JP2007050965A - ウインチ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ベルト引き出し時における不具合を解消することができるウインチ制御装置を提供する。
【解決手段】 ウインチスイッチをアップ側に操作すると、後退防止ソレノイドがオン作動してラチェット機構をアンロック状態にする同時に、各ウインチのベルト巻取部をベルト巻取方向へ駆動して前部ベルトで車椅子を引き上げ装置側へ移動する(S1)。前部ベルトが一杯まで巻き取られると巻取不能状態となり、エンコーダからパルス入力が無くなるので(S2)、エンコーダからの入力が120mS途絶えた際には、駆動モータへの通電を遮断する(S3)。そして、200mS経過後に(S4)、後退防止ソレノイドをオフ作動してラチェット機構をロック状態にする(S5)。
【選択図】 図8
【解決手段】 ウインチスイッチをアップ側に操作すると、後退防止ソレノイドがオン作動してラチェット機構をアンロック状態にする同時に、各ウインチのベルト巻取部をベルト巻取方向へ駆動して前部ベルトで車椅子を引き上げ装置側へ移動する(S1)。前部ベルトが一杯まで巻き取られると巻取不能状態となり、エンコーダからパルス入力が無くなるので(S2)、エンコーダからの入力が120mS途絶えた際には、駆動モータへの通電を遮断する(S3)。そして、200mS経過後に(S4)、後退防止ソレノイドをオフ作動してラチェット機構をロック状態にする(S5)。
【選択図】 図8
Description
本発明は、車椅子に係止したベルトを巻き取るウインチのウインチ制御装置に関する。
従来、車両後部室のフロアと路面との間にスロープを掛け渡し、後部室への車椅子の乗り入れを容易とする車両が知られている(例えば、特許文献1)。
このような車両において、後部室にウインチを設け、該ウインチから引き出されたベルトを利用して車椅子の引き上げを補助する装置が考案されている。
この装置のウインチに、ベルト巻取部と共に回転するラチェットと、該ラチェットのベルト引出方向への回転を阻止する爪と、該爪を駆動する駆動部とからなるロック機構を設け、当該ウインチからのベルトの不用意な引き出しを防止する機構を構成することで、前記ベルトに係止された車椅子を引っ張った状態でフロア上の固定できるように構成されている。
この装置では、車椅子に係止されたベルトを巻き取って固定する際に、ベルトが一杯まで巻き取られ該ベルトの張力が所定値を越えた時点でベルトの引き込みが不能となる。これを検出した際には、爪を作動してラチェットの前記ベルト引出方向への回転を阻止してからベルトの巻き取りを停止する。これにより、前記ベルトが前記車椅子の移動を阻止した状態で、当該車椅子をフロアの固定できるように構成されている。
実開2005−111069号公報
しかしながら、このような従来の装置にあっては、ウインチのトルクでベルトを巻き取れなくなってから、爪を作動してラチェットの逆転を阻止する構造上、ラチェットと爪との間には、大きなトルクが加えられた状態となっている。
このため、前記ウインチからベルトを引き出す際に、前記爪を解除方向に作動することができなくなる恐れがある。この場合、ラチェットが逆転防止状態が維持され、ベルトが引き出せなくなるという問題が生じ得る。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ベルト引き出し時における不具合を解消することができるウインチ制御装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のウインチ制御装置にあっては、車椅子に係止したベルトを巻き取って前記車椅子を車両のフロア上に固定するウインチに、当該ウインチの少なくともベルト引出方向への回転を阻止するロック機構が設けられ、該ロック機構が、ベルト巻取部と共に回転する回転車と、該回転車の歯に係合して少なくとも前記ベルト引出方向への回転を阻止する爪と、該爪が前記回転車の前記歯に係合したロック状態及び前記爪が前記歯から離脱したアンロック状態を形成する爪駆動部とで構成されたウインチ制御装置において、前記車椅子に係止した前記ベルトの前記ウインチによる巻き取りを開始する巻取開始手段と、該巻取開始手段が前記ベルトの巻き取りを開始してから前記ウインチによる前記ベルトの巻き取りが不能となる巻取不能状態を検出する巻取不能状態検出手段と、該巻取不能状態検出手段が前記巻取不能状態を検出した際に、これに基づいて前記ウインチによる前記ベルトの巻き取りを停止してベルト巻取方向への駆動力を開放する巻取停止手段と、該巻取停止手段が前記ベルトの巻き取りを停止してから所定時間経過した後に、前記ロック機構の前記爪を前記回転車の前記歯に係合した前記ロック状態を形成するロック状態形成手段と、を備えている。
すなわち、車椅子を固定する際には、車椅子が係止されたベルトのウインチによる巻き取りを開始し、前記ベルトが一杯まで巻き取られると、当該ベルトの巻き取りが不能な巻取不能状態となる。
この巻取不能状態では、前記ベルトを巻き取るベルト巻取部に大きなトルクが加えられている。しかし、前記巻取不能状態が検出された際に、これに基づいて前記ウインチによる前記ベルトの巻き取りが停止され、ベルト巻取方向への駆動力が開放される。これにより、前記ベルト巻取部に加えられた大きなトルクが開放される。
そして、前記ベルトの巻き取りを停止してから所定時間経過した際には、ロック機構の爪を、ベルト巻取部と共に回転する回転車の歯に係合したロック状態を形成する。これにより、ベルトが係止された車椅子は、ウインチからのベルトの不用意な引き出しが阻止された状態で、フロア上に固定される。
また、請求項2のウインチ制御装置においては、前記ウインチは、前記車椅子に係止した前記ベルトの引出速度を制御してスロープに沿った前記車椅子の下降速度を制御するように構成され、前記回転車の前記歯から前記爪を離脱して前記アンロック状態を形成する際に、前記回転車を一旦ベルト巻取方向に回動するウインチ制御装置であって、前記アンロック状態を形成する際に、前記回転車を一旦前記ベルト巻取方向に回動した後に、当該回転車と共に回転する前記ベルト巻取部の回転を停止する回転停止手段と、該回転停止手段が前記ベルト巻取部の回転を停止してから所定時間経過するまで待機する待機手段と、該待機手段による待機が完了した際に、前記ベルト巻取部の前記ベルト引出方向への回動を開始する下降開始手段と、を備えている。
すなわち、車椅子下降時において、ロック機構を構成する回転車の歯から爪を離脱してアンロック状態を形成する際には、前記回転車を一旦ベルト巻取方向に回動した後、当該回転車と共に回転するベルト巻取部の回転を停止する。
これにより、前記回転車の歯と前記爪との間に加えられた荷重を解放することができ、前記爪を簡単に解除することができる。このとき、前記ベルト巻取部に巻き取られるベルトによって前記車椅子は僅かに上昇し、該車椅子には、上昇方向への慣性が作用する。
そして、この停止状態において、前記ベルト巻取部の回転を停止してから所定時間経過するまで待機する。このとき、前記車椅子には、前述した慣性が作用しており、車椅子は上昇し続け前記ベルトに弛みが生ずる。しかし、この待機時間において、車椅子の上昇が終了するとともに、スロープに沿った下降を開始することで、前記ベルトの弛みが解消される。
次に、この待機が完了した際には、前記ベルト巻取部の前記ベルト引出方向への回動を開始する。このとき、前記ベルトの弛みは解消されている為、前記ベルトに係止された前記車椅子は、前記ベルト巻取部からのベルトの引出速度に応じた下降速度で前記スロープに沿って下降される。
このため、前記ベルトが弛んだ状態で、前記ベルト巻取部の前記ベルト引出方向への回動を開始する場合と比較して、下降開始時に前記車椅子に加えられる衝撃が防止される。
以上説明したように本発明の請求項1のウインチ制御装置にあっては、車椅子に係止されたベルトを巻き取って前記車椅子を固定する際に、ベルト巻取部に加えられた大きなトルク開放した後で、ロック機構の爪を前記ベルト巻取部と共に回転する回転車の歯に係合してロック状態を形成するため、当該ロック状態において、前記回転車の歯と前記爪との間に大きなトルクが加えられた状態を回避することができる。
このため、前記ウインチからベルトを引き出す際には、前記爪の解除方向への作動を容易に行うことができる。これにより、前記回転車と前記爪との間に大きなトルクが生じ、前記ロック状態が解除できなくなる恐れのある従来と比較して、ロック状態の解除を確実に行うことができ、ベルト引き出し時に生じ得る不具合を解消することができる。
また、請求項2のウインチ制御装置においては、ロック機構によるロックを解除して車椅子の下降を開始する際に、ロック状態を確実に解除しつつ、下降開始時に車椅子に加えられる衝撃を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるウインチ制御装置1(図5参照)を備えた車椅子引き上げ装置2が車両3に設置された状態を示す図であり、この車椅子引き上げ装置2は、車両3の後部室4のフロア5と路面6との間に掛け渡されたスロープ7に沿って車椅子8を引き上げる際に、該車椅子8の引き上げを補助するとともに、前記後部室4に収容された車椅子8を固定する装置である。
この車椅子引き上げ装置2は、前記フロア5に設置されており、図2に示すように、当該車椅子引き上げ装置2は、左右一対のウインチ11,11を備えている。各ウインチ11,11は、駆動モータ12,12を備えており、該駆動モータ12からの出力は、内蔵のウォームギアで構成された減速機を介して、出力軸13より出力されるように構成されている。この出力軸13は、駆動軸14に接続されており(後述する電磁クラッチやフォトセンサを備えた中途部省略)、この駆動軸14には、胴部15と鍔部16,16とで構成されたベルト巻取部17が設けられている。
各ベルト巻取部17,17の前記胴部15,15には、前部ベルト21,21が引き出し可能に巻き付けられており、各前部ベルト21,21の先端には、前記車椅子8のフレーム22に係止するフック23が設けられている(図1参照)。これにより、前記ベルト巻取部17,17から引き出された前記前部ベルト21,21のフック23,23を車椅子8のフレーム22に係止するとともに、前記駆動モータ12,12で前記前部ベルト21,21を前記ベルト巻取部17,17に巻き取ることによって、図3に示すように、前記スロープ7に沿った前記車椅子8の引き上げを補助できるように構成されている。
また、図4に示すように、後部室4に引き上げられた車椅子8のフレーム22後部に、フロア5に設けられた後部ベルト31,31を係止するとともに、前記ウインチ11,11で前記前部ベルト21,21を巻き取ることによって、前記車椅子8のフレーム22を前記前部ベルト21,21と前記後部ベルト31,31で位置決めした状態で、当該車椅子8を前記フロア5上に固定できるように構成されている。
前記駆動軸14,14には、図2に示したように、前記ベルト巻取部17,17と共に回転する回転車としてのラチェット41,41が設けられており、該ラチェット41,41の周縁には、半径方向に起立した起立面42及び隣接した起立面42,42の基端と先端とを連設する傾斜面43を備えた爪歯44が形成されている。
このラチェット41の近傍には、図5にも示すように、該ラチェット41の前記爪歯44と係合して当該ラチェット41のベルト引出方向51への回転を阻止する係合爪52が設けられている。該係合爪52は、板材がコ字状に折曲されて形成されており、前記爪歯44と係合する中央の爪部53と、該爪部53の両脇に起立した第1及び第2起立面54,55とによって構成されている。この係合爪52は、前記両起立面54,55の基端部が軸部56によって固定ブラケット57に軸支されており、前記爪歯44と係合する前記爪部53の先端を変位できるよう構成されている。
前記第1起立面54には、図6にも示すように、コイルスプリング61の一端が係止されており、該コイルスプリング61の他端は、前記固定ブラケット57に係止されている。これにより、前記係止爪52は、前記爪部53の先端が前記ラチェット41の周縁へ向けて付勢されている。
また、前記第1起立面54の中央部からは延出部71が延出しており、該延出部71の先端は、後退防止ソレノイド72より延出した作動軸73に軸支されている。これにより、ソレノイド非通電時には、前記係止爪52が前記コイルスプリング61の付勢力で作動することによって、図中実線で示したように、前記爪部53の先端が前記ラチェット41の前記爪歯44と係合したロック状態74を形成できるように構成されており、ソレノイド通電時には、図中破線で示したように、後退する前記作動軸73で前記係合爪52を作動して前記爪部53の先端が前記ラチェット41の前記爪歯44から離脱したアンロック状態75を形成できるように構成されている。
これにより、前記ウインチ11には、当該ウインチ11のベルト引出方向51への回転を阻止するロック機構としてのラチェット機構76が設けられている。
なお、前記固定ブラケット57と前記後退防止ソレノイド72とは、前記車椅子引き上げ装置2のケーシングに固定されているものとする。
図7は、前記ウインチ制御装置1を示すブロック図であり、該ウインチ制御装置1は、マイコンを備えた制御部81を中心に構成されている。
該制御部81には、左右のウインチ11,11に設けられた左右の駆動モータ12,12と、各駆動モータ12,12からの駆動力を断続する為の左右の電磁クラッチ82,82と、左右のベルト巻取部17,17の回転量を検出する為の左右のエンコーダ83,83と、左右のベルト巻取部17,17に巻かれた前記前部ベルト21,21の残量が所定量まで減少した際にオン作動する左右のベルトスイッチ84,84と、左右のウインチ11,11に設けられた左右の後退防止ソレノイド72,72と、前記ウインチ11,11を作動する為のウインチスイッチ85とが接続されている。
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図8に示したフローチャート及び図9に示したタイミングチャートに従って説明する。
すなわち、車椅子8をスロープ7に沿って引き上げる際には、図3に示したように、車椅子引き上げ装置2の各ウインチ11,11から前部ベルト21,21を引き出すとともに、各前部ベルト21,21を車椅子8のフレーム22前部に係止する。
この状態において、図9に示すように、ウインチスイッチ85をアップ側に操作する(T1)。すると、前記制御部81は、後退防止ソレノイド72,72をオン作動して前記ラチェット機構76をアンロック状態75にする同時に、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12を作動して(T2)、各ウインチ11,11のベルト巻取部17,17をベルト巻取方向91へ駆動する。これにより、前記車椅子8を、前記ベルト巻取部17,17に巻き取られる前部ベルト21,21により、前記スロープ7に沿って引き上げることができる。
このとき、前記制御部81は、左右のエンコーダ83,83からパルスを入力することにより、前記各ベルト巻取部17,17の回転を検出するとともに、前記前部ベルト21,21の巻取量を検出することができる。
そして、前記車椅子8が前記後部室4に引き上げられた際には、前記ウインチスイッチ85の操作を解除する(T3)。すると、前記制御部81は、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12を停止した後(T4)、200mS経過後に、前記後退防止ソレノイド72,72をオフ作動して前記ラチェット機構76をロック状態74にする(T5)。これにより、当該車椅子8の不用意な後退を防止することができる。
次に、前記後部室4に引き上げられた車椅子8をフロア5に固定する際には、図4に示したように、車椅子8のフレーム22後部に、フロア5に設けられた後部ベルト31,31を係止した後、図9に示したように、前記ウインチスイッチ85をアップ側に操作する(T6)。
すると、前記制御部81は、前記後退防止ソレノイド72,72をオン作動して前記ラチェット機構76をアンロック状態75にする同時に、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12を作動して(T7)、各ウインチ11,11のベルト巻取部17,17をベルト巻取方向91へ駆動する(図8のステップS1)。これにより、前記車椅子8を前記前部ベルト21,21によって、当該車椅子引き上げ装置2側へ移動することができる。このとき、前記制御部81は、前述同様に左右のエンコーダ83,83からパルスを入力することにより、前記各ベルト巻取部17,17の回転を検出するとともに、前記前部ベルト21,21の巻取量を検出することができる。
この車椅子引き上げ装置2による車椅子8の移動を開始し、前記前部ベルト21,21が一杯まで巻き取られると、当該前部ベルト21,21の巻き取りが不能な巻取不能状態となる。すると、前記制御部81には、左右のエンコーダ83,83からパルス入力が無くなるので、各エンコーダ83,83からの入力の有無を判断することによって(S2)、この巻取不能状態を検出することができる。
このとき、前記各エンコーダ83,83からの入力が無くなり前記巻取不能状態が検出するまでは、前記ステップS1へ分岐して前記駆動モータ12,12の作動を継続する一方、前記各エンコーダ83,83からの入力が120mS途絶え(図9のT8〜T9)、前記巻取不能状態が検出されたと判断した際には、対応する駆動モータ12への通電を遮断する(図8のステップS3及び図9のT9)。すると、駆動モータ12によるベルト巻取方向91への駆動力が開放され、前記ベルト巻取部17に加えられた大きなトルクが開放される。
そして、対応する駆動モータ12への通電を遮断してから200mS経過するまで待機する(図8のステップS4及び図9のT9〜T10)。この200mSの間において、前記駆動モータ12からの駆動力は解除されており、前記ベルト巻取部17に加えられたトルクの反力によって、当該ベルト巻取部17がベルト引出方向51に回転する。これにより、前記ベルト巻取部17に蓄えられたトルクを開放することができる。
このとき、前記駆動モータ12は、ウォームギアで構成された減速機を内蔵しており、前記ベルト巻取部17の前記ベルト引出方向51への回転は、わずかに許容される。また、前記200mSは、前記ベルト巻取部17に蓄えられたトルクの反力によって当該ベルト巻取部17がベルト引出方向51に回転する際に、前記ラチェット41が、当該ラチェット41周縁に設けられた爪歯44一コマ分以上回転する時間に設定されており、この時間は実験により求められている。このため、この200mSの間には、前記爪歯44一コマ分以上前記ラチェット41が前記ベルト引出方向51に回転する。
そして、前記200mS経過後に、対応する後退防止ソレノイド72をオフ作動して前記ラチェット機構76をロック状態74にする(図8のステップS5及び図9のT10)。すると、図6に示したように、係止爪52がコイルスプリング61の付勢力で作動することによって、前記係止爪52の爪部53の先端が前記ラチェット41の前記爪歯44と係合する。
これにより、前記車椅子8を、前記ラチェット機構76で不用意な引き出しが阻止された前記前部ベルト21,21と、フロア5に設けられた前記後部ベルト31,31で位置決めした状態で、前記フロア5上に固定することができる。
このうように、車椅子8に係止された前部ベルト21,21を巻き取って前記車椅子8を固定する際に、ベルト巻取部17に加えられた大きなトルク開放した後で、ラチェット機構76の係止爪52を前記ベルト巻取部17と共に回転するラチェット41の爪歯44に係合してロック状態74を形成するため、当該ロック状態74において、前記ラチェット41の爪歯44と前記係止爪52との間に大きなトルクが加えられた状態を回避することができる。
これにより、前記ウインチ11から前部ベルト21,21を引き出す際には、前記係止爪52の解除方向への作動を、後退防止ソレノイド72の大型化を図ること無く、容易に行うことができる。したがって、前記ラチェット41と前記係止爪52との間に大きなトルクが生じ、前記ロック状態74が解除できなくなる恐れのある従来と比較して、ロック状態74の解除を確実に行うことができ、ベルト引き出し時に生じ得る不具合を解消することができる。
また、ロック状態74解除時には、前記駆動モータ21のトルクによって前記ラチェット41を前記爪歯44一コマ分ベルト巻取方向91へ回転させる余裕がある。このため、前記ラチェット41を前記ベルト巻取方向91へ回動することによって、前記係止爪52を前記爪歯44の傾斜面43で外方向へ押し出すことによって、当該爪歯44から強制的に離脱することができる。
そして、前記ラチェット機構76では、前記ウインチ11のベルト引出方向51への回転は阻止する一方、当該ウインチ11のベルト巻取方向91への回転は許容するロック状態74を形成することができる。
このため、車椅子引き上げ装置2非作動時において、図外の渦巻きバネの付勢力で前記ベルト巻取部17をベルト巻取方向91に回動して引き出された前部ベルト21を自動的に巻き取る場合にも、当該前部ベルト21の引き出しを防止することができる。
これにより、前記車椅子8をスロープ7に沿って押し上げる際には、前部ベルト21,21の弛みを解消しつつ、車椅子8の不用意な後退を防止することができ、利便性を向上することがでる。
一方、車椅子8をスロープ7に沿って下降する際には、図3に示したように、車椅子引き上げ装置2の各ウインチ11,11からの前部ベルト21,21を車椅子8のフレーム22前部に係止した状態において、図10及び図11に示すように、ウインチスイッチ85をダウン側に操作する(T51)。
すると、前記制御部81は、後退防止ソレノイド72,72をオン作動する同時に、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12をベルト巻取方向91に作動して(図10のステップSB1及び図11のT52)、各ウインチ11,11のベルト巻取部17,17を一旦ベルト巻取方向91へ駆動した後、前記駆動モータ12,12の回転を停止する。
具体的に説明すると、第1段階として前記各駆動モータ12,12に加えられる駆動パルスのデューティ比を50%として0.2秒間駆動して、前記ベルト巻取方向91への作動を緩やかに開始した後(図11のT52〜T53)、前記駆動パルスのデューティ比を100%として0.1秒間駆動して前記ベルト巻取方向91への駆動トルクを最大とする(T53〜T54)。そして、各駆動モータ12,12への通電を遮断して停止する(T54)。
すると、前記ラチェット機構76におけるラチェット41も一旦ベルト巻取方向91に回動するので、前記ラチェット41の爪歯44と前記係止爪52との間に加えられた荷重を解放することができ、該係止爪52を簡単に解除することができる。また、前記ラチェット41が前記ベルト巻取方向91に回動する際には、前記爪歯44の傾斜面43が前記係止爪52の前記爪部53を外側へ向けた離脱方向へ押し出す。これにより、前記係止爪52の前記爪歯44からの離脱を確実に行うことができる。
このとき、前記ベルト巻取部17,17に巻き取られる前記前部ベルト21,21によって前記車椅子8は僅かに上昇し、該車椅子8には、上昇方向への慣性力が作用するとともに、左右のエンコーダ83,83から前記各ベルト巻取部17,17の回転に応じたパルスが入力される(T52〜T54)。
そして、このモータ停止状態において、前記ベルト巻取部17,17の回転を停止してから所定時間である0.1秒経過するまで待機する(図10のステップSB2及び図11のT54〜T55)。
このとき、前記車椅子8には、前述した慣性が作用しており、当該車椅子8は上昇し続け前記前部ベルト21,21に弛みが生ずる。しかし、この待機時間において、前記車椅子8の上昇が終了するとともに、前記スロープ7に沿った下降を開始することで、前記前部ベルト21,21の弛みを解消することができる。
なお、前記駆動モータ12,12を停止状態に維持する0.1秒という時間は、実験により求められた値であり、前記慣性力で前記スロープ7を上昇した車椅子8が、その上昇を終了した後、前記スロープ7に沿って下降し、前記前部ベルト21,21の弛みを解消するまでに必要とする十分な時間に設定されている。
次に、この0.1秒間の待機が完了した際には、前記車椅子8を下降する為の制御を開始する(SB3)。具体的に説明すると、前記駆動モータ12,12をデューティ比90%の駆動パルスで駆動して、前記ベルト巻取部17,17の前記ベルト引出方向51への回動を開始する(T55)。
このとき、前記前部ベルト21,21の弛みは解消されている為、前記前部ベルト21,21に係止された前記車椅子8は、前記ベルト巻取部17,17からの前部ベルト21,21の引出速度に応じた下降速度で前記スロープ7に沿って下降される。これにより、前記前部ベルト21,21が弛んだ状態で、前記ベルト巻取部17,17の前記ベルト引出方向51への回動を開始する場合と比較して、下降開始時に前記車椅子8に加えられる衝撃を防止することができる。
このように、前記ラチェット機構76によるロック状態74を解除して車椅子8の下降を開始する際に、前記ロック状態74を確実に解除しつつ、下降開始時に車椅子8に加えられる衝撃を防止することができる。これにより、利便性が向上する。
そして、前記ウインチスイッチ85がオフ操作された際には(T56)、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12を停止した後(T57)、200mS経過後に、前記後退防止ソレノイド72,72をオフ作動して前記ラチェット機構76をロック状態74にする(T58)。これにより、前記車椅子8の不用意な後退を防止することができる。
その後、前記ウインチスイッチ85が再度をダウン側に操作された際には(T59)、前述と同様に、後退防止ソレノイド72,72をオン作動する同時に、左右のウインチ11,11の駆動モータ12,12をベルト巻取方向91に作動して(T60)、各ウインチ11,11のベルト巻取部17,17を一旦ベルト巻取方向91へ駆動した後、前記駆動モータ12,12の回転を停止する(T60〜T62)。そして、このモータ停止状態において、前記ベルト巻取部17,17の回転を停止してから所定時間である0.1秒経過するまで待機する(T62〜T63)。
次に、この0.1秒間の待機が完了した際には、前記駆動モータ12,12を駆動して、前記ベルト巻取部17,17の前記ベルト引出方向51への回動を開始することにより、前記車椅子8を下降する為の制御を開始する(T63)。
そして、各ベルト巻取部17,17に巻かれた前記前部ベルト21,21の残量が所定量まで減少してベルトスイッチ84,84がオン作動した際には(T64)、前記駆動モータ12,12への通電を遮断して停止した後(T65)、前記後退防止ソレノイドをオフ作動して前記ラチェット機構76をロック状態74にする(T66)。
1 ウインチ制御装置
3 車両
5 フロア
8 車椅子
11 ウインチ
17 ベルト巻取部
21 前部ベルト
41 ラチェット
44 爪歯
51 ベルト引出方向
52 係止爪
72 後退防止ソレノイド
74 ロック状態
75 アンロック状態
76 ラチェット機構
81 制御部
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11 ウインチ
17 ベルト巻取部
21 前部ベルト
41 ラチェット
44 爪歯
51 ベルト引出方向
52 係止爪
72 後退防止ソレノイド
74 ロック状態
75 アンロック状態
76 ラチェット機構
81 制御部
Claims (2)
- 車椅子に係止したベルトを巻き取って前記車椅子を車両のフロア上に固定するウインチに、当該ウインチの少なくともベルト引出方向への回転を阻止するロック機構が設けられ、
該ロック機構が、ベルト巻取部と共に回転する回転車と、該回転車の歯に係合して少なくとも前記ベルト引出方向への回転を阻止する爪と、該爪が前記回転車の前記歯に係合したロック状態及び前記爪が前記歯から離脱したアンロック状態を形成する爪駆動部とで構成されたウインチ制御装置において、
前記車椅子に係止した前記ベルトの前記ウインチによる巻き取りを開始する巻取開始手段と、
該巻取開始手段が前記ベルトの巻き取りを開始してから前記ウインチによる前記ベルトの巻き取りが不能となる巻取不能状態を検出する巻取不能状態検出手段と、
該巻取不能状態検出手段が前記巻取不能状態を検出した際に、これに基づいて前記ウインチによる前記ベルトの巻き取りを停止してベルト巻取方向への駆動力を開放する巻取停止手段と、
該巻取停止手段が前記ベルトの巻き取りを停止してから所定時間経過した後に、前記ロック機構の前記爪を前記回転車の前記歯に係合した前記ロック状態を形成するロック状態形成手段と、
を備えたことを特徴とするウインチ制御装置。 - 前記ウインチは、前記車椅子に係止した前記ベルトの引出速度を制御してスロープに沿った前記車椅子の下降速度を制御するように構成され、前記回転車の前記歯から前記爪を離脱して前記アンロック状態を形成する際に、前記回転車を一旦ベルト巻取方向に回動するウインチ制御装置であって、
前記アンロック状態を形成する際に、前記回転車を一旦前記ベルト巻取方向に回動した後に、当該回転車と共に回転する前記ベルト巻取部の回転を停止する回転停止手段と、
該回転停止手段が前記ベルト巻取部の回転を停止してから所定時間経過するまで待機する待機手段と、
該待機手段による待機が完了した際に、前記ベルト巻取部の前記ベルト引出方向への回動を開始する下降開始手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のウインチ制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2005237024A JP2007050965A (ja) | 2005-08-18 | 2005-08-18 | ウインチ制御装置 |
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Publications (1)
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