JP2007050830A - トレーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 チルトフレームを備えたトレーラの使い勝手をより向上させる。
【解決手段】 チルトフレーム16の傾斜角度θを変更させると、ロックバー26は、チルトフレーム16に追従して、円弧を描くように移動する。ロックバー26を摺動自在に軸支するスリーブ28は、軸受32、34によってシャシフレーム14に軸着されている。よって、スリーブ28は、ロックバー26の円弧運動に追従して、シャシフレーム14に対する角度を変化させながら、ロックバー26を摺動支持する。ロックバー26には、複数の貫通孔が形成され、スリーブ28の軸受32、34の中心にはロックバー26の貫通穴と一致する貫通孔が形成されている。ロックバー26の貫通穴のいずれかと、スリーブ28の軸受32、34の貫通穴とに対しピン36を挿通することで、ロックバー26とスリーブ28とは機械的に位置決めされる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、所定の傾斜角度に設定し、固定されるチルトフレームを備えたトレーラに関するものである。
船舶やプラント等に用いられる、荷幅が道路交通法等の規制を越える大型鋼板を陸送する場合、従来は、規制緩和措置が適用される深夜帯に、予め届け出がされたルートに沿って搬送することが行なわれていた。しかしながら、そのような搬送方法の非効率性や手続の煩雑さを解消するため、所定の傾斜角度に固定されるチルトフレームにより荷台が構成されたトレーラが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。このトレーラによれば、幅広の荷を荷台に固定して荷台を傾斜させることで、見かけ上の荷幅を規制内に収め、時間やルートに規制されることなく効率的に大型鋼板を搬送することが可能となった。
特公昭55−38293号公報
本発明は、大型鋼板等の、荷幅が道路交通法等の規制を越える荷を搬送するチルトフレームを備えたトレーラにおいて、その使い勝手をより向上させることを目的とするものである。
上記課題を解決するための、本発明に係るトレーラは、前後方向に回転軸が延びるチルトヒンジによりシャシフレームに軸支されたチルトフレームと、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段と、前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段と、前記チルトフレームの傾斜角度が所定の角度にあるとき、前記チルトフレームの傾斜角度を固定する固定手段とを備え、該固定手段は、ロックバーと該ロックバーを長手方向に摺動自在に軸支するスリーブとを備え、前記ロックバーの上端部は、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記チルトフレームに軸着され、前記スリーブは、前記チルトヒンジと平行かつ前記ロックバーの摺動軸と回動軸が直交する軸受によって前記シャシフレームに軸着され、前記ロックバーには、前記チルトフレームの傾斜角度が所定角度にあるとき、前記スリーブの回動軸に中心が一致する貫通孔が形成され、前記スリーブの軸受の中心には前記ロックバーの貫通穴と一致する貫通孔が形成され、なおかつ、これらの貫通孔に挿通されるピンと、該ピンの駆動手段とを備え、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段と、前記ピンの駆動手段を制御する制御手段とが設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段によって、チルトヒンジを中心としてチルトフレームの傾斜角度を変更させると、チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によってチルトフレームに軸着されたロックバーは、チルトフレームと共に移動する。この際、ロックバーは、チルトフレームのチルトヒンジを中心とする回転動作に追従して、円弧を描くように移動する。一方、ロックバーを摺動自在に軸支するスリーブは、チルトヒンジと平行かつロックバーの摺動軸と回動軸が直交する軸受によってシャシフレームに軸着されていることから、ロックバーの円弧運動に追従して、スリーブの軸受を中心にシャシフレームに対する角度を円滑に変化させながら、ロックバーを摺動支持する。
すなわち、チルトフレームの傾斜角度を変更させる間、スリーブはその軸受を中心にシャシフレームに対する角度を変化させながらロックバーを摺動支持するので、シャシフレームに軸着されたスリーブの軸受の回動軸とロックバーの摺動軸とは、チルトフレームの傾斜角度の如何にかかわらず、常に直交関係を維持する。しかも、ロックバーには、チルトフレームの傾斜角度が所定角度にあるとき、スリーブの回動軸に中心が一致する貫通孔が形成され、スリーブの軸受の中心にはロックバーの貫通穴と一致する貫通孔が形成されている。
よって、制御手段によって、チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段を駆動し、チルトフレームが所定角度になったことが、チルトフレームの傾斜角度の検出手段によって検出された時点で、制御手段によってピンの駆動手段を制御し、互いに一致するロックバーの貫通穴及びスリーブの軸受の貫通穴に対しピンを挿通することで、ロックバーとスリーブとが機械的に位置決めされ、シャシフレームに対するチルトフレームの傾斜角度が、チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段に頼ることなく固定される。
又、本発明においては、前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段は、複数のセンサが配置されたセンサボックスと、該センサボックスに摺動自在に支持され前記センサのドグが固定されたロッドとを備え、前記センサボックスは、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記シャシフレームに軸着され、前記ロッドは、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記チルトフレームに軸着され、前記複数のセンサは、センサボックス内で前記ロッドの摺動方向に沿って、前記ロックバー及び前記スリーブの軸受の貫通孔が一致するとき前記ドグと一致する位置に、配置されているものである。
この構成によれば、チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段によって、チルトヒンジを中心としてチルトフレームの傾斜角度を変更させ、チルトフレームの傾斜角度が所定角度になったとき、センサボックス内の複数のセンサの一つと、ロッドのドグとが一致し、チルトフレームの傾斜角度が所定角度になったことが検知される。この時点で、制御手段によってピンの駆動手段を制御し、互いに一致するロックバーの貫通穴及びスリーブの軸受の貫通穴に対しピンを挿通することで、ロックバーとスリーブとが機械的に位置決めされ、シャシフレームに対するチルトフレームの傾斜角度が、チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段に頼ることなく固定される。
又、本発明において、前記制御手段は、操作者による作動指示を受けた後、予め設定された傾斜角度の中から選択された角度が前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段により検出されるまで、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段を作動させ、選択された角度が前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段により検出された時点で、前記駆動手段を自動停止させる制御ロジックと、前記駆動手段が自動停止した状態で、前記ピンの駆動手段を選択的に作動可能とする制御ロジックとを備えることが望ましい。
この構成により、チルトフレームの傾斜角度の変更作業、チルトフレームの傾斜角度の固定作業が自動的に行なわれることとなる。
本発明はこのように構成したので、大型鋼板等の荷幅が道路交通法等の規制を越える荷を搬送するチルトフレームを備えたトレーラにおいて、その使い勝手をより向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係るトレーラ10は、図1〜図3、図9に示されるように、前後方向に回転軸が延びるチルトヒンジ12によりシャシフレーム14に軸支されたチルトフレーム16と、チルトフレーム16の傾斜角度を変更させる駆動手段である油圧式のチルトシリンダ18と、チルトフレーム16の傾斜角度の検出手段20と、チルトフレーム16の傾斜角度が所定の角度にあるとき、チルトフレーム16の傾斜角度を固定する固定手段22とを備えている。ここで、チルトフレーム18は、トレーラ10の荷台を構成するものである。なお、本発明の実施の形態では、チルトシリンダ18、検出手段20、固定手段22は、各々、トレーラ10の前方寄り及び後方寄りの2ヶ所に設けられている。
又、図示の例では、チルトヒンジ12は、チルトフレーム16の車幅方向左端部の近傍に配置されており、チルトフレーム16が水平状態にあるときは、チルトフレーム16は、シャシフレーム14上に載置される。一方、チルトフレーム16が傾斜する際には、チルトヒンジ12を中心にチルトフレーム16が回転し、チルトフレーム16の幅方向右端部が上方へと持ち上がる。又、チルトフレーム16のチルトフレーム16の幅方向右端部からは、チルトフレーム16と平行に伸縮自在な、複数の伸縮ボルスタ24が設けられており、荷幅が道路交通法等の規制を越える大型鋼板を、チルトフレーム16及び伸縮ボルスタ24によって、確実に固定することが可能となっている。伸縮ボルスタ24の伸縮動作は、チルトフレーム16が水平状態にある時に、手動により行なうことが可能である。又、伸縮ボルスタ24を所望の伸縮位置に固定する固定手段(図示省略)を備えている。チルトシリンダ18は、図9に示されるように、シリンダスリーブ側端部18aが、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受によってシャシフレーム14に軸着され、シリンダロッド側端部18bが、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受によってチルトフレーム16に軸着されている。
固定手段22は、図4、図5に示されるようなメカニカルロック機構を構成している。まず、固定手段22は、ロックバー26とロックバー26を長手方向に摺動自在に軸支するスリーブ28とを備えている。そして、ロックバー26の上端部は、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受30によって、チルトフレーム16に軸着され、スリーブ28は、チルトヒンジ12と平行かつロックバー26の摺動軸と回動軸が直交する軸受32、34に両側を挟まれるようにして、シャシフレーム14に軸着されている。図示の例では、ロックバー26は四角断面を有する筒状部材により構成されており、スリーブ28は、ロックバー26の外周面を摺動自在に案内する四角筒により構成されている。なお、本説明において、ロックバー26の「摺動軸」とは、スリーブ28に摺動案内されるロックバー26の摺動方向、すなわち、ロックバー26の長手方向の中心軸C26を意味している。
又、ロックバー26には、チルトフレーム16の傾斜角度θ(図3、図9参照)が所定角度にあるとき、スリーブ28の回動軸C28に中心が一致する貫通孔26a、26b、26c、26dが形成され、スリーブ28の軸受32、34の中心にはロックバーの貫通穴26a〜26dと一致する貫通孔32a、34aが形成されている。そして、これらの貫通孔に挿通されるピン36と、ピン36の駆動手段であるエアシリンダ38とを備えている。ピン36の先端部は、図5に仮想線で示されるように、シリンダロッド38が最も縮んだ状態においても、常時一方の軸受32の貫通孔32aに係合している。又、ピン36は、エアシリンダ38により押出されることで、図5に実線で示されるように、軸受32の貫通孔32aと共にロックバー26の貫通穴26a(26b、26c、26d)及び他方の軸受34の貫通孔34aとも係合する。又、ピン36と、エアシリンダ38のシリンダロッド38aとの間には、ボールジョイント39が配置されることで、軸受32の貫通孔32aと、エアシリンダ38のシリンダロッド38aとの芯ずれを吸収している。
なお、チルトフレーム16の傾斜角度θを変更させるチルトシリンダ18及びピン36を駆動するエアシリンダ38の制御手段として、図7に示されるようなコントロールボックス40が設けられている(コントロールボックス40については、追って説明する。)
図6に示されるように、チルトフレーム16の傾斜角度θの検出手段20は、複数のセンサ42(42A、42B、42C、42D)が配置されたセンサボックス44と、センサボックス44に摺動自在に支持されたロッド48とを備えている。そして、ロッド48には、センサ42のドグ46が固定されている。センサボックス44の内部には、補強板44aによって位置決めされたガイドスリーブ44bが設けられており、ガイドスリーブ44bにロッド48が摺動案内されている。又、ロッド48の先端部には、センサボックス44の内壁面に摺接するガイドプレート48aが設けられている。なお、ガイドプレート48aは、複数のセンサ42を避けるための切欠きが設けられている。そして、センサボックス42は、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受50によってシャシフレーム14に軸着され(図3参照)、ロッド48は、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受52によってチルトフレーム16に軸着されている(図3参照)。
なお、複数のセンサ42(42A、42B、42C、42D)は、各々、センサボックス44内で、ロッド48の摺動方向に沿って設けられており、ロックバー26の貫通孔26a〜26dの各々と、スリーブ28の軸受32、34の貫通孔32a、34aとが一致するとき、ドグ46と一致する位置に配置されている。又、複数のセンサ42は、図8に概略的に示されるように、各々一対の突起42eを備え、この突起42e間に照射される光線(赤外線光等)がドグ46によって遮断されることで、検知信号を発信するものである。なお、センサ42の検知範囲は、ある程度の幅を有しており、ピン36と、ロックバー26の26a〜26dとに設定される寸法公差を吸収して、ピン38が各貫通孔26a〜26dに係合可能な位置にある限り、センサ42も、チルトフレーム16の傾斜角度θが所定角度にあることを検知するものである。
ここで、図7に示されるコントロールボックス40の構成と合せて、トレーラ10のチルトフレーム16の傾斜角度を変更する手順を説明する。
コントロールボックス40は、トレーラ10の右側に取り付けられている(図1参照)。コントロールボックス40の内部は、チルトシリンダ18のための油圧回路用電磁弁、エアシリンダ38用電磁弁及び複数のセンサ42の検知信号を受信し、必要な表示を行うと共に、作業者の操作を受けてチルトシリンダ18のための油圧回路用電磁弁、エアシリンダ38用電磁弁を制御する制御装置(マイクロコンピュータ等)が設けられている。又、ラッチで固定されたコントロールボックス40の蓋41を開けることで、操作用のペンダント54を取り出すことができる。コントロールボックス40には、制御系の電源をON−OFFするための電源スイッチ40a、チルトフレーム16の傾斜角度を設定する角度設定スイッチ40b、後方のチルトシリンダ18の動作を停止する単独操作スイッチ40c、前方のチルトシリンダ18の動作を停止する単独操作スイッチ40d、それを押している間だけ、 と とのインターロックが解除されるインターロック解除ボタン40eが設けられている。角度設定スイッチ40bは、チルトフレーム16の設定角度θを、0°、33°、41°、45°のいずれかの角度に設定することができる。又、この角度は必要に応じ異なる角度を設定することも可能である。
又、インジケータランプとして、前方のチルトシリンダ18の水平位置、θ=33°位置、θ=41°位置、θ=45°位置を夫々示すランプ40f、40g、40h、40jと、前方の固定手段22において、ピン36による機械的位置決めがなされたことを示すロック及びアンロックランプ40k、40mが設けられている。同様にして、後方のチルトシリンダ18の水平位置、θ=33°位置、θ=41°位置、θ=45°位置を夫々示すランプ40n、40p、40q、40rと、後方の固定手段22において、ピン36による機械的位置決めがなされたことを示すロック及びアンロックランプ40s、40tが設けられている。なお、符号40uは、ペンダント54の格納スペースである。
一方、ペンダント54には、前後のチルトシリンダ18を連動させる上昇ボタン54a、下降ボタン54b、前方の固定手段22のロック及びアンロックボタン54c、54d、後方の固定手段22のロック及びアンロックボタン54e、54fが設けられている。又、ペンダント54とコントロールボックス40とは、ケーブル56によってつながれており、コントロールボックス40の近傍には、ケーブル56を巻きつけるためのハンガー58が
設置されている。
なお、チルトフレーム16の角度変更操作を行なうための電力は、トラクタから供給を受けることとしても良く、トレーラにバッテリーを搭載してここから供給を受けることとしても良い。
操作者は、電源スイッチ40aをONにして、角度設定スイッチ40bによって、チルトフレーム16の傾斜角度を設定する。そして、ペンダント54のアンロックボタン54d、54fを押し、エアシリンダ38を短縮させて、ピン36をロックバー26の貫通孔26a、26b、26c、26dのいずれかから抜取る。このとき、アンロックランプ40m、40tが点灯する。
続いて、上昇ボタン54a又は下降ボタン54bを押すことで、前後のチルトシリンダ18が作動する。チルトフレーム16が設定角度になった時点で、センサ42に検知され、前後のチルトシリンダ18は自動的に停止する。図2において、チルトフレーム16は、θ=0°を、チルトフレーム16’はθ=33°位置を、チルトフレーム16”はθ=41°位置を、チルトフレーム16’”はθ=45°位置を、夫々示している。そして、設定された角度のランプ(40f、40g、40h、40j、40n、40p、40q、40rのいずれか)が点灯する。なお、チルトフレーム16の傾斜角度の変更中に、設定角度以外の角度に係るセンサ42がドグ46を検出した場合には、その検出信号は無視される。そして、設定された角度のランプが点灯した時点で、ペンダント54のロックボタン54c、54eを押し、エアシリンダ38を伸張させて、ピン36をロックバー26の貫通孔26a、26b、26c、26dのいずれかに挿通させる。このとき、ロックランプ40k、40sが点灯する。
なお、必要に応じ、コントロールボックス40の制御ロジックを変更し、チルトフレーム16の角度が設定角度になった時点で、ピン36によるロック操作までが自動的に行なわれるようにすることも可能である。
上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
まず、チルトシリンダ18によって、チルトヒンジ12を中心としてチルトフレーム16の傾斜角度θを変更させると、チルトヒンジ12と平行な回転軸を有する軸受30によって、チルトフレーム16に軸着されたロックバー26は、チルトフレーム16と共に移動する。この際、ロックバー26は、チルトフレーム16のチルトヒンジ12を中心とする回転動作に追従して、円弧を描くように移動する(図3参照)。一方、ロックバー26を摺動自在に軸支するスリーブ28は、チルトヒンジ12と平行かつロックバー26の摺動軸C26と回動軸C28が直交する軸受32、34によってシャシフレーム14に軸着されている。よって、ロックバー26の円弧運動に追従して、スリーブ28の軸受32、34を中心にシャシフレーム14に対する角度を円滑に変化させながら、ロックバー26を摺動支持する。
すなわち、チルトフレーム16の傾斜角度θを変更させる間、スリーブ28はその軸受32、34を中心にシャシフレーム14に対する角度を変化させながらロックバー26を摺動支持するので、シャシフレーム14に軸着されたスリーブ28の軸受32、34の回動軸C28とロックバー26の摺動軸C26(図4、図5参照)とは、チルトフレーム16の傾斜角度θの如何にかかわらず、常に直交関係を維持する。しかも、ロックバー26には、チルトフレーム16の傾斜角度θが所定角度にあるとき、スリーブ28の回動軸C28に中心が一致する貫通孔26a、26b、26c、26dが形成され、スリーブ28の軸受32、34の中心にはロックバー26の貫通穴26a、26b、26c、26dと一致する貫通孔32a、34aが形成されている。
よって、コントロールボックス40によって、チルトフレーム16の傾斜角度θを変更させるチルトシリンダ18を駆動し、チルトフレーム16が所定角度になったことが、チルトフレームの傾斜角度の検出手段20によって検出された時点で、コントロールボックス40によってピン36を駆動するエアシリンダ38を制御し、互いに一致するロックバー26の貫通穴26a、26b、26c又は26dのいずれかと、スリーブ28の軸受32、34の貫通穴32a、34aとに対しピン36を挿通することで、ロックバー26とスリーブ28とが機械的に位置決めされ、シャシフレーム14に対するチルトフレーム16の傾斜角度θが、チルトフレーム16の傾斜角度θを変更させるチルトシリンダ18に頼ることなく固定されることとなる。
又、チルトシリンダ18によって、チルトヒンジ12を中心としてチルトフレーム16の傾斜角度θを変更させ、チルトフレーム16の傾斜角度θが所定角度(0°、33°、41°、45°)になったとき、センサボックス44内の複数のセンサ42(42A、42B、42C、42D)の一つと、ロッド48のドグ46とが一致し、チルトフレーム16の傾斜角度θが所定角度になったことが検知される。この時点で、コントロールボックス40によってピン38を駆動するエアシリンダ38を制御し、互いに一致するロックバー26の貫通穴26a、26b、26c又は26dのいずれかと、スリーブ28の軸受32、34の貫通穴32a、34aとに対しピン36を挿通することで、ロックバー26とスリーブ28とが機械的に位置決めされ、シャシフレーム14に対するチルトフレーム16の傾斜角度θが、チルトフレームの傾斜角度θを変更させるチルトシリンダ18に頼ることなく固定されることとなる。
しかも、コントロールボックス40は、操作者による作動指示(電源スイッチ40aをオンとして、角度設定スイッチ40bによって、チルトフレーム16の傾斜角度を設定し、ペンダント54のアンロックボタン54d、54fを押し、上昇ボタン54a又は下降ボタン54bを押す。)を受けた後、予め設定された傾斜角度の中から選択された角度がチルトフレーム16の傾斜角度θの検出手段20により検出されるまで、チルトフレーム16の傾斜角度を変更させるチルトシリンダ18を作動させ、選択された角度が検出手段20により検出された時点で、チルトシリンダ18を自動停止させる制御ロジックを備える。又、チルトシリンダ18が自動停止した状態で、ピン36を駆動するエアシリンダ38を選択的に作動可能とする制御ロジックとを備える。よって、チルトフレーム16の傾斜角度θの変更作業、及び、チルトフレーム16の傾斜角度θの固定作業が、自動的に行なわれることとなる。
本発明の実施の形態に係るトレーラの特徴部分を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図である。 図1に示されるトレーラの背面図である。 図1に示されるトレーラののチルトフレームの傾斜角度の検出手段と、前記チルトフレームの傾斜角度が所定の角度にあるとき、前記チルトフレームの傾斜角度を固定する固定手段とを背面視した概略図である。 図3に示される固定手段の要部拡大図である。 図4のA−A断面図である。 図3に示される検出手段の要部拡大断面図である。 図1に示されるトレーラの制御手段を示す模式図である。 図6に示される検出手段のセンサの構造を示す斜視図である。 図1に示されるトレーラの、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段を背面視した概略図である。
符号の説明
10:トレーラ、12:チルトヒンジ、14:シャシーフレーム、16:チルトフレーム、18:チルトシリンダ、20:検出手段、22:固定手段、26:ロックバー、 26a、26b、26c、26d:貫通孔、28:スリーブ、 30、32、34:軸受、 32a、34a:貫通孔、36:ピン、38:エアシリンダ、40:コントロールボックス、 42、42A、42B、42C、42D:センサ、44:センサボックス、46:ドグ、48:ロッド、 50、52:軸受、54:ペンダント

Claims (3)

  1. 前後方向に回転軸が延びるチルトヒンジによりシャシフレームに軸支されたチルトフレームと、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段と、前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段と、前記チルトフレームの傾斜角度が所定の角度にあるとき、前記チルトフレームの傾斜角度を固定する固定手段とを備え、
    該固定手段は、ロックバーと該ロックバーを長手方向に摺動自在に軸支するスリーブとを備え、前記ロックバーの上端部は、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記チルトフレームに軸着され、前記スリーブは、前記チルトヒンジと平行かつ前記ロックバーの摺動軸と回動軸が直交する軸受によって前記シャシフレームに軸着され、
    前記ロックバーには、前記チルトフレームの傾斜角度が所定角度にあるとき、前記スリーブの回動軸に中心が一致する貫通孔が形成され、前記スリーブの軸受の中心には前記ロックバーの貫通穴と一致する貫通孔が形成され、なおかつ、これらの貫通孔に挿通されるピンと、該ピンの駆動手段とを備え、
    前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段と、前記ピンの駆動手段を制御する制御手段とが設けられていることを特徴とするトレーラ。
  2. 前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段は、複数のセンサが配置されたセンサボックスと、該センサボックスに摺動自在に支持され前記センサのドグが固定されたロッドとを備え、
    前記センサボックスは、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記シャシフレームに軸着され、前記ロッドは、前記チルトヒンジと平行な回転軸を有する軸受によって前記チルトフレームに軸着され、
    前記複数のセンサは、センサボックス内で前記ロッドの摺動方向に沿って、前記ロックバー及び前記スリーブの軸受の貫通孔が一致するとき前記ドグと一致する位置に、配置されていることを特徴とする請求項1記載のトレーラ。
  3. 前記制御手段は、操作者による作動指示を受けた後、予め設定された傾斜角度の中から選択された角度が前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段により検出されるまで、前記チルトフレームの傾斜角度を変更させる駆動手段を作動させ、選択された角度が前記チルトフレームの傾斜角度の検出手段により検出された時点で、前記駆動手段を自動停止させる制御ロジックと、前記駆動手段が自動停止した状態で、前記ピンの駆動手段を選択的に作動可能とする制御ロジックとを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラ。
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