JP2007029393A - 遊技音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音による遊技の演出を遊技機枠の前側に適切に提供する。
【解決手段】パネル構造体14が前扉4の裏面に開閉不能に支持されると、パネル構造体14が窓12を裏側から塞ぎ、スピーカ17の前側が前扉4の放音部27で覆い隠され、バスレフ開口部18の前側が前扉4の放音部28で覆い隠され、スピーカ17のコーンから前側に放出された音は、放音部27から前扉4の右前側に放出され、スピーカ17のコーンから後側に放出された音は、前面パネル31と後面パネル32との間における閉鎖空間をエンクロージャとして利用してバスレフダクト部19およびバスレフ開口部18を経由して放音部28から前扉4の左前側に放出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、音による遊技の演出が遊技機枠の前側に適切に提供される遊技音響装置に関する。
遊技音響装置には、次のような構造のものが知られている。その1つは、遊技機枠の裏側にスピーカとエンクロージャとが一体になったスピーカ構造体を設け、エンクロージャの音をパイプで遊技機枠の前側に誘導して放出するようにした構造であるが、この場合、スピーカ構造体のほかにパイプが必要で、構造が複雑となるという欠点がある。もう1つは、前扉のガラスを振動板として利用した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。さらにもう1つは、圧電式のスピーカを前扉のガラスに接触した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。最後の1つは、圧電式のスピーカを前扉に貼り付けた構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。
特開2004−229183号公報 特開平7−8601号公報 特開平10−216325号公報 特開2003−135804号公報
発明が解決しようとする問題点は、音による遊技の演出が遊技機枠の前側に適切に提供できないという点である。
本発明に係る遊技音響装置は、遊技機枠の前扉が前後方向に貫通する窓を裏側からパネル構造体で塞ぐ構造であり、パネル構造体は窓側の前面パネルと後側の後面パネルとを前後方向に離れて相対峙するようにフレームで支持して前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間を備えた構造であり、パネル構造体にはスピーカ取付部とバスレフ開口部およびバスレフダクト部が設けられ、スピーカ取付部は前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間に繋がる放音孔と放音孔を囲む放音周壁とを備え、バスレフ開口部はパネル構造体の前面にスピーカ取付部と異なる位置で開口し、スピーカのコーンおよびコーンの裏側の音響変化部がパネル構造体から放音孔に挿入され、スピーカがスピーカ取付部に取り付けられ、バスレフダクト部は前面パネルと後面パネルおよびフレームで囲まれた閉鎖空間とバスレフ開口部とを相互に繋げた構造であることを最も主要な特徴とする。スピーカがコーンから外側に突出したフランジとフランジも設けられたねじ挿入孔とを備え、放音周壁にはねじ結合孔が設けられ、止ねじがスピーカの前側からねじ挿入孔を経由してねじ結合孔に締結されることによって、スピーカがスピーカ取付部に取り付けられたり、または、スピーカ取付部とバスレフ開口部およびバスレフダクト部がフレームに設けられたり、または、スピーカの音響変換部がパネル構造体における放音孔の裏側と対向する壁体に背面支持体で支持されたり、または、スピーカ取付部が前扉の窓の右下部に対応して設けられ、バスレフ開口部が前扉の窓の左下部に対応して設けられたりしてもよい。
本発明に係る遊技音響装置は、スピーカのコーンから前側に放出された音は前扉の前側に放出され、スピーカのコーンから後側に放出された音は前面パネルと後面パネルおよびフレームで囲まれた閉鎖空間をエンクロージャとして利用してバスレフダクト部およびバスレフ開口部を経由して前扉の前側に放出されるので、音による遊技の演出が遊技機枠の前側で遊技を行う遊技者に適切に提供されるという利点がある。スピーカがコーンから外側に突出したフランジとフランジも設けられたねじ挿入孔とを備え、放音周壁にはねじ結合孔が設けられ、止ねじがスピーカの前側からねじ挿入孔を経由してねじ結合孔に締結されることによって、スピーカがスピーカ取付部に取り付けられれば、スピーカの取り付けが簡単であるという利点がある。スピーカ取付部とバスレフ開口部およびバスレフダクト部がフレームに設けられれば、バスレフ開口部およびバスレフダクト部を前面パネルに設ける場合に比べ、前面パネルの構造が簡単になるという利点がある。スピーカの音響変換部がパネル構造体における放音孔の裏側と対向する壁体に背面支持体で支持されれば、スピーカが音を放出する場合、音の歪やびびり音のような異音の発生がないという利点がある。スピーカ取付部が前扉の窓の右下部に対応して設けられ、バスレフ開口部が前扉の窓の左下部に対応して設けられれば、音による遊技の演出を遊技機枠の前側の左右から遊技者に提供できるという利点がある。
図1乃至図6は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技音響装置を備えた遊技機枠1を示す。図2は、パネル構造体14を分解して前側から示し、前面パネル31および後面パネル32よりもフレーム33を拡大して図示してある。図3は、後面パネル32を分解したパネル構造体14を裏側から示し、後面パネル32よりもフレーム33を拡大して図示してある。図4は、パネル構造体14の外観を前側から示す。図5は、図4をA−A線に沿い切断した断面を示す。図6のa図は、図4をB−B線に沿い切断した断面を示す。図6のb図は、図4をC−C線に沿い切断した断面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図1のa図の状態に遊技機枠1を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。「後」と「裏」とは同じ方向である。
図1を参照し、遊技音響装置の構造について説明する。遊技音響装置が設けられる遊技機枠1としてパチンコ遊技機の遊技機枠1を例として説明する。図1のa図に示すように、遊技機枠1は、固定枠2の前側に可動枠3を開閉可能に備え、可動枠3の前側に前扉4および皿構造体5を開閉可能に備える。可動枠3は、遊技盤や制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれる。可動枠3は、左側に位置するヒンジ6を中心とし、固定枠2の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。前扉4および皿構造体5は、個別に、左側に位置するヒンジ7を中心とし、可動枠3の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。可動枠3の右側部には、施錠装置8とロック機構9;10;11が設けられる。前扉4は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓12を備える。前扉4の裏面には、中高音用のスピーカ13が固定的に設けられ、パネル構造体14が開閉可能に設けられる。スピーカ13は、窓12の上部で窓12を境として左右に分かれ、前扉4の裏側から前扉4の裏面に図外の止ねじで取り付けられる。パネル構造体14は、左側に位置するヒンジ15を中心とし、前扉4の裏側で裏側に開かれかつ前側に閉じられるように、片開き可能である。パネル構造体14が閉じられて前扉4にロック機構16で開閉不能に支持されると、パネル構造体14が窓12を裏側から塞ぐ。パネル構造体14には、遊技音響装置が設けられる。遊技音響装置は、スピーカ17、バスレフ開口部18、バスレフダクト部19などを備える。パネル構造体14の構造および遊技音響装置の構造は、図2乃至図6で後述する。皿構造体5の前面には、受皿部20、発射操作機構21が設けられる。
そして、可動枠3が閉じられて固定枠2にロック機構9で開閉不能に支持され、前扉4および皿構造体5が閉じられて可動枠3にロック機構10;11で開閉不能に支持された状態において、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠1の前側から施錠装置8の鍵穴に挿入し、当該キープレートを例えば右側に90度回転操作すると、固定枠2と可動枠3とのロック機構9による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が可動枠3を前側に引くことによって、可動枠3はヒンジ6を中心として前側に片開きされる。また、上記施錠装置8の鍵穴に挿入されたキープレートが例えば左側に90度回転操作されると、可動枠3と前扉4とのロック機構10による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が前扉4を前側に引くことによって、前扉4はヒンジ7を中心として前側に片開きされる。このように、前扉4が前側に開かれた状態において、図外の遊技盤が可動枠3の前側から可動枠3の内部に装着される。そして、前扉4が閉じられて可動枠3にロック機構10で開閉不能に支持されることによって、遊技盤の前面における遊技領域が遊技機枠1の窓12およびパネル構造体14を通して見える形態となる。その後、店員がキープレートを施錠装置8の鍵穴から前側に抜き取る。可動枠3の閉じられた皿構造体5で覆い隠される前面には、発射機構22が設けられる。
図1のb図に示すように、前扉4の前面には、中高音用の放音部25、照明表示部26、低音用の放音部27、バスレフ用の放音部28が、窓12の周囲に設けられる。放音部25は、上部で窓12よりも左右に分かれて設けられる。左右の放音部25には、メタルメッシュのような多孔金属部材で構成された有孔覆体が、前扉4と図1のa図のスピーカ13とで挟まれて前扉4の裏面に取り付けられる。右側の放音部25には、多数の横長な放音孔が上下方向に並列に配置されて設けられる。照明表示部26の裏面には、LEDのような光源を実装した表示灯回路基板が、前扉4の裏側から図外の止ねじで取り付けられる。放音部27は、下部で窓12よりも右側に設けられる。放音部28は、下部で窓12よりも左側に設けられる。放音部27および放音部28には、メタルメッシュまたはパンチングメタルなどの多孔金属材で構成された有孔覆体が設けられる。そして、パネル構造体14が閉じられて前扉4に図1のa図のロック機構16で開閉不能に支持された場合、放音部27の裏側にはスピーカ17が配置され、放音部28の裏側にはバスレフ開口部18が配置される。
図2を参照し、パネル構造体14の前側からの内部構造およびスピーカ17の構造について説明する。パネル構造体14は、前面パネル31、後面パネル32、フレーム33を備える。前面パネル31は、図1の窓12の側に配置されかつ窓12を塞ぐ大きさの円板状で、無色の強化ガラスで構成される。後面パネル32は、前面パネル31の後側に配置されかつ前面パネル31よりも大形な板状で、無色のソーダガラスで構成される。フレーム33は、合成樹脂、アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属により、バスレフ開口部18、フレーム基盤34、透視開口部35、前面パネル収容部36、乾燥剤収容部37、スピーカ取付部38などを一体に備えた形状に形成される。バスレフ開口部18は、透視開口部35よりも左側で下部に位置し、フレーム基盤34に前後方向への貫通孔として設けられる。フレーム基盤34は、後面パネル32よりも大形な外形の板状である。透視開口部35は、図1の前扉4の窓12よりもひとまわり大きな相似形で、前後方向への貫通孔として、フレーム基盤34に設けられる。
前面パネル収容部36は、透視開口部35を縁取るように囲み、フレーム基盤34の前面と透視開口部35とに開口し、フレーム基盤34の前面から内部への窪みとして、フレーム基盤34に設けられる。前面パネル収容部36の外周は、前面パネル31が前面パネル収容部36に取り込まれるように前面パネル31の外周と同じ大きさであるが、前面パネル収容部36の外周と前面パネル31の外周との間に接着剤61(図5参照)が介在させられる場合は、前面パネル収容部36の外周は、前面パネル31の外周よりも接着剤61の厚さだけ大きい。前面パネル収容部36におけるフレーム基盤34の前面から内部に窪む寸法は、前面パネル31の前後方向の寸法である厚さと同じである。前面パネル31がフレーム33の前側から透視開口部35の前側を塞ぐようにフレーム33に装着されることによって、前面パネル31の周縁部が前面パネル収容部36に嵌め込まれて接着剤61で固定される。
乾燥剤収容部37は、フレーム基盤34の上面に開口し、フレーム基盤34の上部から内部への窪みとして、フレーム基盤34の上部に設けられる。乾燥剤収容部37には、乾燥剤39がフレーム基盤34の上部から収納された後、蓋40が乾燥剤収容部37の周りのフレーム基盤34に図外の接着剤で固定されて乾燥剤収容部37の上面の開口を閉鎖する。スピーカ取付部38は、透視開口部35よりも右側で下部に位置し、フレーム基盤34に設けられる。スピーカ取付部38は、放音孔41、放音周壁42、ねじ結合孔43を備える。放音孔41は、スピーカ17のコーン44や音響変換部46よりも大きく、コーン44の前端から径方向外側に突出したフランジ45よりも小さい、口径を有する。放音周壁42は、放音孔41を囲むように、フレーム基盤34の前面から前側に突出する。ねじ結合孔43は、放音周壁42の前面から内部への窪みとして、放音周壁42に設けられる。ねじ結合孔43は、スピーカ17のねじ挿入孔47と位置と個数とが対応する。
スピーカ17は、円錐形なコーン44の後部に音響変換部46を備え、コーン44の前縁部から外側にフランジ45を突出し、フランジ45に複数のねじ挿入孔47を備え、音響変換部46が音響変換部46から外側に突出した被覆電線からなる引出線48から入力された音電流を機械的な振動に変換してコーン44に伝達し、コーン44が伝達された振動を低音波として拡大して放出する。引出線48にはコネクタ49が設けられる。そして、コーン44が前側に向けられるように、音響変換部46およびコーン44がフレーム基盤34の前側から放音孔41に挿入された場合、音響変換部46およびコーン44が放音孔41に接触せず、フランジ45の裏面が放音周壁42の前面に接触する。そして、タッピングスクリューのような止ねじ50がスピーカ17の前側からねじ挿入孔47を経由してねじ結合孔43に締結されることによって、スピーカ17がパネル構造体14のスピーカ取付部38に取り付けられる。
スピーカ17の裏側には、背面支持体51が設けられる。背面支持体51は、ゴムまたは合成樹脂などの弾性体により板状に構成され、音響変換部46の裏面または後面パネル32の前面に図外の接着剤で取り付けられる。後面パネル32の背面支持体51と対応する部分は、パネル構造体14における放音孔41の裏側と対向する壁体を構成する。フレーム33の左側部には、ヒンジブラケット52が、フレーム33の左側部から左側に突出しかつ上下に分かれて設けられる。ヒンジブラケット52には、ヒンジピン53が、ヒンジブラケット52から下方に突出して個別に設けられる。フレーム33の右側部には、ロック受止部54が、フレーム33の右側部から右側に突出しかつ上下に分かれて設けられる。
図3を参照し、パネル構造体14の裏側からの内部構造について説明する。フレーム33には、バスレフダクト部19、フレーム周壁55、後面パネル収容部56、後面ガラス支持体59、リブ60が設けられる。フレーム周壁55は、フレーム基盤34を囲むように、フレーム基盤34の周縁部から裏側に突出する。後面パネル収容部56は、フレーム基盤34を縁取るように囲み、フレーム周壁55の後面と内面とに開口し、フレーム周壁55の後面から内部への窪みとして、フレーム周壁55に設けられる。後面パネル収容部56の外周は、後面パネル32が後面パネル収容部56に取り込まれるように後面パネル32の外周と同じ大きさであるが、後面パネル収容部56の外周と後面パネル32の外周との間に接着剤62(図5参照)が介在させられる場合は、後面パネル収容部56の外周は、後面パネル32の外周よりも接着剤62の厚さだけ大きい。後面パネル収容部56のフレーム周壁55の後面から内部に窪む寸法は、後面パネル32の前後方向の寸法である厚さと同じである。後面パネル32がフレーム33の裏側から透視開口部35の裏側およびフレーム基盤34の裏側を塞ぐようにフレーム33に装着されることによって、後面パネル32の周縁部が後面パネル収容部56に嵌め込まれて接着剤62で固定される。
バスレフダクト部19は、後面パネル32とフレーム基盤34とフレーム周壁55および縦隔壁57によって、バスレフ開口部18に繋がる、空気の振動による音の伝達路を形成する。縦隔壁57は、フレーム基盤34の裏面から裏側に突出し、フレーム周壁55の右側部と平行で、バスレフ開口部18の右縁部から上方に直線的に延長された縦長な突条である。縦隔壁57の下端は、フレーム周壁55の下側部に繋がる。縦隔壁57の上端は、透視開口部35の周縁部58に繋がる。縦隔壁57の裏面とフレーム基盤34の裏面との寸法は、後面パネル収容部56の裏面とフレーム基盤34の裏面との間の寸法と同じである。つまり、縦隔壁57の裏面と後面パネル収容部56の裏面とは、フレーム基盤34の裏面と平行な同一の面内に位置する。バスレフダクト部19における縦隔壁57とフレーム基盤34とフレーム周壁55で囲まれた部分は、フレーム33の裏側および透視開口部35の側に開口する。そして、後面パネル32が後面パネル収容部56に収容されてフレーム33に取り付けられることによって、バスレフダクト部19は縦隔壁57とフレーム基盤34とフレーム周壁55および後面パネル32で囲まれて透視開口部35とバスレフ開口部18とを繋ぐ、空気の振動による音の伝達路を形成する。
後面ガラス支持体59は、透視開口部35の周縁部58に、周縁部58の周方向に離れて複数設けられ、透視開口部35の周縁部58から裏側に突出した棒状である。リブ60は、フレーム基盤34の裏面において、透視開口部35の周縁部58、スピーカ取付部38、フレーム周壁55の左側部、フレーム周壁55の下側部、フレーム周壁55の右側部、縦隔壁57などで囲まれた部分から裏側に縦横の格子状に突出した突条である。リブ60の裏面とフレーム基盤34の裏面との間の寸法は、縦隔壁57の裏面とフレーム基盤34の裏面との寸法よりも小さく、透視開口部35の周縁部58の裏面とフレーム基盤34の裏面との寸法と同じである。つまり、リブ60の裏面と透視開口部35の周縁部58の裏面とは、フレーム基盤34の裏面と平行な同一の面内に位置する。この最良の形態は、バスレフ開口部18およびバスレフダクト部19がフレーム33に設けられているので、バスレフ開口部18およびバスレフダクト部19を図2の前面パネル31に設ける場合に比べ、前面パネル31の構造が簡単なものとなるという利点がある。
図4を参照し、パネル構造体14の前側からの構造について説明する。スピーカ17がスピーカ取付部38に止ねじ50で取り付けられた場合、スピーカ17の引出線48がスピーカ取付部38の放音周壁42とスピーカ17のフランジ45との間からパネル構造体14の外側に引き出されている。
図5を参照し、パネル構造体14における乾燥剤収容部37およびスピーカ取付部38の内部構造について説明する。スピーカ17がスピーカ取付部38に止ねじ50で取り付けられた場合、背面支持体51がスピーカ17と後面パネル32とに接触しているので、スピーカ17がフレーム33に対しスピーカ取付部38による前側と背面支持体51による後側とで支持され、スピーカ17が音を放出する場合、音の歪や割れのような異音の発生がないという利点がある。スピーカ17が後面パネル32に衝突することがないので、後面パネル32の破損も防止することができるという利点がある。乾燥剤収容部37には、透視開口部35と乾燥剤収容部37とを繋ぐ貫通孔63が設けられる。前面パネル31が前面パネル収容部36に収容されて接着剤61でフレーム33に取り付けられ、後面パネル32が後面パネル収容部56に収容されて接着剤62でフレーム33に取り付けられた場合、前面パネル31の前面と後面パネル32の前面とが互いに向き合って離れる。後面パネル32の前面は、スピーカ取付部38の放音孔41、透視開口部35の周縁部58、フレーム基盤34のそれぞれから後側に離れる。前面パネル31と後面パネル32との間における空間、後面パネル32と透視開口部35の周縁部58との間における空間、後面パネル32とフレーム基盤34との間における空間、スピーカ17と放音孔41との間における空間、スピーカ17と放音周壁42との間における空間は、前面パネル31と後面パネル32とフレーム33とからなる閉鎖空間を構成し、この閉鎖空間が乾燥剤39で乾燥される。
図6を参照し、バスレフダクト部19の内部構造について説明する。縦隔壁57の裏面と後面パネル収容部56の裏面とがフレーム基盤34の裏面と平行な同一の面内に位置している。よって、後面パネル32が後面パネル収容部56に収容されてフレーム33に取り付けられた場合、後面パネル32の前面は、リブ60、透視開口部35の周縁部58、前面パネル31、フレーム基盤34のそれぞれから後側に離れ、バスレフダクト部19が縦隔壁57とフレーム基盤34とフレーム周壁55および後面パネル32で囲まれて前面パネル31と後面パネル32およびフレーム33で囲まれた閉鎖空間にバスレフ開口部18を繋ぐ、空気の振動による音の伝達路を形成する。よって、バスレフ開口部18と図5に示す放音孔41とは、バスレフダクト部19、前面パネル31と後面パネル32およびフレーム33で囲まれた閉鎖空間によって、互いに繋がる。
よって、図4乃至図6において、スピーカ取付部38に取り付けられたスピーカ17のコーン44から後側に放出された音は、スピーカ取付部38の放音孔41から、後面パネル32とリブ60との間における空間、後面パネル32と透視開口部35の周縁部58との間における空間、後面パネル32と前面パネル31との間における空間、後面パネル32とフレーム基盤34との間における空間およびバスレフダクト部19を経由してバスレフ開口部18に到達し、バスレフ開口部18からフレーム33の左前側に放出される。スピーカ17のコーン44から前側に放出された音は、フレーム33の右前側に放出される。
このように構成された遊技音響装置を備えたパネル構造体14が、図1に示す前扉4の裏面に取り付けられ、ヒンジ15を中心として前側である前扉4の側に閉じられ、ロック機構16が人によって操作されてパネル構造体14のロック受止部の裏面に係合し、パネル構造体14が前扉4の裏面に開閉不能に支持されると、パネル構造体14が窓12を裏側から塞ぎ、遊技音響装置におけるスピーカ17の前側が前扉4の放音部27で覆い隠され、遊技音響装置におけるバスレフ開口部18の前側が前扉4の放音部28で覆い隠される。よって、スピーカ17のコーン44から前側に放出された音は、放音部27から前扉4の右前側に放出され、スピーカ17のコーン44から後側に放出された音は、バスレフダクト部19およびバスレフ開口部18を経由して放音部28から前扉4の左前側に放出される。つまり、スピーカ17から放音部27を経由して前扉4の右前側に放出される低音と、スピーカ17の裏側から前面パネル31と後面パネル32との間における閉鎖空間をエンクロージャとして利用してバスレフ開口部18および放音部28を経由して前扉4の左前側に放出される低音とによって、音による遊技の演出が遊技機枠1の前側で遊技を行う遊技者に提供されるという利点がある。ヒンジ15は、パネル構造体14の図4に示すヒンジピン53が図1の前扉4の裏面に設けられた図外のヒンジ孔に上方から嵌め込まれることで、構成される。
ピアノ線のような不正操作部材が遊技機枠1の前側から放音部28に挿入されても、不正操作部材がスピーカ17のコーン44やパネル構造体14の裏側に侵入することがないので、放音部28に有孔覆体を設けなくてもよい。遊技機枠1は、遊技盤に代わるドラムタイプまたはリールタイプの回胴式図柄表示器を可動枠3に取り付けた、球式のスロットマシンの遊技機枠1としても使用できる。遊技機枠1としては、前側にだけ開口した箱形の筐体の前側に前扉を開閉可能に設けた、メダルを遊技媒体として使用する回胴式図柄表示器の遊技機枠であっても同様に適用できる。回胴式図柄表示器の遊技機枠の場合、前側にだけ開口した箱形の筐体が図1の固定枠2に相当し、前扉が図1の前扉4に相当し、図1の可動枠3がない構造である。前面パネル31を無色のソーダガラスで構成し、後面パネル32を強化ガラスで構成してもよい。前面パネル31または後面パネル32を、強化ガラスに代えて、2枚のガラスを接着剤で結合した2重ガラスで構成してもよい。
遊技音響装置を備えた遊技機枠の斜視図(最良の形態)。 パネル構造体の前側からの分解斜視図(最良の形態)。 後面パネルを分解したパネル構造体の裏側からの斜視図(最良の形態)。 パネル構造体の前側からの斜視図(最良の形態)。 図4のA−A線断面図(最良の形態)。 a図は図4のB−B線断面図、b図は図4のC−C線断面図(最良の形態)。
符号の説明
1 遊技機枠
4 前扉
12 窓
14 パネル構造体
17 スピーカ
18 バスレフ開口部
19 バスレフダクト部
31 前面パネル
32 後面パネル
33 フレーム
38 スピーカ取付部
41 放音孔
42 放音周壁
43 ねじ結合孔
44 コーン
45 フランジ
46 音響変換部
47 ねじ挿入孔

Claims (5)

  1. 遊技機枠の前扉は前後方向に貫通する窓と窓を裏側から塞ぐパネル構造体とを備え、パネル構造体は窓側の前面パネルと後側の後面パネルとを前後方向に離れて相対峙するようにフレームで支持して前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間を備え、パネル構造体にはスピーカ取付部とバスレフ開口部およびバスレフダクト部が設けられ、スピーカ取付部は前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間に繋がる放音孔と放音孔を囲む放音周壁とを備え、バスレフ開口部はパネル構造体の前面にスピーカ取付部と異なる位置で開口し、スピーカのコーンおよびコーンの裏側の音響変化部がパネル構造体から放音孔に挿入され、スピーカがスピーカ取付部に取り付けられ、バスレフダクト部は前面パネルと後面パネルおよびフレームで囲まれた閉鎖空間とバスレフ開口部とを相互に繋げた構造であることを特徴とする遊技音響装置。
  2. スピーカがコーンから外側に突出したフランジとフランジも設けられたねじ挿入孔とを備え、放音周壁にはねじ結合孔が設けられ、止ねじがスピーカの前側からねじ挿入孔を経由してねじ結合孔に締結されることによって、スピーカがスピーカ取付部に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技音響装置。
  3. スピーカ取付部とバスレフ開口部およびバスレフダクト部がフレームに設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技音響装置。
  4. スピーカの音響変換部がパネル構造体における放音孔の裏側と対向する壁体に背面支持体で支持されたことを特徴とする請求項1記載の遊技音響装置。
  5. スピーカ取付部が前扉の窓の右下部に対応して設けられ、バスレフ開口部が前扉の窓の左下部に対応して設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技音響装置。
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