JP2007048074A - 無人契約装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿入排出口8から挿入された申込書を読み取る光学読取部11と、前記申込書を取込み口から取り込み収納するスタッカ部15と、契約書として発行する媒体を収納した媒体収納部(141、142)と、契約成立後、前記媒体収納部の繰出し口から繰出した媒体に前記光学読取部11で読み取った申込書のイメージデータを印刷する印字部13とを備えた無人契約装置1において、前記スタッカ部15および媒体収納部(141、142)を上下に配置し、前記媒体収納部の繰出し口と同一側に前記取込み口を配置したスタッカ部15を設け、前記挿入排出口8とスタッカ部15とを結ぶ前記申込書や契約書を搬送する搬送路上に前記光学読取部11および前記印字部13を配置した。
【選択図】 図1
Description
この無人契約機の正面上部には利用者が操作するためのタッチパネル付きのディスプレイ、利用者に対する音声ガイダンスを出力するスピーカが設けられ、また、申込書の記入の際に使用する筆記台の上にセンタのオペレータと通話するためのハンドセットが配置されている。
図12は従来の無人契約装置の読取りプリンタユニットを示す概略図である。
また、印字部63で印刷された契約書等の媒体は、その上部を先端として搬送路661を搬送され、挿入排出口58から排出されるように構成されていた。
さらに、印刷された契約書等の媒体は、その上部を先端として搬送路を搬送され、挿入排出口から排出されていたため、その媒体を受取る利用者は印刷された内容を確認しにくいという問題がある。
また、申込書を回収するための搬送路と契約書を排出するための搬送路の大部分が共用できるので、申込書や契約書を搬送するための搬送路、搬送ローラ、モータおよび制御基板等の部品を削除することが可能になるという効果が得られる。
図2において、1は無人契約装置であり、金融機関等の無人店舗等に設置されるものである。この無人契約装置1は利用者の操作により口座の開設や種々の取引の申込や契約を行うものである。
図3において、2はタッチパネル付きディスプレイであり、無人契約装置1の正面上部に配置され、利用者の操作を受け付けるとともに、利用者の操作を誘導する操作画面等を表示するものである。
4はハンドセットであり、申込書等の記入の際に使用する筆記台の上に配置された電話である。このハンドセット4で利用者はセンタのオペレータと直接通話することができる。
5は読取りプリンタユニットであり、後述する光学読取部および印字部等で構成されたものである。
7は制御ユニットであり、タッチパネル付きディスプレイ2、読取りプリンタユニット5およびカード発行ユニット6等を制御するCPU(Central Processing Unit)等で構成される制御部や磁気ディスク、半導体メモリ等で構成される記憶部および電源等を有するものである。
9はカード排出口であり、カード発行ユニット6から発行されるカードを排出する排出口である。
図1において、10はイメージセンサであり、ローン等の契約申込書や身分証明書等の画像を光学的に読み取るものである。
11は光学読取部であり、図示しない記憶部を備え、イメージセンサ10で読み取った画像をイメージデータに変換し記憶部に記憶するものである。
141および142は媒体収納部であり、契約書等として発行する媒体を収納するものである。
15はスタッカ部であり、申込書や利用者が取り忘れた契約書等を取り込み収納するものである。ここで、スタッカ部15および媒体収納部141、142は上下方向に配置されている。本実施例では、スタッカ部15が上段、媒体収納部141、142が下段になるように配置するが、これに限られるものでなく媒体収納部141、142が上段、スタッカ部15が下段になるように配置するようにしてもよい。
ここで、イメージセンサ10および光学読取部11は挿入排出口8の直後に設けられ、その奥に印字手段12および印字部13が配置されている。したがって、イメージセンサ10および光学読取部11は挿入排出口8と印字手段12および印字部13の間に位置している。また、読取りプリンタユニット5内の中央部には媒体収納部141、142とスタッカ部15が、スタッカ部15を最上段にして3段に設けられ、媒体収納部141、142は後端側に繰出し口を配置し、スタッカ部15は後端側に取り込み口を配置している。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御される。
契約にきた利用者が無人契約装置1のタッチパネル付きディスプレイ2によりローン等の契約申込みのキーを押下すると制御ユニット7の制御部が通信回線23を介してセンタのオペレータ端末と接続し、センタのオペレータの指示に基づいて制御部はタッチパネル付きディスプレイ2に読取りプリンタユニット5へ身分証明書の挿入を促す旨の表示を行い、同時にスピーカ3から同様の音声ガイダンスを出力する。
この申込書のイメージはイメージデータとして制御ユニット7の記憶部に格納されるとともにオペレータ端末21に送られてディスプレイ22に表示される。オペレータはディスプレイ22に表示された申込書の記入内容をチェックし、その結果、申込書の記載内容に不備がある場合は、その旨を無人契約装置1に通知する。
これにより制御部は、搬送路ローラ17により申込書を搬送路161から162に送り、スタッカ部15に取り込んで収納させる。その後、媒体収納部141、142のどちらか一方、例えば媒体収納部142から媒体が1枚繰り出され、搬送路164から搬送路161に送り込まれて搬送ローラ17により印字部13に搬送され、印字手段12により制御ユニット7の記憶部に格納されている申込書のイメージデータが印字される。
なお、本実施例では、媒体収納部141、142はふたつの構成で説明したがふたつに限られることなく、3以上の媒体収納部で構成するようにしてもよく、ひとつの媒体収納部で構成するようにしてもよい。
次に第2の実施例を説明する。
図4は第2の実施例における読取りプリンタユニットを示すブロック図である。
図4において、30は読取りプリンタ主制御部であり、CPU等の制御部および記憶部等で構成されたものである。この読取りプリンタ主制御部30は印字部13および光学読取部11等の読取りプリンタユニット5全体を図示しない記憶部に記憶した制御プログラム(ソフトウェア)により制御する。
32はパラレル/シリアル変換部であり、ページメモリ31から転送された印字データを1ビットずつ印字手段12へ出力するものである。
ここで、ページメモリについて詳細に説明する。
図5は第2の実施例におけるページメモリの説明図である。
図5(a)において、51は最小アドレスであり、ページメモリ31における最も小さなアドレスである。
印字手段12とページメモリ31の関係は、印字手段12が横方向にL個の発熱素子を備えたラインサーマルヘッドの場合、ページメモリ31の1ラインもLビットで構成されるものとなる。したがって、印字手段12で1ライン目に印刷されるデータはページメモリ31の1ライン目のアドレスである0番地から((L/8)−1)番地のデータである。なお、本実施例では、Lは8の倍数になるように設定し、((L/8)−1)=mとして説明する。
このようにページメモリ31のアドレス0番地から(nm)番地のデータが媒体の横方向にLドット、縦方向にnラインとして、媒体排出方向の先端側から後端側に印刷される。
上述した構成の作用について説明する。
図6は第2の実施例における印字データの編集処理を示すフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
S2a:受信した印字データを格納するためのページメモリ31の最大アドレス52を選択する。
S3a:受信データカウンタに初期値である「1」をセットする。
S5a:選択されたページメモリ31のアドレスに並べ替えたデータを書き込む。
S7a:選択されたページメモリ31のアドレスから1を減算(デクリメント)する。
S8a:受信データカウンタに1を加算(インクリメント)し、処理をS4aへ移行する。
S10a:DMAC33の転送元アドレスに印字ラインカウンタに対応したページメモリの最小アドレスを設定し、また、DMAC32の転送データ数には1ライン分のデータ数(L/8)を設定する。
S11a:DMAC33の転送元アドレスおよび転送データ数が設定されるとDMAC33は1ライン分の印字データを8ビット毎にパラレル/シリアル変換部32へ転送する。このとき設定された転送元アドレス以降のアドレスに格納された印字データを順次、パラレル/シリアル変換部32へ転送するように設定しておくものとする。
印字手段12は転送された印字データにしたがって媒体に1ラインの印刷を行なう。
S13a:印字手段12が1ラインの印刷を行なうと読取りプリンタ主制御部30は印字ラインカウンタが最大値に達したか否かを確認する。印字ラインカウンタが最大値、すなわち図7(a)に示すようにnライン目に達すると読取りプリンタ主制御部30および印字部13は印刷動作を終了する。
このようにして印字データの編集処理を行い、図7(b)に示すように媒体の排出方向に印刷した文字の下部が配置されるように印刷する。すなわち、媒体の排出方向が媒体の正方向になるように印刷される。
図8は第2の実施例における印字データの編集処理を示すフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
S1b:読取りプリンタ主制御部30が印字データを図示しない印字データ編集処理部から印字データの受信を開始する。
S3b:受信データカウンタに初期値である「1」をセットする。
S4b:選択されたページメモリ31のアドレスに受信データカウンタに対応した受信データを書き込む。
S6b:選択されたページメモリ31のアドレスに1を加算(インクリメント)する。
S7b:受信データカウンタに1を加算(インクリメント)し、処理をS4bへ移行する。
S9b:DMAC33の転送元アドレスに印字ラインカウンタに対応したページメモリの最大アドレス(nm、(n−1)m、・・、m等)を設定し、また、DMAC33の転送データ数には1ライン分のデータ数(L/8)を設定する。
印字手段12は転送された印字データにしたがって媒体に1ラインの印刷を行なう。
S12b:印字手段12が1ラインの印刷を行なうと読取りプリンタ主制御部30は印字ラインカウンタが最小値に達したか否かを確認する。印字ラインカウンタが最小値、すなわち図9(a)に示すように1ラインに達すると読取りプリンタ主制御部30および印字部13は印刷動作を終了する。
このようにして印字データの編集処理を行い、図9(b)に示すように媒体の排出方向に印刷した文字の下部が配置されるように印刷する。すなわち、媒体の排出方向が媒体の正方向になるように印刷される。
次に第3の実施例を説明する。
第3の実施例の作用について説明する。
まず、第3の実施例で使用される媒体を説明する。
図11は第3の実施例における媒体の説明図であり、図中、55は契約書等として発行される媒体である。この媒体55のイメージセンサ10により読み取られる面56の所定の領域に取引会社を識別するプレ印刷57がされている。
次に、媒体55を発行する動作を図10の第3の実施例における媒体を発行する動作を示すフローチャートのSで表すステップにしたがって説明する。なお、制御ユニット7の記憶部には、係員の設定の操作等により媒体収納部に収納された媒体の種別、例えば、媒体収納部141に取引会社Aの媒体、媒体収納部142に取引会社Bの媒体が収納されていること等が予め記憶されているものとする。
S2c:制御ユニット7の制御部は取引会社Aの媒体が収納された媒体収納部A、例えば、取引会社Aの媒体が収納されていることが予め記憶部に記憶された媒体収納部141から媒体を繰出す。
S4c:制御ユニット7の制御部は読み取ったプレ印刷57のイメージデータと予め記憶部に記憶した取引会社Aを示すプレ印刷のイメージデータとを照合し、繰出した媒体が取引会社Aの媒体であるかを判定する。
S6c:一方、繰出した媒体が取引会社Aの媒体でないと判定された場合、制御ユニット7の制御部は読み取ったプレ印刷57のイメージデータと予め記憶部に記憶した取引会社Bを示すプレ印刷のイメージデータとを照合し、繰出した媒体が取引会社Bの媒体であるかを判定する。
S8c:一方、S6cの判定の結果、繰出した媒体が取引会社Bの媒体でもないことが確認されると媒体収納部A、例えば、媒体収納部141には規定外の媒体が収納されていることを記憶部に記憶する。なお、このとき予め記憶部に記憶された媒体収納部141に取引会社Aの媒体が収納されている情報は消去される。
S10c:媒体を取り込むと制御ユニット7の制御部は新たな媒体を媒体収納部B、例えば、媒体収納部141以外の媒体収納部である媒体収納部142から媒体を繰出す。
S12c:制御ユニット7の制御部は読み取ったプレ印刷57のイメージデータと予め記憶部に記憶した取引会社Aを示すプレ印刷のイメージデータとを照合し、繰出した媒体が取引会社Aの媒体であるかを判定する。
媒体収納部142には取引会社Aの媒体が収納されていることを記憶部に記憶するとその媒体を排出して媒体の発行動作を終了する(S5c)。
S15c:S14cの判定の結果、繰出した媒体が取引会社Bの媒体でもないことが確認されると媒体収納部B、例えば、媒体収納部142には規定外の媒体が収納されていることを記憶部に記憶する。なお、このとき予め記憶部に記憶された媒体収納部142に取引会社Bの媒体が収納されている情報は消去される。
なお、本実施例では、媒体収納部141に取引会社Aの媒体、媒体収納部142に取引会社Bの媒体を収納するようにしたがそれに限られることなく、媒体収納部141に取引会社Bの媒体、媒体収納部142に取引会社Aの媒体を収納するようにしてもよい。
以上説明したように、第3の実施例では、複数備えたそれぞれの媒体収納部に異なる金融会社の契約書等の媒体を予め収納させておく場合において、本来収納させておく媒体と異なる媒体を媒体収納部へ誤って収納させてしまったときであっても、いずれかの媒体収納部に発行すべき金融会社の媒体が収納されていれば、その媒体を発行して取引を継続させることができるという効果が得られる。
2 タッチパネル付きディスプレイ
3 スピーカ
4 ハンドセット
5 読取りプリンタユニット
6 カード発行ユニット
7 制御ユニット
8 挿入排出口
9 カード排出口
10 イメージセンサ
11 光学読取部
12 印字手段
13 印字部
141、142 媒体収納部
15 スタッカ部
161、162、163、164 搬送路
17 搬送ローラ
21 オペレータ端末
22 ディスプレイ
23 通信回線
30 読取りプリンタ主制御部
31 ページメモリ
32 パラレル/シリアル変換部
33 DMAC
Claims (3)
- 前面に配置された挿入排出口から挿入された申込書を読み取る光学読取部と、前記申込書を取込み口から取り込み収納するスタッカ部と、契約書として発行する媒体を収納した媒体収納部と、契約成立後、前記媒体収納部の繰出し口から繰出した媒体に前記光学読取部で読み取った申込書のイメージデータを印刷する印字部と、前記申込書を挿入排出口からスタッカ部へ搬送し、また、前記契約書を媒体収納部から挿入排出口へ搬送する搬送路とを備えた無人契約装置において、
前記スタッカ部および媒体収納部を上下に配置し、前記媒体収納部の繰出し口と同一側に前記取込み口を配置したスタッカ部を設け、
前記挿入排出口とスタッカ部とを結ぶ前記申込書や契約書を搬送する搬送路上に前記光学読取部および前記印字部を配置したことを特徴とする無人契約装置。 - 請求項1の無人契約装置において、
1ライン分の印字データを受信して1ラインを印刷する動作を繰り返し、媒体排出方向の先端側から後端側に所定のラインを印刷して契約書等の媒体を印刷するラインサーマルプリンタ等の印字手段を備え、
媒体の排出方向が媒体の正方向となるように下端側の1ライン分の印字データから順次前記印刷手段に送信して該媒体を印刷するようにしたことを特徴とする無人契約装置。 - 請求項1または請求項2の無人契約装置において、
前記媒体収納部の繰出し口から繰出した媒体に予め印刷された文字等のプレ印刷を前記光学読取部で読取り、利用者に発行する媒体であることを確認するようにしたことを特徴とする無人契約装置。
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