JP2007030361A - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高密度配線の実装を可能にし、リフィル性能を向上させる。
【解決手段】液体を吐出する複数のノズルに各々連通する複数の圧力室が2次元状に配列された液体吐出ヘッドであって、複数の圧力室のノズル側と反対側の壁面を構成する振動板と、振動板の圧力室側の反対側の表面の複数の圧力室に対応する位置にそれぞれ配置され、複数の圧力室に対応した振動板上の部位を変形させる複数の圧電素子と、振動板の複数の圧電素子側に設けられ、複数の圧電素子の周囲に空間をそれぞれ形成し、複数の圧電素子を駆動するための駆動回路と複数の圧電素子の駆動電極をそれぞれ電気的に接続する電気配線が配設された中間板と、中間板の振動板側と反対側に設けられ、複数の圧力室に液体を供給する共通液室若しくは共通流路とを備えた液体吐出ヘッドを提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は 液体吐出ヘッド及び画像形成装置に係り、特に、液体を吐出する複数のノズルに各々連通する複数の圧力室が2次元状に配列された液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
画像形成装置に搭載される印字ヘッド(単に、「ヘッド」ともいう)には、圧電素子の変位を利用して、圧力室内に充填されているインクを加圧し、圧力室に連通するノズルからインク滴を吐出して、記録媒体上に画像を形成する、いわゆる圧電方式のインクジェットヘッドが知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
特許文献1には、圧力室の一壁面を構成する振動板上に圧電素子が配置されたヘッドが開示されている。このヘッドでは、振動板の圧電素子側にリザーバが設けられ、圧電素子及び振動板を貫通するように形成された供給口を介して、リザーバから圧力室にインクが供給される。
特許文献2には、振動板上の圧電素子の運動を阻害しない程度の空間を確保した状態でその空間を封止する封止基板が設けられたヘッドが開示されている。リザーバは圧力室列の領域外の振動板を貫通するように形成されており、各圧力室の下部側方からインクが供給されるようになっている。
特許文献3には、振動板の圧電素子側に設けられるインク供給タンクの隔壁が圧電素子を密閉する構造を有するヘッドが開示されている。このヘッドでは、振動板の圧力室以外の領域部分に形成されたインク供給路を介して、インク供給タンクから各圧力室にインクが供給される。
特許文献4には、圧力室が形成された圧力室基板と、各圧力室に対応する位置に各々形成された圧電素子を有する共通電極膜と、複数の圧電素子を内部に納める蓋状構造を有するリザーバ部材を積層したヘッドが開示されている。
特開平9−314833号公報 特開2003−127366号公報 特開2001−179973号公報 特開2004−1550号公報
ところで、近年、インクジェットヘッドに対する高画質化や高速印字化の要求が高まっている。これらを実現するためには、ヘッドを高密度化し、さらに、高周波で高粘度インクを吐出可能にすることが必要である。
しかしながら、高密度化されたヘッドでは、インク流路が複雑になりやすい。そのため、ヘッド内のインクに対する流路抵抗が増大し、リフィル性能が低下し、高粘度インクを高周波で吐出することができず、インク吐出が不安定になるという問題がある。
また、ヘッドの高密度化に伴って、圧電素子を駆動するための電気配線(内部配線)スペースが不足したり、配線難易度が向上したりするなどの問題もある。
特許文献1では、圧電素子と同じ数だけの薄膜トランジスタ素子(TFT)がヘッド側面に配列され、各TFTの引き出し配線を圧電素子の駆動電極まで引き延ばして接続しているが、圧電素子を2次元状に配列したような構成は考慮されておらず、高密度配線の実装には適さない構成である。
特許文献2では、封止基板に複数の圧電素子に共通する共通電極と電気的に接続される電極配線を有すると共に、この電極配線と圧電素子を駆動するための駆動回路とが接続される接続部を封止基板上に設けているが、圧電素子列が1列の構成しか開示されておらず、特許文献1と同様に、高密度配線の実装には適さない。さらに、特許文献2に開示されたヘッドを高密度化した場合にはインク流路が複雑になって、リフィル性能が低下する恐れもある。
特許文献3では、圧電素子の電極をヘッド端部まで引き出す電気配線(内部配線)は、圧電素子が配置される振動板と同一平面上に配置されるため、上述した電気配線上の問題が生じる可能性が高く、ヘッドの高密度化には適さない構成である。また、インク流路が複数に折れ曲がった構成となっており、リフィル性能が低下しやすく、高周波で高粘度インクを吐出することは難しい。
特許文献4では、圧電素子を駆動するための電気配線(内部配線)の配設方法は考慮されておらず、上述した電気配線上の問題が生じる恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、高密度配線の実装を可能にし、リフィル性能を向上させた液体吐出ヘッド及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、液体を吐出する複数のノズルに各々連通する複数の圧力室が2次元状に配列された液体吐出ヘッドであって、前記複数の圧力室の前記ノズル側と反対側の壁面を構成する振動板と、前記振動板の前記圧力室側と反対側の表面の前記複数の圧力室に対応する位置にそれぞれ配置され、前記複数の圧力室に対応した前記振動板上の部位を変形させる複数の圧電素子と、前記振動板の前記複数の圧電素子側に設けられ、前記複数の圧電素子の周囲に空間をそれぞれ形成し、前記複数の圧電素子を駆動するための駆動回路と前記複数の圧電素子の駆動電極をそれぞれ電気的に接続する電気配線が配設された中間板と、前記中間板の前記振動板側と反対側に設けられ、前記複数の圧力室に前記液体を供給する共通液室若しくは共通流路と、を備えたことを特徴とする液体吐出ヘッドを提供する。
本発明によれば、圧電素子を駆動するための電気配線(内部配線)は圧電素子が配置される振動板とは異なる中間板に配設されるため、圧電素子に重なるようにして電気配線を設けることができ、高密度配線の実装が可能となる。
また、共通液室若しくは共通流路が複数の圧力室のノズル側の反対側に(振動板及び中間板を介して)配置されるため、共通液室若しくは共通流路と圧力室を連通する液体供給路の構成が簡易となり、液体に対する流路抵抗を低減することができる。これにより、リフィル性能が向上し、高粘度液体を高周波で吐出することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液体吐出ヘッドであって、前記電気配線の少なくとも一部は、前記圧電素子に重なるようにして前記中間板に配設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の液体吐出ヘッドであって、前記中間板は、前記電気配線が配設されるプレート部材を少なくとも有することを特徴とする。
請求項3の態様によれば、中間板の構造が簡易化され、液体吐出ヘッドの製造が容易となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液体吐出ヘッドであって、前記電気配線は、前記プレート部材の前記振動板側に配設されていることを特徴とする。
請求項4の態様によれば、プレート部材の共通液室側に対する電気絶縁処理が不要になる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の液体吐出ヘッドであって、前記電気配線は、前記プレート部材の両面に設けられていることを特徴とする。
請求項5の態様によれば、プレート部材の片面に電気配線が配設される場合に比べて、高密度配線の実装が可能になる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の液体吐出ヘッドであって、前記駆動回路は、前記プレート部材の両面に設けられていることを特徴とする。
請求項6の態様によれば、高密度配線の実装が可能になり、液体吐出ヘッドを小型化することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の液体吐出ヘッドであって、前記プレート部材は、折り曲げ可能なシート材質で構成され、前記プレート部材は、前記複数の圧電素子が配置される領域以外で前記インクプール側に折り曲げられていることを特徴とする。
請求項7の態様によれば、液体吐出ヘッドと記録媒体とのクリアランスが拡大し、液体吐出ヘッドの小型化が可能になる。
請求項8に記載の発明は、請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドであって、前記プレート部材は、前記電気配線を複数の層に配設可能な積層構造を有することを特徴とする。
請求項8の態様によれば、電気配線を複数の層に分散して配設することができるので、配線難易度が低下すると共に、高密度配線の実装が可能になる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドであって、前記共通液室若しくは共通流路と前記圧力室を連通する液体供給路の一部を構成する前記中間板の孔部の内壁面に前記電気配線の一部が配設されていることを特徴とする。
請求項9の態様は、中間板を貫通する電気配線用の孔部を形成することが不要になる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドであって、前記中間板の孔部の断面積は、前記液体流路の一部を構成する前記振動板の孔部の断面積より大きく、且つ、前記中間板の孔部は、前記中間板に配設される電気配線の配線方向に細長い長孔であることを特徴とする。
請求項10の態様によれば、リフィル性能が向上するとともに、高密度配線を実装することが可能になる。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドであって、前記共通液室若しくは共通流路を構成する隔壁は放熱部材を少なくとも含み、前記隔壁上に前記駆動回路が設けられていることを特徴とする。
請求項11の態様は、駆動回路の発熱を放熱させることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、圧電素子を駆動するための電気配線(内部配線)は圧電素子が配置される振動板とは異なる中間板に配設されるため、圧電素子に重なるようにして電気配線を設けることができ、高密度配線の実装が可能となる。
また、共通液室若しくは共通流路が複数の圧力室のノズル側の反対側に(振動板及び中間板を介して)配置されるため、共通液室若しくは共通流路と圧力室を連通する液体供給路の構成が簡易となり、液体に対する流路抵抗を低減することができる。これにより、リフィル性能が向上し、高粘度液体を高周波で吐出することが可能となる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
図1は、本発明が適用される画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。図1に示すように、このインクジェット記録装置10は、インクの色毎に設けられた複数の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字部12による印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置されている。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコードあるいは無線タグ等の情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラー31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が平面をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図1に示したとおり、ローラー31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバー34が設けられており、この吸着チャンバー34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラー31、32の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1において、時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は、図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、吸水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、あるいはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラー線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラー・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラー・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面にローラーが接触するので、画像が滲み易いという問題がある。従って、本例のように、印字領域では画像面と接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹きつけ、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている。
印字部12を構成する各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の搬送方向(紙搬送方向)に沿って上流側(図1の左側)から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色毎に設けられてなる印字部12によれば、紙搬送方向(副走査方向)について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち、一回の副走査で)記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが紙搬送方向と直交する方向(主走査方向)に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお、ここで主走査方向及び副走査方向とは、次に言うような意味で用いる。すなわち、記録紙の全幅に対応したノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時、(1)全ノズルを同時に駆動するか、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動するか、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動するか、等のいずれかのノズルの駆動が行われ、用紙の幅方向(記録紙の搬送方向と直交する方向)に1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)の印字をするようなノズルの駆動を主走査と定義する。そして、この主走査によって記録される1ライン(帯状領域の長手方向)の示す方向を主走査方向という。
一方、上述したフルラインヘッドと記録紙とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)の印字を繰り返し行うことを副走査と定義する。そして、副走査を行う方向を副走査方向という。結局、記録紙の搬送方向が副走査方向であり、それに直交する方向が主走査方向ということになる。
また本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態には限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタ等のライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ等)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
本例の印字検出部24は、少なくとも各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサで構成される。このラインセンサは、赤(R)の色フィルタが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサ列と、緑(G)の色フィルタが設けられたGセンサ列と、青(B)の色フィルタが設けられたBセンサ列とからなる色分解ラインCCDセンサで構成されている。なお、ラインセンサに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサを用いることも可能である。
印字検出部24は、各色の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yにより印字されたテストパターンを読み取り、各ヘッドの吐出検出を行う。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定等で構成される。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹きつける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は、排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り換える選別手段(不図示)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に、本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成されている。
また、図示を省略したが、本画像の排出部26Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられている。
〔印字ヘッドの構造〕
次に、本発明が適用される印字ヘッド(液体吐出ヘッド)の各実施形態について説明する。インク色ごとに設けられている各印字ヘッド12K,12C,12M,12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によって印字ヘッドを示すものとする。
<第1の実施形態>
図2は、第1の実施形態に係る印字ヘッド50の断面図である。本実施形態に係る印字ヘッド50は記録媒体の紙幅に対応する長さにわたって多数のノズル51が配列されたラインヘッドであるが、図2では、印字ヘッド50の基本的構成に対する理解を容易にするため、印字ヘッド50の断面を簡略的に表示している。
印字ヘッド50は、ノズルプレート60、キャビティプレート62、振動板56、中間板70、及び、インクプール部材64を積層して構成される。ノズルプレート60には、インク滴を吐出するためのノズル51が形成される。キャビティプレート62には、圧力室52に相当する孔部62a、及び、後述するインク供給路53の一部を構成する溝部62bが形成される。孔部62aの一方(図2の下側)はノズルプレート60で塞がれ、他方(図2の上側)は振動板56で塞がれており、これにより圧力室52が構成されている。
インクプール部材64は、一方に開口するように形成された容器状の構造となっており、インクプール部材64はその開口側が図2の下側に向くように中間板70上に積層されている。インクプール部材64と中間板70によって形成される空間はインクプール(共通液室)55であり、複数の圧力室52に対応する領域にわたって構成される。インクプール55には本流や支流のような共通流路が構成されていてもよい。中間板70、振動板56及びキャビティプレート62には、各圧力室52に対応して設けられるインク供給路53の一部を構成する孔部70a、56a及び溝部62bが各々形成される。これら(70a、56a、62b)により構成されるインク供給路53を介して、インクプール55と各圧力室52が連通している。インクプール55には、図1に示したインク貯蔵/装填部14の不図示のタンクから供給されるインクが貯留される。各圧力室52には、インクプール55から各インク供給路53を介してインクが分配供給される。
振動板56の圧力室52側の反対側(即ち、インクプール側)の表面には、各圧力室52に対応する位置に、上面に個別電極(駆動電極)57を備えた圧電素子58が設けられる。振動板56はSUSなどの導電部材で構成されており、複数の圧電素子58に対する共通電極を兼ねている。尚、振動板56の表面に共通電極層が形成されていてもよい。
中間板70には、各圧電素子58に対応する凹部70bが形成されている。これにより、圧電素子58周辺部には所定の空間が確保されるので、圧電素子58の変位を阻害せずに、吐出性能の良い印字ヘッド50を実現することが可能となる。
中間板70は、振動板56やインクプール部材64よりも幅広に構成されている。ヘッド側面より突出する(中間板70の)延在部70cの表面側(インクプール55側)には、例えば、スイッチICで構成される駆動回路72が設けられる。
中間板70には、所定の形状にパターニングされた電気配線(内部配線)74が配設されている。本実施形態では、電気配線74は、駆動回路72が配置される位置から中間板70の表面側(インクプール55側)に沿って水平方向に形成される水平部74aと、水平部74aの一端から中間板70を鉛直方向に貫通する鉛直部74bとから構成される。このような電気配線74の一端は駆動回路72に電気的に接続され、他端は電気接続部76を介して圧電素子58の個別電極57に電気的に接続される。中間板70の表面でインクプール55内のインクに接液する部分には、例えば、樹脂等で構成される絶縁保護膜(不図示)が形成される。
次に、印字ヘッド50の平面構成について図3〜図5を用いて説明する。
図3は、ノズルプレート60の平面図である。前述したように、本実施形態の印字ヘッド50は記録媒体の紙幅に対応する長さを有するラインヘッドであり、ノズルプレート60の長手方向は主走査方向となり、短手方向は副走査方向(紙送り方向)となる。ノズルプレート60には、長手方向(主走査方向)及び長手方向に直交しない斜めの方向に沿って2次元状(マトリクス状)に多数のノズル51が配列されている。長手方向(主走査方向)に沿って並ぶように投影された投影ノズル列は一定のノズルピッチPで配列されており、これにより、ノズル51の高密度化が実質的に実現されている。
図4は、中間板70の平面図である。図4中、圧電素子58の配置に対応する凹部70bは破線で表示している。中間板70の長手方向両端部には圧電素子58を駆動するための駆動回路72が複数(本例では4つ)設けられる。中間板70の表面には、駆動回路72と各凹部70bをそれぞれ接続する電気配線74(図2の水平部74aに相当)が形成されている。尚、電気配線74の凹部70b側端部では、中間板70を貫通する鉛直部74bが形成されている(図2参照)。また、凹部70bとインク供給路53の一部を構成する孔部70aが、上述したノズル51や圧電素子58と同様に、2次元状に配列されている。
このように、ある個別電極57から鉛直部74bを介して引き出された電気配線74は、中間板70の面上を圧電素子58の配置場所と重なるように配線パターニングされているので高密度実装が可能となる。
図5は、印字ヘッド50の平面透視図である。同図に示すように、略正方形状の各圧力室52の略中央にはそれぞれノズル51が配置され、各圧力室52の右斜め上方には圧力室52にインクを供給するためのインク供給路53が設けられている。また、圧電素子58は圧力室52に略重なるようにして配置されている。このような圧力室52、インク供給路53及び圧電素子58は、それぞれ2次元状に配列されている。
各圧電素子58の個別電極57は、電気接続部76及び電気配線74を介して、圧電素子58に対応する領域外(即ち、中間板70の長手方向両端部)に配置される駆動回路72に電気的に接続される。圧電素子58及び圧力室52に対応する領域には、インクプール部材64によって構成されるインクプール55が構成される。
第1の実施形態に係る印字ヘッド50では、圧電素子58を駆動するための電気配線(内部配線)74が圧電素子58が配置される振動板56とは異なる中間板70に設けられるため、図5の如く、圧電素子58に重なるように電気配線74を配設することができ、高密度配線の実装が可能となる。
また、インクプール55が圧力室52のノズル側の反対側に振動板56及び中間板70を介して配置されるため、インクプール55と圧力室52を連通するインク供給路53の構成が簡易となり、インクに対する流路抵抗を低減することができる。これにより、リフィル性能が向上し、高粘度インクを高周波で吐出することが可能となる。
第1の実施形態に係る印字ヘッド50の作用は次のとおりである。駆動回路72から電気配線72を介して圧電素子58の個別電極82に駆動信号(駆動電圧)が印加されると、圧電素子58が変位して、圧力室52の容積を減少させる。これにより、圧力室52内のインクは加圧され、圧力室52に連通するノズル51からインク滴が吐出される。その後、インクプール55から圧力室52にインクがリフィルされ、次のインク吐出動作に備えられる。尚、以下に説明する他の実施形態に係る印字ヘッド50も上記作用と同様である。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態に係る印字ヘッド50の側面断面図である。
第2の実施形態では、上部プレート78及び下部プレート80から成る2層構成の中間板70が用いられている。中間板70には、第1の実施形態と同様に、凹部70bが形成されており、圧電素子58周辺部に空間が確保され、圧電素子58の変位を阻害しないように構成されている。
下部プレート80は振動板56と略同じ幅に構成される。一方、上部プレート78は振動板56より幅広に構成される。ヘッド側面より突出する上部プレート78の延在部78aの裏面側(振動板56側)には駆動回路72が設けられる。電気配線74は上部プレート78の裏面側(振動板56側)にパターニングされており、一方は駆動回路72に電気的に接続され、他方は電気接続部76を介して圧電素子58の個別電極57に電気的に接続される。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、圧電素子58が配置される振動板56とは異なる中間板70に設けられるため、高密度配線の実装が可能となる。また、中間板70を複数のプレート部材78、80から簡易に構成することができるので、印字ヘッド50の製造が容易になる。さらに、上部プレート78の裏面側(振動板56側)に電気配線74が配設されるため、電気配線74がインクプール55内のインクに接液することがなく、上部プレート78の表面側(インクプール55側)に対する電気絶縁処理が不要となる。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態に係る印字ヘッド50の側面断面図である。
第3の実施形態は、第2の実施形態と同様に中間プレート70が2層構成となっているが、上部プレート78が折り曲げ可能な弾性シートで形成され、図7に示すように、上部プレート78の延在部78aがインクプール55側に折り曲げられている点で異なっている。上部プレート78は、例えば、FPC、ポリイミド等で構成される。第2の実施形態に比べて、記録媒体とのクリアランスが拡大し、印字ヘッド50を小型化することが可能となる。
<第4の実施形態>
図8は、第4の実施形態に係る印字ヘッド50の側面断面図である。
第2の実施形態では、駆動回路72が上部プレート78の裏面側に配置される構成(図6参照)であるのに対して、第4の実施形態では、図8に示すように、駆動回路72が上部プレートの表面側(インクプール55側)に配置される。また、電気配線74の水平部74aは上部プレート74の裏面側(振動板56側)に形成され、鉛直部74bは駆動回路72が配置される位置に形成される。第2の実施形態に比べて、記録媒体とのクリアランスが拡大し、記録媒体による駆動回路72の破損を防止できる。
<第5の実施形態>
図9は、第5の実施形態に係る印字ヘッド50の断面図である。
第5の実施形態は、第2及び第4の実施形態を組み合わせた態様である。即ち、上部プレート78の表裏面にそれぞれ駆動回路72及び電気配線74が設けられた構成となっている。尚、上部プレート78の表面側でインクプール55内のインクに接液する部分には、絶縁保護膜(不図示)が形成される。従って、第2、第4の実施形態に比べて、高密度配線の実装が可能となり、印字ヘッド50の小型化が可能となる。
<第6の実施形態>
図10は、第6の実施形態に係る印字ヘッド50の断面図である。
第6の実施形態は、上部プレート78が多層板で構成される態様である。各圧電素子58の個別電極57と駆動回路72を電気的に接続する各電気配線74は、上部プレート78の各層に分散して形成される。これにより、さらなる高密度配線の実装が可能になるとともに、各層の配線密度が低下するので配線難易度が容易化する。
<第7の実施形態>
図11は、第7の実施形態に係る印字ヘッド50の断面図である。
第7の実施形態は、印字ヘッド50上部、即ち、インクプール55の隔壁を構成するインクプール部材64の上面に駆動回路72を配置した態様である。電気配線74は、上部プレート78の裏面側(振動板56側)に沿って端部まで引き出され、さらに、インクプール55側に回りこんで、インクプール部材64の側面から上面に沿って、駆動回路72が配置される位置まで形成される。
インクプール部材64は熱伝導率の高い素材で構成されていることが好ましい。例えば、インクプール部材64の素材として、セラミックス(熱伝導率:15〜30W/m・K)やアルミナ(熱伝導率:17W/m・K)が好適に用いられる。このような構成により、駆動回路72の発熱を放熱させる効果がある。尚、駆動回路72は、インクプール部材64の側面に設けられていてもよい。
また、インクプール部材64を樹脂で形成する場合は、樹脂に無機微粒子を含有させ、熱伝導率を改善することが好ましい。例えば、熱硬化型エポキシ樹脂にアルミナやセラミックス等の微粒子を80〜90%(重量%)含有させて樹脂成形すれば成形性と放熱性の両立が可能となる。
<第8の実施形態>
図12は、第8の実施形態に係る印字ヘッド50の断面図である。
第8の実施形態は、インク供給路53の内壁面に電気配線74の鉛直部74bが形成されている態様である。電気配線74の水平部74aは上部プレート78の表裏面に形成され、圧電素子58側では裏面側、駆動回路72側では表面側となっている。そして、表面側と裏面側の電気配線74の水平部74aは、インク供給路53の内壁面に形成される部鉛直部74bを介して電気的に接続されている。このように電気配線74の一部をインク供給路53の内壁面に配設することで、電気配線74を上部プレート78の表裏面に分散させることができ、高密度配線の実装が可能になる。
<第9の実施形態>
図13は、第9の実施形態に係る印字ヘッド50の平面透視図であり、(a)は印字ヘッド50の全体図、(b)はその一部を拡大した拡大図である。図14は、図13中A−A線に沿う断面図である。図13及び図14中、図5と共通する部分には同一の符号を付与している。
図13に示すように、各圧力室52に対応して設けられるインク供給路53は、印字ヘッド50の長手方向に細長い孔部(長孔)70aと、孔部70aの短手方向の長さと略同じ径を有し孔部70aの略中央に配置される孔部56aと、孔部56aと圧力室52を接続するように構成される溝部62bとから構成される。図14に示すように、孔部70a、孔部56a、溝部62bは、それぞれ中間板70、振動板56、キャビティプレート62にそれぞれ形成され、インクプール55と圧力室52を連通するインク供給路53を構成する。
中間板70に形成される孔部(長孔)70aの断面積は、振動板56に形成される孔部56aの断面積より大きく形成されている。流路における圧力損失は、流路径の4乗に反比例し、流路長及び液体粘度にそれぞれ正比例する。従って、第1〜第8の各実施形態に比べて、第9の実施形態では、インク供給路53における圧力損失が低減するので、リフィル性能に優れ、高周波で高粘度インクを吐出するのに適した構成となっている。
また、中間板70に形成される孔部(長孔)70aを電気配線74の引き出し方向(即ち、印字ヘッド50の長手方向)に細長く構成することにより、孔部70aが円形状である場合に比べて、より高密度に電気配線74を中間板70に実装することが可能になる。
上述した各実施形態では、各圧電素子58の個別電極57と駆動回路72を各々電気的に接続する電気配線74は中間板70に集約されるので、電気接続後の検査が容易になる。また、印字ヘッド50内の電気配線74の構造が簡略化し、コストダウンにつながる効果がある。
以上、本発明の液体吐出ヘッド及び画像形成装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
インクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 ノズルプレートの平面図である。 中間板の平面図である。 第1の実施形態に係る印字ヘッドの平面透視図である。 第2の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第3の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第4の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第5の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第6の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第7の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第8の実施形態に係る印字ヘッドの断面図である。 第9の実施形態に係る印字ヘッドの平面透視図であり、(a)は全体図、(b)は一部拡大図である。 図13中A−A線に沿う断面図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、50…印字ヘッド、51…ノズル、52…圧力室、53…インク供給路、55…インクプール、56…振動板、56a…孔部、57…個別電極、58…圧電素子、60…ノズルプレート、62…キャビティプレート、62a…孔部、62b…溝部、64…インクプール部材、70…中間板、70a…孔部、70b…凹部、70c…延在部、72…駆動回路、74…電気配線、76…電気接続部、78…上部プレート、80…下部プレート

Claims (12)

  1. 液体を吐出する複数のノズルに各々連通する複数の圧力室が2次元状に配列された液体吐出ヘッドであって、
    前記複数の圧力室の前記ノズル側と反対側の壁面を構成する振動板と、
    前記振動板の前記圧力室側と反対側の表面の前記複数の圧力室に対応する位置にそれぞれ配置され、前記複数の圧力室に対応した前記振動板上の部位を変形させる複数の圧電素子と、
    前記振動板の前記複数の圧電素子側に設けられ、前記複数の圧電素子の周囲に空間をそれぞれ形成し、前記複数の圧電素子を駆動するための駆動回路と前記複数の圧電素子の駆動電極をそれぞれ電気的に接続する電気配線が配設された中間板と、
    前記中間板の前記振動板側と反対側に設けられ、前記複数の圧力室に前記液体を供給する共通液室若しくは共通流路と、を備えたことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記電気配線の少なくとも一部は、前記圧電素子に重なるようにして前記中間板に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記中間板は、前記電気配線が配設されるプレート部材を少なくとも有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記電気配線は、前記プレート部材の前記振動板側に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記電気配線は、前記プレート部材の両面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記駆動回路は、前記プレート部材の両面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記プレート部材は、折り曲げ可能なシート材質で構成され、
    前記プレート部材は、前記複数の圧電素子が配置される領域以外で前記インクプール側に折り曲げられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記プレート部材は、前記電気配線を複数の層に配設可能な積層構造を有することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記共通液室若しくは共通流路と前記圧力室を連通する液体供給路の一部を構成する前記中間板の孔部の内壁面に前記電気配線の一部が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記中間板の孔部の断面積は、前記液体流路の一部を構成する前記振動板の孔部の断面積より大きく、且つ、前記中間板の孔部は、前記中間板に配設される電気配線の配線方向に細長い長孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記共通液室若しくは共通流路を構成する隔壁は放熱部材を少なくとも含み、
    前記隔壁上に前記駆動回路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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