JPH0925024A

JPH0925024A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPH0925024A
Application number: JP7172370A
Authority: JP
Inventors: Masami Ishikawa; 正美石川
Original assignee: Hitachi Koki Co Ltd
Current assignee: Koki Holdings Co Ltd
Priority date: 1995-07-07
Filing date: 1995-07-07
Publication date: 1997-01-28

Abstract

(57)【要約】【目的】印刷順序の限定された複数の種類の用紙が該当
する複数の給紙ホッパに誤りなく装填されていること
を、印刷する前に自動的にチェックして操作誤りによる
損失を未然に防ぐ。【構成】複数の給紙ホッパと、前記給紙ホッパに装填さ
れた用紙の種類を識別する検出器を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、給紙ホッパに装填される用紙の種
類の検出する目的として用紙サイズの検出がある。ま
た、用紙の厚みについても用紙の光透過率を検出するこ
とにより識別は可能である。しかし、同一連量、同一サ
イズの用紙で複数の種類の異なる事前印刷用紙等を使用
する業務において、セットすべき用紙の種類と給紙ホッ
パの組み合わせのチェックはオペレータの操作に任され
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】複数の給紙ホッパに複
数の種類の用紙を入れ、順番に印刷を行う業務において
給紙ホッパと用紙の組み合わせを誤った場合にはスタッ
クされた用紙の丁合順序が狂ってしまい、多大な損害を
被ることになる。これは事前印刷用紙のみでなく、複写
用の塗工材を塗ったカーボンレスペーパ等用紙に加工を
施した用紙においても同様である。つまり、上、中、下
の３種類の用紙が有り、上、中、下の順番に所定のホッ
パから給紙し、印刷を行わねばならない。ホッパにセッ
トする用紙の上、中、下を誤ってセットした場合には、
丁合順序が狂ってしまうため印刷後の用紙において複写
が出来ないという結果となってしまう。

【０００４】本発明の目的は、印刷順序の限定された複
数の種類の用紙が該当する複数の給紙ホッパに誤りなく
装填されていることを、印刷する前に自動的にチェック
して操作誤りによる損失を未然に防ぐことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、用紙にその種類を識別するための、識別マークを予
め印刷しておく。識別マークの位置は、同一印刷業務内
で使用される複数種類の用紙について各々異なる位置に
印刷を施すものとする。こうすることによって同一サイ
ズ、連量の用紙でも書式の印刷内容、塗工材などの表面
処理の違いなどを識別することが出来る。識別マークの
印刷位置を固定してしまうと、帳票設計の自由度が低下
してしまうため、用紙端部の任意の位置に事前印刷を施
すものとし、この位置に識別マークのセンサの位置をあ
わせられるよう移動可能な構造とした。

【０００６】

【作用】上記構成によれば、印刷順序の限定された複数
種類の用紙を使用する場合に、給紙ホッパと用紙の組み
合わせを間違えることがなく、操作誤りにより大量の用
紙を無駄にしてしまう等の問題を未然に防ぐことが可能
になる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明に係る電子写真装置の外観を示
す図である。図において給紙ホッパとしてＨＯＰ１、２
の２つを有する。異なる複数の種類の用紙はそれぞれＨ
ＯＰ１、２にせっとされ、ＨＯＰ１、２の順に給紙され
る。印刷が完了するとスタッカ１またはスタッカ２内に
順番にスタックされる。図２は本発明による給紙ホッパ
１を示す図である。給紙ホッパ１にセットされている用
紙Ａは給紙方向に対し後方に識別マークを事前印刷した
ものである。６のリヤストッパ、８のサイズガイドはセ
ットされる用紙のサイズにあわせて位置を調整する。リ
アストッパ上部には、セットされた用紙の高さを検出す
るためのハイトセンサがあり、用紙が給紙されて用紙の
高さが低くなると、図示しない給紙ホッパテーブルを上
昇させ、用紙の高さが一定となるよう制御される。

【０００８】本発明に係る１１の識別マークセンサは、
用紙上に事前印刷された識別マークの位置にあわせて、
反射型光学センサで識別マークを読み取る。この光学セ
ンサは、用紙の送り方向と直角な方向に矢印で示すよう
に移動可能であり、給紙ホッパ２においては給紙ホッパ
１とは異なる位置で図示しない用紙Ｂの識別マークを検
出するようセンサの位置をあわせる。印刷制御において
は、給紙ホッパ１、給紙ホッパ２からの信号が共に有
効、即ち２つのセンサ共用紙上のマークを検出している
状態でない限り印刷を開始しない。

【０００９】従って、もし給紙ホッパ１に用紙Ｂを誤っ
てセットしたような場合には、給紙ホッパ１からの信号
が有効でなくなるため印刷開始できない。ここで識別マ
ークというのは黒い小さな印刷マークでも良いし、文字
を識別出来るセンサであれば、文字を判別して用紙の種
類を判別することも可能である。用紙に事前印刷する識
別マークをどのような位置、形状、色、大きさにするか
は帳票の設計上様々な条件が想定される。従ってセンサ
は文字、色、光反射率などを識別出来るセンサであれば
よい。また、識別マークの位置を変えたい場合には、セ
ンサを移動出来る範囲内で帳票設計の自由度を増すこと
が出来る。また、本実施例においてはセンサを用紙のリ
ヤストッパ部に取り付けたが、給紙ホッパのフレームに
移動可能なよう取り付ければもっと広い範囲でセンサを
移動可能とすることが出来、さらに帳票設計の自由度を
増すことが出来る。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、印刷順序の限定された
複数種類の用紙を使用する場合に、給紙ホッパと用紙の
組み合わせを間違えることがなく、操作誤りにより大量
の用紙を無駄にしてしまう等の問題を未然に防ぐことが
出来る。また、識別マークをチェックすることにより、
帳票のセット方向、即ち表／裏、前／後の向きが正しい
かどうかをチェック出来るため、帳票をホッパにセット
する際の操作誤りを未然に防ぐことが出来る。さらに、
複数の帳票をそれぞれ別々の印刷業務に使用する場合に
おいては、複数ホッパに異なる用紙をセットしておけ
ば、操作者がそれぞれの印刷業務を始める際に、印刷業
務にあった用紙がどのホッパにセットされているかをい
ちいち確認しなくとも、上位装置から送られる帳票の識
別データを判別して、適切な給紙ホッパを自動的に選択
することが可能となり、操作性の向上を図ることが出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子写真装置の外観を示す説明図
である。

【図２】給紙ホッパ内の構成を示す説明図である。

【図３】本発明に基づき、給紙ホッパリヤストッパ部に
識別マークを取り付けた構成を示す説明図である。

【符号の説明】

１は給紙ホッパ、２は給紙ホッパ、３はスタッカ、４は
スタッカ、５はプリンタ制御装置、６はリヤストッパ、
７は用紙、８はサイズガイドを示す。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の給紙ホッパと、前記給紙ホッパに装
填された用紙の種類を識別する検出器を設けたことを特
徴とする電子写真装置。
【請求項２】前記用紙は、その種類を識別するため、識
別マークを印刷した用紙であることを特徴とする請求項
１記載の電子写真装置。
【請求項３】前記検出器は、給紙ホッパと用紙の種類の
組み合わせが誤っている場合には、操作誤りであること
を表示し、印刷開始できないことを特徴とする請求項１
記載の電子写真装置。
【請求項４】前記検出器は、用紙の識別マークの位置に
あわせて移動可能であることを特徴とする請求項１記載
の電子写真装置。