JP2007040545A - 床暖房パネル及び床暖房パネル用周辺パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 加熱用長尺体2が装備され且つ表面にシート状のパネル形成体用均熱体3Pが止着されたパネル形成体4に、複数の小根太5がその小根太5の幅方向に間隔を隔てて並設された床暖房パネルであって、帯状の接着性シート状体10が、複数の小根太5の夫々に対して、小根太5の表面部及びパネル形成体用均熱体3Pにおける小根太5に隣接する小根太隣接部分を一連に覆う状態で、それらに貼着されて設けられ、接着性シート状体10が、小根太5の表面部における幅方向の中間に対応する部分を露出させる開口部11を備える状態に、且つ、パネル形成体用均熱体3Pにおける小根太隣接部分に貼着される部分の接着力を、パネル形成体用均熱体3Pがパネル形成体4に止着される止着力よりも弱くする状態に構成されている。
【選択図】 図4
Description
そして、小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部を床暖房パネルにおける小根太の長手方向側方の床下地材上に接着剤等により固定することにより、小根太長手方向側方用の周辺パネルを敷設することになり、小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部を床暖房パネルにおける複数の小根太の並び方向側方の床下地材上に接着剤等により固定することにより、小根太並び方向側方用の周辺パネルを敷設することになる(例えば、特許文献2参照。)。
例えば、小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部に、それが床暖房パネルの小根太長手方向側方に配置された状態で、床暖房パネルの複数の小根太夫々の仮想延長線上に位置する状態となるように、複数の長手方向側方用小根太を設ける場合があり、その場合、複数の長手方向側方用小根太の表面部が床仕上げ材接着範囲となる。
例えば、小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部に、それが床暖房パネルの小根太並び方向側方に配置された状態で、床暖房パネルの小根太の長手方向に沿う状態となるように、並び方向側方用小根太を設ける場合があり、その場合、並び方向側方用小根太の表面部が床仕上げ材接着範囲となる。
一方、上述のように床暖房パネルの表面に床仕上げ材を敷設する際には、小根太の表面部に塗布された接着剤が床仕上げ材により押し広げられて、パネル形成体用均熱体の表面に広がって、床仕上げ材がパネル形成体用均熱体の表面にも接着される場合がある。
従って、床仕上げ材を床暖房パネルから剥がすときに、パネル形成体用均熱体も一緒に剥がれて、そのパネル形成体用均熱体に損傷を与えるのは勿論のこと、パネル形成体にも損傷を与える虞がある。
そして、床暖房パネルの表面に床仕上げ材を敷設する際に接着剤がパネル形成体用均熱体の表面に広がったとしても、非接着層により接着剤がパネル形成体用均熱体に接着しないようにして、床仕上げ材を剥がすときに、パネル形成体用均熱体やパネル形成体に損傷を与えるのを抑制するようにしていた。
又、上述のように小根太並び方向側方用の周辺パネルの表面に床仕上げ材を敷設する際に、小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部の床仕上げ材接着範囲に塗布された接着剤が、床仕上げ材により押し広げられて周辺パネル本体部における床仕上げ材接着範囲の外側に広がることにより、床仕上げ材が周辺パネル本体部における床仕上げ材接着範囲の外側にも接着される場合がある。
又、小根太並び方向側方用の周辺パネルにおいては、床仕上げ材を剥がすときに小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部に損傷を与えるのを抑制するために、小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部の表面における床仕上げ材接着範囲以外の全面にわたって接着剤が接着しない非接着層を設けることが考えられる。
その第1特徴構成は、帯状の接着性シート状体が、前記複数の小根太の夫々に対して、前記小根太の表面部及び前記パネル形成体用均熱体における前記小根太に隣接する小根太隣接部分を一連に覆う状態で、それらに貼着されて設けられ、
前記接着性シート状体が、前記小根太の表面部における幅方向の中間に対応する部分を露出させる開口部を備える状態に、且つ、前記パネル形成体用均熱体における前記小根太隣接部分に貼着される部分の接着力を、前記パネル形成体用均熱体が前記パネル形成体に止着される止着力よりも弱くする状態に構成されている点を特徴とする。
床仕上げ材を床暖房パネルから剥がすときには、その床仕上げ材と一緒に、接着性シート状体におけるパネル形成体用均熱体の小根太隣接部分に貼着されていた部分がパネル形成体用均熱体から剥がれるようにして、パネル形成体用均熱体が剥がれるのを防止することが可能となるので、パネル形成体用均熱体やパネル形成体に損傷を与えるのを抑制することが可能となる。
要するに、床仕上げ材を剥がすときの床暖房パネルの損傷を抑制しながら低廉化を図り得る床暖房パネルを提供することができるようになった。
前記接着性シート状体が、熱伝導性の高い材料にて構成されている点を特徴とする。
そして、加熱用長尺体から発生した熱を小根太の表面部に良好に伝導させることができるので、小根太の表面部も良好に加熱することができるようになり、床暖房パネルの表面の温度のバラツキを抑制することができる。
従って、床暖房時の床面の温度のバラツキを抑制することができるようになった。
前記小根太の表面部が、前記パネル形成体用均熱体とは分離された小根太用均熱体を前記小根太の表面に止着する状態に構成されている点を特徴とする。
特に、接着性シート状体を熱伝導性の高い材料にて構成する場合には、加熱用長尺体から発生した熱を、熱伝導性の高い接着性シート状体を介して良好に小根太用均熱体に伝導させることが可能となるので、床暖房パネルの表面の温度のバラツキをより一層抑制することができる。
そして、そのように小根太をパネル形成体と分離自在な状態でパネル形成体に設けても、接着性シート状体によりパネル形成体と小根太とが接続されているので、床暖房パネルの搬送作業や敷設作業を行い易いようにすることができる。
前記小根太の表面部が、小根太用均熱体を前記小根太の表面に止着する状態に構成され、
前記小根太用均熱体と前記パネル形成体用均熱体とが、分離用の脆弱接続部にて接続されている点を特徴とする。
そして、加熱用長尺体から発生してパネル形成体用均熱体に伝導する熱を、そのパネル形成体用均熱体から脆弱接続部を介して小根太用均熱体に良好に伝導させることができるので、小根太の表面部も良好に加熱することができるようになり、床暖房パネルの表面の温度のバラツキを抑制することができる。
特に、接着性シート状体を熱伝導性の高い材料にて構成する場合には、加熱用長尺体から発生した熱を、接着性シート状体を介して良好に小根太用均熱体に伝導させることが可能となるので、床暖房パネルの表面の温度のバラツキをより一層抑制することができる。
従って、床仕上げ材を剥がすときの床暖房パネルの損傷をより一層抑制することができ、しかも、床暖房時の床面の温度のバラツキを抑制することができるようになった。
前記パネル形成体用均熱体が、前記パネル形成体と前記小根太との間に延びる状態で、前記パネル形成体の表面に止着されている点を特徴とする。
従って、床仕上げ材を床暖房パネルから剥がすときに、その床仕上げ材に接着されている接着性シート状体が剥がれても、パネル形成体用均熱体がその端からめくれるのを防止することが可能となり、パネル形成体用均熱体やパネル形成体に損傷を与えるのをより一層抑制することが可能となる。
又、小根太をパネル形成体用均熱体の上から小根太嵌入部に嵌入するのに伴って、パネル形成体用均熱体における小根太嵌入部を覆う部分を小根太嵌入部に押し込むことが可能なように、そのパネル形成体用均熱体における小根太嵌入部を覆う部分に、切れ目を形成する。
そして、パネル形成体用均熱体の上から小根太をパネル形成体用均熱体に嵌入すると、その嵌入に伴って、パネル形成体用均熱体における小根太嵌入部を覆っていた部分が、小根太嵌入部に押し込められることになって、パネル形成体用均熱体が、パネル形成体と小根太との間に延びる状態でパネル形成体の表面に止着される状態となる。
その状態で、小根太は分離自在な状態でパネル形成体に設けられるので、床仕上げ材を床暖房パネルから剥がすときに小根太が損傷しても、その損傷した小根太の交換が容易なようにすることができる。
そして、そのように小根太をパネル形成体と分離自在な状態でパネル形成体に設けても、接着性シート状体によりパネル形成体と小根太とが接続されているので、床暖房パネルの搬送作業や敷設作業が行い易いものであることは勿論である。
要するに、床仕上げ材を剥がすときの床暖房パネルの損傷をより一層抑制することができ、しかも、小根太を分離自在に設けながら床暖房パネルの低廉化を図ることができるようになった。
前記小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部の表面に、前記接着性シート状体の幅と同一又は略同一の幅に形成された小根太長手方向側方用の接着性帯状体が、前記複数の小根太夫々の仮想延長線上に位置する状態で貼着されている点を特徴とする。
そして、このようにして床仕上げ材を小根太長手方向側方用の周辺パネルの表面に敷設するときに、小根太長手方向側方用の接着性帯状体の表面部に塗布した接着剤が広がっても、その接着性帯状体の外側に広がらないようにすることが可能となる。
従って、床仕上げ材を剥がすときの床暖房パネル用周辺パネルの損傷を抑制しながら低廉化を図り得る床暖房パネル用周辺パネルを提供することができるようになった。
前記小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部の表面に、前記接着性シート状体の幅と同一又は略同一の幅に形成された小根太並び方向側方用の接着性帯状体が、前記小根太の長手方向に沿わせて貼着されている点を特徴とする。
そして、このようにして床仕上げ材を小根太並び方向側方用の周辺パネルの表面に敷設するときに、小根太並び方向側方用の接着性帯状体の表面部に塗布した接着剤が広がっても、その接着性帯状体の外側に広がらないようにすることが可能となる。
従って、床仕上げ材を剥がすときの床暖房パネル用周辺パネルの損傷を抑制しながら低廉化を図り得る床暖房パネル用周辺パネルを提供することができるようになった。
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、床暖房パネルPHは、暖房対象の床の略中央に敷き、床暖房パネル用周辺パネル(以下、単に周辺パネルを記載する場合がある)PAは、床暖房パネルPHと暖房対象の床を区画する壁等の床区画材(図示省略)との間に敷き込み、それら床暖房パネルPHの表面及び周辺パネルPAの表面の全面にわたって、木質材等から形成された床仕上げ材1を敷設して、床暖房パネルPHの加熱作用により床仕上げ材1を昇温させて、床暖房するように構成してある。
図1及び図2に示すように、前記パネル形成体4は、外径形状が矩形状になるように並べた複数の矩形状のパネル単位体6にて構成してある。
その矩形状のパネル形成体4に、前記複数の小根太5を、その長手方向の一部分に小根太5が存在しない小根太不存在部分7を形成する状態で、前記パネル形成体4の一辺方向に所定の小根太ピッチ(例えば、303mm)で並設してある。
具体的には、図3及び図4に示すように、パネル形成体4に、小根太5を嵌入するための小根太嵌入部4kを、上述の如き複数の小根太5の配置パターンに対応させて、パネル形成体4の側端縁から内方側に入り込む凹入状や、パネル形成体4の厚さ方向に貫通する開口状にて形成してある。
そして、前記パネル形成体4の厚さと同じ厚さの小根太5を各小根太嵌入部4kに嵌入することにより、パネル形成体4に前記複数の小根太5を、夫々が着脱自在な状態で、上述の如き配置パターンにて並設する構成としてある。
具体的には、図3ないし図5に示すように、パネル形成体4の表面側に、図2に示す如き熱媒流通管2の配設パターンに対応させて、熱媒流通管2を収納するための溝部4mを形成し、この溝部4mに前記熱媒流通管2を収納してある。
更に、前記均熱用シート状体3における各小根太不存在部分7の上部に対応する部分には、釘打ちを禁止する領域であることを示す釘打ち禁止シール9を貼付する。
このように小根太5の表面部にパネル形成体用均熱体3Pと分離された小根太用均熱体3Kを止着することにより、小根太5が分離自在な状態でパネル形成体4に設けられることになる。
又、前記小根太5は、ビスの螺入が可能な木製又は樹脂製である。
図2ないし図4に示すように、前記複数の小根太5の夫々に対して、2本の弱接着性テープ21を、小根太5の幅方向に振り分けた状態で、且つ、夫々が小根太5の長手方向に沿う側縁の略全長にわたって小根太5の表面部とパネル形成体用均熱体3Pの小根太隣接部分とに跨る状態で、それら小根太5の表面部とパネル形成体用均熱体3Pの小根太隣接部分とに貼着して設けてある。
小根太5の表面部及びパネル形成体用均熱体3P夫々に対する前記弱接着性テープ21の接着力は、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、後述する床仕上げ材用接着剤16(図8参照)により床仕上げ材1を弱接着性テープ21に接着させる接着力よりも弱くしてある。
小根太5の幅方向に振り分け配置した前記2本の弱接着性テープ21の間において、前記小根太5の表面部における幅方向の中間に対応する部分を露出させることになり、それら2本の弱接着性テープ21の間が、前記開口部11に相当する。
つまり、前記開口部11を、前記小根太5の表面部における幅方向の中間に対応する部分に、小根太5の長手方向の略全長にわたって連続させて形成してある。
釘打ち禁止シール9及びパネル形成体用均熱体3Pに対する禁止シール覆い用弱接着性テープ12の接着力は、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、後述する床仕上げ材用接着剤16(図8参照)により床仕上げ材1を禁止シール覆い用弱接着性テープ12に接着させる接着力よりも弱くしてある。
つまり、前記接着性シート状体10の幅、即ち、前述のように小根太5の幅方向に振り分け配置した前記2本の弱接着性テープ21夫々の外側の側縁部間の幅は、床仕上げ材1を小根太5の表面に固定する際の床仕上げ材用接着剤16(図8参照)の広がり範囲(以下、単に床仕上げ材用接着剤広がり範囲と記載する場合がある)をカバーできる幅に設定してある。
つまり、前記禁止シール覆い用弱接着性テープ12の幅も、床仕上げ材用接着剤広がり範囲をカバーできる幅に設定してある
先ず、図1及び図6に基づいて、前記小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmについて説明を加える。尚、図6において、(イ)は小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmの平面図であり、(ロ)は側面図である。
前記小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmに備えさせる前記小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部31は、前記床暖房パネルPHと同厚さの細長矩形板状に形成してあり、前記床暖房パネルPHにおける前記小根太5の長手方向の側方に、その長手方向を床暖房パネルPHにおける複数の小根太5の並び方向に沿わせた姿勢で配置するように構成してある。
そして、その小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部31には、複数(この実施形態では6本)の長手方向側方用小根太33を、前記床暖房パネルPHにおける複数の小根太5の並びピッチである小根太ピッチと同一の並びピッチにて並設してある。
つまり、前記複数の長手方向側方用小根太33夫々の表面部を、床仕上げ材用接着剤16(図10参照)にて床仕上げ材1を周辺パネル本体部31に接着するための床仕上げ材接着範囲とするように構成してある。
そして、その小根太長手方向側方用の接着性帯状体35を長手方向側方用小根太33及び長手方向側方用パネル単位体34に接着させる接着力を、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、床仕上げ材用接着剤16により床仕上げ材1を接着性帯状体35に接着させる接着力よりも弱くしてある。
又、前記小根太長手方向側方用の接着性帯状体35の幅を前記接着性シート状体10の幅と同一の幅に形成することにより、その接着性帯状体35により、床仕上げ材用接着剤広がり範囲をカバーできるように構成してある。
前記小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部32は、前記床暖房パネルPHと同厚さの細長矩形板状に形成してあり、前記床暖房パネルPHにおける前記複数の小根太5の並び方向の側方に、その長手方向を床暖房パネルPHの小根太5の長手方向に沿わせた姿勢で配置するように構成してある。
そして、その小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部32には、複数(この実施形態では2本)の並び方向側方用小根太36を、その周辺パネル本体部32が前記床暖房パネルPHにおける前記複数の小根太5の並び方向の側方に配置された状態において、その床暖房パネルPHにおいて前記小根太ピッチで並ぶ複数の小根太5に連なって前記小根太ピッチで並ぶ状態となるように設けてある。
つまり、前記複数の並び方向側方用小根太36夫々の表面部を、床仕上げ材用接着剤16(図10参照)にて床仕上げ材1を周辺パネル本体部32に接着するための床仕上げ材接着範囲とするように構成してある。
そして、その小根太並び方向側方用の接着性帯状体38を並び方向側方用小根太36及び並び方向側方用パネル単位体37に接着させる接着力を、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、床仕上げ材用接着剤16により床仕上げ材1を接着性帯状体38に接着させる接着力よりも弱くしてある。
又、前記小根太並び方向側方用の接着性帯状体38の幅を前記接着性シート状体10の幅と同一の幅に形成することにより、その接着性帯状体38により、床仕上げ材用接着剤広がり範囲をカバーできるように構成してある。
尚、この実施形態では、床暖房パネルPHについては前記接着性シート状体10を貼着した状態まで、小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmについては小根太長手方向側方用の接着性帯状体35を貼着した状態まで、小根太並び方向側方用の周辺パネルPAnについては小根太並び方向側方用の接着性帯状体38を貼着した状態まで、夫々メーカーにて加工して、出荷するようにしてある。
尚、小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmは、複数の長手方向側方用小根太33が床暖房パネルPHの複数の小根太5と同位相で並ぶように配置する。
又、図10の(イ)に示すように、小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmの小根太長手方向側方用の接着性帯状体35の表面、及び、小根太並び方向側方用の周辺パネルPAnの小根太並び方向側方用の接着性帯状体38の表面に、夫々の長手方向に沿って床仕上げ材用接着剤16を塗布する。
又、図10の(ロ)に示すように、小根太長手方向側方用の周辺パネルPAm及び小根太並び方向側方用の周辺パネルPAnの表面には、床仕上げ材1を床仕上げ材用接着剤16にて固定する状態で敷設する。
しかも、床仕上げ材1に接着されている接着性シート状体10と一緒に、小根太用均熱体3Kが小根太5から剥がれたとしても、その小根太用均熱体3Kはパネル形成体用均熱体3Pと別体となっていて、パネル形成体用均熱体3Pと縁が切れているので、パネル形成体用均熱体3Pまで剥がれるのを防止することができる。
又、床仕上げ材1を剥がすときに、ビス14を覆っているビス用接着シート15も一緒に剥がれることにより、ビス14の頭のドライバー係合用の凹溝を床仕上げ材用接着剤16が入り込まない状態で露出させることができる。
従って、床仕上げ材1を床暖房パネルPHから剥がすときに小根太5が損傷して、その損傷した小根太5を取り替えるときには、ビス14のドライバー係合用の凹溝が露出しているので、ビス14を容易に抜くことができて、小根太5を容易に取り替えることができる。
つまり、小根太長手方向側方用の接着性帯状体35は床仕上げ材用接着剤16を浸透させないようにし、又、小根太長手方向側方用の接着性帯状体35を長手方向側方用小根太33及び長手方向側方用パネル単位体34に接着させる接着力を、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、床仕上げ材用接着剤16により床仕上げ材1を接着性帯状体35に接着させる接着力よりも弱くしてあるので、床仕上げ材1を小根太長手方向側方用の周辺パネルPAmから剥がすときに、長手方向側方用小根太33及び長手方向側方用パネル単位体34が損傷するのを抑制しながら、それらから小根太長手方向側方用の接着性帯状体35が剥がれるようにすることが可能となる。
つまり、小根太並び方向側方用の接着性帯状体38は床仕上げ材用接着剤16を浸透させないようにし、又、小根太並び方向側方用の接着性帯状体38を並び方向側方用小根太36及び並び方向側方用パネル単位体37に接着させる接着力を、パネル形成体4に対するパネル形成体用均熱体3Pの接着力、及び、床仕上げ材用接着剤16により床仕上げ材1を接着性帯状体38に接着させる接着力よりも弱くしてあるので、床仕上げ材1を小根太並び方向側方用の周辺パネルPAnから剥がすときに、並び方向側方用小根太36及び並び方向側方用パネル単位体37が損傷するのを抑制しながら、それらから小根太並び方向側方用の接着性帯状体38が剥がれるようにすることが可能となる。
以下、図面に基づいて第2実施形態を説明するが、この第2実施形態では、床暖房パネルPHについては、主としてパネル形成体用均熱体3Pの貼着形態が異なる以外は、上記の第1実施形態と同様に構成してあるので、主として、パネル形成体用均熱体3Pの貼着形態について説明し、周辺パネルPAについては、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
その均熱用シート状体3における各小根太嵌入部4kを覆う箇所に、小根太嵌入部4kの幅方向の中央を通りその長手方向の全長にわたる状態と、小根太嵌入部4kの長手方向端部の縁部に沿う状態の切れ目3tを形成する。
そして、2本の弱接着性テープ21の間が前記開口部11に相当するので、第1実施形態と同様に、前記開口部11を、前記小根太5の表面部における幅方向の中間に対応する部分に、小根太5の長手方向の略全長にわたって連続させて形成してある。
従って、この第2実施形態では、前記小根太5の表面には、第1実施形態の如き小根太用均熱体3Kが貼着されていないことから、小根太5の表面部での伝熱性が第1実施形態よりも劣るので、前記開口部11の幅、即ち、2本の弱接着性テープ21の間隔を狭くして(たとえば20mm程度)、接着性シート状体10により伝熱性を促進させるのが好ましい。
続いて、前記床暖房パネルPHの小根太5の表面部における幅方向の中央にその長手方向に沿って床仕上げ材用接着剤16を塗布する。
しかも、パネル形成体用均熱体3Pの端部が、パネル形成体4と小根太5との間に保持されると共に接着性シート状体10に接着されていないので、パネル形成体用均熱体3Pが端からめくれるのを防止することができ、パネル形成体用均熱体3Pが剥がれるのをより確実に防止することができる。
又、床仕上げ材1を剥がすときに、ビス14を覆っているビス用接着シート15も一緒に剥がれることにより、ビス14の頭のドライバー係合用の凹溝を、接着剤が入り込まない状態で露出させることができる。
従って、床仕上げ材1を床暖房パネルPHから剥がすときに小根太5が損傷して、その損傷した小根太5を取り替えるときには、ビス14のドライバー係合用の凹溝が露出しているので、ビス14を容易に抜くことができて、小根太5を容易に取り替えることができる。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 帯状の接着性シート状体10の具体構成としては、上記の各実施形態において例示した構成、即ち、開口部11を形成すべく小根太5の幅方向に振り分けて配置した2本の弱接着テープ21にて構成する場合に限定されるものではない。
例えば、図15及び図16に示すように、小根太5の幅よりも広い幅を有し且つ開口部11を形成するための複数の開口部22wを幅方向の中間部に長手方向の略全長にわたって分散状態で備えた開口付接着テープ22にて構成しても良い。
この場合は、その開口付接着テープ22を、前記複数の小根太5の夫々に対して、小根太5の両側縁からはみ出させ且つ小根太5の長手方向に沿わせた状態で、小根太5の表面部及び前記パネル形成体用均熱体3Pにおける前記小根太に隣接する小根太隣接部分に貼着することになる。
つまり、開口付接着テープ22における弱接着剤層22pを備えた部分をパネル形成体用均熱体3Pにおける小根太隣接部分に貼着させるように構成することにより、その開口付接着テープ22にて構成する接着性シート状体10を、前記パネル形成体用均熱体3Pにおける小根太隣接部分に貼着される部分の接着力を、パネル形成体用均熱体3Pがパネル形成体4に止着される止着力よりも弱くする状態に構成することになる。
つまり、開口付接着テープ22における弱接着テープ部分22cをパネル形成体用均熱体3Pにおける小根太隣接部分に貼着させるように構成することにより、その開口付接着テープ22にて構成する接着性シート状体10を、前記パネル形成体用均熱体3Pにおける小根太隣接部分に貼着される部分の接着力を、パネル形成体用均熱体3Pがパネル形成体4に止着される止着力よりも弱くする状態に構成することになる。
この場合、前記分離用の脆弱接続部3Cは、図18に示すように、ミシン目にて構成することができ、又、図示は省略するが、他の部分よりも厚さの薄い薄肉部にて構成することができる。
この場合も、床仕上げ材1を床暖房パネルPHから剥がしたときに、ビス14のドライバー係合用の凹溝を床仕上げ材用接着剤16が入り込まない状態にて露出させることができるので、ビス14を容易に抜くことができて、小根太5を容易に取り替えることができる。
3z 脆弱接続部
3K 小根太用均熱体
3P パネル形成体用均熱体
4 パネル形成体
5 小根太
10 帯状の接着性シート状体
11 開口部
31 小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部
32 小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部
35 小根太長手方向側方用の接着性帯状体
38 小根太並び方向側方用の接着性帯状体
Claims (7)
- 加熱用長尺体が装備され且つ表面にシート状のパネル形成体用均熱体が止着されたパネル形成体に、複数の小根太がその小根太の幅方向に間隔を隔てて並設された床暖房パネルであって、
帯状の接着性シート状体が、前記複数の小根太の夫々に対して、前記小根太の表面部及び前記パネル形成体用均熱体における前記小根太に隣接する小根太隣接部分を一連に覆う状態で、それらに貼着されて設けられ、
前記接着性シート状体が、前記小根太の表面部における幅方向の中間に対応する部分を露出させる開口部を備える状態に、且つ、前記パネル形成体用均熱体における前記小根太隣接部分に貼着される部分の接着力を、前記パネル形成体用均熱体が前記パネル形成体に止着される止着力よりも弱くする状態に構成されている床暖房パネル。 - 前記接着性シート状体が、熱伝導性の高い材料にて構成されている請求項1記載の床暖房パネル。
- 前記小根太の表面部が、前記パネル形成体用均熱体とは分離された小根太用均熱体を前記小根太の表面に止着する状態に構成されている請求項1又は2記載の床暖房パネル。
- 前記小根太の表面部が、小根太用均熱体を前記小根太の表面に止着する状態に構成され、
前記小根太用均熱体と前記パネル形成体用均熱体とが、分離用の脆弱接続部にて接続されている請求項1又は2記載の床暖房パネル。 - 前記パネル形成体用均熱体が、前記パネル形成体と前記小根太との間に延びる状態で、前記パネル形成体の表面に止着されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の床暖房パネル。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の床暖房パネルにおける前記小根太の長手方向の側方に配置される小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部を備える床暖房パネル用周辺パネルであって、
前記小根太長手方向側方用の周辺パネル本体部の表面に、前記接着性シート状体の幅と同一又は略同一の幅に形成された小根太長手方向側方用の接着性帯状体が、前記複数の小根太夫々の仮想延長線上に位置する状態で貼着されている床暖房パネル用周辺パネル。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の床暖房パネルにおける前記複数の小根太の並び方向の側方に配置される小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部を備える床暖房パネル用周辺パネルであって、
前記小根太並び方向側方用の周辺パネル本体部の表面に、前記接着性シート状体の幅と同一又は略同一の幅に形成された小根太並び方向側方用の接着性帯状体が、前記小根太の長手方向に沿わせて貼着されている床暖房パネル用周辺パネル。
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