JP2007036327A - テープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能なテープ印刷システムを提供する。
【解決手段】 制御部は、レイアウトデータが対応するテープ幅と、ユーザによって設定されたテープ幅(印刷しようとするテープの幅)とが一致しない場合に、設定されたテープ幅に合わせてレイアウトデータの各要素(文字列等)の配置を変更する。具体的には、設定されたテープ幅よりも狭いテープ幅に対応するレイアウトデータが選択された場合には、テープ幅方向の要素間の間隔が、レイアウトデータに基づいた間隔よりも広くなるように各要素の属性情報を変更し、設定されたテープ幅よりも広いテープ幅に対応するレイアウトデータが選択された場合には、間隔が、レイアウトデータに基づいた間隔よりも狭くなるように属性情報を変更する。
【選択図】 図7
【解決手段】 制御部は、レイアウトデータが対応するテープ幅と、ユーザによって設定されたテープ幅(印刷しようとするテープの幅)とが一致しない場合に、設定されたテープ幅に合わせてレイアウトデータの各要素(文字列等)の配置を変更する。具体的には、設定されたテープ幅よりも狭いテープ幅に対応するレイアウトデータが選択された場合には、テープ幅方向の要素間の間隔が、レイアウトデータに基づいた間隔よりも広くなるように各要素の属性情報を変更し、設定されたテープ幅よりも広いテープ幅に対応するレイアウトデータが選択された場合には、間隔が、レイアウトデータに基づいた間隔よりも狭くなるように属性情報を変更する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、画像データを形成し、当該画像データに応じた画像をテープに印刷するテープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラムに関する。
従来、文字や記号等からなる画像をテープに印刷するテープ印刷システムには、印刷画像の作成を補助するために、複数のレイアウトデータ(デザインフォームともいう)が保持されている(例えば、特許文献1)。レイアウトデータは、サンプルとなる画像を格納するとともに、当該画像の配置や向きを規定するデータであり、レイアウトデータを用いることにより、例えば、ビデオテープ等のタイトル表示用等、特定の用途に適したレイアウトの印刷画像を容易に形成することが可能となっている。このため、ユーザが印刷画像を形成する際には、所望のレイアウトデータを選択した後、例えば、ビデオのタイトル等を変更するだけで、ビデオテープのタイトル表示に適したレイアウトのテープを作成することが可能となる。ここで、各レイアウトデータは、所定の幅のテープにのみ対応しているため、ユーザは印刷しようとするテープの幅に対応したレイアウトデータを選択する必要がある。
しかしながら、所望のレイアウトデータが、印刷しようとするテープの幅に対応していない場合には、ユーザは、前記レイアウトデータを選択した後、印刷しようとするテープの幅に合わせて画像の配置等を修正するか、或いは、印刷画像を一から作成しなければならなかった。また、レイアウトデータが規定する画像の向きとは異なる向きで印刷を行いたい場合にも、レイアウトデータを選択した後に画像を回転させる等の修正作業を行うか、或いは、印刷画像を一から作成しなければならないという問題を有していた。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能なテープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラムを提供することにある。また、本発明の第2の目的は、規定する画像の向きが、所望の向きとは異なるレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能なテープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明のテープ印刷システムは、画像データを形成して供給する画像供給手段と、前記画像供給手段から供給された画像データに基づいて、テープに画像を印刷する画像印刷手段とを有するテープ印刷システムであって、前記画像供給手段は、印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力手段と、所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段とを備え、前記画像形成手段は、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とする。
このテープ印刷システムによれば、画像形成手段が、テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するため、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
このテープ印刷システムにおいて、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するか否かを問い合わせる配置変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記配置変更確認手段による確認結果に応じて配置変更を実施することが望ましい。
このテープ印刷システムによれば、画像の配置を、入力されたテープ幅に応じて変更する前に、変更するか否かを問い合わせるため、意図しない変更がなされることを防止することが可能となる。
本発明のテープ印刷システムは、画像データを形成して供給する画像供給手段と、前記画像供給手段から供給された前記画像データに基づいて、テープに画像を印刷する画像印刷手段とを有するテープ印刷システムであって、前記画像供給手段は、前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力手段と、前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段とを備え、前記画像形成手段は、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更することを特徴とする。
このテープ印刷システムによれば、画像形成手段が、画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択されたレイアウトデータが規定する画像の向きとが異なる場合に、レイアウトデータで規定された画像の向きを、画像方向入力手段が入力した向きに変更するため、画像の向きが、所望の向きとは異なる向きに規定されたレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
このテープ印刷システムにおいて、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更するか否かを問い合わせる画像方向変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記画像方向変更確認手段による確認結果に応じて方向変換を実施することが望ましい。
このテープ印刷システムによれば、レイアウトデータで規定された画像の向きを、入力された画像の向きに合わせて変更する前に、変更するか否かを問い合わせるため、意図しない変更がなされることを防止することが可能となる。
本発明の画像供給装置は、画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置であって、印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力手段と、所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段とを備え、前記画像形成手段は、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とする。
この画像供給装置によれば、画像形成手段が、テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するため、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
この画像供給装置において、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するか否かを問い合わせる配置変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記配置変更確認手段による確認結果に応じて配置変更を実施することが望ましい。
この画像供給装置によれば、画像の配置を、入力されたテープ幅に応じて変更する前に、変更するか否かを問い合わせるため、意図しない変更がなされることを防止することが可能となる。
本発明の画像供給装置は、画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置であって、前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力手段と、前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択されたレイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段とを備え、前記画像形成手段は、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更することを特徴とする。
この画像供給装置によれば、画像形成手段が、画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択されたレイアウトデータが規定する画像の向きとが異なる場合に、レイアウトデータで規定された画像の向きを、画像方向入力手段が入力した向きに変更するため、画像の向きが、所望の向きとは異なる向きに規定されたレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
この画像供給装置において、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更するか否かを問い合わせる画像方向変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記画像方向変更確認手段による確認結果に応じて方向変換を実施することが望ましい。
この画像供給装置によれば、レイアウトデータで規定された画像の向きを、入力された画像の向きに合わせて変更する前に、変更するか否かを問い合わせるため、意図しない変更がなされることを防止することが可能となる。
本発明の画像形成方法は、画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置の画像形成方法であって、印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力工程と、所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させるレイアウト選択工程と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成工程とを備え、前記画像形成工程は、前記テープ幅入力工程において入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力工程において入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とする。
この画像形成方法によれば、画像形成工程において、テープ幅入力工程で入力したテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、テープ幅入力工程で入力したテープ幅に応じて変更するため、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
本発明の画像形成方法は、画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置の画像形成方法であって、前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力工程と、前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させるレイアウト選択工程と、選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成工程とを備え、前記画像形成工程は、前記画像方向入力工程において入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段において入力した向きに変更することを特徴とする。
この画像形成方法によれば、画像形成工程において、画像方向入力工程で入力した画像の向きと、選択されたレイアウトデータが規定する画像の向きとが異なる場合に、レイアウトデータで規定された画像の向きを、画像方向入力工程で入力した向きに変更するため、画像の向きが、所望の向きとは異なる向きに規定されたレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
本発明のプログラムは、前記画像形成方法の各工程をコンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とする。
このプログラムによれば、前記画像形成方法と同様の効果を得ることが可能となる。
また、本発明は、前記プログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物、プロジェクタの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、及び外部記憶装置等、前記コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
以下、本発明の実施形態に係るテープ印刷システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態のテープ印刷システムは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて形成した画像データを、テープ印刷装置に送信し、画像データに応じた画像をテープに印刷するものである。
図1は、本実施形態のテープ印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、テープ印刷システム1は、パーソナルコンピュータPC、ディスプレイDS、キーボードKB、マウスMS等からなる情報処理システム2と、情報処理システム2との間で有線又は無線による通信が可能なテープ印刷装置3とを備えている。ここで、情報処理システム2は、印刷画像を表す画像データを形成するとともに、形成した画像データをテープ印刷装置3に送信する画像供給手段に相当し、テープ印刷装置3は、受信した画像データに応じた画像を印刷する画像印刷手段に相当する。
図1に示すように、テープ印刷システム1は、パーソナルコンピュータPC、ディスプレイDS、キーボードKB、マウスMS等からなる情報処理システム2と、情報処理システム2との間で有線又は無線による通信が可能なテープ印刷装置3とを備えている。ここで、情報処理システム2は、印刷画像を表す画像データを形成するとともに、形成した画像データをテープ印刷装置3に送信する画像供給手段に相当し、テープ印刷装置3は、受信した画像データに応じた画像を印刷する画像印刷手段に相当する。
情報処理システム2におけるパーソナルコンピュータPCは、制御部20、大容量記憶部21、インターフェイス(I/F)部22等を備えている。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)20a、ROM(Read Only Memory)20b、RAM(Random Access Memory)20c等からなり、CPU20aが大容量記憶部21からRAM20cに読み込まれたプログラムに従って各種処理を実行することにより、パーソナルコンピュータPCの動作を統括制御する。
大容量記憶部21は、例えば、ハードディスク装置によって構成され、OS(オペレーティングシステム)や、インストールされたアプリケーションプログラム、或いは、各種データ等を記憶する。本実施形態の大容量記憶部21には、アプリケーションプログラムとして、画像データを形成してテープ印刷装置3に供給するためのテープ印刷プログラムがインストールされているとともに、テープ印刷プログラムを実行する際に参照される各種データが記憶されている。
I/F部22は、有線又は無線通信により外部の周辺機器との間で通信が可能になっており、本実施形態では、ディスプレイDSやキーボードKB、マウスMS等の入出力装置が接続されている。また、I/F部22には、テープ印刷装置3が接続されており、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格に基づいて、テープ印刷装置3との間でデータの送受信が可能になっている。
ディスプレイDSは、CRT(陰極線管)ディスプレイや液晶ディスプレイ等が該当し、制御部20の制御に基づいて画像を表示する。キーボードKBは、文字や制御情報等の入力に用いられ、マウスMSは、ディスプレイDSに表示されるカーソルを移動させたり、アイコンやメニューを選択したりするためのポインティングデバイスである。なお、マウスMSに代えて、他のポインティングデバイスを適用しても良く、さらには、ディスプレイDSやキーボードKB、ポインティングデバイス等を一体的に備えるノートパソコン等を情報処理システム2として用いることも可能である。
パーソナルコンピュータPCに電源が投入されると、CPU20aは、ROM20bに記憶された起動プログラムに従ってブート処理を行い、大容量記憶部21に記憶されているOSをRAM20cに読み込んで、ユーザによる各種操作が可能な状態となる。その後、ユーザがキーボードKBやマウスMSを操作して特定のアプリケーションプログラム(例えば、テープ印刷プログラム)の実行を指示すると、CPU20aは、大容量記憶部21に記憶された複数のアプリケーションプログラムの中から、指定されたアプリケーションプログラムをRAM20cに読み込んで、当該プログラムに従った動作を行う。
大容量記憶部21にインストールされたテープ印刷プログラムは、大きくは、画像編集プログラムと、プリンタドライバとからなっている。画像編集プログラムは、印刷画像の作成や編集を行うためのプログラムであり、テープに印刷する印刷画像を構成する各要素(文字列や記号等)の入力や削除、修正等を行わせたり、その内容(編集データ)をファイルとして入出力させたりする等の編集機能を担っている。プリンタドライバは、テープ印刷装置3に対する駆動処理を行うプログラムであり、編集データをドット展開して画像データに変換したり、その画像データを、テープ印刷装置3に転送させたりする機能等を担っている。
テープ印刷装置3は、パーソナルコンピュータPCから転送されてきた画像データに基づいて、装填されているテープに画像を印刷するものであり、制御部30、通信部31、サーマルヘッド32、ヘッド駆動部33、テープ搬送機構34及びテープ搬送駆動部35等を備えている。
テープ印刷装置3における制御部30は、例えば、CPU30a、ROM30b、RAM30c等で構成されており、CPU30aが、ROM30bに記憶された制御プログラムに従い、RAM30cを一時メモリとして使用しながら各種処理を実行することにより、テープ印刷装置3の各種動作を制御する。
通信部31は、例えば、USB接続によってパーソナルコンピュータPCと通信可能になっており、パーソナルコンピュータPCで作成された画像データを受信して、制御部30に出力することができる。
サーマルヘッド32は、当該テープ印刷装置3に装填された図示しないテープカートリッジ内のテープに対して、当該テープカートリッジ内に備わるインクリボンのインクを転写させるものであり、ヘッド駆動部33は、制御部30の制御に基づいて、サーマルヘッド32の各発熱素子を適宜オン駆動するものである。
テープ搬送機構34は、前記テープカートリッジ内のテープ及びインクリボンを走行させたり停止させたりする機構であり、テープをテープカートリッジの内部から外部へと走行させるとともに、インクリボンに関してはテープカートリッジ内を走行させる。テープ搬送駆動部35は、制御部30の制御に基づいて、テープ搬送機構34を駆動する。
また、テープ印刷装置3は、テープの幅や色が異なる複数種類のテープカートリッジに対応可能になっており、ユーザは、用途や好みに応じたテープカートリッジを装填することができる。
なお、印刷済みのテープを自動的に切断する機構やその駆動部等がテープ印刷装置3に設けられていても良い。さらに、テープ印刷装置3は、自ら画像データを生成するために操作部や表示部等を備え、スタンドアロンの形態でも使用可能な構成であってもよい。
次に、本実施形態のテープ印刷システム1により、印刷画像を作成する際の動作について図面を参照して説明する。
図2〜図6は、印刷画像を作成する際にディスプレイDSに表示される画面を示す説明図である。ユーザが、パーソナルコンピュータPCの電源を投入し、OSが起動した後、画像編集プログラムを選択・実行すると、制御部20は、当該プログラムに従って図2に示す編集用画面PEをディスプレイDSに表示させる。
図2〜図6は、印刷画像を作成する際にディスプレイDSに表示される画面を示す説明図である。ユーザが、パーソナルコンピュータPCの電源を投入し、OSが起動した後、画像編集プログラムを選択・実行すると、制御部20は、当該プログラムに従って図2に示す編集用画面PEをディスプレイDSに表示させる。
図2に示すように、編集用画面PEは、プログラムのタイトル等を表示するタイトルバーB1の下に、メニューバーB2、及びツールバーB3を備え、さらにその下方には、作業領域WRを備えている。
メニューバーB2には、「ファイル(F)」、「編集(E)」、「表示(V)」等の項目名が並んでおり、キーボードKBやマウスMSによっていずれかの項目が選択されると、制御部20は、当該項目に関連する複数の動作処理の中から1つを選択可能なメニュー(図示せず)を表示する。さらに、キーボードKBやマウスMSの操作により、当該メニューから1つの処理項目が選択されると、制御部20は、選択された動作処理を実行する。
ツールバーB3には、複数のアイコンが表示されている。各アイコンは、メニューバーB2により選択可能な各種動作処理のうちの1つに関連付けられており、マウスMSのクリック動作によりアイコンを選択するだけで当該動作処理を実行可能になっている。このため、使用頻度の比較的高い動作処理に関連付けられたアイコンを、ツールバーB3に表示させることにより、編集作業の操作性を向上させることができる。
画像編集プログラムが起動した後、ユーザは、メニューバーB2又はツールバーB3により、「新規作成」、「ファイルを開く」、「レイアウトデータで作成」のいずれかの動作処理(コマンド)を選択することにより印刷画像の作成(編集)を開始することができる。
「新規作成」コマンドは、新たな印刷画像を一から作成するための動作処理であり、ユーザによって「新規作成」コマンドが選択されると、制御部20は、図示しない設定用画面(ダイアログボックス)を編集用画面PE上に重畳して表示する。当該ダイアログボックス上では、印刷対象とするテープの幅や、テープの長さ、或いは、テープの向き等のテープ属性情報を設定可能になっており、ユーザによって所望の設定がなされると、制御部20は、前記ダイアログボックスを画面上から消去するとともに、図3又は図4に示すように、編集用画面PEの作業領域WR上に、設定された幅、長さ、向きのテープ外形図を表すイメージ画像PTを表示する。その後、ユーザは、キーボードKBやマウスMSを用いて、イメージ画像PT上への要素(文字列や記号等)の挿入や、挿入した要素の削除や修正等、各種編集作業を行うことができる。イメージ画像PTには、破線で囲まれた印刷範囲BRが示されており、編集作業後にテープ印刷装置3にデータを送信すると、印刷範囲BR内に含まれる画像がテープに印刷される。
なお、「テープの向き」とは、作業領域WR上に表示されるテープの向きを示すものであり、ユーザは、配置しようとする画像が正規の向きで画面上に表示されるように、縦、又は横のいずれかを指定することができる。例えば、横書きの文字列を、テープの長手方向に沿って配置しようとする場合には、テープの向きを横向き(図3参照)に設定し、縦書きの文字列を、テープの長手方向に沿って配置しようとする場合には、テープの向きを縦向き(図4参照)に設定する。つまり、「テープの向き」を設定することは、「テープに対する画像の向き」を設定することと同義となる。
また、「ファイルを開く」コマンドは、過去に作成し、大容量記憶部21等にファイルとして保存した編集データを読み出す動作処理である。編集データとは、テープ幅、テープ長さ、テープの向き等を表すテープ属性情報や、挿入された要素そのものを示す要素情報(文字コード等)、そして、各要素の書体やサイズ、配置(位置)、向き(横書きか縦書きか)等を表す要素属性情報を含んでいる。「ファイルを開く」コマンドが選択されると、制御部20は、図示しないファイル選択用画面(ダイアログボックス)を編集用画面PE上に重畳して表示し、ユーザに読み出すファイルを選択させる。ファイルが選択されると、制御部20は、当該ファイル(編集データ)を大容量記憶部21から読み出すとともに、前記ダイアログボックスを画面上から消去して、編集用画面PEの作業領域WR上に、編集データに含まれるテープ属性情報に基づいたテープ外形図と、要素情報や要素属性情報に基づいた画像とからなるイメージ画像PTを再現する(図示せず)。ユーザは、読み出した編集データをそのまま利用したり、必要に応じて要素の追加や修正を施したりすることができる。
また、「レイアウトデータで作成」コマンドは、大容量記憶部21等に保存されている既製のレイアウトデータを読み出す動作処理である。レイアウトデータとは、名札用やビデオテープ用等、各種用途に適した文字列や記号等が事前に入力されているサンプルデータであり、前記編集データと同様に、対応するテープ幅やテープ長さ、テープの向きを規定するテープ属性情報と、要素そのものを示す要素情報、及び各要素の書体やサイズ、配置、向き等を規定する要素属性情報等を含んでいる。この「レイアウトデータで作成」コマンドが選択されると、制御部20は、図5に示すようなレイアウト選択用画面(ダイアログボックス)PFを編集用画面PE上に重畳して表示する。
図5に示すように、レイアウト選択用画面PFは、メニュー画面PF1とプレビュー画面PF2等で構成されている。メニュー画面PF1では、用途別に分類されるとともに、対応するテープ幅やテープの向きによって区分された複数のレイアウトデータの中から1つを指定可能になっており、マウスMS等によって1つのレイアウトデータが指定されると、制御部20は、プレビュー画面PF2に当該レイアウトデータの印刷イメージを表示する。このため、ユーザは、プレビュー画面PF2を参照しながら所望のレイアウトデータを探し出すことが可能となっている。レイアウトデータが指定された状態で、レイアウト選択用画面PF内のOKボタンPF3がクリックされると、制御部20は、レイアウト選択用画面PFを画面上から消去するとともに、選択されたレイアウトデータを大容量記憶部21から読み出し、図6に示すように、編集用画面PEの作業領域WR上に、レイアウトデータで規定される幅、長さ、向きのテープ外形図と、レイアウトデータに含まれる要素情報や要素属性情報に基づいた画像とからなるイメージ画像PTを表示する。ユーザは、レイアウトデータを利用することにより、僅かな編集作業(文字の修正等)のみで容易に所望の画像を作成することができるようになる。
ここで、本実施形態のテープ印刷システム1は、「新規作成」コマンドにより、印刷対象とするテープの幅やテープの向き等のテープ属性情報が設定された後、或いは、「ファイルを開く」コマンドにより、テープ属性情報が設定済みのファイルを読み出した後にも、レイアウトデータを挿入することが可能となっている。以下に、このときの動作について、図面を用いて説明する。
図7は、レイアウトデータを挿入する際の動作を説明するフローチャートである。
「新規作成」コマンド等により、テープ情報が設定された状態で、メニューバーB2やツールバーB3によりレイアウトデータを挿入するためのコマンドが選択されると、制御部20は、図7に示すフローに従って動作する。なお、一例として、テープ幅は24mm、テープの向きは縦に設定され、ディスプレイDSには、作業領域WRに24mm幅のテープが縦向きで示された編集用画面PE(図4参照)が表示されているものとする。
「新規作成」コマンド等により、テープ情報が設定された状態で、メニューバーB2やツールバーB3によりレイアウトデータを挿入するためのコマンドが選択されると、制御部20は、図7に示すフローに従って動作する。なお、一例として、テープ幅は24mm、テープの向きは縦に設定され、ディスプレイDSには、作業領域WRに24mm幅のテープが縦向きで示された編集用画面PE(図4参照)が表示されているものとする。
図7に示すように、ステップS101では、制御部20は、「レイアウトデータで作成」コマンドの場合と同様、編集用画面PE上に、レイアウト選択用画面PF(図5参照)を表示して、所望のレイアウトデータを選択させる。
ステップS102では、制御部20は、選択されたレイアウトデータで規定されるテープの向きと、ユーザによって設定されたテープの向き(縦)とが一致するか否かを判断する。一致する場合、つまり、縦向きのレイアウトデータが選択された場合には、ステップS109に移行し、一致しない場合、つまり、図5に示したように横向きのレイアウトデータが選択された場合には、ステップS103に移行する。
テープの向きが一致せず、ステップS103に移行した場合には、制御部20は、設定されたテープの向き(縦)に合わせて、挿入しようとする印刷画像(横向きのサンプル画像)の全体を回転させるか否かを問い合わせるメッセージ画面(ダイアログボックス)PV1を表示する(図8参照)。メッセージ画面PV1には、「OK」、「キャンセル」と表記された2つのボタンが表示されており、ユーザは、そのいずれかをキーボードKBやマウスMSで選択可能になっている。
ステップS104では、制御部20は、前記問い合わせに対して、画像全体の回転を実行する旨を表す「OK」ボタンが選択されたか否かを判断する。「OK」ボタンが選択された場合には、ステップS105に移行し、画像全体の回転を実行しない旨を表す「キャンセル」ボタンが選択された場合には、ステップS113に移行する。
ここで、ステップS113は、画面表示を編集用画面PEに戻し、作業領域WR上に、レイアウトデータが挿入されたテープのイメージ画像PTを表示させるステップである。ステップS104で「キャンセル」ボタンが選択されてステップS113に移行した場合、つまり、設定されたテープの向き(縦)と異なる向き(横)のレイアウトデータが選択され、かつ画像の回転を実行しない場合には、図9に示すように、縦に配置されたテープに横向きのサンプル画像が挿入され、画像がテープの左右からはみ出すように配置された状態となる。このため、この後ユーザは、印刷画像を構成する個々の要素(文字列や記号等)の配置や属性等を変更して印刷範囲BR内に収めるための作業を行う必要がある。
ステップS104において、画像全体の回転を実行する旨を表す「OK」ボタンが選択され、ステップS105に移行した場合には、制御部20は、図10に示すように、テープの長手方向と画像全体の長手方向とを一致させ、テープに対する画像の向きがレイアウトデータで規定されたとおりになるよう、各要素(文字列L1,L2、記号S、枠F)の要素属性情報を変更する。なお、図10は、要素属性情報の変更内容を説明するための説明図であって、この段階で編集用画面PEの作業領域WRに、図10に示したイメージ画像を表示することを意味するものではない。
次いで、ステップS106では、テープに対する画像(文字や記号等)の向きを個々に変更するか否かの問い合わせを行う。ここで、画像の向きとは、前述した画像全体の向きとは異なり、テープに対する個々の要素の向きであり、要素が文字列の場合には、当該文字列を構成する各文字の向きを表すものである。即ち、本ステップは、文字や記号等の横書き・縦書きを変更するか否かを問い合わせるステップであり、図11に示すように、制御部20は、横書きから縦書きへ(又は、縦書きから横書きへ)変更するか否かを問い合わせるメッセージ画面(ダイアログボックス)PV2を表示する。メッセージ画面PV2には、「OK」、「キャンセル」と表記された2つのボタンが表示されており、ユーザは、そのいずれかをキーボードKBやマウスMSで選択可能になっている。
ステップS107では、前記問い合わせに対して、画像の向きの変更を実行する旨を表す「OK」ボタンが選択されたか否かを判断する。「OK」ボタンが選択された場合には、ステップS108に移行し、実行しない旨を表す「キャンセル」ボタンが選択された場合には、ステップS109に移行する。
ステップS108では、制御部20は、画像の向きの変更を実行する。具体的には、図12に示すように、横書きから縦書きに変更する場合には、文字列L1,L2を構成する各文字や記号Sが反時計回りに90°回転するようにそれぞれの要素属性情報を変更する。なお、この場合も、実際には、この段階で作業領域WRに図12に示したイメージ画像を表示することを意味するものではない。
ステップS109では、制御部20は、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅と、ユーザによって設定されたテープ幅(24mm)とが一致するか否かを判断する。両者が一致する場合、つまり、24mm幅のテープに対応するレイアウトデータが選択された場合には、ステップS113に移行して編集用画面PEを表示し、一致しない場合には、ステップS110に移行する。
テープ幅が一致せず、ステップS110に移行した場合には、制御部20は、レイアウトデータの各要素(文字列L1,L2、記号S、枠F)の配置(割り付け)を変更するか否かを問い合わせるメッセージ画面(ダイアログボックス)PV3を表示する(図13参照)。メッセージ画面PV3には、「OK」、「キャンセル」と表記された2つのボタンが表示されており、ユーザは、そのいずれかをキーボードKBやマウスMSで選択可能になっている。
ステップS111では、前記問い合わせに対して、配置の変更を実行する旨を表す「OK」ボタンが選択されたか否かを判断する。「OK」ボタンが選択された場合には、ステップS112に移行し、実行しない旨を表す「キャンセル」ボタンが選択された場合には、ステップS113に移行する。
ステップS112では、制御部20は、設定されたテープ幅に合わせて各要素の配置を変更する。具体的には、図14に示すように、例えば、設定されたテープ幅(24mm)よりも狭いテープ幅(例えば、18mm)に対応するレイアウトデータが選択された場合には、テープ幅方向の要素間の間隔GL1が、レイアウトデータに基づいた間隔GL0(図12参照)よりも広くなるように各要素の属性情報を変更する。なお、設定されたテープ幅(24mm)よりも広いテープ幅(例えば、36mm)に対応するレイアウトデータが選択された場合には、間隔GL1が、レイアウトデータに基づいた間隔GL0よりも狭くなるように属性情報を変更する。また、外枠Fのテープ幅方向の間隔についても、要素間の間隔の拡大又は縮小に伴って修正する。
ステップS113では、制御部20は、各種メッセージ画面PV1〜PV3やレイアウト選択用画面PFを画面上から消去するとともに、前述したように、ステップS105,S108,S112で調整されたレイアウトに従ったイメージ画像PT(図10,12,14参照)を編集用画面PEの作業領域WRに表示して、レイアウトデータを挿入する動作処理を終了する。
その後、ユーザが必要に応じて編集作業を行った後、メニューバーB2又はツールバーB3により「印刷」の動作処理が選択されると、制御部20は、プリンタドライバにより編集データをドット展開し、ドット構成を表す画像データに変換した後、その画像データをI/F部22を介してテープ印刷装置3に出力する。テープ印刷装置3の制御部30は、通信部31を介して前記画像データを入力すると、ヘッド駆動部33及びテープ搬送駆動部35により、それぞれサーマルヘッド32及びテープ搬送機構34を駆動して画像データに基づいた画像をテープに印刷する。
なお、本実施形態において、レイアウトデータを記憶する大容量記憶部21は、本発明のレイアウト記憶手段に相当し、画像編集プログラムに従って各種動作を行う制御部20と、ユーザに各種操作を促すための画面を表示するディスプレイDSと、ユーザの操作内容を入力するキーボードKB及びマウスMSとが、本発明のテープ幅入力手段、画像方向入力手段、レイアウト選択手段、画像形成手段、配置変更確認手段、及び画像方向変更確認手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態のテープ印刷システム1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のテープ印刷システム1によれば、情報処理システム2が、ユーザによって設定されたテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、設定されたテープ幅に応じて変更するため、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
(1)本実施形態のテープ印刷システム1によれば、情報処理システム2が、ユーザによって設定されたテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、設定されたテープ幅に応じて変更するため、印刷しようとするテープの幅とは異なるテープ幅に対応するレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
(2)本実施形態のテープ印刷システム1によれば、情報処理システム2が、ユーザによって設定されたテープの向きと、選択されたレイアウトデータが規定するテープの向きとが異なる場合に、レイアウトデータで規定された画像の向き(横書きか縦書きか)を、設定されたテープの向きに合わせて変更するため、テープの向きが、所望の向きとは異なる向きに規定されたレイアウトデータを流用する場合にも、容易に印刷画像を形成することが可能となる。
(3)本実施形態のテープ印刷システム1によれば、設定されたテープ幅に応じて画像の配置を変更したり、設定されたテープの向きに合わせて画像の向きを変更したりする前に、変更するか否かを問い合わせているため、意図しない変更がなされることを防止することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、設定されたテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、設定されたテープ幅に応じて変更しているが、さらに、設定されたテープ幅に応じて画像のサイズ(フォントサイズ等)を変更し、画像の配置バランスを保つようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、設定されたテープ幅と、選択されたレイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、レイアウトデータで規定された配置を、設定されたテープ幅に応じて変更しているが、さらに、設定されたテープ幅に応じて画像のサイズ(フォントサイズ等)を変更し、画像の配置バランスを保つようにしてもよい。
・前記実施形態において、横書きと縦書きとを変更する際に、英数字については常に横書きを維持するようにしてもよい。或いは、半角(1バイト)文字については、横書きを維持し、全角(2バイト)文字のみを縦書きに変更するようにしてもよい。
・前記実施形態において、レイアウトデータを挿入した後のテープの長さについては、常にユーザにより設定されたテープ長さとしてもよいし、常にレイアウトデータが規定する長さに変更するようにしてもよい。或いは、レイアウトデータが規定するテープの長さが、設定されたテープ長さよりも長い場合にのみレイアウトデータが規定する長さに変更するようにしてもよい。
・前記実施形態では、情報処理システム2は、編集データをドット展開した画像データをテープ印刷装置3に出力するようにしているが、編集データを出力し、テープ印刷装置3でドット展開する構成としてもよい。
・前記実施形態では、情報処理システム2とテープ印刷装置3とからなる構成を示しているが、テープ印刷装置3に、液晶表示装置等の表示手段や、キーボード等の入力手段、画像編集プログラムや複数のレイアウトデータを記憶可能な記憶手段を備えるとともに、テープ印刷装置3の制御部30が、画像編集プログラムに従って各種動作を実行可能なスタンドアロンの構成であってもよい。
・前記実施形態では、パーソナルコンピュータPCとテープ印刷装置3とが、USB規格に基づいたデータ通信を行う構成について説明しているが、両者の通信態様は前記に限定されず、有線又は無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介した通信であってもよいし、ブルートゥース(Bluetooth)やIEEE−1394規格に基づいた通信であってもよい。
1…テープ印刷システム、2…情報処理システム、3…テープ印刷装置、20…パーソナルコンピュータの制御部、21…大容量記憶部、22…インターフェイス部、30…テープ印刷装置の制御部、31…通信部、32…サーマルヘッド、33…ヘッド駆動部、34…テープ搬送機構、35…テープ搬送駆動部、PC…パーソナルコンピュータ、DS…ディスプレイ、KB…キーボード、MS…マウス、L1,L2…文字列、S…記号、PE…編集用画面、PF…レイアウト選択用画面、PT…イメージ画像、PV1,PV2,PV3…メッセージ画面。
Claims (11)
- 画像データを形成して供給する画像供給手段と、前記画像供給手段から供給された画像データに基づいて、テープに画像を印刷する画像印刷手段とを有するテープ印刷システムであって、
前記画像供給手段は、
印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力手段と、
所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、
前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段と、
を備え、
前記画像形成手段は、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とするテープ印刷システム。 - 請求項1に記載のテープ印刷システムであって、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するか否かを問い合わせる配置変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記配置変更確認手段による確認結果に応じて配置変更を実施することを特徴とするテープ印刷システム。
- 画像データを形成して供給する画像供給手段と、前記画像供給手段から供給された前記画像データに基づいて、テープに画像を印刷する画像印刷手段とを有するテープ印刷システムであって、
前記画像供給手段は、
前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力手段と、
前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、
前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段と、
を備え、
前記画像形成手段は、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更することを特徴とするテープ印刷システム。 - 請求項3に記載のテープ印刷システムであって、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更するか否かを問い合わせる画像方向変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記画像方向変更確認手段による確認結果に応じて方向変換を実施することを特徴とするテープ印刷システム。
- 画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置であって、
印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力手段と、
所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、
前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択された前記レイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段と、
を備え、
前記画像形成手段は、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とする画像供給装置。 - 請求項5に記載の画像供給装置であって、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力手段が入力したテープ幅に応じて変更するか否かを問い合わせる配置変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記配置変更確認手段による確認結果に応じて配置変更を実施することを特徴とする画像供給装置。
- 画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置であって、
前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力手段と、
前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータを記憶するレイアウト記憶手段と、
前記複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させて、選択されたレイアウトデータを前記レイアウト記憶手段から読み出すレイアウト選択手段と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成手段と、
を備え、
前記画像形成手段は、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更することを特徴とする画像供給装置。 - 請求項7に記載の画像供給装置であって、前記画像方向入力手段が入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段が入力した向きに変更するか否かを問い合わせる画像方向変更確認手段を備え、前記画像形成手段は、前記画像方向変更確認手段による確認結果に応じて方向変換を実施することを特徴とする画像供給装置。
- 画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置の画像形成方法であって、
印刷対象とするテープの幅を入力するテープ幅入力工程と、
所定の幅のテープに対する前記画像の配置が規定された複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させるレイアウト選択工程と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成工程と、
を備え、
前記画像形成工程は、前記テープ幅入力工程において入力したテープ幅と、選択された前記レイアウトデータが対応するテープ幅とが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された配置を、前記テープ幅入力工程において入力したテープ幅に応じて変更することを特徴とする画像形成方法。 - 画像データを形成するとともに、前記画像データに応じた画像をテープに印刷するために、前記画像データを外部に供給する画像供給装置の画像形成方法であって、
前記テープに対する前記画像の向きを入力する画像方向入力工程と、
前記テープに対する前記画像の配置及び向きが規定された複数のレイアウトデータの中から、1つのレイアウトデータを選択させるレイアウト選択工程と、
選択された前記レイアウトデータに基づいて、前記画像データを形成する画像形成工程と、
を備え、
前記画像形成工程は、前記画像方向入力工程において入力した画像の向きと、選択された前記レイアウトデータで規定された画像の向きとが異なる場合に、前記レイアウトデータで規定された画像の向きを、前記画像方向入力手段において入力した向きに変更することを特徴とする画像形成方法。 - 請求項9又は10に記載の画像形成方法の各工程をコンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005212304A JP2007036327A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | テープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005212304A JP2007036327A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | テープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラム |
Publications (1)
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JP2005212304A Withdrawn JP2007036327A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | テープ印刷システム、画像供給装置、画像形成方法、及びプログラム |
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