JPH07290722A - インクジェット装置 - Google Patents
インクジェット装置Info
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- JPH07290722A JPH07290722A JP9212894A JP9212894A JPH07290722A JP H07290722 A JPH07290722 A JP H07290722A JP 9212894 A JP9212894 A JP 9212894A JP 9212894 A JP9212894 A JP 9212894A JP H07290722 A JPH07290722 A JP H07290722A
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- Japan
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- head
- ink
- flexible tube
- carriage
- pressure member
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構で効果的に噴射ヘッドの吐出回復
処理を行うこと。 【構成】 ヘッドがキャップゴムに覆われ状態でキャリ
ッジが端部側に移動すると、先端にローラ33のついた
ステイ34がヘッド部2の前記凹部に入り込む。そし
て、ガイド32の下面32aがステイ34の係合部35
の上面35aと係合して、ローラ33が供給チューブ3
1を押圧しながら相対的に矢印F方向に移動される。こ
の移動による供給チューブ31の容積変化によって、供
給チューブ31内のインクは強制的にヘッドに押し出さ
れる。この時、ヘッド内のインク及び気泡、更にはノズ
ル近辺に付着した異物がノズルから押し出され、キャッ
プを介して廃インクタンク内の吸着材に排出される。
処理を行うこと。 【構成】 ヘッドがキャップゴムに覆われ状態でキャリ
ッジが端部側に移動すると、先端にローラ33のついた
ステイ34がヘッド部2の前記凹部に入り込む。そし
て、ガイド32の下面32aがステイ34の係合部35
の上面35aと係合して、ローラ33が供給チューブ3
1を押圧しながら相対的に矢印F方向に移動される。こ
の移動による供給チューブ31の容積変化によって、供
給チューブ31内のインクは強制的にヘッドに押し出さ
れる。この時、ヘッド内のインク及び気泡、更にはノズ
ル近辺に付着した異物がノズルから押し出され、キャッ
プを介して廃インクタンク内の吸着材に排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴をノズルから
噴射するヘッドと、前記ヘッドを記録媒体に対して移動
するキャリッジと、前記ヘッドに供給するためのインク
を収容したインクタンクとを有するインクジェット装置
に関するものである。
噴射するヘッドと、前記ヘッドを記録媒体に対して移動
するキャリッジと、前記ヘッドに供給するためのインク
を収容したインクタンクとを有するインクジェット装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット装置は特
開平4−261864号公報に示されており、以下その
概略構成を説明する。
開平4−261864号公報に示されており、以下その
概略構成を説明する。
【0003】図4に示すように、インクジェットヘッド
101に対してキャップ130の開口部を当接させ、吐
出口形成面101Aのキャッピングを行う。そのキャッ
プ130には、チューブ103の一端が接続されてお
り、そのチューブ103の他端は、廃インク処理部10
7に接続されている。そして、チューブ103を加圧す
る加圧コロ105が、ガイドローラ104に回転可能に
取り付けられており、ガイドローラ104は、ポンプベ
ース106に対して回転可能に取り付けられている。
101に対してキャップ130の開口部を当接させ、吐
出口形成面101Aのキャッピングを行う。そのキャッ
プ130には、チューブ103の一端が接続されてお
り、そのチューブ103の他端は、廃インク処理部10
7に接続されている。そして、チューブ103を加圧す
る加圧コロ105が、ガイドローラ104に回転可能に
取り付けられており、ガイドローラ104は、ポンプベ
ース106に対して回転可能に取り付けられている。
【0004】ガイドローラ104が、図示しない駆動手
段によって、矢印a方向に回転されると、ガイドローラ
104上の加圧コロ105が、図4(a)Xの位置でチ
ューブ103と接触・加圧して、押圧部分のチューブ1
03の内側の空間が0になるまで、チューブ103を押
しつぶす。この状態から更にガイドローラ104が矢印
a方向に回転すると、加圧コロ105はチューブ103
を押しつぶした状態で、矢印b方向に従動的に回転す
る。そして、ヘッド101の吐出口形成面101Aに
は、位置XからY(図4(b))までの間に加圧コロ1
05によって押しつぶされたチューブ103内の容積変
化により、負圧が発生し、吐出口から吸引動作が行なわ
れる。吸引されたインクは、廃インク処理部107に貯
められる。
段によって、矢印a方向に回転されると、ガイドローラ
104上の加圧コロ105が、図4(a)Xの位置でチ
ューブ103と接触・加圧して、押圧部分のチューブ1
03の内側の空間が0になるまで、チューブ103を押
しつぶす。この状態から更にガイドローラ104が矢印
a方向に回転すると、加圧コロ105はチューブ103
を押しつぶした状態で、矢印b方向に従動的に回転す
る。そして、ヘッド101の吐出口形成面101Aに
は、位置XからY(図4(b))までの間に加圧コロ1
05によって押しつぶされたチューブ103内の容積変
化により、負圧が発生し、吐出口から吸引動作が行なわ
れる。吸引されたインクは、廃インク処理部107に貯
められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット装置の吐出回復処理装置では、ガイ
ドローラ104を駆動する駆動源が必要であり、また、
ガイドローラ104の回転によってヘッドの回復を行な
うので、装置として比較的大がかりになってしまう。
うなインクジェット装置の吐出回復処理装置では、ガイ
ドローラ104を駆動する駆動源が必要であり、また、
ガイドローラ104の回転によってヘッドの回復を行な
うので、装置として比較的大がかりになってしまう。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な機構でヘッドの吐出回復
処理を行うインクジェット装置を提供することを目的と
している。
になされたものであり、簡単な機構でヘッドの吐出回復
処理を行うインクジェット装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インク滴をノズルから噴射す
るヘッドと、前記ヘッドを記録媒体に対して移動するキ
ャリッジと、前記ヘッドに供給するためのインクを収容
したインクタンクとを有するインクジェット装置に於
て、前記ヘッド及び前記インクタンクに直接または間接
的に連結された可撓性チューブと、前記可撓性チューブ
を押圧するための加圧部材とを備え、前記キャリッジの
移動により、前記可撓性チューブと前記加圧部材とが相
対的に移動し、前記加圧部材が前記可撓性チューブを押
圧変形させて、前記ヘッドからインクを排出することを
特徴とする。
に本発明の請求項1では、インク滴をノズルから噴射す
るヘッドと、前記ヘッドを記録媒体に対して移動するキ
ャリッジと、前記ヘッドに供給するためのインクを収容
したインクタンクとを有するインクジェット装置に於
て、前記ヘッド及び前記インクタンクに直接または間接
的に連結された可撓性チューブと、前記可撓性チューブ
を押圧するための加圧部材とを備え、前記キャリッジの
移動により、前記可撓性チューブと前記加圧部材とが相
対的に移動し、前記加圧部材が前記可撓性チューブを押
圧変形させて、前記ヘッドからインクを排出することを
特徴とする。
【0008】請求項2では、前記可撓性チューブとほぼ
平行にカムが設けられ、前記加圧部材には、前記カムと
係合する第一係合部が設けられていることを特徴とす
る。
平行にカムが設けられ、前記加圧部材には、前記カムと
係合する第一係合部が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】請求項3では、前記カムの長さは、前記可
撓性チューブの長さより短く、前記キャリッジの所定量
の移動により、前記係合部と前記カムとの係合が解除さ
れることを特徴とする。
撓性チューブの長さより短く、前記キャリッジの所定量
の移動により、前記係合部と前記カムとの係合が解除さ
れることを特徴とする。
【0010】請求項4では、前記加圧部材には、前記カ
ムの前記係合部との係合面と反対面に係合する第二係合
部が設けられていることを特徴とする。
ムの前記係合部との係合面と反対面に係合する第二係合
部が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項5では、前記可撓性チューブは、前
記キャリッジ上に配設され、前記ヘッドと前記インクタ
ンクとを連結していることを特徴とする。
記キャリッジ上に配設され、前記ヘッドと前記インクタ
ンクとを連結していることを特徴とする。
【0012】請求項6では、前記可撓性チューブは、前
記キャリッジ上に配設され、一端がインクタンクに連結
され、他端が大気に開放されていることを特徴とする。
記キャリッジ上に配設され、一端がインクタンクに連結
され、他端が大気に開放されていることを特徴とする。
【0013】請求項7では、前記可撓性チューブは、前
記ヘッドのインク噴射口を覆うキャップに連結され、前
記加圧部材は前記キャリッジに設けられていることを特
徴とする。
記ヘッドのインク噴射口を覆うキャップに連結され、前
記加圧部材は前記キャリッジに設けられていることを特
徴とする。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明のインクジェット装
置では、前記キャリッジが移動することにより、前記加
圧部材が前記可撓性チューブを押圧変形した状態とな
り、更なるキャリッジの移動によって、前記状態で前記
可撓性チューブと前記加圧部材とが相対的に移動され
て、可撓性チューブの容積変化により前記ヘッドからイ
ンクが排出されて、ヘッドの回復が行なわれる。
置では、前記キャリッジが移動することにより、前記加
圧部材が前記可撓性チューブを押圧変形した状態とな
り、更なるキャリッジの移動によって、前記状態で前記
可撓性チューブと前記加圧部材とが相対的に移動され
て、可撓性チューブの容積変化により前記ヘッドからイ
ンクが排出されて、ヘッドの回復が行なわれる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0016】まず図1及び図2を用いて本実施例の構成
を説明する。プリンタ1のハウジング21内には、紙送
りローラ16が図1中矢印A方向に回転可能に設けらて
おり、その紙送りローラ16に沿ってガイド軸4が設け
られている。そのガイド軸4には摺動可能にキャリッジ
3が取り付けられており、そのキャリッジ3にはベルト
7が取り付けられている。そして、ベルト7はアイドル
プーリ8と駆動プーリ6とに掛けられている。駆動プー
リ6は駆動モータ5により回転され、その駆動プーリ6
の回転によって、キャリッジ3がベルト7を介してガイ
ド軸4に沿って図1中矢印B方向に移動される。キャリ
ッジ3上には紙送りローラ16に対向してヘッド部2が
取り付けられており、そのヘッド部2は、インクを噴射
するヘッド2aと、ヘッド2aに供給するインクが収納
されているインクタンクとを有している。
を説明する。プリンタ1のハウジング21内には、紙送
りローラ16が図1中矢印A方向に回転可能に設けらて
おり、その紙送りローラ16に沿ってガイド軸4が設け
られている。そのガイド軸4には摺動可能にキャリッジ
3が取り付けられており、そのキャリッジ3にはベルト
7が取り付けられている。そして、ベルト7はアイドル
プーリ8と駆動プーリ6とに掛けられている。駆動プー
リ6は駆動モータ5により回転され、その駆動プーリ6
の回転によって、キャリッジ3がベルト7を介してガイ
ド軸4に沿って図1中矢印B方向に移動される。キャリ
ッジ3上には紙送りローラ16に対向してヘッド部2が
取り付けられており、そのヘッド部2は、インクを噴射
するヘッド2aと、ヘッド2aに供給するインクが収納
されているインクタンクとを有している。
【0017】印字用紙17は、プリンタ1の後方より図
1中矢印C方向にハウジング21内に挿入され、紙送り
ローラ16に沿って矢印D方向に搬送されて、用紙ガイ
ドに沿って、プリンタ1のハウジング21から排出され
る。その印字用紙17が紙送りローラ16によって搬送
されたとき、キャリッジ3の移動と共にヘッド部2ヘッ
ド2aがインクを噴射することによって、印字位置とな
るプラテン部で印字用紙17上に所要のデータが印字さ
れる。
1中矢印C方向にハウジング21内に挿入され、紙送り
ローラ16に沿って矢印D方向に搬送されて、用紙ガイ
ドに沿って、プリンタ1のハウジング21から排出され
る。その印字用紙17が紙送りローラ16によって搬送
されたとき、キャリッジ3の移動と共にヘッド部2ヘッ
ド2aがインクを噴射することによって、印字位置とな
るプラテン部で印字用紙17上に所要のデータが印字さ
れる。
【0018】紙送りローラ16の図1中左側のヘッド部
2の非印字位置には、キャップ9が設けられており、そ
のキャップ9にはヘッド部2に密着させるためのキャッ
プゴム10が取り付けられている。そして、キャップ9
はヘッド部2に対して図1中の矢印E方向および矢印B
方向に移動可能に取り付けられており、適宜キャップゴ
ム10は矢印E方向に移動してヘッド部2に密着する。
また、キャップ9には排出チューブ13が連結されてお
り、排出チューブ13は、吸着材15の収納された廃イ
ンクタンク14に連結されている。
2の非印字位置には、キャップ9が設けられており、そ
のキャップ9にはヘッド部2に密着させるためのキャッ
プゴム10が取り付けられている。そして、キャップ9
はヘッド部2に対して図1中の矢印E方向および矢印B
方向に移動可能に取り付けられており、適宜キャップゴ
ム10は矢印E方向に移動してヘッド部2に密着する。
また、キャップ9には排出チューブ13が連結されてお
り、排出チューブ13は、吸着材15の収納された廃イ
ンクタンク14に連結されている。
【0019】前記ヘッド部2の側部には、図2のように
外側に開講した凹部が設けられており、その凹部にはヘ
ッド2aとインクタンクとを連結する可撓性の供給チュ
ーブ31が前記矢印B方向と平行に設けられている。ま
た、その供給チューブ31とほぼ平行に、カムとしての
ガイド32が形成されており、そのガイド32の凹部の
開口側は、やや上方に曲げられている。そして、ガイド
32は、供給チューブ31側の下面32aと、下面32
aの裏側の面である上面32bとを有している。
外側に開講した凹部が設けられており、その凹部にはヘ
ッド2aとインクタンクとを連結する可撓性の供給チュ
ーブ31が前記矢印B方向と平行に設けられている。ま
た、その供給チューブ31とほぼ平行に、カムとしての
ガイド32が形成されており、そのガイド32の凹部の
開口側は、やや上方に曲げられている。そして、ガイド
32は、供給チューブ31側の下面32aと、下面32
aの裏側の面である上面32bとを有している。
【0020】また、本体シャーシ側からは、先端にロー
ラ33が回転可能に取り付けられたステイ34が伸びて
おり、そのステイ34は、キャリッジ3の移動により前
記ヘッド部2の凹部に入り込むようになっている。ステ
イ34の先端部には、ガイド32に係合可能な係合部3
5が設けられている。係合部35は、ガイド32の下面
32aに係合する第一係合部としての上面35aと、ガ
イド32の上面32bに係合する第二係合部としての下
面35bとを有している。
ラ33が回転可能に取り付けられたステイ34が伸びて
おり、そのステイ34は、キャリッジ3の移動により前
記ヘッド部2の凹部に入り込むようになっている。ステ
イ34の先端部には、ガイド32に係合可能な係合部3
5が設けられている。係合部35は、ガイド32の下面
32aに係合する第一係合部としての上面35aと、ガ
イド32の上面32bに係合する第二係合部としての下
面35bとを有している。
【0021】次に図1〜図3を用いてプリンタ1の動作
を説明する。
を説明する。
【0022】図1に示すように、印字用紙17が矢印C
方向にプリンタ1のハウジング21内に挿入され、用紙
ガイド18に沿って紙送りローラ16とニップローラ
(図示せず)により搬送される。そして、駆動モータ5
によって矢印B方向に移動されるキャリッジ3に取付ら
れたヘッド部2は、印字用紙17の位置に送られたとき
に入力されたデータにしたがってインクを噴射し、印字
用紙17上に画像を形成する。
方向にプリンタ1のハウジング21内に挿入され、用紙
ガイド18に沿って紙送りローラ16とニップローラ
(図示せず)により搬送される。そして、駆動モータ5
によって矢印B方向に移動されるキャリッジ3に取付ら
れたヘッド部2は、印字用紙17の位置に送られたとき
に入力されたデータにしたがってインクを噴射し、印字
用紙17上に画像を形成する。
【0023】その後、一定の量をヘッド部2が印字した
場合や使用者が必要に応じて操作を行うことによって、
ヘッド部2のメンテナンスを行うこととなるが、そのメ
ンテナンス時にはヘッド部2は紙送りローラ16の図1
中左側の非印字位置に移動される。次に、キャップ9が
ヘッド部2に接近しキャップゴム10がヘッド部2に密
着し、ヘッド2aのノズル近辺が覆われる。
場合や使用者が必要に応じて操作を行うことによって、
ヘッド部2のメンテナンスを行うこととなるが、そのメ
ンテナンス時にはヘッド部2は紙送りローラ16の図1
中左側の非印字位置に移動される。次に、キャップ9が
ヘッド部2に接近しキャップゴム10がヘッド部2に密
着し、ヘッド2aのノズル近辺が覆われる。
【0024】そして、ヘッド2aがキャップゴム10に
覆われた状態でキャリッジ3がさらに端部側に移動する
と、図2に示すように、ヘッド部2がステイ34に近づ
いていって、先端にローラ33のついたステイ34がヘ
ッド部2の前記凹部に入り込む。そして、図3に示すよ
うに、ガイド32の下面32aがステイ34の係合部3
5の上面35aと係合して、ローラ33が供給チューブ
31を押圧しながら相対的に矢印F方向に移動される。
この移動による供給チューブ31の容積変化によって、
供給チューブ31内のインクは強制的にヘッド2aに押
し出される。この時、ヘッド2a内のインク及び気泡、
更にはノズル近辺に付着した異物がノズルから押し出さ
れ、キャップ9を介して廃インクタンク14内の吸着材
15に排出される。
覆われた状態でキャリッジ3がさらに端部側に移動する
と、図2に示すように、ヘッド部2がステイ34に近づ
いていって、先端にローラ33のついたステイ34がヘ
ッド部2の前記凹部に入り込む。そして、図3に示すよ
うに、ガイド32の下面32aがステイ34の係合部3
5の上面35aと係合して、ローラ33が供給チューブ
31を押圧しながら相対的に矢印F方向に移動される。
この移動による供給チューブ31の容積変化によって、
供給チューブ31内のインクは強制的にヘッド2aに押
し出される。この時、ヘッド2a内のインク及び気泡、
更にはノズル近辺に付着した異物がノズルから押し出さ
れ、キャップ9を介して廃インクタンク14内の吸着材
15に排出される。
【0025】そして、キャリッジ3の移動により、係合
部35がガイド32の無い位置まで相対的に移動される
と、係合部35の上面35aとガイド32の下面32a
との係合が解除される。すると、ステイ34は供給チュ
ーブ31の弾性により押し上げられて、係合部35の下
面35bがガイド32の上面32bより上方に移動され
る。その後、キャリッジ3がキャッピングされた位置方
向に移動すると、ステイ34の係合部35が、その下面
35bとガイド32の上面32bとが係合しながら相対
的に矢印G方向に移動される。そして、キャリッジ3が
キャッピングされた位置まで戻ると、ステイ34が凹部
内から外部に移動されている。
部35がガイド32の無い位置まで相対的に移動される
と、係合部35の上面35aとガイド32の下面32a
との係合が解除される。すると、ステイ34は供給チュ
ーブ31の弾性により押し上げられて、係合部35の下
面35bがガイド32の上面32bより上方に移動され
る。その後、キャリッジ3がキャッピングされた位置方
向に移動すると、ステイ34の係合部35が、その下面
35bとガイド32の上面32bとが係合しながら相対
的に矢印G方向に移動される。そして、キャリッジ3が
キャッピングされた位置まで戻ると、ステイ34が凹部
内から外部に移動されている。
【0026】上述したように、本実施例のプリンタ1で
は、キャリッジ3の移動により、ヘッドとインクタンク
とを連結する供給チューブ31が、ステイ34のローラ
33に押圧された状態で相対的に移動されて、供給チュ
ーブ31の容積変化によってノズルからインクが強制的
に排出されるので、インクの強制排出のための駆動源を
用いる必要がない。また、供給チューブ31がキャリッ
ジ3の移動方向とほぼ平行に配置されているので、従来
のような円形のガイドローラ104(図4)を用いるこ
となく、インクの強制排出のための構造をコンパクトに
する事ができる。さらに、インクの強制排出によって、
吸引動作では除去できなかったゴミや増粘したインクを
も効率よく除去することができる。
は、キャリッジ3の移動により、ヘッドとインクタンク
とを連結する供給チューブ31が、ステイ34のローラ
33に押圧された状態で相対的に移動されて、供給チュ
ーブ31の容積変化によってノズルからインクが強制的
に排出されるので、インクの強制排出のための駆動源を
用いる必要がない。また、供給チューブ31がキャリッ
ジ3の移動方向とほぼ平行に配置されているので、従来
のような円形のガイドローラ104(図4)を用いるこ
となく、インクの強制排出のための構造をコンパクトに
する事ができる。さらに、インクの強制排出によって、
吸引動作では除去できなかったゴミや増粘したインクを
も効率よく除去することができる。
【0027】また、ガイド32の下面32aと係合部3
5の上面35aとの係合によって、ローラ33が供給チ
ューブ31を均一な力で良好に押圧する事ができ、さら
に、ガイド32の上面32bと係合部35の下面35b
との係合により、ヘッドに負圧を与えることなく、ステ
イ34をヘッド部2の前記凹部から外部に移動すること
ができる。
5の上面35aとの係合によって、ローラ33が供給チ
ューブ31を均一な力で良好に押圧する事ができ、さら
に、ガイド32の上面32bと係合部35の下面35b
との係合により、ヘッドに負圧を与えることなく、ステ
イ34をヘッド部2の前記凹部から外部に移動すること
ができる。
【0028】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることができる。
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることができる。
【0029】本実施例では、ヘッド2aから噴射される
インクは水平方向に飛翔して印字されていたが、水平方
向でなくてもよく、例えば鉛直方向にインクを飛翔し
て、印字を行なってもよい。
インクは水平方向に飛翔して印字されていたが、水平方
向でなくてもよく、例えば鉛直方向にインクを飛翔し
て、印字を行なってもよい。
【0030】また、本実施例では、ヘッド2aとインク
カートリッジとが一体型であったが、この両者が分離型
の物でも良い。
カートリッジとが一体型であったが、この両者が分離型
の物でも良い。
【0031】さらに、本実施例では、インクを強制排出
するものに用いたが、インクをヘッドから吸引するもの
に用いてもよい。この場合、キャップと廃インクタンク
との連結に可撓性のチューブを用い、そのチューブを押
圧するローラをキャリッジに設ければよい。
するものに用いたが、インクをヘッドから吸引するもの
に用いてもよい。この場合、キャップと廃インクタンク
との連結に可撓性のチューブを用い、そのチューブを押
圧するローラをキャリッジに設ければよい。
【0032】また、本実施例では、ヘッド2aとインク
タンクとの間に可撓性のチューブが設けられていたが、
インクタンクと大気とを連通する部分に可撓性のチュー
ブを設けてもよい。
タンクとの間に可撓性のチューブが設けられていたが、
インクタンクと大気とを連通する部分に可撓性のチュー
ブを設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のインクジェット装置によれば、前記キャリッジの
移動により、前記加圧部材が前記可撓性チューブを押圧
変形した状態で、前記可撓性チューブと前記加圧部材と
を相対的に移動するので、可撓性チューブの容積変化に
より前記ヘッドからインクが排出されて、ヘッドの回復
が行なわれる。このため、回復のための駆動源を用いる
ことなく、簡単な構成で良好に回復処理を行なうことが
できる。
発明のインクジェット装置によれば、前記キャリッジの
移動により、前記加圧部材が前記可撓性チューブを押圧
変形した状態で、前記可撓性チューブと前記加圧部材と
を相対的に移動するので、可撓性チューブの容積変化に
より前記ヘッドからインクが排出されて、ヘッドの回復
が行なわれる。このため、回復のための駆動源を用いる
ことなく、簡単な構成で良好に回復処理を行なうことが
できる。
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェット装置
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例におけるインク強制排出機構
を示す内部斜視図である。
を示す内部斜視図である。
【図3】本発明の一実施例におけるインク強制排出機構
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】従来例における回復機構を示す側面図である。
1 インクジェット装置 2 ヘッド部 2a ヘッド 3 キャリッジ 31 供給チューブ 32 ガイド 33 ローラ 34 ステイ
Claims (7)
- 【請求項1】 インク滴をノズルから噴射するヘッド
と、前記ヘッドを記録媒体に対して移動するキャリッジ
と、前記ヘッドに供給するためのインクを収容したイン
クタンクとを有するインクジェット装置に於て、 前記ヘッド及び前記インクタンクに直接または間接的に
連結された可撓性チューブと、 前記可撓性チューブを押圧するための加圧部材とを備
え、前記キャリッジの移動により、前記可撓性チューブ
と前記加圧部材とが相対的に移動し、前記加圧部材が前
記可撓性チューブを押圧変形させて、前記ヘッドからイ
ンクを排出することを特徴とするインクジェット装置。 - 【請求項2】 前記可撓性チューブとほぼ平行にカム
が設けられ、前記加圧部材には、前記カムと係合する第
一係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記
載のインクジェット装置。 - 【請求項3】 前記カムの長さは、前記可撓性チュー
ブの長さより短く、前記キャリッジの所定量の移動によ
り、前記係合部と前記カムとの係合が解除されることを
特徴とする請求項2記載のインクジェット装置。 - 【請求項4】 前記加圧部材には、前記カムの前記係
合部との係合面と反対面に係合する第二係合部が設けら
れていることを特徴とする請求項2記載のインクジェッ
ト装置。 - 【請求項5】 前記可撓性チューブは、前記キャリッ
ジ上に配設され、前記ヘッドと前記インクタンクとを連
結していることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
ット装置。 - 【請求項6】 前記可撓性チューブは、前記キャリッ
ジ上に配設され、一端が前記インクタンクに連結され、
他端が大気に開放されていることを特徴とする請求項1
記載のインクジェット装置。 - 【請求項7】 前記可撓性チューブは、前記ヘッドの
インク噴射口を覆うキャップに連結され、前記加圧部材
は前記キャリッジに設けられていることを特徴とする請
求項1記載のインクジェット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212894A JPH07290722A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | インクジェット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212894A JPH07290722A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | インクジェット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290722A true JPH07290722A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14045805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9212894A Pending JPH07290722A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | インクジェット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290722A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7628477B2 (en) | 2005-08-24 | 2009-12-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Droplet ejection apparatus and ink-jet recording apparatus |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9212894A patent/JPH07290722A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7628477B2 (en) | 2005-08-24 | 2009-12-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Droplet ejection apparatus and ink-jet recording apparatus |
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