JP2002036727A - 光学記録媒体及び金属キレート色素 - Google Patents

光学記録媒体及び金属キレート色素

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JP2002036727A
JP2002036727A JP2000367457A JP2000367457A JP2002036727A JP 2002036727 A JP2002036727 A JP 2002036727A JP 2000367457 A JP2000367457 A JP 2000367457A JP 2000367457 A JP2000367457 A JP 2000367457A JP 2002036727 A JP2002036727 A JP 2002036727A
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carbon atoms
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JP2000367457A
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Takashi Miyazawa
隆司 宮沢
Shuichi Maeda
修一 前田
Akiko Ichinosawa
晶子 市野澤
Masayo Fugono
真代 畚野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 青色半導体レーザーで記録再生が可能な有機
色素系光学記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板上にレーザーによる情報の記録又は
再生が可能な記録層が設けられた光学記録媒体におい
て、該記録層が下記一般式(1)で示される錯体を含有
することを特徴とする光学記録媒体 【化44】 (式中、Mは金属又は金属イオンを表し、Rは水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基又は置換されてい
てもよい複素環基を表し、R1及びR2は各々独立に、水
素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されて
いてもよい複素環基、−NR34基、−OR5基又は−
SR6基を表し(但しR3,R4,R5,R6は水素原子又
は任意の置換基を表す)、Lは中性又はマイナス1価
の、1種又は2座配位子を表し、nは1〜4の整数を表
し、x,yは下記式を満足する整数である。n+(Lの
価数)×x=(Mの価数)2n+(Lの座数)×x+y
=(Mの配位数))

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機色素を記録層
に用いた追記型光学記録媒体とこの光学記録媒体の記録
材料として有用な金属キレート色素に係わるものであ
り、詳しくは青色レーザー対応の追記型光学記録媒体と
この光学記録媒体の記録材料として有用な金属キレート
色素に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、発振波長の短い半導体レーザーの
開発が進められ、従来使用されているレーザーの波長78
0nm、830nmよりも短波長のレーザー光を用いた高密度の
記録再生が可能な光学記録媒体が求められている。従来
提案されている光学記録媒体としては、光磁気記録媒
体、相変化記録媒体、カルコゲン酸化物光記録媒体、有
機色素系光記録媒体等があるが、これらの中で有機色素
系光記録媒体は、コスト的に安価で且つ製造プロセス工
程も容易であるという点で優位性を有するものと考えら
れている。
【0003】現在、有機色素系光学記録媒体には、反射
率の高い金属層を有機色素層の上に積層したタイプの追
記型コンパクトディスク(CD−R)が量産化され、広
く知られているが、このCD−Rの記録再生に使用され
るレーザーよりもさらに短波長の赤色半導体レーザーで
記録する高密度の有機色素系光学記録媒体(DVD−
R)も開発され、実用化されている。しかし、より短波
長のレーザー発振が可能になるに従い、今後、DVD−
Rよりもさらに短波長のレーザー、即ち青色半導体レー
ザー(波長350nm〜530nm)で記録再生可能な光学記録媒
体の必要性が高まりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来CD−R或いはD
VD−Rとして使用されている光学記録媒体は、短波長
の青色半導体レーザー光に対する反射率が低く、青色半
導体レーザー光では記録再生ができないという問題を有
している。
【0005】本発明は、青色半導体レーザー光によって
記録再生が可能な有機色素系光学記録媒体と、この光学
記録媒体の記録層材料として有用な金属キレート色素を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光学記録媒体
は、基板上にレーザーによる情報の記録又は再生が可能
な記録層が設けられた光学記録媒体において、該記録層
が下記一般式(1)で示される金属キレート色素を含有
することを特徴とする。
【0007】
【化5】
【0008】(式中、Mは金属又は金属イオンを表し、
Rは水素原子、置換されていてもよい炭化水素基又は置
換されていてもよい複素環基を表し、R1及びR2は各々
独立に、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、
置換されていてもよい複素環基、−NR34基、−OR
5基又は−SR6基を表し(但しR3,R4,R5,R6は水
素原子又は任意の置換基を表す)、Lは中性又はマイナ
ス1価の、1種又は2座配位子を表し、nは1〜4の整
数を表し、x,yは下記式を満足する整数である。 n+(Lの価数)×x=(Mの価数) 2n+(Lの座数)×x+y=(Mの配位数))
【0009】即ち、本発明者らは青色半導体レーザー光
に高い感受性を有する有機色素について種々検討した結
果、上記一般式(1)で示される特定の配位子を有する
金属キレート色素を光学記録媒体の記録層に使用するこ
とにより、青色半導体レーザー光による記録再生が可能
であることを知得し本発明に到達した。
【0010】本発明の実施の態様において、光学記録媒
体の配位子Lは中性の2座配位子であることが好まし
く、この場合において、特に、下記一般式(2)で示さ
れる光学記録媒体であることが好ましい。
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R1,R2,M及びnは前記一般式
(1)と同義であり、R7,R8,R9,R10,R11,R
12,R13,R14は各々独立に、水素原子又は任意の置換
基を表す。)
【0013】上記一般式(2)中のR10とR11は互いに
結合してベンゼン環を形成していても良い。
【0014】また、本発明の別の実施の形態において、
金属キレート色素としては、下記一般式(3)で示され
るものが挙げられる。
【0015】
【化7】
【0016】(式中、R1,R2及びnは前記一般式
(1)と同義であり、Mは金属イオンであり、mは0〜
4の整数を表す。)
【0017】前記一般式(1),(2),(3)中、R
1及びR2は各々独立に、置換されていても良い炭素数1
〜10の直鎖アルキル基、炭素数6〜20のアリール
基、置換されていても良い炭素数7〜20のアラルキル
基、置換されていても良い炭素数1〜10のアルコキシ
基又は置換されていても良い炭素数1〜10のアルキル
チオ基であることが好ましい。
【0018】本発明の光学記録媒体は、情報の記録又は
再生のレーザー波長として好ましくは350nm 〜530nm の
ものを用いるものである。
【0019】本発明の金属キレート色素は、下記一般式
(2)で示されることを特徴とする。
【0020】
【化8】
【0021】(式中、R1,R2,M及びnは前記一般式
(1)と同義であり、R7,R8,R9,R10,R11,R
12,R13,R14は各々独立に、水素原子又は任意の置換
基を表す。)
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明につき詳細に説明す
る。
【0023】本発明の光学記録媒体の記録層に含有させ
る金属キレート色素は、前記一般式(1)で示される。
一般式(1)において、Rは水素原子、置換されていて
もよい炭化水素基又は置換されていてもよい複素環基で
ある。
【0024】Rが置換されていても良い炭化水素基の場
合の炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、te
rt−ブチル基、sec-ブチル基等の炭素数1〜20の直鎖
又は分岐のアルキル基;シクロプロピル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数
3〜12の環状アルキル基;フェニル基、ナフチル基、
トリル基などの炭素数6〜20のアリール基;メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数
1〜10のアルコキシ基;ベンジル基、フェネチル基等
の炭素数7〜20のアラルキル基;ビニル基、プロペニ
ル基、ヘキセニル基等の炭素数2〜20の直鎖又は分岐
のアルケニル基等が挙げられる。
【0025】これらの炭化水素基の置換基としては、後
述のR,Rが置換されていてもよい場合の置換基と
して例示したものが挙げられ、好ましい置換基について
も同様である。
【0026】また、Rが置換されていてもよい複素環基
の場合の複素環としては、4〜12員環の複素環が挙げ
られ、より具体的には、R,Rの複素環基の複素環
として後述したチエニル基、フリル基、ピロリル基、オ
キサゾリル基、ピリミジニル基、モルホリノ基、ピペリ
ジル基等の複素環及び縮合環が挙げられる。これら複素
環はいずれも置換基を有していてもよく、その場合の置
換基としても、後述のR,Rが置換されていてもよ
い場合の置換基として例示したものが挙げられる。
【0027】Rとして好ましいものは、水素原子、置換
されていてもよい炭素数1〜10の直鎖アルキル基、置
換されていてもよい炭素数7〜20のアラルキル基であ
り、特に好ましいものは水素原子である。
【0028】一般式(1)において、R1及びR2として
は各々独立に、水素原子;置換されてもよい炭化水素
基;置換されてもよい複素環基;−NR45基;−OR
6基;−SR7基(但しR4〜R7は水素原子又は任意の置
換基)である。金属キレート色素におけるこれらの配位
子は、単一でも複数種の混合でもよい。
【0029】R1及びR2が置換されていても良い炭化水
素基の場合の炭化水素基としては、具体的には、メチル
基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチ
ル基、tert−ブチル基、sec-ブチル基等の炭素数1〜2
0の直鎖又は分岐のアルキル基;シクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等
の炭素数3〜12の環状アルキル基;フェニル基、ナフ
チル基、トリル基などの炭素数6〜20のアリール基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等
の炭素数1〜10のアルコキシ基;ベンジル基、フェネ
チル基等の炭素数7〜20のアラルキル基;ビニル基、
プロペニル基、ヘキセニル基等の炭素数2〜20の直鎖
又は分岐のアルケニル基等が挙げられる。
【0030】R,Rの炭化水素基として好ましいも
のは炭素数1〜10の直鎖又は分岐のアルキル基、炭素
数6〜20のアリール基、及び炭素数7〜20のアラル
キル基である。
【0031】これらの炭化水素基の置換基としては、例
えばメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、n-ブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブ
トキシ基等の炭素数1〜10のアルコキシ基;メトキシ
メトキシ基、エトキシメトキシ基、プロポキシメトキシ
基、エトキシエトキシ基、プロポキシエトキシ基、メト
キシブトキシ基等の炭素数2〜12のアルコキシアルコ
キシ基;メトキシメトキシメトキシ基、メトキシメトキ
シエトキシ基、メトキシエトキシメトキシ基、メトキシ
メトキシエトキシ基、エトキシエトキシメトキシ基等の
炭素数3〜15のアルコキシアルコキシアルコキシ基;
クロロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオ
ロエチル基、ペンタフルオロ−n−プロピル基、ヘプタ
フルオロ−i−プロピル基、パーフルオロ−n−ブチル
基、パーフルオロ−t−ブチル基、パーフルオロ−n−
ヘキシル基等のハロゲン化アルキル基;アリルオキシ
基;フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜
12のアリール基(これらは置換基でさらに置換されて
いてもよい。);フェノキシ基、トリルオキシ基、キシ
リルオキシ基、ナフチルオキシ基等の炭素数6〜12の
アリールオキシ基;アリルオキシ基、ビニルオキシ基等
の炭素数2〜12のアルケニルオキシ基;シアノ基;イ
ソシアノ基;シアナト基;イソシアナト基;チオシアナ
ト基;イソチオシアナト基;ニトロ基;ヒドロキシル
基;テトラヒドロフリル基;アミノ基;N,N−ジメチ
ルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基等の炭素数1〜
10のアルキルアミノ基;メチルスルホニルアミノ基、
エチルスルホニルアミノ基、n-プロピルスルホニルアミ
ノ基等の炭素数1〜6のアルキルスルホニルアミノ基;
フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n-プロポ
キシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n-ブ
トキシカルボニル基等の炭素数2〜7のアルコキシカル
ボニル基;メチルカルボニルオキシ基、エチルカルボニ
ルオキシ基、n-プロピルカルボニルオキシ基、イソプロ
ピルカルボニルオキシ基、n-ブチルカルボニルオキシ基
等の炭素数2〜7のアルキルカルボニルオキシ基;メト
キシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ
基、n-プロポキシカルボニルオキシ基、イソプロポキシ
カルボニルオキシ基、n-ブトキシカルボニルオキシ基等
の炭素数2〜7のアルコキシカルボニルオキシ基等が挙
げられる。
【0032】また、上述の炭化水素基の中で、炭素数6
〜20のアリール基、炭素数3〜12の環状アルキル基
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜8の直鎖又は
分岐のアルキル基やビニル基、アリル基等のアルケニル
基で置換されていてもよい。置換基中に包含される炭素
数6〜20のアリール基は、同様の置換基でさらに置換
されていてもよい。
【0033】これらの炭化水素基の置換基のうち、好ま
しい置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン化アルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基等で
ある。
【0034】R1及びR2が置換されていても良い複素環
基の場合の複素環としては、4〜12員環が好ましく、
例えば下記に示す複素環及び縮合環があげられる。
【0035】
【化9】
【0036】(式中Zは、水素原子又は炭素数1〜6の
直鎖又は分岐のアルキル基を表す)
【0037】これらの中では、特にチエニル基、フリル
基、ピロリル基、オキサゾリル基、ピリミジニル基等の
5〜6員環の芳香族複素環やモルホリノ基、ピペリジル
基等が好ましい。さらにこれら複素環はいずれも置換基
を有していてもよく、置換基としては、上述の炭化水素
の置換基と同様の基が挙げられる。複素環基として、好
ましくは、無置換、又はアルキル基、ハロゲン化アルキ
ル基で置換された複素環基である。
【0038】−NR45基のR4、R5としては、水素原
子又は上記R1、R2と同様の、置換基を有していても良
い炭化水素基又は複素環基が挙げられる。中でも好まし
いものは、R4、R5の一方が水素原子で、他方が、置換
されていてもよい炭素数1〜10の直鎖又は分岐のアル
キル基;置換されてもよい炭素数6〜20のアリール
基;置換されていてもよい炭素数7〜20のアラルキル
基;又は置換されていてもよい複素環基である。
【0039】これらアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基及び複素環基は、ハロゲン原子又はメトキシ基で置
換されているか、無置換であるものが好ましい。
【0040】−OR6基;−SR7基のR6、R7も、水素
原子又は上記R1、R2と同様の置換基を有していても良
い炭化水素基又は複素環基が挙げられる。好ましいもの
は、置換されていてもよい炭素数1〜10の直鎖又は分
岐のアルキル基;置換されてもよい炭素数7〜20のア
ラルキル基;置換されてもよい炭素数6〜20のアリー
ル基である。特に好ましくはアルキル基である。
【0041】これらアルキル基、アラルキル基及びアリ
ール基は、ハロゲン原子で置換されているか、又は無置
換であるものが好ましい。
【0042】一般式(1)におけるR1及びR2として
は、上述した各基の中でも特に、置換されていてもよい
炭素数1〜10の直鎖アルキル基、置換されていてもよ
い炭素数6〜20のアリール基、置換されていてもよい
炭素数7〜20のアラルキル基、置換されていてもよい
炭素数1〜10のアルコキシ基、又は置換されていても
よい炭素数1〜10のアルキルチオ基が好ましい。
【0043】一般式(1)における配位子Lは、中性又
はマイナス1価の1座又は2座配位子であれば特に制限
はないが、例えば下記のものが挙げられる。
【0044】
【化10】
【0045】
【化11】
【0046】
【化12】
【0047】
【化13】
【0048】これらの配位子の存在のなかでも、特に、
下記のものが好ましい。
【0049】
【化14】
【0050】とりわけ、好ましい配位子は下記のもので
ある。
【0051】
【化15】
【0052】なお、ここに挙げた配位子は、基本骨格の
みを示しており、配位能力を損なわない限り、任意の基
で置換されていてもかまわない。
【0053】配位させる金属イオンMは、配位能力があ
れば特に種類は問わないが、錯形成のしやすさからM
g、Ca等のアルカリ土類金属、Ni、Co、Zn、M
n、Fe等の遷移金属、Sm、Nd、Eu等の希土類元
素が好ましい。
【0054】本発明において、金属キレート色素が前記
一般式(2)で示される金属キレート色素である場合、
配位させる金属Mは、配位数8の金属又は金属イオンで
あり、通常ランタニド、アクチニド類の元素である。中
でも配位子との錯体形成のしやすさから、Eu,Smが
好ましい。
【0055】R7 〜R14は水素原子又は任意の置換基で
ある。置換基としては例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、ter
t−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のアル
キル基(アルキル基の置換した環と結合して環状を形成
していても良い。また、隣接するアルキル基同士で結合
して環状を形成していても良い。即ち、シクロヘキサン
又はシクロペンタン等のクマリン環に縮合するシクロア
ルキル環を形成していても良い。);シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等の炭素数3〜10の環状のアルキル基;メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、sec−
ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキ
シ基等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のアルコキシ基
(もう一つのアルコキシ基と互いに結合してもよい。又
はアルコキシ基の置換した環と結合して環状を形成して
もよい。);アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピ
バロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基等の炭素
数2〜21の直鎖又は分岐のアルキルカルボニル基;ビ
ニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘ
キセニル基等の炭素数2〜20の直鎖又は分岐のアルケ
ニル基;シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基等の
炭素数3〜10の環状のアルケニル基;プロペニルオキ
シ基、ブテニルオキシ基、ペンテニルオキシ基、ヘキセ
ニルオキシ基等の炭素数3〜20の直鎖又は分岐のアル
ケニルオキシ基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子等の
ハロゲン原子;ホルミル基;ヒドロキシル基;カルボキ
シル基;ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基等の
炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基;メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカル
ボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、se
c−ブトキシカルボニル基、n−ペンチルオキシカルボ
ニル基、n−ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数2
〜21の直鎖又は分岐のアルコキシカルボニル基;メチ
ルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、n
−プロピルカルボニルオキシ基、イソプロピルカルボニ
ルオキシ基、n−ブチルカルボニルオキシ基、tert
−ブチルカルボニルオキシ基、sec−ブチルカルボニ
ルオキシ基、n−ペンチルカルボニルオキシ基、n−ヘ
キシルカルボニルオキシ基等の炭素数2〜21の直鎖又
は分岐のアルキルカルボニルオキシ基;ニトロ基;シア
ノ基;スルホン酸基;メトキシメチル基、メトキシエチ
ル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、n−プロ
ポキシエチル基、n−プロポキシプロピル基、イソプロ
ポキシメチル基、イソプロポキシエチル基等の炭素数2
〜21の直鎖又は分岐のアルコキシアルキル基;メチル
チオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロ
ピルチオ基、n−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ
基、sec−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、n−
ヘキシルチオ基等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のア
ルキルチオ基;メチルスルホニル基、エチルスルホニル
基、n−プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニ
ル基、n−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスル
ホニル基、sec−ブチルスルホニル基、n−ペンチル
スルホニル基、n−ヘキシルスルホニル基等の炭素数1
〜20の直鎖又は分岐のアルキルスルホニル基;置換基
を有していてもよいフェニル基等のアリール基;置換基
を有していてもよいベンジル基、フェネチル基等の直鎖
又は分岐のアラルキル基;置換基を有していてもよいフ
ェノキシ基等のアリールオキシ基;置換基を有していて
もよいベンジルオキシ基等の直鎖又は分岐のアリールア
ルキルオキシ基、置換基を有していてもよいフェニルチ
オ基等のアリールチオ基;置換されていてもよいチオフ
ェン環、フラン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダ
ゾール環、トリアゾール環、オキサゾール環、チアゾー
ル環、チアジアゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピ
リミジン環、ピリダジン環、トリアジン環、ベンゾフラ
ン環、インドール環、ベンゾチオフェン環、ベンズイミ
ダゾール環、ベンゾチアゾール環、キノリン環、クマリ
ン環、キノキサリン環、ジベンゾフラン環、カルバゾー
ル環、アクリジン環、フェナントロリン環、フェノチア
ジン環等の複素環基;−CR15=C(CN)R16(R15
は水素原子、或いは炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアル
キル基を表し、R16はシアノ基、炭素数2〜7の直鎖又
は分岐のアルコキシカルボニル基、或いは炭素数2〜7
の直鎖又は分岐のフッ化アルコキシカルボニル基を表
す。);−NR1718(R17、R18はそれぞれ独立して
水素原子、炭素数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル
基、炭素数2〜12の直鎖又は分岐のアルケニル基、置
換基を有していてもよいフェニル基等のアリール基、炭
素数7〜20の直鎖又は分岐のアラルキル基、炭素数2
〜12の直鎖又は分岐のアルコキシアルキル基、炭素数
2〜12の直鎖又は分岐のアルキルカルボニル基;炭素
数1〜12の直鎖又は分岐のヒドロキシアルキル基を表
す。また、R 17とR18は互いに結合するか、アミノ基の
置換した環と結合して環状を形成してもよい。);−C
ONR1718(R17、R18の定義は上記と同様。);ト
リフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタ
フルオロ−n−プロピル基、ヘプタフルオロイソプロピ
ル基、パーフルオロ−n−ブチル基、パーフルオロ−t
ert−ブチル基、パーフルオロ−sec−ブチル基、
パーフルオロ−n−ペンチル基、パーフルオロ−n−ヘ
キシル基等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のフルオロ
アルキル基;トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロ
エトキシ基、ヘプタフルオロ−n−プロポキシ基、ヘプ
タフルオロイソプロポキシ基、パーフルオロ−n−ブト
キシ基、パーフルオロ−tert−ブトキシ基、パーフ
ルオロ−sec−ブトキシ基、パーフルオロ−n−ペン
チルオキシ基、パーフルオロ−n−ヘキシルオキシ基等
の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のフルオロアルコキシ
基;トリフルオロメチルチオ基、ペンタフルオロエチル
チオ基、ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ基、ヘプタ
フルオロイソプロピルチオ基、パーフルオロ−n−ブチ
ルチオ基、パーフルオロ−tert−ブチルチオ基、パ
ーフルオロ−sec−ブチルチオ基、パーフルオロ−n
−ペンチルチオ基、パーフルオロ−n−ヘキシルチオ基
等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のフルオロアルキル
チオ基が挙げられる。
【0056】中でも好ましいものは、水素原子;炭素数
1〜6の直鎖又は分岐の無置換アルキル基;置換されて
いてもよいフェニル基等のアリル基;炭素数1〜6の直
鎖又は分岐のフルオロアルキル基;炭素数1〜6の直鎖
又は分岐のフルオロアルコキシ基;炭素数1〜6の直鎖
又は分岐のフルオロアルキルチオ基等があげられる。置
換基の場所としては、立体障害を考慮すると、R8 〜R
13が望ましい。
【0057】なお、R10とR11が結合してベンゼン環を
形成し、全体として1,10−フェナントロリン環を形
成していてもよい。この時、R10とR11が結合すること
により形成されるベンゼン環部分に、例えばR7 〜R14
として挙げた置換基を有していてもよい。
【0058】また一般式(2)におけるnは1〜4の整
数であるが、好ましくは1〜3である。
【0059】一般式(2)で表される化合物の好ましい
例としては下記のものが挙げられるが、本発明の金属キ
レート色素はこれらは限定されるものではない。
【0060】
【化16】
【0061】
【化17】
【0062】
【化18】
【0063】
【化19】
【0064】
【化20】
【0065】
【化21】
【0066】
【化22】
【0067】
【化23】
【0068】
【化24】
【0069】各式中、QはCl- 、CH3 COO- 、N
3 -、Br- - 、ClO4 -等のカウンターイオン
を表す。
【0070】また、本発明の金属キレート色素が、前記
一般式(3)で示される金属キレート色素である場合、
nは金属Mの価数と同じ数であり1〜4の値を表す。m
は配位する水分子H2Oの数を表し0〜4である。な
お、「2n+m=金属イオンMの配位数」の関係にあ
る。また特にMが遷移金属である場合、多量(l量)体
構造(一般に[M(X)n]lで表す(Xは配位子))を形成
する場合がある(例えばアセチルアセトンとNiの錯体
では、配位子であるアセチルアセトンの酸素原子が、3
つのNiイオン間を架橋するように配位して3量体を形
成し、[MX23(又は[M36]と表す)型のような
配位構造を形成する)。
【0071】一般式(3)で表される化合物の好ましい
例としては下記のものが挙げられるが、本発明の有機色
素はこれらに限定されるものではない。
【0072】
【化25】
【0073】
【化26】
【0074】
【化27】
【0075】
【化28】
【化29】
【0076】一般式(3)で示される錯体は、市販品を
入手することも出来るし、或いは対応するジケトンと、
配位させる金属化合物の水溶液と接触、反応させること
により製造することができる。
【0077】配位金属の化合物としては、塩酸塩、硝酸
塩等の無機酸塩或いは酢酸塩等の有機酸塩が挙げられ
る。
【0078】その他、本発明に係る金属キレート色素と
しては、次のようなものも例示される。
【0079】
【化30】
【0080】
【化31】
【化32】
【0081】これら本発明の金属キレート色素は、例え
ば該色素を含む溶液から記録層の成膜を形成する際の薄
膜形成性に優れているので、光学記録媒体の記録層に使
用する色素として極めて有用である。
【0082】また一般式(1)の金属キレート色素を含
有する記録層は、より短い波長(350nm〜500nm)領域に
レーザー光による記録再生に適した強度の吸収を有して
いるため、係る錯体は短波長レーザーに対応する記録再
生用光学記録媒体に使用する色素として、極めて有用で
ある。
【0083】本発明の光学記録媒体は、基本的には基板
と前記金属キレート色素を含む記録層とから構成される
ものであるが、さらに必要に応じて基板上に下引き層、
金属反射層、保護層等を設けても良い。
【0084】好ましい層構成の一例としては、記録層上
に金、銀、アルミニウムのような金属反射層及び保護層
を設けた高反射率の媒体が挙げられる。以下、この構造
の媒体を例に、本発明の光学記録媒体について説明す
る。
【0085】本発明の光学記録媒体における基板の材質
としては、基本的には記録光及び再生光の波長で透明で
あればよい。
【0086】このような材質としては、例えばアクリル
系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リオレフィン系樹脂(特に非晶質ポリオレフィン)、ポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂等
の樹脂からなるもの、ガラスからなるもの、ガラス上に
光硬化性樹脂等の放射線硬化性樹脂からなる樹脂層を設
けたもの等を使用することができる。
【0087】高生産性、コスト、耐吸湿性などの点から
は、射出成型ポリカーボネートが好ましい。耐薬品性、
耐吸湿性などの点からは、非晶質ポリオレフィンが好ま
しい。また高速応答性などの点からは、ガラス基板が好
ましい。
【0088】記録層に接して樹脂基板又は樹脂層を設
け、その樹脂基板又は樹脂層上に記録再生光の案内溝や
ピットを有していてもよい。案内溝がスパイラル状の場
合、この溝ピッチが0.5〜1.2μm程度であることが好ま
しい。
【0089】基板上、又は必要に応じて下引き層等を設
けた上に、本発明に係る金属キレート色素を含む記録層
を形成する。
【0090】記録層の成膜方法としては、真空蒸着法、
スパッタリング法、ドクターブレード法、キャスト法、
スピンコート法、浸漬法等一般に行われている薄膜形成
法が挙げられる。量産性、コスト面からはスピンコート
法が好ましい。また、厚みの均一な記録層が得られると
いう点からは、塗布法よりも真空蒸着法等の方が好まし
い。
【0091】スピンコート法による成膜の場合、回転数
は500〜15000rpmが好ましく、スピンコートの後、場合
によっては加熱あるいは溶媒蒸気にあてる等の処理を行
っても良い。
【0092】ドクターブレード法、キャスト法、スピン
コート法、浸漬法等の塗布方法により記録層を形成する
場合の塗布溶媒としては、基板を侵さない溶媒であれば
よく、特に限定されない。例えば、ジアセトンアルコー
ル、3-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブタノン等のケトンアル
コール系溶媒;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等
のセロソルブ系溶媒;n-ヘキサン、n-オクタン等の鎖状
炭化水素系溶媒;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、
n-ブチルシクロヘキサン、tert-ブチルシクロヘキサ
ン、シクロオクタン等の環状炭化水素系溶媒;テトラフ
ルオロプロパノール、オクタフルオロペンタノール、ヘ
キサフルオロブタノール等のパーフルオロアルキルアル
コール系溶媒;乳酸メチル、乳酸エチル、イソ酪酸メチ
ル等のヒドロキシカルボン酸エステル系溶媒等が挙げら
れる。
【0093】真空蒸着法の場合は、例えば一般式(1)
の金属キレート色素と、必要に応じて他の色素や各種添
加剤等の記録層成分を、真空容器内に設置されたるつぼ
に入れ、真空容器内を適当な真空ポンプで10-2〜10
-5Pa程度にまで排気した後、るつぼを加熱して記録層
成分を蒸発させ、るつぼと向き合って置かれた基板上に
蒸着させることにより、記録層を形成する。
【0094】また、記録層は、記録層の安定性や耐光性
向上のために、一重項酸素クエンチャーとして遷移金属
キレート化合物(例えば、アセチルアセトナートキレー
ト、ビスフェニルジチオール、サリチルアルデヒドオキ
シム、ビスジチオ−α-ジケトン等)等や、記録感度向
上のために金属系化合物等の記録感度向上剤を含有して
いても良い。ここで金属系化合物とは、遷移金属等の金
属が、原子、イオン、クラスター等の形で化合物に含ま
れるものであり、例えばエチレンジアミン系錯体、アゾ
メチン系錯体、フェニルヒドロキシアミン系錯体、フェ
ナントロリン系錯体、ジヒドロキシアゾベンゼン系錯
体、ジオキシム系錯体、ニトロソアミノフェノール系錯
体、ピリジルトリアジン系錯体、アセチルアセトナート
系錯体、メタロセン系錯体、ポルフィリン系錯体のよう
な有機金属化合物が挙げられる。金属原子としては特に
限定されないが、遷移金属であることが好ましい。
【0095】さらに、必要に応じて他系統の色素を併用
することもできる。他系統の色素としては、主として記
録用のレーザー波長域に適度な吸収を有するものであれ
ばよく、特に制限されない。また、CD-Rのような770〜8
30nmから選ばれた波長の近赤外レーザーやDVD-Rのよう
な620〜690nmから選ばれた赤色レーザーでの記録に適す
る色素を併用して、複数の波長域でのレーザー光による
記録に対応する光学記録媒体とすることもできる。
【0096】他系統の色素としては含金属アゾ系色素、
フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、シア
ニン系色素、アゾ系色素、スクアリリウム系色素、含金
属インドアニリン系色素、トリアリールメタン系色素、
メロシアニン系色素、アズレニウム系色素、ナフトキノ
ン系色素、アントラキノン系色素、インドフェノール系
色素、キサンテン系色素、オキサジン系色素、ピリリウ
ム系色素等が挙げられる。
【0097】さらに、必要に応じて、バインダー、レベ
リング剤、消泡剤等を併用することもできる。好ましい
バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケ
トン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ウ
レタン系樹脂、ポリビニルブチラール、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン等が挙げられる。
【0098】記録層の膜厚は、記録方法などにより適し
た膜厚が異なる為、特に限定されるものではないが、通
常50〜300nmである。
【0099】記録層の上には、反射層を形成してもよ
く、その膜厚は好ましくは、厚さ50〜300nmである。反
射層の材料としては、再生光の波長で反射率の十分高い
もの、例えば、Au、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、Ta、
Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にして用いることが
可能である。この中でもAu、Al、Agは反射率が高く反射
層の材料として適している。これらを主成分とする以外
に下記のものを含んでいても良い。例えば、Mg、Se、H
f、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、Cu、Z
n、Cd、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金
属及び半金属を挙げることができる。なかでもAgを主成
分としているものはコストが安い点、高反射率が出やす
い点、更に後で述べる印刷受容層を設ける場合には地色
が白く美しいものが得られる点等から特に好ましい。こ
こで主成分とは含有率が50%以上のものをいう。
【0100】金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率
薄膜を交互に積み重ねて多層膜を形成し、反射層として
用いることも可能である。
【0101】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真
空蒸着法等が挙げられる。また、基板の上や反射層の下
に反射率の向上、記録特性の改善、密着性の向上等のた
めに公知の無機系又は有機系の中間層、接着層を設ける
こともできる。
【0102】反射層の上に形成する保護層の材料として
は、反射層を外力から保護するものであれば特に限定さ
れない。有機物質の材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げ
ることができる。また、無機物質としては、SiO2、Si
N4、MgF2、SnO2等が挙げられる。
【0103】保護層が熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等よ
りなる場合は、樹脂を適当な溶剤に溶解した塗布液を塗
布し、乾燥することによって形成することができる。U
V硬化性樹脂の場合は、樹脂をそのままもしくは適当な
溶剤に溶解した塗布液を塗布し、UV光を照射して硬化
させることによって形成することができる。UV硬化性
樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、エポキ
シアクリレート、ポリエステルアクリレート等のアクリ
レート系樹脂を用いることができる。これらの材料は単
独であるいは混合して用いても良いし、1層だけではな
く多層膜にして用いても良い。
【0104】保護層の形成方法としては、記録層と同様
にスピンコート法やキャスト法等の塗布法やスパッタ法
や化学蒸着法等の方法が用いられるが、この中でもスピ
ンコート法が好ましい。
【0105】保護層の膜厚は、一般に0.1〜100μmの範
囲であるが、本発明においては、3〜30μmが好まし
い。
【0106】また、反射層面に更に基板を貼り合わせて
もよく、また反射層面相互を内面とし対向させ光学記録
媒体2枚を貼り合わせても良い。基板鏡面側に、表面保
護やゴミ等の付着防止のために紫外線硬化樹脂層や、無
機系薄膜等を成膜してもよい。
【0107】なお、記録再生光の入射面ではない面に、
インクジェット、感熱転写等の各種プリンタ、或いは各
種筆記具にて記入(印刷)が可能な印刷受容層を設けて
もよい。
【0108】本発明の光学記録媒体に対して使用される
レーザー光は、高密度記録を得るためには波長は短いほ
ど好ましいが、特に350〜530nmのレーザー光が好まし
い。かかるレーザー光の代表例としては、中心波長410n
m、515nmのレーザー光が挙げられる。
【0109】波長350〜530nmの範囲のレーザー光の一例
は、410nmの青色又は515nmの青緑色の高出力半導体レー
ザーを使用することにより得ることができるが、その
他、例えば、(a)基本発振波長が740〜960nmの連続発振
可能な半導体レーザー、又は(b)半導体レーザーによっ
て励起され、且つ基本発振波長が740〜960nmの連続発振
可能な固体レーザーのいずれかを第二高調波発生素子(S
HG)により波長変換することによっても得ることができ
る。
【0110】上記のSHGとしては、反転対称性を欠く
ピエゾ素子であればいかなるものでもよいが、KDP、
ADP、BNN、KN、LBO、化合物半導体などが好
ましい。第二高調波の具体例としては、基本発振波長が
860nmの半導体レーザーの場合、その倍波の430nm、また
半導体レーザー励起の固体レーザーの場合は、Crドープ
したLiSrAlF6結晶(基本発振波長860nm)からの倍波の4
30nm等が挙げられる。
【0111】上記のようにして得られた本発明の光学記
録媒体への記録は、基板の両面又は片面に設けた記録層
に0.4〜0.6μm程度に集束したレーザー光を照射するこ
とにより行う。レーザー光の照射された部分には、レー
ザー光エネルギーの吸収による、分解、発熱、溶解等の
記録層の熱的変形が起こり、光学特性が変化する。
【0112】記録された情報の再生は、レーザー光によ
り、光学特性の変化が起きている部分と起きていない部
分の反射率の差を読みとることにより行う。
【0113】
【実施例】以下本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例によって限定されるものではない。
【0114】実施例1 (a) 色素の製造
【0115】
【化33】
【0116】上記構造式[I]で示されるテノイルトリ
フルオロアセトン0.677g(0.003mol)と
上記構造式[II]1,10−フェナントロリン一水和物
0.18g(0.001g)をエタノール20mlに、
30〜40℃に加熱しながら溶解させた。溶解後、1m
ol/lのNaOH水溶液3ml加えて、溶液を中和し
た。このあと更に溶液を加熱して60℃にし、ここにに
酢酸サマリウム4水和物0.4gを溶解させた溶液を滴
下した。滴下終了後、攪拌を1時間行い、冷却後反応液
を濾過した。濾過物をエタノールを少々混ぜた水で洗浄
し、乾燥させて、下記の構造式[III ]で示される化合
物を0.80g(収率80%)を得た。
【0117】
【化34】
【0118】(b) 塗布膜の形成及び評価 前記構造式[III ]で示される化合物(クロロホルム中
でのλmax =340nm、モル吸光係数は5.4×10
4 )をアセトンに溶解し、1.0wt%に調製した。こ
れをろ過してできた溶解液を直径130nm、厚さ1m
mのポリオレフィン樹脂基板上に滴下し、スピナー法に
より塗布し、塗布後、100℃で30分間乾燥した。こ
の塗布膜の最大吸収波長(λmax )は、346nmであ
った。なお、ポリオレフィン樹脂基板は、非晶質ポリオ
レフィン(商品名「ZEONEX」;日本ゼオン(株)
製)を用いて形成されたものを用いた。以下の実施例に
おいても同様である。
【0119】実施例2 (a) 色素の製造
【0120】
【化35】
【0121】前記のテノイルトリフルオロアセトン0.
677g(0.003mol)と上記構造式[IV]2,
2′−ビピリジル0.156g(0.001mol)を
エタノール20mlに、30〜40℃に加熱しながら溶
解させた。溶解後、1mol/lのNaOH水溶液3m
l加えて、溶液を中和した。このあと更に溶液を加熱し
て60℃にし、ここに酢酸サマリウム4水和物0.4g
/10ml水溶液を溶解させた溶液を滴下した。滴下終
了後、攪拌を1時間行い、冷却後反応液を濾過した。濾
過物をエタノールを少々混ぜた水で洗浄し、乾燥させ
て、下記の構造式[V]で示される化合物を0.855
g(収率88%)を得た。
【0122】
【化36】
【0123】(b) 塗布膜の形成及び評価 前記構造式(V)で示される化合物(クロロホルム中で
のλmax =342nm、モル吸光係数は5.8×1
4 )をアセトンに溶解し、1.0wt%に調整した。
これを濾過してできた溶解液を直径130mm、厚さ1
mmのポリオレフィン樹脂基板上に滴下し、スピナー法
により塗布し、塗布後、100℃で30分間乾燥した。
この塗布膜の最大吸収波長(λmax )は、344.5n
mであった。
【0124】実施例3 (a) 色素の製造
【0125】
【化37】
【0126】上記構造式[VI]で示される1,3−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオン0.67g(0.00
3mol)をエタノール20mlに加え、30〜40℃
に加熱して溶解させた。溶解後、1mol/lのNaO
H水溶液4mlを加えて、溶液を中和した。更に溶液を
加熱して60℃にし、ここに酢酸サマリウム4水和物
0.4gを水10mlに溶解させた溶液を滴下した。滴
下終了後、攪拌を1時間行い、冷却後反応液を濾過し
た。濾過物をエタノールを少々混ぜた水で洗浄し、乾燥
させて、下記の構造式[VII]で示される色素0.84
g(収率97%)を得た。この色素は、クロロホルム中
でのλmax=348nm、モル吸光係数は6.8×104であった。
【0127】
【化38】
【0128】(b) 塗布膜の形成及び評価 上記構造式[VII]で示される色素をアセトンに溶解し、
1.0wt%溶液を調製した。これをろ過してできた溶
液を直径130mm、厚さ1mmのポリオレフィン樹脂
基板上に滴下し、塗布後、室温で乾燥した。この塗布膜
の最大吸収波長(λmax)は、351nmであった。
【0129】実施例4 (a) 色素の製造
【0130】
【化39】
【0131】上記構造式[VIII]で示される4−t−ブチ
ル−4′−メトキシジベンゾイルメタン4.66g
(0.015mol)を前項と同様に反応させてサマリ
ウム錯体を形成し、下記の構造式[IX]で示される化合
物5.18g(収率97%)を得た。この化合物は、ク
ロロホルム中でのλmax=357nm、モル吸光係数は8.6×1
04であった。
【0132】
【化40】
【0133】(b) 塗布膜の製造及び評価 前記構造式[IX]で示される色素をアセトンに溶解し、
1.0wt%溶液を調製した。これをろ過してできた溶
液を直径130mm、厚さ1mmのポリオレフィン樹脂
基板上に滴下し、塗布後、室温で乾燥した。この塗布膜
の最大吸収波長(λmax)は、357.5nmであっ
た。
【0134】実施例5 (a) 色素の製造
【0135】
【化41】
【0136】上記構造式[X]で示されるテノイルトリ
フルオロアセトン1.33g(0.006mol)をエ
タノール20mlに加え、30〜40℃に加熱しながら
溶解させた。溶解後、1mol/lのNaOH水溶液3
ml加えて、溶液を中和した。更に溶液を加熱して60
℃にし、ここに塩化鉄(III)0.32g/15ml水
溶液を滴下した。滴下終了後、攪拌を1時間行い、冷却
後反応液を濾過した。濾過物をエタノールを少々混ぜた
水で洗浄し、乾燥させて、下記の構造式[XI]で示され
る化合物1.05g(収率72.6%)を得た。この化
合物は、クロロホルム中でのλmax=334nm、モル吸光係
数は4.9×104であった。
【0137】
【化42】
【0138】(b) 塗布膜の製造及び評価 上記構造式[XI]で示される化合物をアセトンに溶解
し、1.0wt%溶液を調製した。これをろ過してでき
た溶液を直径130mm、厚さ1mmのポリオレフィン
樹脂基板上に滴下して塗布し、塗布後、室温で乾燥し
た。この塗布膜の最大吸収波長(λmax)は、341n
mであった。
【0139】実施例6 (a) 色素の製造 前記構造式[VI]で示される1,3−ジフェニル−1,
3−プロパンジオン0.90g(0.04mol)に、
実施例1と同様の方法で、酢酸マグネシウム0.43g
/10ml水溶液を滴下して、下記[XII]でされる化
合物0.86g(収率59%)を得た。この化合物は、
クロロホルム中でのλmax=346nm、モル吸光係数は7.0
×104であった。
【0140】
【化43】
【0141】(b) 塗布膜の製造及び評価 上記構造式[XII]で示される化合物を真空蒸着装置を
用いて、4×10−3Paの圧力下で、室温から350
℃まで加熱して昇華させ、直径120mm、厚さ1.2
mmの射出成型ポリカーボネート樹脂基板上に、蒸着さ
せた。この塗布膜の最大吸収波長(λmax)は350.
5nmであった。
【0142】実施例1〜6で製造した塗布膜上に、スパ
ッタリング法等にて銀膜を成膜して反射層を形成し、更
に紫外線硬化型樹脂をスピンコート等にて塗布・UV照
射により硬化させて保護層を形成して光学記録媒体とす
ることができる。しかして、前記評価結果より、この光
学記録媒体は、塗布膜のλmaxの値より、例えば中心波
長410nmの半導体レーザーによる記録再生が可能である
ことが明らかである。
【0143】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、短
波長のレーザー光による記録再生に適した吸収を有する
塗布膜を形成することが出来、且つ成膜性にも優れた金
属キレート色素を用いて、短波長レーザーに対応する記
録再生用光学記録媒体が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 市野澤 晶子 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 畚野 真代 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA48 FA01 FA12 FA14 FA35 FB42 GA03 GA07 5D029 JA04 JB47

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にレーザーによる情報の記録又は
    再生が可能な記録層が設けられた光学記録媒体におい
    て、該記録層が下記一般式(1)で示される金属キレー
    ト色素を含有することを特徴とする光学記録媒体。 【化1】 (式中、Mは金属又は金属イオンを表し、Rは水素原
    子、置換されていてもよい炭化水素基又は置換されてい
    てもよい複素環基を表し、R1及びR2は各々独立に、水
    素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されて
    いてもよい複素環基、−NR34基、−OR5基又は−
    SR6基を表し(但しR3,R4,R5,R6は水素原子又
    は任意の置換基を表す)、 Lは中性又はマイナス1価の、1座又は2座配位子を表
    し、 nは1〜4の整数を表し、x,yは下記式を満足する整
    数である。 n+(Lの価数)×x=(Mの価数) 2n+(Lの座数)×x+y=(Mの配位数))
  2. 【請求項2】 請求項1において、一般式(1)中の配
    位子Lが中性の2座配位子であることを特徴とする光学
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、金属キレート色素が
    下記一般式(2)で示されることを特徴とする光学記録
    媒体。 【化2】 (式中、R1,R2,M及びnは前記一般式(1)と同義
    であり、R7,R8,R9,R10,R11,R12,R13,R
    14は各々独立に、水素原子又は任意の置換基を表す。)
  4. 【請求項4】 請求項3において、一般式(2)中のR
    10とR11が互いに結合してベンゼン環を形成している光
    学記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1において、金属キレート色素が
    下記一般式(3)で示されることを特徴とする光学記録
    媒体。 【化3】 (式中、R1,R2及びnは前記一般式(1)と同義であ
    り、Mは金属イオンであり、mは0〜4の整数を表
    す。)
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、一般式(1),(2)又は(3)中、R1及びR2
    各々独立に、置換されていても良い炭素数1〜10の直
    鎖アルキル基、炭素数6〜20のアリール基、置換され
    ていても良い炭素数7〜20のアラルキル基、置換され
    ていても良い炭素数1〜10のアルコキシ基又は置換さ
    れていても良い炭素数1〜10のアルキルチオ基である
    ことを特徴とする光学記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、情報の記録又は再生のレーザー波長が350nm 〜530n
    m であることを特徴とする光学記録媒体。
  8. 【請求項8】 下記一般式(2)で示されることを特徴
    とする金属キレート色素。 【化4】 (式中、R1,R2,M及びnは前記一般式(1)と同義
    であり、R7,R8,R9,R10,R11,R12,R13,R
    14は各々独立に、水素原子又は任意の置換基を表す。)
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