JP2007031425A - 金属含有化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱、光に対する安定性が優れ、吸収がシャープで副吸収が少ない金属キレート色素の提供を可能にする金属含有化合物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される金属含有化合物。
【化1】
Figure 2007031425

1:水素原子又は置換基 R2:アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルファモイル基、スルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又はシアノ基 R1及びR2の内、何れか一方は電子吸引性基 R3:炭素数3以上のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又は複素環基 一般式(1)中の配位子1分子中の炭素数は25以下。
【選択図】なし

Description

本発明はカラー電子写真、インクジェット、固体撮像管やカラーフィルター等の画像形成材料に適用できる金属キレート色素用の金属含有化合物に関する。
近年、カラー電子写真、インクジェットなどの新しいカラー画像形成方法が提案されるようになり、又、一方ではエレクトロニックイメージングの発展により固体撮像管やカラー液晶テレビ用フィルターなど、様々な分野に有機色素が応用、検討されている。
カラー画像形成用の色素としては、吸収がシャープで副吸収が少なく、分子吸光係数が高いなど、吸収特性が良好で、熱、光に対する安定性に優れた色素が求められている。又、色素の合成が容易であることや、溶剤に対する溶解性(溶剤溶解性)が良好であることも重要である。
この様な有機色素として、特に熱、光に対する安定性に優れたものとして、金属フタロシアニン系色素、金属アゾ系色素、金属カルボキシ系色素などに代表される金属キレート色素が知られているが、これ迄の金属キレート色素は、吸収がブロードで副吸収を有していたり、金属を含有していることで溶剤溶解性が極端に低いなどの問題を抱えていた。
この様な問題点を克服可能な金属キレート色素として、高い溶剤溶解性を保ちながら、熱と光に対する高い安定性と、優れた吸収特性を両立可能な色素が開示されているが(例えば特許文献1参照)が、未だに溶剤溶解性が不十分であったり、主として使用されるニッケル金属キレートは安全性の点から使用が制限されているなど、上記カラー画像形成用色素としての条件を全て満足する色素は未だ見い出されていないのが現状である。
特開平5−17701号公報
本発明の目的は、熱、光に対する安定性が優れ、吸収がシャープで副吸収が少ない金属キレート色素の提供を可能にする金属含有化合物を提供することにある。
上記目的を達成する為、本発明者等は鋭意研究の結果、ポストキレート色素(金属と錯体を形成することで諸性能を向上できる色素)とのキレート化反応が迅速に進行する前記一般式(1)で表される金属含有化合物を見い出し、本発明を為すに至った。即ち、本発明の上記目的は以下の構成によって達成される。
1.
下記一般式(1)で表される金属含有化合物。
Figure 2007031425
〔式中、R1は水素原子又は置換基を表し、R2はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルファモイル基、スルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又はシアノ基を表し、R1及びR2の内、何れか一方は電子吸引性基を表す。R3は炭素数3以上のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又は複素環基を表し、一般式(1)中の配位子1分子中の炭素数は25以下である。〕
2.
一般式(1)におけるR1及びR2が共に電子吸引性基であることを特徴とする前記1項に記載の金属含有化合物。
3.
一般式(1)におけるR1及びR2のσp値の合計が0.2〜2.0であることを特徴とする前記1又は2項に記載の金属含有化合物。
4.
一般式(1)におけるR2がシアノ基、スルフィニル基又はスルホニル基であることを特徴とする前記1〜3項の何れか1項に記載の金属含有化合物。
5.
一般式(1)におけるR1がシアノ基、トリフルオロメチル基又はトリクロロメチル基であることを特徴とする前記1〜4項の何れか1項に記載の金属含有化合物。
6.
一般式(1)における配位子1分子のLogPが3〜8であることを特徴とする前記1〜5項の何れか1項に記載の金属含有化合物。
本発明の金属含有化合物を用いることにより、熱、光に対する安定性が優れ、吸収がシャープで副吸収が少ない金属キレート色素を提供することが出来る。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の一般式(1)で表される金属含有化合物について説明する。
本発明の一般式(1)で表される金属含有化合物は、下記一般式(2)の化合物を合成した後に2価の銅化合物と反応させ得られるものであることが好ましい。これらの金属含有化合物の合成方法は、「キレート化学(5)錯体化学実験法[I](南江堂編)」等に記載の方法に準じて合成することが出来る。使用される2価の銅化合物としては、塩化銅、酢酸銅であり、最も好ましいのは酢酸銅である。
Figure 2007031425
又、本発明に用いられる金属含有化合物は必要に応じて中性の配位子を有してもよく、代表的な配位子としてはH2O又はNH3が挙げられる。
一般式(2)において、R1は水素原子又は置換基を表す。R1で表される置換基としては、アルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、クロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチル、ペンタフルオロエチル、メトキシエチル等)、シクロアルキル基(シクロペンチル、シクロヘキシル等)、アルケニル基(ビニル、アリル等)、アルキニル基(エチニル、プロパルギル等)、アリール基(フェニル、ナフチル、p−ニトロフェニル基、p−フルオロフェニル、p−メトキシフェニル等)、複素環基(フリル、チエニル、ピリジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラジル、トリアジル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリル、フタラジル、ピロリジル、イミダゾリジル、モルホリル、オキサゾリジル等)、アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、オクチルオキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル等)、アリールオキシカルボニル基(フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニル等)、スルファモイル基(アミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニル、ヘキシルアミノスルホニル、シクロヘキシルアミノスルホニル、オクチルアミノスルホニル、ドデシルアミノスルホニル、フェニルアミノスルホニル、ナフチルアミノスルホニル、2−ピリジルアミノスルホニル等)、アシル基(アセチル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、ペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、オクチルカルボニル、2−エチルヘキシルカルボニル、ドデシルカルボニル、フェニルカルボニル、ナフチルカルボニル、ピリジルカルボニル等)、カルバモイル基(アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、ペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル、オクチルアミノカルボニル、2−エチルヘキシルアミノカルボニル、ドデシルアミノカルボニル、フェニルアミノカルボニル、ナフチルアミノカルボニル、2−ピリジルアミノカルボニル等)、スルフィニル基(メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、ブチルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスルフィニル、フェニルスルフィニル、ナフチルスルフィニル、2−ピリジルスルフィニル等)、アルキルスルホニル基(メチルスルホニル、エチルスルホニル、ブチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシルスルホニル等)、アリールスルホニル基(フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、2−ピリジルスルホニル等)、シアノ基などが挙げられる。
1として好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アリール基、複素環基、アルコキシカルボニル基、アシル基、カルバモイル基、シアノ基であり、更に好ましくは、アルキル基、アリール基、複素環基、シアノ基である。これらの置換基は、更に他の置換基を置換していてもよい。最も好ましくはアルキル基であり、その中でも特にトリフルオロメチル基、トリクロロメチル基が好ましい。
2はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルファモイル基、スルフィニル基、スルホニル基又はシアノ基を表す。
具体的には、アルキル基として、例えばメチル、エチル、プロピル、i−プロピル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、クロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチル、ペンタフルオロエチル、メトキシエチル等;アルケニル基として、例えばビニル、アリル等;アルキニル基として、例えばエチニル、プロパルギル等;アリール基として、例えばフェニル、ナフチル、p−ニトロフェニル、p−フルオロフェニル、p−メトキシフェニル等;複素環基として、例えばフリル、チエニル、ピリジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラジル、トリアジル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリル、フタラジル、ピロリジル、イミダゾリジル、モルホリル、オキサゾリジル等;アルコキシカルボニル基として、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、オクチルオキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル等;アリールオキシカルボニル基として、例えばフェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニル等;スルファモイル基として、例えばアミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニル、ヘキシルアミノスルホニル、シクロヘキシルアミノスルホニル、オクチルアミノスルホニル、ドデシルアミノスルホニル、フェニルアミノスルホニル、ナフチルアミノスルホニル、2−ピリジルアミノスルホニル等;スルフィニル基として、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、ブチルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスルフィニル、フェニルスルフィニル、ナフチルスルフィニル、2−ピリジルスルフィニル等;スルホニル基として、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、ブチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシルスルホニル、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、2−ピリジルスルホニル等が挙げられる。
2として好ましくは、アルキル基、シアノ基、スルフィニル基、スルホニル基であり、最も好ましくは、シアノ基、スルフィニル基、スルホニル基である。これらの置換基は更に他の置換基を置換してもよい。
3は炭素数3以上のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又は複素環基を表す。R3が炭素数3以上の置換基の場合、本発明の金属含有化合物とキレートを形成した金属キレート色素の、特に水に対する安定性が良好となる。更にはR3が炭素数8以上のアルキル基の場合に、その効果はより顕著となる。
炭素数3以上のアルキル基としては、例えばプロピル、i−プロピル基、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル等;アルケニル基として、例えばビニル、アリル等;アルキニル基として、例えばエチニル、プロパルギル等;アリール基として、例えばフェニル、ナフチル、p−ニトロフェニル、p−フルオロフェニル、p−メトキシフェニル等;複素環基として、例えばフリル、チエニル、ピリジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラジル、トリアジル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリル、フタラジル、ピロリジル、イミダゾリジル、モルホリル、オキサゾリジル等が挙げられる。
3として好ましくは、炭素数3以上のアルキル基、アリール基である。これらの炭素数3以上のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基は、更に他の置換基を置換してもよい。
又、R1とR2、又はR2とR3が連結して5〜6員の環を形成してもよい。
本発明において、一般式(1)中の配位子1分子中の炭素数は25以下である。炭素数が25以下である場合、本発明の金属含有化合物と該金属含有化合物とキレート化可能なポストキレート色素との馴染みや相溶性が非常に良好となる為、得られる金属キレート色素の吸収が非常にシャープとなり、更には、有機溶剤に対する溶解性が良好な金属キレート色素を提供することが可能となる。
1、R2の内、何れか一方は電子吸引性基を表すが、更に、R1及びR2が共に電子吸引性基であることが好ましく、R1及びR2のσp値の合計が0.2〜2.0であることが最も好ましい。
電子吸引性基とはハメットの置換基定数σpが正の値を採り得る置換基のことであり、ハメットの置換基定数とは、芳香族化合物のメタ又はパラ置換体において置換基を持たない化合物と置換基を持つ化合物の反応速度定数を、それぞれko及びkとした時に成立する下記に示すハメット式
log(k/ko)=ρσ
におけるσと定義される。尚、上記ハメット式では、安息香酸及びその誘導体の25℃の水溶液中における解離反応をρ=1としている。
ハメットの置換基定数に関しては、Journal of Medicinal Chemistry,1973,Vol.16,No.11,1207〜1216等を参考にすることができる。
電子吸引性基の具体例としては、置換アルキル基(ハロゲン置換アルキル等)、置換アルケニル基(シアノビニル等)、置換・未置換のアルキニル基(トリフルオロメチルアセチレニル、シアノアセチレニル等)、置換アリール基(シアノフェニル等)、置換・未置換の複素環基(ピリジル、トリアジニル、ベンゾオキサゾリル等)、ハロゲン原子、シアノ基、アシル基(アセチル、トリフルオロアセチル、ホルミル等)、チオアセチル基(チオアセチル、チオホルミル等)、オキサリル基(メチルオキサリル等)、オキシオキサリル基(エトキサリル等)、チオオキサリル基(エチルチオオキサリル等)、オキサモイル基(メチルオキサモイル等)、オキシカルボニル基(エトキシカルボニル等)、カルボキシル基、チオカルボニル基(エチルチオカルボニル等)、カルバモイル基、チオカルバモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、オキシスルホニル基(エトキシスルホニル等)、チオスルホニル基(エチルチオスルホニル等)、スルファモイル基、オキシスルフィニル基(メトキシスルフィニル等)、チオスルフィニル基(メチルチオスルフィニル等)、スルフィナモイル基、ホスホリル基、ニトロ基、イミノ基、N−カルボニルイミノ基(N−アセチルイミノ等)、N−スルホニルイミノ基(N−メタンスルホニルイミノ等)、ジシアノエチレン基、アンモニウム基、スルホニウム基、ホスホニウム基、ピリリウム基、インモニウム基などが挙げられ、好ましくは、置換アルキル基、置換アリール基、シアノ基、アシル基、オキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基であり、具体的には、シアノ基、ニトロ基、トリクロロメチル基、ジクロロメチル基、クロロメチル基、トリブロモメチル基、ジブロモメチル基、ブロモメチル基、アルコキシアシル基、アシル基、及び、これらの置換基が置換した芳香環であることが好ましい。
1及びR2のσp値の合計が0.2〜2.0である場合、該金属含有化合物とポストキレート色素との反応性が十分に高くなり、未反応の色素量を低減することが可能となるので、金属キレート色素の、熱、光に対する安定性が優れ、吸収がシャープで副吸収が少ない金属キレート色素を提供することが可能となる。
本発明においては、一般式(1)中の配位子1分子のlogPが3〜8であることが好ましく、この範囲である場合、該金属含有化合物とポストキレート色素との反応性が十分に高くなり、得られる金属キレート色素の、熱、光、及び、特に水に対する安定性が優れ、吸収がシャープで副吸収が少なく、更には、有機溶剤溶解性が良好になる。
logP値とは化合物の親水性−疎水性の尺度を表すパラメータであり、数値が大きいほど疎水性であることを示し、逆に数値が小さいほど親水性であることを示す。logP値は広く知られた化合物のパラメータであり、測定することができるし、又、計算によっても求めることができる。
又、後述する計算式より算出されるlogP値は、n−オクタノールと水への二つの溶媒系における物質の、以下の式で定義できる分配係数と完全に一致するものではなく、計算値と測定値にやや差がある場合もある。又、実際は異なった物質であっても同じ値となる場合もある。しかしながら、その違いはそれ程大きくなく、大凡の性質の記述は、これによって充分可能である。
logPo/w、Po/w=So/Sw
So:25℃でn−オクタノール中での該有機化合物の溶解度
Sw:25℃で純水中での該有機化合物の溶解度
これらは化学領域増刊122号「薬物の構造活性相関」(南江堂)73〜103頁に詳しく記載されている。
又、近年logPを計算により求める方法が提案されており、分子軌道計算をベースにするものや基本的にはHanschのデータを利用するフラグメント法、又HPLCによる方法等幾つかの方法があるが、logP値が計算による方法で得られる場合には、計算値を用いるのが好ましい。本発明においては、富士通社のCACheという分子計算パッケージの中のProject Leaderを用いて計算するか、Cambridge Soft社のCS Chem Draw 8.0という化学構造作画ソフトの中のChemPropを用いて計算するのが好ましく、特に好ましくは、CS Chem Draw 8.0中のChemPropを用いて計算するのが好ましい。
以下に一般式(1)で表される金属含有化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
〈ポストキレート色素〉
本発明の金属含有化合物は、キレート可能なポストキレート色素と混合することによって、高い溶剤溶解性を保ちながら、熱と光に対する高い安定性と、優れた吸収特性を両立可能な色素の提供を可能とするが、キレート可能なポストキレート色素としては、本発明の金属含有化合物とキレートすることが可能であれば如何なるものでもよく、この様なポストキレート色素として、例えば特開平3−114892号、同4−62092号、同4−62094号、同5−16545号、同5−177958号、同5−301470号等に記載の色素が挙げられる。
イエロー色素として好ましくは、下記一般式(3)の色素が挙げられる。
Figure 2007031425
式中、R11及びR12は各々、水素原子又は置換基を表し、R13は置換基を有してもよいアルキル基又はアリール基を表し、Zは2個の炭素原子と共に5〜6員の芳香族環を構成するに必要な原子群を表す。
一般式(3)で表される色素は、例えば下記一般式(A)で表される化合物をChemical Reviews,Vol.75,241(1975)に記載の方法に準じて6位をジアゾ化し、下記一般式(B)で表される化合物との公知のカップリング反応に従って製造することができる。
Figure 2007031425
式中、R11,R12,R13及びZは、それぞれ前記一般式(3)のR11,R12,R13及びZと同義である。
以下に、一般式(3)で表されるイエロー色素の代表的具体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
マゼンタ色素として好ましくは、下記一般式(4)で表される色素が挙げられる。
Figure 2007031425
式中、R21は水素原子、ハロゲン原子又は置換基を表し、R22は、それぞれ置換されてもよい芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表す。Xはメチン基又は窒素原子を表す。R23は下記一般式(5)又は(6)を表し、Yは含窒素芳香族複素環を形成する原子群を表し、Wは、芳香族炭素環又は芳香族複素環を形成する原子群を表し、X′は炭素原子又は窒素原子を表し、R24はアルキル基を表す。
Figure 2007031425
一般式(4)で表される色素は、従来公知の方法に準じて合成することが出来る。例えば、一般式(4)中のアゾメチン色素は特開昭63−113077号、特開平3−275767号、同4−89287号に記載の酸化カップリング方法に準じて合成することが出来る。
以下に一般式(4)で表されるマゼンタ色素の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
シアン色素として好ましくは下記一般式(7)が挙げられる。
Figure 2007031425
式中、R31及びR32はそれぞれ、置換又は無置換の脂肪族基を表し、R33は置換基を表す。nは0〜4の整数を表し、nが2以上の時、複数のR33は同じでも異なってもよい。R34、R35及びR36は何れもアルキル基を表す。この時、R34、R35及びR36は同一でも異なっていてもよい。ただし、R35、R36は炭素数3〜8のアルキル基である。
一般式(7)で表される色素は、従来公知の方法に準じて合成することが出来る。例えば特開2000−2255171号、同2001−334755号、同2002−234266号等に記載の酸化カップリング方法に準じて合成することが出来る。
以下に一般式(7)で表される色素の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
Figure 2007031425
前記一般式(1)で表される金属含有化合物と、一般式(3)、(4)又は(7)で表されるポストキレート色素から成る金属キレート色素は、下記一般式(8)、(9)又は(10)で表される。
Figure 2007031425
一般式(8)〜(10)において、置換基R11、R12、R13、R21、R22、R23、R31、R32、R33、R34及びR35は、それぞれ前述の一般式(3)、(4)及び(7)の記載の置換基と同義である。又、R1、R2及びR3も、それぞれ前述の一般式(1)に記載の置換基と同義である。
本発明の金属含有化合物を用いた金属キレート色素はトナーやインクジェットやカラーフィルターなど様々の用途で用いることが出来るが、本発明の色素の使用用途、方法はこれらに限定されるものではない。
以下に本発明を実施例にて説明するが、本発明がこれらの態様に限定されるものではない。尚、文中で%とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
実施例1
本発明の金属含有化合物を以下のように合成した。
合成例1(金属含有化合物2の合成)
アセトニトリル50ml中に、マロン酸ジオクチル16.42gと塩化カルシウム11.1g及びトリエチルアミン15.2gを加え1時間攪拌した後、無水酢酸5.61gを内温30〜35℃に保ちながら凡そ20分掛けてゆっくり滴下した。滴下後、更に室温で2時間攪拌した後、反応溶液を水洗、濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製を行い、2−アセチルマロン酸ジオクチルエステル6.68gを得た。尚、構造の同定は1H−NMRとマススペクトルを用いて行った。この配位子のLogPは5.25であった。
次に、水50ml中に、酢酸銅(II)2.28gを加熱・溶解させた後、2−アセチルマロン酸ジオクチルエステル6.68gのメタノール溶液を凡そ10分掛けて滴下した。滴下後、更に室温で約1時間反応させた後、析出した結晶を濾取した。結晶を水で洗浄後、アセトニトリルで再結晶し、金属含有化合物2を6.14g得た。
合成例2(金属含有化合物26の合成)
合成例1のマロン酸ジオクチルをシアノ酢酸プロピルに変え、無水酢酸をトリフルオロ酢酸無水物に変えた以外は同様の処方で反応、後処理、精製を行い、金属含有化合物26を3.67g得た。配位子のLogPは1.61であった。
合成例3(金属含有化合物32の合成)
合成例2のシアノ酢酸プロピルをシアノ酢酸ドデシルに変えた以外は同様の処方で反応、後処理、精製を行い、金属含有化合物32を4.28g得た。配位子のLogPは5.37であった。
実施例2
以下のように、金属含有化合物とポストキレート色素から得られるキレート色素の特性を評価した。
Figure 2007031425
《分光吸収波形》
本発明の金属含有化合物2,26,32及び比較金属含有化合物1,2,3と、ポストキレート色素(例示M−39)をモル比1:1の割合で混合した時の、酢酸エチル中での分光吸収波形(グラフ1〜7)を図1〜図7に示す。
グラフ1:M−39のみの分光吸収波形
λmax=533.0nm、ε=51,400
グラフ2:金属含有化合物2とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=553.5nm、ε=89,600
グラフ3:金属含有化合物26とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=553.0nm、ε=91,100
グラフ4:金属含有化合物32とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=554.0nm、ε=90,400
グラフ5:比較金属含有化合物1とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=533.5nm、ε=50,200
グラフ6:比較金属含有化合物2とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=553.0nm、ε=90,300
グラフ7:比較金属含有化合物3とM−39から成るキレート色素の分光吸収波形
λmax=533.0nm、ε=51,900
*比較金属含有化合物3は酢酸エチルに対する溶解性が悪く完溶しなかった。
《耐光性》
本発明の金属含有化合物3,32,38及び比較金属含有化合物1,2と、ポストキレート色素(M−39),(M−46)をモル比1:1の割合で混合した酢酸エチル溶液の分光吸収波形を測定し、λmaxにおけるεをCiとした。次に、アトラス社製ウェザーメーターを用いて85,000ルクスのキセノン光を7日間照射した後、再び酢酸エチル溶液の分光吸収波形を測定し、λmaxにおけるεをCfとし、色素残存率(Cf/Ci)×100を求め、耐光性の指標とした。
《耐湿熱性》
本発明の金属含有化合物2,26,32及び比較金属含有化合物1,2と、ポストキレート色素(M−39),(M−46)をモル比1:1の割合で混合した酢酸エチル溶液の分光吸収波形を測定し、λmaxにおけるεをCiとした。この酢酸エチル溶液に酢酸エチルと同量の水を加え、振とうした後、50℃で7日間保存し、再び酢酸エチル溶液の分光吸収波形を測定し、λmaxにおけるεをCfとし、色素残存率(Cf/Ci)×100を求め、耐湿熱性の指標とした。
A:色素残存率が90%以上
B:色素残存率が80%以上90%未満
C:色素残存率が70%以上80%未満
D:色素残存率が70%未満
結果を併せて表1に示す。
Figure 2007031425
以上の結果から、本発明の金属含有化合物は、該金属含有化合物とキレート化する色素との反応性が十分に高く、得られる金属キレート色素のεが大きく、吸収がシャープで副吸収が少なく、更には、該金属キレート色素の、熱、光、水に対する安定性が優れていることが判る。
ポストキレート色素(M−39)のみの酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフである。 色素(M−39)と本発明の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの一例である。 色素(M−39)と本発明の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの別の一例である。 色素(M−39)と本発明の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの更に別の一例である。 色素(M−39)と比較の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの一例である。 色素(M−39)と比較の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの別の一例である。 色素(M−39)と比較の金属含有化合物から成るキレート色素の酢酸エチル溶液中での分光吸収波形を示すグラフの更に別の一例である。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表される金属含有化合物。
    Figure 2007031425
    〔式中、R1は水素原子又は置換基を表し、R2はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルファモイル基、スルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又はシアノ基を表し、R1及びR2の内、何れか一方は電子吸引性基を表す。R3は炭素数3以上のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又は複素環基を表し、一般式(1)中の配位子1分子中の炭素数は25以下である。〕
  2. 一般式(1)におけるR1及びR2が共に電子吸引性基であることを特徴とする請求項1に記載の金属含有化合物。
  3. 一般式(1)におけるR1及びR2のσp値の合計が0.2〜2.0であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属含有化合物。
  4. 一般式(1)におけるR2がシアノ基、スルフィニル基又はスルホニル基であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の金属含有化合物。
  5. 一般式(1)におけるR1がシアノ基、トリフルオロメチル基又はトリクロロメチル基であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の金属含有化合物。
  6. 一般式(1)における配位子1分子のLogPが3〜8であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の金属含有化合物。
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