JP2007030183A - 樹脂成形体及びその製造方法並びに自動車のドア - Google Patents

樹脂成形体及びその製造方法並びに自動車のドア Download PDF

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Abstract

【課題】 軽量でありながら衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る樹脂成形体を提供する。
【解決手段】 表面層を構成する樹脂密度の高いスキン層21と、スキン層21で覆われかつ多数の空隙を有しスキン層21に比べて樹脂密度の低い膨張層23とが部分的に形成されたプレート本体17を備えたパネル状のキャリアプレート9において、樹脂密度の高いソリッド層Sからなる荷重受け部19をプレート本体17の表面にスキン層21と連続するように一体に突設する。樹脂密度の高いソリッド層Sからなる突出部25a,25bを荷重受け部19の基部近傍の膨張層23内にスキン層21と連続するようにプレート本体17の板厚方向に一体に突設する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、成形体本体の表面にスキン層が形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成された樹脂成形体及びその製造方法並びに自動車のドアの改良に関するものである。
特許文献1では、成形面に凹部が形成された固定型と、スライド型を内蔵した可動型とを型閉じした状態で、キャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填し、該キャビティ内で上記繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記可動型内でスライド型をキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて繊維入り熱可塑性樹脂を成形型で圧縮されている繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)で膨張させることにより、樹脂密度の高いスキン層が成形体本体の表面全体に形成されるとともに、多数の空隙を有し上記スキン層に比べて樹脂密度の低い膨張層が成形体本体の内部に形成された樹脂成形体を得るようにしている。そして、この樹脂成形体では上記膨張層により軽量化を図ることができる。
一方、特許文献2には、ドアトリム本体内面に側突時の衝撃エネルギーを吸収するためのブロック状の荷重受け部を一体に突設した自動車のドアトリムが開示されている。このドアトリムには特許文献1のような膨張層はない。
特開平11−156881号公報(第3頁、図1) 特開平7−228143号公報(第3頁、図6)
特許文献1では、膨張層により軽量化を図ることができる反面、剛性が低下することも事実である。特許文献2では、荷重受け部により側突時の衝撃エネルギーを吸収することができる反面、特許文献1のような膨張層がないため重量が嵩む。
そこで、特許文献1,2の長所を組み合わせて、つまり成形体本体の内部に膨張層を形成するとともに、荷重受け部を樹脂密度の高いソリッド層で形成することにより、荷重受け部を備えた軽量な樹脂成形体とすることが考えられる。
しかし、単に特許文献1,2の長所を組み合わせただけでは、ベースとなる成形体本体の剛性が低いため、荷重受け部に衝突荷重が作用すると、当該箇所の成形体本体内部の膨張層が潰れてしまい、衝撃エネルギーを効率良く吸収することができなくなる。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軽量でありながら衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る樹脂成形体を提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、荷重受け部の基部近傍に対応する成形体本体の内部構造を工夫したことを特徴とする。
具体的には、この発明は、表面層を構成する樹脂密度の高いスキン層と、該スキン層で覆われかつ多数の空隙を有し上記スキン層に比べて樹脂密度の低い膨張層とが全体的に又は部分的に形成された成形体本体を備えたパネル状の樹脂成形体及びその製造方法並びに自動車のドアを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1乃至4に記載の発明は、樹脂成形体に関するものであり、そのうち、請求項1に記載の発明は、上記成形体本体の表面には、樹脂密度の高いソリッド層からなる荷重受け部が上記スキン層と連続するように一体に突設され、上記荷重受け部の基部近傍の上記膨張層内には、樹脂密度の高いソリッド層からなる突出部が上記スキン層と連続するように成形体本体の板厚方向に一体に突設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷重受け部は環状体であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、突出部の突設位置は荷重受け部と対向する位置であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、突出部の突設位置は荷重受け部の外側又は内側であることを特徴とする。
請求項5及び6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形体の製造方法に関するものであり、そのうち、請求項5に記載の発明は、樹脂成形体の荷重受け部に対応するようにキャビティに連続する第1凹部が形成された固定型と、該固定型に対して進退可能に対向配置された可動型と、該可動型に進退可能に設けられ進出状態で上記樹脂成形体の突出部に対応するように上記キャビティに連続する第2凹部を可動型側に形成するスライド型とを備えた成形型を用意し、上記可動型側に第2凹部が形成されるようにスライド型を進出させた状態で上記成形型を型閉じし、次いで、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出充填して該キャビティ内で上記熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記スライド型を上記第2凹部がなくなるようにキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて熱可塑性樹脂を膨張させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、樹脂成形体の荷重受け部に対応するようにキャビティに連続する第1凹部が形成された固定型と、該固定型に対して進退可能に対向配置された可動型と、該可動型側に上記固定型との間隔が不変に設けられ可動型を進出させた型閉じ状態で上記樹脂成形体の突出部に対応するように上記キャビティに連続する第2凹部を可動型側に形成する固定コアとを備えた成形型を用意し、上記可動型側に第2凹部が形成されるように可動型を進出させて上記成形型を型閉じし、次いで、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出充填して該キャビティ内で上記熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記可動型を上記第2凹部がなくなるようにキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて熱可塑性樹脂を膨張させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、自動車のドアに関するものであり、ドアアウタパネルとドアインナパネルとからなるドア本体の上記ドアインナパネルにキャリアプレートが取り付けられ、ドアトリムが上記キャリアプレートを車室側から被うように上記ドアインナパネルに取り付けられた自動車のドアであって、上記キャリアプレートは請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形体で成形されていることを特徴とする。
請求項1乃至4に係る発明によれば、成形体本体の表面に樹脂密度の高いスキン層が全体的に又は部分的に形成されるとともに、多数の空隙を有し上記スキン層に比べて樹脂密度の低い膨張層が上記スキン層で覆われ、樹脂成形体の軽量化を図ることができる。また、成形体本体の表面に突設された樹脂密度の高いソリッド層からなる荷重受け部に衝突荷重が作用すると、この衝撃で該荷重受け部の基部近傍の膨張層が成形体本体の板厚方向に圧縮され、当該箇所の膨張層内に突設されている樹脂密度の高いソリッド層からなる突出部で荷重受け部が支えられるため、荷重受け部と突出部との共働により衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。特に、請求項2では、荷重受け部が環状で剛構造になっているため、衝撃エネルギーを全体でバランス良く受けることができる。
請求項5及び6に係る発明によれば、スライド型又は可動型をキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させるだけで、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量な樹脂成形体を簡単に製造することができる。スキン層及び膨張層形成領域は、請求項5ではスライド型対応箇所(荷重受け部形成箇所)であり、請求項6では成形体本体全体であり、請求項6の方が請求項5に比べてより軽量化を達成することができる。
請求項7に係る発明によれば、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量なキャリアプレートを備えた自動車のドアとすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図2は自動車のサイドドア1の断面図である。該サイドドア1はドアアウタパネル3とドアインナパネル5とからなるドア本体7を備え、該ドア本体7の上記ドアインナパネル5にこの発明の実施の形態1に係る樹脂成形体としての樹脂製キャリアプレート(ドアモジュール)9がシール材11を介して取り付けられ、ドアトリム13が上記キャリアプレート9を車室側から被うように上記ドアインナパネル5に取り付けられている。上記キャリアプレート9は繊維入り熱可塑性樹脂で成形されている。図2中、15はドアアウタパネル3裏面側における乗員の腰部に対応する位置に設けられた発泡ウレタン等の緩衝材からなるパッドである。
上記キャリアプレート9は、その主体をなす成形体本体としてのプレート本体17を備え、該プレート本体17の上記パッド15に対向する領域A1におけるドアアウタパネル3側の表面には、図3にも示すように、円筒状の環状体からなる複数個の荷重受け部19が一体に突設されている。これら荷重受け部19は樹脂密度の高いソリッド層Sからなるものである。上記プレート本体17には、図1に示すように、表面層を構成する樹脂密度の高いスキン層21と、該スキン層21で覆われかつ多数の空隙(図示せず)を有し上記スキン層21に比べて樹脂密度の低い膨張層23とが車内側に膨出するように荷重受け部19形成箇所に対応して部分的に形成されている(図2参照)。これに対し、上記荷重受け部19形成箇所を除く領域A2のプレート本体17は、樹脂密度の高いソリッド層Sで形成されている。そして、上記荷重受け部19はドアアウタパネル3側の上記スキン層21と連続している。この発明の特徴として、上記荷重受け部19の基部近傍の上記膨張層23内には、樹脂密度の高いソリッド層Sからなる2個の円環状の突出部25a,25bが上記スキン層21と連続するようにプレート本体17の板厚方向に一体に突設されている。具体的には、上記2個の突出部25a,25bの突設位置は荷重受け部19と対向する位置であり、2個の突出部25a,25bが互いに対向するようにプレート本体17両面のスキン層21の上記膨張層23側に突出して形成されて両者が互いに接近している。なお、図1中、Fは繊維を示す。
このように、上記荷重受け部19形成箇所のプレート本体17の表面に樹脂密度の高い堅いスキン層21を形成するとともに、該スキン層21の内側に多数の空隙を有し上記スキン層21に比べて樹脂密度の低い膨張層23を車内側に膨出するように形成することで、キャリアプレート1の軽量化を図ることができる。
また、上記荷重受け部19の基部近傍の上記膨張層23内に、樹脂密度の高いソリッド層Sからなる円環状の突出部25a,25bを上記スキン層21と連続するようにプレート本体17の板厚方向に一体に突設しているので、上記荷重受け部19に自動車の側突による衝突荷重が作用すると、この衝撃で該荷重受け部19の基部近傍の膨張層23がプレート本体17の板厚方向に圧縮され、上記荷重受け部19側の突出部25aが反荷重受け部19側の突出部25bに当接して荷重受け部19が樹脂密度の高いスキン層21及びソリッド層Sに支えられるため、荷重受け部19と突出部25a,25bとの共働により衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。この際、荷重受け部19が円筒状の環状体で剛構造になっているため、衝突エネルギーを全体でバランス良く受けることができる。したがって、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量なキャリアプレート9を備えた自動車のサイドドア1とすることができる。
なお、プレート本体17の反荷重受け部19側に上記のような突出部25bを形成していない場合、荷重受け部19に衝突荷重が作用すると、この衝突荷重で膨張層23が板厚方向に圧縮され、荷重受け部19によりプレート本体17の反荷重受け部19側のスキン層21が押圧されて該スキン層21が極めて容易に破断されるため、衝撃エネルギーの吸収効率が低下して好ましくない。しかし、本実施形態では、上記突出部25bを形成しているため、上記のように衝撃エネルギーの吸収効率が向上する。
このような荷重受け部19を備えたキャリアプレート9は次のようにして製造される。
製造に際し、図4(a)及び(b)に示すように、固定型27と、該固定型27に対して進退可能に対向配置された可動型29と、該可動型29に進退可能に設けられたスライド型31とを備えた成形型33を用意する。上記固定型27には、キャリアプレート9の荷重受け部19に対応するようにキャビティ35に連続する円環状の第1凹部37が形成されている。一方、上記スライド型31は、進出状態で上記キャリアプレート9の突出部25a,25bに対応するように上記キャビティ35に連続する円環状の第2凹部39を可動型29側に形成するようになっている。
そして、まず、図4(a)に示すように、上記可動型29側に円環状の第2凹部39が形成されるようにスライド型31を進出させた状態で上記成形型33を型閉じする。なお、荷重受け部19形成箇所を除く領域A2におけるキャリアプレート9の反荷重受け部19側面は可動型29によって形成され、上記領域A2に対応する可動型29の成形面29aは、進出状態のスライド型31の成形面31aと面一になっている。次いで、キャビティ35内に射出機(図示せず)からガラス繊維等の繊維入り熱可塑性樹脂R(例えば繊維入りポリプロピレン樹脂)を射出充填する。その後、成形型33のキャビティ35内で繊維入り熱可塑性樹脂Rが固化する過程で、上記スライド型31を、上記第2凹部39がなくなるように即ち、スライド型31の成形面31aが可動型29の成形面29aに面一になるようにキャビティ容積が拡大する方向Aに後退移動させる(図4(b)参照)。つまり、スライド型31を固定型27から僅かに離れさせ、キャビティ容積を例えば2倍もしくはそれ以上に拡大させる。繊維入り熱可塑性樹脂Rは、成形型33の成形面と接触する部分が型温の影響により早期に冷却されて樹脂密度の高いスキン層21となってプレート本体17の荷重受け部19形成箇所即ち上記領域A1の表面層を構成する。一方、繊維入り熱可塑性樹脂Rの内側部分は型温の影響を受け難く、粘度の高いゲル状態になっている。したがって、キャビティ容積の拡大により、それまで固定型27及び可動型29(スライド型31)で圧縮されている繊維Fが該圧縮から解放されて弾性的に復元し、この弾性復元力(スプリングバック現象)すなわち膨張圧で上記繊維入り熱可塑性樹脂Rが膨張する。このことにより、プレート本体17の荷重受け部19形成箇所の表面には、樹脂密度の高いスキン層21が形成されるとともに、該スキン層21の内側に多数の空隙を有し上記スキン層21に比べて樹脂密度の低い膨張層23が形成されたキャリアプレート1となる。なお、荷重受け部19形成箇所の上記領域A1を除く上記領域A2は、キャビティ容積が拡大しないので樹脂密度の高いソリッド層Sになっている。これにより、プレート本体17が膨張層23を有しないソリッド層Sのみからなりかつ本実施形態のプレート本体17と同一肉厚である場合に比べて、キャリアプレート1の軽量化を図ることができる。
一方、スライド型31の上記後退移動時には可動型29は後退しないので、成形時に荷重受け部19(第1凹部37、第2凹部39)に対応するキャビティ容積が拡大せず、繊維入り熱可塑性樹脂R中の繊維Fは弾性復元が抑制され、プレート本体17の表面に樹脂密度の高いソリッド層Sからなる荷重受け部19が該荷重受け部19側の上記スキン層21と連続するように一体に突設されるとともに、上記荷重受け部19の基部近傍の上記膨張層23内に樹脂密度の高いソリッド層Sからなる突出部25a,25bが上記スキン層21と連続するようにプレート本体17の板厚方向に一体に突設される。このように、突出部25a,25bが形成されるのは、当該箇所の繊維入り熱可塑性樹脂Rがスライド型31の後退により拡大した際にキャビティ35側に少しだけ引き込まれるが、第1凹部37及び第2凹部39内の繊維入り熱可塑性樹脂Rはほとんど固化しているため、大半は当該箇所に止まっているからである。
このように、可動型29にスライド型31を設け、該スライド型31をキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させるだけで、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量なキャリアプレート9を簡単に製造することができる。
(実施の形態2)
図5は実施の形態2に係るキャリアプレート9の図1相当図である。この実施の形態2では、円環状の突出部25a,25bの突設位置が荷重受け部19の外側であるほかは、サイドドア1の構造や荷重受け部19の形状及び形成箇所等は実施の形態1と同じであるので、図2及び図3を代用してその説明を省略する。
したがって、この実施の形態2では、実施の形態1と同様にプレート本体17の荷重受け部19形成箇所の領域A1の内部に膨張層23が形成されている分だけ軽量化を図ることができるとともに、側突時の衝撃エネルギーを効率良く吸収することができるキャリアプレート9を備えた自動車のサイドドア1とすることができる。
なお、この実施の形態2では、突出部25bは突出部25aに比べて突出長さが長く、突出部25aの突出長さは微小である。この突出部25aの突出長さは膨張率が大きくなるに従って短くなる傾向にある。
そして、この実施の形態2では、荷重受け部19に自動車の側突による衝突荷重が作用すると、この衝撃で該荷重受け部19の基部近傍の膨張層23がプレート本体17の板厚方向に圧縮され、上記荷重受け部19の基部外周近傍のスキン層21が膨張層23に向かって撓んだ後、荷重受け部19側の突出部25a又は当該側のスキン層21が反荷重受け部19側の突出部25bに当接し、その後、上記荷重受け部19の基部外周近傍のスキン層21がさらに撓んで対向面側のスキン層21に当接して荷重受け部19が樹脂密度の高いスキン層21及び突出部25bに支えられるため、荷重受け部19と突出部25bとの共働により衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。この際、荷重受け部19が円筒状の環状体で剛構造になっているため、衝撃エネルギーを全体でバランス良く受けることができることに関しても実施の形態1と同様である。
この実施の形態2では、図6(a)及び(b)に示すように、第2凹部39の位置が第1凹部37の外側になっているほかは、実施の形態1と同じ成形型33を用いてキャリアプレート9を同様に成形するので、型構造及び製造方法の説明は省略する。したがって、この実施の形態2では、実施の形態1と同様に、可動型29にスライド型31を設け、該スライド型31をキャビティ容積が拡大する方向Aに後退移動させるだけで、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量なキャリアプレート9を簡単に製造することができる。
(実施の形態3)
図7は実施の形態3に係るキャリアプレート9の図1相当図である。この実施の形態3では、突出部25a,25bが実施の形態1,2の円環状とは異なる円形状であり、該突出部25a,25bの突設位置が荷重受け部19の内側ほぼ中央であるほかは、サイドドア1の構造や荷重受け部19の形状及び形成箇所等は実施の形態1と同じであるので、図2及び図3を代用してその説明を省略する。また、この実施の形態3における突出部25a,25bの突出長さは、実施の形態2と同様である。
したがって、この実施の形態3においても、実施の形態1と同様にプレート本体17の荷重受け部19形成箇所の領域A1の内部に膨張層23が形成されている分だけ軽量化を図ることができるとともに、側突時の衝撃エネルギーを効率良く吸収することができるキャリアプレート9を備えた自動車のサイドドア1とすることができる。
そして、この実施の形態3では、荷重受け部19に自動車の側突による衝突荷重が作用すると、この衝撃で該荷重受け部19の基部近傍の膨張層23がプレート本体17の板厚方向に圧縮され、上記荷重受け部19の基部外周近傍のスキン層21が膨張層23に向かって撓んだ後、荷重受け部19の側の突出部25a又は当該側のスキン層21が反荷重受け部19側の突出部25bに当接し、その後、荷重受け部19の基部外周縁部が撓んで反荷重受け部19側のスキン層21に当接して荷重受け部19が樹脂密度の高いスキン層21及び突出部25bに支えられるため、荷重受け部19と突出部25bとの共働により衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。この際、荷重受け部19が円筒状の環状体で剛構造になっているため、衝撃エネルギーを全体でバランス良く受けることができることに関しても実施の形態1と同様である。
この実施の形態3では、図8(a)及び(b)に示すように、第2凹部39の位置が第1凹部37の内側ほぼ中央になっているほかは、実施の形態1と同じ成形型33を用いてキャリアプレート9を同様に成形するので、型構造及び製造方法の説明は省略する。したがって、この実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、可動型29にスライド型31を設け、該スライド型31をキャビティ容積が拡大する方向Aに後退移動させるだけで、衝撃エネルギーを効率良く吸収し得る軽量なキャリアプレート9を簡単に製造することができる。
なお、上記の各実施の形態では、スキン層21及び膨張層23を荷重受け部19形成箇所に限定したが、軽量化を図る観点からすれば、プレート本体17全体又はプレート本体17の広範囲に亘ってスキン層21及び膨張層23を形成することも可能である。プレート本体17全体に亘ってスキン層21及び膨張層23を形成する場合には、図示しないが、各実施の形態においてスライド型31を可動型とするとともに、可動型29を固定コアとし、該固定コアを可動型側に固定型27との間隔が不変になるように設ける。そして、上記可動型を進出させた型閉じ状態でキャリアプレート9の突出部25a,25bに対応するようにキャビティ35に連続する第2凹部39を上記固定コアにより可動型側に形成し、上記キャビティ35内で熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記可動型を上記第2凹部39がなくなるようにキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて熱可塑性樹脂を膨張させればよい。これによれば、上記の各実施の形態のようにスキン層及び膨張層形成領域がスライド型対応箇所(荷重受け部形成箇所の領域A1)である各実施の形態に比べてより軽量化を達成することができる。
また、上記の各実施の形態では、荷重受け部19が円筒状の環状体である場合を示したが、平面視で格子状の筒状環状体であってもよく、さらには環状体以外に帯状の突条体を平行に配置してもよい。また、突出部25b(25a)の形状は平面視で十字状、格子状、棒状等であってもよい。
また、上記の各実施の形態では、繊維Fのスプリングバック現象を利用してプレート本体17の内部に空隙を形成したが、繊維入り熱可塑性樹脂Rに発泡材を含有させれば、スライド型31の後退移動を大きくしてプレート本体17のスライド型又は可動型の後退方向の肉厚を厚くした場合、スプリングバック現象における繊維Fの復元力(膨張圧)が不足しても、発泡材の発泡力(膨張圧)が繊維Fの復元力を補完して空隙を確実に形成することができて好ましい。また、繊維Fを混入せずに発泡材だけを混入した熱可塑性樹脂を用いて膨張層23を形成することも用途目的によっては可能である。これらの場合、発泡材としては、化学反応によりガスを発生させる化学的発泡材や、二酸化炭素ガス及び窒素ガス等の不活性ガスを用いる物理的発泡材等がある。
さらに、荷重受け部19をキャリアプレート9に形成する場合、荷重受け部19を車室内側へ突出するように形成してもよい。
さらにまた、上記の各実施の形態では、樹脂成形体が自動車のサイドドアのキャリアプレート9である場合を示したが、インストルメントパネル、ドアトリム、ニーパッド等の自動車用パネルにも適用することができるものである。
この発明は、成形体本体の表面にスキン層が形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成された樹脂成形体及びその製造方法並びに自動車のドアとして有用である。
実施の形態1に係るキャリアプレートの荷重受け部の拡大断面図である。 実施の形態1に係るキャリアプレートが適用された自動車のドアの断面図である。 実施の形態1に係るキャリアプレートの荷重受け部形成箇所をドアアウタパネル側から見た図である。 実施の形態1に係るキャリアプレートの成形工程を示し、(a)は成形型のキャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填した状態の成形工程図、(b)はスライド型をキャビティ容積が拡大する方向に僅かに後退移動させてキャリアプレートが成形された状態の成形工程図である。 実施の形態2に係るキャリアプレートの図1相当図である。 実施の形態2に係るキャリアプレートの図4に相当する成形工程である。 実施の形態3に係るキャリアプレートの図1相当図である。 実施の形態3に係るキャリアプレートの図4に相当する成形工程である。
符号の説明
1 サイドドア
3 ドアアウタパネル
5 ドアインナパネル
7 ドア本体
9 キャリアプレート(樹脂成形体)
13 ドアトリム
17 プレート本体(成形体本体)
19 荷重受け部
21 スキン層
23 膨張層
25a,25b 突出部
27 固定型
29 可動型
31 スライド型
33 成形型
35 キャビティ
37 第1凹部
39 第2凹部
R 繊維入り熱可塑性樹脂

Claims (7)

  1. 表面層を構成する樹脂密度の高いスキン層と、該スキン層で覆われかつ多数の空隙を有し上記スキン層に比べて樹脂密度の低い膨張層とが全体的に又は部分的に形成された成形体本体を備えたパネル状の樹脂成形体であって、
    上記成形体本体の表面には、樹脂密度の高いソリッド層からなる荷重受け部が上記スキン層と連続するように一体に突設され、
    上記荷重受け部の基部近傍の上記膨張層内には、樹脂密度の高いソリッド層からなる突出部が上記スキン層と連続するように成形体本体の板厚方向に一体に突設されていることを特徴とする樹脂成形体。
  2. 請求項1に記載の樹脂成形体において、
    荷重受け部は環状体であることを特徴とする樹脂成形体。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂成形体において、
    突出部の突設位置は荷重受け部と対向する位置であることを特徴とする樹脂成形体。
  4. 請求項2に記載の樹脂成形体において、
    突出部の突設位置は荷重受け部の外側又は内側であることを特徴とする樹脂成形体。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形体の製造方法であって、
    樹脂成形体の荷重受け部に対応するようにキャビティに連続する第1凹部が形成された固定型と、該固定型に対して進退可能に対向配置された可動型と、該可動型に進退可能に設けられ進出状態で上記樹脂成形体の突出部に対応するように上記キャビティに連続する第2凹部を可動型側に形成するスライド型とを備えた成形型を用意し、
    上記可動型側に第2凹部が形成されるようにスライド型を進出させた状態で上記成形型を型閉じし、次いで、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出充填して該キャビティ内で上記熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記スライド型を上記第2凹部がなくなるようにキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて熱可塑性樹脂を膨張させることを特徴とする樹脂成形体の製造方法。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形体の製造方法であって、
    樹脂成形体の荷重受け部に対応するようにキャビティに連続する第1凹部が形成された固定型と、該固定型に対して進退可能に対向配置された可動型と、該可動型側に上記固定型との間隔が不変に設けられ可動型を進出させた型閉じ状態で上記樹脂成形体の突出部に対応するように上記キャビティに連続する第2凹部を可動型側に形成する固定コアとを備えた成形型を用意し、
    上記可動型側に第2凹部が形成されるように可動型を進出させて上記成形型を型閉じし、次いで、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出充填して該キャビティ内で上記熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記可動型を上記第2凹部がなくなるようにキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて熱可塑性樹脂を膨張させることを特徴とする樹脂成形体の製造方法。
  7. ドアアウタパネルとドアインナパネルとからなるドア本体の上記ドアインナパネルにキャリアプレートが取り付けられ、ドアトリムが上記キャリアプレートを車室側から被うように上記ドアインナパネルに取り付けられた自動車のドアであって、
    上記キャリアプレートは請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形体で成形されていることを特徴とする自動車のドア。
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