JP2009210172A - 放熱マットの製造方法および放熱マット - Google Patents

放熱マットの製造方法および放熱マット Download PDF

Info

Publication number
JP2009210172A
JP2009210172A JP2008052288A JP2008052288A JP2009210172A JP 2009210172 A JP2009210172 A JP 2009210172A JP 2008052288 A JP2008052288 A JP 2008052288A JP 2008052288 A JP2008052288 A JP 2008052288A JP 2009210172 A JP2009210172 A JP 2009210172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
heat
sheet
thread member
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008052288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5207774B2 (ja
Inventor
Kenki Ito
謙樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gastar Co Ltd filed Critical Gastar Co Ltd
Priority to JP2008052288A priority Critical patent/JP5207774B2/ja
Publication of JP2009210172A publication Critical patent/JP2009210172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5207774B2 publication Critical patent/JP5207774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

【課題】折りたたみ可能で搬送が容易な放熱マットとその製造方法を提供する。
【解決手段】マット本体12を山折り部と谷折り部により折りたたみ可能とし、放熱シート2に、折りたたみに必要な切り込み3をマット本体12の途中位置まで形成する。切り込み形成部位の長さよりも長めの糸部材8を用意し、その基端部を、切り込みが形成されない小マット1の部位の上面に接着力が弱い接着テープ9で固定し、糸部材8を切り込み形成部位に沿って配置し、先端を放熱シート2からはみ出させ、接着テープ9と糸部材8の上から小マット1上に放熱シート2を接着剤により接着する。放熱シート2からはみ出した糸部材8を切り込み形成部位の先端部から上側に引き上げて、放熱シート2を糸部材8によって切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断した後に、接着テープ9により固定されている糸部材8を切り込み形成部位の基端部から引き抜く。
【選択図】図1

Description

本発明は床面の暖房や冷房を行う放熱マットの製造方法およびその製造方法により製造される放熱マットに関するものである。
近年、住生活の快適環境を図る観点から、建物(家屋)の床面暖房(床暖房)が広く普及されている。フローリング等の床暖房を行う装置として、温水式の放熱マット(暖房マット)がある(例えば、特許文献1参照。)。
図7には本出願人が開発している放熱マットの一例が熱源器と共に示されている。同図に示すように、放熱マット(暖房マット)11は、板状のマット本体12を有しており、マット本体12は、四角形状をした発泡スチロール等により形成されている。マット本体12の互いに対向する辺側からマット本体12の長手方向(対向辺の辺長方向)に間隔を介して、互い違いに相手側の辺方向に伸張するスリットが複数形成され、その各スリットに骨材としての小根太13と小小根太15が収容配置されている。小根太13や小小根太15は、通常、横断面が四角形状を呈した木材の棒状の角材が使用されるが、合成樹脂であってもよい。
マット本体12の上面側には、放熱用(暖房用)の熱媒体である温水を通すパイプ(熱媒体流通パイプ)6が、小根太13を迂回する形態で1本以上(図7に示す例では2本)引き回し配設されている。なお、通常は、マット本体12の表面にパイプ6を配線するための溝が形成され、その溝にパイプ6が収容されて配線敷設されている。
また、マット本体12の表面側には、該マット本体12の表面を覆う放熱シート(図示せず)が接着剤により接着されている。この放熱シートは、通常、アルミ箔により形成されている。前記マット本体12の端部側にはパイプ6と外部配管18とを連通接続するヘッダー31が設けられており、ヘッダー31には外部配管18を介して熱源器20が接続されている。
熱源器20は給水される水を加熱して温水(湯)を作り出す給湯機能を備えた熱源器であり、熱源器20で作り出された温水は外部配管18の往管を通してヘッダー31に供給される。ヘッダー31は熱源器20から供給される温水を放熱マット11に導くと共に、放熱マット11から戻ってくる温水(湯温が低下した温水)を、外部配管18の戻り管を通して、再加熱のために熱源器20へ戻す役割を担う。
前記のような放熱マット11を搬送する際には、例えば図8に示すように、放熱マット11を、根太(小根太13および小小根太15)の配列方向(横方向)に丸めて、直方体状のダンボール箱に入れ、ダンボールの蓋をして搬送していた。
特開平6―40718号公報
しかしながら、近年、大きさの大きい放熱マット11が用いられるようになり、そのような大型の放熱マット11の場合は、前記のように、放熱マット11を丸めて箱に入れる方法を適用したのでは、箱の長さが、例えば3m以上に非常に長くなってしまうので、非常に搬送しにくいといった問題が生じた。また、マンション等に放熱マット11を敷設する場合は、工事用のエレベータを用いて搬送することになるが、敷設後に不適箇所が見つかって、取り外したりする場合や、リフォームなどによって新たに放熱マット11を取り付けようとする場合には、その搬送が困難となる。
この問題を解決するために、本発明者は、例えば図6に示すように、複数の小マット1を平面状に配列してマット本体12を形成し、該マット本体12の表面側に、該マット本体12の表面を覆う放熱シート2を接着剤により接着して放熱マット11を構成することにより、根太13を横切らない折り目を形成して放熱マット11を折りたたみ、箱等に入れて搬送すれば、搬送が非常に楽になるのではないかと考えた。なお、各小マット1は、パイプ6を配設した発泡スチロール等により板状に形成される。
しかしながら、図6に示すような構成の放熱マット11を折りたたむには、放熱シート2の適宜の箇所において、切り込みを形成する必要があり、それに対し、放熱マット11を製造する工場内においては、カッターナイフやハサミ等の刃物の使用が禁止されているために、放熱シート2を、マット本体12の外端部から途中位置まで適切に切断することは難しい。
なお、放熱シート2を端から端まで切断する場合には、カッターナイフを使用せずとも、放熱シート2を糸等によって切断することはできると考えられるが、糸等を用いて放熱シート2を途中位置まで切断する場合には、切断用に用いた糸等が放熱マット11に残存してしまう。そのため、この糸が邪魔になり、放熱マット11の美観を損ねるばかりか、場合によっては、放熱マット11の施工時等に作業者が誤って糸を引っ張ってしまい、不要な部分に切り込みが形成されてしまうおそれもある。
つまり、従来は、前記のような放熱シートへの切り込みを、カッターナイフやハサミなどの刃物を用いずに、マット本体12の外端部から途中位置まで適切に形成する方法が考えられておらず、そうなると、放熱マット11の折りたたみ構成に制限が生じてしまうことになる。
なお、前記工場内でのカッターナイフ等の使用禁止の理由は、カッターナイフにより誤ってパイプ6に傷を付けてしまうことを防ぐためであるから、工場内で、カッターナイフ等の刃物が使用可能になることは絶対に無い。
本発明は前記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、折りたたみ可能で搬送が容易な放熱マットの製造方法およびその製造方法により製造される放熱マットを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、次の構成をもって前記課題を解決する手段と成している。すなわち、第1の発明の放熱マットの製造方法は、放熱用の熱媒体を通すパイプを配設した板状の小マットが平面状に複数配列されたマット本体を有し、該マット本体の表面側には該マット本体表面を覆う放熱シートが接着剤により接着され、該放熱シートは前記マット本体の外端側の位置から該マット本体の途中位置まで形成された切り込みを有しており、前記マット本体が山折り部分と前記切り込みが形成されていない谷折り部分とを折り目として折りたたみ可能と成している放熱マットの製造方法であって、前記小マットを平面状に配列して前記放熱シートに形成する切り込みの位置を決定し、該切り込み形成部位の長さよりも長めの放熱シート切断用の糸部材を用意し、前記切り込み形成部位の基端側に隣接して前記切り込みが形成されない小マットの部位の上面または側面に、前記放熱シート接着用の接着剤よりも接着力が弱い接着テープによって前記糸部材の基端側を固定し、該糸部材を前記切り込み形成部位に沿って配置して前記糸部材の先端側が前記放熱シートからはみ出るようにし、然る後に、前記接着テープおよび前記糸部材の上から前記小マット上に前記放熱シートを前記接着剤により接着した後に、前記放熱シートからはみ出した前記糸部材を前記切り込み形成部位の先端部から上側に引き上げて前記放熱シートを前記糸部材によって前記切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断した後に、前記接着テープにより固定されている糸部材を前記切り込み形成部位の基端部から引き抜く構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明の放熱マットは、放熱用の熱媒体を通すパイプを配設した板状の小マットが平面状に複数配列されたマット本体を有し、該マット本体の表面側には該マット本体表面を覆う放熱シートが接着剤により接着され、前記第1の発明の放熱マットの製造方法を用いて製造されることにより、前記放熱シートに前記マット本体の外端側の位置から前記マット本体の途中位置まで切り込みが形成されて、前記マット本体が山折り部分と谷折り部分とを折り目として折りたたみ可能と成しており、前記切り込みの基端側に隣接して該切り込みが形成されない小マットの部位の上面または側面に、前記放熱シートの切断用の糸部材を固定していた接着テープが残存されていることを特徴とする。
本発明の放熱マットの製造方法によれば、板状の小マットを平面状に複数配列して成るマット本体の表面を覆う放熱シートには、マット本体の外端側の位置から該マット本体の途中位置まで切り込みが形成されており、該切り込みは、切り込み形成部位の長さよりも長めの放熱シート切断用の糸部材を用いて形成されるが、この糸部材が放熱マットに残存することはない。
つまり、本発明では、切り込み形成部位の基端側に隣接して切り込みが形成されない小マットの部位の上面または側面に、前記放熱シート接着用の接着剤よりも接着力が弱い接着テープによって前記糸部材の基端側を固定し、前記接着テープおよび前記糸部材の上から前記小マット上に前記放熱シートを前記接着剤により接着するので、前記糸部材の前記放熱シートからはみ出した部分を上側に引き上げて前記切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断した後に、前記接着テープにより固定されている糸部材を前記切り込み形成部位の基端部から引き抜くと、糸部材を引き抜くことができ、糸部材が放熱マットに残存することを防止できる。
このように、本発明の放熱マットの製造方法によれば、糸部材を残存させずに、放熱シートを、マット本体の外端部から途中位置まで切断することができるので、前記マット本体が山折り部分と谷折り部分とを折り目として折りたたみ可能と成す、様々な折りたたみ構成の放熱マットを製造することができる。また、本発明の放熱マットは、搬送時に折りたためることにより、容易に搬送することができる取り扱い作業が容易な放熱マットとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、以下の実施の形態の説明において、既に説明した各図と同一部分には同一符号を付して重複説明は省略又は簡易化する。
図2(a)には、本発明の放熱マットの第1実施形態例が模式的な平面図により示されている。本実施形態例の放熱マット11は、図6に示した放熱マット11と同様に、パイプ6(図2には、図示せず)を配設した板状の小マット1が平面状に複数配列されて形成されたマット本体12を有しており、マット本体12の表面側には、アルミ箔の放熱シート2が接着剤により接着されている。なお、小マット1には、図6に示した例と同様に、スリットに、小根太13、小小根太15(それぞれ、図2には、図示せず)が配置されている。
本実施形態例において、放熱シート2には、切り込み3(3a,3b)が、マット本体12の外端側の異なる2つの位置(図2(a)の右端中央上寄り部と左端中央上寄り部)からマット本体12の途中位置まで形成されており、これらの切り込み3は、前記小マット1間の配列境界に沿って形成されている。つまり、この切り込み3の形成位置において、放熱マット11は、切り離された状態と成している。
また、前記放熱シート2には、2つの切り込み4(4a,4b)が、マット本体12の端から端まで(図1においては、上端から下端まで)平行に伸設形成されている。なお、この切り込み4a,4bが形成されている部位は、図6の破線A−A線,B−B線に対応する部位であり、前記小マット1間の配列境界と異なる部位である。
各小マット1は、発泡スチロール等により形成されて、弾性を有しており、適宜、折り曲げ可能と成しているが、放熱マット11を山折りする(放熱マット11の表面側が山となるように折る)山折り部分においては、表面側の放熱シート2に切り込み4a,4bを入れることにより、山折り可能としている。
本実施形態例の放熱マット11は、切り込み4a,4bが形成されている前記山折り部分と、前記小マット1間の配列境界の切り込みが形成されていない谷折り部分5とを折り目として、マット本体12を、図2(b)に示すようにして、矢印の方向に折りたたんで、図2(c)に示すように、折りたたむことが可能と成している。
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例の放熱マット11を製造するときには、図2(a)に示すように、小マット1を平面状に配列し、切り込み3および谷折り部5の形成位置より上側の小マット1同士を貼り合わせ、下側の小マット1同士も貼り合わせる。なお、パイプ6の配置や、小根太13、小小根太15の配置の方法、ヘッダ31の取り付け方法等は、従来提案されている方法や、今後、提案される適宜の方法を適用できるものであるので、その詳細説明は省略する。
本実施形態例の放熱マット11の製造方法は、放熱シート2に、マット本体12の途中位置まで切り込み3a,3bを形成する方法を、以下に述べるような、特徴的な方法としている。
まず、マット本体12の上下に隣り合う前記小マット1間の配列境界において、放熱シート2に形成する切り込み3a,3bの位置を決定する。そして、この切り込み3a,3bの形成部位(切り込み形成部位)の長さよりも長めの放熱シート切断用の糸部材8(図1(a)、参照)を用意する。なお、糸部材8としては、例えば凧糸を適用することができる。また、図1には、切り込み3bの形成方法のみを示しているが、切り込み3aの形成方法も切り込み3bの形成方法と同様である。
そして、例えば図1(a)に示すように、切り込み3a,3bの形成部位の基端側に隣接して、切り込み3a,3bが形成されない小マット1の部位(ここでは、小マット1間の配列境界部)の上面に、前記放熱シート接着用の接着剤(放熱シート2を小マット1に接着する接着剤)よりも接着力が弱い接着テープ9によって、前記糸部材8の基端側を固定する。なお、接着テープ9としては、セロハンテープ(セロハンは商標)が適用でき、糸部材8は、円を描く態様で配置して接着テープ9により固定するとよい。また、前記糸部材8を、切り込み形成部位に沿って配置し、糸部材8の先端側が前記放熱シート2からはみ出るようにする。なお、このはみ出した糸部材8は、図の破線部に示すように、接着力が弱いテープ19等によって、小マット1の端部に仮固定しておいてもよい。
そして、図1(b)に示すように、前記接着テープ9および前記糸部材8の上から前記小マット1上に前記放熱シート2を前記接着剤により接着し、その後、放熱シート2からはみ出した糸部材8を、図の矢印Bに示すように、上側に引っ張り、糸部材8を前記切り込み形成部位の先端部から上側に引き上げて、放熱シート2を糸部材8によって前記切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断する。このとき、アルミ箔の放熱シート2は、糸部材8にまとわりつきながら(接着しながら)切れていく。
その後、図1(c)の矢印Cに示すように、糸部材8をほぼ水平方向に引っ張り、前記接着テープ9により固定されている糸部材8を、前記切り込み形成部位の基端部から引き抜く。なお、接着テープ9は、放熱シート2を小マット1に接着している接着剤よりも接着力が弱いので、糸部材8は、接着テープ9からはがれ、容易に引き抜ける。
なお、本実施形態例の放熱マット11には、切り込み3a,3bの基端側に隣接し、該切り込み3a,3bが形成されない小マット1間の配列境界部の上面には、放熱シート2の切断用の糸部材8を固定していた接着テープ9が残存されるが、この接着テープ9によって放熱マット11に悪影響が及ぶことはない。
また、本実施形態例において、前記切り込み4a,4bを形成する作業は、例えば、以下のようにすることができる。各切り込み4a,4bの形成位置に沿って糸部材8を配置し、放熱シート2を接着剤により小マット1上に固定する。この際、前記糸部材8の少なくとも一端側を放熱シート2からはみ出しておいて、このはみ出した糸部材8を引き上げて、糸部材8により放熱シート2を切断し、その後、糸部材8を引き抜けばよい。
本実施形態例によれば、以上のようにして、カッターナイフ等の刃物を用いなくても、放熱シート2に、切り込み3a,3bを、マット本体12の途中位置まで、設計通り、容易に形成することができ、また、切り込み3a,3bの形成用の糸部材8を残存させることもないため、糸部材8が残存した場合の問題も解決でき、折りたたみ可能で搬送が容易な放熱マットを容易に製造することができる。
次に、本発明に係る放熱マットの第2実施形態例について説明する。なお、以下の説明において、従来例および第1実施形態例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は、省略または簡略化する。
図3(a)には、第2実施形態例の放熱マット11の平面図が模式的に示されている。第2実施形態例は、前記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、第2実施形態例が第1実施形態例と異なる特徴的なことは、前記放熱シート2に、前記マット本体12の外端側の1つの位置(図の左端)から前記小マット1間の配列境界に沿って、前記マット本体12の途中位置まで切り込み3(3a)が形成されており、マット本体12の右端側において、小マット1間に谷折り部5が形成されていることである。
第2実施形態例は、マット本体12の山折り部分(この例では、切り込み4a,4bが形成されている部分)と、谷折り部分5とを折り目として、マット本体12を、図3(b)の矢印の方向に折りたたむことにより、図3(c)に示すように、折りたたみ可能と成している。
第2実施形態例も前記第1実施形態例と同様にして、切り込み3aが形成されて、放熱マット11が製造され、第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は前記実施形態例に限定されることはなく、様々な態様を採り得る。例えば、前記各実施形態例では、図6に示したような態様で小マット1を配列してマット本体12を形成したが、マット本体12を形成する小マット1の枚数や大きさ、配列形態、小マット1に形成するパイプ6の形態等は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、小根太13を横切らずに、折り目を形成できるようにすればよい。そして、小マット1の配列態様に応じて、本発明は、放熱シート2に形成する切り込み3,4の形成位置や、山折り部、谷折り部5の形成位置を決定し、適宜の放熱マット11が形成されるものである。
例えば、前記各実施形態例と同様の配列態様で小マット1を配列して形成されるマット本体12(図6、参照)を有する放熱マット11において、図4(a)に示す態様の放熱マット11を形成することもできる。この放熱マット11は、放熱シート2に、切り込み3(3a,3b,3c)と谷折り部5をそれぞれ形成し、切り込み3a,3b,3cの形成部位を山折り部として、マット本体12を折りたたむ可能としたものである。
この例においては、例えば、切り込み3aを形成する場合に、糸部材8を、切り込み3aの形成領域に沿って、途中(切り込み3aと切り込み3bとの交差部)で向きを変えて配設することにより、曲がり部を有する切り込み3aを形成できる。また、図4(b)は、図4(a)と同様の態様で切り込みが形成されている例を示すが、図4(b)に示すように、マット本体12の上端から下端まで伸設される切り込み4の形成部に、切り込み3aを形成する糸部材8の先端部を配置しておき、切り込み4の形成後に、糸部材8の先端側が放熱シート2からはみ出すようにすれば、前記各実施形態例と同様の方法で、切り込み3aを形成することができる。
さらに、前記各実施形態例では、切り込み3が形成されない小マット1の部位の上面に、接着テープ9によって糸部材8の基端側を固定するようにしたが、例えば図5に示すように、切り込み3が形成されない小マット1間の配列境界部の側面に、接着テープ9によって糸部材8の基端側を固定するようにしてもよい。
この場合には、糸部材8を図2の矢印Bに示したように、上側に引っ張って、糸部材8により放熱シート2を前記切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断した後、さらに、糸部材8を上側に引っ張ることにより、前記接着テープ9により固定されている糸部材8を引き抜くことができる。つまり、前記糸部材8の引っ張り方向を変えなくとも、糸部材8を引き抜くことができるメリットがある。
また、糸部材8を小マット1の上面に固定する場合には、接着テープ9の下に前記パイプ6が配置されていると、パイプ6と放熱シート2との間に、放熱シート2よりも熱伝導率が小さい接着テープ9が介在されることになり、パイプ6の熱を放熱マット11の表面側に放熱する放熱の妨げになるため、パイプ6の配置設計や接着テープ9の配設位置に留意する必要が生じるが、糸部材8を小マット1の側面に固定する場合には、このような留意が不要となるメリットもある。
なお、接着テープ9は、小マット1の裏面に設けて糸部材8を固定してもよい。この場合も、糸部材8は、引っ張り方向を変えなくとも引く抜くことができる。また、小マット1の裏面または側面に、糸部材8の基端側を接着テープ9により固定した場合には、糸部材8を引き抜いた後に行われるマット本体12の折りたたみ時に、小マット1に残存している接着テープ9をはがすことができるため、商品性が高まるという利点がある。
さらに、本発明の放熱マットは、パイプ6に温水を通して暖房を行う暖房マットのみならず、パイプ6に室温よりは低温の冷水(加熱されていない水)を通すことにより、冷房の用途に使用するマットとしてもよい。
本発明に係る放熱マットの製造方法の第1実施形態例における放熱シート切断工程を模式的に示す説明図である。 第1実施形態例の放熱マットの製造方法を適用して製造した放熱マットの折りたたみ構成を説明する模式的な説明図である。 第2実施形態例の放熱マットの製造方法を適用して製造した放熱マットの折りたたみ構成を説明する模式的な説明図である。 その他の実施形態例の放熱マットの製造方法を適用して製造した放熱マットの平面構成を説明する模式的な説明図である。 さらにその他の実施形態例の放熱マットの製造方法における糸部材固定工程の模式的な説明図である。 放熱マットの一例を示す説明図である。 従来の放熱マットの一例を示す説明図である。 従来の放熱マットの梱包における巻回構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 小マット
2 放熱シート
3,4 切り込み
5 谷折り部
6 パイプ
8 糸部材
9 接着テープ
11 放熱マット
12 マット本体

Claims (2)

  1. 放熱用の熱媒体を通すパイプを配設した板状の小マットが平面状に複数配列されたマット本体を有し、該マット本体の表面側には該マット本体表面を覆う放熱シートが接着剤により接着され、該放熱シートは前記マット本体の外端側の位置から該マット本体の途中位置まで形成された切り込みを有しており、前記マット本体が山折り部分と前記切り込みが形成されていない谷折り部分とを折り目として折りたたみ可能と成している放熱マットの製造方法であって、前記小マットを平面状に配列して前記放熱シートに形成する切り込みの位置を決定し、該切り込み形成部位の長さよりも長めの放熱シート切断用の糸部材を用意し、前記切り込み形成部位の基端側に隣接して前記切り込みが形成されない小マットの部位の上面または側面に、前記放熱シート接着用の接着剤よりも接着力が弱い接着テープによって前記糸部材の基端側を固定し、該糸部材を前記切り込み形成部位に沿って配置して前記糸部材の先端側が前記放熱シートからはみ出るようにし、然る後に、前記接着テープおよび前記糸部材の上から前記小マット上に前記放熱シートを前記接着剤により接着した後に、前記放熱シートからはみ出した前記糸部材を前記切り込み形成部位の先端部から上側に引き上げて前記放熱シートを前記糸部材によって前記切り込み形成部位の先端側から基端側にかけて切断した後に、前記接着テープにより固定されている糸部材を前記切り込み形成部位の基端部から引き抜くことを特徴とする放熱マットの製造方法。
  2. 放熱用の熱媒体を通すパイプを配設した板状の小マットが平面状に複数配列されたマット本体を有し、該マット本体の表面側には該マット本体表面を覆う放熱シートが接着剤により接着され、請求項1記載の放熱マットの製造方法を用いて製造されることにより、前記放熱シートに前記マット本体の外端側の位置から前記マット本体の途中位置まで切り込みが形成されて、前記マット本体が山折り部分と谷折り部分とを折り目として折りたたみ可能と成しており、前記切り込みの基端側に隣接して該切り込みが形成されない小マットの部位の上面または側面に、前記放熱シートの切断用の糸部材を固定していた接着テープが残存されていることを特徴とする放熱マット。
JP2008052288A 2008-03-03 2008-03-03 放熱マットの製造方法および放熱マット Active JP5207774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052288A JP5207774B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 放熱マットの製造方法および放熱マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052288A JP5207774B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 放熱マットの製造方法および放熱マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009210172A true JP2009210172A (ja) 2009-09-17
JP5207774B2 JP5207774B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=41183511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008052288A Active JP5207774B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 放熱マットの製造方法および放熱マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5207774B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200092670A (ko) * 2019-01-25 2020-08-04 (주) 이리로 접이식 매트
CN115287009A (zh) * 2022-07-14 2022-11-04 深圳稀导技术有限公司 一种多通道导热垫片及其制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640718A (ja) * 1991-11-01 1994-02-15 Agency Of Ind Science & Technol 含水炭酸カルシウムおよびその製造方法
JPH0821638A (ja) * 1994-07-06 1996-01-23 Gastar Corp 温度調整装置及び温度調整装置の施工方法
JP2005337638A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Harman Pro:Kk 床暖房パネル
JP2007040545A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル及び床暖房パネル用周辺パネル
JP2007322082A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 床冷暖房用マット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640718A (ja) * 1991-11-01 1994-02-15 Agency Of Ind Science & Technol 含水炭酸カルシウムおよびその製造方法
JPH0821638A (ja) * 1994-07-06 1996-01-23 Gastar Corp 温度調整装置及び温度調整装置の施工方法
JP2005337638A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Harman Pro:Kk 床暖房パネル
JP2007040545A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル及び床暖房パネル用周辺パネル
JP2007322082A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 床冷暖房用マット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200092670A (ko) * 2019-01-25 2020-08-04 (주) 이리로 접이식 매트
KR102180669B1 (ko) * 2019-01-25 2020-11-19 (주)이리로 접이식 매트
CN115287009A (zh) * 2022-07-14 2022-11-04 深圳稀导技术有限公司 一种多通道导热垫片及其制造方法
CN115287009B (zh) * 2022-07-14 2023-10-20 深圳稀导技术有限公司 一种多通道导热垫片及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5207774B2 (ja) 2013-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6776222B2 (en) Foldable floor heating panel
JP5207774B2 (ja) 放熱マットの製造方法および放熱マット
CA2696273A1 (en) Radiant thermal barrier
JP5125292B2 (ja) 床暖房用温水パネル
JP5827816B2 (ja) たて長折り畳み式床暖房用温水マット
JP5167003B2 (ja) 床暖房温水マット及び巻込み方法
JP4295132B2 (ja) 折畳み可能な放熱板
JP4870740B2 (ja) 床暖房温水マット及び巻込み方法
JP5273999B2 (ja) 折り畳み式放熱板
JP2010060054A (ja) 断熱シート、保護管の配管構造、及びその配管方法
JP5031465B2 (ja) 折り畳み式放熱板
JP4261386B2 (ja) 折畳み可能な放熱板
JP3844611B2 (ja) 暖房可能な床の施工方法
JP3842029B2 (ja) 折り畳み可能な平面放熱用パネル
JP2006046678A (ja) 床暖房パネルおよびその施工方法
JP4607145B2 (ja) 折畳み可能な放熱板
JP6160420B2 (ja) 冷暖房用放熱パネル
JP4048315B2 (ja) 暖房床構造
JPH11141899A (ja) 折り畳み可能な床暖房用パネル
JPH1089712A (ja) 床暖房用パネル
JP6480843B2 (ja) 長尺畳およびその製造方法
JP2002174431A (ja) 熱媒用可撓性チューブの支持具および放熱器
JP2000065365A (ja) 床暖房マット及びその製造方法
JP2005030003A (ja) 折畳み可能な放熱板
KR200465872Y1 (ko) 공기 분배 도관을 위한 신속 고정이 가능한 절연판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5207774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250