JP2008175703A - 温度検出装置、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

温度検出装置、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の温度検出素子を用いる場合において、温度検出素子を備えた温度検出装置の取付け作業性の向上、および温度検出装置の設置スペースの縮小を図りつつ、温度検出の応答性能を向上させる。
【解決手段】枠状の基材82と、検出対象物24に接触しない状態で検出対象物24の温度を検出する温度検出素子90とを備え、温度検出素子90が、基材82に囲まれた内側空間89において、基材82から所定距離以上離間した位置に配置された温度検出装置80において、複数の温度検出素子90を、1つの内側空間89に間隔を空けて配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に搭載された定着装置の加熱部材等の検出対象物の表面温度を、検出対象物の表面に接触しない状態で検出する温度検出装置と、該温度検出装置を備えた定着装置と、該定着装置を備えた画像形成装置とに関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、加熱ローラまたは加熱ベルト等の加熱部材と、加圧ローラまたは加圧ベルト等の加圧部材とにより、これらのニップ部に搬送された記録媒体を加熱、加圧することで、記録媒体の表面にトナー像を定着させるものが提案されている。
この種の定着装置では、加熱部材または加圧部材の表面温度が所定温度以上に上昇しないように制御するために、加熱部材等の表面温度を検出するための温度検出装置が設けられる。
温度検出装置としては、従来、サーミスタ等の温度検出素子を加熱部材等の表面に接触させた状態で加熱部材等の表面温度を検出する接触型の温度検出装置が用いられてきた。接触型の温度検出装置を用いる場合、加熱部材等の表面温度を正確に検出できる利点はあるが、温度検出装置の加熱部材等との接触面、および加熱部材等の表面が摩耗してしまう欠点がある。温度検出装置の加熱部材等との接触面が摩耗すると、温度検出を正確に行うことができなくなり、加熱部材等の表面が摩耗すると、画像ノイズが発生する恐れがある。また、接触型の温度検出装置を用いる場合、温度検出装置と加熱部材等との間に堆積した紙粉やトナー等の異物が、加熱部材等の表面を傷つけたり、記録媒体の表面に付着したりする恐れがある。
このような問題に鑑みて、近年では、加熱部材等の表面に接触しない状態で加熱部材等の表面温度を検出できる非接触型の温度検出装置が好適に用いられている。
非接触型の温度検出装置としては、例えば図7に示すように、枠状の基材182に貼り付けられた樹脂フィルム188の表面に、サーミスタ等の温度検出素子190が固定されたものが提案されている。この種の温度検出装置では、検出対象物の表面から放射される赤外線を樹脂フィルム188が吸収し、これにより上昇する樹脂フィルム188の温度を温度検出素子190により検知し、検知された値を所定の補正式を用いて補正することで、検出対象物の表面温度が検出される。基材182の素材としては、所要の熱容量を有する素材(例えば耐熱性樹脂)が用いられ、これにより、基材182の温度の安定化が図られ、温度安定性能が高められる。温度検出素子190は、基材182で囲まれた内側空間に配置されるが、仮に温度検出素子190が基材182のフレーム部近傍に配置されると、樹脂フィルム188における温度検出素子190周辺部の熱が基材182へ移動しやすく、温度検出の応答性能が悪くなってしまう。そのため、温度検出素子190は、基材182で囲まれた内側空間において、基材182のフレーム部から所定距離以上離間した位置に配置されることが好ましい。
ところで、温度検出装置を用いて定着装置の加熱部材等の表面温度を検出する際、温度検出装置に断線や読み取りエラーが生じ、加熱部材等の表面温度を正確に検出できなくなると、加熱部材等の表面温度を設定温度以下に制御できなくなり、加熱部材等の表面温度が異常に上昇して、発煙や発火が生じる恐れがある。
そのため、図7に示す定着装置122のように、温調用の温度検出装置180aとは別に、異常昇温防止用の温度検出装置180bを設ける技術が提案されている。この種の定着装置では、温調用の温度検出装置180aが故障しても、異常昇温防止用の温度検出装置180bにより加熱部材124等の表面温度を検出できるため、異常昇温防止用の温度検出装置180bによる検出温度が所定の温度まで上昇したとき、加熱部材124等を加熱するヒータの電源がオフになるように制御することで、加熱部材124等の発煙や発火を防止できる。
しかし、図7に示すように2つの温度検出装置180a,180bを設けると、温度検出装置180a,180bの取付け作業が煩雑となるとともに、この取付けに用いる部品点数が増加する欠点を有する。また、2つの温度検出装置180a,180bを設置するためには、そのための設置スペースを広く確保する必要があるため、定着装置の小型化の妨げとなってしまう。
温度検出装置を2つ設けることによる不具合を解消するため、例えば特許文献1に開示されているように、1つの温度検出装置に2つの温度検出素子を設けることが考えられる。2つの温度検出素子を備えた温度検出装置では、温度検出装置の取付け作業の簡略化、およびその取付けに用いる部品点数の低減化を図りつつ、一方の温度検出素子を温調用として用い、他方の温度検出素子を異常昇温防止用として用いることで、加熱部材等の発煙や発火を確実に防止できる。
特開2005−156284号公報
しかしながら、2つの温度検出素子を備えた温度検出装置では、特許文献1の技術のように、温度検出素子を収容する空間を、温度検出素子毎に個別に設けた場合、温度検出素子の収容空間を囲む基材が大型化してしまう。すなわち、かかる構成において、温度検出の応答性能を高めることを目的として、各温度検出素子と基材のフレーム部との間に所要の距離を確保しようとすれば、各収容空間を広く確保する必要があるため、基材の大型化を招いてしまう。そのため、2つの温度検出装置を設置する場合と同様、温度検出装置の設置スペースを広く確保しなければならない。
そこで、本発明は、複数の温度検出素子を用いる場合において、温度検出素子を備えた温度検出装置の取付け作業性の向上、および温度検出装置の設置スペースの縮小を図りつつ、温度検出の応答性能を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る温度検出装置は、
枠状の基材と、
検出対象物に接触しない状態で該検出対象物の温度を検出する温度検出素子とを備え、
該温度検出素子が、上記基材に囲まれた内側空間において、上記基材から所定距離以上離間した位置に配置された温度検出装置であって、
複数の上記温度検出素子が、1つの上記内側空間に間隔を空けて配置されていることを特徴とする。
本発明に係る定着装置は、
上記の温度検出装置と、
記録媒体を加熱する加熱部材と、
該加熱部材と共に上記記録媒体を挟圧する加圧部材とを備え、
上記温度検出装置の上記温度検出素子が、上記加熱部材の表面または上記加圧部材の表面に近接して配置されていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の温度検出素子が、枠状の基材で囲まれた1つの内側空間に配置されているため、基材の小型化を図りつつ、基材と各温度検出素子との平均距離を大きくして、温度検出素子周辺の熱を基材へ伝え難くすることができる。したがって、温度検出装置の設置スペースの縮小を図りつつ、温度検出の応答性能を向上できる。また、1つの温度検出装置に複数の温度検出素子が設けられているため、複数の温度検出装置を設置しなくても済み、装置の取付け作業性を向上できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は所謂タンデム方式のカラー画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、例えば、所謂4サイクル方式のカラー画像形成装置、または、静電潜像担持体上のトナー像を記録媒体に直接転写させる直接転写方式のカラー画像形成装置等にも等しく適用できる。さらに、本発明は、一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置にも適用可能である。
画像形成装置2は、無端状の中間転写ベルト30を有する。中間転写ベルト30には、導電性を有する素材が用いられる。
本実施形態では、中間転写ベルト30は図面の左側と右側にそれぞれ配置された一対のローラ32,34に巻回されている。図面の左側のローラ32は、図示しないモータに駆動連結されており、モータの駆動に基づいて該モータに連結されたローラ32が回転し、ベルト30とこれに接する他方のローラ34が図中時計回り方向に回転するようにしてある。
図中左側に配置されているローラ32に支持されているベルト部分の外側には、二次転写ローラ40が設けてある。二次転写ローラ40は、ベルト外周面に接触しており、その接触部(ニップ部)が二次転写領域41を形成している。
図中右側に配置されているローラ34に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルトクリーニング部材42が設けてある。クリーニング部材42はベルト30を介してローラ34に圧接しており、その接触部が未転写トナーを回収する回収領域62を形成している。
図中右側のローラ34から図中左側のローラ32に移動するベルト部分の下には、図中右側から左側に向かって順に、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー像を作成する4つの作像部3(3K,3Y,3M,3C)が、中間転写ベルト30に沿って配置されている。
各作像部3は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図中反時計回り方向)に沿って順に、帯電器8、露光装置10,現像装置18、一次転写ローラ14、および感光体クリーニング部材16が配置されている。一次転写ローラ14は無端状中間転写ベルト30の内側に配置されている。
実施の形態では、感光体クリーニング部材16として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、感光体クリーニング部材16はブレードに限るものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ、又はそれら複数の部材を組み合わせたもの)を使用することもできる。さらに、感光体クリーニング部材16は必ずしも設ける必要はなく、感光体4上の未転写トナーの回収を現像装置18により行うクリーナレス方式を採用することもできる。
4つの作像部3の下側には、露光装置10の動作を制御する露光制御装置12が設けられている。
画像形成装置2の下部には、給紙装置として給紙カセット44が着脱可能に配置されている。給紙カセット44内に積載収容された用紙等の記録媒体36は、給紙カセット44の近傍に配置された給紙ローラ52の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路50に送り出されるようになっている。給紙ローラ52の近傍には、所定のタイミングで記録媒体36を二次転写領域41へ送り出すためのレジストローラ54が設けられている。
画像形成装置2の図中左側には、記録媒体36が排出される排紙部58が設けられ、排紙部58の近傍に定着装置22が設けられている。定着装置22の構成は後述する。
搬送路50は、給紙カセット44から、レジストローラ対54のニップ部、二次転写領域41、定着装置22を通って、排紙部58まで延びている。
画像形成装置2の図中右側端部には、画像形成装置2の各動作を制御する制御部60が設けられている。ただし、制御部60が配置される位置は特に限定されるものではない。
画像形成装置2は、1色のトナー(例えばブラック)を用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードと、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードとの間で切り替え可能となっている。
カラーモードにおける画像形成動作の一例について簡単に説明する。
先ず、各作像部3では、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器8により一様に帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面には、画像情報に応じた光が露光装置10から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置18の現像ローラ38から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。具体的に説明すると、現像ローラ38に担持されたトナーが、現像ローラ38の回転により感光体4と対向する現像領域に達したとき、感光体4の外周面に形成された静電潜像部分に付着し、これによりトナー像が形成される。
このようにして感光体4上に形成された各色のトナー像は、感光体4の回転により一次転写領域に達すると、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順で、感光体4から中間転写ベルト30上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト30に転写されることなく感光体4上に残留している未転写トナーは、感光体4とクリーニング部材16との接触部に達すると、クリーニング部材16で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト30によって二次転写領域41に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、給紙カセット44に収容された記録媒体36が、二次転写領域41に搬送される。そして、4色のトナー像が、二次転写領域41において中間転写ベルト30から記録媒体36に転写(二次転写)される。4色のトナー像が転写された記録媒体36は、搬送路50のさらに下流側へ搬送され、定着装置22によってトナー像が記録媒体36に定着された後、排紙部58に送り出される。
二次転写領域41を通過した中間転写ベルト30は、クリーニングブレード42で清掃され、ブレード42によりベルト30の表面から除去されたトナーは、図示しない搬送スクリューにより搬送され、図示しない廃トナー容器に回収される。その後、各感光体4及び中間転写ベルト30の回転駆動が停止される。
次に、定着装置22の構成について説明する。
図2に示すように、定着装置22は、記録媒体36上の未定着トナー像46を加熱溶融して該未定着トナー像46を記録媒体36に定着させる加熱ローラ24(特許請求の範囲における加熱部材に対応。)と、加熱ローラ24と共に記録媒体36を挟圧する加圧ベルト26(特許請求の範囲における加熱部材に対応。)とを備えている。
加熱ローラ24は、図示しない駆動モータに連結され、駆動モータの駆動により図中反時計回り方向に回転駆動される。加熱ローラ24は、円筒状の芯金64と、芯金64の外周面を覆う軟質層66とを備えている。軟質層66の外側には図示しない離型層が設けられている。
加熱ローラ24の内部には、加熱ヒータ68が設けられており、加熱ヒータ68に接続された図示しない電源をオンにすることで、加熱ローラ24が加熱される。
加熱ローラ24の外径は例えば26mmとされている。加熱ローラ24の厚みは、例えば、芯金64が2mm、軟質層66が200μm、離型層が20μmとされている。
芯金64の素材としては、例えばアルミニウムが用いられる。軟質層66の素材としては、軟質のゴムまたは樹脂が用いられ、具体的には例えばシリコンゴムが用いられる。離型層の素材としては、離型性に優れた素材が用いられ、例えばテトラフルオロエチレン・パープルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂が用いられる。
加圧ベルト26は、無端状のベルトであり、例えば樹脂製の加圧パッド70により加熱ローラ24の表面へ押し当てられることで、加熱ローラ24との間にニップ部を形成している。加圧ベルト26は、加熱ローラ24への押し当て部分を除く残りの部分が断面略円形となるように、ベルト26の内側に設けられた図示しないガイド部材により支持されている。加圧ベルト26は、加熱ローラ24の回転駆動に伴い、ガイド部材に案内されながら図中時計回り方向に従動回転する。加圧ベルト26は、その断面略円形とされた部分の外径が例えば30mmとされている。加圧ベルト26の厚みは例えば70μmとされている。加圧ベルト26の素材としては、例えばポリイミド樹脂が用いられる。
加圧パッド70は、ローラ24の軸方向に所定の幅(例えば12mm)を有する部材であり、加圧ベルト26を加熱ローラ24へ押し当てる面が、例えば半径15.4mmの断面円弧状の曲面となっている。加圧パッド70の厚みは、図中の上下方向において中央部から両端に向かうに連れて大きくなっている。なお、加圧パッド70には例えば倒U字形の補強部材72が取り付けられている。補強部材72の素材としては例えばステンレスが用いられる。
加熱ローラ24と加圧ベルト26とのニップ部は、未定着トナー像46を記録媒体36に定着させるための定着領域69となっている。定着領域69において、加圧ベルト26が加熱ローラ24に押し当てられる荷重の大きさは、例えば100N以上530N以下とされている。定着領域69を形成するニップ部は、ローラ24の移動方向の幅が例えば9mmとされ、ローラ24の軸方向の幅が例えば240mmとされている。
加熱ローラ24の外周面の近傍には温度検出装置80が設けられている。温度検出装置80は、加熱ローラ24と加圧ベルト26を収容する図示しない枠体に固定されている。温度検出装置80の構成については後述する。
このように構成された定着装置22において、定着領域69には、二次転写を終えた記録媒体36が、トナー像46が転写された面が加圧ベルト26側に配置される向きで搬送される。定着領域69に搬送された記録媒体36は、加熱ローラ24および加圧ベルト26による加熱および加圧によってトナー像46が定着され、加熱ローラ24と加圧ベルト26の回転により、搬送経路50のさらに下流側へ搬送される。
定着装置22では、加熱ローラ24の表面および加圧ベルト26の表面が所定の温度未満であるとき、記録媒体36へトナー像46を適切に定着させることができないため、加熱ローラ24の表面および加圧ベルト26の表面を定着可能な温度になるまで加熱させるウォームアップ動作が、所定のタイミングで行われる。ウォームアップ動作が行われる具体的なタイミングとしては、例えば、画像形成装置2の電源入力時、ジャム復旧時、画像形成装置2の本体カバーのクローズ時、スリープモード解除時等が挙げられる。
ウォームアップ動作が開始されると、制御部60の制御により、加熱ヒータ68の電源がオンになり、加熱ローラ24が加熱される。また、制御部60の制御により、加熱ローラ24を駆動する駆動モータの電源がオンとなり、これにより、加熱ローラ24が回転駆動され、加圧ベルト26が従動回転して、加熱ローラ24の表面の熱が加圧ベルト26の表面に伝えられる。このようにして、加熱ローラ24の表面と加圧ベルト26の表面は、定着可能な温度になるまで短時間で加熱される。ここで、加熱ローラ24の表面温度および加圧ベルト26の表面温度は、必要以上に上昇しないように制御されるが、その制御方法については後述する。
続いて、温度検出装置80の構成について説明する。
図3と図4に示すように、実施形態において、温度検出装置80は、加熱ローラ24の表面温度を検出するために用いられる。温度検出装置80は、加熱ローラ24の軸方向中央部の表面に近接して設置されているが、軸方向端部の表面に近接して配置してもよい。
温度検出装置80は、例えば方形枠状の基材82と、所定の取付け箇所へ取り付けられる取付部94と、基材82に貼り付けられたフィルム88と、検出対象物の表面に接触しない状態で検出対象物の表面温度を検出する2つの温度検出素子90と、温度検出素子90をフィルム88の表面に固定する固定シート92とを備えている。
図4に示すように、基材82は、互いに平行な一対の縦フレーム部85,86と、縦フレーム部85,86の端部同士を繋ぐ互いに平行な一対の横フレーム部83,84とを備えている。温度検出装置80の取付け状態において、基材82は、その横フレーム部83,84がローラ24の軸方向に平行または略平行となるように配置される。各フレーム部83〜86の幅と厚みは例えば1mmとされている。縦フレーム部85,86の長さは、例えば15mmとされ、横フレーム部83,84の長さは例えば20mmとされている。基材82の素材としては、例えば、耐熱性を有する樹脂が用いられ、具体的には、PPS樹脂にガラスを添加したものが好適に用いられる。
取付部94は、基材82の横フレーム部84の外周面から外側へ向かって張り出して設けられている。図4に示すように、取付部94には、例えば一対のネジ穴96が形成されている。取付部94は、基材82と一体に設けられているが、別体としてもよい。なお、取付部94を基材82と別体に設けた場合、取付部94の素材としては、基材82と同様、耐熱性を有する樹脂が用いられる。
図3に示すように、取付部94は、所定の取付け箇所へネジ78により固定される。図3に示す使用状態では、定着装置22の枠体74の所定箇所に形成されたネジ挿通穴76に挿通されたネジ78が、取付部94のネジ穴96にねじ込まれることで、取付部94が枠体74に固定されている。
本実施形態において、フィルム88は、基材82の検出対象物側の開口部を塞ぐようにして基材82に貼り付けられている。フィルム88の素材としては、耐熱性を有する樹脂が用いられ、具体的には、例えば、ポリイミド樹脂が用いられる。フィルム88の厚みは、10μm以上100μm以下とすることが好ましく、具体的には、例えば25μmとされている。フィルム88の厚みを10μm以上とすることで、検出温度の安定性能を確保でき、フィルム88の厚みを100μm以下とすることで、熱応答性能を確保できる。
温度検出素子90としては、公知のサーミスタが用いられる。使用状態において、温度検出素子90は、検出対象物の表面から所定距離、具体的には例えば2mm離間した位置に配置される。2つの温度検出素子90は、互いに略同一の形状および応答性能を有する。実施形態では、2つの温度検出素子90のうち、一方の温度検出素子90aが加熱ローラ24の温調用として用いられ、他方の温度検出素子90bが加熱ローラ24の異常昇温防止用として用いられる。
図4に示すように、2つの温度検出素子90は、基材82の横フレーム部83,84の長さ方向、すなわちローラ24の軸方向に平行な方向に沿って間隔を空けて並べて配置されている。2つの温度検出素子90の間隔は、例えば5.6mmとされている。本実施形態において、温度検出素子90は、フィルム88の検出対象物との対向面と反対側の面に固定されている。各温度検出素子90には一対のジュメット線98の一端部が接続され、ジュメット線98の他端部は、ハーネスを接続するための図示しない接続端子に接続されている。
各温度検出素子90は、基材82に囲まれた内側空間89において、基材82のフレーム部83〜86から所定距離以上離間した位置に配置されている。具体的に、横フレーム部83に対して、各温度検出素子90は例えば5mm離間し、横フレーム部84に対して、各温度検出素子90は例えば7.2mm離間している。また、縦フレーム部85に対しては、一方の温度検出素子90aが5.8mm離間し、他方の温度検出素子90bが11.6mm離間しており、縦フレーム部86に対しては、一方の温度検出素子90aが11.6mm離間し、他方の温度検出素子90bが5.8mm離間している。
2つの温度検出素子90は、基材82に囲まれた1つの内側空間89に配置されている。すなわち、フィルム88に垂直で、且つ、2つの温度検出素子90を通る断面に、基材82が配置されていない。そのため、温度検出素子90a(90b)と、その温度検出素子90a(90b)から見て他方の温度検出素子90b(90a)側に位置するフレーム部86(85)との距離が大きく確保されるため、温度検出素子90と基材82のフレーム部83〜86との平均距離を大きくすることができる。
ここで、仮に、2つの内側空間89が形成されるように基材82を構成して、各内側空間89に温度検出素子90を1つずつ配置する場合を考える。この場合、基材82の構成は、図7に示すように1つの温度検出素子を備えた基材182を2つ合わせて一まとめにした構成となる。したがって、この場合、温度検出素子と基材のフレーム部との平均距離を大きく確保しようとすれば、基材の大型化を招いてしまう。
これに対して、図4に示す本発明の構成では、1つの内側空間89に複数の温度検出素子90が収容されるため、基材82の小型化を図りつつ、温度検出素子90と基材82のフレーム部83〜86との平均距離を大きくすることができる。したがって、温度検出装置90の設置スペースの縮小を図りつつ、温度検出の応答性能を高めることができる。
固定シート92は、固定シート92とフィルム88との間に温度検出素子90が介在されるように、フィルム88の表面に貼り付けられている。固定シート92の素材としては例えばアルミニウムが用いられる。固定シート92の熱伝導率は、10W/m・K以上とされており、これにより、集熱効果を得ることができる。
固定シート92の寸法は、縦フレーム部85,86の長さ方向、すなわちローラ24の軸方向と直角な方向の幅は例えば3mmとされ、横フレーム部83,84の長さ方向、すなわちローラ24の軸方向の幅が例えば10mmとされている。固定シート92の厚みは、10μm以上40μm以下とすることが好ましく、具体的には、例えば24μmとされている。固定シート92の厚みを10μm以上とすることで、検出温度の安定性能を確保でき、40μm以下とすることで、応答性能を向上できる。固定シート92の周縁部と各フレーム部83〜86との距離は、横フレーム部83との距離が例えば3.4mm、横フレーム部84との距離が例えば6.6mm、縦フレーム部85との距離が例えば4mm、縦フレーム部86との距離が例えば4mmとされている。
このように構成された温度検出装置80では、検出対象物の表面から放射される赤外線をフィルム88が吸収し、これにより上昇するフィルム88の温度が、温度検出素子90により検知される。温度検出素子90により検知される温度をT、予め設定された補正係数をR、補正後の温度、すなわち検出温度をT’としたとき、検出温度T’は、下記の補正式(1)により算出される。
T’=R×T・・・(1)
実施形態では、温度検出装置80が2つの温度検出素子90を備えるため、以下の説明において、温調用の温度検出素子90aにより検知される温度をT1、温度T1と補正式(1)とから算出される温調用の検出温度をT1’、異常昇温防止用の温度検出素子90bにより検知される温度をT2、温度T2と補正式(1)とから算出される異常昇温防止用の検出温度をT2’で表すこととする。
温度検出装置80を用いて、加熱ローラ24の表面温度を制御する方法の具体例を説明する。
実施形態において、制御部60では、加熱ローラ24の表面温度に関して、第1の設定温度と第2の設定温度が設定されており、具体的に、例えば、第1の設定温度は190℃と設定され、第2の設定温度は230℃と設定されている。
ウォームアップ動作により、温度検出装置80により検出される温調用の検出温度T1’が第1の設定温度(190℃)まで上昇したとき、制御部60がプリント信号を受信していなければ画像形成装置2がプリント待機状態となり、制御部60がプリント信号を受信していればプリント動作が開始される。
ウォームアップ動作の後、プリント待機状態となった場合は、加熱ローラ24の回転駆動が停止され、これに伴って加圧ベルト26の従動回転が停止される。他方、ウォームアップ動作の後、プリント動作が開始された場合は、加熱ローラ24が引き続き回転駆動される。プリント待機状態の後、プリント動作が開始される際は、加熱ローラ24の回転駆動が再開され、これに伴い加圧ベルト26が従動回転するため、記録媒体36が定着領域69に搬送される前に、加圧ベルト26の表面温度が定着可能な温度まで上昇する。
プリント待機状態とプリント動作のいずれの際も、温調用の検出温度T1’が第1の設定温度(190℃)に維持されるように、制御部60により加熱ヒータ68の電源のオン、オフが制御される。したがって、温調用の検出温度T1’が正確に検出される限り、加熱ローラ24の表面温度を適温に維持できる。
異常昇温防止用の検出温度T2’は、何らかの理由により温調用の検出温度T1’を正確に検出できなくなり、加熱ローラ24の表面温度が第1の設定温度(190℃)を超えて上昇してしまうときのために用いられる。温調用の検出温度T1’が正確に検出できなくなる理由としては、例えば、温調用の温度検出素子90aに接続されたジュメット線98、またはジュメット線98に接続されるハーネスが断線することにより、検知温度T1にエラーが発生することが考えられる。
異常昇温防止用の検出温度T2’が第1の設定温度(190℃)以上となっても、温調用の検出温度T1’が第1の設定温度(190℃)未満であれば、加熱ヒータ68の電源はオンの状態が維持されるため、加熱ローラ24の表面温度は上昇し続ける。加熱ローラ24の表面温度の上昇により、異常昇温防止用の検出温度T2’が、第2の設定温度(230℃)まで上昇すると、制御部60の制御により加熱ヒータ68の電源がオフにされる。これにより、仮に温調用の検出温度T1’を正確に検出できなくなっても、加熱ローラ24の表面温度が異常に上昇することを防止でき、加熱ローラ24の発煙や発火を確実に防止できる。
なお、温調用の検出温度T1’と異常昇温防止用の検出温度T2’の両方を正確に検出できなくなり、加熱ローラ24の表面温度が所定温度以上に上昇した場合は、図示しないサーモスタットにより加熱ヒータ68のヒータラインが機械的に切られ、加熱ローラ24の発火を防止できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、温度検出装置80により加熱部材の表面温度を検出する場合について説明したが、本発明は、温度検出装置80により加圧部材の表面温度を検出する場合にも同様に適用できる。さらに、本発明は、画像形成装置の定着装置の加熱部材または加圧部材の表面温度を検出するための装置に限られず、その他の検出対象物の表面温度を検出するための装置にも適用できる。
また、上述の実施形態では、温度検出素子90としてサーミスタを用いる場合について説明したが、本発明は、温度検出素子90として熱電対を用いる場合にも同様に適用できる。
さらに、上述の実施形態では、1つの温度検出装置80に2つの温度検出素子90を設ける構成を説明したが、本発明では、1つの温度検出装置80に3つ以上の温度検出素子90を設けてもよい。
さらにまた、上述の実施形態では、フィルム88が基材82の検出対象物側の開口部を塞ぐように基材82に貼り付けられ、フィルム88の検出対象物との対向面と反対側の面に温度検出素子90を固定する構成について説明したが、基材82にフィルム88を取り付ける構成、およびフィルム88に温度検出素子90を取り付ける構成はこれに限られず、図5に示す各構成としてもよい。具体的に、図5(a)に示す構成では、フィルム88が、基材82の検出対象物と反対側の開口部を塞ぐように基材82に貼り付けられ、温度検出素子90が、フィルム88の検出対象物との対向面に固定されている。図5(b)に示す構成では、フィルム88が、基材82の検出対象物側の開口部を塞ぐように基材82に固定され、温度検出素子90が、フィルム88の検出対象物との対向面に固定されている。図5(c)に示す構成では、フィルム88が、基材82の検出対象物と反対側の開口部を塞ぐように基材82に貼り付けられ、温度検出素子90が、フィルム88の検出対象物との対向面と反対側の面に固定されている。なお、図5に示す各実施形態において、その他の構成及び効果は、図1〜図4に示す上述の実施形態と同様であり、図5において、上述の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
(試験1)
図3と図4に示す本発明の温度検出装置を実施例とし、図7に示す従来の温度検出装置を従来例としたとき、それらの実施例と従来例について、定着装置の加熱ローラの表面温度を検出する際の応答性能を比較する試験を行った。
実施例と従来例のいずれについても、図2の定着装置を用いた。温度検出装置は、温度検出素子と加熱ローラ表面との距離が2mmとなるように設置した。定着装置の周辺の雰囲気温度が23℃である条件下で、加熱ローラを加熱する加熱ヒータの電源をオンにした後、実施例または従来例の温度検出装置による加熱ローラの表面温度の検出を30秒間行うとともに、接触型のサーミスタを用いて加熱ローラ表面の実際の温度を計測した。応答性能の比較は、温度検出素子により検知されるフィルムの温度(検知温度T)と、加熱ローラの実際の表面温度とを比較することで行った。
試験1の結果を図6に示す。
図6に示すように、従来例の装置による検知温度Tと比較して、実施例の装置による検知温度Tは高く、加熱ローラの実際の表面温度に近いことを確認できた。すなわち、本発明の温度検出装置は、温度検出の応答性能が従来よりも向上していることを確認できた。
(試験2)
試験1と同じ実施例と従来例について、定着装置の加熱ローラの表面温度を検出する際の温度安定性能を比較する試験を行った。
実施例と従来例のいずれについても、図2の定着装置を用いて次の計測を行った。すなわち、温度検出素子と加熱ローラ表面との距離が1.5mm〜2.5mmであり、定着装置の周辺の雰囲気温度が18℃〜28℃である複数の条件下で、加熱ローラを加熱する加熱ヒータの電源をオンにした後の30秒間、温度検出装置により検知温度Tを計測するとともに、接触型のサーミスタを用いて加熱ローラ表面の実際の温度を計測した。計測後、実施例と従来例のそれぞれについて、中心条件(温度検出素子と加熱ローラ表面との距離が2mm、定着装置の周辺の雰囲気温度が23℃)の30秒加熱時点の検知温度Tと、加熱ローラの実際の表面温度とから補正係数Rを算出した(表1参照)。補正係数Rの算出後、上記の各条件について、30秒加熱時点の検知温度Tと補正係数Rとから検出温度T’を算出した後、検出温度T’の最大値と最小値との差(温度ずれ)を求め、温度ずれの大きさにより温度安定性能を評価した。
試験2の結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例の温度ずれは±3.8℃であり、従来例の温度ずれ±4.7℃と比較して約20%小さいことを確認できた。すなわち、本発明の温度検出装置は、温度安定性能が従来よりも向上していることを確認できた。
Figure 2008175703
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す図である。 図2に示す定着装置に、本発明に係る温度検出装置を取り付けた状態を示す縦断面図である。 図3に示す温度検出装置の横断面図である。 その他の実施形態に係る温度検出装置を示す模式図である。 試験1の結果を示すグラフである。 従来の温度検出装置の構成を示す図である。
符号の説明
2:画像形成装置、
22:定着装置、
24:加熱部材(加熱ローラ)、
26:加圧部材(加圧ベルト)、
36:記録媒体、
80:温度検出装置、
82:基材、
88:フィルム、
89:内側空間、
90:温度検出素子、
92:固定シート。

Claims (8)

  1. 枠状の基材と、
    検出対象物に接触しない状態で該検出対象物の温度を検出する温度検出素子とを備え、
    該温度検出素子が、上記基材に囲まれた内側空間において、上記基材から所定距離以上離間した位置に配置された温度検出装置において、
    複数の上記温度検出素子が、1つの上記内側空間に間隔を空けて配置されていることを特徴とする温度検出装置。
  2. 上記温度検出素子はサーミスタであることを特徴とする請求項1に記載の温度検出装置。
  3. 上記温度検出素子は、上記基材に貼り付けられたフィルムに固定されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の温度検出装置。
  4. 上記フィルムはポリイミド樹脂からなり、上記フィルムの厚みは10μm以上100μm以下とされていることを特徴とする請求項3に記載の温度検出装置。
  5. 上記温度検出素子を上記フィルムの表面に固定するための固定シートを備え、
    該固定シートの熱伝導率は、10W/m・K以上とされていることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の温度検出装置。
  6. 上記固定シートの厚みは10μm以上40μm以下とされていることを特徴とする請求項5に記載の温度検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の温度検出装置と、
    記録媒体を加熱する加熱部材と、
    該加熱部材と共に上記記録媒体を挟圧する加圧部材とを備え、
    上記温度検出装置の上記温度検出素子が、上記加熱部材の表面または上記加圧部材の表面に近接して配置されていることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項7に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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