JP2007031020A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007031020A
JP2007031020A JP2005213220A JP2005213220A JP2007031020A JP 2007031020 A JP2007031020 A JP 2007031020A JP 2005213220 A JP2005213220 A JP 2005213220A JP 2005213220 A JP2005213220 A JP 2005213220A JP 2007031020 A JP2007031020 A JP 2007031020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
recording medium
paper
image forming
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005213220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4508024B2 (ja
Inventor
Kenichi Dan
賢一 段
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005213220A priority Critical patent/JP4508024B2/ja
Priority to US11/482,897 priority patent/US7912384B2/en
Publication of JP2007031020A publication Critical patent/JP2007031020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4508024B2 publication Critical patent/JP4508024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6558Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point
    • G03G15/6561Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point for sheet registration
    • G03G15/6564Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point for sheet registration with correct timing of sheet feeding
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
    • G03G2215/00599Timing, synchronisation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00717Detection of physical properties
    • G03G2215/00738Detection of physical properties of sheet thickness or rigidity

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】最大スループットを維持しつつ記録媒体シートの確実な搬送制御を行うことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体シート3を供給する給紙ローラ12及び分離ローラ10と、給紙ローラ12及び分離ローラ10から供給された記録媒体シート3を搬送するローラ13と、ローラ13により搬送される記録媒体シート3に画像を形成する画像形成部5とを備えた画像形成装置1において、ローラ13が記録媒体シート3を連続して搬送するときに、連続して搬送される記録媒体シート3の搬送間隔を記録媒体シート3のシート厚に基づいて変更する搬送間隔制御プログラム126を設ける。
【選択図】 図8

Description

本発明は、レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置は、供給手段から搬送手段に供給された記録媒体シートを転写ローラと感光ドラムとの間に通過させてトナー像を記録媒体シートに転写した後、当該記録媒体シートを加熱ローラと加圧ローラとの間を通過させることにより、トナーを加熱溶融し、記録媒体シート上にトナー像を定着させて画像形成を行っている。画像形成装置は、印刷データの展開時間を確保したり、ジャムの発生を防止するために、記録媒体シートを連続して供給するときに、先の記録媒体シートとその次の記録媒体シートとの間に所定の搬送間隔(例えば30mm)を空けるようにしている。記録媒体シートは、シート厚等によって搬送経路上で生じる摩擦抵抗が相違し、搬送速度や加圧ローラで加圧される圧力などが微妙に異なる。そのため、従来の画像形成装置は、記録媒体シートのシート厚に応じて現像バイアス値、転写バイアス値、定着温度など画像形成条件を変更し、記録媒体シート上に一定品質の画像を形成している(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2003−223022号公報 特開平11−49388号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、連続供給する記録媒体シートの間に所定の搬送間隔(例えば30mm)を空けているにもかかわらず、ジャムを生じやすかった。この不具合を出願人らが検討したところ、シート厚が薄くコシの弱い記録媒体シートに不具合発生率が高いことを発見した。さらに、出願人らが原因究明を行ったところ、画像形成装置は、記録媒体シートを検出するシート検出センサと記録媒体シートのシート厚との関係によって、上記不具合が生じることが判明した。不具合の発生原因について、図12〜図15を参照して具体的に説明する。
画像形成装置は、一般的に、記録媒体シート201を連続供給する場合、図12に示すように、供給手段(図示せず)から搬送手段(図示せず)に供給した記録媒体シート201の後端位置をシート検出センサ202により検出し、その検出結果に基づいて次の記録媒体シート201を供給手段(図示せず)から搬送手段(図示せず)に供給する供給タイミングを制御することにより、記録媒体シート201の搬送間隔を調整する。
シート検出センサ202は、供給手段(図示せず)の下流側に配設され、機器コストを抑えるために、図中矢印Mに示すように揺動可能に軸支したアクチュエータ203を、先端部が記録媒体シート201の搬送経路上に突き出した状態で配置し、そのアクチュエータ203の後端部を検出器204で検出するように構成にされている。このようなシート検出センサ202は、記録媒体シート201がアクチュエータ203の先端部に突き当たってアクチュエータ203を図中時計回りに揺動させると、検出器204がオフ状態からオン状態に変化して記録媒体シート201の先端位置を検出する一方、記録媒体シート201がアクチュエータ203を通過し、アクチュエータ203が図中反時計回りに揺動して元の位置へ復帰すると、検出器204がオン状態からオフ状態に変化して記録媒体シート201の後端位置を検出する。
ここで、記録媒体シート201は、シート厚が厚いもの(例えば厚紙)よりシート厚の薄いもの(例えば薄紙)の方がコシが弱く変形しやすい。そのため、薄紙の記録媒体シート201は、図13に示すように、シート検出センサ202に突き当たった先端が変形し、シート検出センサ202に対して浮いたり逃げを生じることがあった。この場合、シート検出センサ202は、記録媒体シート201によってオフ状態からオン状態にされるタイミングが遅れ、先端検出が遅れていた。また、薄紙の記録媒体シート201は、図14に示すように、シート検出センサ202に近づいた後端がアクチュエータ203の復帰力によって跳ね上げられ、アクチュエータ203を完全に通過する前に変形し、シート検出センサ202に対して浮いたり逃げを生じることがあった。この場合、シート検出センサ202は、記録媒体シート201によってオン状態からオフ状態にされるタイミングが早くなり、後端検出が早くなっていた。
画像形成装置は、図13に示すように、シート検出センサ202の先端検出が遅れると、記録媒体シート201の全長をL1だけ短く認識し、また、図14に示すように、シート検出センサ202の後端検出が早くなると、記録媒体シート201の全長をL2だけ短く認識し、さらに、シート検出センサ202の先端検出と後端検出の両方がずれると、記録媒体シート201の全長をL1とL2の分だけ2重に短く認識する。この場合、画像形成装置は、先の記録媒体シート201と次の記録媒体シート201との間に所定の搬送間隔を空ける前に、次の記録媒体シート201を搬送手段(図示しない)に供給してしまう。この結果、図15に示すように、連続供給される記録媒体シート201A,201Bの搬送間隔N2が所定の搬送間隔N1よりN3分だけ短くなることがあった。画像形成装置は、画像形成位置の直前で記録媒体シート201の搬送間隔を給紙時より縮めることにより、記録媒体シート201の搬送間隔による時間的ロスを小さくし、単位時間当たりの画像仕上がり枚数を増加させているため、記録媒体シート201の搬送間隔が給紙時に短くなると、次の記録媒体シート201Bが、画像形成位置やその直前で先に搬送された記録媒体シート201Aの後端に近づき過ぎたり、重なり合うことがあった。実際にジャムが生じると、記録媒体シート201の除去に手間がかかるので、画像形成装置は、先後の記録媒体シート201A,201Bが近づきすぎたり重なったりした時点でジャムが発生したと判断し、印刷を強制的に停止させていた。
さらに上記問題に付け加えて、画像形成装置は、給紙時に搬送間隔が短くなることで、ジャムを誤検出することがあった。具体的には、例えば、画像形成装置は、記録媒体シート201を加熱ローラと加圧ローラとの間で熱加圧して画像を定着させるが、この熱加圧によって記録媒体シート201がカールする。カールした記録媒体シート201は、画像形成位置から排紙位置まで搬送される途中で他の部材に引っかかってジャムを生じる恐れがある。そのため、画像形成装置は、上述のシート検出センサ202と同様の構造を備える排紙センサを、画像形成位置と排紙位置との間に配置し、排紙センサのオン/オフ状態に基づいて記録媒体シート201の搬送状況を監視している。
排紙センサは、カールした記録媒体シート201が排紙センサから浮き上がって逃げた状態で通過し、記録媒体シート201を検出できないことを防止するために、アクチュエータを長くしており、アクチュエータがオン状態の姿勢とオフ状態の姿勢との間で変位する変位時間が長くかかる。図15に示すように、連続供給される記録媒体シート201A,201Bの搬送間隔N2が給紙時に所定の搬送間隔N1より短くなると、画像形成位置から排紙位置まで搬送する記録媒体シート201A,201Bの搬送間隔も短くなり、排紙センサは、先の記録媒体シート201Aの通過によってアクチュエータがオン状態の姿勢からオフ状態の姿勢に戻る前に、次の記録媒体シート201Bがアクチュエータを押圧し、先の記録媒体シート201Aの後端位置を検出できないことがあった。この場合、画像形成装置は、先の記録媒体シート201Aの全長を長く認識し、ジャムを誤検出することがあった。この点、全ての記録媒体シート201の搬送間隔を広げれば、上記問題を解決できるとも考えられるが、必要なスループットを得られない問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、最大スループットを維持しつつ記録媒体シートの確実な搬送制御を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本願の画像形成装置は以下の構成を有する。
(1)記録媒体シートを供給する供給手段と、供給手段から供給された記録媒体シートを搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送される記録媒体シートに画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、搬送手段が記録媒体シートを連続して搬送するときに、連続して搬送される記録媒体シートの搬送間隔を記録媒体シートのシート厚に基づいて変更する制御手段を備えたことを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、制御手段は、供給手段の記録媒体シートの供給タイミングを変更することにより、記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、制御手段は、当該制御手段が組み込まれる画像形成装置に接続された上位装置から送られてきた記録媒体シート情報に基づいて記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする。
(4)(1)又は(2)に記載の発明において、記録媒体シートのシート厚を検出するシート厚検出手段を備え、制御手段は、シート厚検出手段が検出したシート厚に基づいて記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか1つに記載の発明において、制御手段は、シート厚の薄い記録媒体シートの搬送間隔を、シート厚の厚い記録媒体シートの搬送間隔より広くすることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、供給手段から供給された記録媒体シートを搬送手段により連続して搬送するときに、連続して搬送される記録媒体シートの搬送間隔を記録媒体シートのシート厚に基づいて変更するので、記録媒体シートのシート厚の相違に伴うジャムの発生を防止することが可能である。搬送間隔を広げると、その分だけ搬送時間が長くなって印刷効率が低下するが、本発明の画像形成装置は、連続して搬送される記録媒体シートの搬送間隔を記録媒体シートのシート厚に基づいて適宜変更するので、搬送時間が不必要に長くならず、記録媒体シートのシート厚に応じて最大の印刷効率を得ることが可能である。よって、本発明の画像形成装置によれば、最大のスループットを維持しつつ記録媒体シートの確実な搬送制御を行うことができる。
また、本発明の画像形成装置は、供給手段の記録媒体シートの供給タイミングを変更することにより、記録媒体シートの搬送間隔を変更するので、既存の供給手段を用いて搬送間隔を簡単に変更できる。
また、本発明の画像形成装置は、制御手段が組み込まれる画像形成装置に接続された上位装置から送られてきた記録媒体シート情報に基づいて記録媒体シートの搬送間隔を変更するので、記録媒体シートのシート厚を利用者の意図に従って簡単に判断できる。ここで、「記録媒体シート情報」とは、記録媒体シートに関する情報をいい、記録媒体シートのシート厚を判別する情報を含む。
また、本発明の画像形成装置は、例えばシート厚の異なる記録媒体シートが混在する場合でも、シート厚検出手段が記録媒体シートのシート厚をそれぞれ自動的に判断し、その判断結果に基づいて制御手段が連続して供給される記録媒体シートの搬送間隔を変更するので、印刷効率を向上させることができる。
また、一般的に、シート厚の薄い記録媒体シートは、シート厚の厚い記録媒体シートよりコシが弱く、ジャムを生じやすい。これに対し、本発明の画像形成装置は、シート厚の薄い記録媒体シートの搬送間隔をシート厚の厚い記録媒体シートの搬送間隔より広くするので、シート厚の薄い記録媒体シートを搬送する際にジャムの発生を未然防止できる。
本発明の画像形成装置に係る一実施形態について図面を参照して説明する。
A.外観構成
B.全体構成
B1.本体ケーシング
B2.フィーダ部
B3.画像形成部
C.シート検出構造
C1.フロントレジセンサ、リアレジセンサ
C2.揺動リンク
C3.排紙センサ
D.制御ハード構成
E.搬送間隔変更処理
F.機能概要
G.第2実施形態
H.変形例
A.外観構成
図2は、第1実施形態に係るレーザプリンタ(画像形成装置)1及びそれに接続するパーソナルコンピュータ(上位装置)141の斜視図である。尚、以下の説明において、レーザプリンタの奥行き方向をX方向(正面側を+Xとする)、幅方向(図2における右手前側を+Zとする)をZ方向とし、高さ方向をY方向(図2における上側を+Yとする)として説明する。
第1実施形態のレーザプリンタ1は、本体ケーシング2と、フロントカバー7と、給紙カセット9により外観を構成されている。レーザプリンタ1には、接続ケーブル140を介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する。)141が通信可能に接続されている。PC141は、キーボード142やマウス143から入力された情報を、CPU、RAM、ROMなどを内蔵する本体144に記憶し、その情報を加工・演算してディスプレイ145に出力表示する。また、PC141からキーボード142やマウス143から入力した「印刷指令」を接続ケーブル140を介してレーザプリンタ1に出力することにより、レーザプリンタ1から前記入力された情報を用紙3に印字することができる。
ここで、「印刷指令」とは、レーザプリンタ1に画像を形成させるために必要な情報をいうものであり、「レーザプリンタ1に対する印字コマンド」や「記録媒体シート情報」や「印刷データ」を含む。
「記録媒体シート情報」とは、シート状の被記録媒体としての「記録媒体シート」に関する情報をいうものであり、「記録媒体シート」の種類(厚紙、普通紙、薄紙、OHP等)に関する情報やシート厚に関する情報、サイズ・規格に関する情報などを含む。
「印刷データ」とは、「記録媒体シート」に形成する画像(文字を含む。以下同じ。)に関するデータをいうものである。
B.全体構成
図1は、第1実施形態に係るレーザプリンタ1を示す要部側断面図である。
レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内にフィーダ部4や画像形成部5などを備え、フィーダ部4から「記録媒体シート」としての用紙3を1枚ずつピックアップして画像を印刷し、本体ケーシング2上面に形成された排紙トレイ53に順次排出する。
B1.本体ケーシング
図1に示すように、本体ケーシング2の図中上面側(+Y側)の側壁には、後述するプロセスカートリッジ20を着脱するための着脱口6が形成されている。本体ケーシング2は、着脱口6を開閉するように、フロントカバー7を回動可能に支持している。
また、本体ケーシング2の底部には前方に開放するカセット収容部2Aが設けられており、そこに、正面(図1における+X側)からの操作により給紙カセット9を収容させたり、或いは収容された給紙カセット9を取り外したりすることが出来るようになっている。
B2.フィーダ部
図1に示すように、フィーダ部4は給紙カセット9とローラ10,12,13を主体として構成される。図3は、給紙カセット9の斜視図である。ここで、分離ローラ10と給紙ローラ12と対向ローラ13は本体ケーシング2に取り付けられる部品であるため、図3中に本来的には表れない部品であるが、給紙カセット9、或いは給紙カセット9に設けられる紙粉取りローラ8との関係を表すためにあえて図面上に示してある。
図3に示すように、給紙カセット9は、底の浅いトレイ状をなし内部に用紙3が積層状態に載置されるカセット本体71と、その前部に設けられる壁部75とからなる。カセット本体71の底壁71Aの前部にはシート押圧板15が取り付けられている。このシート押圧板15は底壁71Aに対して図3における左側の端が固定される一方、これとは反対側の端は固定されておらず、上下に移動可能な構成とされている。
図1に示すように、シート押圧板15の先端部(図1における右側(+X側)の端部)と給紙カセット9の底壁71Aとの間にはレバー17が設けられている。このレバー17はレバー軸18を中心に回動するようになっている。
図3に示すように、レバー軸18には、給紙カセット9の側壁外面に配設された給紙ギヤ列16が連結し、その給紙ギヤ列16に図示しない給紙モータが連結する。従って、給紙ギヤ列16が図示しない給紙モータによって回転され、レバー軸18に図1の図中反時計回りの回転駆動力を与えると、レバー17がレバー軸18を支点として回転する。これにより、レバー17の前端部がシート押圧板15の図1における右側(+X側)の端、ひいては給紙カセット9内に積層された用紙3を持ち上げることで、同用紙3を後述する給紙ローラ12に用紙3のピックアップに必要な圧力で当接させている。
図3に示すように、壁部75は板状の前板76を備えるとともに、前板76とは反対側の壁面をカセット本体71側に向かって下降傾斜する傾斜面77とされている。この傾斜面77における幅方向の中央部には、紙粉取りローラ8並びに分離パット11が上下に配置されるとともに、同傾斜面77にはカセットの内方(図中左側)に張り出すようにしてガイド片115が設けられている。このガイド片115は給紙カセット9の幅方向に沿って5本設けられている。図1に示すように、各ガイド片115は、シート押圧板15が上下に移動する際にシート押圧板15の端部が通る軌道に合わせて傾斜しており、シート押圧板15を介して持ち上げられた用紙3の端部を揃える役割をしている。
一方、図1に示すように、カセット収容部2Aにおける天井壁の前部側(+X側)、すなわち給紙カセット9の壁部75と対向する位置には給紙ローラ12、分離ローラ10、対向ローラ13が順に配置されている。
ここで、ローラの支持構造について図3を参照して簡単に説明すると、分離ローラ10の中心軸C1並びに対向ローラ13の中心軸C2はそれぞれ給紙カセット9の幅方向(図中W方向)に延びており、軸線を用紙搬送方向に直交する方向に向けた状態で中心軸C1、C2の両端部が本体ケーシング2に支持されるようになっている。一方、給紙ローラ12は、分離ローラ10或いは対向ローラ13のような本体ケーシング2に連結される中心軸を有さず、略コの字状をなすホルダ12Aによって中心軸C1に回動可能な状態で保持されている。
尚、詳細には後述するが、図3に示すように、中心軸C1には分離ローラ10と並んで後述する揺動リンク80が外挿されている。
図1に示すように、給紙カセット9をカセット収容部2Aに収容させると、給紙カセット9の前板76が本体ケーシング2の前面壁と面一となってカセット収容部2Aの入り口を塞ぐとともに、分離ローラ10と分離パット11が対向し、紙粉取りローラ8と対向ローラ13とが対向する。これにより、ローラ8,10,12,13並びに壁部75のガイド片115によって搬送経路56が形成される。ここで、分離バッド11は、壁部75に収納されるコイルばね78に付勢されて分離ローラ10に押圧された状態で保持され、これにより、分離ローラ10と用紙3との間に適度な摩擦力を加え、用紙3を複数枚重なった状態で搬送経路56内へ供給することを防止する。
また、図1に示すMは駆動用のモータであり、モータMが駆動されると、モータMの駆動トルクが図示しない動力伝達ギヤを介して各中心軸C1,C2、ひいては各ローラ10,12,13に伝達され、各ローラ10,12,13を回動させるようになっている。図1に示すように、搬送経路56は上記紙粉取りローラ8の配置付近からU字状に後側(同図における−X側)へ折り返され、画像形成部5の上流側に配設される1対のレジストローラ14の間を通っている。これにより、モータMの駆動に伴って用紙3は搬送経路56を辿って、次述する画像形成部5側へ送られる。尚、レジストローラ14の上流側と下流側には、後述するフロントレジセンサ61とリアレジセンサ66が配設されている。
モータMは後述する制御装置120によって、その駆動が制御されるが、本実施形態のものは、前記PC141から接続ケーブル140を介して「印刷指令」が入力されると、モータ駆動回路136(図8参照)によってモータMは、駆動され、また印字が終了すると、駆動が停止させられるようになっている。また、給紙カセット9の取り外しによってモータ駆動回路136(図8参照)への電力の供給が遮断されるような機構が本体ケーシング2に組み込まれており、給紙カセット9がカセット収容部2Aから取り外された状態にあるときには、モータMの駆動が停止されるようになっている。
また、給紙ローラ12と分離ローラ10が本発明の「供給手段」に相当するものであり、対向ローラ13が本発明の「搬送手段」に相当するものである。
B3.画像形成部
図1に示すように、画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ20、定着部21などを備える。スキャナ部19では、画像データに基づくレーザビームを図示しないレーザ光源から発生し、そのレーザビームをポリゴンミラー22により偏向し、図中鎖線Lに示すように各レンズに通過させたり反射鏡に反射させたりして、プロセスカートリッジ20に含まれる感光ドラム29の表面上に高速走査にて照射する。これにより、感光ドラム29の上面には、静電潜像が形成される。
プロセスカートリッジ20では、表面に感光層を有する感光ドラム29が回転可能に保持され、スコロトロン型帯電器30により感光ドラム29を一様に帯電させた後、感光ドラム29の表面に、現像カートリッジ31の収納室39に収納される現像剤としてのトナーTを現像ローラ41によって供給する。これにより、感光ドラム29の静電潜像が現像され、感光ドラム29の表面にトナー像(可視像)が形成される。感光ドラム29には、転写ローラ32が感光ドラム29との間にニップを形成するように対向配置されている。用紙3は、レジストローラ14から感光ドラム29と転写ローラ32との間に搬送され、感光ドラム29に付着したトナーTを転写されて画像を形成される。このとき、転写ローラ32には転写デバイスが印加される。画像転写後に感光ドラム29の表面に残存するトナーTは、クリーニングブラシ33により除去され、感光ドラム29は次の画像を形成されうる状態にされる。
画像を形成された用紙3は定着部21へ搬送される。定着部21には、ハロゲンランプなどにより加熱される加熱ローラ49に、加圧ローラ50が押圧された状態で対向配置さされており、加熱ローラ49と加圧ローラ50との間に用紙3を通過させるときに、転写位置において転写されたトナーTを用紙3に熱定着させる。
トナーTが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって上下方向(Y方向)に延びた排紙パス51に搬送される。排紙パス51に搬送された用紙3は、定着部21における熱加圧によってカールしており、そのカールをピンチローラ156の間で除去された後、排紙パス51の上側に設けられる排紙ローラ52によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ53上に排紙される。なお、排紙ローラ52とピンチローラ156の上流側には、後述する排紙センサ151が配設されている。
C.シート検出構造
レーザプリンタ1は、図1に示すように、用紙3の搬送状況を検出するために、フロントレジセンサ61、リアレジセンサ66、揺動リンク80、排紙センサ151を備える。
C1.フロントレジセンサ、リアレジセンサ
図4は、図1のA部拡大図である。
フロントレジセンサ61は、レジストローラ14に供給される用紙3の先端を検出するために、レジストローラ14の上流側に配置されている。
一方、リアレジセンサ66は、レジストローラ14から画像形成部5へ供給される用紙3を検出するために、レジストローラ14の下流側に配置されている。
フロントレジセンサ61とリアレジセンサ66は、所定長を有するアクチュエータ62,67が本体ケーシング2内に固定された支持軸63,68に揺動自在により支持され、アクチュエータ62,67の先端部が搬送経路56上に突き出している。アクチュエータ62,67の後端部には、アクチュエータ62,67と一体的に回転移動する遮光部材64,69が設けられている。アクチュエータ62の下方には、検知器65,70(本実施形態ではフォトインタラプタ)がアクチュエータ62,67の後端部の移動経路上に配置されている。フロントレジセンサ61とリアレジセンサ66は、その取付状態(アクチュエータ62,67、遮光部材64,69、検知器65,70が取り付けられ、かつ用紙3が搬送されていない状態)において、アクチュエータ62,67が自重によりほぼ垂直に起立した姿勢となり、遮光部材64,69が検知器65,70から照射される検出光の光路を遮る位置に設定されている。
このようなフロントレジセンサ61とリアレジセンサ66は、用紙3がアクチュエータ62,67を押圧していないときには、アクチュエータ62,67が自重によりほぼ垂直に起立した姿勢となり、遮光部材64,69が検知器65,70の光路を遮断するため、検知器65,70の検出結果がオフ状態にされる。一方、フロントレジセンサ61とリアレンジセンサ65は、用紙3がアクチュエータ62,67を押圧して図中反時計回り(図中矢印D1,D2方向)に回動させているときには、アクチュエータ62,67が回転移動して傾斜した姿勢となり、遮光部材64,69がアクチュエータ62,67と一体的に移動して検知器65,70の光路を開放するため、検知器65の検出結果がオン状態にされる。なお、アクチュエータ62,67は、用紙3による押圧を解除されると、自重により図中時計回り(図中矢印D1,D2と反対方向)に回動して、ほぼ垂直に起立した姿勢に自動復帰する。
C2.揺動リンク
図5は揺動リンク80の第1姿勢を示す断面図、図6は揺動リンク80の第2姿勢を示す断面図、図7は揺動リンク80の第3姿勢を示す断面図である。
図5に示すように揺動リンク80は、中心軸C1に対していくらかの隙間を持って嵌め合わされ、遊転自在(中心軸C1と一体回動せず、自由に回動する)とされ、アーム84と突出板部95が設けられている。
アーム84は、中心軸C1に保持される基部から上方へ向かって延設され、上端部に遮蔽板85を備える。ここで、遮蔽板85の相手側となる遮光物体検出用の光電センサ100について説明する。光電センサ100は対向配置される一対の投光・受光素子から構成(本実施形態のものは、これら光電素子がパッケージ化された透過型のフォトインタラプタを使用)される。
光電センサ100は、カセット収容部2Aの天井壁における揺動リンク80の上方位置に光軸を分離ローラ10の中心軸C1に沿うような姿勢で固定され、取り付け状態(光電センサ100、揺動リンク80、給紙カセット9の取り付けがなされ、かつ用紙3が搬送されてない状態)においては投光、受光素子間に揺動リンク80の遮蔽部85が位置するような設定とされている。
突出板部95は、給紙カセット9の壁部75に向かって延設される。一方、壁部75における突出板部95の対向位置には、壁面を下向きに凹ませて受け部79が設けられている。
次に、揺動リンク80の姿勢の変化について説明する。
<第1姿勢>
給紙カセット9をカセット収容部2Aに対して組み付けると、図5に示すように、突出板部95は搬送経路56を横切って、先端の折れ曲がった部分が受け部79の座面79Aに乗り上げた状態となる。このときには、アーム84はほぼ垂直に起立した姿勢にあって、遮蔽板85が投光素子から照射される検出光の光路を遮断する状態となる(以下、センサ出力のオフの状態とする)。この突出板部95が受け部79の座面79Aによって下支えされた姿勢を揺動リンク80の第1姿勢とする。
また、図5における110はコイルスプリングである。このコイルスプリング110は一端がカセット収容部2Aの天井壁に掛けられ、他端が揺動リンク80のばね止め部88に掛けられており、第一姿勢にあるときに、揺動リンク80を同図のS方向に付勢している。
<第2姿勢>
搬送前の状態において突出板部95は搬送経路56を横切った状態にあるから、用紙3の搬送が行われると、突出板部95が用紙3に跳ね上げられる。これにより、揺動リンク80は図6に示す矢印方向(R方向)に回動する。そして、この回動により、遮蔽板85が検出光の光路外に退避する。これにより、光電センサ100は受光状態となる(以下、センサ出力のオンの状態とする)。この跳ね上げられた図6に示す姿勢を揺動リンク80の第2姿勢とする。
そして、揺動リンク80は用紙3が搬送されている間は、用紙3によって突出板部95の下面が支えられた状態にあるから第2姿勢を維持するが、用紙3の後端が突出板部95を通過すると、それに伴って用紙3の支持がなくなる(フリーな状態となる)から、揺動リンク80は先に説明したコイルスプリング110による付勢力の作用により、図5に示す元姿勢(第1姿勢)に復帰する。
ここで、揺動リンク80は、突出板部95が分離ローラ10より下流側に配置されている。そのため、給紙ローラ12が給紙カセット9から用紙3を複数枚ピックアップした場合でも、用紙3が分離ローラ10によって一枚ずつ対向ローラ13へ供給され、揺動リンク80は、搬送される用紙3の先端位置及び後端位置を1枚ずつ検出することが可能である。
<第3姿勢>
次に、図5の状態から給紙カセット9を取り外すと(同図における右方向にカセット全体を移動させる)、図7に示すように、受け部79による突出板部95の下支え状態が解除される。解除がなされた直後、揺動リンク80はコイルスプリング110の付勢力を受けた状態にあるから、図7のS方向に回動する。そして、揺動リンク80にはストッパ(図示せず)が設けられており、これが分離ローラ10の端面に当接して回動が停止される。このときには、遮蔽板85が検出光の光路外に退避する。これにより、光電センサ100は受光状態(オン状態)となる。この姿勢を揺動リンク80の第3姿勢とする。
一方、この状態から、今度は給紙カセット9をカセット収容部2Aに差し込むと、その差込の過程で、突出板部95の先端の折れ曲がった部分が、壁部75の案内斜面79Bに突き当たる。その後、揺動リンク80は案内斜面79Bによる案内作用を受けて、コイルスプリング110の付勢力に抗しつつ回動されてゆき、給紙カセット9がカセット収容部2A内に収まったときには、突出板部95は案内斜面79Bを登りきって、受け部79の座面79Aに下支えされた状態、すなわち図5に示す第1姿勢となる。
<姿勢の変化の検出並びに姿勢の特定>
上記揺動リンク80の姿勢の変化の検出並びに姿勢の特定は、光電センサ100がオフ状態にされているときには、揺動リンク80が図5に示す第1姿勢にあると判断する。一方、光電センサ100がオフ状態からオン状態にされたときには、第1姿勢となる揺動リンク80が図6に示すR方向又は図7に示すS方向へ回動して、図6に示す第2姿勢又は図7に示す第3姿勢へ姿勢を変化させたと判断する。給紙カセット9が取り外されているときにはモータMが駆動停止されるため、第2姿勢と第3姿勢の特定は、光電センサ100がオン状態であり且つモータMが駆動している場合には、揺動リンク80が図6に示す第2姿勢であると判断し、光電センサ100がオン状態であり且つモータMが駆動停止している場合には、揺動リンク80が図7に示す第3姿勢であると判断する。
C3.排紙センサ
図1に示すように、排紙センサ151は、定着部21から排紙ローラ52へ送られる用紙3を検出するために、ピンチローラ156の上流側に配設されている。排紙センサ151は、所定長を有するアクチュエータ152が本体ケーシング2内に固定された支持軸153により揺動自在に支持され、先端部が用紙3の搬送経路56上に突き出している。アクチュエータ152の後端部には、アクチュエータ152と一体的に回転移動する遮光部材154が設けられている。アクチュエータ152の後端部が移動する経路上には、検知器155(本実施形態ではフォトインタラプタ)が配置されている。排紙センサ151は、その取付状態(アクチュエータ152、遮光部材154、検知器155を取り付け、かつ用紙3が搬送されていない状態)において、アクチュエータ152がほぼ垂直に起立した姿勢となり、遮光部材154が検知器155から照射される検出光の光路を遮る位置に設定されている。
このような排紙センサ151は、用紙3がアクチュエータ152を押圧していないときには、アクチュエータ152が図1に示すようにほぼ垂直に起立して先端部を搬送経路56上に突き出した姿勢となり、遮光部材154が検知器155の光路を遮断するため、検出結果がオフ状態にされる。一方、排紙センサ151は、用紙3がアクチュエータ152を押圧して図中反時計回りに回動させているときには、アクチュエータ152が回転移動して先端部を搬送経路56から退避させた姿勢となり、遮光部材154がアクチュエータ152と一体的に移動して検知器155の光路を開放するため、検知器155の検出結果がオフ状態からオン状態にされる。なお、アクチュエータ152は、用紙3による押圧を解除されると、自重により図中時計回りに回動して元の姿勢に自動復帰し、検知器155の検出結果がオン状態からオフ状態にされる。
D.制御のハード構成
次に、レーザプリンタ1を電気的制御するハード構成について説明する。図8は、ハード構成を示すブロック図である。
レーザプリンタ1の制御装置120は、情報の加工・演算を行う中央制御処理装置(以下「CPU」という。)121を中心に構成される。CPU121には、各種プログラムや初期情報などを格納するROM122や、情報を一時的に格納するRAM123が接続する。
ROM122に格納される画像形成プログラム124は、リアレジセンサ66が用紙3の先端を検出するタイミングに基づいて感光ドラム29に形成される静電潜像の書き出しタイミングを制御し、用紙3に画像を形成するタイミングを制御する。
また、ROM122に格納される駆動制御プログラム125は、モータMの駆動や図示しない動力伝達ギヤ上に配置したクラッチ手段131,132,133,134,135の動作を制御して、各ローラ10,12,13,52の回転動作を制御する。具体的には、例えば、給紙ローラ12と分離ローラ10の回転を制御して、用紙3を対向ローラ3へ供給する供給タイミングを制御する。
また、ROM122に格納される搬送制御プログラム(制御手段)126は、連続して供給される用紙3の搬送間隔を用紙3のシート厚に基づいて変更するものである。詳細は後述する。
CPU121には、上位装置であるPC141が接続し、PC141から入力した「印刷指令」をRAM123に記憶する。
また、CPU121には、画像データ展開用メモリ127が接続する。画像展開用メモリ127は、CPU121が、「印刷指令」の中から抽出した「印刷データ」を記憶する。画像データ展開用メモリ127に記憶された「印刷データ」は、CPU121により、印刷を完了したものから順次消去される。
また、CPU121には、搬送間隔用メモリ128が接続する。搬送間隔用メモリ128は、図9に示すように、「記録媒体シート」の種類に応じて搬送間隔を規定するテーブルを記憶している。
「記録媒体シート」は、厚紙、普通紙、薄紙などの種類によってシート厚が相違し、シート厚が薄いほどコシが弱いことが知られている。また、OHPは、材質の関係で紙よりコシが強いと考えられるが、OHPにもシート厚の相違があり、そのシート厚によっては薄紙よりコシの弱いものがある。そのため、図9に示すテーブルには、「記録媒体シート」の種類として「厚紙」、「普通紙」、「薄紙」、「OHP」を例示している。
また、「搬送間隔」とは、先に搬送される用紙3の後端とその次の用紙3の先端との間の距離をいうものである。本実施形態では、図9に示すように、「搬送間隔」を時間で管理している。図9に示す「搬送間隔」は、厚紙の搬送間隔を標準値として、それよりシート厚が薄くコシの弱い普通紙、薄紙、OHPの搬送間隔を標準値より広げるように規定している。具体的には、図9に示すテーブルでは、厚紙の搬送間隔を標準値(本実施形態では300msec)とし、厚紙より薄い普通紙の搬送間隔を標準値(300msec)+30msec、普通紙より薄い薄紙の搬送間隔を標準値(300msec)+60msecに規定している。さらに、シート厚が薄く薄紙よりコシの弱いOHP(以下、単に「OHP」という。)の搬送間隔を標準値(300msec)+80msecに規定している。
また、図8に示すように、CPU121には、上述した光電センサ100、検知器65,70,155などの各種センサ類が接続し、検出結果を取得している。
また、CPU121には、モータ駆動回路136が接続し、モータMの駆動を制御する。CPU121には、第1〜第5クラッチ131,132,133,134,135が接続し、各ローラ10,11,13,14,15に伝達する動力を個別制御できるようにしている。
具体的には、例えば、第2〜第5クラッチ132〜135をつないで給紙ローラ12、分離ローラ10、対向ローラ13、排紙ローラ52を回転させる一方、第1クラッチ131を切ってレジストローラ14の回転を停止させることにより、給紙カセット9から搬送経路56へ供給した用紙3の先端を停止状態のレジストローラ14に突き当てて、用紙3の先端側に若干の弛みを持たせ、用紙3の先端縁を搬送経路56に対して直交する状態にした後、第1クラッチ131をつないでレジストローラ14を回転させ、用紙3をレジストローラ14から画像形成部5へ搬送するようにすることが可能である。この動作により、用紙3の傾きのバラツキを無くすレジスト作用が得られる。
また、CPU121は、紙間タイマ130が内蔵されている。紙間タイマ130は、1枚の用紙3毎に、図9に基づいて「記録媒体シート種類」に対応する搬送間隔を「タイマ値」としてセットされ、光電センサ100がオン状態からオフ状態に変化して用紙3の後端位置を検出したときをトリガとしてカウントダウンを行い、次の用紙3の供給タイミング、つまり連続して供給される用紙3の搬送間隔を調整する。
E.搬送間隔変更処理
次に、連続して供給される用紙3の搬送間隔を変更する搬送間隔変更処理について説明する。図10は、搬送間隔変更処理手順を示すフローチャートである。
図10に示す搬送間隔変更処理は、図8に示す搬送間隔制御プログラム126を読み出して実行することにより行われる。搬送間隔制御プログラム126は、レーザプリンタ1に電源が入っている間、所定時間(本実施形態では5ms)を空けて繰り返し実行される。
給紙カセット9をカセット収容部2Aに対して装着された状態で、レーザプリンタ1の電源を入れて起動すると、まず、ステップ1(以下「S1」と略記する。)において、揺動リンク80の位置を検出する光電センサ100のオン/オフ状態を確認することにより、揺動リンク80部分に用紙3が有るか否かを判断することができる。給紙カセット9をカセット収容部2Aに対して装着された状態で、レーザプリンタ1を起動させると、揺動リンク80の突出板部95は搬送経路56を横切って、先端の折れ曲がった部分が給紙カセット9の受け部79の座面79Aに乗り上げた状態となる。つまり、アーム84はほぼ垂直に起立した姿勢にあって、遮蔽板85が投光素子から照射される検出光の光路を遮断して、光電センサ100の出力はオフ状態となっている。従って、揺動リンク80に用紙3が無いので(S1:NO)、S2において、「印刷データ」が有るか否かを判断する。このときは、PC141から「印刷指令」がないので(S2:NO)、S4において、紙間タイマ130をカウントダウンしてS1に戻り、従って、PC141から「印刷指令」があるまでそのまま待機状態となる。なお、待機状態におけるS4において、毎回紙間タイマ130がカウントダウンされるが、紙間タイマ130には、「タイマ値」がセットされていないので、零のままである。
次に、レーザプリンタ1がPC141から「印刷指令」を受信すると、制御装置120は、「印刷指令」をRAM123に記憶するとともに、「印刷指令」から「印刷データ」を抽出して画像データ展開用メモリ127に記憶する。「印刷指令」の受信時点では、給紙ローラ12と分離ローラ10が給紙カセット9から用紙3をピックアップしておらず、光電センサ100の出力はオフ状態で用紙3が揺動リンク80部分に無いので(S1:NO)、S2へ進む。
そして、S2において、「印刷データ」が有るか否かを判断する。「印刷データ」の有無は、画像データ展開用メモリ127に「印刷データ」が有るか否かを確認することにより判断できる。「印刷指令」の受信時点では、「印刷データ」が画像データ展開用メモリ127に記憶されているので、「印刷データ」が有ると判断して(S2:YES)、S3へ進む。なお、S2における「印刷データ」が有るか否かの判断は、後述のS3:YESで、S5及びS6実行後は、次の「印刷指令」に伴う「印刷データ」に基づいて判断される。
そして、S3において、紙間タイマ130がタイムアップしているか否かを判断する。「印刷指令」の受信時点では、紙間タイマ130が「タイマ値」をセットされておらず零になっているので、紙間タイマ130がタイムアップしていると判断し(S3:YES)、S5へ進む。
そして、S5において、用紙3の種類に応じた「タイマ値」を紙間タイマ130にセットする。「印刷指令」には「記録媒体シート情報」が含まれているので、RAM123に記憶した「印刷指令」から「記録媒体シート情報」を抽出し、「記録媒体シート情報」に基づいて用紙3の種類を判断する。この判断結果を図9に示すテーブルに照合し、対応する搬送間隔を表す「タイマ値」(時間)を紙間タイマ130にセットする。例えば、用紙3が「薄紙」であると判断した場合には、図9に示すように、薄紙に対応する搬送間隔を表す「タイマ値」(標準値(300msec)+60msec)を紙間タイマ130にセットする。
そして、図10のS6において、第2〜第5クラッチ132〜135をつないで給紙ローラ12、分離ローラ10、対向ローラ13、排紙ローラ52を回転させて給紙動作を開始して、用紙3をピックアップする。給紙カセット3の最上部の用紙3は、給紙ローラ12に当接しているので、給紙カセット3の最上部の用紙3が分離ローラ10へ送られ、そこから対向ローラ13に供給される。この処理を行ったら、S1に戻る。
次の処理時には、用紙3が分離ローラ10から対向ローラ13へ供給され、図5に示す第1姿勢の揺動リンク80に突き当たって揺動リンク80を図6に示す第2姿勢に変化させる。これにより、光電センサ100がオフ状態からオン状態に変化するので、S1において、用紙3が揺動リンク80に有ると判断して(S1:YES)、再びS1に戻る。この時点で、第3、第4クラッチ133,134を切って給紙ローラ12と分離ローラ10の回転を一時的に停止させ、次の用紙3が先の用紙3に続いて対向ローラ13へ供給されなくする。
用紙3が揺動リンク80を通過するまでは、S4が処理されることはないので、紙間タイマ130がカウントダウンされることはない。
用紙3が揺動リンク80を通過すると、揺動リンク80が用紙3に押圧されなくなり、図6に示す第2姿勢から図5に示す第1姿勢に復帰する。これにより、光電センサ100がオン状態からオフ状態に変化する。よって、揺動リンク80には用紙3が無いので(S1:NO)、S2へ進む。
そして、S2において、画像データ展開用メモリ127に、次の「印刷指令」に伴う「印刷データ」が存在するか否かを判断する。この時点で、次の「印刷指令」がPC141から送られてきている場合には、画像データ展開用メモリ127に「印刷データ」が有るので(S2:YES)、S3において、紙間タイマ130が零になってタイムアップしたか否かを判断する。紙間タイマ130は、先に「タイマ値」を設定した後、カウントダウンをしておらず、零になっていないので(S3:NO)、S4において、紙間タイマ130をカウントダウンした後、S1に戻る。また、次の「印刷指令」がPC141から送られてきていない場合には、画像データ展開用メモリ127に次の「印刷データ」がないので(S2:NO)、S4において、紙間タイマ130をカウントダウンした後、S1に戻る。
次の「印刷指令」がPC141から送られてきている場合で、上記のようにS1〜S4の処理を繰り返して印刷を行っていると、やがて、紙間タイマ130が零になってタイムアップする(S3:YES)。紙間タイマ130が零になったことは、先に搬送された用紙3のシート厚に対応する搬送間隔が、先に搬送された用紙3の後端から空いたことを意味する。即ち、例えば、用紙3が「薄紙」である場合には、先に搬送された用紙3の後端から標準値(300msec)+60msecに対応する搬送間隔が空いたことを意味する。
そこで、S5において、PC141から送られ、RAM123に記憶した次の「印刷指令」から「記録媒体シート情報」を抽出し、「記録媒体シート情報」に基づいて用紙3の種類を判断して紙間タイマ130に「タイマ値」をセットし直し、S6において、第3,第4クラッチ133,134をつないで給紙ローラ12と分離ローラ10を再度回転させ、給紙カセット9の最上部の用紙3を給紙ローラ12によりピックアップし、分離ローラ10から対向ローラ13へ1枚供給する。そして、S1に戻る。
次の用紙3にも、先に搬送した用紙3と同様にS1〜S6に示す処理が施され、次の用紙3とさらにその次の用紙3との間にも、次の用紙3のシート厚に対応する所定の搬送間隔が空けられる。なお、次の「印刷指令」がPC141から送られてきていない場合には、次の「印刷データ」がないので(S2:NO)、S4において紙間タイマ130がカウントダウンされた後、S1に戻る処理が繰り返し実行され、次の用紙3の給紙動作が行われることなく、1枚の用紙3への印刷が実行されて終了する。
F.機能概要
本実施形態のレーザプリンタ1は、ローラ10,12から対向ローラ13に供給された用紙3を対向ローラ13により連続して搬送するときに、連続して搬送される用紙3の搬送間隔を用紙3のシート厚に基づいて変更するので(図10のS5参照)、用紙3のシート厚の相違に伴うジャムの発生を防止することが可能である。
即ち、レーザプリンタ1は、用紙3を連続供給する場合、光電センサ100のオン/オフ状態に基づいて揺動リンク80部分の用紙3を検出する。例えば、用紙3が薄紙である場合、図13及び図14に示すように、用紙3の先端又は後端が揺動リンク80に対して浮きや逃げを生じ、揺動リンク80が用紙3の先端又は後端を検出するタイミングがずれる。そのため、第1実施形態のレーザプリンタ1においても、図13に示すように、揺動リンク80の先端検出が遅れると、用紙3の全長をL1だけ短く認識し、また、図14に示すように、揺動リンク80の後端検出が早くなると、用紙3の全長をL2だけ短く認識し、さらに、揺動リンク80の先端検出と後端検出がずれると、用紙3の全長をL1とL2の分だけ2重に短く認識する。この場合に、レーザプリンタ1は、所定の搬送間隔(標準値300msec)を空ける前に次の用紙3を給紙ローラ12、分離ローラ10から対向ローラ13に供給すると、先の用紙3と次の用紙3が近づきすぎたり、重なり合うことがある。実際にジャムを発生すると、用紙3の除去に手間がかかるので、レーザプリンタ1は、連続供給する用紙3が所定の搬送間隔より近づきすぎたり、重り合った時点で、ジャムが発生したと判断して、印刷を停止させる。
これに対して、第1実施形態のレーザプリンタ1は、図9に示すテーブルを用いて、用紙3のシート厚に基づいて搬送間隔を変更している。即ち、用紙3が薄紙である場合、連続供給する用紙3の搬送間隔は、厚紙の搬送間隔である標準値(300msec)に、用紙3がシート厚や材質に伴うコシの弱さに応じて変形する変形量を考慮した値(60msec)を加えた間隔に設定されている。そのため、レーザプリンタ1が、用紙3の全長を実際より短く認識した場合でも、その次に搬送する用紙3は、先に搬送した用紙3との間に少なくとも標準値(300msec)に対応する搬送間隔を確保している。そのため、レーザプリンタ1が、給紙ローラ12と分離ローラ10から対向ローラ13へ用紙3を供給した後、レジストローラ14において用紙3の搬送間隔を縮めて時間的ロスを短くし、単位時間当たりの画像仕上がり枚数を増加させる場合でも、次の用紙3が、画像形成部5やその直前で先に搬送された用紙3の後端に近づき過ぎたり、重なり合って、ジャムを生じることがない。このように、第1実施形態のレーザプリンタ1は、薄紙である用紙3を少なくとも厚紙の搬送間隔を確保した状態で連続供給するので、能力以上の給紙速度が出ることがなく、用紙3に形成する画像の後端が切れたり、画像処理のオーバーランなどを生じにくく、良好な印字品質を得ることが可能である。
これに付け加えて、第1実施形態のレーザプリンタ1は、画像形成部5で画像を形成した後、定着部21で画像を用紙3に定着させ、その用紙3を排紙トレイ53へ排紙する。用紙3は、定着部21の熱加圧によってカールし、ピンチローラ156や排紙ローラ52の間に円滑に供給されずにジャムを生じることがある。排紙センサ151は、用紙3の先端と後端を検出してジャムの発生を検出している。
排紙センサ151は、カールした用紙3が排紙センサ151から浮き上がって逃げた状態で通過し、用紙3を検出できないことを防止するために、アクチュエータ152の全長を長くして搬送経路上に大きく突き出すようにしており、アクチュエータ152がオン状態の姿勢とオフ状態の姿勢との間で変位する変位時間が長くかかる。そのため、薄紙の用紙3を連続供給するときに、その搬送間隔を厚紙の搬送間隔(標準値300msec)に合わせると、図15に示すように、先後の用紙3A,3Bの給紙時における搬送間隔N2が、所定の搬送間隔N1より短くなり、排紙センサ151が先の用紙3Aの通過に伴って元の姿勢に復帰する前に、次の用紙3Bが排紙センサ151を押圧し、先の用紙3Aの後端を検出できない恐れがある。この場合、レーザプリンタ1は、先に搬送した用紙3Aがピンチローラ156や排紙ローラ52でジャムを生じたと誤検出する不具合がある。
これに対して、第1実施形態のレーザプリンタ1は、連続供給する用紙3の間にシート厚に応じた搬送間隔(標準値300msec+60msec)を給紙時に空けているので、画像形成位置である感光ドラム29から排紙トレイ53までの間においても連続搬送する用紙3の間に所定の間隔を空けるができる。この結果、排紙センサ151は、アクチュエータ152が先の用紙3の通過によってオン状態の姿勢からオフ状態の姿勢に完全復帰する前に、次の用紙3に押圧されることがなく、先の用紙3の後端を確実に検出する。これにより、レーザプリンタ1は、用紙3の長さを適切に認識することができ、ジャムを誤検出しにくい。
ところで、用紙3の搬送間隔を広げると、その分だけ搬送時間が長くなって印刷効率が低下する。しかし、第1実施形態のレーザプリンタ1は、連続して搬送される用紙3の搬送間隔を用紙3のシート厚に基づいて適宜変更するので(図10のS5)、用紙3の搬送時間が不必要に長くならず、用紙3のシート厚に応じた最大の印刷効率を得ることが可能である。
よって、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、最大のスループットを維持しつつ用紙3の確実な搬送制御を行うことができる。特に、画像形成装置の今後の動向は、印刷速度の高速化に対する要求がさらに高くなり、それに伴って用紙3の搬送間隔を短くすると考えられる。この場合にも、本実施形態のように用紙3のシート厚に応じて搬送間隔を変更すれば、時間的ロスを最小限に止めて印刷速度の高速化に対する要求に応えつつ、シート厚の薄い用紙3がジャムを生じることを防止することができ、印刷効率を効率的にアップさせることができる。
また、レーザープリンタ1は、シート押圧板15により用紙3を給紙ローラ12に当接させ、給紙ローラ12の回転で用紙3を分離ローラ10まで送り、分離ローラ10から用紙3を1枚ずつ対向ローラ13へ供給する。そのため、供給ローラ12と分離ローラ10の回転又は停止させるタイミングを制御することにより、用紙3を給紙ローラ12、分離ローラ10から対向ローラ13へ供給する供給タイミングを変更しうる。この場合、供給タイミングを早くすれば、連続して搬送される用紙3の搬送間隔が狭くなり、供給タイミングを遅らせれば、連続して搬送される用紙3の搬送間隔が広げられる。よって、本実施形態のレーザプリンタ1は、既存の給紙ローラ12と分離ローラ10を用いて搬送間隔を簡単に変更できる。
また、本実施形態のレーザプリンタ1は、PC141から送られてきた「記録媒体シート情報」に基づいて用紙3の搬送間隔を変更するので、用紙3のシート厚を利用者の意図に従って簡単に判断できる。
G.第2実施形態
次に、本発明の画像形成装置の第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態のレーザプリンタ1は、利用者が上位装置であるPC141に用紙3の種類を入力し、その種類に従って用紙3の搬送間隔を設定した。この場合、利用者は、「印刷指令」を出力する度に給紙カセット9に入っている用紙3の種類を確認してPC141を操作しなければならず、手間がかかる。また、利用者が誤って用紙3の種類を入力すると、用紙3の搬送間隔がシート厚に応じて変更されず、ジャムを生じやすくなる恐れがある。第2実施形態では、このような不具合を解消するために、用紙3のシート厚を検出するシート厚検出手段161を備え、シート厚検出手段161の検出結果に基づいて用紙3の搬送間隔を自動的に変更するようにしている。なお、第2実施形態のレーザプリンタは、第1実施形態のレーザプリンタ1と制御のハード構成が相違するのみで、その他の点は共通する。ここでは、第1実施形態と共通する点については図面に第1実施形態のレーザプリンタ1と同一符号を付して説明を適宜割愛し、相違する点を中心に説明する。
図11は、第2実施形態のレーザプリンタに適用される制御のハード構成を示すブロック図である。
第2実施形態のレーザプリンタの制御装置120Aは、CPU121がシート厚検出手段161を内蔵している。シート厚検出手段161は、揺動リンク80の光電センサ100がオフ状態からオン状態に変化してから、フロントレジセンサ61の検知器65がオフ状態からオン状態に変化するまでの時間を測定することにより、用紙3を給紙カセット9からレジストローラ14まで搬送するのに要する搬送時間を検出し、この搬送時間に基づいて用紙3のシート厚を検出する。すなわち、搬送時間が上限値より大きければ、用紙3が厚紙であると判断し、搬送時間が下限値以上、上限値以下である場合には、用紙3が普通紙であると判断し、搬送時間が下限値未満である場合には、用紙3が薄紙又はOHPであると判断する。薄紙とOHPとの区別は、搬送時間によって区別してもよいし、光を用紙3に当てて光の透過性や反射率を検出することにより区別してもよい。
このようなレーザプリンタは、第1実施形態のレーザプリンタ1と比較して、機器コストなどがかかるものの、給紙カセット9にシート厚の異なる用紙3が混在する場合でも、給紙カセット9から搬送経路56に搬送された用紙3のシート厚をシート厚検出手段161によりそれぞれ自動的に判断して、連続して搬送される用紙3の搬送間隔を変更するので、上記第1実施形態のように利用者が用紙3の種類をPC141を介して入力する場合と比較して、操作負担を軽減したり、記録媒体シートの種類設定に関する誤操作を減らすことができ、印刷効率を向上させることができる。
H.変形例
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ローラ10,12の回転を制御することにより、供給タイミングを変更し、連続して供給される用紙3の搬送間隔を変更した。これに対して、レジストローラ14の回転を制御することにより、連続して供給される用紙3の搬送間隔を変更してもよい。具体的には、フロントレジセンサ61の検知器65がオフ状態からオン状態に変化したときに、フロントレジセンサ61部分に用紙3があると判断して、第1クラッチ131をつないでレジストローラ14を回転させ、用紙3を画像形成部5へ搬送する。その後、フロントレジセンサ61の検知器65がオン状態からオフ状態に変化したときに、フロントレジセンサ61部分に用紙3が無いと判断して、第1クラッチ131を切ってレジストローラ14の回転を一時的に停止させ、次の用紙3が画像形成部5へ搬送されなくする。この状態で、次の用紙3を給紙カセット9からピックアップし、レジストローラ14まで搬送しておき、紙間タイマ130が零になってタイムアップしたら、第1クラッチ131をつないでレジストローラ14を再度回転させ、画像形成部5へ用紙3を搬送する。これにより、レジストローラ14から画像形成部5へ用紙3を搬送する搬送タイミングが変更され、先に搬送される用紙3の後端と次に搬送する用紙3の先端との間に形成される搬送間隔を既存のレジストローラ14を用いて簡単に変更できる。また、ローラ10,12,14により搬送間隔を変更するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、レーザプリンタ1を画像形成装置の一例として挙げたが、カラーレーザプリンタ、インクジェット式プリンタ、ファックス、コピー機、更には、ファクシミリ機能、スキャナ機能、複写機能及びプリンタ機能など多機能を備える複合機などを画像形成装置としてもよい。
(3)上記実施形態では、揺動リンク80やフロントレジセンサ61、リアレジセンサ66、排紙センサ151に用紙3を接触させて用紙3の検出を行ったが、光センサの間に用紙3を無接触で通過させて用紙3の検出を行ってもよい。
(4)上記実施形態では、上位装置としてPC141を使用したが、レーザプリンタ1の操作パネルなどレーザプリンタ1に直接設けられた入力手段を上位装置としてもよい。
(5)図9に示す搬送間隔を表す「タイマ値」は一例に過ぎず、適宜変更可能である。また、上記実施形態では、搬送間隔を時間で制御したが、連続して供給される用紙3の搬送間隔を実際に測定して制御したり、搬送間隔を搬送速度に基づいて制御するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、揺動リンク80の姿勢の変化の検出を、光電センサ100並びに、モータMの駆動の可否に基づいて判定したが、例えば、揺動リンク80の近傍に近接センサを配置して、同近接センサに対する揺動リンク80の位置の変動(回動に伴う自由端の変位)を検出してもよい。このような構成であれば、揺動リンク80の自由端部の変位量から揺動リンク80の姿勢を特定することが可能となる。なお、フロントレジセンサ61の検知器65やリアレジセンサ66の検知器70についても同様である。
(7)上記実施形態では、光電センサ100は第1姿勢の場合に遮光、その他の姿勢の場合に受光の設定があったが、第1姿勢の場合に受光、その他の姿勢の場合に遮光としてもよい。この場合には、揺動リンク80に対して遮蔽部を複数枚設ける必要がある。なお、フロントレジセンサ61の検知器65やリアレジセンサ66の検知器70についても同様である。
(8)上記実施形態では、用紙3の搬送並びに給紙カセット9の取り外しに対する揺動リンク80の応答を早めるために、カセット収容部2Aにコイルスプリング110を設けたが、コイルスプリング110は必須の構成要素ではなく、揺動リンク80の姿勢の変位を同リンクの自重を利用して行ってもよい。一方、上記実施形態では、フロントレジセンサ61、リアレジセンサ66、排紙センサ151の姿勢を自重を利用して行ったが、応答性を早めるために、コイルスプリングなどの付勢部材を用いてフロントレジセンサ61、リアレジセンサ66、排紙センサ151に付勢力を与えるようにしてもよい。
(9)上記実施形態では、用紙3の後端を検出して搬送間隔を制御したが、用紙3の前端又は後端と前端の両方を検出して搬送間隔を制御するようにしてもよい。
(10)上記第2実施形態では、揺動リンク80の光電センサ100とフロントレジセンサ61の検知器65のオン/オフ状態に基づいて用紙3の搬送時間を検出し、その搬送時間から用紙3のシート厚を検出したが、光センサなどによって用紙3のシート厚を直接検出するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るレーザプリンタを示す要部側断面図である。 図1に示すレーザプリンタ及びそれに接続するPCの斜視図である。 図1に示すレーザプリンタに使用される給紙カセットの斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図1に示すレーザプリンタに使用される揺動リンクの第1姿勢を示す断面図である。 図1に示すレーザプリンタに使用される揺動リンクの第2姿勢を示す断面図である。 図1に示すレーザプリンタに使用される揺動リンクの第3姿勢を示す断面図である。 図1に示すレーザプリンタの制御のハード構成を示すブロック図である。 図8に示す搬送間隔用メモリのデータ構造を示す図である。 図8に示す搬送間隔変更プログラムにより実行される搬送間隔変更処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のレーザプリンタの制御のハード構成を示すブロック図である。 記録媒体シートの検出構造を示す概略構成図である。 記録媒体シートの先端検出の概念図である。 記録媒体シートの後端検出の概念図である。 連続して搬送される記録媒体シートの搬送間隔の詰まりを示す概念図である。
符号の説明
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
3…用紙(記録媒体シート)
5…画像形成部(画像形成手段)
10…分離ローラ(供給手段)
12…給紙ローラ(供給手段)
13…対向ローラ(搬送手段)
126…搬送間隔変更プログラム(制御手段)
161…シート厚検出手段

Claims (5)

  1. 記録媒体シートを供給する供給手段と、前記供給手段から供給された前記記録媒体シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体シートに画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
    前記搬送手段が前記記録媒体シートを連続して搬送するときに、前記連続して搬送される記録媒体シートの搬送間隔を前記記録媒体シートのシート厚に基づいて変更する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記供給手段の前記記録媒体シートの供給タイミングを変更することにより、前記記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする請求項1に記載する画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、当該制御手段が組み込まれる画像形成装置に接続された上位装置から送られてきた記録媒体シート情報に基づいて前記記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置。
  4. 前記記録媒体シートのシート厚を検出するシート厚検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記シート厚検出手段が検出したシート厚に基づいて前記記録媒体シートの搬送間隔を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記シート厚の薄い記録媒体シートの搬送間隔を、前記シート厚の厚い記録媒体シートの搬送間隔より広くすることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載する画像形成装置。
JP2005213220A 2005-07-22 2005-07-22 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4508024B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213220A JP4508024B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 画像形成装置
US11/482,897 US7912384B2 (en) 2005-07-22 2006-07-10 Image forming device adjusting conveying gap between consecutively fed sheets

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213220A JP4508024B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007031020A true JP2007031020A (ja) 2007-02-08
JP4508024B2 JP4508024B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=37679154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005213220A Expired - Fee Related JP4508024B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7912384B2 (ja)
JP (1) JP4508024B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207902A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Olympus Corp 画像記録装置、その装置による記録媒体搬送方法及びプログラム
JP2013159449A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Brother Industries Ltd 搬送装置、画像形成装置
US11960232B2 (en) 2022-01-11 2024-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus controlling condition of charging brush

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5195121B2 (ja) * 2008-07-28 2013-05-08 株式会社リコー 記録媒体搬送装置及び画像形成装置
JP5597929B2 (ja) * 2009-03-17 2014-10-01 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
GB2472248A (en) * 2009-07-31 2011-02-02 Neopost Technologies A paper handling apparatus
JP2011073841A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP5845648B2 (ja) * 2011-06-16 2016-01-20 ブラザー工業株式会社 記録装置
JP5911736B2 (ja) 2012-02-28 2016-04-27 株式会社東芝 紙葉類取出装置および紙葉類処理装置
JP5975790B2 (ja) * 2012-08-24 2016-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
US8967611B2 (en) * 2013-05-31 2015-03-03 Hewlett-Packard Indigo B.V. Initiating an alignment correction cycle
JP6306906B2 (ja) 2014-03-10 2018-04-04 キヤノン株式会社 記録装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6272093B2 (ja) * 2014-03-10 2018-01-31 キヤノン株式会社 記録装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2016124646A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ニスカ株式会社 シート給紙装置
US10782627B1 (en) * 2019-06-18 2020-09-22 Lexmark International, Inc. Reducing waste toner with electrophotographic voltage control in imaging devices

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310842A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法及び記録媒体
JP2001354337A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置
JP2003095461A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Canon Inc シート給送装置
JP2003223022A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2003312894A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181333A (ja) 1984-09-28 1986-04-24 Hitachi Ltd 紙葉類給送装置
JPH1149388A (ja) 1997-07-28 1999-02-23 Canon Inc シート給送装置及び画像成形装置
JPH11160936A (ja) * 1997-11-21 1999-06-18 Minolta Co Ltd 画像形成装置
US6231041B1 (en) * 1999-01-25 2001-05-15 Moore U.S.A. Inc. Method and apparatus for separating 2-up sheets
CN100519380C (zh) * 2003-05-20 2009-07-29 尼司卡股份有限公司 纸堆集器和具有该纸堆集器的成像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310842A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法及び記録媒体
JP2001354337A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置
JP2003095461A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Canon Inc シート給送装置
JP2003223022A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2003312894A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207902A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Olympus Corp 画像記録装置、その装置による記録媒体搬送方法及びプログラム
JP2013159449A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Brother Industries Ltd 搬送装置、画像形成装置
US11960232B2 (en) 2022-01-11 2024-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus controlling condition of charging brush

Also Published As

Publication number Publication date
JP4508024B2 (ja) 2010-07-21
US7912384B2 (en) 2011-03-22
US20070019971A1 (en) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4508024B2 (ja) 画像形成装置
US7578500B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP2006176321A (ja) シート材供給装置及び画像形成装置
JP7095221B2 (ja) 搬送装置、媒体排出装置及び画像形成装置
US8208826B2 (en) Image forming device provided with sensor and movable shutter
JP2021195208A (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2004005559A (ja) 画像処理システム、および画像記録方法
JP2000335785A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2002149009A (ja) 透明被記録体、画像形成装置、及び、被記録体の種類を識別する装置
JP5437126B2 (ja) 画像形成装置、及び複合装置
JP2003323068A (ja) シート巻き付き検出手段および定着装置
JP6264279B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2005231887A (ja) 給紙装置,画像形成装置
JP2010085659A (ja) 搬送装置、搬送システム、画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム
JP2004307107A (ja) 用紙トレイ、ならびにそれを備える自動用紙送り装置および画像形成装置
JP4638929B2 (ja) 画像形成装置
JP4712680B2 (ja) 給送装置、画像形成装置
JP3668711B2 (ja) 画像形成装置
JP6597170B2 (ja) 画像形成装置
JP2019001595A (ja) 媒体検出機構及び画像形成装置
JP2002362786A (ja) 画像形成装置
US20220297963A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus
JP2024079498A (ja) 画像形成装置
JP2023020333A (ja) 画像形成装置
JP2023078553A (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4508024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees