JP2008196827A - 温調マット及びその折り畳み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】温調用媒体供給用のヘッダーが基板の一側辺の延在方向の中央付近に配置されており、且つ該ヘッダーから分岐する配管の長さが略同程度の長さとなっている温調マットを提供する。
【解決手段】床暖房マット1のベース10は、2枚の基板11,12を、各々の長辺同士を突き合わせるように配列してなる。各基板11,12の上面に付着された均熱シート材61,62は、該基板11,12同士の突き合わせ部Tにおいて非連続となっている。基板11,12は、各々の長辺方向の中央付近において、各々の下面同士が連結シート50によって屈曲可能に連結されている。基板11の長辺方向の中間付近にヘッダー41が設置されている。ヘッダー41から分岐した各温水配管40は、各基板11,12の長辺方向の中央付近において、該基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで、該基板11から基板12に連続して引き回されている。
【選択図】図1
【解決手段】床暖房マット1のベース10は、2枚の基板11,12を、各々の長辺同士を突き合わせるように配列してなる。各基板11,12の上面に付着された均熱シート材61,62は、該基板11,12同士の突き合わせ部Tにおいて非連続となっている。基板11,12は、各々の長辺方向の中央付近において、各々の下面同士が連結シート50によって屈曲可能に連結されている。基板11の長辺方向の中間付近にヘッダー41が設置されている。ヘッダー41から分岐した各温水配管40は、各基板11,12の長辺方向の中央付近において、該基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで、該基板11から基板12に連続して引き回されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物の室の床、壁、天井等の暖房や冷房を行うための温調マットに係り、特に、2枚以上の基板を、各々の一側辺同士を突き合わせるように配列してなるベースを備え、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して温調用配管が引き回されている温調マットに関する。また、本発明は、この温調マットの折り畳み方法に関する。
床暖房構造として、板状のベースの上面の溝に温水配管を引き回した温水マットがある。
この温水マットとして、筒状に巻回可能なものが実用化されている。温水マットを巻回して筒状にすることにより、運搬時等の取り扱い性が良好なものとなる。また、巻回された温水マットを室の床に設置する場合には、この温水マットを、床の上を転がすようにして展開させることができるので、この温水マットの設置作業も容易に行うことができる。
しかしながら、この温水マットの巻回体は、長さが大きいため、建物内に搬入しにくいことがある。
特開2002−106865号及び特開2002−130705号には、ベースを構成する略長方形の基体パネルが、その横方向の中央付近で切断されて二分されている平面放熱用パネルが開示されている。
特開2002−106865号及び特開2002−130705号では、二分された基体パネル同士は、該基体パネルの縦方向の一端側において、ヒンジ部分を介して屈曲可能に連結されている。温水配管は、このヒンジ部分を通って、二分された基体パネルの一方から他方へ連続して引き回されている。
この特開2002−106865号及び特開2002−130705号の平面放熱用パネルを折り畳む場合、各基体パネルを縦方向に巻回した後、ヒンジ部分を屈曲させて、基体パネル同士の間で二つ折りする。
このように折り畳まれた平面放熱用パネルは、該平面放熱用パネルを巻回しただけの場合に比べて、長さが半分程度となるため、この平面放熱用パネルの建物内等への搬入作業を容易に行うことができる。
特開2002−106865号
特開2002−130705号
上記特開2002−106865号及び特開2002−130705号の平面放熱用パネルにあっては、温水配管に温水を供給するためのヘッダーは、基体パネルの長手方向の一端側に配置されている。
このように基体パネルの長手方向の一端側にヘッダーが配置されていると、例えば1本の温水配管を、ヘッダーから一方の基体パネルに引き回し、さらにヒンジ部を経由して他方の基体パネルにも引き回した場合には、温水配管が長くなり、基体パネルに温度斑が生じるおそれがある。
そこで、1個のヘッダーから複数本の温水配管を引き回して、1本1本の温水配管の長さを短くすることが考えられる。しかしながら、上記のように基体パネルの長手方向の一端側に1個のヘッダーを配置し、且つこのヘッダーから複数本の温水配管を引き回す場合、温水配管の引き回しが煩雑になるという問題がある。
本発明は、2枚以上の基板を、各々の一側辺同士を突き合わせるように配列してなるベースを備え、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して温調用配管が引き回されている温調マットにおいて、温度斑が生じにくく、且つヘッダーからの温調用配管の引き回しが容易な温調マットを提供することを目的とする。
また、本発明は、基板同士の間でベースを折り曲げたときに温調用配管が座屈することを防止することができる温調マット及びその折り畳み方法を提供することを目的とする。
請求項1の温調マットは、上面に配管収容用の溝が設けられた略方形状の2枚以上の基板を、各々の一側辺同士を突き合わせるように配列してなるベースと、該溝に収容され、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して引き回されている温調用配管と、該温調用配管に温調用媒体を供給するためのヘッダーと、各基板の上面を覆うように配置され、各基板の上面に付着された均熱シート材とを有し、各基板は、各々の前記一側辺と交叉方向に延在する折り線部を有し、該折り線部に沿って屈曲可能となっている温調マットにおいて、該ヘッダーは、前記ベースの基板配列方向の一端側の外縁に沿う基板(以下、「ヘッダー配置基板」という。)の前記一側辺の延在方向の中間付近に配置されており、前記温調用配管は、各基板の前記一側辺の延在方向の中間付近において、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して引き回されていることを特徴とするものである。
請求項2の温調マットは、請求項1において、前記ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、該ヘッダーに対し、前記基板の前記一側辺の一端側及び他端側からそれぞれ温調用配管が接続されており、該一側辺の一端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の一端側の領域に引き回されており、該一側辺の他端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の他端側の領域に引き回されていることを特徴とするものである。
請求項3の温調マットは、請求項1において、前記ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、該ヘッダーは、前記ヘッダー配置基板のうち、前記ベースの基板配列方向の一端側の外縁に臨むように配置されており、該ヘッダーから各基板に別々の前記温調用配管が引き回されており、該ヘッダー配置基板以外の基板に引き回された温調用配管は、それぞれ、該ヘッダーから、各々が引き回された基板までの間を、該基板同士の突き合わせ部を跨いで最短距離で引き回されていることを特徴とするものである。
請求項4の温調マットは、請求項1ないし3のいずれか1項において、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、各基板の前記一側辺の前記中間付近において、隣り合う基板の下面同士が、屈曲可能な連結体によって連結されていることを特徴とするものである。
請求項5の温調マットは、請求項1ないし3のいずれか1項において、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板の前記一側辺における前記中間付近にあっては、均熱シート材が該基板上面から剥離可能な剥離可能部となっており、該剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分では、前記温調用配管が前記溝から引き出され、これにより、該基板同士が所定距離離隔することが可能となっていることを特徴とするものである。
請求項6の温調マットの折り畳み方法は、請求項4の温調マットの折り畳み方法であって、各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の両端側から該一側辺の延在方向の中間付近に向って、それぞれ、前記均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、次いで、前記連結体を屈曲させて、各基板の下面同士を対面させることを特徴とするものである。
請求項7の温調マットの折り畳み方法は、請求項5の温調マットの折り畳み方法であって、隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板上面における前記剥離可能部の均熱シート材を剥離させ、この剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分における前記温調用配管を前記溝から引き出して、該基板同士を離隔させ、次いで、各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の一端側から他端側に向って、前記均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、その後、該基板同士の間の前記温調用配管を曲げて、各基板の下面同士を対面させることを特徴とするものである。
本発明の温調マットにあっては、一方の基板の一側辺の中間付近に温調用媒体供給用のヘッダーが配置されているので、この温調マットが設置される室の温水コンセントが基板の該一側辺の中間付近に配置されていても、この温水コンセントの配置位置を変更することなく、このヘッダーと温水コンセントとを連結することができる。また、温水コンセントが基板の該一側辺の一端側及び他端側のいずれかに近接して配置されていても、比較的長さの短い連絡配管を用いて、このヘッダーと温水コンセントとを連結することができる。
この温調マットにあっては、温調用配管は、各基板の一側辺の中間付近において、該基板同士の突き合わせ部を跨いで一方の基板から他方の基板に引き回されている。従って、ヘッダーから、各基板の該ヘッダーよりも前記一側辺の一端側の領域に引き回される温調用配管の長さと、各基板の該ヘッダーよりも前記一側辺の他端側の領域に引き回される温調用配管の長さとを、ほぼ同程度とすることができる。これにより、各基板のいずれの領域についても略均一に温調する(暖める又は冷やす)ことができる。また、これらの温調配管の引き回しも容易である。
本発明においては、均熱シート材としては、熱伝導度の高いものであればよく、例えば金属箔、樹脂シート、無機材料シート、あるいはこれらの複合シートが挙げられる。
本発明の温調マットは、さらに、配管と接するように溝の内面から基板の上面にかけて配材された均熱板を有していてもよい。このような均熱板を設けることにより、配管から均熱シート材にさらに効率よく熱を伝えることができる。
本発明では、請求項2のように、ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、該ヘッダーに対し、基板の一側辺の一端側及び他端側からそれぞれ温調用配管が接続されており、該一側辺の一端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の一端側の領域に引き回されており、該一側辺の他端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の他端側の領域に引き回されている構成とすることができる。
このように構成することにより、各基板の、ヘッダーを挟んでその一側辺の一端側の領域の温度と、他端側の領域の温度とを、略均等にすることができる。
また、請求項3のように、ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、該ヘッダーは、ヘッダー配置基板のうち、ベースの基板配列方向の一端側の外縁に臨むように配置されており、該ヘッダーから各基板に別々の前記温調用配管が引き回されており、該ヘッダー配置基板以外の基板に引き回された温調用配管は、それぞれ、該ヘッダーから、各々が引き回された基板までの間を、該基板同士の突き合わせ部を跨いで最短距離で引き回されている構成とすることもできる。
このように構成することにより、ヘッダーから離れた基板の温度低下を最小限に抑えることができる。
請求項4の態様では、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、各基板の一側辺の中間付近において、隣り合う基板の下面同士が、屈曲可能な連結体によって連結されている。
この請求項4の温調マットを折り畳む場合には、まず、各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の両端側から該一側辺の延在方向の中間付近に向って、それぞれ、前記均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、次いで、前記連結体を屈曲させて、各基板の下面同士を対面させる。
このように、温調マットの巻回体を基板同士の間、即ちこの巻回体の長手方向の中間付近で二つ折りしているので、温調マットをコンパクトに折り畳むことができる。
請求項5の態様では、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板の一側辺における中間付近にあっては、均熱シート材が該基板上面から剥離可能な剥離可能部となっており、該剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分では、配管が溝から引き出され、これにより、基板同士が所定距離離隔することが可能となっている。
この請求項5の温調マットを折り畳む場合には、まず、隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板上面における剥離可能部の均熱シート材を剥離させ、この剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分における配管を溝から引き出して、基板同士を離隔させる。
次いで、各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の一端側から他端側に向って、均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、その後、該基板同士の間の配管を曲げて、各基板の下面同士を対面させる。
この態様にあっても、温調マットの巻回体を基板同士の間、即ちこの巻回体の長手方向の中間付近で二つ折りしているので、温調マットをコンパクトに折り畳むことができる。
この請求項5の態様にあっては、温調マットを折り畳むのに先立ち、均熱シート材の剥離可能部を剥がしてこの部分の温調用配管を溝から引き出し、基板同士を離隔させるため、基板同士の間で温調マットの巻回体を折り曲げた場合、基板同士の間の配管は、座屈せずに比較的緩やかに湾曲するようになる。これにより、基板の折り曲げに伴って配管が座屈して破損することが防止される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。以下の各実施の形態は、床暖房マットへの本発明の適用例である。
以下の各実施の形態は、略方形状の2枚の基板を、各々の一側辺同士を突き合わるように配列して、床暖房マットのベースを構成した例である。ただし、図示は省略するが、本発明においては、3枚以上の基板を、各々の一側辺同士を突き合わるように配列して、床暖房マットのベースを構成してもよい。
なお、以下の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は以下の各実施の形態以外の形態をもとりうる。
[第1の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1]
第1図は第1の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1の上面図、第2図はこの床暖房マット1の下面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はこの床暖房マット1の上面の中央付近の拡大図、第5図は第4図のV部分の拡大図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図はこの床暖房マット1のベース10を屈曲させた状態を示す斜視図、第8図及び第9図はこの床暖房マット1の折り畳み途中時の斜視図、第10図はこの床暖房マット1の折り畳み完了後の斜視図である。なお、第6図(a)はベース展開時を示し、第6図(b)はベース屈曲途中時を示し、第6図(c)はベース屈曲後を示している。
第1図は第1の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1の上面図、第2図はこの床暖房マット1の下面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はこの床暖房マット1の上面の中央付近の拡大図、第5図は第4図のV部分の拡大図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図はこの床暖房マット1のベース10を屈曲させた状態を示す斜視図、第8図及び第9図はこの床暖房マット1の折り畳み途中時の斜視図、第10図はこの床暖房マット1の折り畳み完了後の斜視図である。なお、第6図(a)はベース展開時を示し、第6図(b)はベース屈曲途中時を示し、第6図(c)はベース屈曲後を示している。
第1図、第4図及び第5図では均熱シート材の図示が省略されている。また、第5図では、温水配管の図示も省略されている。
この床暖房マット1は、略長方形状の2枚の基板11,12を、各々の長辺同士を突き合わせるように配列してなるベース10と、各基板11,12の上面に設けられた溝14(第3,5図)に配材された温水配管40と、該温水配管40が連なるヘッダー41と、各基板11,12の長辺方向の中間付近において、該基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで該基板11,12の下面同士を連結した屈曲可能な連結シート50と、各基板11,12の上面を覆うように配置され、各基板11,12の上面に付着された均熱シート材61,62等を備えている。
この実施の形態では、各基板11,12は、それぞれ、複数枚(この実施の形態では11枚)の帯状の盤体20〜30と、複数本(この実施の形態では10本)の小根太31とを、各々の長手方向を各基板11,12の横辺方向として、各基板11,12の長辺方向に交互に配列した如き構成となっている。各盤体20〜30は、各々の長側辺を隣接する小根太31に突き合わせるようにして配置されている。これらの盤体20〜30のうち、盤体25が各基板11,12の長辺方向の中間に位置している。
なお、基板11,12同士の間においては、ベース10を展開したときには、該基板11,12同士の突き合わせ部Tを挟んで、同じ符号の盤体20〜30の端辺同士が対向する。
小根太31の長さは、各盤体20〜30の長さよりも短い。第1図の通り、盤体20,21同士の間、盤体22,23同士の間、盤体24,25同士の間、盤体26,27同士の間及び盤体28,29同士の間の各小根太31は、それぞれ、一端を各盤体20〜29の一端に揃えるようにして配置されている。また、盤体21,22同士の間、盤体23,24同士の間、盤体25,26同士の間、盤体27,28同士の間及び盤体29,30同士の間の各小根太31は、それぞれ、他端を各盤体21〜30の他端に揃えるようにして配置されている。
盤体20,21同士、盤体22,23同士、盤体24,25同士、盤体26,27同士及び盤体28,29同士は、各々の間の小根太31の前記他端側を回り込むように形成された連結部32によって連結されている。また、盤体21,22同士、盤体23,24同士、盤体25,26同士、盤体27,28同士及び盤体29,30同士は、各々の間の小根太31の前記一端側を回り込むように形成された連結部32によって連結されている。
ただし、この実施の形態では、基板12においては、該基板12の長辺方向の中間付近に位置する盤体24,25同士の間の小根太31の長さは、該盤体24,25の長さと同程度となっており、これらの盤体24,25同士の間には連結部32が存在しない。
各連結部32の小根太31と反対側には、小小根太33が取り付けられている。
この実施の形態では、基板11の長辺方向の中間付近に位置する盤体24の、基板12と反対側の端部付近に、ヘッダー配置用の切欠き部24a(第2図)が設けられている。基板11の盤体24,25同士の間の連結部32’は、一端側が該盤体25に連なり、他端側がこの切欠き部24aに臨んでいる。この切欠き部24a内に前記ヘッダー41が配置されている。第2図の符号24bは、この切欠き部24a内にヘッダー41を固定するためのスペーサを示している。
各盤体20〜30の上面には、該盤体20〜30の長手方向に延在する4条の配管収容用の溝14が設けられている。これらの溝14は、盤体20〜30の幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。
連結部32によって連結された盤体20〜24同士の間、並びに盤体25〜30同士の間においては、これらの溝14同士は該連結部32を通って連続している。
基板11の盤体24,25においては、各溝14の基板12側の端部は、それぞれ、該盤体24の該基板12側の端辺に臨んでおり、これと反対側の端部は、それぞれ、前記切欠き部24aに臨んでいる。
また、基板12の盤体24,25においては、各溝14の基板11側の端部は、それぞれ、該盤体24,25の該基板11側の端辺に臨んでいる。
第5図に示すように、基板11の盤体24,25においては、各溝14が該盤体24,25の基板12側の端部付近で円弧状に湾曲しており、各溝14の端部は、該盤体24,25の基板12側の端辺に沿って延在している。また、基板12の盤体24,25においても、各溝14が該盤体24,25の基板11側の端部付近で円弧状に湾曲しており、各溝14の端部は、該盤体24,25の基板11側の端辺に沿って延在している。なお、基板11側の各溝14と、基板12側の各溝14とは、互いに反対側に向って凸となる円弧形状を呈するように湾曲している。
ベース10を展開した状態においては、基板11側の盤体24,25の各溝14の端部と、基板12側の盤体24,25の各溝14の端部とがそれぞれ対面する。これにより、各溝14が基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで基板11から基板12に連続して延在したものとなる。この実施の形態では、第5図の通り、各溝14は、基板11から基板12にかけて略S字形を呈するように連続する。
各溝14の端部は盤体24,25の端辺に沿って延在しているので、これらの溝14の端部同士が対面することにより、基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨ぎ、且つ該突き合わせ部Tに沿って延在する溝が形成される。第5図の通り、盤体24,25の端辺からの各溝14の端部の幅W1は、各溝14の他の部分の幅W2の半分かそれよりも若干大きなものとなっている。従って、これらの溝14の端部同士が対面することにより形成される溝の幅2W1は、各溝14の他の部分の幅W2と略同等の大きさとなる。
なお、第5図では、各溝14は突き合わせ部Tを跨いで基板11から基板12にかけて略S字形を呈しているが、他の形態として、溝14は、突き合わせ部Tを、該突き合わせ部Tの延在方向と略交叉方向に跨いでもよく、あるいは、該突き合わせ部Tの延在方向に対し斜め方向に略直線状に跨いでもよい。
温水配管40は、各溝14に収容されるようにして、各基板11,12の長辺方向の中間付近において、該基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで、該基板11から基板12に連続して引き回されている。
第1図の通り、この実施の形態では、ヘッダー41から基板11の盤体24側と盤体25側とにそれぞれ温水配管40が引き回されている。
ヘッダー41から基板11の盤体24側に引き回された温水配管40は、この盤体24から、該基板11の盤体23,22,21,20に連結部32を通って連続して引き回されると共に、基板11,12同士の突き合わせ部Tを横切って基板12の盤体24に引き回され、さらに、この盤体24から該基板12の盤体23,22,21,20に連結部32を通って連続して引き回されている。
また、ヘッダー41から基板11の盤体25側に引き回された温水配管40は、この盤体25から、該基板11の盤体26,27,28,29,30に連結部32を通って連続して引き回されると共に、基板11,12同士の突き合わせ部Tを横切って基板12の盤体25に引き回され、さらに、この盤体25から該基板12の盤体26,27,28,29,30に連結部32を通って連続して引き回されている。
温水配管40を溝14に収容しつつこのように引き回した後、基板11の上面及び基板12の上面に、それぞれ、接着剤等により均熱シート材61,62が付着される。これらの均熱シート材61,62は、各基板11,12において、盤体20〜30に跨って連続して配置されている。この均熱シート材61,62により、各基板11,12において、盤体20〜30及びこれらの間の各小根太31が連結されている。
均熱シート材61,62の端部は、それぞれ、基板11,12同士の突き合わせ部Tに臨んでおり、該突き合わせ部Tにおいて、均熱シート材61,62同士は非連続となっている。
前記連結シート50は、この実施の形態では、柔軟に屈曲可能な布又は合成樹脂シート等よりなる。この連結シート50は、基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨いで、基板11の盤体24,25の下面から、基板12の盤体24,25の下面まで連続して配置され、接着剤等によってこれらの下面に付着されている。
このように構成された床暖房マット1にあっては、基板11の長辺方向の中間付近に位置する盤体24にヘッダー41が配置されている。従って、この床暖房マット1が設置される室の躯体側温水パイプ末端の温水コンセント(図示略)が基板11の長辺方向の一端側及び他端側のいずれに近接して配置されていても、長さが該基板11の長辺の全長の半分程度かそれよりも短い連絡配管(図示略)でヘッダー41と温水コンセントとを連結することができるので、温水が温水コンセントからヘッダー41に到達するまでに温水の温度が低下することを抑制することができる。
この結果、室の温水コンセントの配置位置に合わせてヘッダー41が配置された専用の基板11を種々取り揃えたり、ヘッダー41の位置に合わせて該温水コンセントの配置位置を変更する工事を行うことも不要となる。
この床暖房マット1にあっては、ヘッダー41から基板11の盤体24側に引き回された温水配管40は、この基板11の盤体24から基板12の盤体24に引き回されており、ヘッダー41から基板11の盤体25側に引き回された温水配管40は、この基板11の盤体25から基板12の盤体25に引き回されている。即ち、各温水配管40は、各基板11,12の長辺方向の中間付近において、該基板11から基板12に引き回されている。
従って、ヘッダー41から双方の基板11,12の盤体20〜24に連続して引き回される温水配管40の長さと、ヘッダー41から双方の基板11,12の盤体25〜30に連続して引き回される温水配管40との長さはほぼ同程度である。これにより、各基板11,12の盤体20〜24と盤体25〜30との間で温度差が生じにくく、床暖房マット1の全面にわたって温度が略均一となる。
この床暖房マット1を折り畳む手順は以下の通りである。
まず、第8図のように、各基板11,12を、各々の長辺方向の両端側から該長辺方向の中間付近に向って、それぞれ、均熱シート材61,62を内側に巻き込むようにして巻回する。第9図は、各基板11,12をこのように巻回した後の状態を示している。
次いで、第10図のように、基板11,12同士の間で連結シート50を屈曲させて、各基板11,12の下面同士を対面させる。
このように、第9図の状態の床暖房マット1の巻回体を基板11,12同士の間、即ちこの巻回体の長手方向の中間付近で二つ折りしているので、床暖房マット1を第10図の如くコンパクトに折り畳むことができる。
なお、前述の通り、温水配管40のうち、基板11,12同士の突き合わせ部Tを跨ぐ部分が、この突き合わせ部Tに沿って延在している場合、この突き合わせ部Tで基板11,12を折り曲げた際には、第6図(a)〜(c)及び第7図の通り、温水配管40は、この突き合わせ部Tを跨ぐ部分がその軸心回りに捩れるようにして曲がる。これにより、基板11,12の折り曲げに伴い、温水配管40が座屈して破損することが防止される。
[第2の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1A]
第11図は第2の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1Aの上面図、第12図はこの床暖房マット1Aの上面の中央付近の拡大図、第13図は温水配管40を配管収容用溝14から引き出した状態における、床暖房マット1Aの上面の中央付近の拡大図、第14図はこの床暖房マット1Aのベース10を屈曲させた状態を示す斜視図、第15図はこの床暖房マット1Aの折り畳み途中時の斜視図、第16図はこの床暖房マット1Aの折り畳み完了後の斜視図である。
第11図は第2の実施の形態に係る温調マットとしての床暖房マット1Aの上面図、第12図はこの床暖房マット1Aの上面の中央付近の拡大図、第13図は温水配管40を配管収容用溝14から引き出した状態における、床暖房マット1Aの上面の中央付近の拡大図、第14図はこの床暖房マット1Aのベース10を屈曲させた状態を示す斜視図、第15図はこの床暖房マット1Aの折り畳み途中時の斜視図、第16図はこの床暖房マット1Aの折り畳み完了後の斜視図である。
なお、第11〜13図では均熱シート材の図示が省略されている。
この床暖房マット1Aにおいては、ベース10を構成する基板11,12の下面同士を連結する連結シート50が設けられておらず、基板11,12同士は、これらの突き合わせ部Tを跨いで該基板11から基板12に引き回された温水配管40のみによって連結されている。
なお、この実施の形態では、第12,13図に示すように、基板11,12の盤体24,24同士の間では、隣接する盤体25に近い側の2本の溝14のみが相互に連続しており、基板11,12の盤体25,25同士の間では、隣接する盤体24に近い側の2本の溝14のみが相互に連続している。
この実施の形態でも、基板11の盤体24,25から基板12の盤体24,25に連続する各溝14は、各盤体24,25の突き合わせ部T側の端辺付近で円弧状に湾曲しており、基板11から基板12にかけて略S字形を呈するように延在している。
なお、第1の実施の形態と同様に、溝14は、突き合わせ部Tを、該突き合わせ部Tの延在方向と略交叉方向に跨いでもよく、あるいは、該突き合わせ部Tの延在方向に対し斜め方向に略直線状に跨いでもよい。
この床暖房マット1Aにおいては、各基板11,12の上面にそれぞれ付着された均熱シート材61,62のうち、各盤体24,25の突き合わせ部T側の端辺付近を覆う部分が、それぞれ、各盤体24,25の上面から剥離可能な剥離可能部63(第14図)となっている。第12,13図において、二点鎖線によって囲まれた領域Lは、それぞれ、盤体24,25のうちこの剥離可能部63によって覆われている領域を示している。
図示の通り、基板11の盤体24,25から基板12の盤体24,25に連続する各溝14は、それぞれ、この領域L内において円弧状に湾曲している。
この床暖房マット1Aにおいては、剥離可能部63が剥がされると、この剥離可能部63によって覆われていた各領域L内の温水配管40が、第13図のように溝14から引き出し可能となる。
第13,14図の通り、各領域L内において溝14を円弧状に湾曲させると、この溝14から温水配管40を引き出して基板11,12同士の間で伸ばしたときに、基板11,12同士が離隔し易くなる。
この床暖房マット1Aのその他の構成は第1〜10図の床暖房マット1と同様であり、第11〜16図において第1〜10図と同一符号は同一部分を示している。
この床暖房マット1Aにあっても、基板11の長辺方向の中間付近に位置する盤体24にヘッダー41が配置されている。従って、この床暖房マット1が設置される室の躯体側温水パイプ末端の温水コンセント(図示略)が基板11の長辺方向の一端側及び他端側のいずれに近接して配置されていても、長さが該基板11の長辺の全長の半分程度かそれよりも短い連絡配管(図示略)でヘッダー41と温水コンセントとを連結することができるので、温水が温水コンセントからヘッダー41に到達するまでに温水の温度が低下することを抑制することができる。
この結果、室の温水コンセントの配置位置に合わせてヘッダー41が配置された専用の基板11を種々取り揃えたり、ヘッダー41の位置に合わせて該温水コンセントの配置位置を変更する工事を行うことも不要となる。
また、この床暖房マット1Aにあっても、ヘッダー41から基板11の盤体24側に引き回された温水配管40は、この基板11の盤体24から基板12の盤体24に引き回されており、ヘッダー41から基板11の盤体25側に引き回された温水配管40は、この基板11の盤体25から基板12の盤体25に引き回されている。即ち、各温水配管40は、各基板11,12の長辺方向の中間付近において、該基板11から基板12に引き回されている。
従って、ヘッダー41から双方の基板11,12の盤体20〜24に連続して引き回される温水配管40の長さと、ヘッダー41から双方の基板11,12の盤体25〜30に連続して引き回される温水配管40との長さはほぼ同程度である。これにより、各基板11,12の盤体20〜24と盤体25〜30との間で温度差が生じにくく、床暖房マット1の全面にわたって温度が略均一となる。
この床暖房マット1Aを折り畳む手順は以下の通りである。
まず、第14図のように、各剥離可能部63を剥がして、各剥離可能部63によって覆われていた領域L内の温水配管40をそれぞれ溝14から引き出す。これにより、基板11,12同士が離隔する。
次いで、各基板11,12を、各々の長辺方向の一端側から他端側に向って、それぞれ、均熱シート材61,62を内側に巻き込むようにして巻回する。第15図は、各基板11,12をこのように巻回した後の状態を示している。
その後、第16図のように、基板11,12同士の間の温水配管40を曲げて、各基板11,12の下面同士を対面させる。
この床暖房マット1Aにあっても、第15図の状態の該床暖房マット1Aの巻回体を基板11,12同士の間、即ちこの巻回体の長手方向の中間付近で二つ折りしているので、該床暖房マット1Aを第16図の如くコンパクトに折り畳むことができる。
この床暖房マット1Aにあっては、均熱シート材61,62の各剥離可能部63を剥がしてこの部分の温水配管40を溝14から引き出し、基板11,12同士を離隔させるため、基板11,12同士の間で床暖房マット1Aの巻回体を折り曲げても、基板11,12同士の間の温水配管40は、座屈せずに比較的緩やかに湾曲するようになる。これにより、基板11,12の折り曲げに伴って温水配管40が座屈して破損することが防止される。
[材質等]
上記各部材の材質の一例として次のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記各部材の材質の一例として次のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
基板としては例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の発泡合成樹脂のほか木材等を用いることができる。発泡合成樹脂としては、断熱性の点から、内部の気泡が独立気泡となっているものが好ましい。
小根太は木材や釘打ち可能な合成木材が好ましい。
均熱シート材はアルミ又は銅の金属箔が好ましい。
温水配管としては、可撓性のポリエチレン等の合成樹脂チューブや銅パイプが例示される。
[その他の構成]
上記の各実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は図示の構成に限定されない。
上記の各実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は図示の構成に限定されない。
例えば、第1の実施の形態では、基板11,12の下面同士を屈曲可能に連結する連結体として、柔軟に屈曲可能な布又は合成樹脂シート等よりなる連結シート50を用いているが、これ以外の連結体を用いてもよい。例えば、図示はしないが、蝶番等を用いて基板11,12同士を連結してもよい。
上記の各実施の形態では温水配管40が均熱板を介さずに各溝14内に収容されているが、各溝14の内面から各基板11,12の上面にかけて均熱板を配材するようにしてもよい。このように構成することにより、温水配管40からの熱をより効率よく均熱シート材61,62に伝えることができる。
上記の各実施の形態は、床暖房マットに関するものであるが、本発明の温調マットは、壁、天井等に配置されてもよい。また、温水ではなく、冷水を配管に通水して冷房するようにしてもよい。水以外のオイル、不凍液等の熱媒体を流通させてもよい。
1,1A 床暖房マット
10 ベース
11,12 基板
14 溝
20〜30 盤体
31 小根太
32 連結部
40 温水配管
41 ヘッダー
50 連結シート
61,62 均熱シート材
63 剥離可能部
10 ベース
11,12 基板
14 溝
20〜30 盤体
31 小根太
32 連結部
40 温水配管
41 ヘッダー
50 連結シート
61,62 均熱シート材
63 剥離可能部
Claims (7)
- 上面に配管収容用の溝が設けられた略方形状の2枚以上の基板を、各々の一側辺同士を突き合わせるように配列してなるベースと、
該溝に収容され、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して引き回されている温調用配管と、
該温調用配管に温調用媒体を供給するためのヘッダーと、
各基板の上面を覆うように配置され、各基板の上面に付着された均熱シート材と
を有し、
各基板は、各々の前記一側辺と交叉方向に延在する折り線部を有し、該折り線部に沿って屈曲可能となっている温調マットにおいて、
該ヘッダーは、前記ベースの基板配列方向の一端側の外縁に沿う基板(以下、「ヘッダー配置基板」という。)の前記一側辺の延在方向の中間付近に配置されており、
前記温調用配管は、各基板の前記一側辺の延在方向の中間付近において、該基板同士の突き合わせ部を跨いで、隣り合う基板に連続して引き回されていることを特徴とする温調マット。 - 請求項1において、前記ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、
該ヘッダーに対し、前記基板の前記一側辺の一端側及び他端側からそれぞれ温調用配管が接続されており、
該一側辺の一端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の一端側の領域に引き回されており、
該一側辺の他端側から該ヘッダーに接続された温調用配管は、各基板のうち、該ヘッダーよりも該一側辺の他端側の領域に引き回されていることを特徴とする温調マット。 - 請求項1において、前記ヘッダーは、複数の前記温調用配管を接続可能であり、
該ヘッダーは、前記ヘッダー配置基板のうち、前記ベースの基板配列方向の一端側の外縁に臨むように配置されており、
該ヘッダーから各基板に別々の前記温調用配管が引き回されており、
該ヘッダー配置基板以外の基板に引き回された温調用配管は、それぞれ、該ヘッダーから、各々が引き回された基板までの間を、該基板同士の突き合わせ部を跨いで最短距離で引き回されていることを特徴とする温調マット。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、
各基板の前記一側辺の前記中間付近において、隣り合う基板の下面同士が、屈曲可能な連結体によって連結されていることを特徴とする温調マット。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、隣り合う基板同士のうちの一方の基板上面に設けられた均熱シート材と、他方の基板上面に設けられた均熱シート材とは、該基板同士の突き合わせ部において非連続となっており、
隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板の前記一側辺における前記中間付近にあっては、均熱シート材が該基板上面から剥離可能な剥離可能部となっており、
該剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分では、前記温調用配管が前記溝から引き出され、これにより、該基板同士が所定距離離隔することが可能となっていることを特徴とする温調マット。 - 請求項4の温調マットの折り畳み方法であって、
各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の両端側から該一側辺の延在方向の中間付近に向って、それぞれ、前記均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、
次いで、前記連結体を屈曲させて、各基板の下面同士を対面させることを特徴とする温調マットの折り畳み方法。 - 請求項5の温調マットの折り畳み方法であって、
隣り合う基板同士のうちの少なくとも一方の基板上面における前記剥離可能部の均熱シート材を剥離させ、
この剥離可能部の均熱シート材を剥離させた部分における前記温調用配管を前記溝から引き出して、該基板同士を離隔させ、
次いで、各基板を、各々の前記一側辺の延在方向の一端側から他端側に向って、前記均熱シート材を内側に巻き込むようにして巻回し、
その後、該基板同士の間の前記温調用配管を曲げて、各基板の下面同士を対面させることを特徴とする温調マットの折り畳み方法。
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