JP2007041565A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で安定性の良い温度検出手段を使用しても、ヒータに生じた異常を適切に検出できる定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】中央部サーミスタ41は加熱ローラ26表面の用紙3の画像形成領域WaおよびWbが通過する部分に接触して配設されているので、中央部サーミスタ41の温度を検出する部分であるサーミスタ素子48は、トナーが付着して温度検出性能が低下しないように厚さ0.5mm程度の金属板46の先端部46aによって保護されている。したがって、中央部サーミスタ41は、金属板46の先端部46aによって保護されているがために、サーミスタ素子48の反応速度が端部サーミスタ51のサーミスタ素子58の反応速度より遅く、中央部リミット温度TAを端部リミット温度TB1,TB2と同じ値にしてしまっては、中央部サーミスタ41が温度TB1,TB2を検出したときには既に、実際の温度は温度TB1,TB2を超えて上昇しており、定着不能温度Tに達してしまう虞があるので、TB1,TB2>TAとしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザプリンタなどに装着される定着装置およびレーザプリンタなどの画像形成装置に関するものである。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、通常、用紙に転写されたトナー像を熱定着させるために、加熱ローラおよび加圧ローラを備える定着装置が設けられており、用紙が加熱ローラと加圧ローラとの間を通過する間に、用紙上に転写されたトナー像を熱定着させるようにしている。
定着装置の加熱ローラ100は、図9に示すように、通常、円筒状をなし、画像形成装置が許容する最大サイズの用紙を熱定着できるように、その最大サイズの用紙幅に対応した長さを有しており、その軸方向のほぼ全体にわたってハロゲンランプBなどからなる1本のヒータを内装して、そのヒータの発熱によって、加熱ローラ100の軸方向長さのほぼ全体を加熱するように構成されている。
そして、この加熱ローラ100の温度の異常判断を行うため、温度検出素子等を利用した温度検出手段101が加熱ローラ100の中心部の表面上に対して非接触に配設され、異常判断が行われている。
しかし、例えば、小サイズの用紙102a(例えばA6)と大サイズの用紙102b(例えばA4)とを1つの定着装置で熱定着させる場合においては、加熱ローラ100は、ヒータによって、常に大サイズの用紙102b幅に対応した軸方向のほぼ全体にわたって加熱されることから、小サイズの用紙102aを熱定着させている時には、小サイズの用紙102aが接触する加熱ローラ100の表面は、その用紙102aによって熱が奪われる。制御部103は、小サイズの用紙102aが接触する部分の温度を一定範囲内に保つように温度制御するので、その小サイズの用紙102aが接触しない部分、つまり、小サイズの用紙102aの幅方向両端部の加熱ローラ100の表面の温度は、幅方向中央部の加熱ローラ100の表面温度よりも高くなる。
したがって、次に大サイズの用紙102bを熱定着させる時には、その温度が高くなった部分(すなわち、加熱ローラ100における小サイズの用紙102aが接触していた部分の幅方向両端部)が大サイズの用紙102bに接触するため、その部分が過度に加熱されていると、トナーの過定着によるホットオフセット(溶融し過ぎたトナーが加熱ローラ100の表面に付着するために生じるオフセット)を生じてしまう。
また、小サイズの用紙102aを熱定着させる時に、小サイズの用紙102aの幅方向両端部の加熱ローラ100の表面の温度が加熱ローラ100の中央部の表面温度よりも高くなったとしても、制御部103は「異常」を判断することができず、加熱ローラ100が溶融してしまったりして、定着装置が破損してしまう虞がある。加熱ローラ100の温度が過度に上昇したり、定着装置が破損したりしてしまえば、ユーザにとって非常に危険なものとなる。
そこで、加熱ローラ軸方向中央部に配設する温度検出手段に加え、軸方向端部にも温度検出手段を配設し、2つの温度検出手段によって加熱ローラの温度を検出する方法が考えられている。
たとえば、用紙画像形成領域内において加熱ローラに対して非接触に設けられた非接触型温度検出手段と、用紙非画像形成領域において加熱ローラに対して接触して設けられた接触型温度検出手段と、非接触型温度検出手段による加熱ローラ温度検出値と、接触型温度検出手段による加熱ローラ温度検出値とに基づいて、非接触型温度検出手段の検出状態を判別する状態判別手段により、非接触型温度検出手段の温度検出状態に異常があると判断してヒータへの通電を停止する制御手段を備えた定着装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1のようにすれば、2つの温度検出手段による加熱ローラ温度検出値により、非接触型温度検出手段の検出状態の良し悪しを合理的に判別できて、非接触型温度検出状態異常に起因する問題の発生を防止することができ、装置の信頼性が向上する。
特開2004−126190号公報
しかしながら、現状では、非接触型温度検出手段は接触型温度検出手段と比べ、高価で安定性も悪く、上記従来技術1のように、非接触型温度検出手段の検出状態の異常を見る場合だけでなく、ヒータの異常を見る場合であっても、非接触型を使用するのは現実的ではなく、かといって、画像形成領域の加熱ローラ表面に対向して配設されている温度検出手段も接触型にすれば、温度検出手段の検出部分にトナーが付着して温度を検出することができなくなったり、加熱ローラと温度検出手段との摩擦により加熱ローラ表面に傷が生じ、画像に筋が発生したりしてしまう問題があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、安価で安定性の良い温度検出手段を使用しても、ヒータに生じた異常を適切に検出できる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の定着装置では、1本の加熱手段により加熱され、通紙された記録媒体に現像剤像を定着する定着ローラと、現像剤が付着しないように保護部材によって保護され、定着ローラの軸方向の中央部で定着ローラに接触し、中央部の温度を検出する中央部温度検出手段と、記録媒体の最大印字領域外である定着ローラの端部で定着ローラに接触し、端部の温度を検出する端部温度検出手段と、中央部温度検出手段によって検出した値が第1上限値を超えるか、または、端部温度検出手段によって検出した値が第2上限値を超えると、加熱手段による定着ローラの加熱を停止するように制御する制御手段と、を備え、第1上限値は、第2上限値より低く設定されることを特徴とする。
請求項2に記載の定着装置では、1本の加熱手段により加熱され、通紙された記録媒体に現像剤像を定着する定着ローラと、現像剤が付着しないように保護部材によって保護され、定着ローラの軸方向の中央部で定着ローラに接触し、中央部の温度を検出する中央部温度検出手段と、記録媒体の最大印字領域外である定着ローラの端部で定着ローラに接触し、端部の温度を検出する端部温度検出手段と、中央部温度検出手段によって検出した値が第1上限値を超えるか、または、端部温度検出手段によした値が第2上限値を超えると、加熱手段による定着ローラの加熱を停止するように制御する制御手段と、を備え、中央部温度検出手段によって中央部の温度を検出する周期が、端部温度検出手段によって端部の温度を検出する周期より小さく設定されることを特徴とする。
請求項3に記載の定着装置では、幅狭の記録媒体が通紙されるときは、幅広の記録媒体が通紙されるときよりも第2上限値が大きく設定されることを特徴とすることを特徴とする。
請求項4に記載の定着装置では、制御手段は、中央部温度検出手段によって検出された値が第1上限値を超え、かつ、端部温度検出手段によって検出された値が第2上限値を超えると、前記加熱手段による前記定着ローラの加熱を停止することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、定着装置を装着可能にしたことを特徴とする。
請求項1の定着装置によれば、中央部温度検出手段も接触型の温度検出手段を用いることができるので、安価で安定性が良い。また、中央部温度検出手段は、保護部材によって保護されているので、画像形成領域内の加熱ローラ中央部と接触させても、現像剤が検出部分に付着することがない。したがって、現像剤の付着によって温度検出性能が低下するのを防止することができる。また、中央部温度検出手段が保護部材によって保護され反応速度が遅くなっても、第1上限値が第2上限値より低く設定されるので、正確に異常を検知することができる。
請求項2の定着装置によれば、中央部温度検出手段も接触型の温度検出手段を用いることができるので、安価で安定性が良い。また、中央部温度検出手段は、保護部材によって保護されているので、画像形成領域内の加熱ローラ中央部と接触させても、現像剤が検出部分に付着することがない。したがって、現像剤の付着によって温度検出性能が低下するのを防止することができる。また、中央部温度検出手段が保護部材によって保護され反応速度が遅くなっても、中央部温度検出手段によって中央部の温度を検出する周期が、端部温度検出手段によって端部の温度を検出する周期より小さく設定されるので、正確に異常を検知することができる。
請求項3の定着装置によれば、幅狭の記録媒体が通紙されるときは、幅広の記録媒体が通紙されるときに比べ、加熱ローラ端部の温度が上昇しやすくなるが、第2上限値を大きく設定することで、異常もないのに制御手段が加熱手段の加熱を停止するのを防止することができる。
請求項4の定着装置によれば、制御手段は、2つの温度検出手段によって各々数度検出した温度の平均値が上限値を超えているか否かを判断しているので、異常検知用回路にノイズの入りやすい環境で検出した温度に大きなばらつきがある場合、2つの温度検出手段がともに上限値を超えたら加熱を停止するようにすれば、異常を正確に判断することができる。
請求項5の画像形成装置によれば、異常を正確に判断する定着装置を装着しているので、画像形成装置を使用しているユーザに安全を提供することができる。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
まず、本発明の定着装置と画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成を、図1および図2を参照して説明する。図1は、レーザプリンタ1の一実施形態を示す要部側断面図である。図2は、定着装置18に用いられる加熱ローラ26の要部正断面図である。レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5等を備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パッド9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側という場合がある。)に設けられる搬送ローラ10および11と、搬送ローラ10および11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および給紙パッド9は、互いに対向状に配設され、給紙パッド9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、搬送ローラ10および11によってレジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成位置に送るようにしている。画像形成位置は、用紙3に感光ドラム23上のトナー像を転写する転写位置であり、本実施形態の場合は、感光ドラム23と転写ローラ24との接触位置である。
このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ15およびマルチパーパス給紙パッド15aとを備えており、マルチパーパス給紙ローラ15およびマルチパーパス給紙パッド15aは、互いに対向状に配設され、マルチパーパス給紙パッド15aの裏側に配設される図示しないばねによって、マルチパーパス給紙パッド15aがマルチパーパス給紙ローラ15に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス給紙ローラ15とマルチパーパス給紙パッド15aとで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
尚、レジストローラ12から転写位置までの用紙3の搬送経路には、定着装置18における後述する定着温度の異常を検出するための制御に関わる、用紙3のサイズを検出する用紙サイズ検出センサ33が設けられている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、転写ローラ24および定着装置18などを備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ17の感光ドラム23の表面上に高速走査にて照射させている。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるように構成されている。このプロセスカートリッジ17は、感光ドラム23を備えるとともに、図示しない、スコロトロン型帯電器、現像ローラ、トナー収容部などを備えている。
トナー収容部には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが充填されており、そのトナーが現像ローラに一定厚さの薄層として担持される。
<感光ドラムの構成>
一方、感光ドラム23は、現像ローラと対向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地されるとともに、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
<転写ローラの構成>
転写ローラ24は、感光ドラム23の下方において、本体ケーシング2側において回転可能に支持された状態で、感光ドラム23と対向するように配置されている。この転写ローラ24は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが保護されており、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印加されている。
<定着装置の構成>
定着装置18は、プロセスカートリッジ17の側方下流側に配設され、定着ローラとしての加熱ローラ26、加熱ローラ26と用紙3の搬送経路を挟んで対向配置され、その加熱ローラ26を押圧する加圧ローラ27、および、これら加熱ローラ26および加圧ローラ27の下流側に設けられる搬送ローラ28を備え、レーザプリンタ1に装着可能に設けられている。
加熱ローラ26は、アルミニウムからなる円筒状の加熱部材としてのローラ本体32と、加熱手段としての1本のハロゲンランプAを備えている。ハロゲンランプAは、図2に示すように、ローラ本体32内に軸方向に沿って設けられており、このハロゲンランプAの発熱により、ローラ本体32が加熱されるように構成されている。そして、加熱ローラ26の軸方向中央部の温度と端部の温度とが、それぞれ、後述する中央部温度検出手段としての中央部サーミスタ41と、後述する端部温度検出手段としての端部サーミスタ51によって定期的に検出され、後述する制御手段としての制御部61が、検出した温度に基づき、ハロゲンランプAを適切にON/OFFし、温度を制御する。
図1に示すように、加圧ローラ27は、金属製のローラ軸に弾性体からなるローラが保護されており、加熱ローラ26を所定の圧力で押圧している。そして、この定着装置18では、プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を通過する間に、熱定着するようにしている。
(加熱ローラの温度を制御するための構成)
次に、本発明の主要部の構成として、加熱ローラ26の加熱温度を制御するための構成を、図2〜図6を参照しながら、説明する。図3は、加熱ローラ26の軸方向中央部における加熱ローラ26と中央部サーミスタ41の断面図である。図4(a)は、中央部サーミスタ41を構成する温度検出部45周辺を拡大した平面図であり、図4(b)は、図4(a)において、中央部サーミスタ41を構成する温度検出部45周辺をA−A'で切断したときの断面図ある。図5は、加熱ローラ26の軸方向端部における加熱ローラ26と端部サーミスタ51の断面図である。図6(a)は、端部サーミスタ51を構成する温度検出部55周辺を拡大した平面図である。図6(b)は、図6(a)において、端部サーミスタ51を構成する温度検出部55周辺をB−B'で切断したときの断面図である。
<中央部サーミスタの構成>
図3および図4(a),(b)に示すように、中央部サーミスタ41は、ネジ42によって定着装置18の枠体である支持部材43に支持される本体部44と、本体部44に取り付けられ加熱ローラ26のローラ本体32に接触する、スズメッキを施された保護部材としての金属板46と、金属板46に固定され、加熱ローラ26の軸方向端部の表面温度を検出する温度検出部45と、温度検出部45によって検出した温度の検出値を制御部61に送信するためのリード線47とから構成されている。このように構成されている中央部サーミスタ41は、安価でかつ安定性が良い。温度検出部45は、金属板46の先端部46aに配置されリード線47と接続される、加熱ローラ26の軸方向中央部の温度を検出するためのサーミスタ素子48と、そのサーミスタ素子48を被覆し金属板46の先端部46a上に固定する、フッ素樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂で形成された樹脂カバー49とから構成されている。金属板46は、熱定着時に加熱ローラ26に付着したトナーがサーミスタ素子48に付着して温度検出性能が低下しないように、また、加熱ローラ26の表面との摺擦による磨耗に強くするために、サーミスタ素子48を保護するとともに0.5mm程度の厚さで形成されている。本実施例では金属板46の材質は銅であるが、ステンレスまたはリン青銅など他の金属でもよい。
上記構成により、中央部サーミスタ41は、図2に示すように、加熱ローラ26の表面の軸方向中央部に温度検出部45が配置される付近の金属板46を接触させて配設され、定期的に加熱ローラ26の軸方向中央部の温度を検出し、検出値を制御部61に送信する。制御部61は、中央部サーミスタ41から受信した検出値に基づいて、後述する制御により、加熱ローラ26の温度が異常値を示していないか監視する。
<端部サーミスタの構成>
図5および図6(a),(b)に示すように、端部サーミスタ51は、ネジ52によって定着装置18の枠体である支持部材43に支持される本体部54と、本体部54に取り付けられ加熱ローラ26へ向かって延びる、スズメッキを施された金属板56と、金属板56に固定され、加熱ローラ26のローラ本体32に接触する温度検出部55と、温度検出部55によって検出した温度の検出値を制御部61に送信するためのリード線57とから構成されている。本実施例では金属板56の材質は銅であるが、ステンレスまたはリン青銅など他の金属でもよい。このように構成されている端部サーミスタ51は、安価でかつ安定性が良い。温度検出部55は、金属板56の先端部56aに配置されリード線57と接続される、
加熱ローラ26の軸方向端部の温度を検出するためのサーミスタ素子58と、そのサーミスタ素子58を被覆し金属板56の先端部56a上に固定する、フッ素樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂で形成された樹脂カバー59と、加熱ローラ26の表面が損傷しないように、サーミスタ素子58、樹脂カバー59、および金属板56の先端部56aを被覆する、
厚さ0.1mm程度の熱伝導率の高い樹脂テープ60とから構成されている。金属板56には、サーミスタ素子48の径よりも大きい検出孔56bが形成されており、サーミスタ素子48は、検出孔56bに囲まれる形で、樹脂カバー59により固定されている。これにより、サーミスタ素子58が加熱ローラ26の軸方向端部の温度を検出する速度、即ち、サーミスタ素子48の反応速度が、金属板56の先端部56aの妨げによって遅くなるのを防止することができる。
上記構成により、端部サーミスタ51は、図2に示すように、加熱ローラ26の軸方向端部であり、かつ、定着装置18にて定着可能な最大用紙3bの幅方向端部よりも外側の加熱ローラ26の表面に温度検出部55の樹脂テープ60を接触させて配設され、定期的に加熱ローラ26の軸方向端部の温度を検出し、検出値を制御部61に送信する。制御部61は、端部サーミスタ51から受信した検出値に基づいて、後述する制御により、加熱ローラ26の温度が異常値を示していないか監視する。
(画像形成動作例)
以上のような本実施形態のレーザプリンタ1において、印刷時の動作を、図1を参照して説明する。
まず、給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙された用紙3は、搬送ローラ10および11によってレジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成位置に送るようにしている。一方、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス給紙ローラ15とマルチパーパス給紙パッド15aとで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
感光ドラム23の表面は、感光ドラム23の回転に伴って、スコロトロン型帯電器により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成され、その後、現像ローラと対向した時に、現像ローラ上に担持されかつ正帯電されているトナーが、その感光ドラム23の表面に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム23の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。感光ドラム23上に担持されたトナー像からなる可視像は、用紙3が感光ドラム23と転写ローラ24との間の画像形成位置を通る間に用紙3に転写される。可視像が転写された用紙3は、搬送ベルト25を介して、定着装置18に搬送される。定着装置18において定着された用紙3は、その後、定着装置18の下流側に設けられる搬送ローラ28およびその搬送ローラ28の下流側に配置される搬送ローラ29および排紙ローラ30に搬送され、その排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
(加熱ローラの温度異常検出のための制御)
次に、本発明の主要部の制御として、制御部61による加熱ローラ26の加熱温度異常を検出するための制御を、図7を参照しながら、説明する。図7は、本実施形態における加熱ローラ26のハロゲンランプAに温度異常が発生したことを検出するときの制御部61の制御動作を示すフローチャートである。
まず、レーザプリンタ1の電源が投入され、制御部61は、加熱ローラ26のハロゲンランプをONする(S1)。そして、中央部サーミスタ41へ20msec毎のサンプリング周期で温度検出要求信号が数回送られ(S2)、中央部サーミスタ41により、20msec毎のサンプリング周期で加熱ローラ26の幅方向中央部の温度が検出される。複数の温度検出値は制御部61に送られ(S3)、制御部61は、中央部サーミスタ41から送られてきた10〜12個の検出値から中央部温度の平均値T1を算出する(S4−1)。

ここでT1が温度目標値としての中央部目標温度TTAGより高いか否かを判定する(S4−2)。平均値T1が中央部目標温度TTAGより高い場合は(S4−2:Yes)、加熱ローラ26のハロゲンランプをOFF(S4−3)する。平均値T1が中央部目標温度TTAGより低い場合は(S4−2:No)、加熱ローラ26のハロゲンランプをON(S4−4)する。この操作により平均値T1が中央部目標温度TTAGへより近づくように制御される。

その後、平均値T1が第1上限値としての中央部リミット温度TAより高いか否かを判定する(S5)。平均値T1が中央部リミット温度TAより低い場合は(S5:No)、S2からの中央部サーミスタ41へ所定時間毎に温度検出要求信号を送る処理に戻り、平均値T1が中央部リミット温度TAより高い場合は(S5:Yes)、図2に示すタイマ62によるカウントが開始され(S6)、カウントされている間、検出した複数の温度検出値から中央部温度の平均値T1を算出するS2からS4の処理が繰り返される(S7)。そして、カウントが開始されてからt1=200msec経過後、カウントが開始されてから検出された平均値T1が中央部リミット温度TAより常に高い状態にあったか否かが判定される(S8)。カウントが開始されてから検出された平均値T1が1度でも中央部リミット温度TAより低かった場合は(S8:No)、S2からの中央部サーミスタ41へ所定時間毎に温度検出要求信号を送る処理に戻り、再びS2以降の処理が繰り返される。
一方、端部サーミスタ51にも制御部61から20msec毎のサンプリング周期で温度検出要求信号が送られ(S2')、端部サーミスタ51により、20msec毎のサンプリング周期で加熱ローラ26の幅方向端部の温度が検出される。温度の検出値は制御部61に送られ(S3')、制御部61は、端部サーミスタ51から送られてきた10〜12の検出値から端部温度の平均値T2を算出する(S4')。次に制御部61は、図2に示す用紙サイズ検出センサ33により、定着装置18に通紙される用紙3が小さいサイズの用紙3aか大きいサイズの用紙3bかを判定する(S5')。定着装置18に通紙される用紙3が大きいサイズの用紙3bであると判定された場合(S5':No)、平均値T2が第2上限値としての端部リミット温度TB1より高いか否かを判定する(S6')。定着装置18に通紙される用紙3が小さいサイズの用紙3aであると判定された場合(S5':Yes)、平均値T2が第2上限値としての端部リミット温度TB2より高いか否かを判定する(S7')。平均値T2が端部リミット温度TB1より低い場合(S6':No)、あるいは、平均値T2が端部リミット温度TB2より低い場合は(S7':No)、S2'からの端部サーミスタ51へ所定時間毎に温度検出要求信号を送る処理に戻り、平均値T2が端部リミット温度TB1より高い場合(S6':Yes)、あるいは、平均値T2が端部リミット温度TB2より高い場合は(S7':Yes)、タイマ62によるカウントが開始され(S8')、カウントされている間、検出した複数の温度検出値から端部温度の平均値T2を算出するS2'からS4'の処理が繰り返される(S9')。そして、カウントが開始されてからt2=200msec経過後、カウントが開始されてから検出された平均値T2が端部リミット温度TB1またはTB2より常に高い状態にあったか否かが判定される(S10')。カウントが開始されてから検出された平均値T2が1度でも端部リミット温度TB1またはTB2より低かった場合は(S10':No)、S2'からの端部サーミスタ51へ所定時間毎に温度検出要求信号を送る処理に戻り、再びS2'以降の処理が繰り返される。
カウントが開始されてから検出された中央部温度の平均値T1が常に中央部リミット温度TAより高かった場合(S8:Yes)、あるいは、カウントが開始されてから検出された端部温度の平均値T2が常に端部リミット温度TB1またはTB2より高かった場合は(S10':Yes)、制御部61はハロゲンランプAの温度が異常であると判断し、ハロゲンランプAをOFFする(S11)。ハロゲンランプがOFFされると、図示しないレーザプリンタ1の液晶パネルやアラームなどによって、定着温度異常によるエラーをユーザに報知し(S12)、本処理を終了する。
尚、ハロゲンランプAの過熱で加熱ローラ26や定着装置18が損傷したり故障したりしてしまう定着不能温度をTとすると、中央部リミット温度TA,大サイズの用紙3bを通紙するときの端部リミット温度TB1,小サイズの用紙3aを通紙するときの端部リミット温度TB2の大小関係は、T>TB2>TB1>TAとなる。
上記のような大小関係が設定される理由は、中央部サーミスタ41と端部サーミスタ51との構成上の相違と、定着装置18に通紙される用紙3のサイズの、2つの理由が挙げられる。
1つ目の理由として、前述したように、中央部サーミスタ41は加熱ローラ26表面の用紙3の画像形成領域WaおよびWbが通過する部分に接触して配設されているので、中央部サーミスタ41の温度を検出する部分であるサーミスタ素子48は、トナーが付着して温度検出性能が低下しないように、また、加熱ローラ26の表面との摺擦による磨耗に強くするために、厚さ0.5mm程度の金属板46の先端部46aによって保護されており、一方で、端部サーミスタ51は加熱ローラ26表面の最大サイズの用紙3bの非画像形成領域が通過する部分、即ち、画像形成領域WaおよびWbが通過しない部分に接触して配設されているので、端部サーミスタ51の温度を検出する部分であるサーミスタ素子58は、トナーが付着する心配はなく、厚さ0.1mm程度の熱伝導率の高い樹脂テープ60によって被覆されている(図4および図6参照)。したがって、中央部サーミスタ41は、厚さ0.5mm程度の金属板46の先端部46bによって保護されているがために、加熱ローラ26からの熱がサーミスタ素子48に到達する時間が遅い、即ち、サーミスタ素子48の反応速度が端部サーミスタ51のサーミスタ素子58の反応速度より遅く、中央部リミット温度TAを端部リミット温度TB1,TB2と同じ値にしてしまっては、中央部サーミスタ41が温度TB1,TB2を検出したときには既に、実際の温度は温度TB1,TB2を超えて上昇しており、定着不能温度Tに達してしまう虞があるので、TB1,TB2>TAとしている。
2つ目の理由として、小サイズの用紙3aを熱定着させている時には、加熱ローラ26表面の用紙3aによって熱が奪われる面積は小さく、特に、用紙3aが全く接触していない加熱ローラ26の両端部の表面温度は、加熱ローラ26の両端部付近まで幅がある大サイズの用紙3bを熱定着させる時よりも、上昇し易くなっている。したがって、小サイズの用紙3aを通紙するときの端部リミット温度TB2を大サイズの用紙3bを通紙するときの端部リミット温度TB1と同じ値にしてしまっては、端部サーミスタ51による加熱ローラ26の軸方向端部の温度検出値がすぐに端部リミット温度に達してしまい、すぐに加熱ローラ26の温度が異常であると判断されてしまう虞があるので、小サイズの用紙3aを通紙するときの端部リミット温度TB2は大サイズの用紙3bを通紙するときの端部リミット温度TB1より高くし、TB2>TB1としている。
尚、小サイズ用紙3aは、A5縦サイズやA6横サイズの用紙(幅148mm)が、また、大サイズ用紙3bは、A4縦サイズの用紙(幅209mm)が採用される。
〔第2実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る定着装置と画像形成装置としてのレーザプリンタについて、説明する。尚、第1実施形態と対応する構成部分に同一の符号を付け、第1実施形態と重複する説明は省略することにする。
第1実施形態では、中央部リミット温度TAを端部リミット温度TB1,TB2より低く設定することにより、中央部サーミスタ41と端部サーミスタ51との反応速度に差があっても、ハロゲンランプAの温度異常を正確に判断することができたが、本実施形態では、中央部リミット温度TAを端部リミット温度TB1,TB2より低く設定する替わりに、上述した中央部サーミスタ41によって加熱ローラ26の軸方向中央部表面の温度を検出する周期としてのサンプリング周期tcが、端部サーミスタ51によって加熱ローラ26の軸方向端部表面の温度を検出する周期としてのサンプリング周期te=20msecより短く設定され、tc=10msecとされる。
制御部61は、2つのサーミスタ41,51からの複数の温度検出値を平均した平均値T1およびT2を、中央部リミット値TAおよび端部リミット値TB1,TB2と比較してハロゲンランプAの温度異常を判断するので、中央部サーミスタ41の反応速度が端部サーミスタ51の反応速度より遅い分、中央部サーミスタ41が温度を検出するサンプリング周期tcを端部サーミスタ51が温度を検出するサンプリング周期teよりも短く設定すれば、制御部61は、同程度の速度でそれぞれの温度の平均値T1およびT2を算出することができる。そして、制御部61が、図7に示す制御を実行すれば、中央部リミット温度TAを端部リミット温度TB1,TB2より低く設定せずに、正確に異常を判断することができる。
〔変形例〕
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
たとえば、上記実施形態では、図7に示すように、中央部温度T1と端部温度T2の少なくとも一方が中央部リミット温度TAまたは端部リミット温度TB1,TB2を一定時間超えていれば、制御部61が異常と判断し、ハロゲンランプAをOFFしていたが、図8のフローチャートに示すように、S8とS10'のAND条件をとり、中央部温度T1が中央部リミット温度TAを一定時間超えており、かつ、端部温度T2が端部リミット温度TB1またはTB2を一定時間超えていれば、制御部61が異常と判断し、ハロゲンランプAをOFFするようにしても良い。このようにすれば、制御部61および両サーミスタ41,51から構成される異常検出用回路にノイズが入りやすく、検出した温度の値に大きなばらつきが生じ中央部温度の平均値T1と端部温度の平均値T2に信頼性を欠く環境でレーザプリンタ1を使用する場合、2つの温度検出手段がともに上限値を超えたらハロゲンランプAをOFFするようにすれば、異常の判断をより正確に行うことができる。
また、中央部サーミスタ41が温度を検出するサンプリング周期tcと、端部サーミスタ51が温度を検出するサンプリング周期teは、加熱ローラ26の熱容量の大きさにより、設定を変更すればよい。たとえば、径の小さい加熱ローラ24ほど熱容量が小さくなり温度が上昇しやすいので、サンプリング周期tc,teを短くすることにより、平均値T1, T2を算出するための複数の検出温度のばらつきを抑えることができる。
レーザプリンタ1の一実施形態を示す要部側断面図である。定着装置18に用いられる加熱ローラ26の要部正断面図である。 定着装置18に用いられる加熱ローラ26の要部正断面図である。 加熱ローラ26の軸方向中央部における加熱ローラ26と中央部サーミスタ41の断面図である。 (a)は、中央部サーミスタ41を構成する温度検出部45周辺を拡大した平面図であり、(b)は、図4(a)において、中央部サーミスタ41を構成する温度検出部45周辺をA−A'で切断したときの断面図ある。 加熱ローラ26の軸方向端部における加熱ローラ26と端部サーミスタ51の断面図である。 (a)は、端部サーミスタ51を構成する温度検出部55周辺を拡大した平面図であり、(b)は、図6(a)において、端部サーミスタ51を構成する温度検出部55周辺をB−B'で切断したときの断面図である。 第1実施形態における加熱ローラ26のハロゲンランプAに温度異常が発生したことを検出するときの制御部61の制御動作を示すフローチャートである。 変形例における加熱ローラ26のハロゲンランプAに温度異常が発生したことを検出するときの制御部61の制御動作を示すフローチャートである。 従来の加熱ローラの温度を検出する構成を示す正断面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙(記録媒体)
3a 小サイズ用紙(幅狭の記録媒体)
3b 大サイズ用紙(幅広の記録媒体)
18 定着装置
26 加熱ローラ(定着ローラ)
A ハロゲンランプ(加熱手段)
32 ローラ本体
33 用紙サイズ検出センサ
41 中央部サーミスタ(中央部温度検出手段)
44 本体部
45 温度検出部
46 金属板
46a 金属板46の先端部
48 サーミスタ素子
49 樹脂カバー
51 端部サーミスタ(端部温度検出手段)
54 本体部
55 温度検出部
56 金属板
56a 金属板56の先端部
56b 検出孔
58 サーミスタ素子
59 樹脂カバー
60 樹脂テープ
61 制御部(制御手段)
62 タイマ
TAG 中央部温度の目標値
1 中央部温度の平均値
2 端部温度の平均値
A 中央部リミット温度
B2 小サイズの用紙3aを通紙するときの端部リミット温度
B1 大サイズの用紙3bを通紙するときの端部リミット温度
T 定着不能温度
1 中央部温度の平均値T1が中央部リミット温度TAより高くなってから異常と判断さ
れるまでの時間t2 端部温度の平均値T2が端部リミット温度TB1またはTB2より高くなってから異常と判断されるまでの時間tc 中央部サーミスタ41が温度を検出するサンプリング周期
e 端部サーミスタ51が温度を検出するサンプリング周期

Claims (5)

  1. 1本の加熱手段により加熱され、通紙された記録媒体に現像剤像を定着する定着ローラと、
    現像剤が付着しないように保護部材によって保護され、前記定着ローラの軸方向の中央部で前記定着ローラに接触し、前記中央部の温度を検出する中央部温度検出手段と、
    前記記録媒体の最大印字領域外である前記定着ローラの端部で前記定着ローラに接触し、前記端部の温度を検出する端部温度検出手段と、
    前記中央部温度検出手段によって検出した値が第1上限値を超えるか、または、前記端部温度検出手段によって検出した値が第2上限値を超えると、前記加熱手段による前記定着ローラの加熱を停止するように制御する制御手段と、を備え、
    前記第1上限値は、前記第2上限値より低く設定されることを特徴とする定着装置。
  2. 1本の加熱手段により加熱され、通紙された記録媒体に現像剤像を定着する定着ローラと、
    現像剤が付着しないように保護部材によって保護され、前記定着ローラの軸方向の中央部で前記定着ローラに接触し、前記中央部の温度を検出する中央部温度検出手段と、
    前記記録媒体の最大印字領域外である前記定着ローラの端部で前記定着ローラに接触し、前記端部の温度を検出する端部温度検出手段と、
    前記中央部温度検出手段によって検出した値が第1上限値を超えるか、または、前記端部温度検出手段によって検出した値が第2上限値を超えると、前記加熱手段による前記定着ローラの加熱を停止するように制御する制御手段と、を備え、
    前記中央部温度検出手段によって前記中央部の温度を検出する周期が、前記端部温度検出手段によって前記端部の温度を検出する周期より小さく設定されることを特徴とする定着装置。
  3. 幅狭の前記記録媒体が通紙されるときは、幅広の前記記録媒体が通紙されるときよりも前記第2上限値が大きく設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記制御手段は、前記中央部温度検出手段によって検出された値が第1上限値を超え、かつ、前記端部温度検出手段によって検出された値が第2上限値を超えると、前記加熱手段による前記定着ローラの加熱を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置を装着可能な画像形成装置。
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