JP2019059077A - インクジェットヘッド、インクジェットヘッドの製造方法、および画像形成装置 - Google Patents

インクジェットヘッド、インクジェットヘッドの製造方法、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インク室を駆動させるための配線を有する基板において、配線の剥がれや断線を防止することが可能なインクジェットヘッドを提供する。【解決手段】複数のノズルが形成されたノズル基板と、前記各ノズルに連通する圧力室が形成された圧力室基板と、前記圧力室に設けられた駆動電極と、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを有し前記ノズル基板と逆側において前記圧力室基板に貼り合わせて設けられた配線基板と、前記配線基板における前記圧力室基板側に向かう接続面において前記駆動電極に接続され、前記第1の貫通孔を介して前記接続面に対する裏面に引き出され、さらに前記第2の貫通孔を介して前記接続面に引き出された状態で配置された配線とを備え、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を露出させた形状を有するインクジェットヘッドである。【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットヘッド、インクジェットヘッドの製造方法、およびインクジェットヘッドを備えた画像形成装置に関する。
インクジェットヘッドを用いた画像形成装置の一つとして、複数のノズルが穿設されたノズルプレートと、各ノズルに連通する複数のインク室が設けられたインク室形成部材と、各インク室の側壁に個別に設けられた駆動電極とを備えたものがある。このような構成の画像形成装置は、駆動電極に信号を印加することにより、インク室の側壁を駆動壁として変形させ、これによってインク室内のインクをノズルから吐出させる構成となっている。
またこのような画像形成装置は、各インク室に対応して設けられた駆動電極に信号を印加するための配線を有する基板が、インク室形成部材に貼り合わせられた状態で設けられている。下記引用文献1には、この基板に、第1の貫通穴と第2の貫通穴とを設けた構成が記載されている。この構成によれば、各駆動電極に設けられた個別電極に電気的に接続される第1の配線は、インク室形成部材側から第1の貫通穴を通って基板における逆側の面に引き出され、さらに第2の貫通穴を通って再びインク室形成部材側に引き戻される。これにより、基板の両面を利用した配線が可能となり、配線ルートの自由度が向上するとしている。
特開2014−226787号公報
近年、画像形成装置に対しては、形成する画像の高精細化が要求されており、インクジェットヘッドのノズルおよびインク室の高密度化が進んでいる。このため、上述した構成の画像形成装置においては、第1の貫通穴および第2の貫通穴に対しても高密度化および微細化が求められている。しかしながら、インクジェットヘッドの駆動においては、インク室の駆動にともなう発熱により、配線と基板材料との間の線膨張係数の違いに起因する応力が発生する。特に微細化した第1の貫通孔および第2の貫通孔の内部においては、発生する応力が大きくなる傾向にあり、配線の剥がれや断線を引き起こす要因となっている。
そこで本発明は、インク室を駆動させるための配線を有する基板において、配線の剥がれや断線を防止することが可能なインクジェットヘッド、インクジェットヘッドの製造方法、およびこのインクジェットヘッドを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、複数のノズルが形成されたノズル基板と、前記各ノズルに連通する圧力室が形成された圧力室基板と、前記圧力室に設けられた駆動電極と、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを有し前記ノズル基板と逆側において前記圧力室基板に貼り合わせて設けられた配線基板と、前記配線基板における前記圧力室基板側に向かう接続面において前記駆動電極に接続され、前記第1の貫通孔を介して前記接続面に対する裏面に引き出され、さらに前記第2の貫通孔を介して前記接続面に引き出された状態で配置された配線とを備え、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を露出させた形状を有するインクジェットヘッドである。また本発明は、このようなインクジェットヘッドの製造方法、およびインクジェットヘッドを備えが画像形成装置でもある。
以上のような構成の本発明によれば、インク室を駆動させるための配線を有する基板において、配線の剥がれや断線を防止することが可能なインクジェットヘッド、インクジェットヘッドの製造方法、およびこのインクジェットヘッドを備えた画像形成装置を得ることができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置に設けられたヘッドユニットの底面図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の分解斜視図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の断面図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドにおける圧力室基板の平面図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドにおける配線基板の平面図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した断面図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図である。 図8に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。 第1実施形態の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図である。 図11に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。 第3実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図である。 図13に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。
先ず、本発明を適用した各実施形態に係る画像形成装置の説明に先立ち、図1を用いて本発明の各実施形態に共通する画像形成装置の概略構成を説明し、次いで各実施形態の特徴的な構成であるインクジェットヘッドの構成およびその製造方法を説明する。なお、各実施形態において同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する構成要素の説明は省略する。
≪画像形成装置の概略構成≫
図1は、実施形態に係るインクジェット方式の画像形成装置の概略を示す構成図である。この図に示す画像形成装置200は、給紙部210と、画像記録部220と、排紙部230とを備える。このような画像形成装置200は、給紙部210に格納された記録媒体Mを画像記録部220に搬送し、画像記録部220において記録媒体Mに画像を形成し、画像が形成された記録媒体Mを排紙部230に搬送する構成である。このうち、画像記録部220が、実施形態において特徴的なインクジェットヘッドを有する。
すなわち、画像記録部220は、搬送ドラム221と、受け渡しユニット222と、加熱部223と、インクジェットヘッドを備えたヘッドユニット224と、定着部225と、デリバリー部226等を有する。これらの構成は次の通りである。
<搬送ドラム221>
搬送ドラム221は、円柱形をなしており、その側周面が記録媒体Mを載置させる搬送面となっている。搬送ドラム221は、その搬送面上に記録媒体Mを保持した状態で図1中の矢印の向きに回転することによって、記録媒体Mを搬送面に沿って搬送する。
<受け渡しユニット222>
受け渡しユニット222は、給紙部210の媒体供給部212と搬送ドラム221との間の位置に設けられている。この受け渡しユニット222は、媒体供給部212から搬送された記録媒体Mの一端を保持し、取り上げ搬送ドラム221も搬送面上に引き渡す。
<加熱部223>
加熱部223は、受け渡しユニット222とヘッドユニット224との間に設けられ、搬送ドラム221により搬送される記録媒体Mが所定の温度範囲内の温度となるように記録媒体Mを加熱する。このような加熱部223は、例えば、赤外線ヒーター等を用いて構成され、制御部(図示省略)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電して加熱が行われる。
<ヘッドユニット224>
ヘッドユニット224は、画像データに基づいて、記録媒体Mが保持された搬送ドラム221の回転に応じた適切なタイミングで記録媒体Mに対してインクを射出して画像を形成する。ヘッドユニット224は、そのインク射出面が搬送ドラム221の搬送面に対向して所定の距離を置いて配置される。本実施形態の画像形成装置200では、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット224が、記録媒体Mの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
図2は、実施形態に係る画像形成装置に設けられたヘッドユニット224の底面図であり、図1のヘッドユニット224を搬送ドラム221側から見た図である。図2に示すように、ヘッドユニット224は、搬送ドラム221側に向かう底面224aに沿って、複数のインクジェットヘッド100を配列したものである。図示した例では、一対のインクジェットヘッド100を1組とし、複数組(ここでは8組)のインクジェットヘッド100の組が、2列の千鳥状に配置された構成となっている。
インクジェットヘッド100の構成は、以降に詳細に説明するが、ヘッドユニット224の底面224aには、インクジェットヘッド100のノズルの吐出開口100aが配置される。このようなヘッドユニット224は、搬送ドラム221の回転軸に対して所定の位置に固定した状態で用いられる。
<定着部225>
再び図1に戻り、定着部225は、記録媒体Mの搬送方向について、ヘッドユニット224の配置位置の下流側、かつデリバリー部226の上流側に設けられている。定着部225は、搬送ドラム221の幅方向にわたって配置された発光部を有し、搬送面に載置された記録媒体Mに対して発光部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体M上に射出されたインクを硬化させて定着させる。
<デリバリー部226>
デリバリー部226は、記録媒体Mの搬送方向について、定着部225の下流側、かつ受け渡しユニット222の上流側に設けられている。デリバリー部226は、搬送ドラム221から受け渡された記録媒体Mを搬送して排紙部230に送出する。
≪第1実施形態に係るインクジェットヘッド≫
次に上述した画像形成装置200のヘッドユニット224に設けられた第1実施形態に係るインクジェットヘッド101の構成を説明する。
図3は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の分解斜視図である。図4は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の断面図である。これらの図3および図4に示すように、第1実施形態に係るインクジェットヘッド101は、ヘッドユニットの底面側から順に、ノズル基板1、圧力室基板2、配線基板3、およびマニホールド4を備えている。また配線基板3の圧力室基板2側には、フレキシブル基板5が設けられている。このうち、第1実施形態においては、配線基板3に設けられた配線が特徴的である。以下、これらの構成要素を順に説明し、次に配線基板3の配線の特徴的な構成、および配線基板3の製造方法を順に説明する。
<ノズル基板1>
ノズル基板1は、長尺の薄板状の基板部材であって、基板部材を厚み方向に貫通する複数のノズル1aを備えている。各ノズル1aは、図1に示した搬送ドラム221側にインクを吐出するための孔部として形成されている。このノズル1aは、例えば、圧力室基板2側から、先に説明したヘッドユニットの底面側に向かって開口径が小さくなるように、側壁がテーパー形状に成形されている。このようなノズル基板1は、ヘッドユニットの底面の一部を構成している。
<圧力室基板2>
圧力室基板2は、長尺の基板部材であって、基板部材を厚み方向に貫通する複数の圧力室2aを備えている。インクを貯留するためのチャネルとして設けられた空間部分であり、内部に貯留したインクに対して圧力の印加が自在なインク室としての空間である。このような圧力室2aは、それぞれが略矩形の開口形状を有し、ノズル基板1に設けた各ノズル1aに連通する様に設けられている。
図5は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドにおける圧力室基板の平面図であり、配線基板3に向かう主表面を接続面S2aとした場合の接続面S2aの平面図である。先の図4に示した断面図は、図5におけるA−A’断面に相当している。
この図に示すように、複数の圧力室2aは、略矩形の開口形状の短辺方向に沿って所定ピッチで配列されている。ここでは4列に圧力室2aが設けられ、奇数列目の圧力室2aと、偶数列目の圧力室2aとが、列方向に半ピッチずらして配置されていることとする。
このように圧力室2aが配置された圧力室基板2は、列方向に配置された2つの圧力室2aで挟まれた隔壁部分が駆動壁を構成している。このような各圧力室2aの列方向の内壁、すなわち略矩形の開口形状の長辺に相当する部分の内壁には、隣接する圧力室2a間の隔壁部分を駆動壁として駆動するための駆動電極21が、少なくとも隔壁部分を挟むように対向して配置されている。これにより圧力室基板2は、2つの圧力室2aの間の隔壁を駆動電極21で挟持した圧電素子が設けられ、この圧電素子と圧力室2aとが交互に配置されたものとなっている。
このような構成の圧力室基板2においては、駆動電極21に電圧が印加されると、隣接する圧力室2a間の隔壁部分が駆動壁としてシェアモード型の変位を繰り返すことにより、圧力室2a内のインクに圧力が加えられる構成となっている。なお、図示した例では、圧力室2aの内壁を構成する4方向の壁面のうち3方向の壁面を覆って駆動電極21が設けられた状態を示している。
また以上のような圧力室基板2は、配線基板3に向かう接続面S2a上に、駆動電極21の一部として各駆動電極21から引き出した個別電極21aを備えている。各個別電極21aは、圧力室2aにおける略矩形の開口形状の短辺のうち、接続面S2aの外周に近く位置する短辺から、圧力室2aの列方向と垂直な方向に向かって延設されている。これらの個別電極21aは、圧力室2aの配置位置によらずに、同程度の長さで延設されていてよい。
なお、各個別電極21aは駆動電極21の一部でもあるが、駆動電極21と個別電極21aとは、一体に形成されたものであってもよいし、個別として形成されたものであってもよい。
<配線基板3>
図3および図4に示すように、配線基板3は、圧力室基板2の接続面S2aに貼り合わせた状態で設けられている。圧力室基板2と配線基板3とは、異方性の導電性接着剤6によって貼り合わせられている。この配線基板3は、圧力室基板2よりも一回り大きな平面矩形形状の基板部材によって構成されたもので、圧力室基板2に貼り合わせられた状態で圧力室基板2の全周にわったって圧力室基板2からはみ出す大きさを有している。
このような配線基板3は、圧力室基板2に向かう側の主表面を圧力室基板2に対する接続面S3aとし、その逆側の主表面を裏面S3bとした場合、接続面S3aと裏面S3bとの間を貫通するインク流路3aと配線孔3bとを備えている。また配線基板3は、接続面S3a、裏面S3b、およびインク流路3aと配線孔3bの内壁に形成された配線31を備えている。
図6は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドにおける配線基板の平面図であり、配線基板3において圧力室基板2に向かう接続面S3aの平面図である。先の図4に示した断面図は、図6におけるA−A’断面に相当している。次に、この図6および先の図3〜図4を用いて配線基板3のインク流路3a、配線孔3b、および配線31の構成を説明する。
[インク流路3a]
インク流路3aは、配線基板3に設けられた第1の貫通孔であって、圧力室基板2に貼り合わせられた配線基板3において、圧力室基板2の圧力室2aと対応する各位置に設けられている。各インク流路3aは、それぞれが略矩形の開口形状を有し、圧力室基板2と配線基板3とを貼り合わせた状態で、各圧力室2aと個別に連通する。このため配線基板3には、複数のインク流路3aが、略矩形の開口形状の短辺方向に沿って4列に配置されており、奇数列目のインク流路3aと、偶数列目のインク流路3aとが、列方向に半ピッチずらして配置された状態となっている。
また各インク流路3aは、次に説明するマニホールド4の共通インク室4aに連通し、これにより共通インク室4aと各圧力室2aとをそれぞれ個別に連通させる。
以上のようなインク流路3aは、圧力室2aの開口形状よりも一回り小さい開口形状を有し、第1の貫通孔であるインク流路3aの開口面積S1は、圧力室2aの開口面積S2に対して、例えばS2>S1である。これにより、低粘度のインクを用いた場合におけるノズル1aの先端からのメニスカスの溢れを抑制できる構成となっている。なお、インクの粘度によってはS2≦S1であってもよい。
[配線孔3b]
配線孔3bは、配線基板3に設けられた第2の貫通孔であって、圧力室基板2に貼り合わせられた配線基板3において、圧力室基板2からはみ出した位置であって、インク流路3aの両端の配列のさらに外側に配列して設けられている。各配線孔3bは、インク流路3aの配列に合わせて設けられている。すなわち、インク流路3aの両側に配列された各配線孔3bは、隣接する列のインク流路3aに対して、列方向に半ピッチずらして配置されている。各配線孔3bの開口形状が特に限定されることはないが、孔内に配線基板3の両側の主表面に達する配線が形成できればよい。
[配線31]
配線31は、圧力室基板2に設けられた駆動電極21を、配線基板3を介してフレキシブル基板5に引き出すための接続用の配線であって、各インク流路3aに対応して設けられている。各配線31は、異方性の導電性接着剤6によって、圧力室基板2の接続面S2a上に設けられた個別電極21aにおいて駆動電極21に接続された状態となっている。
これらの配線31は、インク流路3aが配置された列によって、2種類に分類される。すなわち配線31は、4列のインク流路3aのうち、両端の2列に配置されたインク流路3aに対応して設けられたものを第1配線31aとする。そして、それ以外のものであって、4列のインク流路3aのうち、内側の2列に配置されたインク流路3aに対応して設けられたものを第2配線31bとする。
このうち、両端の列に配置されたインク流路3aに対応する第1配線31aは、配線基板3の接続面S3aのみに配置されていればよい。各第1配線31aは、圧力室2aの個別電極21aと対向する位置から、配線基板3における接続面S3aの端縁、詳しくはフレキシブル基板5が接着される位置にまで延設されている。なお第1配線31aは、次に説明する第2配線31bと同一の手順で形成されるものであるため、図4に示すようにインク流路3aの内壁および裏面S3bにも設けられた状態となっていてもよい。
また内側の列に配置されたインク流路3aに対応する第2配線31bは、配線基板3の接続面S3aにおいて、導電性接着剤6によって駆動電極21の個別電極21aに接続さている。さらに第2配線31bは、第1の貫通孔であるインク流路3aの内壁を介して配線基板3の裏面S3bに引き出され、裏面S3bにおいて敷設されている。さらに第2配線31bは、配線基板3の裏面S3bから、第2の貫通孔である配線孔3bの内壁を介して再び接続面S3aに引き出され、接続面S3aの端縁、詳しくはフレキシブル基板5が接着される位置にまで延設されている。
以上のように配線31は、第1配線31aおよび第2配線31bともが、圧力室基板2と配線基板3とを貼り合わせる導電性接着剤6によって、圧力室基板2の各圧力室2aに対応する駆動電極21に対して1:1で電気的に接続されている。
以上のように構成された配線31は、第1の貫通孔であるインク流路3aの内壁、および第2の貫通孔である配線孔3bの内壁に設けられている部分の形状に特徴を有する。この特徴については、以降に詳細に説明する。
<マニホールド4>
図3および図4に示すマニホールド4は、共通インク室4aを備えた筐体である。このマニホールド4は、配線基板3の裏面S3bに貼り合わせた状態で設けられている。配線基板3に対するマニホールド4の配置位置は、配線基板3の配線孔3bの配列の内側であって、配線基板3の全てのインク流路3aを共通インク室4aで覆う位置である。なお、ここでの図示は省略したが、マニホールド4には、共通インク室4a内にインクを供給するためのインク供給路が接続されていることとする。また、マニホールド4の外周には、共通インク室4a内のインクを、ノズル基板1のノズル1aから吐出可能な粘度に加熱するためのヒーターが設けられていてもよい。
<フレキシブル基板5>
図3、図4、および図6に示すフレキシブル基板5は、可撓性を有するフィルム状の基板であって、圧力室基板2を挟む位置において配線基板3の接続面S3aに貼り合わせた状態で設けられている。配線基板3と各フレキシブル基板5とは、異方性の導電性接着剤7によって貼り合わせられている(図4参照)。
各フレキシブル基板5は、配線基板3の接続面S3aに向かう主面側に、複数の配線51を備えている。これらの配線51は、異方性の導電性接着剤7によって、配線基板3の接続面S3aに設けられた配線31に対して1:1で電気的に接続されている。
<配線基板3における配線31の特徴>
図7は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した断面図であり、図4におけるB部であって、配線基板3に設けたインク流路3aうちの1つとその周囲を拡大した図である。図8は、第1実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図であり、図3に示した配線基板3のインク流路3aを配線基板3の裏面S3b側から見た図である。
これらの図に示すように、第1実施形態のインクジェットヘッド101において、配線基板3に設けられた配線31は、配線基板3の接続面S3aに設けられた電極部301、配線基板3の裏面S3bに設けられた裏面配線部302、およびインク流路3aの内壁に設けられた内壁配線部303によって構成されている。そして特に、第1実施形態のインクジェットヘッド101においては、内壁配線部303がインク流路3aの内壁の一部を露出させる形状にパターニングされているところが特徴である。これは、ここでの図示を省略した配線孔3bにおいても同様であり、配線孔3bの内壁に配置された内壁配線部303は、配線孔3bの内壁の一部を露出させる形状にパターニングされている。以下においては、第1の貫通孔であるインク流路3aと、第2の貫通孔である配線孔3bとを代表して、インク流路3aを例示して説明を行う。
配線31において、インク流路3aの内壁に設けられた内壁配線部303は、インク流路3aの内壁の全面を覆ってはおらず、インク流路3aの内壁においてパターニングされている。これにより、インク流路3aの内壁は、その一部が内壁配線部303から露出した状態となっている。
図9は、図8に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。図7〜図9に示すように、内壁配線部303は、インク流路3aが延設された方向であって、インク流路3aの軸方向xに沿って設けられている。これにより、内壁配線部303は、電極部301と裏面配線部302とを最短で接続する配線部分となっている。
インク流路3aの内壁に占める内壁配線部303の面積が限定されることはないが、電極部301と裏面配線部302との間の接続状態が十分に確保できる程度の線幅を有していればよい。ここで内壁配線部303の線幅とは、軸方向xに対して垂直な方向の幅であり、電極部301の線幅および裏面配線部302の線幅と同程度以上であることする。
以上のような内壁配線部303を有する配線31は、各部が同一材料であってもよく、さらにそれらが一体に形成されたものであってもよいし、個別に形成されたものであってもよい。また配線31は、各部が個別の材料によって形成されたものであってもよい。このような配線31は、例えば金(Au)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等の金属材料によって構成されたものとすることができる。
<配線基板3の製造方法>
以上のような配線31を備えた配線基板3の製造方法は、例えば次の通りである。先ず、配線基板3の基板材料にインク流路3aおよび配線孔3bを形成する。その後、接続面S3aからの配線材料膜の成膜と、裏面S3bからの配線材料膜の成膜とを、例えば蒸着法によってそれぞれ個別に行う。これにより、接続面S3a、裏面S3b、インク流路3aの内壁、および配線孔3bの内壁に配線材料膜を成膜する。また、配線材料膜の成膜は、メッキ法を適用して実施してもよく、この場合、1回のメッキ工程により接続面S3a、裏面S3b、インク流路3aの内壁、および配線孔3bの内壁に配線材料膜を成膜してもよい。
その後、接続面S3aおよび裏面S3bに成膜された配線材料膜を、例えばレジストパターンをマスクに用いたエッチングによってそれぞれパターニングし、接続面S3a上に配線31の電極部301を形成し、裏面S3b上に配線31の裏面配線部302を形成する。
そして特に、少なくとも何れか一方のパターニングにおいては、インク流路3aおよび配線孔3bの一部をレジストパターンから露出させた状態で配線材料膜のエッチングを行う。これにより、インク流路3aおよび配線孔3bの内壁に成膜された配線材料膜の一部を除去し、インク流路3aおよび配線孔3bの内壁の一部を露出させた形状の内壁配線部303を形成する。
<第1実施形態の効果>
上述した第1実施形態のインクジェットヘッド101において、その配線基板3は、配線31の一部である内壁配線部303が、インク流路3aや配線孔3bの内壁を覆う状態で設けられた構成である。配線31は、金属材料で構成されていて、一般的には線膨張係数が大きい材料からなる。このような構成においては、インクジェットヘッド101の駆動にともなう発熱に起因して、インク流路3aおよび配線孔3b内の基板材料と配線31との間に発生する応力が大きくなり易い。そこで本第1実施形態で説明したように、インク流路3aや配線孔3bの内壁を覆って設けられた内壁配線部303が、その一部を除去して内壁の一部を露出する形状であることにより、金(Au)のような線膨張係数が大きな金属材料からなる配線31が延伸する余地ができるため、インク流路3aや配線孔3bの内壁に生じる応力を低減することが可能である。この結果、インクジェットヘッド101の駆動にともなう配線31の剥がれや断線を防止することが可能であり、インク流路3aのさらなる高密度化とこれによる形成画像の高精細化を図ること、およびインクジェットヘッド101の長期信頼性の向上を図ることが可能である。
≪第1実施形態の変形例≫
図10は、第1実施形態の変形例1を示す断面図である。この図に示すように変形例のインクジェットヘッド101aは、配線基板3に設けた配線31の露出部分を覆って、絶縁膜32を設けたものである。この絶縁膜32は、配線31が設けられた配線基板3と、駆動電極21が設けられた圧力室基板2とを導電性接着剤6によって貼り合わせた状態で、配線基板3と圧力室基板2の露出部分を覆う状態で形成されたものである。したがって、配線31および駆動電極21の露出部分を含めてインク流路3aの内壁も覆う。このような絶縁膜32は、樹脂材料によって構成されることが好ましい。なお、ここでの図示は省略したが、配線孔3bの内壁も同様に絶縁膜32によって覆われた状態であることとする。
このような構成によれば、配線31の露出部が絶縁膜32によって覆われるため、配線基板3における配線31の剥離を防止することが可能である。また絶縁膜32を樹脂材料によって構成することにより、絶縁膜32が弾性を有するものとなるため、絶縁膜32の熱膨張の影響を配線31に及ぼすことも防止でき、配線31の剥がれをさらに効果的に防止することが可能になる。
≪第2実施形態≫
図11は、第2実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図である。また図12は、図11に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。これらの図に示す第2実施形態のインクジェットヘッド102が、第1実施形態のインクジェットヘッド101と異なるところは、配線基板3の配線31においてインク流路3a内に設けられた内壁配線部303-2の形状にあり、他の構成は変形例も含めて第1実施形態と同様である。したがって、ここでは内壁配線部303-2の形状を説明する。
配線31の内壁配線部303-2は、配線基板3の接続面S3a側よりも、配線基板3の裏面S3b側において面積が大きいものである。例えば内壁配線部303-2は、図示したように接続面S3a側から裏面S3b側に向かって徐々に線幅が大きく形成されたことにより、内壁に占める面積が圧力室基板2側よりも共通インク室4a側において大きく形成されていることとする。ここで内壁配線部303の線幅とは、軸方向xに対して垂直な方向の幅である。このような内壁配線部303-2の線幅の変化は、段階的であってもよい。なお、ここでの図示は省略した配線孔3bの内壁に設けられた内壁配線部303-2は、インク流路3a内に設けられた内壁配線部303-2と同様であってよいが、これに限定されることはない。
またこのような構成の配線基板3は、第1実施形態で説明した製造方法と同様の手順で形成することができる。この場合、インク流路3aの内壁に成膜された配線材料膜を、内壁配線部303-2の形状のレジストパターンで覆い、このレジストパターンをマスクに用いたエッチングによってインク流路3aの内壁に成膜された配線材料膜をエッチングする。
<第2実施形態の効果>
上述した第2実施形態のインクジェットヘッド102においては、その配線基板3の内壁配線部303-2の面積が、配線基板3の接続面S3a側よりも配線基板3の裏面S3b側、つまり図3および図4に示した共通インク室4aにおいて大きいものである。これにより、特にインクジェットヘッド102の駆動にともって生じるインク流路3a内の熱を、共通インク室4a内に貯留されたインクに放熱することができる。このため、第1実施形態の効果に加え、さらにインク流路3a内における発熱を小さく抑えることができ、インク流路3aの内壁に生じる応力を低減することが可能である。この結果、インクジェットヘッド102の駆動にともなう配線31の剥がれや断線を、さらに効果的に防止することが可能であり、インクジェットヘッド102の長期信頼性の向上を図ることが可能である。
≪第3実施形態≫
図13は、第3実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を拡大した斜視図である。また図14は、図13に示すインク流路(第1の貫通孔)の内壁展開図である。これらの図に示す第3実施形態のインクジェットヘッド103が、第1実施形態のインクジェットヘッド101と異なるところは、配線基板3の配線31においてインク流路3a内に設けられた内壁配線部303-3の構成にあり、他の構成は変形例も含めて第1実施形態と同様である。したがって、ここでは内壁配線部303-3の構成を説明する。
配線31の内壁配線部303-3は、インク流路3aの内壁の一部を複数個所において露出させる形状を有しており、露出するインク流路3aの内壁の露出部分は、それぞれが独立している。これは、ここでの図示を省略した配線孔3bにおいても同様であり、配線孔3bの内壁に配置された内壁配線部303-3は、配線孔3bの内壁の一部を露出させる形状にパターニングされている。以下においては、第1の貫通孔であるインク流路3aと、第2の貫通孔である配線孔3bとを代表して、インク流路3aを例示して説明を行う。
例えば内壁配線部303-3は、図示したようにドット状の孔部Hを有する。複数の孔部Hは、その形状が限定さえることはない。このような孔部Hは、電極部301と裏面配線部302との間を避けた位置に配置され、この間には配置されないことがこのましい。
またこのような構成の配線基板3は、第1実施形態で説明した製造方法と同様の手順で形成することができる。この場合、インク流路3aの内壁に成膜された配線材料膜において、内壁配線部303-3の孔部Hを形状する位置を露出させるレジストパターンで覆い、このレジストパターンをマスクに用いたエッチングによってインク流路3aの内壁に成膜された配線材料膜をエッチングする。これにより、配線31における複数の孔部Hが設けられた内壁配線部303-3を有する配線31を形成する。
<第3実施形態の効果>
上述した第3実施形態のインクジェットヘッド103においては、その配線基板3の内壁配線部303-3が、インク流路3aの内壁の一部を複数個所において露出させる形状を有している。これにより第1実施形態と同様に、インク流路3aの内壁を露出させた部分が、金(Au)のような線膨張係数が大きな金属材料からなる配線31が延伸する余地となる。この結果、第1実施形態と同様にインクジェットヘッド103の駆動にともなう配線31の剥がれや断線を防止することが可能であり、インク流路3aのさらなる高密度化とこれによる形成画像の高精細化を図ること、およびインクジェットヘッド103の長期信頼性の向上を図ることが可能である。
また特に、第3実施形態の構成に対して、図10を通いて説明した第1実施形態の変形例を組み合わせ、配線基板3と圧力室基板2の露出部分を覆う絶縁膜32を設けた構成とすることにより、絶縁膜32とインク流路3aの内壁との密着部を複数箇所に設けることができる。この結果、配線基板3における配線31の剥離を、効果的に防止することが可能である。
1…ノズル基板
1a…ノズル
2…圧力室基板
2a…圧力室
21…駆動電極
3…配線基板
3a…インク流路(第1の貫通孔)
3b…配線孔(第2の貫通孔)
31…配線
301…電極部
302…裏面配線部
303,303-2,303-3…内壁配線部
32…絶縁膜
4…マニホールド
4a…共通インク室
100,101,101a,102,103…インクジェットヘッド
200…画像形成装置
S3a…接続面(配線基板)
S3b…裏面(配線基板)
x…軸方向

Claims (13)

  1. 複数のノズルが形成されたノズル基板と、
    前記各ノズルに連通する圧力室が形成された圧力室基板と、
    前記圧力室に設けられた駆動電極と、
    第1の貫通孔と第2の貫通孔とを有し前記ノズル基板と逆側において前記圧力室基板に貼り合わせて設けられた配線基板と、
    前記配線基板における前記圧力室基板側に向かう接続面において前記駆動電極に接続され、前記第1の貫通孔を介して前記接続面に対する裏面に引き出され、さらに前記第2の貫通孔を介して前記接続面に引き出された状態で配置された配線とを備え、
    前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を露出させた形状を有する
    インクジェットヘッド。
  2. 前記配線基板に設けられた配線は、金を用いて構成されている
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記配線基板に設けられた配線は、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔内において、孔の軸方向に沿って設けられている
    請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記配線基板の裏面に共通インク室を有するマニホールドが設けられ、
    前記第1の貫通孔は、前記マニホールドの共通インク室と前記圧力室基板の圧力室とに連通するインク流路を構成し、
    前記配線基板に設けられた配線は、前記第1の貫通孔の内壁に配置された部分の面積が、前記圧力室基板側よりも前記共通インク室側において大きく形成されている
    請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記配線は、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を、複数箇所において露出させる形状を有する
    請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記配線基板の裏面と前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁とに、前記配線を覆う状態で絶縁膜が設けられた
    請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記配線基板の裏面に、共通インク室を有するマニホールドと、前記共通インク室内のインクを加熱するヒーターとを備えた
    請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記圧力室基板の圧力室は、前記各ノズルに対して個別に連通された状態で前記圧力室基板を貫通して複数設けられており、
    前記駆動電極は、前記圧力室のうちの2つの圧力室の間の隔壁を挟持する状態で前記各圧力室の内壁に設けられて圧電素子を構成し、
    前記圧力室基板には、前記圧電素子と前記圧力室とが交互に配置された
    請求項1〜7の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記配線基板の裏面に共通インク室を有するマニホールドが設けられ、
    前記第1の貫通孔は、前記マニホールドの共通インク室と前記圧力室基板の圧力室とを個別に連通するインク流路を構成し、
    前記各第1の貫通孔の開口面積は、前記各圧力室の開口面積よりも小さい
    請求項1〜8の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のインクジェットヘッドの製造方法であって、
    前記配線基板に前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とを形成する工程と、
    前記配線基板の接続面に配線材料膜を成膜する工程と、
    前記配線基板の裏面に配線材料膜を成膜する工程と、
    前記第1の貫通孔の内壁と前記第2の貫通孔の内壁に配線材料膜を成膜する工程と、
    前記接続面に形成した配線材料膜をパターニングする工程と、
    前記裏面に形成した配線材料膜をパターニングする工程とを有し、
    さらに、前記第1の貫通孔の内壁と前記第2の貫通孔の内壁に成膜した配線材料膜をパターニングすることにより、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を前記配線材料膜から露出させる工程を行う
    インクジェットヘッドの製造方法。
  11. 前記接続面に配線材料膜を成膜する工程および前記裏面に配線材料膜を成膜する工程のうちの少なくとも一方の工程は、前記第1の貫通孔の内壁と前記第2の貫通孔の内壁に配線材料膜を成膜する工程を兼ねる
    請求項10に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  12. 前記接続面に形成した配線材料膜をパターニングする工程または前記裏面に形成した配線材料膜をパターニングする工程の何れか一方の工程は、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の内壁の一部を前記配線材料膜から露出させる工程を兼ねる
    請求項10または11に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  13. 請求項1〜9の何れか1項に記載のインクジェットヘッドを有する
    画像形成装置。
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