッジ71は、共にインク色に対応した数だけ設けられている。因みに、本実施形態では、ブラック、シアン、イエロー及びマゼンダの4色に対応した4種類のサブタンク31及びカートリッジ71が設けられている。
なお、各サブタンク31及びカートリッジ71は、収納されているインク色のみ異なっており、他の構成は全く同じであるので、以下、ブラックのインクが貯蔵されるサブタンク31(図3の最左側)を例に説明する。
サブタンク31は、扁平立方体形状に構成されているとともに(図4(b)参照)、仕切り壁32により2つの空間31a、31bに仕切られている。そして、2つの空間31a、31bのうち空間31a(以下、サブタンク部31aという。)は、チューブ72に直接連通している。
一方、空間31b(以下、収納空間31bという。)は、上下方向に延びる略円柱状に構成され、かつ、仕切り壁32に設けられた連通路32aを介してチューブ72に連通している。そして、サブタンク部31aと収納空間31bとを連通させる連通路32aには、収納空間31bからサブタンク部31a側にインクが逆流することを防止する逆止弁32cが設けられている。
また、収納空間31bには、回転軸33a及び回転軸33aの外周に形成された螺旋状の羽根33bを有するスクリュー33が収納されており、このスクリュー33、及び仕切り壁32等の収納空間31bを構成する部材(以下、この部材をハウジング35という。)等からインクを記録ヘッド69(ノズル37)に向けて送り出すスクリューポンプ部34が構成されている。
また、スクリュー33の回転軸33aは、軸方向(本実施形態では、上下方向)に変位可能であって、かつ、回転可能な状態でハウジング35に支持されており、スクリュー駆動部12から回転力又は軸方向変位力を受けて回転又は軸方向に変位する。
そして、ハウジング35(収納空間31b)の長手方向下端側には、記録ヘッド69、つまり複数個のノズル37に連通する吐出口35aが設けられ、一方、長手方向上端側には、スクリュー33が軸方向下端側に変位した場合に、ハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側の端部を閉塞する蓋部材33cが設けられている。
因みに、図4(a)では、吐出口35aは右端側のノズル37のみと連通しているように描かれているが、実際には、図示しない分配通路を介して吐出口35aは複数個のノズル37全てと連通している。
なお、本実形態では、蓋部材33cは、スクリュー33(回転軸33a)に一体化されているので、蓋部材33cは、スクリュー33の軸方向変位に機械的に連動してハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側を開閉する。
バネ33dは、スクリュー33をハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側に移動させる弾性力を付勢する弾性手段であり、本実施形態では、コイル状の金属バネ又はゴム等にてバネ33dを構成している。
歯車33eは、スクリュー33(回転軸33a)の長手方向上端側に連結され、スクリュー駆動部12から付与される回転力をスクリュー33に伝達するもので、本実施形態では、この歯車33eとハウジング35との間に、バネ33dが配設されている。このため、本実施形態では、バネ33dの弾性力は、歯車33eを介してスクリュー33に伝達される。
スクリュー駆動部12は、スクリュー33(回転軸33a)の長手方向と平行な方向に移動してスクリュー33の長手方向上端側を下端側(吐出口35a側)に向けて押圧するスライド押圧部12a、スライド押圧部12aと一体的に上下移動して歯車33eに回転力を伝達する連結歯車12b、及びスライド押圧部12a又は連結歯車12bに動力を付与するスクリュー駆動部12c(図5参照)等から構成されている。
3.インクジェット記録装置7の電気的構成
図5はインクジェット記録装置7の電気的構成を示すブロック図であり、図5に示すように、インクジェット記録装置7は、後述する各駆動回路120a〜120gを制御する制御装置110を有しており、この制御装置110は、CPU111、ROM112、RAM113、及びEEPROM114等を有して構成されている。
そして、制御装置110には、記録用紙20の有無やその先端部、後端部、幅方向における端縁等を検出可能な周知のメディアセンサやレジストセンサ等からなる各種センサ群116、記録用紙20の搬送量(位置)を検出する用紙搬送用エンコーダ117、操作パネル6、及びキャリッジ送り用エンコーダ118等の出力が入力されている。
また、制御装置110の出力側には、給紙モータ122を駆動するための給紙モータ駆動回路120a、用紙搬送モータ123を駆動するための搬送モータ駆動回路120b、キャリッジモータ28を駆動するためのキャリッジモータ駆動回路120c、記録ヘッド69(圧電素子)を駆動するための記録ヘッド駆動回路120d、スクリュー駆動部12cを駆動するためのスクリュー駆動回路120e、キャップ駆動部22を駆動するためのキャップ駆動回路120f、及びワイパー駆動部19を駆動するためのワイパー駆動回路120g等が接続されている。
そして、制御装置110は、ROM112やEEPROM114に格納された各種プログラムに従ってCPU111が各駆動回路120a〜120gを制御することで、それぞれの駆動対象を制御する。
なお、本実施形態に係る多機能装置1は、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と記す。)125と通信可能であり、PC125からの記録指示に従ってこの記録指示と共に送られてくる画像データを記録用紙20に記録するための記録処理を行う。
4.本実施形態に係るインクジェット記録装置7の特徴的作動
本実施形態に係るインクジェット記録装置7では、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時に、記録ヘッド69内のインクを瞬間的(単発的)加圧する瞬間加圧流、及びインクを連続的に加圧する連続加圧流の2種類の加圧流を発生させることができる。
4.1.1.瞬間加圧流
すなわち、図6は瞬間加圧流を発生させる場合のスクリュー駆動部12の作動を示す図であり、瞬間加圧流を発生させる場合には、先ず、図6(a)に示すように、瞬間加圧流を発生させたいサブタンク31、つまり回復作動を行う記録ヘッド69(ノズル37)に対応したサブタンク31が、スクリュー駆動部12の直下に位置するようにキャリッジ4を移動させる。
次に、図6(b)に示すように、スクリュー駆動部12を降下させてスライド押圧部12aにてスクリュー33の上端側(歯車33e)を押圧する。これにより、収納空間31b(ハウジング35)内のインクは、スクリュー33(特に羽根33b)により吐出口35a側に加圧されるので、瞬間的(単発的)な加圧流が発生し、記録ヘッド69(ノズル37)からインクが吐出される。
なお、スライド押圧部12aの下降速度は、粘度が増大したインクや異物等を記録ヘッド69内から除去することができる程度の吐出速度が発生するように設定する必要があり、具体的な下降速度は、ノズル37の孔径、ノズル37の数及びスクリュー33(羽根33b)とハウジング35の内壁との隙間等を考慮して決定する必要がある。
そして、スクリュー駆動部12を上昇させると、バネ33dの弾性力によりスクリュー33が上方側(元の位置)に復帰するので、再度、スクリュー駆動部12を降下させれば、瞬間加圧流を再び発生させることができる。
なお、回復作動を解除する場合には、図6(c)に示すように、スライド押圧部12aとスクリュー33とが非接触状態となるまでスクリュー駆動部12を上昇させる。
4.1.2.連続加圧流
図7は瞬間加圧流を発生させる場合のスクリュー駆動部12の作動を示す図であり、連続加圧流を発生させるには、先ず、図7(a)に示すように、連続加圧流を発生させたいサブタンク31、つまり回復作動を行う記録ヘッド69(ノズル37)に対応したサブタンク31が、スクリュー駆動部12の直下に位置するようにキャリッジ4を移動させる。
次に、図7(b)に示すように、歯車33eと連結歯車12bとが噛み合うようにスクリュー駆動部12を下降させた後、図7(c)に示すように、連結歯車12bを回転させてスクリュー33を回転させる。これにより、ハウジング35(収納空間31b)内のインクが連続的に吐出口35a側に加圧されるとともに、これに連動してカートリッジ71からインクがサブタンク31に連続的に流入するので、連続的な加圧流が発生し、記録ヘッド69(ノズル37)からインクが吐出される。
なお、回復作動を解除する場合には、図7(d)に示すように、歯車33eと連結歯車12bとが非接触状態となるまでスクリュー駆動部12を上昇させる。
ところで、連続加圧流はスクリュー33を回転させることより発生させ、瞬間加圧流はスクリュー33を軸方向に平行移動させることにより発生させているが、連続加圧流を発生させる場合におけるスクリュー駆動部12をスクリュー33に連結する際のスクリュー駆動部12の移動(降下)速度は、瞬間加圧流を発生させる場合における移動速度に比べて小さくすることが望ましい。
これは、瞬間加圧流を発生させる場合には、瞬間的にスクリュー33を軸方向に平行移動させる必要があるのに対して、連続加圧流はスクリュー駆動部12の移動速度は全く関係がなく、むしろ、移動速度が過度に大きいと、連結時に歯車33eと連結歯車12bとが噛み合わないおそれがあるからである。
4.2.回復作動(加圧流)の制御
図8〜図15は回復作動の制御を示すフローチャートであり、以下、回復作動の制御をフローチャートに従って説明する。
4.2.1.自動回復制御(自動パージ処理)
図8〜図13は自動回復制御を示すフローチャートであり、図8は自動回復制御のメイン制御フローである。
図8に示すメイン制御フローは、多機能装置1の電源スイッチが投入されると同時に起動され、先ず、初期導入処理が実行される(S1)。なお、初期導入処理の詳細は後述する。
そして、初期導入処理(S1)が終了すると、タイマーが起動されてタイマー時間の計測(計時)が開始された後(S3)、タイマー起動時から所定時間(本実施形態では、192時間)が経過したか否かが判定され(S5)、所定時間が経過した場合には(S5:YES)、定期パージ処理が実行される(S7)。なお、定期パージ処理(S7)の詳細は後述する。
定期パージ処理(S7)が終了すると、タイマー時間の計測が終了するとともに、計測(計時)された時間が初期値(0)に再設定された後(S9)、再び、タイマー時間の計測(計時)が開始される(S3)。なお、S3〜S9は、多機能装置1の電源スイッチが遮断されるまで、繰り返し実行される。
4.2.2.初期導入処理
図9は初期導入処理の制御フローを示すフローチャートであり、初期導入処理が起動されると、先ず、初期導入用連続加圧処理が実行される(S11)。なお、初期導入用連続加圧処理とは、連続加圧流を発生させる処理であり、詳細は後述する。
そして、初期導入用連続加圧処理(S11)が終了すると、瞬間加圧流を発生させる瞬間加圧処理1が実行される(S13)。なお、瞬間加圧処理1(S13)は、図10に示されるように、スライド押圧部12aにてスクリュー33の上端側を押圧して瞬間加圧流を発生させた後(S21)、スライド押圧部12aを上昇させてインクの加圧を停止する(S22)処理である。
瞬間加圧処理1が終了すると、図9に示すように、ワイパーブレード18によってノズル37の開口面が拭き取られるワイピングが行われた後(S15)、圧電素子を駆動させて実際に記録用紙20に記録させる場合と同様に記録ヘッド69(ノズル37)からインクを吐出するフラッシングが行われる(S17)。
そして、フラッシング(S17)が終了すると、キャップ21にてノズル37が覆われれた後(S19)、初期導入処理が終了する。なお、キャップ21にてノズル37を覆うことをキャッピングと呼ぶ。
因みに、ワイピングの終了後にフラッシングを行う理由は、以下の通りである。すなわち、ワイピングを行うと、ノズル37の開口面全体が、複数色のインクが全て混ざった状態となり、そのまま放置しておくと、ノズル37の出口からインクがノズル37内に入り込んでノズル37内のインク色が変化してしまうおそれがある。
そこで、ワイピング後は一旦キャリッジ4を廃インク受皿16と対向する位置に戻してフラッシングを行うことにより、ノズル37の出口からインクがノズル37内に入り込んでノズル37内のインク色が変化してしまうことを未然に防止する。
4.2.3.初期導入用連続加圧処理
図11は初期導入用連続加圧処理を示すフローチャートであり、この初期導入用連続加圧処理が起動されると、先ず、連続加圧流を発生させるサブタンク31がスクリュー駆動部12の直下に位置するようにキャリッジ4が移動させられた後(S31)、歯車33eと連結歯車12bとが噛み合うようにスクリュー駆動部12が下降する(S33)。
そして、スクリュー33が回転し始めると(S35)、初期導入分が駆動されたか否かが判定される(S37)。ここで、「初期導入分が駆動されたか否か」とは、カートリッジ71からサブタンク部31aに至るインク供給経路の体積に相当するインクが送り出されたか否かを意味しており、本実施形態では、スクリュー33が回転し始めた時から第1所定時間が経過したか否か、又はスクリュー33の総回転数が第1所定回転数を超えたか否かで「初期導入分が駆動されたか否か」を判定している。
そして、初期導入分が駆動されたと判定されたと判定された場合には(S37:YES)、スクリュー33の回転、つまりスクリューポンプ部34の駆動が停止され(S39)、初期導入用連続加圧処理が終了する。
4.2.4.定期パージ処理
図12は定期パージ処理を示すフローチャートであり、この定期パージ処理が起動されると、先ず、定期パージ用連続加圧処理が実行された後(S41)、瞬間加圧処理1(図10参照)が実行される(S43)。
そして、瞬間加圧処理1が終了すると(S43)、ワイピングが行われ(S45)、その後、フラッシングが行われた後(S47)、キャッピングが行われる(S49)。
なお、図13は、定期パージ用連続加圧処理を示すフローチャートであり、定期パージ用連続加圧処理(図13)と初期導入用連続加圧処理(図11)とは、スクリュー33の回転を停止させる判定ステップのみ相違しており、他の制御ステップは同じである。
すなわち、定期パージ用連続加圧処理が起動されると、先ず、連続加圧流を発生させるサブタンク31がスクリュー駆動部12の直下に位置するようにキャリッジ4が移動させられた後(S51)、歯車33eと連結歯車12bとが噛み合うようにスクリュー駆動部12が下降する(S53)。
そして、スクリュー33が回転し始めると(S55)、定期パージ分が駆動されたか否かが判定される(S57)。ここで、「定期パージ分が駆動されたか否か」とは、カートリッジ71からサブタンク部31aに至るインク供給経路の体積に相当するインクの量より少ない量のインクが送り出されたか否かを意味しており、本実施形態では、スクリュー33が回転し始めた時から第1所定時間より短い第2所定時間が経過したか否か、又はスクリュー33の総回転数が第1所定回転数より小さい第2所定回転数を超えたか否かで「定期パージ分が駆動されたか否か」を判定している。
そして、定期パージ分が駆動されたと判定されたと判定された場合には(S37:YES)、スクリュー33の回転、つまりスクリューポンプ部34の駆動が停止され(S39)、定期パージ用連続加圧処理が終了する。
4.3.手動回復制御(手動パージ処理)
自動パージ処理(図8)は、電源スイッチの投入とともに、連続加圧流処理や瞬間加圧流処理が自動的に実行されるものであったが、本処理(手動パージ処理)は、回復作動を行うパージスイッチ(クリーニングスイッチ)が手動操作された場合に実行されるものである。
図14は手動パージ処理を示すフローチャートであり、ユーザによりパージスイッチ(クリーニングスイッチ)が投入されると、手動パージ処理が起動され、カートリッジ71が交換されたか否かが判定される(S61)。
なお、本実施形態では、カートリッジ71内のインクが所定量以下となった状態でカートリッジ71が取り外された後にカートリッジ71が再び装着された場合に、カートリッジ71が交換されたものと判定している。
そして、カートリッジ71が交換されたものと判定された場合には(S61:YES)、瞬間加圧処理2が実行される(S63)。なお、瞬間加圧処理2とは、図15に示される処理で、その概要は、瞬間加圧処理1と同様である。
すなわち、先ず、瞬間加圧流を発生させるサブタンク31がスクリュー駆動部12の直下に位置するようにキャリッジ4が移動させられ(S91)、次に、スクリュー駆動部12が降下してスライド押圧部12aにてスクリュー33の上端側(歯車33e)が押圧されて瞬間加圧流が発生する(S93)。
そして、スライド押圧部12aにより押圧が終了すると、スライド押圧部12a(スクリュー駆動部12)が上昇し(S95)、ワイピングが行われる(S97)。ワイピングの終了後、フラッシングが行われ(S99)、その後、キャッピングが行われる(S101)。
以上のようにして、瞬間加圧処理2が終了すると、図14に示すように、手動パージ処理が終了する。
また、S61にてカートリッジ71が交換されていないと判定された場合には(S61:NO)、ユーザが手動パージ処理を続行する旨の確認操作をしたか否か、つまり手動パージ処理確認スイッチ(図示せず。)の操作をしたか否かに基づいて手動パージ処理を続行する否かが確認される(S65)。
そして、ユーザが手動パージ処理を続行する旨の確認操作をしたと判定された場合には(S65:YES)、瞬間加圧処理2が実行されたた後(S67)、ユーザがテスト印刷を指示したか否かが判定され(S69)、テスト印刷が指示されたと判定された場合には(S69:YES)、テスト印刷が実行されるとともにテスト印刷の回数を示すカウンタ値が1増加される(S71)。一方、テスト印刷が指示されていないと判定された場合には手動パージ処理が終了する(S69:NO)。
次に、テスト印刷の結果が良好であるか否か、つまりテスト印刷の結果が良好であることを示すボタンやスイッチ等をユーザが操作したか否かが判定され(S73)、テスト印刷の結果が良好であると判定された場合には手動パージ処理が終了し(S73:YES)、一方、テスト印刷の結果が良好でないと判定された場合には(S73:NO)、前記カウンタ値が所定値N(本実施形態では、2)以上であるか否かが判定される(S75)。
そして、カウンタ値が所定値N未満である場合には(S75:NO)、S67に戻り、再び、瞬間加圧処理2が実行される。一方、カウンタ値が所定値N以上である場合には(S75:YES)、定期パージ処理(図12参照)が実行された後(S77)、メイン制御フロー(図8参照)で計測(計時)が開始されたタイマー時間が初期値(0)に再設定される(S79)。
次に、ユーザがテスト印刷を指示したか否かが再び判定され(S81)、テスト印刷が指示されたと判定された場合には(S81:YES)テスト印刷が実行され(S83)、一方、テスト印刷が指示されていないと判定された場合には手動パージ処理が終了する(S81:NO)。
テスト印刷が終了すると、テスト印刷の結果が良好であるか否か、つまりテスト印刷の結果が良好であることを示すボタンやスイッチ等をユーザが操作したか否かが判定され(S85)、テスト印刷の結果が良好であると判定された場合には手動パージ処理が終了し(S85:YES)、一方、テスト印刷の結果が良好でないと判定された場合には(S85:NO)、初期導入処理(図9参照)が実行された後(S87)、S79に戻り、再びタイマー時間が初期値(0)に再設定される(S79)。
5.本実施形態に係るインクジェット記録装置7の特徴
本実施形態に係るインクジェット記録装置7では、サブタンク部31a(サブタンク31)の上方側に存在する空気を介してインクを加圧するのではなく、サブタンク31内のインクを直接加圧して回復作動を行うので、空気を介してサブタンク31内のインクを加圧する場合に比べて、サブタンク31内のインク圧力と大気との圧力差を瞬時に必要圧力差まで上昇させることができ、回復機能作動時にインクが無駄に消費されることを防止できる。
ところで、記録ヘッド69に詰まった気泡や異物等を除去する際には、記録ヘッド69内に存在するインクのみを排出(吐出)すればよいので、記録ヘッド69内の液体を瞬間的(単発的)加圧すれば必要十分である。
一方、カートリッジ71からサブタンク31(サブタンク部31a)に至るインク供給経路に存在するインクの量は、記録ヘッド69に存在するインクの量に比べて非常に多いので、カートリッジ71からサブタンク31に至るインク供給経路に詰まった気泡や異物等を記録ヘッド69から排出(吐出)させるには、インクを連続的に加圧して短時間に多量のインクを記録ヘッド69に側に送り出す必要がある。
これに対して、本実施形態では、記録ヘッド69内のインクを瞬間的(単発的)加圧する瞬間加圧流、及びインクを連続的に加圧する連続加圧流を発生させることができるので、記録ヘッド69に詰まった気泡や異物等を除去する場合、及びカートリッジ71からサブタンク31(サブタンク部31a)に至るインク供給経路に詰まった気泡や異物等を除去する場合のいずれの場合であっても、インクが無駄に消費されることを防止でき、かつ、カートリッジ71からサブタンク31に至るインク供給経路に詰まった気泡や異物等を除去する場合にあっては、短時間で気泡や異物等の除去作業を完了させることができる。
したがって、本実施形態では、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時にインクが無駄に消費されることを防止しつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
ところで、スクリュー33の羽根33bは回転軸33aに沿って螺旋状に形成されているので、この羽根33bにより形成された螺旋状の空間は、ハウジング35(収納空間31b)の長手方向一端側から他端側まで繋がった1本の空間となる。
このため、スクリュー33を吐出口35a側に変位させた際に、瞬間加圧流による圧力が吐出口35aと反対側に逃げてしまい、十分な圧力差を得ることができないおそれがある。
これに対して、本実施形態では、スクリュー33が軸方向に変位した場合に、ハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側の端部を閉塞する蓋部材33cを有しているので、スクリュー33を吐出口35a側に変位させた際に発生する瞬間加圧流による圧力が吐出口35aと反対側に逃げてしまうことを確実に防止できる。したがって、瞬間加圧流による圧力を確実に記録ヘッド69側に付与することができる。
また、本実施形態では、蓋部材33cは、回転軸33aに一体化されているので、スクリュー33を回転軸方向に変位させると同時に、ハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側の端部を閉塞できるので、瞬間加圧流による圧力を確実に記録ヘッド69側に付与することができる。
また、連通路32aに逆止弁32cが設けられているので、瞬間加圧流又は連続加圧流を発生させたときに、加圧流がサブタンク部31a側に流れてしまうことを防止できる。したがって、加圧流による圧力を確実に記録ヘッド69側に付与することができる。
なお、本実施形態では、連通路32aを仕切り壁32の高さ方向略中央部に設けたが、これは以下のような理由によるものである。
すなわち、スクリューポンプ部34は、連通路32aからハウジング35(収納空間31b)内に供給されるインクを記録ヘッド69側に圧送するが、スクリューポンプ部34がポンプとして作動する部分は、連通路32aから吐出口35aまでに至る空間である。
したがって、スクリューポンプ部34を効果的に作動させるには、連通路32aを仕切り壁32の上端側に設けて連通路32aと吐出口35aとの距離をできるだけ大きくすることが望ましい。
しかし、連通路32aを仕切り壁32の上端側に設けると、サブタンク31(サブタンク部31a)のインクが消費されて液面が低下した際に、サブタンク部31aからハウジング35(収納空間31b)へインクが供給されなくなってしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、仕切り壁32の高さ方向略中央部に連通路32aを設けることにより、スクリューポンプ部34を効果的に作動させつつ、サブタンク部31aからハウジング35(収納空間31b)へインクが供給されなくなってしまうことを防止している。
また、本実施形態では、スクリュー33を回転又は軸方向に変位させる際に、キャリッジ4を移動させてヘッドユニット11をスクリュー駆動部12が配設された位置に移動させるので、サブタンク31の個数と同数のスクリュー駆動部12を設けなくても、瞬間加圧流及び連続加圧流を発生させることができる。
したがって、インクジェット記録装置7の製造原価上昇及び大型化を防止しつつ、回復機能作動時や初期導入時等のメンテナンス時に液体が無駄に消費されることを防止しながら、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態では、所定時間毎に自動的に回復作動(パージ処理)が実行されるので、インクに含まれる成分が固体状又はスラリー状となって記録ヘッド69(ノズル37)内に付着する等の不具合が発生することを未然に防止することができる。
また、自動的に実行される回復作動(パージ処理)においては、連続加圧処理が終了した後に、瞬間加圧処理が行われるので、カートリッジ71からサブタンク31に至るインク供給経路に詰まった異物や粘度が増大したスラリー状の成分が除去された後、記録ヘッド69(ノズル37)内に付着した異物等が除去されることとなり、確実に回復処理を行うことができる。
また、手動パージ処理においては、瞬間加圧処理が連続加圧処理より優先して行われるので、記録ヘッド69(ノズル37)内に付着した異物等の除去が優先的に行われることになり、短時間で記録ヘッド69(ノズル37)内に付着した異物等の除去を完了させることができる。
6.主な発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、記録ヘッド69が特許請求の範囲に記載された噴射記録ヘッドに相当し、カートリッジ71が特許請求の範囲に記載されたメインタンクに相当し、サブタンク部31aが特許請求の範囲に記載されたサブタンクに相当し、キャリッジ4がヘッドユニット移動手段に相当し、スクリュー駆動部12が特許請求の範囲に記載されたスクリュー回転手段及びスクリュー変位手段に相当し、スクリューポンプ部34が特許請求の範囲に記載されたスクリューポンプ手段に相当する。
また、S31(図11参照)及びS51(図13参照)が特許請求の範囲に記載された移動手段に相当し、S7(図8参照)が特許請求の範囲に記載された定期自動作動手段に相当し、S61〜S87(図14参照)特許請求の範囲に記載された手動作動手段に相当する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、スクリュー駆動部12が特許請求の範囲に記載されたスクリュー回転手段及びスクリュー変位手段に相当していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、スクリュー回転手段及びスクリュー変位手段に相当するものをそれぞれ独立に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、キャリッジ4を移動させて回復処理を行うサブタンク31を選択したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばスクリュー駆動部12をサブタンク31の数と同数設け、キャリッジ4を移動させることなく回復処理を行ってもよい。
また、上述の実施形態では、ハウジング35とサブタンク部31aとを一体化してサブタンク31を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハウジング35とサブタンク部31aとを別体としてもよい。
また、上述の実施形態では、蓋部材33cとスクリュー33とが一体化されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、蓋部材33cを別体として、スクリュー33の変位と連動してハウジング35(収納空間31b)の長手方向上端側を閉塞するようにしてもよい。
また、連通路32aの位置は、図4に示されたように、上下方向略中央部に限定されるものではい。
また、上述の実施形態では、瞬間加圧処理時にスクリュー33を1回だけ押圧して瞬間加圧流を1回だけ発生させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1回の瞬間加圧処理において、複数回、瞬間加圧流が発生するようにしてもよい。
また、本発明の適用は、インクジェット記録装置に限られるものでなく、例えば、溶融半田をノズルから噴射させることによって各種プリント配線板等への半田付けを自動で行う半田付け装置や、有機ELディスプレイを製造する際に、高分子有機材料(発光体)をインクジェット方式により噴射することによって有機膜を形成するための装置、或いは、樹脂をスラリー化してノズルから噴射させる装置などのように、サブタンクに貯蔵された液体をノズルから液滴として噴射するよう構成された様々な液滴噴射装置に対して適用可能である。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る多機能装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る多機能装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の模式図である。 本発明の実施形態に係るカートリッジ及びサブタンクの構造図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の電気構成図である。 瞬間加圧処理の作動を示す図である。 連続加圧処理の作動を示す図である。 メイン制御を示すフローチャートである。 初期導入処理を示すフローチャートである。 瞬間加圧処理1を示すフローチャートである。 初期導入用連続加圧処理を示すフローチャートである。 定期パージ処理を示すフローチャートである。 的パージ用連続加圧処理を示すフローチャートである。 手動パージ処理を示すフローチャートである。 瞬間加圧処理2を示すフローチャートである。
符号の説明
1…多機能装置、1a…ケーシング、1b…開口部、2…スキャナ、
3…給紙カセット、3a…用紙収納部、4…キャリッジ、5…フレーム、
5a…搬送路、6…操作パネル、7…インクジェット記録装置、7a…搬送ローラ、
7b…排出ローラ、8…給紙ローラ、9…駆動軸、10…アーム、
11…ヘッドユニット、12…スクリュー駆動部、12a…スライド押圧部、
12b…連結歯車、12c…スクリュー駆動部、16…廃インク受皿、
18…ワイパーブレード、19…ワイパー駆動部、20…記録用紙、
21…キャップ、22…キャップ駆動部、24…ガイドバー、25…無端ベルト、
26…プーリ、27…アイドルプーリ、28…キャリッジモータ、
29…タイミングスリット、30…給紙装置、31…サブタンク、
31a…サブタンク部、31a…空間、31b…空間、31b…収納空間、
32…仕切り壁、32a…連通路、32c…逆止弁、33…スクリュー、
33a…回転軸、33b…羽根、33c…蓋部材、33d…バネ、33e…歯車、
34…スクリューポンプ部、35…ハウジング、35a…吐出口、37…ノズル、
69…記録ヘッド、71…カートリッジ、72…チューブ、
110…制御装置、117…用紙搬送用エンコーダ、
120a…給紙モータ駆動回路、120b…搬送モータ駆動回路、
120c…キャリッジモータ駆動回路、120d…記録ヘッド駆動回路、
120e…スクリュー駆動回路、120f…キャップ駆動回路、
122…給紙モータ、123…用紙搬送モータ。

Claims (9)

  1. 液体が収容されたメインタンクと、
    前記メインタンクから供給される液体を一旦貯蔵するサブタンク、及び前記サブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを所定の位置に移動させるヘッドユニット移動手段と、
    軸方向に変位可能に支持された回転軸及びこの回転軸の外周に形成された螺旋状の羽根を有するスクリュー、並びに前記スクリューを収納する円柱状の収納空間を構成するとともに長手方向一端側に吐出口が形成されたハウジングを備え、前記噴射ヘッド側に向けて液体を送り出すスクリューポンプ手段と、
    前記スクリューを回転させるスクリュー回転手段と、
    前記軸方向のうち前記吐出口側に前記スクリューを変位させるスクリュー変位手段と
    を具備することを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 前記スクリューが軸方向に変位した場合に、前記収納空間のうち前記吐出口と反対側の端部を閉塞する蓋部材を具備することを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 前記蓋部材は、前記回転軸に一体化されていることを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記収納空間と前記サブタンクとを連通させる連通路には、前記収納空間側から前記サブタンク側に液体が逆流することを防止する逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の液滴噴射装置。
  5. 前記ハウジングと前記サブタンクとは一体化されており、
    さらに、前記スクリューを回転又は軸方向に変位させる際に、前記ヘッドユニット移動手段を作動させて前記ヘッドユニットを前記スクリュー回転手段又は前記スクリュー変位手段が配設された位置に移動させる移動制御手段を具備することを特徴とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の液滴噴射装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の液滴噴射装置を有し、
    前記液滴噴射装置にてインクを被記録媒体に噴射することを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 所定時間毎に前記スクリュー回転手段及び前記スクリュー変位手段を作動させる定期自動作動手段を有することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記定期自動作動手段は、前記スクリュー回転手段を作動させた後、前記スクリュー変位手段を作動させることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. ユーザの指示により、前記スクリュー回転手段又は前記スクリュー変位手段を作動させる手動作動手段を有し、
    前記手動作動手段は、前記スクリュー変位手段を前記スクリュー回転手段より優先させて作動させることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1つに記載のインクジェット記録装置。
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