JP4821095B2 - ピラゾロン色素 - Google Patents

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Description

本発明は新規なピラゾロン色素に関する。
ピラゾロン色素はこれまでに数多く合成されており、その有用性が確認されている。これまでのピラゾロン色素は、ピラゾロン1位の窒素原子上にフェニル基の置換しているものが殆どであり、この様なピラゾロン色素は溶剤溶解性が悪く、また分子量が大きい為に、グラム当たりの吸光度が低下してしまうなどの問題を有していた(例えば、特許文献1〜6参照。)。
またピラゾロン1位の窒素原子上にメチル基が置換された化合物が記載されている(例えば、特許文献7参照。)が、溶剤溶解性が極端に悪く、実用に耐えうるものではなかった。
米国特許第2,265,908号明細書 米国特許第2,369,355号明細書 米国特許第2,398,999号明細書 米国特許第2,409,189号明細書 米国特許第2,430,558号明細書 米国特許第2,519,001号明細書 米国特許第4,757,046号明細書
本発明の目的は、油溶性色素として有用な新規ピラゾロン色素の提供である。
本発明の上記目的は、下記構成により達成された。
(請求項1)
下記一般式(I)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
Figure 0004821095
(一般式(I)中、R分岐アルキル基を表し、Rはアルキル基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基を表し、Rはアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、RとRの炭素数の総和は3以上である。Xは−CR−、−S−、−O−、−NR−を表し、R、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を表し、Rは水素原子、置換基を表す。Yは5〜6員環を形成するのに必要な原子群を表す。)
(請求項
前記一般式(I)において、Xが−O−であることを特徴とする請求項に記載のピラゾロン色素。
(請求項
下記一般式(II)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
Figure 0004821095
(一般式(II)中、R′は分岐アルキル基を表し、R′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、Rはアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R′とR′の炭素数の総和は3以上である。R、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す。但し、RとRは互いに結合し環を形成していてもよい。)
(請求項
下記一般式(III)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
Figure 0004821095
(一般式(III)中、R′は分岐アルキル基を表し、R′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、Rはアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R′とR′の炭素数の和は3以上である。R13はハロゲン原子、置換基を表し、lは0〜4の整数を表す。)
(請求項
前記一般式(I)において、Xが−CR−(R、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す)であることを特徴とする請求項に記載のピラゾロン色素。
(請求項
前記一般式(I)において、Xが−S−であることを特徴とする請求項に記載のピラゾロン色素。
(請求項
下記一般式(V)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
Figure 0004821095
(一般式(V)中、R′は分岐アルキル基を表し、R′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、Rはアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R′とR′の炭素数の総和は3以上である。R15はハロゲン原子、置換基を表し、nは0〜4の整数を表す。但し、隣り合う炭素原子上に置換しているR15は互いに結合し環を形成していてもよい。)
(請求項
前記ピラゾロン色素が油溶性であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のピラゾロン色素。
本発明によって、新規な油溶性のピラゾロン色素を提供することができた。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、前記一般式(I)で表されることを特徴とする色素である。
一般式(I)中、R1はトリフルオロメチル基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基、アシルオキシ基、アミド基、カルバモイル基、アミノ基、シアノ基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられ、アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げられ、アルコキシカルボニル基としては、例えば、メチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、ブチルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基等が挙げられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等が挙げられ、アシルオキシ基としては、例えば、アセチルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、ブチルカルボニルオキシ基、オクチルカルボニルオキシ基、ドデシルカルボニルオキシ基、フェニルカルボニルオキシ基等が挙げられ、アミド基としては、例えば、メチルカルボニルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ジメチルカルボニルアミノ基、プロピルカルボニルアミノ基、ペンチルカルボニルアミノ基、シクロヘキシルカルボニルアミノ基、2−エチルヘキシルカルボニルアミノ基、オクチルカルボニルアミノ基、ドデシルカルボニルアミノ基、フェニルカルボニルアミノ基、ナフチルカルボニルアミノ基等が挙げられ、カルバモイル基としては、例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等が挙げられ、アミノ基としては、例えば、アミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、ドデシルアミノ基、アニリノ基、ナフチルアミノ基、2−ピリジルアミノ基等が挙げられる。
好ましくは、アルキル基、トリフルオロメチル基、アルコキシカルボニル基、アシル基、カルバモイル基、シアノ基であり、更に好ましくはアルキル基である。アルキル基の中でも、更に好ましくは分岐アルキル基であり、分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、neo−ペンチル基、tert−アミル基などが挙げられるが、最も好ましくはイソプロピル基、tert−ブチル基である。
1が嵩高くなることにより、色素の耐光性が向上する。
2はアルキル基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等が挙げられ、カルバモイル基としては、例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等が挙げられ、アルコキシカルボニル基としては、例えば、メチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、ブチルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基等が挙げられる。
好ましくはアルキル基、アシル基、カルバモイル基であり、更に好ましくはアルキル基である。アルキル基の中でも特に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。
本発明の様にR2がアルキル基、アルコキシカルボニル基、アシル基、カルバモイル基の場合、色素は溶剤溶解性に優れ、またグラムεも高くなる。
但し、R1とR2の炭素数の総和は3以上である。R1とR2の炭素数の総和が3以上になると、溶剤溶解性が更に良好になる。
3はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基などが挙げられる。
好ましくはアルキル基であり、アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基である。
Xは、−CR45−、−S−、−O−、−NR6−を表し、好ましくは−CR45−、−S−、−O−である。R4、R5は水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ、好ましくはフッ素原子、塩素原子である。
置換基としてはアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等)、シクロアルキル基(例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、アルケニル基(例えば、ビニル基、アリル基等)、アルキニル基(例えば、エチニル基、プロパルギル基等)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基等)、ヘテロアリール基(例えば、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピリダジル基、ピリミジル基、ピラジル基、トリアジル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、キナゾリル基、フタラジル基等)、ヘテロ環基(例えば、ピロリジル基、イミダゾリジル基、モルホリル基、オキサゾリジル基等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基等)、シクロアルコキシ基(例えば、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフチルオキシ基等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、ドデシルチオ基等)、シクロアルキルチオ基(例えば、シクロペンチルチオ基、シクロヘキシルチオ基等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、ブチルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基等)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェニルオキシカルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基等)、スルファモイル基(例えば、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、ブチルアミノスルホニル基、ヘキシルアミノスルホニル基、シクロヘキシルアミノスルホニル基、オクチルアミノスルホニル基、ドデシルアミノスルホニル基、フェニルアミノスルホニル基、ナフチルアミノスルホニル基、2−ピリジルアミノスルホニル基等)、アシル基(例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、ブチルカルボニルオキシ基、オクチルカルボニルオキシ基、ドデシルカルボニルオキシ基、フェニルカルボニルオキシ基等)、アミド基(例えば、メチルカルボニルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ジメチルカルボニルアミノ基、プロピルカルボニルアミノ基、ペンチルカルボニルアミノ基、シクロヘキシルカルボニルアミノ基、2−エチルヘキシルカルボニルアミノ基、オクチルカルボニルアミノ基、ドデシルカルボニルアミノ基、フェニルカルボニルアミノ基、ナフチルカルボニルアミノ基等)、カルバモイル基(例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等)、ウレイド基(例えば、メチルウレイド基、エチルウレイド基、ペンチルウレイド基、シクロヘキシルウレイド基、オクチルウレイド基、ドデシルウレイド基、フェニルウレイド基、ナフチルウレイド基、2−ピリジルアミノウレイド基等)、スルフィニル基(例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、ブチルスルフィニル基、シクロヘキシルスルフィニル基、2−エチルヘキシルスルフィニル基、ドデシルスルフィニル基、フェニルスルフィニル基、ナフチルスルフィニル基、2−ピリジルスルフィニル基等)、アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、ブチルスルホニル基、シクロヘキシルスルホニル基、2−エチルヘキシルスルホニル基、ドデシルスルホニル基等)、アリールスルホニル基(フェニルスルホニル基、ナフチルスルホニル基、2−ピリジルスルホニル基等)、アミノ基(例えば、アミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、ドデシルアミノ基、アニリノ基、ナフチルアミノ基、2−ピリジルアミノ基等)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられる。
好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基である。より好ましくは水素原子、アルキル基が好ましく、アルキル基の中で好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。
6は水素原子、置換基を表す。置換基としては上記R4、R5の例として挙げたものと同様の置換基が挙げられる。好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基である。より好ましくは、水素原子、アルキル基が好ましく、アルキル基の中で好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくは、メチル基である。
Yは5〜6員環を形成するのに必要な原子群を表す。好ましくは6員環を形成するのに必要な原子群であり、例えば、−CR7=CR8−、−CR910−CR1112−が挙げられる。R7とR8、もしくはR9とR11は互いに結合し環を形成していてもよく、R7〜R12は水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ、好ましくはフッ素原子、塩素原子である。
上記R4、R5の例として挙げたものと同様の置換基が挙げられるが、好ましくはアルキル基、アリール基であり、より好ましくはアルキル基である。最も好ましくは水素原子、メチル基が好ましい。また、R7とR8、もしくはR9とR11は互いに結合し5〜6員環を形成していてもよく、例えば、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、ベンゼン環、ピリジン環、ナフタレン環などが挙げられるが、好ましくはベンゼン環である。
一般式(II)中、R1′はアルキル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられる。好ましくは分岐アルキル基である。分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、neo−ペンチル基、tert−アミル基などが挙げられるが、最も好ましくはイソプロピル基、tert−ブチル基である。
2′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等が挙げられ、カルバモイル基としては、例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等が挙げられる。
好ましくは、アルキル基、アシル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基であるが、最も好ましくは、メチル基である。アシル基の中でも好ましくはアセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基、イソブチルカルボニル基であるが、最も好ましくはアセチル基、イソブチルカルボニル基である。
但し、R1′とR2′の炭素数の総和は3以上である。
3はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
好ましくはアルキル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基である。
7、R8は水素原子、ハロゲン原子、置換基を表し、好ましくは水素原子、置換基を表し、R7、R8は互いに結合し環を形成していてもよい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ、好ましくは、フッ素原子、塩素原子である。置換基としては上記R4、R5の例として挙げたものと同様の置換基が挙げられるが、好ましくはアルキル基、アリール基であり、より好ましくはアルキル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。また、R7とR8は互いに結合し5〜6員の環を形成していてもよく、5〜6員の環としては、例えば、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、ベンゼン環、ピリジン環、ナフタレン環などが挙げられるが、好ましくはベンゼン環である。
一般式(III)中、R1′はアルキル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられる。
好ましくは分岐アルキル基である。分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、neo−ペンチル基、tert−アミル基などが挙げられるが、最も好ましくはイソプロピル基、tert−ブチル基である。
2′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等が挙げられ、カルバモイル基としては、例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等が挙げられる。
好ましくはアルキル基、アシル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。アシル基の中でも好ましくはアセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基、イソブチルカルボニル基であるが、最も好ましくはアセチル基、イソブチルカルボニル基である。
但し、R1′とR2′の炭素数の総和は3以上である。
3はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
好ましくはアルキル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基である。
13はハロゲン原子、置換基を表す。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。好ましくはフッ素原子、塩素原子である。
置換基としては上記R4、R5の例として挙げたものと同様の置換基が挙げられる。
好ましくはアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、スルファモイル基、アシル基、アシルオキシ基、アミド基、カルバモイル基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基であり、より好ましくは、アルキル基である。アルキル基の中でも好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。
lは0〜4の整数を表す。lが2以上の場合、R13は同じであっても異なっていてもよい。
一般式(V)中、R1′はアルキル基を表す。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられる。
好ましくは分岐アルキル基である。分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、neo−ペンチル基、tert−アミル基などが挙げられるが、最も好ましくは、イソプロピル基、tert−ブチル基である。
2′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等が挙げられ、カルバモイル基としては、例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミノカルボニル基等が挙げられる。
好ましくは、アルキル基、アシル基である。
アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基であるが、最も好ましくはメチル基である。アシル基の中でも好ましくはアセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基、イソブチルカルボニル基であるが、最も好ましくはアセチル基、イソブチルカルボニル基である。
但し、R1′とR2′の炭素数の総和は3以上である。
3はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
好ましくは、アルキル基である。アルキル基の中でも好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基である。
15はハロゲン原子、置換基を表す。
15は一般式(III)中のR13と同義であるが、好ましくは水素原子、アルキル基を表し、アルキル基の中でも好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基であるが、最も好ましくはメチル基、エチル基である。
nは0〜4の整数を表す。nが2以上の場合、R15は同じであっても異なっていてもよい。また、隣り合う炭素原子上に置換しているR15は互いに結合し環を形成していてもよい。
1、X、Yの組合せは色再現性の上で非常に重要であり、上記一般式(II)(III)(IV)(V)の組合せの場合に、より良好な色再現性を発揮することができる。
以下に、前記一般式(I)、(II)、(III)、(V)で表される本発明のピラゾロン色素の代表的な具体例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
Figure 0004821095
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油溶性とは広義には水に溶けにくく油に溶けやすいことをいうが、本発明における油溶性とは、室温(20℃)において有機溶剤に3質量%以上溶解するものを言う。又、有機溶剤とは「溶剤ハンドブック」等に記載の有機溶剤を意味し、それらの例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロロホルムなどを挙げることができる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1
(例示化合物3の合成)
エタノール300mlに、7.71gの3−tert−ブチル−1−メチル−5−ピラゾロン、21.01gの2−[2−(アセチル−フェニル−アミノ)−ビニル]−3−メチルベンゾオキサゾール−3−ニウム・アイオダイド、および10.01gのトリエチルアミンを加え、約80℃に加熱で約3時間反応させた。反応終了後、減圧下でエタノールとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣をアセトニトリルにより再結晶し、例示化合物3を6.79g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物3であることが確認された。例示化合物3のアセトン中での分光吸収スペクトルを図1に示す。
実施例2
(例示化合物13の合成)
エタノール300mlに、8.41gの3−tert−ブチル−1−イソプロパノイル−5−ピラゾロン、21.01gの2−[2−(アセチル−フェニル−アミノ)−ビニル]−3−メチルベンゾオキサゾール−3−ニウム・アイオダイド、および10.01gのトリエチルアミンを加え、約80℃に加熱で約3時間反応させた。反応終了後、減圧下でエタノールとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣をアセトニトリルにより再結晶し、例示化合物13を9.09g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物13であることが確認された。例示化合物13のアセトン中での分光吸収スペクトルを図2に示す。
実施例3
(例示化合物28の合成)
エタノール300mlに、7.71gの3−tert−ブチル−1−メチル−5−ピラゾロン、19.91gの2−[2−(アセチル−フェニル−アミノ)−ビニル]−3,4,5−トリメチルオキサゾール−3−ニウム・アイオダイド、および10.01gのトリエチルアミンを加え、約80℃に加熱で約3時間反応させた。反応終了後、減圧下でエタノールとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣をアセトニトリルにより再結晶し、例示化合物28を6.51g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物3であることが確認された。例示化合物28のアセトン中での分光吸収スペクトルを図3に示す。
実施例4
(例示化合物57の合成)
エタノール300mlに、7.71gの3−tert−ブチル−1−メチル−5−ピラゾロン、19.41gの2−[2−(アセチル−フェニル−アミノ)−ビニル]−3−メチル−4,5−ジヒドロ−チアゾール−3−ニウム・アイオダイド、および10.01gのトリエチルアミンを加え、約80℃で3時間反応させた。反応終了後、減圧下でエタノールとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣を酢酸エチルとヘキサンにより再結晶し、例示化合物57を4.75g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物57であることが確認された。例示化合物57のアセトン中での分光吸収スペクトルを図4に示す。
実施例5
(例示化合物97の合成)
ピリジン100mlに、10.51gの3−カルボン酸エチルエステル−1−メチル−5−ピラゾロン、16.41gの1−メチル−5−(2−フェニルアミノ−ビニル)−3,4−ジヒドロ−ピロールニウム・アイオダイド、および5.01gのトリエチルアミン、5.10gの無水酢酸を加え、約80℃で3時間反応させた。反応終了後、減圧下でピリジンとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣を酢酸エチルとヘキサンにより再結晶し、例示化合物97を6.41g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物97であることが確認された。例示化合物97のアセトン中での分光吸収スペクトルを図5に示す。
実施例6
(例示化合物115の合成)
ピリジン100mlに、10.51gの3−カルボン酸エチルエステル−1−メチル−5−ピラゾロン、19.56gの1,3−ジメチル−2−(2−フェニルアミノ−ビニル)−ベンゾイミダゾール−1−ニウム・アイオダイド、および5.01gのトリエチルアミン、5.10gの無水酢酸を加え、約80℃で3時間反応させた。反応終了後、減圧下でピリジンとトリエチルアミンを取り除いた後、得られた残渣をアセトニトリルにより再結晶し、例示化合物115を11.16g得た。得られた固体の1H−NMR、MASSスペクトルによる分析結果より例示化合物115であることが確認された。例示化合物115のアセトン中での分光吸収スペクトルを図6に示す。
実施例7
本発明のピラゾロン色素をトルエンとMEKの1:1混合溶液に溶解させ、得られた着色溶液を150μmの厚さを有する合成紙(ユポFPG−150:王子油化社製)上に、それぞれウェット膜厚60μmで塗布・乾燥し、塗布試料を作製した。それぞれの溶液の色素濃度を調整することにより、濃度が1となる塗布試料を作製し、これら塗布試料について下記性能を評価した。
《溶解性》
色素をトルエンとMEKの1:1混合溶液に3質量%濃度になる様に溶解させ、その溶解性を目視評価で以下の評価基準に基づいて3段階評価した。
○:完全に溶解している
△:加温することで完全に溶解している
×:溶け残りが存在している
○以上であることが望ましい。
《耐光性》
キセノンフェードメーターにて120時間曝射した後の試料について、未曝射試料の可視領域の極大吸収波長における反射スペクトル濃度からの、低下率を評価した。
耐光性(%)=(曝射試料の極大吸収波長濃度/未曝射試料の極大吸収波長濃度)×100に従って求め、以下の評価基準に基づいて4段階評価した。
◎:耐光性が95%以上
○:耐光性が90%以上、95%未満
△:耐光性が80%以上、90%未満
×:耐光性が80%未満
○以上であれば実用上問題ない。
《色調》
各塗布試料について、10人のモニターによる目視評価で3段階評価を行った。
◎:際だって鮮やかな色
○:鮮やかな色
△:くすんだ色
×:汚い色
○以上であることが望ましい。
Figure 0004821095
Figure 0004821095
表1より、本発明の色素は溶解性、耐光性、色調に優れることが分かる。
本発明の例示化合物3の分光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の例示化合物13の分光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の例示化合物28の分光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の例示化合物57の分光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の例示化合物97の分光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の例示化合物115の分光吸収スペクトルを示す図である。

Claims (8)

  1. 下記一般式(I)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
    Figure 0004821095
    (一般式(I)中、R分岐アルキル基を表し、Rはアルキル基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基を表し、Rはアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、RとRの炭素数の総和は3以上である。Xは−CR−、−S−、−O−、−NR−を表し、R、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を表し、Rは水素原子、置換基を表す。Yは5〜6員環を形成するのに必要な原子群を表す。)
  2. 前記一般式(I)において、Xが−O−であることを特徴とする請求項1に記載のピラゾロン色素。
  3. 下記一般式(II)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
    Figure 0004821095
    (一般式(II)中、R ′は分岐アルキル基を表し、R ′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、R はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R ′とR ′の炭素数の総和は3以上である。R 、R は水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す。但し、R とR は互いに結合し環を形成していてもよい。)
  4. 下記一般式(III)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
    Figure 0004821095
    (一般式(III)中、R ′は分岐アルキル基を表し、R ′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、R はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R ′とR ′の炭素数の和は3以上である。R 13 はハロゲン原子、置換基を表し、lは0〜4の整数を表す。)
  5. 前記一般式(I)において、Xが−CR −(R 、R は水素原子、ハロゲン原子、置換基を表す)であることを特徴とする請求項1に記載のピラゾロン色素。
  6. 前記一般式(I)において、Xが−S−であることを特徴とする請求項1に記載のピラゾロン色素。
  7. 下記一般式(V)で表されることを特徴とするピラゾロン色素。
    Figure 0004821095
    (一般式(V)中、R ′は分岐アルキル基を表し、R ′はアルキル基、アシル基、カルバモイル基を表し、R はアルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。但し、R ′とR ′の炭素数の総和は3以上である。R 15 はハロゲン原子、置換基を表し、nは0〜4の整数を表す。但し、隣り合う炭素原子上に置換しているR 15 は互いに結合し環を形成していてもよい。)
  8. 前記ピラゾロン色素が油溶性であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のピラゾロン色素。
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