JP2005219701A - タイヤ交換機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤ交換を容易かつ安全に行えるタイヤ交換機を提供する。
【解決手段】 タイヤ交換機が、互いに離間して配置された一対のベースプレートと、タイヤを下方から支持すべくベースプレートの対向する各側面部から張り出した一対のタイヤ載置部と、ベースプレート上面にて前後方向に移動可能でかつ下向き歯を具備するラックと、ラック操作手段と、第1キャスタ部とを有し、ラックを前後方向に移動させた際、ラックと噛合する昇降制御ピニオンが回動することにより、第1キャスタ部の主昇降アーム及び従昇降アームが回動し、ベースプレートが昇降する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のタイヤを着脱する際に作業を容易にすると共に、タイヤを載置固定して搬送するために用いられるタイヤ交換機に関する。
従来のタイヤ交換機には、特許文献1及び2等に記載されたものがある。
特許文献1に記載のタイヤ交換機は、キャスタ付きの基台フレームに平行に配置された左右一対の円筒ローラを取付け、これらのローラ上にタイヤを鉛直方向に起立させて支持する。基台フレームの枠とその下方に位置する可動フレームの枠とをリンク板で連結し、操作レバーをてこの原理で操作することによりリンク板が回動して可動フレームを持ち上げるという昇降機構を具備する。但し、大型車両の重量のあるタイヤに適用する場合には、昇降機構を電動式や油圧式とする必要がある。
特許文献2に記載のタイヤ交換機は、基台フレームに立設した支柱に昇降体を取付け、昇降体から前方に延びタイヤを支持するアームを設けている。昇降体は油圧ジャッキにより昇降する。
特開平7−17224号公報 特開2000−52994号公報
タイヤ交換機においては、タイヤの昇降機構を必要とするが、上記の特許文献1及び2に記載のタイヤ交換機では、少なくとも大型タイヤに適用する場合にはタイヤの昇降及び移動の際に油圧式や電動式の機構を必要とする。これらの機構は非常に複雑であるため、コスト高となる上にメンテナンスも重要となる。さらに、油圧式や電動式の機構を利用する場合には、電源やコンプレッサへ接続するラインが必要となり、移動に不便である。加えて、油圧式や電動式では、車両のハブに適合させる微調整を行い難い。また、特許文献1のようにてこの原理を用いるものでは操作レバーが非常に長くなり、コンパクト性が損なわれる。
さらにまた、特許文献1及び2のタイヤ交換機では、移動のためのキャスタを取り付けた高さ一定の基台フレームとは別に昇降用のフレーム又はアームを設けているため、部品数も多く全体構造が複雑となりコスト高となる。
以上の問題点に鑑み、本発明は、手動で操作可能であると同時に、タイヤの大きさ及び重量に関わらず着脱及び移動の作業を安全かつ容易に行うことができるタイヤ交換機を適用することを目的とする。具体的には、例えば、大型車両のタイヤハウスの中で外側タイヤと内側タイヤを交換可能とすることである。また、比較的シンプルな構造を実現すると共に、移動の際に小回りがきき、タイヤを輸送し易いタイヤ交換機を提供することも目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明は以下の構成を提供する。
(1)請求項1に係るタイヤ交換機は、前後方向に延在しかつ互いに離間して配置された一対のベースプレートと、軸を前後方向に向け鉛直方向に起立したタイヤを下方から支持すべく前記一対のベースプレートの互いに対向する各側面部からそれぞれ張り出した一対のタイヤ載置部と、前記一対のベースプレートの各々の上面にて前後方向に移動可能でありかつ下向き歯を具備する一対のラックと、前記一対のラックを同時に前後方向に移動させるべく操作するラック操作手段と、前記ベースプレートを支持すべくその下面に取り付けられた第1キャスタ部とを有し、前記第1キャスタ部が、
球状のキャスタローラと、
前記キャスタローラを水平方向のいずれの角度方向へも転動可能に支持するキャスタローラケースと、
前記ベースプレートに穿設された開口を通して前記ラックの前記下向き歯と噛合する昇降制御ピニオンと、
前記キャスタローラケースに対して一端が回動自在に連結されかつ前記昇降制御ピニオンの軸に対して他端が固定された主昇降アームと、
前記主昇降アームと平行に配置されかつ前記キャスタローラケースに対して一端が回動自在に連結されかつ前記ベースプレートの下面に対して他端が回動自在に連結された従昇降アームとを具備し、
前記ラック操作手段により前記ラックを前後方向に移動させた際、該ラックと噛合する前記昇降制御ピニオンが回動することにより、前記主昇降アーム及び前記従昇降アームが回動し、前記ベースプレートが昇降することを特徴とする。
(2)請求項2に係るタイヤ交換機は、請求項1においてさらに、前記キャスタローラケースが、前記キャスタローラを軸支しかつ筒状外郭をもつローラ軸支ケースと、該ローラ軸支ケースをその軸周りに回動自在に保持するベアリングと、該ベアリングの外周を保持すると共に前記主昇降アーム及び前記従昇降アームを連結したベアリングケースとを具備し、
前記ローラ軸支ケースが該ローラ軸支ケースの軸から偏心した位置にて前記キャスタローラを軸支することを特徴とする。
(3)請求項3に係るタイヤ交換機は、請求項2においてさらに、前記1キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて前端近傍と後端近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする。
(4)請求項4に係るタイヤ交換機は、請求項1において、前記ベースプレートを支持すべくその下面に取り付けられた第2キャスタ部をさらに有し、前記第2キャスタ部が、
前後方向に転動可能に軸支された球状のキャスタローラと、
前記ベースプレートに穿設された開口を通して前記ラックの前記下向き歯と噛合する昇降制御ピニオンと、
前記キャスタローラの軸に対して一端が回動自在に連結されかつ前記昇降制御ピニオンの軸に対して他端が固定された昇降アームとを具備し、
前記ラック操作手段により前記ラックを前後方向に移動させた際、該ラックと噛合する前記昇降制御ピニオンが回動することにより、前記昇降アームが回動し、前記ベースプレートが昇降することを特徴とする。
(5)請求項5に係るタイヤ交換機は、請求項4においてさらに、前記第1キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて前端近傍に、前記第2キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて後端近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする。
(6)請求項6に係るタイヤ交換機は、請求項1〜5のいずれかにおいてさらに、前記ベースプレートが上昇する方向に対応する前記ラックの移動方向へと該ラックを付勢するラックスプリングを設けたことを特徴とする。
(7)請求項7に係るタイヤ交換機は、請求項1〜6のいずれかにおいてさらに、
前記ラック操作手段が、
前記一対のラックの各々の下向き歯と噛合する一対のラック駆動ピニオンと、
前記一対のラック駆動ピニオンの各々を両端に固定したラック駆動軸と、
前記ラック駆動軸を回転させるべく駆動するウォーム減速機と、
前記ウォーム減速機のウォーム軸を回転操作すべく取り付けられた操作用ハンドルとを具備することを特徴とする。
(8)請求項8に係るタイヤ交換機は、請求項1〜7のいずれかにおいてさらに、
前記一対のタイヤ載置部の各々が、
互いに平行に配置され前後方向に延びる円柱状の第1支持ローラ及び第2支持ローラと、
前記第1支持ローラ及び第2支持ローラの各々をその軸について回動自在としつつ該第1支持ローラと該第2支持ローラの両端を互いに連結する一対のプレートであって前後方向に突出する掛止突起を具備する一対の連結プレートと、
前記ベースプレートの側面から張り出した一対のプレートであってその上辺に前記連結プレートの前記掛止突起と嵌合しこれを支持する切欠き部を設けた一対のローラ受けプレートとを具備することを特徴とする。
(9)請求項9に係るタイヤ交換機は、請求項8においてさらに、前記切欠き部を複数設けると共に、前記ベースプレートの側面から遠ざかるにつれて該切欠き部の高さを低くしたことを特徴とする。
(10)請求項10に係るタイヤ交換機は、請求項1〜9のいずれかにおいてさらに、前記タイヤの後方への倒伏を防止すべく該タイヤの後方側にて該タイヤに沿って鉛直方向に起立したタイヤ支持部を設けたことを特徴とする。
(11)請求項11に係るタイヤ交換機は、請求項1〜10のいずれかにおいてさらに、前記タイヤの前方への倒伏を防止すべく、
前記タイヤに取り付け可能なフックと、
前記フックに連結されたチェーンと、
前記チェーンを後方へ引っ張るべく付勢する支持スプリングとを具備することを特徴とする。
本発明のタイヤ交換機においては、キャスタ部に取り付けた昇降用アームにより基台となるベースプレートを直接昇降させる昇降機構を具備しているため、構造がシンプル化され部品数も少なくすることができる。また、昇降機構は、ウォーム減速機により制御されるため、手動によっても大きな駆動力が得られ、タイヤの重量に関わらず安全かつ容易に作業を容易に行うことができる。これにより、車両のハブの軸やボルトを傷つけることなく効率よく作業できる。実施例では、80kg以上のタイヤでも、熟練工によらず作業を行うことができた。
同時に、ウォーム減速機のもつ大きな減速比により昇降高さの微調整が可能となる。さらに、ウォーム減速機の出力側の回転を伝動するギヤや軸等をベースプレートの外郭内に収容できるためコンパクトな昇降機構を実現できる。タイヤ載置部のローラによって、載置したタイヤを回動させることができるため、センター出しを行うハブ位置の微調整が可能となる。さらに、タイヤの大きさに応じてタイヤ載置部の支持ローラの位置を変更できるため、大型から小型のいずれのタイヤサイズにも適用できる。
加えて、キャスタ部のキャスタローラが水平方向のいずれの角度方向へも転動可能に取り付けられ、かつ軸が偏心して取り付けられているため、移動操作も円滑に行うことができる。
本発明は、ウォーム減速機を手動で操作するのみで十分な駆動力が得られるので、油圧や電気等の駆動手段を必要としない。従って、電源やコンプレッサへ接続するラインが不要となり、移動も支障なく行える。また、電源やコンプレッサ設備のない場所でも使用できるため、広範囲に使用できる。
また、タイヤの前方及び後方への倒伏を防止する手段を備えているため、重心が偏っているタイヤの倒伏を防止して安全に作業することができる。
以下、図面を参照して本発明の幾つかの実施例を示しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のタイヤ交換機1の一実施例の外観斜視図である。また、タイヤ交換機1に載置されるタイヤの相対的な大きさを示すために、一例としてタイヤ16を一点破線で描いている。このタイヤ交換機1では、図中の矢印の方向を前後方向と表現し、水平面内にてこれに垂直な方向を左右方向を表現する。
タイヤ交換機1は、前後方向に延在しかつ互いに離間して配置された一対のベースプレート2を有する。これらのベースプレート2は、少なくとも水平に配置された所定の厚さの平面プレート2aを具備する。図示の例では、平面プレートの四辺からさらに下方に延びる側面部2bを具備する。一対のベースプレート2は、互いに対向する各側面部を連結部3により連結されている。
タイヤ16は、その軸Zを前後方向に向け鉛直方向に起立した状態でタイヤ交換機1上に載置される。タイヤ交換機1は、タイヤ16を載置させ下方から支持するために、一対のベースプレート2の互いに対向する各側面部2bからそれぞれ張り出した一対のタイヤ載置部120を具備する。タイヤ載置部120は、連結部3より前方に位置する。従って、左右両側のタイヤ載置部120と連結部3はコ字状に配置される。各タイヤ載置部120は、2本のタイヤ支持ローラ28、29を具備する。タイヤ載置部120の詳細については、図11〜13において詳述する。
一対のベースプレート2の各々の上面には、前後方向に移動可能でありかつ下向き歯(図1には現れず)を具備する一対のラック10がそれぞれラック係止具11により取り付けられる。さらに、ラック10を前方に付勢するためのラックスプリング21がベースプレート2の上面に取り付けられ、ラック連結具22によりラック10と連結されている。これら一対のラック10は、同時に前後方向に移動するように、すなわち連動するように操作される。この操作を行うラック操作手段が設けられている。連結部3上の右寄り位置に設置されているウォーム減速機8は、ラック操作手段の主要素の一つである。ウォーム減速機8は、ねじ形状のウォームと歯車形状のウォームホイールとを軸を直交させて噛合させた構造が内蔵されており、ウォーム軸を回転するとウォームホイールの歯が所定数だけ回転する。
図示のウォーム減速機8のウォーム軸の延長上には、ウォーム軸を回転するための操作ハンドル7及び操作ハンドル用取っ手7aが取り付けられている。ウォーム減速機8の出力側であるウォームホイール軸の延長上には適宜のギヤ9a、9bの組合せが連結されており、ウォーム減速機8の出力側の回転を伝動する。これらのラック操作手段の詳細については、図2において詳述する。
さらに、ベースプレート2を支持するためにその下面に取り付けられたキャスタ部を具備する。キャスタ部は、ベースプレート2を支持すると同時に、載置下タイヤを別の場所に搬送するために床面上を転動してタイヤ交換機1を水平方向に移動するために設けられている。図示の実施例では、2種類のキャスタ部が設けられており、ベースプレート2の下面の前端近傍に第1キャスタ部112が、後端近傍には第2キャスタ部113が取り付けられている。第1キャスタ部112は、水平方向のいずれの角度方向へも転動可能に支持されたキャスタローラ12を具備し、第2キャスタ部113は、前後方向に転動可能に軸支されたキャスタローラ13を具備する。第1キャスタ部112については、図4及び5において詳述する。第2キャスタ部113については、図6及び7において詳述する。
連結部3の前方寄りに、コ字状のフレーム枠であるタイヤ支持部14が取り付けられている。これは、タイヤ16の後方への倒伏を防止する役割を果たしている。これについては、図14において詳述する。
さらに、連結部3の左右それぞれの端部から上方に延びる一対の筒状のチェーン収容部67には、チェーン66が収容されその先端にはフック65が取り付けられている。図示されていないがチェーン66の基端部はスプリングを介して固定されている。このフック65及びチェーン66等は、タイヤ16の前方への倒伏を防止するためにタイヤ16を後方へ引っ張る役割を果たしている。これについは、図15及び16において詳述する。
またさらに、各ベースプレート2の後端近傍から上方に延びて先端部を後方へ曲げた棒状の移動用ハンドル5が設けられる。これら一対の移動用ハンドル5は、タイヤ交換機1を移動させる際に作業者が両手で把持する取っ手として用いられる。
図1に示す通り、タイヤ交換機1の外観は、ウォーム減速機8の部分を除いて左右対称構造を有している。
図2は、図1のタイヤ交換機1のラック操作手段の機構を示す概略的な部分展開透視図である。尚、図1の斜視図とは、前後方向を逆に示している。左右一対のラック10の各々には、図示のように下向き歯10aが設けられている。左右一対のラックのそれぞれと、一対のラック駆動ピニオン20とが噛合している。図示の例では、各ラック駆動ピニオン20はベースプレート2に下方に設置するので、ラック駆動ピニオン20はベースプレート2に穿設した開口(図示せず)を通してラック10と噛合する。これら一対のラック駆動ピニオン20の各々は、ラック駆動軸18の両端に固定されている。ラック駆動軸18の軸上には、ウォーム減速機8の出力側の回転を伝動するギヤ9a、9bと噛み合うギヤ9cが固定されている。ギヤ9bとギヤ9cとは、連結部3に穿設された開口3aを通して噛合している。このように1又は複数のギヤを介して、ウォーム減速機8の出力側の回転がラック駆動軸18へ伝動される。ギヤ9a、9b及び9cの歯数並びにラック駆動ピニオン20の歯数は、ウォーム減速機8の回転特性に応じて、ラック10を必要な距離だけ前後方向へ移動させるように適宜設定する。ラック駆動軸18は、ラック駆動軸受19を介してベースプレート2の下面に固定されている。
さらに、ラック10の下向き歯は、第1キャスター部112の具備する昇降制御ピニオン30及び第2キャスタ部113の具備する昇降制御ピニオン50と噛合している。すなわち、ラック10が前後方向に移動することにより、ラック10の下向き歯と噛合する昇降制御ピニオン30、50が回動する。昇降制御ピニオン30の回動により第1キャスタ部の主昇降アーム31a、31b及び従昇降アーム32a、32bが回動する。同時に、昇降制御ピニオン50の回動により第2キャスタ部の昇降アーム51a、51bが回動する。この結果、ベースプレート2の昇降動作が実現される。この詳細は、後述する。
ベースプレート2を昇降させるためのラック操作手段の動作シーケンスをまとめると次のようになる。先ず、ウォーム減速機8のウォーム軸に取り付けた操作用ハンドル7の取っ手7aを回転させる(矢印S1)。尚、上昇させるときと、下降させるときとでは、回転方向を逆にする。これに対応してウォーム減速機8の出力側のウォームホイール軸が回転し、ギヤ9a等介してラック駆動軸18へ伝動される。ラック駆動軸18の回転によりラック駆動ピニオン20がラック10を前後方向に移動させる(矢印S2)。ラック10の移動により昇降制御ピニオン30、50が回動し、これにより昇降アーム31a、32a、51a等が回動してベースプレート2が昇降する(矢印S3)。
尚、ウォーム減速機8は、例えば、ウォーム軸を1回転させたときに出力側のウォームホイールが1歯又は2歯進むといった非常に大きな減速比(例えば、1/60、1/120)をもつことから、操作用ハンドル7を大きく回転させてもベースプレート2の昇降距離は非常に僅かとすることができる。これにより、ベースプレート2の昇降の微調整を容易に行うことができる。また、操作ハンドル7を操作しなければ、ウォーム減速機8の出力側は回転することなくその状態を維持する。すなわち、操作ハンドル7を停止させれば自動的にロックされる。これを利用することにより任意の高さでベースプレートを固定することができる。
図3は、図1のタイヤ交換機1の左側のベースプレート2の概略的な平面図である。前述の通り、ラック10が前後方向に移動することにより、ベースプレート2の昇降が行われる。ラック10の下向き歯(図に現れず)は、ベースプレート2に穿設された開口2c、2dを通して上記の昇降制御ピニオン(図に現れず)と噛合している。従って、ベースプレート2を上昇させる方向に移動する際には、ラック10に大きな負荷が掛かる。この上昇時の負荷を軽減するためにラックを一定方向に付勢するラックスプリング21を設けることが好適である。図示の例では、ラックスプリング21は、ベースプレート2上にラック10と並置され、その基端部はスプリング取付具21aによりベースプレート2に固定され、先端部はスプリング受け具21b及び調整ボルト23を介してラック連結具22によりラック10と連結されている。
ラックスプリング21は、ベースプレート2の上昇方向に対応するラック10の移動方向へとラック10を付勢する(矢印S4)。図示の例では、ベースプレート2の上昇方向に対応するのは、ラック10の移動方向が前方に向かうときである。従って、ラックスプリング21は、ラック10を前方へと付勢している。
調整ボルト23は、ラックスプリング21の押圧力を調整するために設けられている。図示の例では、調整ボルト23を右へ移動するとラックスプリング21が短くなり押圧力が増大する。逆に、調整ボルト23を左へ移動するとラックスプリング21が長くなり押圧力が減少する。
尚、ベースプレート2上の前端近傍には、ラック10の前方移動限界位置を規定するラックストッパ25が取り付けられている。
図4は、図3のA−A断面であり、図1のタイヤ交換機1のベースプレート2の前端近傍部分の側断面図である。図5は、図4のC矢視図である。図1の実施例では、ベースプレート2の前端近傍の下面に第1キャスタ部112が取り付けられている。第1キャスタ部112は、球状のキャスタローラ12を具備する。キャスタローラ12は、その中心を水平に通るローラ軸38により軸支されている。キャスタローラ12は、内側のローラ軸支ケース34と外側のベアリングケースとからなるキャスタローラケースに収容されている。内側のローラ軸支ケース34は、筒状外郭を具備すると共にキャスタローラ12を軸支するローラ軸38と一体化されている。ローラ軸支ケース34の筒状外郭の外周上には、ローラ軸支ケース34をその軸周りに回動自在に保持するベアリング33が取り付けられている。さらにベアリング33の外周を保持するベアリングケース35が設けられる。図示の例では、ベアリングケース35は下方に開口した箱状である。
第1キャスタ部112のキャスタローラケースの特徴の一つは、筒状外郭を具備するローラ軸支ケース34の中心軸X1と、キャスタローラ12の中心軸X2の位置が一致しておらず、ずれている点である。すなわち、キャスタローラ12は、ローラ軸支ケース34の軸から偏心した位置にて軸支されている。この結果、キャスタローラ12は、水平方向のいずれの角度方向へも円滑に転動することが可能となる。斯かる第1キャスタ部を設けると、タイヤ交換機1の移動を容易に行うことができる。
ベアリングケース35の後方側面からの突出部35aには、主昇降アーム基端軸41が設けられている。この主昇降アーム基端軸41を軸として主昇降アーム31a、31bの各々の基端部31a1、31b1が回動自在に連結されている。さらに、ベアリングケース35の両側面には、従昇降アーム基端軸43が設けられている。この従昇降アーム基端軸43を軸として従昇降アーム32a、32bの各々の基端部32b1、32b2が回動自在に連結されている。
一方、ベースプレート2の下面において、昇降制御ピニオン30に隣接して昇降制御ピニオン軸受37が固定され、その中を昇降制御ピニオン軸40が延びている。この昇降制御ピニオン軸40に対して、主昇降アーム31a、31bの各々のもう一方の端部である連結部31a2、31b2が固定されている。従って、主昇降アーム31a、31bの連結部31a2、31b2は、昇降制御ピニオン30の回動に伴って一体的に回動する。昇降制御ピニオン30は、図示の通り、円形歯車でなくともよく、必要な回動角度範囲を得られる扇形歯車でよい。
さらに、ベースプレート2の下面には、従昇降アーム固定具36a、36bが固定されており、その中を従昇降アーム連結軸42が延びている。この従昇降アーム連結軸42を軸として、従昇降アーム32a、32bの各々のもう一方の端部である連結部32a2、32b2が回動自在に連結されている。従昇降アーム32a、32bは、主昇降アーム31a、31bと平行に配置されている。
主昇降アーム31a、31b及び従昇降アーム32a、32bは、キャスタローラ12とベースプレート2とを回動自在に連結するリンク部材であり、これらのリンク部材自体のモーメント運動によりベースプレート2の昇降運動が実現される。すなわち、前述のラック操作手段によりラック10を前後方向に移動させると(矢印S5)、ラック10の下向き歯10aと噛合する昇降制御ピニオン30が回動することにより(矢印S6)、主昇降アーム31a、31bがその長手軸の中点Oを中心に回動してその向きが変化する(矢印S7)。これに従って、従昇降アーム32a、32bは主昇降アーム31a、31bとの平行関係を保持しつつ回動する。例えば、ラック10が前方へ移動するときは、主昇降アーム31a、31b及び従昇降アーム32a、32bが起立するように回動する結果ベースプレート2が上昇し、ラック10が後方へ移動するときは、主昇降アーム31a、31b及び従昇降アーム32a、32bが倒伏するように回動する結果ベースプレート2が下降する(矢印S8)。
図6は、図1のタイヤ交換機1のベースプレート2の後端近傍部分の側断面図である。図7は、図5のF矢視図である。図1の実施例では、ベースプレート2の後端近傍の下面に第2キャスタ部113が取り付けられている。第2キャスタ部113は、球状のキャスタローラ13を具備する。キャスタローラ13は、その中心を水平に通るローラ軸54により軸支されている。
ローラ軸54の両端部を軸として、昇降アーム51a、51bの各々の基端部51a1、51b1が回動自在に連結されている。一方、ベースプレート2の下面において、昇降制御ピニオン50に隣接して昇降制御ピニオン軸受57が固定され、その中を昇降制御ピニオン軸53が延びている。この昇降制御ピニオン軸53に対して、昇降アーム51a、51bの各々のもう一方の端部である連結部51a2、51b2が固定されている。従って、昇降アーム51a、51bの連結部51a2、51b2は、昇降制御ピニオン50の回動に伴って一体的に回動する。昇降制御ピニオン50は、図示の通り、円形歯車でなくともよく、必要な回動角度範囲を得られる扇形歯車でよい。
昇降アーム51a、51bは、キャスタローラ13とベースプレート2とを回動自在に連結するリンク部材であり、これらのリンク部材自体のモーメント運動によりベースプレート2の昇降運動が実現される。すなわち、前述のラック操作手段によりラック10を前後方向に移動させると(矢印S9)、ラック10の下向き歯10aと噛合する昇降制御ピニオン50が回動することにより(矢印S10)、昇降アーム51a、51bがその長手軸の中点Oを中心に回動してその向きが変化する(矢印S11)。例えば、ラック10が前方へ移動するときは、昇降アーム51a、51bが起立するように回動する結果ベースプレート2が上昇し、ラック10が後方へ移動するときは、昇降アーム51a、51bが倒伏するように回動する結果ベースプレート2が下降する(矢印S12)。
尚、図4〜7に示した第1キャスタ部の主昇降アーム及び従昇降アーム並びに第2キャスタ部の昇降アームは同一形状であり、また、双方のキャスタ部の昇降制御ピニオン30、50も同形状でありかつ共通のラック10と噛合するので、第1キャスタ部と第2キャスタ部による昇降動作は完全に連動する。
図8は、本発明のタイヤ交換機の別の実施例を示す図であり、図2と同様にタイヤ交換機のラック操作手段の機構を示す概略的な部分展開透視図である。図1〜7に示したタイヤ交換機との違いは、キャスタ部である。本実施例では、図4及び5に示した第1キャスタ部が、一対のベースプレート2の各々の下面にて前端近傍(符号112)と後端近傍(符号112’)にそれぞれ取り付けられている。全てのキャスタ部のキャスタローラが水平方向のいずれの角度にも転動可能であるので、極めて円滑にタイヤ交換機の移動を行うことができる。特に、重量のある大型タイヤの移動に適している。
図9は、図8の実施例のタイヤ交換機におけるベースプレート2の後端近傍部分の側断面図である。図10は、図9のG矢視図である。このように図8の実施例では、ベースプレート2の後端近傍の下面に第1キャスタ部112’が取り付けられている。第1キャスタ部112’の各構成要素は、前端近傍に取り付けた第1キャスタ部と同じである。
図11は、本発明のタイヤ交換機のタイヤ載置部120及びその近傍を示す断面図である。図12は、タイヤ載置部120の支持ローラ部の掛止位置を変えた状態を示すタイヤ載置部とその近傍を示す前面図である。図13は、支持ローラ部を取り外した状態を示すタイヤ載置部とその近傍を示す外観斜視図である。
左右一対のタイヤ載置部120の各々は、着脱可能な支持ローラ部を有する。支持ローラ部は、互いに平行に配置され前後方向に延びる円柱状の第1支持ローラ28と第2支持ローラ29とを具備する。第1支持ローラ28は、支持ローラ軸28aにより回動自在に支持され、第2支持ローラ29は、支持ローラ軸29aにより回動自在に支持される。一対の連結プレート26が、支持ローラ軸28a及び支持ローラ軸29aの各々の両端を互いに連結することにより、着脱可能な支持ローラ部を形成する。さらに、図13に示すように、支持ローラ部の補強のために補助ビーム26aが各連結プレート26の間を連結する。各連結プレート26は、前後方向すなわち支持ローラ28、29とは反対側に突出する掛止突起27を具備する。
一方、ベースプレート2の側面から一対のローラ受けプレート70が張り出している。このローラ受けプレート70は、支持ローラ部の係止突起27の受け具となる。プレート70の上辺には、連結プレート26の掛止突起27と嵌合しこれを支持する切欠き部70a、70bを設けている。切欠き部の数は、図示の例のように2箇所に限られないが、複数の切欠き部を設ける場合は、ベースプレート2の側面から遠ざかるにつれて各切欠き部の高さを低くする。これは、支持ローラ部をタイヤ下部の円周に沿わせるためである。図11では、支持ローラ部の掛止突起27は、ローラ受けプレート70の高位置の切欠き部70aと嵌合している。図12では、支持ローラ部の掛止突起27は、ローラ受けプレート70の低位置の切欠き部70bと嵌合している。タイヤ16が載置されていなければ、支持ローラ部は鉛直下方に垂下するが、タイヤ16が載置されると、タイヤ16の荷重が掛かることにより矢印S20で示すように支持ローラ部の第1及び第2支持ローラ28、29がタイヤ16の表面に沿うように移動する。この状態になると、タイヤ16を容易に回転させることができ、ハブ位置の微調整を行うことができる。
図14は、載置されたタイヤ16とタイヤ支持部14との関係を示す側面図である。タイヤ16は、ホイール16aが後方にあると重心Gがタイヤ16の中心よりも後方に位置する。従って、タイヤ16は後方に倒伏し易い(矢印S21)。これに対し、タイヤ16の背後にあってタイヤ16に沿うように鉛直方向に適宜の長さ延びるタイヤ支持部14により、タイヤ16の後方への倒伏を防止することができる。図示の例ではタイヤ支持部14は、鉛直方向に延びるコ字状のフレーム枠であるが、形状はこれに限られない。
図15は、載置されたタイヤ16の前方倒伏防止手段を示す一部切欠き側面図である。タイヤ16は、ホイール16aが前方にあると重心Gがタイヤ16の中心よりも前方に位置する。従って、タイヤ16は前方に倒伏し易い(矢印S22)。タイヤ16の前方への倒伏を防止する前方倒伏防止手段は、タイヤ16を均等に支持するために左右一対設けられている。各前方倒伏防止手段は、タイヤ16に取り付け可能なフック65と、フック65に連結されたチェーン66と、チェーン66の他端へ連結されチェーン66を後方へ引っ張るべく付勢する支持スプリング(図に現れず)を具備する。支持スプリングは、チェーン収容部67内に収容されている。フック65は、ホイール16aに穿設されている孔16c等に引っ掛けることができる。これにより、移動中もタイヤ16が前方に倒伏することがなく、安全を確保できる。
図16は、図15の前方倒伏防止手段を示す透視図である。筒形のチェーン収容部67内の底部にスプリング固定具69が固定されており、これに支持スプリング68の一端が連結される。支持スプリング68の他端にはチェーン66の一端が連結され、チェーン66の他端はチェーン収容部67上端の切り欠きから外部へ取り出され、先端にフック65を連結している。
図17は、タイヤ交換機1を用いたタイヤ16の交換作業の様子を示す外観斜視図である。タイヤ交換機1を用いて車体からタイヤ16を取り外す際には、先ず、ジャッキを使用して車体を持ち上げ、タイヤ16を床面から浮かせる。その後、タイヤ交換機1のタイヤ載置部120をタイヤ16の下方へ差し入れる。次に、ラック操作手段の操作用ハンドルを回転してベースプレート2を上昇させて、タイヤ載置部120をタイヤ16下部に当接させる。操作ハンドルの操作を停止するとハンドルは逆回転しないため、ラック操作手段は自動的にロックされた状態となる。これによりベースプレート2の高さが固定される。この状態で、タイヤ16を車体に締結しているボルトのナットを緩めボルトから外す。ボルトから外す過程でボルト孔の位置が適切でなく外れ難い場合は、ラック操作手段を操作するかタイヤ16を回動させてボルト位置を微調整する。ボルトから外したならば、前方倒伏防止手段のフックをタイヤ16のホイール孔に引っ掛けた後、タイヤ16を載置した状態でタイヤ交換機1を車体の下から引き出す。移動用ハンドルを持ってタイヤ交換機1を押し動かすことにより、タイヤ16を適宜の場所へ移動する。
一方、タイヤ16を取り付ける際には、先ず、タイヤが床上に垂直に起立している場合、タイヤ交換機1のベースプレート2をタイヤ16の下部へ差し込み、タイヤ16を床面より浮かせることにより、タイヤ16をタイヤ交換機1のタイヤ載置部120に載置し、フックをホイール孔に引っ掛ける。その後、タイヤ交換機1を車体まで移動し、車体の下に中間位置(取り付けを行う位置よりも手前の位置)まで差し入れる。この中間位置で、ラック操作手段によりベースプレート2を昇降操作しあるいはタイヤ16を回動させてボルト孔の位置を適切に調整する。適切な位置に調整したならばラック操作手段を停止させ、タイヤ交換機1を取り付けを行う位置まで差し入れ、ボルトにボルト穴を通す。このとき、ボルトとボルト穴の位置合わせのために昇降操作を行ったりタイヤ16を回動させたりして微調整を行う。その後、ボルトにナットを締結する。車体へのタイヤ16の取り付けを完了したならば、ベースプレート2を下降させてタイヤ16からタイヤ載置部120を離し、タイヤ交換機1を車体の下から引き出す。
本発明のタイヤ交換機の一実施例の外観斜視図である。 図1のタイヤ交換機のラック操作手段の機構を示す概略的な部分展開透視図である。 図1のタイヤ交換機の左側のベースプレートの概略的な平面図である。 図3のA−A断面であり、図1のタイヤ交換機1のベースプレートの前端近傍部分の側断面図である。 図4のC矢視図である。 図1のタイヤ交換機のベースプレートの後端近傍部分の側断面図である。 図5のF矢視図である。 本発明のタイヤ交換機の別の実施例を示す図であり、図2と同様にタイヤ交換機のラック操作手段の機構を示す概略的な部分展開透視図である。 図8の実施例のタイヤ交換機におけるベースプレートの後端近傍部分の側断面図である。 図9のG矢視図である。 本発明のタイヤ交換機のタイヤ載置部及びその近傍を示す断面図である。 タイヤ載置部の支持ローラ部の掛止位置を変えた状態を示すタイヤ載置部とその近傍を示す前面図である。 支持ローラ部を取り外した状態を示すタイヤ載置部とその近傍を示す外観斜視図である。 載置されたタイヤとタイヤ支持部との関係を示す側面図である。 載置されたタイヤの前方倒伏防止手段を示す一部切欠き側面図である。 図15の前方倒伏防止手段を示す透視図である。 本発明のタイヤ交換機を用いたタイヤの交換作業の様子を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 タイヤ交換機
2 ベースプレート
2a 平面プレート
2b 側面プレート
2c、2d 開口
3 連結部
5 移動用ハンドル
7 操作用ハンドル
7a ハンドル取っ手
8 ウォーム減速機
8a ウォーム軸
9a、9b、9c ギヤ
10 ラック
10a 下向き歯
11 ラック係止具
12、13 キャスタローラ
14 タイヤ支持部
16 タイヤ
16a ホイール
16c ホイール孔
18 ラック駆動軸
19 ラック駆動軸受
20 ラック駆動ピニオン
21 ラックスプリング
21a スプリング取付具
21b スプリング受け具
22 ラック連結具
23 調整ボルト
25 ラックストッパ
26 連結プレート
26a 補強ビーム
27 掛止突起
28 第1支持ローラ
28a 第1支持ローラ軸
29 第2支持ローラ
29a 第2支持ローラ軸
30 昇降制御ピニオン
31a、31b 主昇降アーム
31a1、31b1 主昇降アーム基端部
31a2、31b2 主昇降アーム連結部
32a、32b 従昇降アーム
31a1、31b1 従昇降アーム基端部
31a2、31b2 従昇降アーム連結部
33 ベアリング
34 ローラ軸支ケース
35 ベアリングケース
36a、36b 従昇降アーム固定具
37 昇降制御ピニオン軸受
38 ローラ軸
40 昇降制御ピニオン軸(主昇降アーム連結軸)
41 主昇降アーム基端軸
42 従昇降アーム連結軸
43 従昇降アーム基端軸
50 昇降制御ピニオン
51a、51b 昇降アーム
51a1、51b1 昇降アーム基端部
31a2、31b2 昇降アーム連結部
53 昇降制御ピニオン軸(昇降アーム連結軸)
54 昇降アーム基端軸
65 フック
66 チェーン
67 チェーン収容部
68 支持スプリング
69 スプリング固定具
70 ローラ受けプレート
70a、70b 切欠き部
112 第1キャスタ部
113 第2キャスタ部
120 タイヤ載置部

Claims (11)

  1. 前後方向に延在しかつ互いに離間して配置された一対のベースプレートと、
    軸を前後方向に向け鉛直方向に起立したタイヤを下方から支持すべく前記一対のベースプレートの互いに対向する各側面部からそれぞれ張り出した一対のタイヤ載置部と、
    前記一対のベースプレートの各々の上面にて前後方向に移動可能でありかつ下向き歯を具備する一対のラックと、
    前記一対のラックを同時に前後方向に移動させるべく操作するラック操作手段と、
    前記ベースプレートを支持すべくその下面に取り付けられた第1キャスタ部とを有し、前記第1キャスタ部が、
    球状のキャスタローラと、
    前記キャスタローラを水平方向のいずれの角度方向へも転動可能に支持するキャスタローラケースと、
    前記ベースプレートに穿設された開口を通して前記ラックの前記下向き歯と噛合する昇降制御ピニオンと、
    前記キャスタローラケースに対して一端が回動自在に連結されかつ前記昇降制御ピニオンの軸に対して他端が固定された主昇降アームと、
    前記主昇降アームと平行に配置されかつ前記キャスタローラケースに対して一端が回動自在に連結されかつ前記ベースプレートの下面に対して他端が回動自在に連結された従昇降アームとを具備し、
    前記ラック操作手段により前記ラックを前後方向に移動させた際、該ラックと噛合する前記昇降制御ピニオンが回動することにより、前記主昇降アーム及び前記従昇降アームが回動し、前記ベースプレートが昇降することを特徴とする
    タイヤ交換機。
  2. 前記キャスタローラケースが、前記キャスタローラを軸支しかつ筒状外郭をもつローラ軸支ケースと、該ローラ軸支ケースをその軸周りに回動自在に保持するベアリングと、該ベアリングの外周を保持すると共に前記主昇降アーム及び前記従昇降アームを連結したベアリングケースとを具備し、
    前記ローラ軸支ケースが該ローラ軸支ケースの軸から偏心した位置にて前記キャスタローラを軸支することを特徴とする
    請求項1に記載のタイヤ交換機。
  3. 前記1キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて前端近傍と後端近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする
    請求項2に記載のタイヤ交換機。
  4. 前記ベースプレートを支持すべくその下面に取り付けられた第2キャスタ部をさらに有し、前記第2キャスタ部が、
    前後方向に転動可能に軸支された球状のキャスタローラと、
    前記ベースプレートに穿設された開口を通して前記ラックの前記下向き歯と噛合する昇降制御ピニオンと、
    前記キャスタローラの軸に対して一端が回動自在に連結されかつ前記昇降制御ピニオンの軸に対して他端が固定された昇降アームとを具備し、
    前記ラック操作手段により前記ラックを前後方向に移動させた際、該ラックと噛合する前記昇降制御ピニオンが回動することにより、前記昇降アームが回動し、前記ベースプレートが昇降することを特徴とする
    請求項2に記載のタイヤ交換機。
  5. 前記第1キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて前端近傍に、前記第2キャスタ部が前記一対のベースプレートの各々の下面にて後端近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする
    請求項4に記載のタイヤ交換機。
  6. 前記ベースプレートが上昇する方向に対応する前記ラックの移動方向へと該ラックを付勢するラックスプリングを設けたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ交換機。
  7. 前記ラック操作手段が、
    前記一対のラックの各々の下向き歯と噛合する一対のラック駆動ピニオンと、
    前記一対のラック駆動ピニオンの各々を両端に固定したラック駆動軸と、
    前記ラック駆動軸を回転させるべく駆動するウォーム減速機と、
    前記ウォーム減速機のウォーム軸を回転操作すべく取り付けられた操作用ハンドルとを具備することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ交換機。
  8. 前記一対のタイヤ載置部の各々が、
    互いに平行に配置され前後方向に延びる円柱状の第1支持ローラ及び第2支持ローラと、
    前記第1支持ローラ及び第2支持ローラの各々をその軸について回動自在としつつ該第1支持ローラと該第2支持ローラの両端を互いに連結する一対のプレートであって前後方向に突出する掛止突起を具備する一対の連結プレートと、
    前記ベースプレートの側面から張り出した一対のプレートであってその上辺に前記連結プレートの前記掛止突起と嵌合しこれを支持する切欠き部を設けた一対のローラ受けプレートとを具備することを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤ交換機。
  9. 前記切欠き部を複数設けると共に、前記ベースプレートの側面から遠ざかるにつれて該切欠き部の高さを低くしたことを特徴とする請求項8に記載のタイヤ交換機。
  10. 前記タイヤの後方への倒伏を防止すべく該タイヤの後方側にて該タイヤに沿って鉛直方向に起立したタイヤ支持部を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のタイヤ交換機。
  11. 前記タイヤの前方への倒伏を防止すべく、
    前記タイヤに取り付け可能なフックと、
    前記フックに連結されたチェーンと、
    前記チェーンを後方へ引っ張るべく付勢する支持スプリングとを具備することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のタイヤ交換機。
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