JP4253413B2 - ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類 - Google Patents

ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー電子写真、インクジェット方式、感熱転写方式等の画像形成用色素、固体撮像管やカラー液晶用フィルター用色素、及びハロゲン化銀写真感光材料用の色素として有用なピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アゾメチン色素は、従来、ハロゲン化銀カラー写真感光材料における画像形成用色素及び染料として広く用いられている。一方、近年、カラー電子写真、インクジェット方式、感熱転写方式等の新しいカラー画像形成方法が実用に供されている。また、エレクトロニックイメージングの発展に伴って固体撮像管やカラー液晶用フィルターの需要が増大している。この様なことから、アゾメチン色素が様々なシステムあるいは商品において応用、検討されるようになった。特にピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系化合物から得られるアゾメチン色素の有用性は、欧州特許第0556700A号、特開平8―122994号等に記載されているが、実用上更なる高性能のアゾメチン色素の開発が要望されている。
【0003】
この様に、アゾメチン色素は、従来より、色素の吸収特性の改良や堅牢性の改良の研究が精力的に行われており、例えば、特開平5−232648号公報にはピロール環に窒素原子が2つあるいは3つ含む含窒素6員環が縮合したカプラーから得られるアゾメチン色素により、色像の光、熱、湿度等に対して堅牢性で、発色現像液中での色素形成速度及び最大発色濃度が高い写真感光材料が得られることが開示されている。
しかし、この公報には、吸収特性に優れ、即ち青色光領域の不要吸収が少なく、且つ堅牢性に優れるアゾメチン色素が得られることについての言及は無い。また実際、具体的に記載されたピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系化合物では、上記の写真性能が不充分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、吸収特性に優れた新規なピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、下記の化合物により解決される。即ち、本発明は、下記一般式(1)で表わされるピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類である。
【0006】
【化5】
Figure 0004253413
【0007】
式中、Aは下記一般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表わされるカプラー残基を表わし、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表わし、Mは−OY基又は−N(R5)(R6)を表わし、Yは水素原子又は電荷を中和するために必要なカチオン種を表わす。R5及びR6はそれぞれ独立に、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、又はスルホニル基を表わす。R1とR2、R3とR4、R5とR6、R2とR5、又は/及びR4とR6とが互いに結合して5員、6員又は7員の環を形成してもよい。
【0008】
【化6】
Figure 0004253413
【0009】
式中、R7、R8、及びR9はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表わし、R10及びR13はそれぞれ独立にアルキル基を表わし、R11、R12及びR13はそれぞれ独立に水素原子又はアルキル基を表わす。*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0010】
【化7】
Figure 0004253413
【0011】
式中、R15はアリール基を表わし、R16及びR17は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、R18はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アミノ基、又はアニリノ基を表わし、nは1又は2を表わし、*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0012】
【化8】
Figure 0004253413
【0013】
式中、R19は少なくとも一方のオルト位に置換基を有するアリール基を表わし、 20 及びR22は各々独立に水素原子又は置換基を表わす。 21 は−N(R23)(R24)、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、又はヘテロ環チオ基を表わす。R23及びR24は各々独立に水素原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニル基を表わす。R23とR24が互いに結合が可能な場合には、5員、6員又は7員の環を形成してもよい。*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0014】
【発明の実施の形態】
一般式(1)で表わされるピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類(以下、「本発明の色素」ということがある。)について詳しく説明する。
先ず、本発明の色素中のR1〜R4、及びMについて詳しく説明する。
【0015】
1〜R4はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表わし、その置換基はハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素)、アルキル基(好ましくは炭素数1〜48の、直鎖、分岐鎖、又は環状のアルキル基で、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−ノルボルニル、1―アダマンチル)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜48のアルケニル基で、例えば、ビニル、アリル、3−ブテン−1−イル)、アリール基(好ましくは炭素数6〜48のアリール基で、例えば、フェニル、ナフチル)、ヘテロ環基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環基で、例えば、2−チエニル、4−ピリジル、2−フリル、2−ピリミジニル、1−ピリジル、2−ベンゾチアゾリル、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、ベンゾトリアゾール−1−イル)、シリル基(好ましくは炭素数3〜38のシリル基で、例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリブチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ヘキシルジメチルシリル)、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜48のアルコキシ基で、例えば、メトキシ、エトキシ、1−ブトキシ、2−ブトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、ドデシルオキシ、シクロアルキルオキシ基で、例えば、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ)、
【0016】
アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜48のアリールオキシ基で、例えば、フェノキシ、1−ナフトキシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環オキシ基で、例えば、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、シリルオキシ基(好ましくは炭素数1〜32のシリルオキシ基で、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ、ジフェニルメチルシリルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜48のアシルオキシ基で、例えば、アセトキシ、ピバロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ドデカノイルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2〜48のアルコキシカルボニルオキシ基で、例えば、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、シクロアルキルオキシカルボニルオキシ基で、例えば、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数7〜32オアリールオキシカルボニルオキシ基で、例えば、フェノキシカルボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1から48のカルバモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N−ブチルカルバモイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキシ、N−エチル−N−フェニルカルバモイルオキシ)、スルファモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜32のスルファモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジエチルスルファモイルオキシ、N−プロピルスルファモイルオキシ)、アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38のアルキルスルホニルオキシ基で、例えば、メチルスルホニルオキシ、ヘキサデシルスルホニルオキシ、シクロヘキシルスルホニルオキシ)、アリールスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数6〜32のアリールスルホニルオキシ基で、例えば、フェニルスルホニルオキシ)、アシル基(好ましくは炭素数1から48のアシル基で、例えば、ホルミル、アセチル、ピバロイル、ベンゾイル、テトラデカノイル、シクロヘキサノイル)、
【0017】
アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜48のアルコキシカルボニル基で、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、オクタデシルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜32のアリールオキシカルボニル基で、例えば、フェノキシカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜48のカルバモイル基で、例えば、カルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、ンーエチル−N−オクチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル、N−メチルN−フェニルカルバモイル、N,N−ジシクロへキシルカルバモイル)、アミノ基(好ましくは炭素数32以下のアミノ基で、例えば、アミノ、メチルアミノ、N,N−ジブチルアミノ、テトラデシルアミノ、2−エチルへキシルアミノ、シクロヘキシルアミノ)、アニリノ基(好ましくは炭素数6〜32のアニリノ基で、例えば、アニリノ、N−メチルアニリノ)、ヘテロ環アミノ基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環アミノ基で、例えば、4−ピリジルアミノ)、カルボンアミド基(好ましくは炭素数2〜48のカルボンアミド基で、例えば、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミド、ピバロイルアミド、シクロヘキサンアミド)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜32のウレイド基で、例えば、ウレイド、N,N−ジメチルウレイド、N−フェニルウレイド)、イミド基(好ましくは炭素数10以下のイミド基で、例えば、N−スクシンイミド,N−フタルイミド)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜48のアルコキシカルボニルアミノ基で、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、オクタデシルオキシカルボニルアミノ、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜32のアリールオキシカルボニルアミノ基で、例えば、フェノキシカルボニルアミノ)、
【0018】
スルホンアミド基(好ましくは炭素数1〜48のスルホンアミド基で、例えば、メタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、シクロヘキサンスルホンアミド)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜48のスルファモイルアミノ基で、例えば、N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ、N−エチル−N−ドデシルスルファモイルアミノ)、アゾ基(好ましくは炭素数1〜32のアゾ基で、例えば、フェニルアゾ、3−ピラゾリルアゾ)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜48のアルキルチオ基で、例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ、シクロヘキシルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜48のアリールチオ基で、例えば、フェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環チオ基で、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2−ピリジルチオ、1−フェニルテトラゾリルチオ)、アルキルスルフィニル基(好ましくは炭素数1〜32のアルキルスルフィニル基で、例えば、ドデカンスルフィニル)、アリールスルフィニル基(好ましくは炭素数6〜32のアリールスルフィニル基で、例えば、フェニルスルフィニル)、アルキルスルホニル基(好ましくは炭素数1〜48のアルキルスルホニル基で、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ヘキサデシルスルホニル、オクチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル)、アリールスルホニル基(好ましくは炭素数6〜48のアリールスルホニル基で、例えば、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル)、スルファモイル基(好ましくは炭素数32以下のスルファモイル基で、例えば、スルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル、N−エチル−N−フェニルスルファモイル、N−シクロヘキシルスルファモイル)、スルホ基、ホスホニル基(好ましくは炭素数1〜32のホスホニル基で、例えば、フェノキシホスホニル、オクチルオキシホスホニル、フェニルホスホニル)、ホスフィノイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜32のホスフィノイルアミノ基で、例えば、ジエトキシホスフィノイルアミノ、ジオクチルオキシホスフィノイルアミノ)を表わす。
【0019】
1〜R4で表わされる基が更に置換可能な基である場合、R1〜R4で表わされる基は更に置換基を有してもよく、その場合の好ましい置換基はR1〜R4で説明した置換基と同じ意味の基を表わす。2個以上の置換基で置換されている場合には、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0020】
次にMについて以下に詳しく説明する。
Mは−OY基又は−N(R5)(R6)を表わし、Yは水素原子又は電荷を中和するために必要なカチオン種を表わす。
Yは水素原子又は電荷を中和するために必要なカチオン種を表わし、そのカチオン種は金属カチオン種(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、鉄、亜鉛)、有機カチオン種(例えば、4級アンモニウム、グアニジニウムカチオン、トリアルキルアンモニウム)等が挙げられる。これらのカチオン種は、色素と1:1の塩の形成に限らず、複数個の色素との塩を形成してもよい。
【0021】
5及びR6はそれぞれ独立に、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、又はスルホニル基を表わし、そのアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、及びスルホニル基の好ましい範囲については、前記のR1〜R4の置換基で説明したアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、及びスルホニル基と同じ意味の基を表わす。
【0022】
1とR2、R3とR4、R5とR6、R2とR5、又は/及びR4とR6とが互いに結合して5員、6員又は7員の環を形成してもよい。
【0023】
次に一般式(2)で表わされる基のR7〜R14について詳しく説明する。
7〜R9は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、R7〜R9で表わされる置換基は、前記で説明したR1〜R4の置換基と同じ意味の基を表わす。
10及びR13はアルキル基を表わし、R10及びR13のアルキル基の好ましい範囲は前記のR1〜R4で説明したアルキル基と同じである。
11、R12及びR13は各々独立に水素原子又はアルキル基を表わし、R11〜R13のアルキル基の好ましい範囲は前記のR1〜R4で説明したアルキル基と同じである。
*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0024】
次に一般式(3)で表わされる基のR15〜R18について詳しく説明する。R15はアリール基を表わし、R16及びR17は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、その置換基は、前記で説明したR1〜R4の置換基と同じ意味の基を表わす。R18はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アミノ基、又はアニリノ基を表わし、R18のアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アミノ基、及びアニリノ基の好ましい範囲は、前記R1〜R4で説明したアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アミノ基、及びアニリノ基と同じ意味の基を表わす。nは1又は2を表わし、*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0025】
次に、一般式(4)で表わされる基のR19〜R22について詳しく説明する。
19は少なくとも一方のオルト位に置換基を有するアリール基又は芳香族ヘテロ環基を表わし、オルト位の置換基としては、前記R1〜R4で説明した置換基と同じ意味の基が挙げられる。双方のオルト位に置換基を有している場合には、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
19の置換アリール基は、少なくとも一方のオルト位に置換基を有しているフェニル基又はナフチル基が好ましく、アリール環上のオルト位以外にも置換可能な位置に置換基有していてもよく、それらの置換基は、前記R1〜R4で説明した置換基と同じ意味の基を表わす。2個以上の置換基を有する場合には、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
19の置換ヘテロ環基は、少なくともオルト位に置換基を有する5員、6員の芳香族ヘテロ環基(例えば、ピロリル、フリル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル)であることが好ましく、ヘテロ環上のオルト位以外にも置換可能な位置に置換基を有してもよく、それらの置換基は前記R1〜R4で説明した置換基と同じ意味の基を表わす。2個以上の置換基を有している場合には、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0026】
20 及びR22は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、その置換基は前記R1〜R4の説明した置換基と同じ意味の基を表わす。 21 は、−N(R23)(R24)、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、又はヘテロ環チオ基を表わす。 21 のアルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、及びヘテロ環チオ基は、前記R1〜R4で説明したアルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、又はヘテロ環チオ基と同じ意味の基を表わす。R23及びR24は各々独立に水素原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニル基を表わし、R23及びR24のアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基は、前記R1〜R4で説明したアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基と同じ意味の基を表わす。R23とR24が互いに結合可能な場合には、5員、6員又は7員の環を形成してもよい。*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
【0027】
次に本発明の色素の好ましい範囲について説明する。
先ず、M及びR1〜R4の好ましい範囲について説明する。
Mが−OYの場合には、Yは電荷を中和するために必要なカチオン種が好ましい。更に好ましくは、カチオン種としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、4級アンモニウム、グアニジニウムカチオン、トリアルキルアンモニウムが挙げられる。
Mが−OYの場合には、R1〜R4ハ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、又はアシルオキシ基が好ましく、更に好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、スルファモイル基、又はスルホニル基が挙げられる。特に好ましくは、R1〜R4の中で、R1またはR3のいずれか一方が水素原子である。
【0028】
Mが−N(R5)(R6)の場合には、R5及びR6は好ましくは、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基が挙げられる。最も好ましいR5及びR6はアルキル基が挙げられる。R5又はR6とR1又はR3とが互いに結合して環を形成してもよく、R5とR6とが互いに結合して環を形成していてもよい。
【0029】
Mが−N(R5)(R6)の場合の、好ましいR1〜R4、及び特に好ましいR1〜R4は前記のMが−OY基の場合に説明したR1〜R4と同じ意味の基が挙げられる。
【0030】
Mが−OY基の場合の本発明の色素は、ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン類とパラアミノフェノール類又はパラスルホンアミドフェノール類の酸化体とのカップリングから容易に得られ、パラアミノフェノール類及びパラスルホンアミドフェノール類の具体例は、例えば、特開平9−146248号に記載の化合物が挙げられる。
【0031】
また、Mが−N(R5)(R6)の場合の本発明の色素は、ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン類とパラフェニレンジアミン類の酸化体とから容易に得られ、パラフェニレンジアミン類の具体例は、例えば、特開平5−257248号、同6―161061号、同7−36162号、特願平9−328129号、特願平9−328130号、及び特願平9−329998号等に記載の化合物が挙げられる。
【0032】
次に、一般式(2)で表わされる基の好ましい範囲について説明する。
7はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、及びスルファモイル基が好ましく、アリール基又はヘテロ環基が更に好ましい。
8はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アミノ基、カルボンアミド基、ウレイド基、イミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が好ましく、アミノ基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基が更に好ましい。
【0033】
9は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が好ましく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、及び、カルバモイル基が更に好ましい。
10及びR13はメチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、t−アミル基、シクロヘキシル基、及び1,1,3,3−テトラメチルブチル基が好ましく、t−ブチル基が最も好ましい。
11及びR14は水素原子又はメチル基が好ましく、水素原子が最も好ましい。
【0034】
12は水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、t−アミル基、シクロヘキシル基及び1,1,3,3−テトラメチルブチル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。
一般式(2)で表わされる基の具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】
【化9】
Figure 0004253413
【0036】
【化10】
Figure 0004253413
【0037】
【化11】
Figure 0004253413
【0038】
【化12】
Figure 0004253413
【0039】
【化13】
Figure 0004253413
【0040】
次に一般式(3)で表わされる基の好ましい範囲について説明する。R15は、アリール基が好ましい。R17は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が好ましく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、及びカルバモイル基が更に好ましい。R18はアルキル基、アリール基、及びアミノ基が好ましく、アリール基が最も好ましい。nは2が好ましい。
【0041】
一般式(3)で表わされる基の具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。(なお、 II −1〜4、 II −8、 II −25、 II −26、 II −28、 II −29、 II −33〜36は、R 15 がアリール基ではないのでもはや本発明の一般式(3)で表わされる基の例ではないが、参考のために記載しておく。)
【0042】
【化14】
Figure 0004253413
【0043】
【化15】
Figure 0004253413
【0044】
【化16】
Figure 0004253413
【0045】
【化17】
Figure 0004253413
【0046】
【化18】
Figure 0004253413
【0047】
次に、一般式(4)で表わされる基の好ましい範囲について説明する。
19は置換アリール基が好ましく、更に好ましくは置換フェニル基であり、この置換アリール基のオルト位の置換基として好ましくは、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、カルボキシル基、シアノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボンアミド基、ウレイド基、イミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、及びスルファモイル基が挙げられる。更に好ましいオルト位の置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、カルボンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、アルキルチオ基、及びアリールチオ基が挙げられる。最も好ましいオルト位の置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基が挙げられる。
【0048】
20は好ましくは、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、スルファモイル基、ホスホニル基、ホスフィノイルアミノ基、シアノ基、及びイミド基が挙げられる。更に好ましくは、パーフロロアルキル基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、スルファモイル基、ホスホニル基、及びシアノ基があげられる。最も好ましいR20はアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、及びシアノ基が挙げられる。
【0049】
21は好ましくは、−N(R23)(R24)、アルコキシ基、アルキルチオ基、及びアリールチオ基が挙げられ、この時のR23は水素原子、アルキル基、又はアシル基で、R24は水素原子、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が挙げられる。更に好ましくは、−NH(R24)、アルコキシ基、アルキルチオ基、及びアリールチオ基が挙げられ、この時のR24は水素原子、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が挙げられる。最も好ましいR21は、−NH(R24)で、この時のR24は、アシル基及びアルコキシカルボニル基が挙げられる。
【0050】
22は好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が挙げられ、更に好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基が挙げられる。最も好ましいR22は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、及びアシル基が挙げられる。
【0051】
次に、一般式()で表わされる基の具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。(なお、 III −30、 III −31は、R 19 がアリール基ではないのでもはや本発明の一般式(4)で表わされる基の例ではないが、参考のために記載しておく。)
【0052】
【化19】
Figure 0004253413
【0053】
【化20】
Figure 0004253413
【0054】
【化21】
Figure 0004253413
【0055】
【化22】
Figure 0004253413
【0056】
【化23】
Figure 0004253413
【0057】
以下に、本発明の色素の具体的化合物例(DY−1〜DY−120)を示すが、本発明はこれらによって限定されない。
【0058】
【化24】
Figure 0004253413
【0059】
【化25】
Figure 0004253413
【0060】
【化26】
Figure 0004253413
【0061】
【化27】
Figure 0004253413
【0062】
【化28】
Figure 0004253413
【0063】
【化29】
Figure 0004253413
【0064】
【化30】
Figure 0004253413
【0065】
【化31】
Figure 0004253413
【0066】
以下に本発明の色素の具体的合成例を示す。
合成例1(例示色素DY−2の合成)
例示色素DY−2は下記のスキームに従い合成できた。
(中間体A−2の合成)
【0067】
【化32】
Figure 0004253413
【0068】
特開平8−12609号明細書に記載の2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルシクロヘキサノール(中間体A−1)457g(2.00モル)とシアノ酢酸エチル187g(2.20モル)とトルエン1300ml中に加えて室温で攪拌した。これにピリジン174mlを加えて10分間攪拌した後、無水酢酸622mlを約1.5時間かけて滴下した。1.5時間攪拌した後、一夜放置した。この反応混合物に、水500mlを30分間で滴下した。続いて、重曹200gを1時間かけて少しずつ添加した。反応混合物に酢酸エチル1000mlを加え、重曹150gを含む水1500mlで2回洗浄した。有機層を減圧下に濃縮し、残査にメタノール2000mlを加えて溶解した。種晶を添加して室温で1.5時間攪拌した後、水400mlを添加して2時間攪拌を続けた。析出した結晶を濾取し、メタノールと水の混合溶媒(5/1)で洗浄し乾燥して476g(収率82%)の中間体A−2を得た。
【0069】
(中間体A−4の合成)
【0070】
【化33】
Figure 0004253413
【0071】
市販の2,4’−ジクロロアセトフェノンとフタルイミドカリウムから得られる中間体A−3、48.5g(0.162モル)と中間体A−2、48.5g(0.162モル)をエタノール150ml中に加えて、窒素気流下に室温で攪拌した。水酸化ナトリウム13.0g(0.325モル)を水40mlに溶かして加えた後、蒸気浴上で4時間加熱した。反応混合物に水200mlを添加して攪拌しながら冷却し、析出した結晶を濾取した。この結晶を酢酸エチル300mlに溶かし、食塩水250mlで洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次いで、減圧下で濃縮した。残査にヘキサン400mlを加えて結晶を分散し、濾取、乾燥して57.0g(収率79%)の中間体A−4を得た。
【0072】
(中間体A−6の合成)
【0073】
【化34】
Figure 0004253413
【0074】
シアノ酢酸にエタノールと塩酸ガスを反応させて得られる中間体A−5、11.5g(63mmol)をクロロホルム60ml中に加えて室温で攪拌し、トリエチルアミン7.0ml(69mmol)を添加して20分間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮した。残査に酢酸エチル40mlを加えて、不溶解物(塩酸トリエチルアミン)を濾別し、濾液に20g(45mmol)の中間体A−4とエタノール100mlを加えて、室温で5時間攪拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、残査にアセトニトリル200mlを加えて結晶を分散し、濾取、乾燥して22.6g(収率98%、中間体A−4基準)の中間体A−6を得た。
【0075】
(中間体A−7)の合成。
【0076】
【化35】
Figure 0004253413
【0077】
中間体A−6、20.5g(50mmol)、トリエチルアミン10.5ml(75mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン1.83g(15mmol)をN,N,−ジメチルアセトアミド60ml中に加え、60℃で攪拌した。2−エチルヘキサノイルクロライド9.76g(60mmol)を添加して、60℃で3時間攪拌した。冷却後、反応混合物を酢酸エチル150mlに注ぎ、濃塩酸5mlを含む水150ml、次いで食塩水120mlで洗浄した。有機層を、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。残査にヘキサン150ml得を加えて加熱溶解し、室温で攪拌して晶析し、濾取、乾燥して19.5g(収率61%)の中間体A−7を得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm)10.15(s,1H)、7.36(d,2H)、7.30(d,2H)、5.96(s,1H)、5.60(s,1H)、2.39(m,1H)、1.8〜0.4(m、43H)
【0078】
例示色素DY−2の合成
【0079】
【化36】
Figure 0004253413
【0080】
前記の方法で得たA−76.38g(0.01mol)、D−I3.51g(0.012mol)、炭酸ナトリウム5.30g(0.05mol)にエタノール50ml、酢酸エチル200ml及び水250mlを加えて室温で攪拌した。この溶液に、過硫酸アンモニウム1.6gを水20mlに溶解した液を滴下した。滴下終了後室温で2時間攪拌した。反応終了後酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル溶液を、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で分離精製し、アセトニトリルを添加して結晶化させた。この結晶を濾過して乾燥した。例示色素DY−2を4.43g(62.9%)得た。
酢酸エチル溶液中のλmax=642.6nmであった。
【0081】
合成例2(例示色素DY−16の合成)
例示色素DY−16は、下記スキームに従い合成した。
(中間体B−1の合成)
【0082】
【化37】
Figure 0004253413
【0083】
p−トルエンスルフィン酸ナトリウム4水和物133.6g(0.75mol)をN,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)500mlに加えて、30℃で攪拌した。クロロアセトニトリル47.2g(0.625mol)を30分間で滴下して、室温で2時間攪拌した。反応混合物を攪拌下、2000mlの水に注ぎ、析出した結晶を濾取した。風乾して115g(収率94%)の中間体B−1を得た。
【0084】
(中間体B−2の合成)
【0085】
【化38】
Figure 0004253413
【0086】
中間体B−1、19.5g(0.10mol)、エタノール5.1g(0.11mol)をクロロホルム100ml中に加えて室温で攪拌し、塩化水素ガス4.6g(0.12mol)を約10分間で吹き込んだ。室温で4時間攪拌した後、酢酸エチル150mlを添加して晶析し、濾取した。結晶を減圧下に乾燥して22.5g(収率81%)の中間体B−2を得た。
【0087】
(中間体B−3)の合成
【0088】
【化39】
Figure 0004253413
【0089】
中間体B−2、52.0g(0.187mol)をエタノール250mlに加えて室温で攪拌し、トリエチルアミン52.3g(0.375mol)添加して20分間攪拌し、市販の2−アミノアセトフェノン塩酸塩26.8g(0.156mol)を添加して1時間攪拌した。更にトリエチルアミン26.0g(0.187mol)を添加した後、55℃に加温して1.5時間攪拌した。冷却後、酢酸12mlと水350mlを加えて攪拌し、晶析した。結晶を濾取し、メタノールと見ずの1:1の混合溶媒50mlでかけ洗いした。風乾して39.0g(収率80%)の中間体B−3を得た。
【0090】
(中間体B−4の合成)
【0091】
【化40】
Figure 0004253413
【0092】
シアノ酢酸にエタノールと塩酸ガスを反応させて得られイミダートの塩酸塩2.55g(14mmol)をアセトニトリル15ml中に加え、室温で攪拌した。トリエチルアミン2.0ml(14mmol)を加えて20分間攪拌した後、3.12g(10mmol)の中間体B−3を添加して10分間攪拌した。酢酸1.2mlを加えた後、55℃に加オン温して16時間攪拌した。室温に冷却した後、水10mlを添加して晶析した。結晶を濾取し、アセトニトリル10mlでかけ洗いして2.5g(収率66%)の中間体B−4を得た。
【0093】
(中間体B−6の合成)
【0094】
【化41】
Figure 0004253413
【0095】
市販の60%水素化ナトリウム0.66g(16.5mol)をテトラヒドロフラン10mlに加え、窒素雰囲気下に攪拌した。2.5g(6.59mol)中間体B−4を加え、50℃に加熱した。これに中間体B−5、3.12g(7.90mol)を5分間で滴下し、2時間攪拌した。冷却後、反応混合物を酢酸エチル40mlに加え、濃塩酸2mlを含む水40ml、続いて食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製した。n−ヘキサンから再結晶し、3.51g(収率72%)の中間体B−6を得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm)13.2(s,1H)、8.31(s,1H)、7.4−7.25(m,9H)、7.12(dd,1H)、7.04(d,2H)、6.67(d,1H)、5.02(d,1H)、4.81(t,1H)、2.30(s,3H)、2.1(m,2H)、1.92(dt,2H)、1.7−1.2(m,2H)、0.89(brt,3H)、0.73(t,3H)、0.67(t,3H)
【0096】
(例示色素DY−16の合成)
【0097】
【化42】
Figure 0004253413
【0098】
前記の方法で得たB−63.69g(0.005mol)、D−11.75g(0.006mol)、炭酸ナトリウム5.30g(0.05mol)に酢酸エチル150ml、エタノール50ml及び水250mlを加えて室温で攪拌した。この溶液に過硫酸アンモニウム0.8gを水10mlに溶解した液を滴下した。敵下終了後、室温で2時間攪拌した。この反応液を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル溶液を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去してからカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で分離し、アセトニトリルを加えて結晶を析出させた。この結晶を濾過して、乾燥した。例示色素DY−16を2.76g(59.5%)得た。
この色素の酢酸エチル溶媒中のλmax=655.1nmであった。
【0099】
合成例3(例示色素DY−28の合成)
(中間体C−1の合成)2−ブロム−2‘,5’−ジメチルアセトフェノンの合成)
【0100】
【化43】
Figure 0004253413
【0101】
2,5−ジメチルアセトフェノン36.0g(0.243mol)に酢酸エチル240mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にピリジニウムブロマイドパーブロマイドの結晶77.7g(0.243mol)を数回に分けて添加した。添加終了後、3時間室温で攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を添加して、酢酸エチル溶液を洗浄した。この酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残査(C−1)を次工程にそのまま使用した。
【0102】
(中間体C−2の合成)
【0103】
【化44】
Figure 0004253413
【0104】
フタルイミドカリウム45.0g(0.243mol)にジメチルアセトアミド180mlを加えて、40℃に加熱して攪拌した。この溶液に、前記の方法で得た中間体C−1、55.5g(0.243mol)を滴下した。滴下終了後、40℃で3時間反応を行った後、室温に冷却してから、反応混合物を水2000ml中に攪拌しながら注で、結晶を析出させた。この結晶を濾取して、乾燥し、51.3g(収率72%)の中間体C−2を得た。
【0105】
(中間体C−3の合成)
【0106】
【化45】
Figure 0004253413
【0107】
前記の方法で得た中間体C−2、14.7g(0.05mol)、マロノニトリル4.3g(0.065mol)にエタノール70mlを加えて10℃に冷却してから窒素ガスを通じながら攪拌した。この溶液に水酸化ナトリウム4.0g(0.1mol)を水5.0mlに溶解させた水溶液を滴下した。滴下終了後、反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで65℃に加熱して、更に4時間加熱攪拌した。反応終了後、反応混合物を室温に冷却してから水150mlを滴下した。析出した結晶を濾過し、乾燥して8.8g(収率83.3%)の中間体C−3を得た。
【0108】
(中間体C−4の合成)
【0109】
【化46】
Figure 0004253413
【0110】
シアノ酢酸のエチルイミダート9.63g(0.053mol)にアセトニトリル100mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にトリエチルアミン7.4ml(0.053mol)を滴下した。この溶液に、前記の方法で得た中間体C−3、8.0g(0.038mol)を添加した。次いで、酢酸3.5mlを添加し、室温で8時間攪拌した。この反応混合物に水100mlを滴下した。析出した結晶を濾過して、メタノール/水=1/1の混合溶媒でかけ洗いし、乾燥して7.7g(収率73.0%)の中間体C−4を得た。
【0111】
(中間体C−5の合成)
【0112】
【化47】
Figure 0004253413
【0113】
中間体C−4、7.0g(0.0252mol)にテトラヒドロフラン25mlを加えた室温で攪拌した。この溶液に市販の60%水素化ナトリウム2.52g(0.063mol)を少しずつ添加した。この溶液を55℃に加熱して攪拌し、2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)オクタン酸クロライド(B−5)20.0g(0.051mol)を滴下した。滴下終了後、55℃で2時間反応を行い、反応混合物を室温に冷却してから水を少しずつ滴下して過剰の水素化ナトリウムを分解した後、この溶液に酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を水洗した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残査にエタノール100mlを加え、次いで28%アンモニア水12mlを添加して室温で1時間攪拌した。この反応混合物に濃塩酸を滴下して中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから減圧下で酢酸エチルを留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製した。中間体C−5を11.1g(69.4%)得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm)12.28(s,1H)、8.40(S,1H)、7.40〜7.00(m,6H)、6.63(d,1H)、5.06(s,1H)、4.80(t,1H)、2.38(s,3H)、2.31(s,3H)、2.15〜1.15(m,26H)、0.90(t,3H)、0.75(t,3H)、0.67(t,3H)
【0114】
例示色素DY−28の合成
【0115】
【化48】
Figure 0004253413
【0116】
前記の方法で得たC−56.37g(0.01mol)、D−13.51g(0.012mol)、炭酸ナトリウム5.30g(0.05mol)に酢酸エチル150ml、エタノール10ml及び水250mlを加えて室温で攪拌した。この溶液に過硫酸アンモニウム1.60gを水20mlに溶解した液を滴下した。滴下終了後、室温で2時間攪拌した後、酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で分離した後、n−ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒を加えて結晶化させた。この結晶を濾過して、乾燥し、例示色素DY−28を5.87g(70.8%)得た。
この色素の酢酸エチル溶液中のλmax=663.9nmであった。
【0117】
例示色素DY−106の合成
【0118】
【化49】
Figure 0004253413
【0119】
合成例4(例示色素DY−106の合成)
E−1は前記の合成例2の方法で同様な方法に従って、B−4と2−ヘプチルウンデカン酸クロライドから得ることができた。このE−16.46g(0.01mol)、D−2 5.86g(0.015mol)にトリエチルアミン13.9ml、水10ml、エタノール20ml及び酢酸エチル200mlを加えて室温で攪拌した。この溶液に過硫酸アンモニウム3.8gを添加して室温で8時間攪拌した。反応終了後、塩酸を滴下して中和してから酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去してから、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で分離精製、メタノールを加えて結晶を析出させた。この結晶を濾過して乾燥し、例示色素DY−106を3.79g(36.8%)得た。
この色素はヂメチルアセトアミド溶液(1%のトリエチルアミンを含有)中のλmax=670.8nmであった。
【0120】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらによって限定されない。
【0121】
(実施例1)
表1に示す本発明の色素について、酢酸エチル溶媒中での最大吸収波長を、島津製のUV−260型分光器を用いて測定した。結果を表1に示す。
【0122】
【表1】
Figure 0004253413
【0123】
(実施例2)
表2に示す本発明の色素について、酢酸エチル溶液中でのスペクトルを島津製UV−260型分光器を用いて測定し、450nmの吸光度と最大吸収波長における吸光度の比を求めた。結果を表2に示す。
【0124】
(比較例1)
表2に示す比較色素(下記比較色素A、B、C、D、E)について、実施例2と同様に450nmの吸光度と最大吸収波長における吸光度の比を求めた。結果を表2に示す。
【0125】
【表2】
Figure 0004253413
【0126】
【化50】
Figure 0004253413
【0127】
表2の結果から、本発明の色素は比較色素A〜Eに比べて450nmの吸光度と最大吸収波長における吸光度の比が小さく、色純度に優れていることがわかる。
(実施例3)
実施例2と同様に、DY−41、DY−42、DY−43、DY−54、DY−61、DY−62、DY−75、DY−76、DY−77、DY−78、DY−78、DY−79、DY−92、DY−100、DY−103、DY−104を比較色素F、G、Hと450nmの吸光度と最大吸収波長における吸光度の比を評価した結果、実施例2と同様に本発明の色素が450nmの吸光度が小さく色純度が好ましい色素であることが判った。
【0128】
【化51】
Figure 0004253413
【0129】
【発明の効果】
以上により、本発明は、吸収特性に優れる新規なピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類を提供することにある。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で表わされるピロロ〔1,2−a〕ピリミジン系アゾメチン色素類。
    一般式(1)
    Figure 0004253413
    式中、Aは下記一般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表わされるカプラー残基を表わし、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表わし、Mは−OY基又は−N(R5)(R6)を表わし、Yは水素原子又は電荷を中和するために必要なカチオン種を表わす。R5及びR6はそれぞれ独立に、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、又はスルホニル基を表わす。
    1とR2、R3とR4、R5とR6、R2とR5、又は/及びR4とR6とが互いに結合して5員、6員又は7員の環を形成してもよい。
    一般式(2)
    Figure 0004253413
    式中、R7、R8及びR9は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、R10及びR13はアルキル基を表わし、R11、R12及びR14は各々独立に水素原子又はアルキル基を表わす。*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
    一般式(3)
    Figure 0004253413
    式中、R15はアリール基を表わし、R16及びR17は各々独立に水素原子又は置換基を表わし、R18はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アミノ基、又はアニリノ基を表わし、nは1又は2を表わし、*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
    一般式(4)
    Figure 0004253413
    式中、R19は少なくとも一方のオルト位に置換基を有するアリール基を表わし、 20 及びR22は各々独立に水素原子又は置換基を表わす。 21 は−N(R23)(R24)、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、又はヘテロ環チオ基を表わす。R23及びR24は各々独立に水素原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニル基を表わす。R23とR24が互いに結合が可能な場合には、5員、6員又は7員の環を形成してもよい。*は一般式(1)中のAの右側の窒素原子との結合位置を表わす。
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