JP4963202B2 - 遊技音響装置 - Google Patents

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本発明は、音のチューニングが容易かつ適切に行える遊技音響装置に関する。
遊技音響装置には、次のような構造のものが知られている。その1つは、遊技機枠の裏側にスピーカとエンクロージャとが一体になったスピーカ構造体を設け、エンクロージャの音をパイプで遊技機枠の前側に誘導して放出するようにした構造であるが、この場合、スピーカ構造体のほかにパイプが必要で、構造が複雑になるという欠点がある。もう1つは、前扉のガラスを振動板として利用した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。さらにもう1つは、圧電式のスピーカを前扉のガラスに接触した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。最後の1つは、圧電式のスピーカを前扉に貼り付けた構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。
特開2004−229183号公報 特開平7−8601号公報 特開平10−216325号公報 特開2003−135804号公報
発明が解決しようとする問題点は、音による遊技の演出が遊技機枠の前側に適切に提供できないという点である。
本発明に係る遊技音響装置は、遊技機枠の前扉は前扉外装体および前扉内装体と前後方向に貫通する窓と窓を裏側から塞ぐパネル構造体とを備え、前扉外装体は前後方向に貫通する外側窓と前後方向に貫通するダクト逃避孔とを備え、前扉内装体は前後方向に貫通する内側窓とバスレフダクトと前後方向に貫通するバスレフ入口とを備え、バスレフダクトが前扉内装体と別体として形成されて前扉内装体の前面に取り付けられ、バスレフダクトの前部にはバスレフ出口が設けられ、前扉外装体と前扉内装体とが互いに組み立てられた場合、外側窓と内側窓とが互いに前後方向で同軸状に連なって前扉の窓を構成し、バスレフダクトのバスレフ出口の設けられた前部がダクト逃避孔を経由して前扉外装体よりも前側に突出し、パネル構造体は窓側の前面パネルと後側の後面パネルとを前後方向に離れて相対峙するようにフレームで支持して前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間を備え、フレームの後部には閉鎖空間に連なるスピーカ設置部が設けられ、フレームの前部には閉鎖空間に連なる音出口が設けられ、スピーカ設置部には低音スピーカがコーンを前側に向けてフレームの後側から取り付けられ、スピーカ設置部と閉鎖空間とバスレフダクトが低音スピーカから前側に放出された音を前扉の前側に放出する音の伝達路を形成したことを特徴とする
本発明に係る遊技音響装置は、パネル構造体の前面パネルと後面パネルおよびフレームで囲まれた閉鎖空間がエンクロージャを構成し、バスレフダクトが前扉やパネル構造体と別物として形成されて前扉に設けられたので、バスレフダクトを交換することによって、音のチューニングが容易かつ適切に行えるようにエンクロージャの容積とバスレフダクトの容積とを別々に設定することができるとともに、前扉が前扉外装体と前扉内装体とを備え、前扉外装体は前後方向に貫通する外側窓と前後方向に貫通するダクト逃避孔とを備え、前扉内装体は前後方向に貫通する内側窓とバスレフダクトと前後方向に貫通するバスレフ入口とを備え、バスレフダクトの前部にはバスレフ出口が設けられ、バスレフダクトはバスレフ入口から入った音をバスレフ出口に出すように空気の振動による音の伝達路を形成し、前扉外装体と前扉内装体とが互いに組み立てられた場合、外側窓と内側窓とが互いに前後方向で同軸状に連なって前扉の窓を構成し、バスレフダクトのバスレフ出口の設けられた前部がダクト逃避孔を経由して前扉外装体よりも前側に突出するので、バスレフダクトが前扉に前扉の剛性を確保しつつ設けられるという利点がある。
図1乃至図7は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、前扉4およびパネル構造体27を分解して示す。図2は、前扉内装体48およびバスレフダクト53を示す。図3は、パチンコ遊技機の遊技機枠1および遊技盤36を分解して示す。図4は、パチンコ遊技機の正面を示す。図5は、パネル構造体27のスピーカ取付部分を分解して示す。図6は、遊技機枠1に設けられた遊技音響装置を図4に示すA−A線に沿い切断した断面を示す。図7は、バスレフダクト53の周りを図4に示すB−B線に沿い切断した断面を示す。本明細書において、「前」、「表」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図3の状態に遊技機枠1および遊技盤36を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。「前」および「表」は同じ方向である。「後」および「裏」は同じ方向である。
図1を参照し、前扉4の構造について説明する。前扉4は、前扉外装体47および前扉内装体48を備える。前扉外装体47は、前扉4の前面意匠を形成するように、前壁と前壁の周縁部から後側に突出する周壁とからなる後側に開口した箱形に構成されたものであって、外側窓49とダクト逃避孔50および証紙表示部51を備える。外側窓49は、前後方向に貫通孔として、前扉外装体47の前壁の中央部に設けられる。ダクト逃避孔50は、前後方向に貫通孔として、前扉外装体47の前壁の左下部に設けられる。証紙表示部51は、前扉4の前側から後側を透視できる部材で覆われた透視部分として、前扉外装体47の前壁の右下部に設けられる。
前扉内装体48は、前扉4の部品取付骨格を形成するように、後壁と後壁の周縁部から前側に突出する周壁とからなる前側に開口した箱形に構成されたものであって、内側窓52とバスレフダクト53とバスレフ入口54とバスレフ出口55および証紙窓56を備える。内側窓52は、前後方向に貫通孔として、前扉内装体48の後壁の中央部に設けられる。バスレフダクト53は、前扉内装体48の後壁から前側に突出し、前扉内装体48の後壁の左下部に設けられる。バスレフダクト53が前扉内装体48に設けられる構造については、図2で後述する。バスレフ入口54は、前後方向への貫通孔として、バスレフダクト53で覆われた前扉内装体48の後壁に設けられる。バスレフ出口55は、前後方向への貫通孔として、バスレフダクト53の前部に設けられる。バスレフ入口54が右側で、バスレフ出口55が左側というように、バスレフ入口54およびバスレフ出口55は互いに位置が左右にずれている。バスレフダクト53は、バスレフ入口54から入った音をバスレフ出口55に出すように、空気の振動による音の伝達路R(図6参照)を形成する。証紙窓56は、前後方向への貫通孔として、前扉内装体48の後壁の右下部に設けられる。
前扉外装体47の後側の開口と前扉内装体48の前側の開口とが互いに向かい合わされ、前扉内装体48の周壁が前扉外装体47の周壁で囲まれた空間に前扉外装体47の後側から挿入されることによって、外側窓49と内側窓52とが互いに前後方向で同軸状に連なる窓24(図3参照)を構成し、バスレフダクト53の前部がダクト逃避孔50を経由して前扉外装体47の前壁よりも前側に突出し、証紙窓56が証紙表示部51と対向する。そして、図外の止ねじが前扉内装体48の後側から前扉内装体48の図外の取付孔を経由して前扉外装体47に締結されることによって、前扉外装体47および前扉内装体48が互いに結合されて前扉4を構成する。図1では図示を省いたが、前扉外装体47には、前扉4を可動枠3(図3参照)に開閉可能に取り付けるためのヒンジ、パネル構造体27を前扉4に開閉可能に取り付けるためのヒンジが設けられる。
パネル構造体27は、低音スピーカ30、フレーム61、透視開口部62、前面パネル63、後面パネル64、音出口65、ヒンジ66、掛止受止部67を備える。低音スピーカ30は、フレーム61の後面の左上部に設けられる。低音スピーカ30がフレーム61に取り付けられる構造は、図5で後述する。フレーム61は、合成樹脂、アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属により、透視開口部62を囲む形状に構成される。前面パネル63は、窓24(図3参照)の裏側に配置されかつ窓24を塞ぐ大きさのガラス板により構成される。後面パネル64は、前面パネル63の後側に配置されかつ窓24を塞ぐ大きさのガラス板により構成される。前面パネル63が透視開口部62を塞ぐようにフレーム61の前部に固定され、後面パネル64が透視開口部62を塞ぐようにフレーム61の後部に固定されることによって、前面パネル63と後面パネル64およびフレーム61で囲まれた閉鎖空間D(図6参照)が形成される。音出口65は、閉鎖空間Dに繋がってフレーム61の前部に開口する孔として、フレーム61の左下部に設けられる。低音スピーカ30の前側に放出された音は、閉鎖空間Dから音出口65を経由してパネル構造体27の前側に放出される。
ヒンジ66は、フレーム61の左側部に上下に分かれて設けられる。掛止受止部67は、フレーム61の右側部に上下に分かれて設けられる。ヒンジ66が、前扉4の前扉内装体48に設けられた図外のヒンジに上方から嵌め込まれることによって、パネル構造体27が前扉4の裏面に取り付けられる。ヒンジ66と図外のヒンジとが図3のヒンジ29を構成する。そして、図3に示すように、パネル構造体27がヒンジ29を中心として前扉4の裏側に閉じられ、掛止部材28が遊技店の店員によって操作されて掛止受止部67の裏面に掛け止められ、パネル構造体27が前扉4の裏面に開閉不能に支持されると、パネル構造体27が窓24を裏側から塞ぎ、前面パネル63が窓24と透視開口部62との間に配置され、窓24と透視開口部62とが互いに対向し、低音スピーカ30の前側が前扉4で覆い隠される。パネル構造体27が前扉4の裏面に開閉不能に支持された場合、音出口65がバスレフ入口54に繋がる。よって、音スピーカ30の前側に放出された音は、閉鎖空間Dから音出口65とバスレフ入口54とバスレフダクト53の内部における音の伝達路Rおよびバスレフ出口55を経由して前扉4の左下部から前側に放出される。
パネル構造体27のフレーム61と前面パネル63および後面パネル64で囲まれた閉鎖空間Dがエンクロージャを構成し、バスレフダクト53がパネル構造体27と別物として前扉4に設けられたので、音のチューニングが容易かつ適切に行えるようにエンクロージャの容積とバスレフダクトにおける音の伝達路Rの容積とを別々に設定することができるという利点がある。
前扉4が前扉外装体47と前扉内装体48とを備え、前扉外装体47が外側窓49とダクト逃避孔50とを備え、前扉内装体48が内側窓52とバスレフダクト53とバスレフ入口54とを備え、バスレフダクト53の前部にはバスレフ出口55が設けられ、バスレフダクト53はバスレフ入口54から入った音をバスレフ出口55に出すように空気の振動による音の伝達路Rを形成し、前扉外装体47と前扉内装体48とが互いに組み立てられた場合、外側窓49と内側窓52とが互いに前後方向で同軸状に連なって前扉4の窓24を構成し、バスレフダクト53のバスレフ出口55の設けられた前部がダクト逃避孔50を経由して前扉外装体47よりも前側に突出しているので、バスレフダクト53が前扉4に前扉4の剛性を確保しつつ設けられるという利点がある。前扉外装体47と前扉内装体48とが互いに組み立てられた場合、図2のb図に示す止ねじ60が前扉外装体47で覆い隠されるという利点がある。
図2を参照し、バスレフダクト53が前扉内装体48に設けられる構造について説明する。図2のa図において、前扉内装体48およびバスレフダクト53は、互いに別々に形成される。前扉内装体48には、リブ57が、前扉内装体48の前面から前側に突出し、バスレフダクト53の前側の開口と対応する開口を囲む環状として設けられる。前扉内装体48におけるリブ57で囲まれた部分には、バスレフ入口54が設けられる。前扉内装体48におけるリブ57の周囲には、ダクト取付部58が、前扉内装体48の前面から前側に突出する筒状として設けられる。バスレフダクト53は、リブ57で囲まれる開口と対向する前側の開口を有する箱形である。バスレフダクト53には、取付足59がバスレフダクト53から外側に突出するように設けられる。
そして、バスレフダクト53の前側の開口が前扉内装体48の前面の側に向けられ、バスレフダクト53の前側の開口を囲む周縁部がリブ57の前面に重ね合わされ、取付足59がダクト取付部58に重ね合わされた状態において、止ねじ60が取付足59に形成された貫通孔を経由してダクト取付部58に締結される。これによって、図2のb図に示すように、バスレフダクト53が前扉内装体48の前面から前側に突出するように前扉内装体48の前面に取り付けられる。バスレフダクト53が前扉内装体48と別物として形成されて前扉内装体48に取り付けられているので、バスレフダクト53を交換することによって、音のチューニングが容易かつ適切に行えるという利点がある。
図3を参照し、パチンコ遊技機の構造について説明する。遊技機枠1は、固定枠2の前側に可動枠3を開閉可能に備え、可動枠3の前側に前扉4および皿構造体5を開閉可能に備える。固定枠2は、遊技機設置設備に固定される外枠とも呼ばれる。遊技機設置設備は、パチンコ遊技機を設置する遊技店の島と呼ばれる設備である。可動枠3は、遊技盤36や図外の制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれる。可動枠3は、左側に位置するヒンジ6を中心とし、固定枠2の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能であって、盤収容部7、中央開口部8、盤後側押出部9、盤前側受止部10、盤掛止操作体11、盤棚12、球発射機構13、球発射レール14、戻り球取入口15、前横樋16、機外排出樋17、施錠装置18、掛止機構19;20;21および掛止解除操作体22が設けられる。盤収容部7は、遊技盤36を可動枠3の前側から格納させるように、前側に開口した方形な箱形である。中央開口部8は、盤収容部7の背壁に、前後方向への貫通孔として形成される。
盤後側押出部9は、遊技盤36を前側に押す板ばねのような弾性体である。盤前側受止部10は、盤後側押出部9で前側に押された遊技盤36を受け止める突起である。盤後側押出部9が後側で盤前側受止部10が前側となるように、盤後側押出部9および盤前側受止部10が盤収容部7の左側部に設けられる。盤掛止操作体11は、盤収容部7の背壁から前側に突出し、盤収容部7の背壁と平行な方向に回転可能に、盤収容部7の右側部に設けられる。盤棚12は、遊技盤36を搭載する左右方向に平坦な面として、盤収容部7の下縁部により形成される。球発射機構13、球発射レール14、戻り球取入口15、前横樋16は、盤棚12から下側に延設された前壁の前面に設けられる。機外排出樋17は、盤棚12から下側に延設された前壁の裏面に設けられる。施錠装置18、掛止機構19;20;21、掛止解除操作体22は、可動枠3の右側部に設けられる。
前扉4および皿構造体5は、個別に、左側に位置するヒンジ23を中心とし、可動枠3の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。前扉4は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓24を囲む額縁形状である。前扉4の裏面には、パネル構造体27および掛止部材28が設けられる。パネル構造体27は、左側に位置するヒンジ29を中心とし、前扉4の裏側で裏側に開かれかつ前側に閉じられるように、片開き可能である。パネル構造体27が閉じられて前扉4に掛止部材28で開閉不能に支持されると、パネル構造体27が窓24を裏側から塞ぐ。パネル構造体27には、低音スピーカ30が設けられる。
皿構造体5の前面には、受皿部31および発射操作機構32が設けられる。皿構造体5の裏面には、球取入口33および球供給口34が設けられる。皿構造体5が閉じられた場合、球発射機構13と球発射レール14と戻り球取入口15および前横樋16が、皿構造体5で覆い隠される。可動枠3が閉じられて固定枠2に掛止機構19で開閉不能に支持され、前扉4および皿構造体5が閉じられて可動枠3に掛止機構20;21で開閉不能に支持された状態において、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠1の前側から施錠装置18の鍵穴に挿入し、当該キープレートを例えば右側に90度回転操作すると、固定枠2と可動枠3との掛止機構19による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、遊技店の店員が可動枠3を前側に引くことによって、可動枠3はヒンジ6を中心として前側に片開きされる。また、上記施錠装置18の鍵穴に挿入されたキープレートが例えば左側に90度回転操作されると、可動枠3と前扉4との掛止機構20による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、遊技店の店員が前扉4を前側に引くことによって、前扉4はヒンジ23を中心として前側に片開きされる。
遊技盤36の遊技領域は、遊技盤36の前面の内ガイドレール37および外ガイドレール38で囲まれた内側の部分であって、遊技機枠1の前側から窓24およびパネル構造体27を経由して視認される。遊技領域には、入賞部品39、センター飾り40、アウト口41、発射通路42、図外の遊技釘その他遊技部品が設けられる。発射通路42は、内ガイドレール37の左側部と外ガイドレール38の左側部との間の隙間によって形成される。入賞部品39は、一般入賞部品、始動入賞部品、可変入賞部品などである。その他遊技部品とは、風車、サイドランプ、フィギャー、キャラクター、保留数表示器などである。遊技盤36の右側部には、取付部43が上下に分かれて設けられる。取付部43には、取付孔44が前後方向への貫通孔として設けられる。下部の取付部43は、遊技盤36の前面に設けられた証紙台45が閉じられると、証紙台45で覆い隠される。遊技盤36の左上隅部が除去されてスピーカ逃避部46を構成する。
そして、前扉4が少なくとも前側に開かれた状態において、遊技盤36の左側部が可動枠3の前側から盤後側押出部9と盤前側受止部10との間に挿入され、遊技盤36の右側部が遊技店の店員によって前側から後側に押され、盤掛止操作体11が遊技盤36の裏側から取付孔44に挿入され、遊技店の店員が遊技盤36の前側に突出した盤掛止操作体11を例えば90度回転操作することによって、盤掛止操作体11が遊技盤36の前面に掛け止められ、遊技盤36の遊技領域が前側に向けられ、遊技盤36が可動枠3の内部における盤収容部7に装着される。そして、前扉4が閉じられた場合、低音スピーカ30の後部が遊技盤36の前側からスピーカ逃避部46を経由して遊技盤36の裏側に突出する。閉じられた前扉4が可動枠3に掛止機構20で開閉不能に支持されることによって、遊技盤36の遊技領域が遊技機枠1の窓24およびパネル構造体27を通して見える形態となる。その後、遊技店の店員がキープレートを施錠装置18の鍵穴から前側に抜き取る。
図4を参照し、前扉4および皿構造体5が閉じられた遊技機枠1の正面の構造について説明する。前扉4の前面には、バスレフダクト53が窓24よりも下部で左に設けられ、証紙表示部51が窓24よりも下部で右に設けられる。そして、図外の制御装置が電力供給を受けて起動し、パチンコ球と呼ばれる球が受皿部31に入れられ、遊技者が発射操作機構32を操作し、発射操作機構32から操作量に相当する電気的な出力が制御装置に入力され、制御装置が球発射機構13を駆動すると、球発射機構13が受皿部31から球供給口34(図3参照)を経由して球発射レール14(図3参照)に供給された球を1個ずつ発射操作機構32による操作量に応じた機械的な出力で遊技盤36の遊技領域に向けて発射する。遊技領域に発射された球が入賞部品39(図3参照)に入賞し、図外の球検出器が入賞部品39に入賞した球を検出した入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が入賞信号に基づき低音スピーカ30を駆動すると、低音が前扉4の下部におけるバスレフダクト53から前側に放出される。
図5を参照し、フレーム61の低音スピーカ30を取り付ける部分の構造について説明する。スピーカ設置部68の内部には、スピーカ取付部69が設けられる。スピーカ設置部68の外部には、後カバー取付部70が設けられる。低音スピーカ30は、円錐形なコーン71の後部に音響変換部72を備え、コーン71の前縁部から外側にフランジ73を突出し、フランジ73に複数のねじ挿入孔74を備え、音響変換部72が音響変換部72から外側に突出した被覆電線からなる引出線75より入力された信号を機械的な振動に変換してコーン71に伝達し、コーン71が伝達された振動を低音波として拡大して放出する。引出線75にはコネクタ76が設けられる。そして、コーン71が前側に向けられるように、低音スピーカ30がフレーム61の後側からスピーカ設置部68に配置された場合、コーン71および音響変換部72がスピーカ設置部68に接触せず、フランジ73の前面がスピーカ取付部69の裏面に接触する。そして、タッピングスクリューのような止ねじ77が低音スピーカ30の後側からねじ挿入孔74を経由してスピーカ取付部69に締結される。これによって、低音スピーカ30が、スピーカ設置部68から裏側に突出するように、スピーカ設置部68に取り付けられる。
低音スピーカ30には、スピーカ後カバー78が被せられる。スピーカ後カバー78は、前側に開口した箱形である。スピーカ後カバー78の前側開口の周縁部には、取付部としてのねじ挿入孔79が設けられる。スピーカ後カバー78の後壁には、多数の貫通孔からなる放音孔部80が設けられる。スピーカ後カバー78が低音スピーカ30に被せられる場合、コネクタ76がスピーカ後カバー78の前側から放音孔部80を構成する1つの貫通孔に挿入されてスピーカ後カバー78の後側に引き出されることによって、引出線75がスピーカ後カバー78の後壁に貫通させられる。そして、スピーカ後カバー78が低音スピーカ30の後側から低音スピーカ30に被せられ、スピーカ後カバー78の前側開口の周縁部がスピーカ設置部68の裏面に接触され、タッピングスクリューのような止ねじ81がスピーカ後カバー78の後側からねじ挿入孔79を経由して後カバー取付部70に締結される。これによって、スピーカ後カバー78がスピーカ設置部68に取り付けられる。
図6および図7を参照し、低音スピーカ30の音の伝わり方について説明する。図6において、低音スピーカ30のコーン71から前側に放出された音は、空気の振動による音の矢印X1で示す伝達路により、スピーカ設置部68の前側から、閉鎖空間D、音出口65、バスレフ入口54、バスレフダクト53、バスレフ出口55(図7参照)を順に経由し、前扉4の左下部から前側に放出される。低音スピーカ30のコーン71から後側に放出された音は、空気の振動による音の矢印X2で示す伝達路により、スピーカ設置部68の後側から、スピーカ後カバー78、放音孔部80、スピーカ逃避部46を順に経由し、遊技盤36の裏側に放出される。つまり、低音が低音スピーカ30から閉鎖空間Dをエンクロージャとして利用し、バスレフ入口54とバスレフダクト53およびバスレフ出口55を経由して前扉4の左下部から前側に放出される。前扉4から前側に放出される低音による遊技の演出が遊技機枠1の前側で遊技を行う遊技者に適切に提供されるという利点がある。低音スピーカ30の後側に放出される低音は、遊技機枠1の上部後側に放出されるので、前扉4の下部前側に放出される低音と打ち消しあうように干渉する不都合はないという利点がある。パネル構造体27および遊技盤36との間の隙間82は、遊技盤36の遊技領域に発射された球Pが流下する空間である。
図7において、バスレフ入口54およびバスレフ出口55が互いに位置を左右にずらして設けられているので、バスレフダクト53の伝達路Rを適切な左右方向の長さに形成することができるという利点がある。
低音スピーカ30の設置される場所は、パネル構造体27の左上部に限定されるものではなく、パネル構造体27の中央上部または右上部でもよい。バスレフダクト53は、交換不能となるものの、止ねじ60のような固着具を使用することなく、接着剤で前扉内装体48に取り付けてもよい。
パネル構造体の後側の分解斜視図(最良の形態)。 a図は前扉内装体およびバスレフダクトの分解斜視図、b図は前扉内装体およびバスレフダクトの組立斜視図(最良の形態)。 パチンコ遊技機の分解斜視図(最良の形態)。 パチンコ遊技機の正面図(最良の形態)。 スピーカ取付部分の後側の分解斜視図(最良の形態)。 図4のA−A縦断面図(最良の形態)。 図4のB−B縦断面図(最良の形態)。
符号の説明
1 遊技機枠
4 前扉
24 窓
27 パネル構造体
30 低音スピーカ
36 遊技盤
47 前扉外装体
48 前扉内装体
49 外側窓
50 ダクト逃避孔
52 内側窓
53 バスレフダクト
54 バスレフ入口
55 バスレフ出口
61 フレーム
63 前面パネル
64 後面パネル
65 音出口
68 スピーカ設置部
D 閉鎖空間

Claims (1)

  1. 遊技機枠の前扉は前扉外装体および前扉内装体と前後方向に貫通する窓と窓を裏側から塞ぐパネル構造体とを備え、
    前扉外装体は前後方向に貫通する外側窓と前後方向に貫通するダクト逃避孔とを備え、前扉内装体は前後方向に貫通する内側窓とバスレフダクトと前後方向に貫通するバスレフ入口とを備え、バスレフダクトが前扉内装体と別体として形成されて前扉内装体の前面に取り付けられ、バスレフダクトの前部にはバスレフ出口が設けられ、前扉外装体と前扉内装体とが互いに組み立てられた場合、外側窓と内側窓とが互いに前後方向で同軸状に連なって前扉の窓を構成し、バスレフダクトのバスレフ出口の設けられた前部がダクト逃避孔を経由して前扉外装体よりも前側に突出し、
    パネル構造体は窓側の前面パネルと後側の後面パネルとを前後方向に離れて相対峙するようにフレームで支持して前面パネルと後面パネルとフレームとで囲まれた閉鎖空間を備え、フレームの後部には閉鎖空間に連なるスピーカ設置部が設けられ、フレームの前部には閉鎖空間に連なる音出口が設けられ、スピーカ設置部には低音スピーカがコーンを前側に向けてフレームの後側から取り付けられ、スピーカ設置部と閉鎖空間とバスレフダクトが低音スピーカから前側に放出された音を前扉の前側に放出する音の伝達路を形成したことを特徴とする遊技音響装置
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