JP2007039835A - 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法 - Google Patents

嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007039835A
JP2007039835A JP2005225578A JP2005225578A JP2007039835A JP 2007039835 A JP2007039835 A JP 2007039835A JP 2005225578 A JP2005225578 A JP 2005225578A JP 2005225578 A JP2005225578 A JP 2005225578A JP 2007039835 A JP2007039835 A JP 2007039835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
fiber
viscose rayon
fibers
bulky
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005225578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4976669B2 (ja
Inventor
Makoto Hayashi
誠 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Rayon Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Boseki KK, Daiwabo Co Ltd, Daiwabo Rayon Co Ltd filed Critical Daiwa Boseki KK
Priority to JP2005225578A priority Critical patent/JP4976669B2/ja
Publication of JP2007039835A publication Critical patent/JP2007039835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4976669B2 publication Critical patent/JP4976669B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】嵩高くて通気性があり、油捕集効率の良好な嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の嵩高不織布及びこれを用いた不織布フィルター(1)は、少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布で構成され、構成繊維はビスコースレーヨン短繊維A(2)を含み、短繊維A(2)は、繊度が40〜160dtexの範囲であり、捲縮を有し、繊維断面が不定形でありかつくびれを持ち、短繊維A(2)を単独又は短繊維A(2)に40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維B(3)を混合して形成する。これにより、繊維の表面積が広く、嵩高くて通気性があり、油捕集効率の良好な不織布と不織布フィルターを提供できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビスコースレーヨン短繊維を含む嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法に関する。
従来、不織布の見かけの厚みを増大させた嵩高不織布やその製造方法について種々提案されている。例えば、ポリビニルアルコール繊維等の高収縮性繊維を含む繊維層の両面に、ビスコースレーヨン繊維等の非収縮性繊維で構成された繊維層を重ねて交絡させた後、熱処理することによって表面に凹凸を形成した嵩高不織布が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ポリエステルの芯材とポリエチレン等の鞘材からなる芯鞘構造の繊維で不織布を形成した後、熱処理することによって捲縮させた嵩高不織布も知られている(例えば、特許文献2参照)。
一方、台所用ファン等に使用されるフィルターとしては、ガラス繊維を含む不織布がよく用いられるが、このフィルターは、その交換時にガラス繊維が手に刺さる危険性がある、焼却できない等の問題がある。また、ガラス繊維の代わりにポリエチレンテレフタレート繊維を含む不織布や、ビスコースレーヨン繊維等のセルロース繊維と、ポリエステル繊維等の捲縮性非ハロゲン系繊維とを、難燃性接着剤で結合させた不織布(例えば、特許文献3参照)が提案されている。特に、捲縮性非ハロゲン系繊維を含む不織布は、嵩高性が高くなる。
特開平8−158226号公報 特開2002−204907号公報 特開2001−129327号公報
しかし、上述した不織布は、ポリエチレンテレフタレート繊維やポリエステル繊維等の熱可塑性の合成繊維を含むため、熱によって溶融して穴が開く、熱によって収縮する等の問題がある。また、これらの合成繊維には生分解性がないので、環境問題への配慮から生分解性に優れた、例えば構成繊維としてビスコースレーヨン繊維を主に含む嵩高不織布と、これを用いたフィルターの開発が望まれていた。
本発明は、嵩高くて通気性があり、油捕集効率の良好な嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法を提供する。
本発明の嵩高不織布は、少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布であって、前記構成繊維はビスコースレーヨン短繊維(A)を含み、前記短繊維(A)は、繊度が40〜160dtexの範囲であり、捲縮を有し、繊維断面が不定形でありかつくびれを持ち、前記構成繊維は前記短繊維(A)を単独又は前記短繊維(A)に40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維(B)を混合した繊維であることを特徴とする。
本発明の不織布フィルターは、前記嵩高不織布を所定形状に成形したものである。
本発明の不織布フィルターの製造方法は、少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布フィルターの製造方法であって、繊度が40〜160dtexの範囲であり、繊維断面が不定形でありかつくびれを持つビスコースレーヨン繊維の束からなるトウを乾燥後、機械捲縮をかけ、カットして短繊維とした原綿を単独、又は40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維を混合し、解繊してウェブとし、前記ウェブに熱可塑性樹脂を付与して熱処理し、成形したことを特徴とする。
本発明は、極太の繊度を有しかつ機械捲縮を有するビスコースレーヨン短繊維を用い、この短繊維の繊維断面が不定形でありかつくびれを持つことから、繊維の表面積が広く、嵩高くて通気性があり、油捕集効率の良好な不織布を提供できる。また、ビスコースレーヨン短繊維を主な構成繊維としているので、生分解性があり、吸水性、吸油性、吸湿性等が良好な嵩高不織布及びこれを用いた不織布フィルターを提供できる。
本発明の不織布フィルターの製造方法によれば、前記嵩高不織布を用いた不織布フィルターを効率よく合理的に製造することができる。
本発明の嵩高不織布は、少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布である。この構成繊維はビスコースレーヨン短繊維(以下、ビスコースレーヨン短繊維Aという。)を含む。ビスコースレーヨン短繊維Aは、セルロースの水希釈液(アルカリ性)であるビスコースを凝固再生して得られる繊維をカットしたものであり、ビスコースの組成やその製造方法によって、特に限定されるものではない。
前記樹脂は、構成繊維同士の隙間を保持しつつ、構成繊維同士を固定するものであれば特に限定されないが、熱可塑性樹脂であることが好ましい。樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸エステル等のアクリル系、ブタジエン−エステル等の合成ゴム系、ポリ塩化ビニル等の塩化ビニル系、塩化ビニリデン系、ウレタン系等の樹脂を用いることができる。接着剤である熱可塑性樹脂の使用量は、不織布の目付(1mあたりの質量)が100〜400g/mの場合、10〜40g/mの範囲が好ましい。なお、「目付」とは、単位面積あたりの不織布の質量であり、例えばJIS L 1085 5.2に準拠する測定法で測定することができる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aの繊度は、40〜160dtexの範囲であり、好ましくは45〜120dtexの範囲であり、より好ましくは50〜90dtexの範囲である。繊度が40dtex未満では、ビスコースレーヨン短繊維Aの剛直性が低下する傾向となる。一方、繊度が160dtexを超えると、繊維径が太すぎるため取り扱いが困難となる傾向となる。そこで、ビスコースレーヨン短繊維Aの繊度を前記範囲内とすることにより、本発明の嵩高不織布への使用に適した剛直な繊維とすることができる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aの繊維断面は、不定形である。これにより、ビスコースレーヨン短繊維Aは、その表面積が大きくなるので、吸水性、吸油性、吸湿性及び油捕集効率の高い繊維とすることができる。また、本発明の嵩高不織布において、構成繊維同士の間隔を適度に維持することができるので、嵩高くて通気性のある不織布とすることができる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aの繊維断面は、くびれを持つ。このくびれを形成する腕部の長さは、腕部の幅の2.5倍以上が好ましく、さらに好ましくは2.5倍以上5倍以下の範囲、とくに好ましくは2.5倍以上4倍以下の範囲である。腕部の長さが腕部の幅の2.5倍未満では、ビスコースレーヨン短繊維Aの嵩高性が低下する傾向となる。一方、腕部の長さが腕部の幅の5倍を超えると、ビスコースレーヨン短繊維Aの剛直性が低下する傾向となる。そこで、ビスコースレーヨン短繊維Aの腕部の幅を前記範囲内にすることにより、本発明の嵩高不織布への使用に適した嵩高くて剛直な繊維とすることができる。なお、前記繊維断面の形状は、くびれを含めば特に限定されないが、例えば、Y字状、W字状、E字状、F字状、X字状、H字状、π字状等の形状である。また、前記腕部の本数は特に限定されないが、例えば1〜5本であればよい。例えば、繊度が50dtex程度のビスコースレーヨン短繊維Aは、腕部の本数が1〜2本であることが好ましく、繊度が100dtex程度のビスコースレーヨン繊維は、腕部の本数が2〜3本であることが好ましい。ビスコースレーヨン短繊維Aは、その繊度が大きくなると腕部の本数も多くなる傾向にある。なお、腕部の長さ及び腕部の幅のサイズの求め方については後述する。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aの特異な断面形状は、真円断面の面積を1としたとき、2倍以上の仮想断面を有することになる。したがって、ビスコースレーヨン短繊維Aは、その仮想断面の面積に比例して油捕集効率が高くなる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aは、捲縮を有する。この捲縮は、例えば乾燥した状態のビスコースレーヨン繊維の束からなるトウ(長繊維束)をスタッファーボックス(stuffer-box)に押し込み、機械捲縮をかけることにより発現させることができる。スタッファーボックスによる機械捲縮の条件は、例えば、ニップ圧及びスタッフィング圧を、いずれも0.5MPaとし、処理速度を50m/分とすればよい。これにより、ビスコースレーヨン短繊維Aは、捲縮が付与され、カードの通過性が向上し、単繊維間の交絡が高くなり、嵩高性の高い不織布とすることができる。また、本発明の嵩高不織布において、構成繊維同士の間隔を適度に維持することができるので、嵩高くて通気性のある不織布とすることができる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Aの捲縮数は、5〜20個/25mmの範囲であることが好ましい。ビスコースレーヨン短繊維Aの捲縮数を前記範囲にすることによって、安定して捲縮を付与することができるとともに、本発明の不織布の嵩高性を維持することができる。また、前記ビスコースレーヨン短繊維Aの捲縮率は、5〜20%の範囲であることが好ましい。ビスコースレーヨン短繊維Aの捲縮率を前記範囲にすることによって、安定して捲縮を付与することができるとともに、本発明の不織布の嵩高性を維持することができる。
本発明の嵩高不織布の構成繊維には、前記ビスコースレーヨン短繊維Aを単独で使用できる。また、本発明の嵩高不織布の構成繊維として、前記ビスコースレーヨン短繊維Aに、40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維(以下、ビスコースレーヨン短繊維Bという。)を、0を越え70質量%以下の範囲、より好ましくは10質量%以上50質量%以下の範囲、さらに好ましくは20質量%以上30質量%以下の範囲で混合した繊維を使用することもできる。ビスコースレーヨン短繊維Bを混合することにより、ビスコースレーヨン短繊維A間の隙間を埋めて通気性を調節することができる。
前記ビスコースレーヨン短繊維Bは、セルロースの水希釈液(アルカリ性)であるビスコースを凝固再生して得られる繊維をカットしたものであり、ビスコースの組成やその製造方法によって、特に限定されるものではない。また、このビスコースレーヨン短繊維Bの繊維断面の形状、繊維長、捲縮の有無についても、特に限定されるものではない。ビスコースレーヨン短繊維Bとしては、例えば、繊維断面の形状が菊花状であり、繊維長が35〜105mmであるビスコースレーヨン短繊維を用いることができる。
本発明の嵩高不織布の密度は、2kPaの荷重を加えたときに0.018〜0.09g/cmの範囲であることが好ましく、0.023〜0.08g/cmの範囲であることがより好ましい。また、本発明の嵩高不織布の密度は、0.3kPaの荷重を加えたときに0.009〜0.055g/cmの範囲であることがさらに好ましく、0.011〜0.05g/cmの範囲であることが特に好ましい。嵩高不織布の密度が低すぎると、強度が低下したり通気性が高すぎたりする傾向となる。一方、嵩高不織布の密度が高すぎると、通気性が確保されない傾向となる。そこで、嵩高不織布の密度を前記範囲内で調節することによって、本発明の嵩高不織布の強度や通気性を最適な範囲に調節することができる。なお、上記「不織布の密度」は、例えばJIS L 1085 6.2に準拠する測定法で測定した目付をJIS L 1085 6.1に準拠する測定法で測定した厚さで除した値に、1000を乗じて得ることができる。
本発明の嵩高不織布の目付は、100〜400g/mの範囲であることが好ましく、150〜350g/mの範囲であることがより好ましい。嵩高不織布の目付が前記範囲内であれば、嵩高くて、適度な通気性のある不織布とすることができる。
本発明の嵩高不織布において、構成繊維の繊維長は、50〜200mmの範囲であることが好ましく、70〜180mmの範囲であることがより好ましい。構成繊維の繊維長が前記範囲内であれば、繊維が短すぎて樹脂に固定されないこともなく、繊維が長すぎて製造する際に取り扱いが困難となることもない。
本発明の嵩高不織布において、ビスコースレーヨン短繊維Aのくびれを形成する腕部の幅は、10〜50μmであることが好ましく、10〜40μmであることがより好ましい。この腕部の幅が10μm未満では、ビスコースレーヨン短繊維の成形が困難となる傾向となる。一方、腕部の幅が50μmを超えると、腕部の本数が少なくなり、例えば繊維がリボン状に近い形状となるため、ビスコースレーヨン短繊維の剛直性が低下したり、腕部同士の間隔が広く、くびれがなくなるため、油捕集効率が低くなったりする。そこで、腕部の幅を前記範囲内にすることにより、腕部の本数が多くなり、腕部同士も適度な間隔を維持できるため、剛直性があり、油捕集効率の良好な不織布とすることができる。
なお、本発明の嵩高不織布において、前記ビスコースレーヨン短繊維A及びBは、再生セルロースであるレーヨンが有する有用な機能(例えば、生分解性、吸水性、吸湿性、帯電防止性、熱安定性、染色性等)を保持した状態で、本発明の嵩高不織布を構成している。
以上説明したように、本発明の嵩高不織布は、嵩高くて通気性があり、油捕集効率に優れた不織布である。また、ビスコースレーヨン短繊維を主な構成繊維としているので、吸水性、吸油性、吸湿性及び熱安定性が高い不織布である。よって、本発明の嵩高不織布は、例えば、台所用ファン(レンジ用フードファン、ダクト用ファン等)のフィルター、オイルフィルター、カートリッジフィルター、油吸着材、車両の内装材(マット、内張布等)、クッション材、タワシ、ワイパー等に用いることができる。特にフィルターに有用である。
本発明の不織布フィルターは、前記嵩高不織布を所定の形状に形成したものである。ここで所定の形状とは、それぞれの用途で常用されている形状であり、例えば円盤状、矩形状、シート状、プリーツ状、円筒状等である。
また、本発明の嵩高不織布及び不織布フィルターは、原綿を解繊してウェブとし、このウェブに熱可塑性樹脂を付与して熱処理し、少なくとも一部の構成繊維間を樹脂により固定した、いわゆるレジンボンド不織布といわれる嵩高不織布及びこれを用いた不織布フィルターである。この構成によれば、熱可塑性樹脂が単繊維の接触部を接着しているので、単繊維の脱落や移動がなく、一体性が高く使用勝手がよいものとなる。
また、前記不織布及びこれを用いた不織布フィルターには、難燃剤等の添加剤をさらに含んでいてもよい。例えば、リン酸グアニジン、リン酸アンモニウム等のリン系難燃剤、硫酸アンモニウム等の硫酸塩系難燃剤、硼酸ナトリウム、硼酸等の硼素化合物系難燃剤、塩化亜鉛、塩化アンモニウム、塩化カルシウム等のハロゲン系難燃剤等の添加剤等を単独または混合して用いることができる。前記難燃剤は、不織布に対して5〜30g/mの範囲で使用するのが好ましい。
本発明の不織布フィルターの製造方法において、原綿を解繊してウェブとする方法は、特に限定されないが、例えばカード機を用いる方法が挙げられる。
本発明の不織布フィルターの製造方法において、ウェブに熱可塑性樹脂を付与する方法は、特に限定されないが、例えばスプレーを用いて熱可塑性樹脂の樹脂エマルジョンを吹きつける方法が挙げられる。
本発明の不織布フィルターの製造方法において、熱処理はウェブに含まれる繊維同士を熱可塑性樹脂で接着するための工程であり、一般的な樹脂接着の方法を用いればよい。また、熱処理する温度は、使用する熱可塑性樹脂によって異なるが、例えばアクリル系樹脂を用いた場合、110〜150℃の範囲が好ましい。熱処理する温度が110℃未満では、嵩高不織布の強度が弱くなる傾向となる。一方、熱処理する温度が150℃を越えると、嵩高不織布が黄変する傾向となる。
以上説明したように、本発明の不織布フィルターの製造方法は、嵩高くて通気性があり、油捕集効率に優れた不織布フィルターを製造する方法であり、本発明の不織布フィルターを効率よく合理的に製造することができる。また、ビスコースレーヨン短繊維を基材としているので、吸水性、吸油性、吸湿性及び熱安定性の高い不織布フィルターとすることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いてより詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の嵩高不織布を用いた不織布フィルターの一例を模式的に示す斜視図である。図1に示す不織布フィルター1では、捲縮を有するビスコースレーヨン短繊維2にビスコースレーヨン短繊維3が0を越え70質量%以下混合されていて、ビスコースレーヨン短繊維2及び3の繊維間の一部が樹脂(図示せず)により固定されている。不織布フィルター1の密度は2kPaの荷重を加えたときに0.018〜0.09g/cmの範囲であり、その目付は100〜400g/mの範囲である。また、ビスコースレーヨン短繊維2は、繊維長が50〜200mmの範囲であり、捲縮数が5〜20個/25mmの範囲であり、繊度が40〜160dtexの範囲である。一方、ビスコースレーヨン短繊維3は、繊維長が50〜200mmの範囲であり、繊度が40dtex未満である。
図2は、本発明の嵩高不織布に含まれるビスコースレーヨン短繊維の一例を示す断面図である。図2に示すビスコースレーヨン短繊維2は、繊維断面が不定形(ここではE字状)でありかつくびれ20及び21を含む。また、くびれ20及び21を形成する腕部22、23及び24の長さは、それぞれ腕部22、23及び24の幅の2.5倍以上である。
ここで、ビスコースレーヨン短繊維2の腕部の長さ及び幅のサイズの求め方について、腕部24を例に説明する。まず腕部24の2箇所の裾部分の曲線において、最も曲率半径が小さくなる点24a,24a間を線分25で結ぶ。次に、線分25の長さを2等分する点25aから腕部24の頂部24bまでの間を線分26で結ぶ。続いて、線分26の垂直二等分線が腕部24により切り取られて成る線分27を作図する。そして、線分27の長さを2等分する点27aを求め、点25aと点27aとを結ぶ線分28と、点27aと頂部24bとを結ぶ線分29とを描く。そして、線分28及び線分29の長さを測定し、それらの合計値を腕部24の長さとする。また、線分28の垂直二等分線が腕部24により切り取られて成る線分30と、線分29の垂直二等分線が腕部24により切り取られて成る線分31とを作図する。そして、線分25、27、30、31のそれぞれの長さを測定し、それらの平均値を腕部24の幅とする。
次に、ビスコースレーヨン短繊維2の嵩高性の評価方法の一例について図3を用いて説明する。図3は、ビスコースレーヨン短繊維2の嵩高性の評価方法を説明するための断面図である。まず、ビスコースレーヨン短繊維2の断面径のうち、最も長い径となる線分を描く。図3の場合は、点Aと点Bとを結ぶ線分ABがこれに相当する。次に、線分ABを直径とする円Cを作図する(図3中、破線の円)。そして、ビスコースレーヨン短繊維2の断面の外延のうち、円Cから最も離れた点Dと、点A及び点Bのいずれか一方とを結ぶ線分を描く。図3の場合は、点Dと点Bとを結んで線分BDとした。そして、線分AB及び線分BDのそれぞれの垂直2等分線E,Fを作図し、垂直2等分線Eと垂直2等分線Fとの交点Gを求める。そして、交点Gを中心として点A、B及びDを通る円Hを作図し、得られた円Hをビスコースレーヨン短繊維2の外接円Hとする(図3中、実線の円)。そして、この外接円Hの面積SHを、作図に用いたビスコースレーヨン短繊維2の断面積Ssectionで除して、面積比(SH/Ssection)を求める。なお、円Cを作図した際、仮に円C内にビスコースレーヨン短繊維2の断面が収まっている場合は、円Cをビスコースレーヨン短繊維2の外接円Hとする。本発明の嵩高不織布に含まれるビスコースレーヨン短繊維Aは、前記面積比(SH/Ssection)が2.0〜3.5の範囲であることが好ましい。前記面積比(SH/Ssection)が2.0未満では、ビスコースレーヨン短繊維Aの嵩高性が低下する場合がある。一方、前記面積比(SH/Ssection)が3.5を超えると、ビスコースレーヨン短繊維Aの剛直性が低下する場合がある。
また、不織布フィルター1は、ビスコースレーヨン短繊維を用いているので、例えば土中埋設することによって1〜3ヶ月で分解される、生分解性のある不織布である。
本実施形態の不織布フィルター1は、ビスコースレーヨン短繊維2及び3を均一に混合した原綿を解繊してウェブとし、このウェブに熱可塑性樹脂を付与して熱処理することにより製造される。ビスコースレーヨン短繊維2は、トウを乾燥後、機械捲縮をかけ、カットしたものである。前記トウは、セルロースの水希釈液(アルカリ性)であるビスコースを凝固再生して得られ、繊度が40〜160dtexの範囲であり、繊維断面が不定形でありかつくびれを持つビスコースレーヨン繊維の束からなる。また、ビスコースレーヨン短繊維3は、セルロースの水希釈液(アルカリ性)であるビスコースを凝固再生して得られる繊維をカットしたものである。
ここで、ビスコースレーヨン繊維の製造方法について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の不織布フィルターに含まれるビスコースレーヨン短繊維2の製造に用いるビスコースレーヨン繊維の製造方法の一例を示す説明図である。
ビスコースレーヨン繊維の製造方法は、紡糸浴40内に設けられた紡糸口金41の口金孔41aから紡糸浴40中にビスコースを吐出して、ビスコースを凝固再生することにより糸条42を形成し、この糸条42を紡糸浴40の外部に設けられた引き取りローラ43により引き取る。
紡糸浴40は、一般的な酸性紡糸浴を使用すればよいが、例えば硫酸を110〜170g/リットル、硫酸亜鉛を10〜30g/リットル、硫酸ナトリウムを150〜350g/リットル含むミューラー浴を使用することができる。紡糸浴の温度は45〜65℃である。
前記ビスコースは、一般的な組成のものを使用すればよいが、例えばセルロースを8.0〜9.5質量%、水酸化ナトリウムを5.0〜6.5質量%、二硫化炭素を30〜35質量%含むビスコースを使用することができる。
口金孔41aは、0.2〜0.5mmの孔径を有している。また、引き取りローラ43により糸条42を引き取る際のジェットドラフト(Jet Draft)率は、0.5〜2.5である。ここでジェットドラフト率とは、口金孔41aの出口におけるビスコースの吐出速度をV、引き取りローラ43による糸条の引き取り速度をVとした場合のV/Vの値である。
紡糸浴40内の糸条42と紡糸浴40の浴面40aとのなす角度θは、5〜30°の範囲が好ましい。引き取りローラ43により引き取られた糸条42は、例えば、図示しない延伸ローラによって延伸されて、ビスコースレーヨン繊維となる。
なお、糸条42において、紡糸浴40内の部分の長さL1、及び糸条42と紡糸浴40の浴面40aとの交点40bから引き取りローラ43までの部分の長さL2は、双方とも例えば300〜850mmとすればよい。
なお、本実施形態の不織布フィルターは、例えば所定のサイズに切り取って台所用ファンのフィルター51(後述する図5参照)として用いることができる。
以下、実施例を用いて本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(1)ビスコースレーヨン短繊維Aの製造
原料であるビスコースには、セルロースを8.5質量%、水酸化ナトリウムを5.7質量%、二硫化炭素を32質量%含むものを用いた。紡糸浴には、硫酸を145g/リットル、硫酸亜鉛を15g/リットル、硫酸ナトリウムを350g/リットル含むミューラー浴(60℃)を用いた。また、ビスコースを吐出する紡糸口金には、0.35mmの孔径を有する口金孔が126個設けられたものを用いた。
また、引き取りローラにより糸条を引き取る際、紡糸口金の中心と引き取りローラとを結ぶ線分と紡糸浴の浴面とのなす角度θ(図4参照)は、15.3°とした。また、前記線分において、紡糸浴内における部分の長さL1(図4参照)、及び前記線分と紡糸浴の浴面との交点から引き取りローラまでの部分の長さL2(図4参照)は、それぞれ513mm及び549mmとした。その他の紡糸条件については、引き取りローラの引き取り速度:32m/分、ジェットドラフト率:1.816、最終ローラの巻き取り速度:40m/分、延伸倍率:1.25倍に設定した。前記紡糸条件によりビスコースレーヨン繊維の束からなるトウを製造した。
次に前記トウを乾燥し、スタッファーボックスに送り込み、捲縮数が10.2個/25mm、捲縮率が8%である捲縮を付与した。その後、カッターにより繊維長102mmにカッティングした。
このようにして得られたビスコースレーヨン短繊維Aの物性は、前記面積比(SH/Ssection):2.48、繊度:56dtex、乾強度(cN/dtex):1.64、湿強度(cN/dtex):0.82、乾伸度(%):22.7、湿伸度(%):30.2であった。
また、得られたビスコースレーヨン短繊維Aのうち、繊維断面においてくびれを形成する腕部の長さを前記腕部の幅で除した値(以下、長さ/幅比という)が2.5以上の短繊維の含有率は90体積%であった。詳細には、長さ/幅比が2.5以上3未満の短繊維は40体積%、長さ/幅比が3以上3.5未満の短繊維は20体積%、長さ/幅比が3.5以上4未満の短繊維は20体積%、長さ/幅比が4以上の短繊維は10体積%であった。また、前記長さ/幅比が2.5以上のビスコースレーヨン短繊維Aのうち、前記腕部の本数が1本の短繊維は70体積%、2本の短繊維は20体積%であった。また、前記長さ/幅比が2.5以上の短繊維は、腕部の幅の平均値が19.1μmであった。
(2)ビスコースレーヨン短繊維B
ビスコースレーヨン短繊維Bとしては、ダイワボウレーヨン製BC17dtex76mmを使用した。その断面形状は菊花状であり、その物性は、繊度:17dtex、乾強度(cN/dtex):2.10、乾伸度(%):22.5であった。
(3)混綿
ビスコースレーヨン短繊維A(繊度56dtex、繊維長102mm)に、ビスコースレーヨン短繊維B(繊度17dtex、繊維長76mm)を20質量%混合し、カード機を用いて解繊してウェブとし、得られたウェブをクロスレイで積層した。次に、このクロスレイ積層ウェブに、ポリアクリルエステルの樹脂エマルジョン(日本エヌエスシー社製、ヨドゾールAA28)と、リン酸アンモニウムを水に溶かした難燃剤とを混合し、スプレーを用いて付着させた。前記樹脂エマルジョンは前記ウェブに対して28g/m、前記難燃剤はウェブに対して12g/m付着させた。
その後、通風乾燥機を用いて130℃で熱処理して、レジンボンド不織布を得た。本実施例の不織布は、目付が186g/m、2kPaの荷重を加えたときの厚さが4.6mm、2kPaの荷重を加えたときの密度が0.04g/cm、0.3kPaの荷重を加えたときの厚さが7.0mm、0.3kPaの荷重を加えたときの密度が0.026g/cmであり、嵩高であった。
(比較例1)
構成繊維としてガラス繊維のみで構成された不織布(日本ヘルシー社製レンジフード用フィルター)を用いた。本比較例の不織布は、目付が154g/m、2kPaの荷重を加えたときの厚さが8.9mm、2kPaの荷重を加えたときの密度が0.017g/cm、0.3kPaの荷重を加えたときの厚さが12.5mm、0.3kPaの荷重を加えたときの密度が0.012g/cmであった。また、前記ガラス繊維の繊維幅は40μm、繊維断面は円断面であった。なお、本比較例の不織布は、一般的にフィルターとして使用されているものである。
(性能試験)
(1)圧力損失
実施例1及び比較例1の不織布に、風をあてて、通気量に伴う圧力損失を測定した。測定の際、前記風の風速を5、10、15、20、25cm/秒と変化させ、それぞれの場合の圧力損失を測定した。その結果を表1に示す。なお、表1において「ND」とは、測定下限値(0.1mmHO)未満となった場合を示す。
Figure 2007039835
表1から、実施例1の嵩高不織布の方が、比較例1のガラス繊維不織布よりも通気性がよいことが確認できた。また、実施例1の嵩高不織布は、比較例1のガラス繊維不織布より密度が大きいにも関わらず、比較例1のガラス繊維不織布より圧力損失が小さいことが確認できた。
(2)油捕集効率
油捕集効率の測定方法について図5を用いて説明する。図5は、台所用ファンのフィルターの油捕集効率を測定する方法を説明するための一部断面図である。
まず、台所用ファン56にフィルター51を設置し、コンロ55の上に油受け皿54、フライパン52及びステンレスダクト53をこの順に置き、フランパン52を予め熱しておく。次に、フライパン52の上方から、油用コック57を用いて油を10秒間に10滴(5分間に12.5g程度)滴下するとともに、水用コック58を用いて水を10秒間に30滴(5分間に39.8g程度)滴下する。この際、台所用ファン56で排気することによって、蒸発した油分(油煙59)をフィルター51で捕集する。フィルター51に付着した油分量をフィルター付着量とし、滴下した油分量から油受け皿54に付着した油分量を引いた値を油分の発生量とする。そして、下記式に示すように、このフィルター付着量を、油分の発生量で除して100を乗じた値を油捕集効率(%)とした。
(数1)
油捕集効率={(フィルター付着量)/(油分の発生量)}×100
この油捕集効率の測定方法は、財団法人ベターリビングによる「優良住宅部品認定基準(換気ユニット)」のフィルターの油捕集効率試験(BLT VU−08)の規定に従っている。
実施例1及び比較例1の不織布を台所用ファンのフィルターとして用いた場合の油捕集効率を、前記測定方法で測定した結果、比較例1のガラス繊維不織布を用いたフィルターの油捕集効率は44.9%であったのに対し、実施例1の嵩高不織布を用いたフィルターの油捕集効率は52.1%であった。なお、前記実施例1の嵩高不織布を用いたフィルターは、縦286mm、横345mm、厚さ4.6mm、1枚の質量は18.4gであった。また、比較例1の不織布を用いたフィルターは、縦286mm、横345mm、厚さ8.9mm、1枚の質量は15.2gであった。
以上から実施例1の嵩高不織布を用いたフィルターは、比較例1のガラス繊維を用いたフィルターよりも薄くて通気性が高いにもかかわらず油捕集効率が高いことが確認できた。これは、ビスコースレーヨン短繊維Aの繊維断面によるものと考えられる。
(3)難燃性
実施例1の嵩高不織布に、その2cm下方からディスポライターの炎(炎の長さ2.5cm)をあて続けた時の様子を観察した。炎は不織布に対して垂直にあてた。その結果、本実施例の嵩高不織布は、炭化するものの、穴が開いたり、燃えたり、溶融したりすることなく、その形態を保持した。
以上説明したように、本発明は、嵩高くて通気性があり、油捕集効率の良好な嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法を提供することができ、例えば、台所用ファンのフィルター等として用いることができる。また、本発明の嵩高不織布は、ビスコースレーヨン短繊維を基材としているので、吸水性、吸油性、吸湿性及び熱安定性に優れ、生分解性のある不織布であり、その工業的価値は大である。
本発明の嵩高不織布を用いた不織布フィルターの一例を模式的に示す斜視図である。 本発明の嵩高不織布に含まれるビスコースレーヨン短繊維の一例を示す断面図である。 本発明の嵩高不織布に含まれるビスコースレーヨン短繊維の嵩高性の評価方法を説明するための断面図である。 本発明の嵩高不織布に含まれるビスコースレーヨン短繊維の製造方法の説明図である。 本発明の嵩高不織布を台所用ファンのフィルターとして用いた場合の油捕集効率を測定する方法を説明するための一部断面図である。
符号の説明
1 不織布フィルター
2 ビスコースレーヨン短繊維A
3 ビスコースレーヨン短繊維B
20,21 くびれ
22,23,24 腕部
40 紡糸浴
40a 浴面
41 紡糸口金
41a 口金孔
42 糸条
43 引き取りローラ
51 フィルター
52 フライパン
53 ステンレスダクト
54 油受け皿
55 コンロ
56 台所用ファン
57 油用コック
58 水用コック
59 油煙

Claims (7)

  1. 少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布であって、
    前記構成繊維はビスコースレーヨン短繊維(A)を含み、
    前記短繊維(A)は、繊度が40〜160dtexの範囲であり、捲縮を有し、繊維断面が不定形でありかつくびれを持ち、
    前記短繊維(A)を単独又は前記短繊維(A)に40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維(B)を混合したことを特徴とする嵩高不織布。
  2. 前記構成繊維として前記短繊維(B)を加える場合は、全体を100質量%としたとき、前記短繊維(B)の含有率が0を越え70質量%以下である請求項1に記載の嵩高不織布。
  3. 前記嵩高不織布の密度は、2kPaの荷重を加えたときに0.018〜0.09g/cmの範囲である請求項1又は2に記載の嵩高不織布。
  4. 前記短繊維(A)の捲縮数は、5〜20個/25mmの範囲である請求項1に記載の嵩高不織布。
  5. 前記短繊維(A)の繊維断面において、前記くびれを形成する腕部の長さは前記腕部の幅の2.5倍以上であり、前記腕部の幅は10〜50μmである請求項1に記載の嵩高不織布。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の嵩高不織布を所定形状に成形した不織布フィルター。
  7. 少なくとも一部の構成繊維間が樹脂により固定されている不織布フィルターの製造方法であって、
    繊度が40〜160dtexの範囲であり、繊維断面が不定形でありかつくびれを持つビスコースレーヨン繊維の束からなるトウを乾燥後、機械捲縮をかけ、
    カットして短繊維とした原綿を単独、又は40dtex未満のビスコースレーヨン短繊維を混合し、解繊してウェブとし、
    前記ウェブに熱可塑性樹脂を付与して熱処理し、成形したことを特徴とする不織布フィルターの製造方法。
JP2005225578A 2005-08-03 2005-08-03 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法 Active JP4976669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225578A JP4976669B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225578A JP4976669B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007039835A true JP2007039835A (ja) 2007-02-15
JP4976669B2 JP4976669B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=37798088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005225578A Active JP4976669B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4976669B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016140357A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 ダイワボウホールディングス株式会社 エアレイド不織布用レーヨン繊維とその製造方法、エアレイド不織布とその製造方法、及び水解紙
JP2017074575A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 近藤工業株式会社 低密度エアフィルタ濾材の製造方法および低密度エアフィルタ濾材
CN115414184A (zh) * 2022-08-30 2022-12-02 美佳爽(中国)有限公司 一种速吸干爽吸收芯体制备方法
CN115414184B (zh) * 2022-08-30 2024-04-12 美佳爽(中国)有限公司 一种速吸干爽吸收芯体制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445811A (en) * 1987-07-30 1989-02-20 Courtaulds Plc Cellulose fiber
JPH08134714A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Daiwabo Les-Yon Kk ビスコースレーヨン及びその製造方法
JP2820269B2 (ja) * 1989-05-02 1998-11-05 旭化成工業株式会社 ビスコースレーヨン繊維
JPH1181116A (ja) * 1997-09-08 1999-03-26 Chisso Corp 短繊維不織布

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445811A (en) * 1987-07-30 1989-02-20 Courtaulds Plc Cellulose fiber
JPH10146358A (ja) * 1987-07-30 1998-06-02 Courtaulds Plc 再生セルロースステープルファイバーから成る吸収性製品
JP2820269B2 (ja) * 1989-05-02 1998-11-05 旭化成工業株式会社 ビスコースレーヨン繊維
JPH08134714A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Daiwabo Les-Yon Kk ビスコースレーヨン及びその製造方法
JPH1181116A (ja) * 1997-09-08 1999-03-26 Chisso Corp 短繊維不織布

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016140357A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 ダイワボウホールディングス株式会社 エアレイド不織布用レーヨン繊維とその製造方法、エアレイド不織布とその製造方法、及び水解紙
JPWO2016140357A1 (ja) * 2015-03-04 2017-12-14 ダイワボウホールディングス株式会社 エアレイド不織布用レーヨン繊維とその製造方法、エアレイド不織布とその製造方法、及び水解紙
JP2017074575A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 近藤工業株式会社 低密度エアフィルタ濾材の製造方法および低密度エアフィルタ濾材
CN115414184A (zh) * 2022-08-30 2022-12-02 美佳爽(中国)有限公司 一种速吸干爽吸收芯体制备方法
CN115414184B (zh) * 2022-08-30 2024-04-12 美佳爽(中国)有限公司 一种速吸干爽吸收芯体制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4976669B2 (ja) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1041700C (zh) 改进的防微粒穿透的非织造材料的生产方法
CN103933785B (zh) 过滤器用无纺布及其制造方法
CN105771427B (zh) 一种空气过滤用驻极体非织造过滤材料
KR20100015854A (ko) 여과재 및 필터 유닛
JP2011214217A (ja) 嵩高不織布の製造方法
JP6436096B2 (ja) 全熱交換素子の製造方法
JPWO2016143857A1 (ja) 積層不織布
WO1994008083A1 (en) Nonwoven cloth of ultrafine fibers and method of manufacturing the same
CN107249713A (zh) 内燃机用预空气过滤器
JP2020104519A (ja) 難燃性吸音材
WO2016017484A1 (ja) 濾過材、それを用いたフィルタエレメント、及び濾過材の製造方法
JP4976669B2 (ja) 嵩高不織布と不織布フィルター及びその製造方法
JP2007039841A (ja) 嵩高不織布
JP2013167408A (ja) 全熱交換素子
JP4357255B2 (ja) 不織布用短繊維及び短繊維不織布
JP2012082539A (ja) 難燃性繊維構造体
JP4351100B2 (ja) 不織布用短繊維及び短繊維不織布
JPH04126815A (ja) 極細繊維発生複合繊維
JP5812569B2 (ja) サーマルボンド不織布ろ材及びそれを用いたエアフィルタ
JP2004169249A (ja) 不織布及びそれを用いたワイピング材
JP6368184B2 (ja) 濾過材、それを用いたフィルタエレメント、及び濾過材の製造方法
JPH1161618A (ja) 極細繊維不織布及びその製造方法
JPWO2019230688A1 (ja) 異形断面繊維とその製造方法ならびに異形断面繊維を含む不織布及び吸遮音材
JP6691874B2 (ja) 濾過材、それを用いたフィルタエレメント、及び濾過材の製造方法
JP7468255B2 (ja) 吸音材用不織布、吸音材、および吸音材用不織布の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4976669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531