JP2009145936A - 営業店システム - Google Patents

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Abstract

【課題】役席者の承認が必要な取引を係員の独自の判断により役席者の承認を得ることなく続行させることを防止し、事務処理の堅確性を保つことができるようにする。
【解決手段】営業店端末1が役席者の承認が必要である便宜扱い取引と判定したとき、伝票から読み取った取引情報とともに役席者の承認を依頼する通知を取引管理サーバ7へ送信し、その取引管理サーバ7が便宜扱い取引識別番号を付与するとともにその便宜扱い取引識別番号に関連付けて取引情報を便宜扱い取引管理データベース8に格納し、また役席端末4から受信した事前承認結果を便宜扱い取引識別番号に関連付けて便宜扱い取引管理データベース8に格納し、その便宜扱い取引識別番号を営業店端末1へ通知して便宜扱い取引を行うことができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融機関の営業店の窓口で顧客の要求により現金の引出し等の取引を行う営業店システムに関する。
従来の営業店システムは、金融機関の営業店の窓口で顧客が記入した伝票を係員が受け付けて行う現金の引出し等の取引において、その伝票に押印された被照合印影と登録印影との照合率を出力する照合処理部、および取引情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する取引条件判定部を印鑑照合端末に設けて印鑑照合を行い、オペレータの作業負担を軽減し、かつ印鑑照合業務の堅確性を向上させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−318548号公報(段落「0015」〜段落「0019」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、顧客が記入した伝票に顧客の届出印が押印されていない場合や古い届出印等が押下された場合、便宜扱いとして取引を成立させる必要があることがあり、そのような場合、係員は役席者に伝票等の必要書類を提出して承認を得るか、または係員が操作する営業店端末から役席者等が使用する役席端末へ伝票データを送信してこの役席端末で役席者等の承認を得るようにしているが、係員の独自の判断により取引を続行させることもあり、事務処理の堅確性を保つことができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、取引種別、口座情報、および取引金額等からなる取引情報が記入された伝票をスキャナ部で読み取った営業店端末がその取引情報に基づいて取引を行う営業店システムにおいて、スキャナ部で伝票から読み取った情報に基づいて役席者の承認が必要である便宜扱い取引と判定したとき、伝票から読み取った取引情報とともに役席者の承認を依頼する通知を送信する営業店端末と、前記営業店端末から役席者の承認を依頼する通知を受信し、便宜扱い取引識別番号を付与するとともにその便宜扱い取引識別番号に関連付けて取引情報をデータベースに格納する取引管理サーバと、前記データベースに格納された取引情報および便宜扱い取引識別番号を前記取引管理サーバから受信して表示し、該取引情報に基づく取引が行われる前に役席者の事前承認操作を受け付け、その事前承認結果を便宜扱い取引識別番号とともに送信する役席端末とを設け、前記役席端末から事前承認結果を受信した取引管理サーバが、前記便宜扱い取引識別番号に関連付けて該事前承認結果をデータベースに格納するとともに該便宜扱い取引識別番号を営業店端末へ通知して便宜扱い取引を行うことができるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、係員の独自の判断により取引を続行させることを防止し、事務処理の堅確性を保つことができるようになるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による営業店システムの実施例を説明する。
図1は実施例における営業店システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1は営業店端末であり、金融機関の営業店の窓口に設置され、金融機関の係員の操作を受け付けて顧客が希望する現金の支払い(出金)等の取引を処理するものである。この営業店端末1はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御を行う制御部、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶部、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ等の表示部、キーボード等の操作部、顧客が取引内容等を記入した伝票を読み取るスキャナ部、行った取引の内容を通帳や伝票に印刷する通帳伝票プリンタ部、紙幣等の現金の入金および出金を行う現金処理部および通信回線2を介して画像データ等の各種データの通信制御を行う通信制御部等を備えるものである。
このように構成された営業店端末1は、係員の操作により顧客が持参した出金依頼書等の伝票をスキャナ部で読み取り、読み取った伝票に記入された取引の内容を示す情報、および伝票全体の伝票イメージデータを表示部に表示する。また、持参した通帳の磁気ストライプを通帳伝票プリンタ部で読み取り、さらに現金を現金処理部で計数および払出し、出金取引等を行うものである。なお、営業店端末1の詳細は後述する。
3はホストコンピュータ(上位装置)であり、金融機関の事務センタ等に設置され、顧客の口座毎の口座残高等を記憶するデータベースを備えたものである。このホストコンピュータ3は営業店端末1との間で入金、出金、振込等の取引電文の送受信を行い顧客の口座の残高不足等が発生しないことをデータベースに問い合わせて確認し、顧客の取引を成立させるか否かを判定する。ホストコンピュータ3はCPU、MPU等の演算および制御手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段および通信手段等を備えるものである。
4は役席端末であり、金融機関の営業店に設置され、営業店端末1で行う取引においてスキャナ部で読み取った伝票に押印がない場合や伝票に押印された印鑑が旧登録の印鑑であった場合、また顧客が通帳を持参しなかった場合等に支店長等の役席者の承認(以下、「便宜扱い承認」という。)が必要になったとき、その役席者が承認作業を行うためのものである。なお、便宜扱い承認を受けた取引を「便宜扱い取引」という。
この役席端末4はCPU、MPU等の演算および制御を行う制御部、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶部、CRT、液晶ディスプレイ等の表示部、キーボード等の入力部および通信回線2を介して他の装置と送受信を行う通信制御部等で構成されたパーソナルコンピュータ等である。
5は印鑑サーバであり、金融機関の事務センタ等に設置され、顧客の口座番号等の口座情報に関連付けて印影イメージデータおよび署名イメージデータ等の印鑑データを予め格納しておく印鑑データベース6等を備え、その印鑑データを印鑑データベース6から読み出し、また印鑑データベース6へ書込むものである。
この印鑑サーバ5はCPU等の演算手段を含む制御手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段および通信手段等を備えるものである。また、この印鑑サーバ5は通信回線2を介して他の機器と相互に通信可能に接続されている。
ここで、印鑑データベース6は、顧客の口座番号等の口座情報、顧客の届出印として現在登録されている印鑑のイメージデータである登録印鑑データ、過去に登録された印鑑のイメージデータである旧登録印鑑データで構成され、この登録印鑑データおよび旧登録印鑑データは口座情報に関連付けて記憶されているものとする。
したがって、営業店端末1のスキャナ部23で伝票から読み取った顧客の口座情報をその営業店端末1から受信した印鑑サーバ5はその口座情報に基づいて印鑑データベース6を検索して当該顧客の登録印鑑データ、および旧登録印鑑データを抽出することができるようになっている。
なお、口座情報は伝票に記入される顧客の口座番号等の口座情報と同一のものである。また、旧登録印鑑データは複数の過去に登録された印鑑のイメージデータを記憶することができるものとする。例えば、1世代前の登録印鑑データ、2世代前の登録印鑑データ等が記憶されているものとする。
このように印鑑サーバ5は営業店端末1等から顧客の口座情報を含む印鑑データを要求する電文を受信するとその口座情報に基づいて印鑑データベース6を検索し、抽出した印鑑データをその営業店端末1等へ返信する。
7は取引管理サーバであり、金融機関の事務センタ等に設置され、役席端末4において便宜扱い承認を行うとき、便宜扱い取引を識別するための便宜扱い取引識別番号(例えば、通番など)を付与するとともに取引の種別、口座情報、取引金額等の伝票に記入された取引情報、伝票イメージデータ、およびその取引の役席者による事前承認結果(承認/否承認)、取引の実行結果を示す取引結果、取引実行後の役席者の事後検印ならびに事後整理情報等を便宜扱い取引識別番号に関連付けて便宜扱い取引管理情報として格納する便宜扱い取引管理データベース8を備えたものである。
この取引管理サーバ7はCPU等の演算手段を含む制御手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段および通信手段等を備えるものである。また、この取引管理サーバ7は通信回線2を介して他の機器と相互に通信可能に接続されている。
ここで、便宜扱い取引管理データベース8は、図1(b)に示すように便宜扱い取引識別番号、取引情報、伝票イメージデータ、事前承認結果、取引結果、事後検印、および事後整理情報等で構成されている。
この便宜扱い取引識別番号は、便宜扱い取引を識別するために付与された通番等であり、取引情報は取引の種別、口座情報、取引金額等の伝票から読み取った取引に関する情報、伝票イメージデータは営業店端末1のスキャナ部で読み取った伝票のイメージデータである。
また、事前承認結果は、便宜扱い取引が実行される前に役席端末4で行われた承認結果、取引結果は、便宜扱い取引が実行された結果(正常終了または異常終了等)であり、事後検印は、便宜扱い取引が実行された後に役席端末4で検印操作が行なわれたことを示すものである。
さらに、事後整理情報は、便宜扱い取引が実行された後、顧客がその取引の正式な伝票(例えば、登録された印鑑が押印された伝票)を持参したときに役席端末4で事後処理が行われたことを示すものである。
なお、本実施例では、事後処理が行われた便宜扱い取引の便宜扱い取引識別番号を便宜扱い取引管理データベース8に格納したままにする例で説明するが、事後処理が行われた便宜扱い取引の便宜扱い取引識別番号を便宜扱い取引管理データベース8から消去するようにしてもよい。
なお、図示していないが、便宜扱いとする理由(印鑑忘れ・通帳忘れ等)の情報を、便宜扱い理由情報として格納できるものとする。
9はセンタ端末であり、金融機関の事務センタ等に設置され、印鑑サーバ5や取引管理サーバ7に各種指令を送信し、またその結果を受信して表示等する端末装置である。
このセンタ端末9はCPU、MPU等の演算および制御を行う制御部、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶部、CRT、液晶ディスプレイ等の表示部、キーボード等の入力部および通信回線2を介して他の装置と送受信を行う通信制御部等で構成されたパーソナルコンピュータ等である。
上述したように営業店システムは営業店端末1、役席端末4、ホストコンピュータ3、印鑑サーバ5、印鑑データベース6、取引管理サーバ7、および便宜扱い取引管理データベース8等で構成され、営業店端末1、役席端末4、ホストコンピュータ3、印鑑サーバ5、および取引管理サーバ7は通信回線2を介して通信可能に接続されている。
この営業店システムは、本来当該金融機関に現在登録されている印鑑(届出印)が押印されている伝票を受け付けるものであるが、顧客へのサービスを拡大するため顧客の手違いにより印鑑が押印されていない伝票、ならびに印鑑は押印されているが以前に登録されていた印鑑が押印された伝票も受け付け、また本来通帳が必要になる取引を行う場合に顧客が通帳を持参しなかったときでもその取引を受け付けるものとする。
図2は実施例における営業店端末の構成を示すブロック図である。
図2において、21は表示部であり、取引の種別を選択する画面、取引内容および伝票に押印された印鑑を含む伝票全体のイメージデータ等を表示する液晶ディスプレイ等である。
22は操作部であり、係員の操作により各種情報の入力を受け付けるキーボードや顧客の操作により暗証番号の入力を受け付けるテンキー等である。この操作部22でキーボード等の押下を検知するとその検知された信号が後述する制御部に出力される。
23はスキャナ部であり、顧客が持参した出金依頼書等の伝票を読み取る光学式読取装置である。このスキャナ部23は押印された印鑑を含む伝票全体のイメージデータを取得するとともに読み取ったイメージデータから伝票の所定の欄に記入された口座番号、金額等をOCR(Optical Character Reader)文字認識することができるものである。
24は通帳伝票プリンタ部であり、通帳や伝票等の媒体を搬送する媒体搬送機構、通帳等に貼付された磁気ストライプに対し情報の読取や書込みを行う磁気ストライプ読取書込み機構や文字を印字する印字機構等を備え、通帳等の磁気ストライプに記録された情報の読み取りや通帳等に取引内容等を印字するものである。
25は現金処理部であり、紙幣や硬貨等の現金の入金処理や出金処理を行うものである。ここで、入金処理とは現金処理部25の現金受渡し口である現金入出金口に投入された現金を繰出して計数等し、入出金庫へ収納する処理であり、出金処理とは、入出金庫に収納された現金を繰出して計数等し、現金入出金口へ集積させる処理である。
26は記憶部であり、半導体メモリや磁気ディスク等で構成され、情報を記憶し、また記憶した情報を読出すことができるものである。この記憶部26には営業店端末1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)等を記憶し、また表示部21に表示する画面データ等を記憶する。
27は制御部であり、CPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部27は表示部21、操作部22、スキャナ部23、通帳伝票プリンタ24、現金処理部25および記憶部26を含めて営業店端末1全体の動作を記憶部26に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
まず、便宜扱い取引管理処理の概略を図3の実施例における便宜扱い取引管理処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1a:営業店端末1で行う取引においてスキャナ部で読み取った伝票に押印がない場合や伝票に押印された印鑑が旧登録の印鑑であった場合、また顧客が通帳を持参しなかった場合等の事由により便宜扱い取引が発生したとき、営業店端末1は便宜扱い取引の事前承認を依頼する通知を取引管理サーバ7へ送信し、取引管理サーバ7は便宜扱い取引識別番号を付与してその便宜扱い取引の内容を便宜扱い取引管理データベース8に登録する。
便宜扱い取引の内容を便宜扱い取引管理データベース8に登録した後、営業店端末1は伝票に付与された便宜扱い取引識別番号を印字し、役席端末4ではその便宜扱い取引を事前に承認する操作が行なわれる。
便宜扱い取引を事前に承認する操作が行なわれると役席端末4は事前承認が行われた旨の通知を取引管理サーバ7へ送信し、取引管理サーバ7は便宜扱い取引識別番号に関連付けて事前承認結果として便宜扱い取引管理データベース8に格納する。(事前承認処理)
S2a:便宜扱い取引が事前に承認されると営業店端末1で便宜扱い取引識別番号の入力を受け付け、便宜扱い取引識別番号で識別される便宜扱い取引のオンライン処理が行われる。(取引のオンライン処理)
S3a:便宜扱い取引のオンライン取引が行われると役席端末4で便宜扱い取引識別番号で識別される便宜扱い取引が正しく行われたことを確認する事後検印の操作が行われる。
その事後検印の操作を受け付けた役席端末4は、事後検印が行われた旨の通知を取引管理サーバ7へ送信し、取引管理サーバ7は便宜扱い取引識別番号に関連付けて事後検印として便宜扱い取引管理データベース8に格納する。(事後検印処理)
S4a:便宜扱い取引のオンライン取引が行われた後、登録された印鑑が押印等された正式な伝票が顧客から提出されたとき、役席端末4で便宜扱い取引の一覧から選択された便宜扱い取引を整理する操作が行なわれる。
その操作を受け付けた役席端末4は、整理が行われた旨の通知を取引管理サーバ7へ送信し、取引管理サーバ7は便宜扱い取引識別番号に関連付けて事後整理情報として便宜扱い取引管理データベース8に格納する。(事後処理)
このようにして便宜扱い取引管理処理が行われる。なお、営業店端末1、役席端末4、およびセンタ端末9において便宜扱い取引管理データベース8に格納された便宜扱い取引管理情報を一覧表形式で表示、印刷することができるようになっている。また、各営業店を統括する本部の端末装置でも便宜扱い取引情報を一覧表形式で表示、印刷することができるようになっている。
次に、事前承認処理の詳細を図4の実施例における事前承認処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
顧客は、通帳と必要な事項が記入され、登録した印鑑が押印されていない伝票を窓口の係員に提出するものとする。
S1b:営業店端末1の操作部22は、伝票のイメージデータを読み取るための画面を呼び出すキーの押下を受け付ける。
S2b:画面を呼び出す操作を受け付けると営業店端末1の表示部21は、伝票のイメージデータを読み取るための画面を表示する。
S3b:係員は顧客から預かった伝票をスキャナ部23の読取部に載置するとともに伝票のイメージデータを読み取るためのキー押下の操作を行う。
S4b:営業店端末1のスキャナ部23は伝票全体のイメージデータを読み取り、そのイメージデータを記憶部26に記憶させる。
S5b:営業店端末1の制御部27は、読み取った伝票イメージデータから所定の欄に記入された文字の認識を行い、認識された文字データを記憶部26に記憶させる。なお、この伝票には口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等が記入されているものとする。
また、制御部27(押印有無検出手段)は記憶部26に記憶された伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれているか否か、すなわち伝票に印鑑が押印されているか否かを判定する。
ここで、伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれているか否かは、制御部27が記憶部26に記憶された伝票イメージデータから印鑑が押印される所定の位置のイメージデータを切り出し、その切り出したイメージデータに印鑑データが含まれているか否か、例えばノイズ以外のイメージデータが含まれていないことを検知したとき印鑑データが含まれていないと判定し、それ以外を印鑑データが含まれていると判定するものとする。
伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれていないと判定すると営業店端末1の制御部27の指示により表示部21はスキャナ部23で読み取った伝票イメージデータ、および口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報等で構成された役席承認申請画面を表示する。
なお、伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれていると判定された場合であっても、押印された印鑑が旧登録の印鑑であった場合や押印された印鑑と登録された印鑑データとの一致率が所定の閾値より小さい場合も役席承認申請画面を表示するものとする。
押印された印鑑が旧登録の印鑑であることの検知方法を以下に説明する。
伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれていると判定すると制御部27は口座情報を含む印鑑データの取得を依頼する電文を印鑑サーバ5へ送信する。
印鑑サーバ5は受信した口座情報に基づいて印鑑データベース6の口座情報を検索し、その口座情報に関連付けて記憶された登録印鑑データおよび旧登録印鑑データを抽出する。印鑑サーバ5は抽出した登録印鑑データおよび旧登録印鑑データを依頼された営業店端末1へ送信する。
営業店端末1の制御部27(一致率算出手段)は記憶部26に記憶された伝票イメージデータから印鑑が押印される所定の位置のイメージデータを切り出し、そのイメージデータと受信した登録印鑑データとを照合し、その照合の結果を数値化した一致率(照合率)を算出する(特開2004−318548号公報 段落「0027」〜段落「0029」)。
このとき、一致率が予め記憶部26に記憶された閾値(例えば、70%)を超えていない場合、切り出したイメージデータと受信した旧登録印鑑データとを照合し、その照合の結果を数値化した一致率(照合率)を算出する。ここで、旧登録印鑑データとの照合は、新しい旧登録印鑑データから古い旧登録印鑑データへと順次(例えば、1世代前の登録印鑑データ、2世代前の登録印鑑データの順)照合していくものとする。
このように切り出したイメージデータと受信した旧登録印鑑データとの一致率が閾値を超えると制御部27は「押印された印鑑が旧登録の印鑑である」ことを検知する。
また、制御部27は切り出したイメージデータと受信した登録印鑑データとを照合して算出した一致率が予め記憶部26に記憶された閾値(例えば、80%)超えているか否かを判定し、その閾値を超えていないと判定すると「一致率が所定の閾値より小さい」ことを検知する。
上述したように制御部27は、伝票に印鑑が押印されていないこと、また押印された印鑑が旧登録の印鑑であったこと、押印された印鑑と登録された印鑑データとの一致率が所定の閾値より小さいことを検知した場合、役席者の承認が必要である取引(便宜扱い取引)と判定し、表示部21は役席承認申請画面を表示する。
なお、このとき、便宜扱いとする理由を入力するための入力指示部をともに表示させる。このときの入力方式は、所定の理由リストを表示して係員に選択させるプルダウンリスト方式が望ましい。さらに、検出した事由に応じて予め選択された状態で表示することが望ましい。上述のように印鑑に問題がある場合は、「印鑑に問題あり」等のリストが選択された状態となる。あるいは、さらに詳細な理由リストを設けておき、押印されていない場合には「印鑑の押印なし」、旧登録の印鑑であった場合には「旧印鑑を押印」、印鑑データの一致率が低い場合「異なる印鑑の可能性あり」等、詳細な理由が選択されているようにしてもよい。ところで上記の理由リストは各理由毎に理由識別情報が付されて、端末毎あるいはサーバーに予め格納されており、窓口端末や役席端末から参照可能になっているものとする。選択された理由の情報は、取引情報等とともに送信され、便宜扱い取引データベース8に便宜扱い理由情報として記憶されるものとする。
また、制御部27は通帳を欠くことができない取引において通帳が通帳伝票プリンタ部24に挿入されてない場合も同様に役席者の承認が必要である取引(便宜扱い取引)と判定する。
なお、この場合も同様に、便宜扱いとする理由が選択される。この場合は「通帳なし」等が選択されて表示される。
S6b:係員は営業店端末1に表示された役席承認申請画面の内容を確認するとともに必要事項を入力し、役席の承認を得るための完了キーを押下するものとする。
完了キーの押下を操作部22で受け付けた営業店端末1の制御部27は取引情報および入力された必要事項とともに役席者の便宜扱い取引の承認を依頼する通知を取引管理サーバ7へ送信する。
S7b:便宜扱い取引の承認を依頼する通知を受信した取引管理サーバ7は、便宜扱い取引識別番号を付与するとともに取引情報等を便宜扱い取引管理データベース8に登録し、その便宜扱い取引識別番号を営業店端末1へ送信する。
S8b:便宜扱い取引識別番号を受信した営業店端末1の制御部27の指示により通帳伝票プリンタ部24は係員により挿入された伝票にその便宜扱い取引識別番号を印字する。
S9b:伝票に便宜扱い取引識別番号を印字した営業店端末1の表示部21は次の操作を受け付けるためのスタート画面を表示する。
S10b:一方、役席端末4は、承認が必要な便宜扱い取引の発生を問い合わせる通知を取引管理サーバ7へ送信し、取引管理サーバ7は、便宜扱い取引管理データベース8を検索して登録されている承認が必要な便宜扱い取引を便宜扱い取引識別番号とともに抽出し、承認が必要な便宜扱い取引の登録の有無を役席端末4へ送信する。
S11b:承認が必要な便宜扱い取引が登録されている旨の通知を受信した役席端末4は役席承認操作画面を表示する。この役席承認操作画面は、図5に示すように、例えば帳票イメージ、取扱日、店番、口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等および便宜扱い取引を承認するための「承認」ボタン、便宜扱い取引を承認しないための「却下」ボタン等で構成されたものである。
S12b:役席端末4は「承認」または「却下」ボタンを選択する操作を受付け、便宜扱い取引の承認または却下(非承認)を事前承認結果として取引管理サーバ7へ通知し、処理をS9bへ移行させる。
S13b:取引管理サーバ7は、受信した事前承認結果を便宜扱い取引識別番号に関連付けて便宜扱い取引管理データベース8に格納するとともに便宜扱い取引の承認を依頼した営業店端末1へ便宜扱い取引の事前承認がされた旨(事前承認結果)を通知する。
S14b:便宜扱い取引の事前承認がされた旨を受信した営業店端末1は表示した画面のステータス情報領域に便宜扱い取引の事前承認がされたことを表示する。
このようにして営業店システムは事前承認処理を行う。
次に、便宜扱い取引のオンライン処理の詳細を図6の実施例における便宜扱い取引処理(無印鑑)の流れを示すフローチャート、図7の実施例における便宜扱い取引処理(無通帳)の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、便宜扱い取引処理(無印鑑)を図6に基づいて説明する。
顧客は、通帳と必要な事項が記入され、登録した印鑑が押印されていない伝票を窓口の係員に提出するものとする。
S1c:営業店端末1の操作部22は、伝票のイメージデータを読み取るための画面を呼び出すキーの押下を受け付ける。その操作を受け付けると営業店端末1の表示部21は、伝票のイメージデータを読み取るための画面を表示する。
係員は顧客から預かった伝票をスキャナ部23の読取部に載置するとともに伝票のイメージデータを読み取るためのキー押下の操作を行う。
S2c:営業店端末1のスキャナ部23は伝票全体のイメージデータを読み取り、そのイメージデータを記憶部26に記憶させる。
S3c:営業店端末1の制御部27は、読み取った伝票イメージデータから所定の欄に記入された文字の認識を行い、認識された文字データを記憶部26に記憶させる。
なお、この伝票には口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等が記入されているものとする。
伝票が読み取られると営業店端末1の制御部27の指示により表示部21はスキャナ部23で読み取った伝票イメージデータ、および口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報等で構成された取引画面を表示するとともに通帳伝票プリンタ部24は通帳の挿入を受け付ける。
S4c:取引画面を表示すると営業店端末1の制御部27の指示により操作部22は係員の操作による取引に必要な情報の入力を受け付ける。
S5c:取引に必要な情報の入力を受け付けると営業店端末1の制御部27の指示により操作部22は便宜扱い取引識別番号を入力するための画面を表示させる「便宜通番」キーの押下を待機する。
ここで、係員は「便宜通番」キーを押下するものとする。
なお、ここで「完了」キーが押下された場合、処理をS14cへ移行する。
S6c:「便宜通番」キーの押下を受け付けると営業店端末1の制御部27の指示により表示部21は便宜扱い取引識別番号を入力するための便宜扱い通番入力画面を表示する。
S7c:係員は便宜扱い通番入力画面において伝票に印字された便宜扱い取引識別番号を入力するものとし、操作部22はその便宜扱い取引識別番号の入力を受け付ける。
S8c:便宜扱い取引識別番号の入力を受け付けると営業店端末1の制御部27の指示により操作部22は取引をすすめるための「完了」キーの押下を待機し、係員は「完了」キーを押下するものとする。
「完了」キーの押下を検知すると営業店端末1の制御部27は入力された便宜扱い取引識別番号とともにその便宜扱い取引識別番号が登録されていることおよび事前承認されていることの確認を依頼する通知を取引管理サーバ7へ送信する。
S9c:取引管理サーバ7は受信した便宜扱い取引識別番号に基づいて便宜扱い取引管理データベース8を検索してその便宜扱い取引識別番号が既に登録されていることおよび事前承認がされていることを確認し、その事前承認結果(承認/否承認)を営業店端末1へ送信する。
S10c:便宜扱い取引識別番号の確認結果を受信した営業店端末1の制御部27はその結果を判定し、便宜扱い取引識別番号が登録されていない場合はその旨を表示部21に表示して処理をS6cへ移行し、便宜扱い取引識別番号が登録されているが当該便宜扱い取引が否承認されている場合はその旨を表示部21に表示して次の操作を受け付けるためのスタート画面を表示させて処理を終了し、便宜扱い取引識別番号が登録され、かつ当該便宜扱い取引が事前承認されている場合はその旨を表示部21に表示して処理をS11cへ移行する。
S11c、S12c:便宜扱い取引識別番号が登録され、かつ当該便宜扱い取引が事前承認されている場合、営業店端末1の制御部27の指示により表示部21はスキャナ部23で読み取った伝票イメージデータ、および口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報等で構成された取引画面を表示し、操作部21は取引をすすめるための「完了」キーの押下を待機し、係員は「完了」キーを押下するものとする。
S13c:「完了」キーの押下を検知すると営業店端末1の制御部27は取引に必要なすべての情報が入力されているか否かを確認し、入力がされていない情報が存在する場合、処理をS11cへ移行し、すべての情報が入力されていることを確認すると処理をS14cへ移行する。
S14c:ここで、営業店端末1の制御部27は入力された便宜扱い取引識別番号が入力されていること、すなわち入力された便宜扱い取引識別番号が登録され、かつ当該便宜扱い取引が事前承認されていることを確認し、入力されていると判定すると処理をS18cへ移行し、入力されていないと判定すると処理をS15cへ移行する。
なお、入力されていないと判定されるのはS5cにおいて「便宜通番」キーが押下されることなく、「完了」キーが押下された場合である。
S15c:便宜扱い取引識別番号が入力されていない場合、営業店端末1の制御部27は記憶部26に記憶された伝票イメージデータに印鑑のイメージデータ(印影)が含まれているか否か、すなわち伝票に印鑑が押印されているか否かを判定する。
ここで、伝票イメージデータに印鑑のイメージデータが含まれているか否かは、制御部27が記憶部26に記憶された伝票イメージデータから印鑑が押印される所定の位置のイメージデータを切り出し、その切り出したイメージデータに印鑑データが含まれているか否か、例えばノイズ以外のイメージデータが含まれていないことを検知したとき印鑑データが含まれていないと判定し、それ以外を印鑑データが含まれていると判定するものとする。
伝票に印鑑が押印されていると判定すると処理をS17cへ移行し、伝票に印鑑が押印されていないと判定すると処理をS16cへ移行する。
S16c:伝票に印鑑が押印されていないと判定すると印鑑の照合処理を行うことなく処理をS4cへ移行する。
S17c:伝票に印鑑が押印されていると判定すると営業店端末1の制御部27は伝票から読み取った顧客の口座情報とともにその顧客の印鑑データを要求する電文を印鑑サーバ5へ送信する。
印鑑サーバ5は、受信した口座情報に基づいて印鑑データベース6を検索し、抽出した印鑑データをその営業店端末1へ返信する。
営業店端末1の制御部27の指示により表示部21は受信した印鑑データを表示し、係員は伝票のイメージデータに含まれる印鑑のイメージデータ(印影)と照合して印鑑が一致していることを確認し、「照合完了」キーを押下するものとする。
なお、営業店端末1の制御部27が受信した印鑑データと伝票のイメージデータに含まれる印鑑のイメージデータ(印影)とを照合する処理を行うようにしてもよい。
S18c:次に、営業店端末1の制御部27は口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報を含む取引電文をホストコンピュータ3へ送信して取引処理を依頼する。
ホストコンピュータ3は受信した取引電文に基づいて取引処理を行い、その取引を許可する電文(取引成立)を営業店端末1へ送信するものとする。
S19c:取引を許可する電文(取引成立)を受信した営業店端末1の制御部27の指示により通帳伝票プリンタ部24は伝票および通帳に取引内容を印字する。
S20c:また、営業店端末1の制御部27の指示により現金処理部25は、例えば取引金額に相当する紙幣および/または硬貨の現金を払い出し、係員はその現金および取引内容を印字した通帳を顧客に渡して取引を終了させる。
このとき、営業店端末1の制御部27は便宜扱い取引識別番号とともにその取引が完了した旨の通知を取引管理サーバ7へ送信し、その取引管理サーバ7は受信した便宜扱い取引識別番号の取引が完了したことを取引結果として便宜扱い取引管理データベース8に格納する。
一方、取引を許可しない電文(取引不成立)をホストコンピュータ3から受信した場合、営業店端末1の制御部27は便宜扱い取引識別番号とともにその取引が完了した旨の通知を取引管理サーバ7へ送信することなく、処理をS3cへ移行する。
したがって、便宜扱い取引管理データベース8に便宜扱い取引が完了したことが格納されることはない。
このようにして営業店システムは便宜扱い取引処理(無印鑑)を行う。
次に、便宜扱い取引処理(無通帳)を図7に基づいて説明する。
顧客は、必要な事項が記入された伝票だけを窓口の係員に提出するものとする。
S1d、S2d:図6におけるS1c、S2cと同様なのでその説明を省略する。
S3d:営業店端末1の制御部27は、読み取った伝票イメージデータから所定の欄に記入された文字の認識を行い、認識された文字データを記憶部26に記憶させる。
なお、この伝票には口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等が記入されているものとする。
伝票が読み取られると営業店端末1の制御部27の指示により表示部21はスキャナ部23で読み取った伝票イメージデータ、および口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報等で構成された取引画面を表示する。
S4d〜S12d:図6におけるS4c〜S12cと同様なのでその説明を省略する。
S13d:「完了」キーの押下を検知すると営業店端末1の制御部27は取引に必要なすべての情報が入力されているか否かを確認し、また本取引において通帳が必須であるか否かを判定する。
ここで、通帳が必須であるか否かは伝票から読み取った取引内容により判定するものとし、例えば各種口座の解約取引等は通帳が必須であると判定するものとする。
通帳が必須であると判定すると処理をS14dへ移行し、必須でないと判定すると処理をS17dへ移行する。
S14d:通帳が必須であると判定されると営業店端末1の制御部27は通帳伝票プリンタ部24に通帳が挿入されているか否かを判定する。通帳が挿入されていると判定すると処理をS17dへ移行し、挿入されていないと判定すると処理をS15dへ移行する。なお、本実施例では通帳が通帳伝票プリンタ部24に挿入されていないものとする。
S15d:ここで、営業店端末1の制御部27は入力された便宜扱い取引識別番号が入力されていること、すなわち入力された便宜扱い取引識別番号が登録され、かつ当該便宜扱い取引が事前承認されていることを確認し、入力されていると判定すると処理をS16dへ移行し、入力されていないと判定すると処理をS4dへ移行する。
なお、入力されていないと判定されるのはS5dにおいて「便宜通番」キーが押下されることなく、「完了」キーが押下された場合である。
S16d:便宜扱い取引識別番号が入力されていることを確認すると営業店端末1の制御部27の指示により操作部22は無通帳であるが取引が承認されていることを示す「無通」キーのランプを点灯する。
S17d:次に、営業店端末1の制御部27は口座番号、取引先名、便宜扱い内容、取引内容、金額等の伝票に記入された取引情報を含む取引電文をホストコンピュータ3へ送信して取引処理を依頼する。
ホストコンピュータ3は受信した取引電文に基づいて取引処理を行い、その取引を許可する電文(取引成立)を営業店端末1へ送信するものとする。
S18d:取引を許可する電文(取引成立)を受信した営業店端末1の制御部27の指示により通帳伝票プリンタ部24は伝票に取引内容を印字する。
S19d:また、営業店端末1の制御部27の指示により現金処理部25は、例えば取引金額に相当する紙幣および/または硬貨の現金を払い出し、係員はその現金を顧客に渡して取引を終了させる。
このとき、営業店端末1の制御部27は便宜扱い取引識別番号とともにその取引が完了した旨の通知を取引管理サーバ7へ送信し、その取引管理サーバ7は受信した便宜扱い取引識別番号の取引が完了したことを取引結果として便宜扱い取引管理データベース8に格納する。
一方、取引を許可しない電文(取引不成立)をホストコンピュータ3から受信した場合、営業店端末1の制御部27は便宜扱い取引識別番号とともにその取引が完了した旨の通知を取引管理サーバ7へ送信することなく、処理をS3dへ移行する。
したがって、便宜扱い取引管理データベース8に便宜扱い取引が完了したことが格納されることはない。
このようにして営業店システムは便宜扱い取引処理(無通帳)を行う。
次に、事後検印処理の詳細を図8の実施例における事後検印処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
窓口の係員は便宜扱い取引が完了した伝票を役席まで持参し、役席者にその伝票を渡すものとする。
S1e:役席端末4の操作部は伝票を受け取った役席者の操作を受け付け、その操作を受け付けると制御部の指示により表示部は業務を選択するための役席端末業務メニュー画面を表示する。
S2e:役席端末4の操作部は役席端末業務メニュー画面に表示された「事後検印」キーの押下を受け付ける。
S3e:「事後検印」キーの押下を受け付けると役席端末4の制御部の指示により表示部は事後検印通番を入力するための事後検印通番入力画面を表示する。本実施例では、この事後検印通番入力画面において事後検印通番は便宜扱い取引識別番号で入力するための「便宜扱い通番」キーが押下されるものとする。
S4e:「便宜扱い通番」キーが押下されると役席端末4の制御部の指示により操作部は便宜扱い取引識別番号の入力を受け付ける。役席者は係員から渡された伝票に印字された便宜扱い取引識別番号を入力し、さらに「完了」キーを押下するものとする。
S5e:「完了」キーの押下を検知すると役席端末4の制御部は入力された便宜扱い取引識別番号とともにその便宜扱い取引識別番号が登録されていることの確認を依頼する通知を取引管理サーバ7へ送信する。
取引管理サーバ7は受信した便宜扱い取引識別番号に基づいて便宜扱い取引管理データベース8を検索してその便宜扱い取引識別番号が既に登録されていることを確認し、その結果およびその便宜扱い取引識別番号に関連付けて記憶された取引情報を役席端末4へ送信する。
S6e:役席端末4の制御部は受信した結果から便宜扱い取引識別番号が既に登録されていると判定すると処理をS7eへ移行し、登録されていないと判定すると処理をS3eへ移行する。
S7e:便宜扱い取引識別番号が既に登録されていると判定すると役席端末4の制御部の指示により表示部は役席者がその便宜扱い取引を事後検印するための役席承認操作画面を表示する。この役席承認操作画面には取引管理サーバ7から受信した取引情報に基づいて便宜扱い取引の内容も表示される。
S8e:役席者は役席端末4に表示された便宜扱い取引の内容を確認する。
S9e:役席者は役席端末4に表示された便宜扱い取引の内容を確認すると役席承認操作画面に表示された「事後検印」キーを押下してその便宜扱い取引を検査する。
「事後検印」キーの押下を検知すると役席端末4の制御部は便宜扱い取引識別番号とともにその便宜扱い取引識別番号の取引が事後検印された旨(事後検印結果)の通知を取引管理サーバ7へ送信する。
取引管理サーバ7は受信した便宜扱い取引識別番号に関連付けて事後検印がされたことを取引管理データベース8に格納し、その結果を役席端末4へ送信する。
役席者は事後検印が完了した取引の伝票を保管するものとする。
このようにして営業店システムは事後検印処理を行う。
なお、本実施例では役席端末4が役席者の操作を受け付けて事後検印通番入力画面を表示するようにしたが、上述した便宜扱い取引のオンライン処理で便宜扱い取引が完了したことを便宜扱い取引管理データベース8に格納した取引管理サーバ7が便宜扱い取引が完了した旨の通知を役席端末4へ送信して事後検印処理を行うようにしてもよい。
次に、事後処理の詳細を図9の実施例における事後処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
便宜扱い取引を行った顧客は、必要な事項が記入され、登録された印鑑が押印されている伝票を窓口の係員に提出し、その係員は受け取った伝票を役席者に渡すものとする。
S1f:役席端末4の操作部は伝票を受け取った役席者の操作を受け付け、その操作を受け付けると制御部の指示により表示部は業務を選択するための役席端末業務メニュー画面を表示する。
S2f:役席端末4の操作部は役席端末業務メニュー画面に表示された「未整理取引一覧」キーの押下を受け付ける。ここで、未整理取引とは、本事後処理が行われていない便宜扱い取引管理データベース8に登録された取引であり、便宜扱い取引管理データベース8の事後整理情報が「未」となっている取引である。
S3f:「未整理取引一覧」キーの押下を受け付けると役席端末4の制御部は未整理取引の一覧を要求する通知を取引管理サーバ7へ送信する。
その通知を受信した取引管理サーバ7は便宜扱い取引管理データベース8を検索して事後整理情報が「未」になっている便宜扱い取引識別番号および取引情報を抽出して役席端末4へ送信する。
役席端末4の制御部の指示により表示部は受信した便宜扱い取引識別番号および取引情報に基づいて未整理取引の一覧画面を表示する。
役席者は表示された未整理取引の一覧画面から事後処理する未整理取引を選択し、その取引の内容を確認するものとする。
このとき、便宜扱い理由情報がともに取得されて、理由識別情報に対応する理由の文言が表示される。役席者は、それを見て対応する箇所が問題ない状態となったことを確認することが出来る。
S4f:取引の内容を確認した役席者は「整理」キーを押下するものとし、役席端末4の操作部はその操作を受け付け、制御部は選択された取引の便宜扱い取引識別番号とともに事後処理がされた旨、すなわち便宜扱い取引とする条件が解消した旨の事後整理の通知を取引管理サーバ7へ送信する。
その通知を受信した取引管理サーバ7は便宜扱い取引識別番号に関連付けて事後処理がされたことを便宜扱い取引管理データベース8の事後整理情報に格納し、その結果を役席端末4へ送信する。なお、便宜扱い取引管理データベース8の事後整理情報には事後処理が行われた日付や役席者名等も格納される。
このようにして営業店システムは事後処理を行い、便宜扱い取引とした条件を解消させる。
上述したように営業店システムは事前承認処理、取引のオンライン処理、事後検印処理、事後処理からなる便宜扱い取引管理処理を行うことで便宜扱い取引の取引情報、事前承認結果、事後検印ならびに事後整理情報等の情報を便宜扱い取引識別番号に関連付けて便宜扱い取引管理情報として便宜扱い取引管理データベース8に格納することができる。
また、役席端末4等は便宜扱い取引管理データベース8に格納された便宜扱い取引管理情報を一覧表形式で表示、印刷することができるのは上述したとおりである。
以上説明したように、本実施例では、便宜扱い取引の事前承認処理、事後検印処理、および事後承認処理を行うようにしたことにより、係員の独自の判断により取引を続行させることを防止し、事務処理の堅確性を保つことができるようになるという効果が得られる。
また、便宜扱い取引の取引情報、事前承認結果、事後検印ならびに事後整理情報を一元的に管理することができるようになり、営業店等における事務処理の効率を大幅に向上させることができるという効果が得られる。
さらに、本部から全営業店の便宜扱い取引の状況を把握することができるようになり、営業店の事務指導やリスク管理の情報として役立てることができるという効果が得られる。
実施例における営業店システムの構成を示すブロック図 実施例における営業店端末の構成を示すブロック図 実施例における便宜扱い取引管理処理の流れを示すフローチャート 実施例における事前承認処理の流れを示すフローチャート 実施例における承認画面の説明図 実施例における便宜扱い取引処理(無印鑑)の流れを示すフローチャート 実施例における便宜扱い取引処理(無通帳)の流れを示すフローチャート 実施例における事後検印処理の流れを示すフローチャート 実施例における事後処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
1 営業店端末
2 通信回線
3 ホストコンピュータ
4 役席端末
5 印鑑サーバ
6 印鑑データベース
7 取引管理サーバ
8 便宜扱い取引管理データベース
9 センタ端末

Claims (7)

  1. 取引種別、口座情報、および取引金額等からなる取引情報が記入された伝票をスキャナ部で読み取った営業店端末がその取引情報に基づいて取引を行う営業店システムにおいて、
    スキャナ部で伝票から読み取った情報に基づいて役席者の承認が必要である便宜扱い取引と判定したとき、伝票から読み取った取引情報とともに役席者の承認を依頼する通知を送信する営業店端末と、
    前記営業店端末から役席者の承認を依頼する通知を受信し、便宜扱い取引識別番号を付与するとともにその便宜扱い取引識別番号に関連付けて取引情報をデータベースに格納する取引管理サーバと、
    前記データベースに格納された取引情報および便宜扱い取引識別番号を前記取引管理サーバから受信して表示し、該取引情報に基づく取引が行われる前に役席者の事前承認操作を受け付け、その事前承認結果を便宜扱い取引識別番号とともに送信する役席端末とを設け、
    前記役席端末から事前承認結果を受信した取引管理サーバが、前記便宜扱い取引識別番号に関連付けて該事前承認結果をデータベースに格納するとともに該便宜扱い取引識別番号を営業店端末へ通知して便宜扱い取引を行うことができるようにしたことを特徴とする営業店システム。
  2. 請求項1の営業店システムにおいて、
    前記営業店端末が、入力された便宜扱い取引識別番号を前記取引管理サーバへ送信し、該取引管理サーバが受信した便宜扱い取引識別番号に基づいてデータベースを検索して抽出した事前承認結果を前記営業店端末へ通知し、該営業店端末が通知された該事前承認結果から取引が事前承認されていることを確認して取引を行うようにしたことを特徴とする営業店システム。
  3. 請求項1または請求項2の営業店システムにおいて、
    前記取引管理サーバが、取引を行なった前記営業店端末から受信した取引の結果を前記データベースに前記便宜扱い取引識別番号に関連付けて格納し、
    前記役席端末が、入力された便宜扱い取引識別番号を前記取引管理サーバへ送信し、該取引管理サーバが受信した便宜扱い取引識別番号に基づいてデータベースを検索して抽出した前記取引の結果を前記役席端末へ通知し、該役席端末が通知された該取引の結果から該取引の事後検印の操作を受け付け、その事後検印結果を便宜扱い取引識別番号とともに前記取引管理サーバへ送信し、
    前記取引管理サーバが、前記便宜扱い取引識別番号に関連付けて該事後検印結果をデータベースに格納するようにしたことを特徴とする営業店システム。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の営業店システムにおいて、
    前記取引管理サーバが、前記便宜扱い取引識別番号とともに便宜扱い取引とする条件が解消した旨の事後整理の通知を受信すると該便宜扱い取引識別番号に関連付けて該事後整理情報をデータベースに格納して該便宜扱い取引を整理するようにしたことを特徴とする営業店システム。
  5. 請求項4の営業店システムにおいて、
    前記事後整理の通知を、前記役席端末が送信するようにしたことを特徴とする営業店システム。
  6. 請求項1から請求項4または請求項5の営業店システムにおいて、
    前記営業店端末が、スキャナ部で読み取った伝票のイメージデータから該伝票に印鑑が押印されていないこと、旧登録の印鑑が押印されていること、および通帳伝票プリンタ部に通帳が挿入されていないことのいずれかを検知したとき、役席者の承認が必要である便宜扱い取引と判定するようにしたことを特徴とする営業店システム。
  7. 取引種別、口座情報、および取引金額等からなる取引情報が記入された伝票をスキャナ部で読み取った営業店端末がその取引情報に基づいて取引を行う営業店システムにおいて、
    役席者の承認が必要である便宜扱い取引と判定したとき、伝票から読み取った取引情報とともに役席者の承認を依頼する処理を行う営業店端末と、
    便宜扱い取引に対して便宜扱い取引識別情報を付与するとともにその便宜扱い取引識別情報に関連付けて取引情報をデータベースに格納する取引管理部と、
    前記データベースに格納された取引情報および便宜扱い取引識別情報を取得して、当該便宜扱い取引に対する役席者の事前承認操作を受け付け、その事前承認結果を便宜扱い取引識別情報とともに通知する処理を行う役席端末とを設け、
    前記取引管理部は、前記役席端末から事前承認結果の通知がなされると、前記便宜扱い取引識別情報に関連付けて該事前承認結果をデータベースに格納することを特徴とする営業店システム。
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