JP2006192017A - 弾球遊技機の音響装置 - Google Patents

弾球遊技機の音響装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006192017A
JP2006192017A JP2005005306A JP2005005306A JP2006192017A JP 2006192017 A JP2006192017 A JP 2006192017A JP 2005005306 A JP2005005306 A JP 2005005306A JP 2005005306 A JP2005005306 A JP 2005005306A JP 2006192017 A JP2006192017 A JP 2006192017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
speaker
front frame
frame
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005005306A
Other languages
English (en)
Inventor
Asao Tanaka
浅夫 田中
Norio Mori
教郎 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2005005306A priority Critical patent/JP2006192017A/ja
Publication of JP2006192017A publication Critical patent/JP2006192017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 臨場感にあふれた効果音を再生できるよう構成された弾球遊技機の音響装置を提供する。
【解決手段】 パチンコ機PMが、前枠2の前面に前枠2に対して開閉可能に取り付けられたガラス扉5と、前枠2の上部左右に固設され遊技の展開状況に応じて効果音を発生させるスピーカ61とを有し、ガラス扉5が前枠2に閉鎖された状態でスピーカ61の前方とガラス扉5の前面に形成された出口開口5aとを連通させ、スピーカ61前部からの音声を前方に放音するダクト64がガラス扉5の背面から前枠2の側に突出するように設けられ、さらに、ガラス扉5が前枠2に閉鎖された状態でダクト64の後端部と前枠2との間に生じる隙間を塞ぐゴム65が設けられている。また、左右一対のダクト64,64が、互いに左右対称の形状に形成され、パチンコ機PMを左右に分ける中心線Lに対して略左右対称位置に配設されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、入賞装置を備えた遊技盤を着脱可能な前枠と、前記前枠の上部左右に固設され遊技の展開状況に応じて効果音を発生させるスピーカとを有した弾球遊技機の音響装置に関する。
上記のような弾球遊技機として、例えばパチンコ機や雀球遊技機、アレンジボール機などが広く知られている。この種の遊技機の代表例とされるパチンコ機では、ベニヤとも称される化粧板の前面に、多数本の遊技釘とともに風車、固定入賞具、図柄表示装置、種々の可動入賞装置や可動装飾装置などの遊技部品が取り付けられた遊技盤が用いられ、この遊技盤が開閉搭載枠たる前枠に取り付けられ、その後方に裏セット盤と称される球処理機構盤および制御装置が取り付けられて一体のパチンコ機が形成される。パチンコ機では、機体のベースとなる前枠や裏セット盤が一定期間一定の仕様で設定される一方、製造工場における生産機種の変更や、遊技施設におけるいわゆる盤面換え等を容易に行い得るように、前枠に遊技盤を着脱可能に収容する収容枠が形成され、この収容枠に機種ごとに異なるゲージ設定で形成された遊技盤を収容して係止保持させることで、生産機種の変更や盤面換えを容易に行えるように構成されている。
また、パチンコ機は、遊技の展開状況や不具合の発生状況に応じて様々な音色の音楽や音声等の効果音を発生させるスピーカを備えている。パチンコ機に装備されたスピーカは、特許文献1,特許文献2に記載されているような上球皿やその背後に位置する遊技補助盤と称される盤体の所要位置に取り付けられたタイプのものや、収容枠の上部の左右に形成された左右一対のスピーカマウント部の各々に上部スピーカを取り付けて、収容枠に形成されたスピーカ収容部内にスピーカを収容保持するタイプがある。
特開平4−208181号公報 特開平6−23098号公報
ところで、パチンコ機などの遊技機にスピーカを装備するにあたっては、臨場感にあふれた効果音をスピーカにより再生してゲーム展開を盛り上げるために、例えば、収容枠に形成されたスピーカ収容部内に収容された上部スピーカに場合においては、当該スピーカ収容部自体の構造やスピーカ前部からの音声を遊技機の外部に放音させる放音部の構造を改善して、遊技機内における限られたスペースで充分な音響効果を奏するような音場空間を形成することが求められている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、臨場感にあふれた効果音を再生できるスピーカを取付可能な弾球遊技機の音響装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る音響装置は、固定保持用の外枠に外枠の開放空間を覆って装着され、入賞装置を備えた遊技盤を着脱可能な前枠と、前枠の前面に前枠に対して開閉可能に取り付けられた開閉扉(例えば、実施形態におけるガラス扉5)と、前枠の上部左右に固設され遊技の展開状況に応じて効果音を発生させるスピーカとを有した弾球遊技機の音響装置において、開閉扉が前枠に閉鎖された状態でスピーカの前方と開閉扉の前面に形成された音放出用開口(例えば実施形態における出口開口5a)とを連通させ、スピーカ前部からの音声を前方に放音する放音部(例えば実施形態におけるダクト64)が開閉扉の背面から前枠の側に突出するように設けられ、開閉扉が前枠に閉鎖された状態で放音部の後端部と前枠との間に生じる隙間を塞ぐシール部材(例えば実施形態におけるゴム45)が設けられている。
なお、上記構成の弾球遊技機の音響装置において、左右一対の放音部が、互いに左右対称の形状に形成され、弾球遊技機を左右に分ける中心線に対して略左右対称位置に配設されているのが好ましい。
本発明に関する弾球遊技機の音響装置によれば、開閉扉が前枠に閉鎖された状態でスピーカ前部からの音声を前方に放音する放音部の後端部と前枠との間に生じる隙間を塞ぐシール部材が設けられているため、スピーカ前部からの音声は閉鎖された開閉扉の内部に漏れないようになっている。このため、スピーカ前部からの音声をこの放音部を介して減衰させずに遊技機の前方に向けて放音させることが可能であり、音声が外部に放出される途中で篭るようなことはなく音質が悪化するのが防止され、充分な音響効果を発揮するような音響構造となっている。
また、左右一対の放音部が、互いに左右対称の形状に形成され、弾球遊技機を左右に分ける中心線に対して略左右対称位置に配設されているため、当該左右の放音部からは、左右の音がバランス良く放音され、遊技を行う遊技者にとって快い効果音を提供することが可能であり、臨場感にあふれた効果音を遊技者の聴覚に対して訴えることが可能となっている。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。本発明に係る音響装置を備えた弾球遊技機の一例として、図1〜図3の各図に遊技盤後方脱着形態のパチンコ機を例示しており、まずこれらの図面を参照してパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを斜め前方から見た斜視図、図2は前面のガラス扉および上球皿を横開き開放した状態の斜視図、図3はパチンコ機PMを斜め後方から見た斜視図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側では、前側面域に合わせた方形状のガラス扉5および上球皿6が横開き開閉および着脱可能に組付けられるとともに、上球皿6の下側に下球皿7、発射ハンドル8が組付けられ、前枠2の下部後面側に遊技球発射装置9の駆動機構部が装備されている。前枠2の上部には後に詳述する収容枠20が前枠2と一体に形成されており、この収容枠20に所定のゲージ設定で構成された遊技盤30が前枠後方から着脱可能に収容され、周囲に設けられた係止保持構造を利用して係止保持されて、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤正面の遊技領域PAを臨ませている。収容枠20の下側には遊技補助盤と称される補助機構部10が設けられ、その前面側に遊技球発射装置9の発射機構部や下部スピーカなどが設けられている。
遊技盤30は、例えば板厚19mm程度の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板31を基板とし、化粧板側31の前面に取り付けられた内レール部材37および前枠2に形成された内外のレール部21a,21bにより、遊技盤30の収容状態において略円形の遊技領域PAが形成される。遊技領域PAには、何れも詳細図示省略するが、多数本の遊技釘が化粧板31の前面に突設されるとともに、遊技球が落入可能な固定入賞装置、電動チューリップ型やアタッカー型の可動入賞装置、遊技の展開状況に応じた図柄を表示する図柄表示装置を備えた中央飾りなどが取り付けられ、遊技領域PAの下端部には化粧板31を前後に貫通するアウト口38が開口形成されている。
前枠2の裏面側には裏機構盤が設けられている。この裏機構盤は、化粧板31の上端面より上方の高さ範囲に設けられた逆L字状の上部裏機構盤41と、化粧板31の下端面よりも下側の高さ範囲に設けられた横長の下部裏機構盤42とからなり、それぞれ前枠2の背面右側に設けられたヒンジ機構を利用して各々独立して横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、常には、図3に示すようにそれぞれ化粧板31および遊技補助盤10の背後を覆うように閉止保持される。
上部裏機構盤41には球貯留タンク41aや球払出装置41bなどの主として賞球の払出機構および球抜き機構が設けられ、下部裏機構盤42の前面側には遊技盤30から排出されたセーフ球やアウト球等の遊技済み球を遊技施設の回収装置に導く遊技済み球排出通路42b(図4を参照)、後面側にパチンコ機PMの作動を制御する主制御装置43や遊技球の払い出し作動を制御する球払出制御装置44、各制御装置や電子部品に電力を供給する電源ユニット45などの各種制御装置が取り付けられ、これらがコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、上球皿6およびガラス扉5が閉止施錠された状態で遊技に供され、上球皿6の球受け皿に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を操作することで遊技が開始される。発射ハンドル8において発射操作が行われると、上球皿6に貯留された遊技球が1球ずつ遊技球発射装置9に送り出され、遊技球発射装置のハンマーにより遊技領域PAに打ち出されてパチンコゲームが展開される。
ここで、前枠2の裏側に前枠2と一体に形成され、所定のゲージ設定で構成された遊技盤30が前枠2の後方から着脱可能に収容される収容枠20について図4および図5を参照して説明する。図4は前枠2を外枠1の前方に開放し上下の裏機構盤41,42を前枠2の後方に開放した状態の斜視図、図5は遊技盤を取り外した状態で収容枠を主として示す前枠後方からの斜視図である。
収容枠20は、化粧板31の前面を支持する前方支持面22が形成された前方支持部21、化粧板31の周囲を囲むように前方支持部21から後方に突出して設けられた枠部23、および前方支持部21から後方に突出して設けられ化粧板31を前後に貫通して形成された突起受容孔35と係合して遊技盤を位置決めする位置決め突起25などを有し、前枠2に一体に形成されている。
前方支持部21の中央には、前後連通して略円形に開口する窓口開口21wが形成されている。窓口開口21wは、前方支持部21から一定高さで後方に突出する円筒状に形成されており、この円筒内面に、遊技球発射装置9から発射された遊技球を受けて遊技領域PAに導く外レール部21a、および外レール部の終端に設けられた返しゴム(不図示)から下方に延びる内レール部21bが形成されている。窓口開口21wの後端部は平坦に成型されて略円環状の前方支持面22が形成され、収容枠20に収容保持された化粧板31の前面を当接支持して遊技盤30を前後方向に位置決めする基準面になっている。
窓口開口21wの外側に位置して、前方支持部21から後方に突出して外殻方形の枠部23が形成されている。枠部23は、上方枠壁23U、下方枠壁23D、左方枠壁23L、右方枠壁23Rからなり、上下の枠壁23U,23Dおよび左右の枠壁23L,23Rの各内面間隔が、化粧板31の上下左右の外形寸法よりも幾分大きめに設定されている。各枠壁の前後方向の突出高さは、前方支持面22から枠壁後端までの高さが化粧板31の板厚と略同一になるように形成されており、遊技盤30を収容枠20に収容させたときに化粧板31が枠部23内に収容され、上下左右の枠壁が化粧板31の周囲を覆って配設されるようになっている。上下の枠壁23U,23Dの下面には所定間隔をおいて補強用のリブ23bが形成されている。
以上のように構成される収容枠20上部の左右には、遊技の展開状況や不具合の発生状況に応じて様々な音色の音楽や音声等の効果音を発生させるスピーカを有した音響装置(以下、パチンコ機PMの正面視左側の音響装置を音響装置60、正面視右側の音響装置を音響装置60´とする)が設けられている。以下、図6および図7を加えて参照しながら音響装置60,60´について説明する。ここで、図6は収容枠に対するスピーカの取付状況を説明するための部分背面図で、図7は収容枠に対するスピーカの取付状況を説明するための部分側断面図である。なお、図7においては、パチンコ機PMの上部左右に一対配設される音響装置のうち、左側の音響装置60を例にその構造を説明する。
収容枠20上部の左右2箇所には、スピーカ収容部24が枠部23の上方枠壁23Uと一体に前方支持部21の後方に突出し、このスピーカ収容部24と前方支持部21とにより囲まれた領域はスピーカ61を収容可能なスピーカ収容室63となっている。化粧板31は、その外形形状がスピーカ収容部24を含む枠部23の形状に合わせて、その上部左右の隅部が切り欠かれた形状となっている。左右のスピーカ収容部24は、互いに左右対称の形状に形成され、パチンコ機を左右に分ける中心線Lに対して略左右対称位置に位置して配設されている(図6参照)。
音響装置60は、上記のようにスピーカ収容室63を形成するスピーカ収容部24やスピーカ61のほか、スピーカ61をマウントするスピーカベース62、ガラス扉5と一体形成され、ガラス扉5が前枠2に閉鎖された状態でスピーカ61の前方に前方音室66を形成するダクト64などから構成される。
スピーカ61は、前枠2の一部をなすスピーカベース62にスピーカベース62の背面側から取り付けられるようになっている。スピーカベース62には、スピーカ61をスピーカ収容室63内に収容した状態でスピーカベース62に取り付けるためのスピーカ取付孔28が形成されている。このスピーカ取付孔28は、スピーカ61前部の大きさに合わせてスピーカベース62の前後に略円形に開口しており、スピーカ61の前部をこのスピーカ取付孔28に通した状態でスピーカベース62の前面側におけるスピーカ取付孔28の周縁において、スピーカ61を取付支持できるようになっている。
スピーカ61は、いわゆるコーン型のスピーカユニットであり、ユニットの骨組みをなすスピーカフレーム61a、振動板たるコーン、コーンを駆動するための電力が供給されるヴォイスコイル、さらにはマグネット等から構成される。スピーカフレーム61aの前部にはコーンエッジの外周を取り巻くように平坦なフランジ部61bが形成され、このフランジ部にスピーカ61を固定するための固定孔が数箇所形成されている。上記のようにスピーカ61は、スピーカ取付孔28の周縁にフランジ部61bを支持させ、背後から固定ネジ29を螺合締結させることでスピーカベース62に取り付けられ、スピーカ取付孔28を通してコーン前面を前枠2の正面側に臨ませる。スピーカベース62に取り付けられたスピーカ61の後部は、スピーカ収容室63内に収められた状態になっている。
ガラス扉5の前面上部の左右2箇所に略円形の出口開口5aが形成されており、ガラス扉5の裏面には、略円筒状に後方に突出する左右一対のダクト64,64が形成されている。このダクト64は互いに左右対称の形状に形成され、パチンコ機を左右に分ける中心線Lに対して略左右対称位置に配設されている(図2参照)。そして、ガラス扉5が前枠2に閉鎖された状態ではスピーカ61の前方と上記出口開口5aとが前枠2の側に突出するダクト64を介して連通し、スピーカ61前部からの音声は、このダクト64を介しパチンコ機PMの前方に放音されるようになっている。
このダクト64は、その内径の大きさがスピーカフレーム61a前部のフランジ部61bの径の大きさよりもやや大きく、ガラス扉5を前枠2に閉鎖した状態では、ダクト64の後端部がフランジ部61bを取り巻くような位置に位置するように、スピーカ61の取付位置に合わせて形成されている。このため、ガラス扉5を閉鎖するとスピーカ61の前方にはダクト64の内周側壁面に囲まれた前方音室66が形成され、スピーカ61の前部から前方に放出される正位相の音声は、この前方音室66内を伝播して前方に導かれ、出口開口5aを覆うようにガラス扉5に設けられたルーバ状の音響グリル67からパチンコ機PM前方に発せられる。
また、ダクト64の後端部の端面には、その全周に亘って断面矩形状であって正面視リング状のゴム65が密着して取り付けられている。そして、このリング状のゴム65は、ガラス扉5を前枠2に閉鎖する際に発生する衝撃を吸収する緩衝材としての役割を有するとともに、ガラス扉5を前枠2に閉鎖した状態においては、ダクト64の後端部の端面とスピーカベース62の前面とに挟まれるように密着して、ダクト64の後端部の端面とスピーカベース62の前面との隙間を閉塞する役割を有する。このため、スピーカ61の前部から発せられ前方音室66を伝播する音声が当該隙間から漏れるのが防止され、スピーカ61の前部から発せられた音声は、出口開口5aからパチンコ機PMの外部に放音される。
なお、上記リング状のゴム65はダクト64の後端部の端面ではなく、スピーカベース62の前面においてフランジ部61bの周囲を取り巻くように取り付けたものであってもよい。このように構成した場合であっても、ガラス扉5を閉鎖した状態においては、ゴム65がダクト64の後端部の端面に当接して密着されることで、前方音室66を通過する音声が外部に漏れることなく出口開口5aからパチンコ機PMの外部に放音されるようにすることが可能となっている。
一方、スピーカ61の後部から後方に放出される逆位相の音声は、スピーカ収容部24によって仕切られたスピーカ収容室63内を介して前枠2の背面側に放音される。スピーカ収容部24は、スピーカ61の後部全周を囲むように形成されているため、スピーカ61の後部から放出された逆位相の音は、スピーカ収容部24が障壁となり前枠2の前面側に回り込むことなく、パチンコ機PMの後方に向けて放音されることになる。このため、前方音室66を伝播する正位相の音と上記逆位相の音とが干渉することはなく、逆位相の音によって正位相の音が減衰されることがないため、パチンコ機PM前方に放出された正位相の音が歪むことなくクリアな音質で再生されるようになっている。
以上、パチンコ機PMの上部に配設された正面視左側の音響装置60の構造について説明したが、上述したように、本発明に係る音響装置はパチンコ機PM上部に左右一対配設されており、その構造は左右対称となっている。すなわち、音響装置60のスピーカ収容室63の左右および前後の長さと、音響装置60´のスピーカ収容室63の左右および前後の長さとが略同一になるように、各々のスピーカ収容部24が形成されている。また、音響装置60におけるダクト64の内径と、音響装置60´におけるダクト64の内径とが略同一になるようにガラス扉5が構成されている。
このため、音響装置60および音響装置60´におけるスピーカ収容室63の容積は略同一となり、音響装置60および音響装置60´から各々パチンコ機PMの後方に放出される逆位相の音は、左右でバランスが取れた均質なものになる。また、音響装置60および音響装置60´における前方音室66の容積も同様に略同一となり、音響装置60および音響装置60´から各々パチンコ機PMの前方に放出される正位相の音も、左右でバランスが取れた均質なものになり、臨場感にあふれた効果音を放音させることができるようになっている。このように、左右の音響装置60,60´の構造を左右対称とすることで、遊技機内における限られたスペースで充分な音響効果を奏するような音場空間を形成することが可能となっている。
ここで、本発明において達成される効果をまとめると下記のようになっている。すなわち、本発明に関する弾球遊技機の音響装置においては、開閉扉が前枠に閉鎖された状態でスピーカ前部からの音声を前方に放音する放音部の後端部と前枠との間に生じる隙間を塞ぐシール部材が設けられているため、スピーカ前部からの音声は閉鎖された開閉扉内部に漏れないようになっている。このため、スピーカ前部からの音声をこの放音部を介して減衰させずに遊技機の前方に向けて放音させることが可能であり、音声が外部に放出される途中で篭るようなことはなく音質が悪化するのが防止され、充分な音響効果を発揮するような音響構造となっている。
また、左右一対の放音部が、互いに左右対称の形状に形成され、弾球遊技機を左右に分ける中心線に対して略左右対称位置に配設されているため、当該左右の放音部からは、左右の音がバランス良く放音され、遊技を行う遊技者にとって快い効果音を提供することが可能であり、臨場感にあふれた効果音を遊技者の聴覚に訴えることが可能となっている。
本発明に係る音響装置を適用した弾球遊技機の一例として示す、パチンコ機を斜め前方から見た斜視図である。 前面のガラス扉および球皿ユニットを横開き開放した状態の上記パチンコ機の斜視図である。 上記パチンコ機を斜め後方から見た斜視図である。 前枠を外枠の前方に開放し上下の裏機構盤を前枠の後方に開放した状態の斜視図である。 遊技盤を取り外した状態で収容枠を主として示す前枠後方からの斜視図である。 収容枠に対するスピーカの取付状況を説明するための部分背面図である。 収容枠に対するスピーカの取付状況を説明するための部分側断面図である。
符号の説明
PA 遊技領域
PM パチンコ機(弾球遊技機)
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉(開閉扉)
5a 出口開口(音放出用開口)
20 収容枠
21 前方支持部(21a 外レール部、21b 内レール部)
22 前方支持面
23 枠部
24 スピーカ収容部
30 遊技盤
31 化粧板
60 音響装置
61 スピーカ
62 スピーカベース
63 スピーカ収容室
64 ダクト(放音部)
65 ゴム(シール部材)
66 前方音室

Claims (2)

  1. 固定保持用の外枠に前記外枠の開放空間を覆って装着され、入賞装置を備えた遊技盤を着脱可能な前枠と、前記前枠の前面に前記前枠に対して開閉可能に取り付けられた開閉扉と、前記前枠の上部左右に固設され遊技の展開状況に応じて効果音を発生させるスピーカとを有した弾球遊技機の音響装置において、
    前記開閉扉が前記前枠に閉鎖された状態で前記スピーカの前方と前記開閉扉の前面に形成された音放出用開口とを連通させ、前記スピーカ前部からの音声を前方に放音する放音部が前記開閉扉の背面から前記前枠の側に突出するように設けられ、
    前記開閉扉が前記前枠に閉鎖された状態で前記放音部の後端部と前記前枠との間に生じる隙間を塞ぐシール部材が設けられていることを特徴とする弾球遊技機の音響装置。
  2. 左右一対の前記放音部が、互いに左右対称の形状に形成され、前記弾球遊技機を左右に分ける中心線に対して略左右対称位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の音響装置。
JP2005005306A 2005-01-12 2005-01-12 弾球遊技機の音響装置 Pending JP2006192017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005306A JP2006192017A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 弾球遊技機の音響装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005306A JP2006192017A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 弾球遊技機の音響装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006192017A true JP2006192017A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36798540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005005306A Pending JP2006192017A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 弾球遊技機の音響装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006192017A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078009A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sammy Corp 遊技機
JP2012179155A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014042539A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2018012024A (ja) * 2017-10-26 2018-01-25 株式会社三共 遊技機
JP2018057976A (ja) * 2018-01-23 2018-04-12 株式会社三共 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1085392A (ja) * 1996-07-22 1998-04-07 Okumura Yuki Kk パチンコ機
JP2002224308A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Sankyo Kk 遊技機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1085392A (ja) * 1996-07-22 1998-04-07 Okumura Yuki Kk パチンコ機
JP2002224308A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Sankyo Kk 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078009A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sammy Corp 遊技機
JP2012179155A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014042539A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2018012024A (ja) * 2017-10-26 2018-01-25 株式会社三共 遊技機
JP2018057976A (ja) * 2018-01-23 2018-04-12 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006192017A (ja) 弾球遊技機の音響装置
JP2006192016A (ja) 弾球遊技機の音響装置
JP2004290357A (ja) 遊技機
JP2003210695A (ja) 遊技機
JP2009095540A (ja) 遊技機
JP2004187911A (ja) 弾球遊技機
JP4461451B2 (ja) 遊技機
JP4131566B2 (ja) 遊技機
JP2007175101A (ja) 遊技音響装置
JP2005034613A (ja) 遊技機
JP4330330B2 (ja) 遊技機の音響装置
JP3860790B2 (ja) 遊技機の音響装置
JP2007029393A (ja) 遊技音響装置
JP2003169899A (ja) 遊技機
JP4578496B2 (ja) 遊技機
JP5955813B2 (ja) 遊技機
JP2007260135A (ja) 弾球遊技機の音響装置
JP6413592B2 (ja) 遊技機
JP2010158273A (ja) 遊技機枠
JP4854320B2 (ja) 遊技音響装置
JP2006167115A (ja) パチンコ遊技機
JP6721183B2 (ja) 遊技機
JP2004167153A (ja) 遊技機の音響装置
JP2015112184A (ja) 遊技機
JP4828380B2 (ja) 遊技音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110107