JP2004290357A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化したスピーカーであっても遊技者に近づけた状態で無理なく収納することができるスピーカーユニットを備えた遊技機を提供する。
【解決手段】透明部材保持枠11は、開口部27,28の左右両側方に保持枠スピーカー取付部37を形成し、該保持枠スピーカー取付部37に保持枠スピーカー25を遊技者の正面に向けた状態で取り付け、上皿ユニット13は、上皿47の前方を覆って遊技者側へ突出した上皿カバー部材48を備え、下皿ユニット14は、下皿69の前方を覆って遊技者側へ突出した下皿カバー部材70を備え、上皿カバー部材48の前面突出部61から前記下皿カバー部材の前面突出部84までの範囲内に、音を伝達可能な透音カバー部材65を遊技者の正面に向けた状態で設け、該透音カバー部材65の後方にスピーカーユニット15を取り付けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を貯留可能な球貯留皿ユニットにスピーカーユニットを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機は、球貯留皿ユニット(上皿ユニット、下皿ユニット)の後部内側、あるいは球貯留皿ユニットの後方の前面枠にスピーカーを備え、遊技の進行に伴って効果音を出力できるように構成されている。そして、このスピーカーの取付作業やメンテナンス作業の効率を向上させるために、上皿ユニットのスピーカー収納室内にスピーカーの位置を規制する係止部を設けたり、あるいはスピーカーをスピーカー収納ボックスに収納してから前面枠に取り付けるようにしたりして、スピーカーの着脱が容易な取付構造を備えたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−57572号公報(第2頁,第2図)
【特許文献2】
特開平11−104296号公報(第2頁,第13図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなスピーカーの取付構造では、スピーカーを上皿ユニットの後寄りにしか取り付けることができず、また、上皿ユニットの内部や前面枠の前面側等の狭いスペースに取り付けられる程度の小さなスピーカーを採用せざるを得なかった。そのため、遊技中の効果音を一層迫力のあるものにしようとしても、上皿ユニットや下皿ユニットの前寄りにスピーカーを配設することも、また、従来よりも大型のスピーカーを取り付けることも困難であった。そして、無理に取り付けようとすると、パチンコ遊技機の球貯留皿ユニット周りのデザインを崩してしまったり、スピーカーが着脱し難い取付構造になって組立作業やメンテナンス作業の効率を低下させたりする虞があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化したスピーカーであっても遊技者に近づけた状態で無理なく収納することができるスピーカーユニットを備えた遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤が取り付けられた前面枠に対して開閉可能に設けられ、前記遊技盤に形成された遊技領域の前方を覆う状態で透明部材が保持される透明部材保持枠と、
該透明部材保持枠の下方に、前面枠に対して開閉可能に設けられて、遊技球を貯留可能な上皿が備えられた上皿ユニットと、
該上皿ユニットの下方に設けられ、上皿が満杯になってオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿が備えられた下皿ユニットと、
を備えた遊技機において、
前記透明部材保持枠は、透明部材を臨ませる開口部を開設し、前記開口部の左右両側方であって前記開口部の上下方向の中間部と略同じ高さの位置に保持枠スピーカー取付部を形成し、該保持枠スピーカー取付部に保持枠スピーカーを遊技者の正面に向けた状態で取り付け、
前記上皿ユニットは、上皿の前方を覆って遊技者側へ突出した上皿カバー部材を備え、
前記下皿ユニットは、下皿の前方を覆って遊技者側へ突出した下皿カバー部材を備え、
前記上皿カバー部材の前面突出部から前記下皿カバー部材の前面突出部までの範囲内に、音を伝達可能な透音カバー部材を遊技者の正面に向けて当該遊技機の最前部に位置する状態で設け、該透音カバー部材の後方にスピーカーユニットを取り付けたことを特徴とする遊技機である。
【0007】
請求項2に記載のものは、前面枠に対して開閉可能に取り付けられて、遊技球を貯留可能な上皿が備えられた上皿ユニットと、
該上皿ユニットの下方に設けられ、前記上皿が満杯になってオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿が備えられた下皿ユニットと、
遊技状態に応じて音を発生するスピーカーユニットと、
を備えた遊技機において、
前記上皿ユニットは、下側および後側が開口された第1空間を有し、
前記下皿ユニットは、上側が開口されて第1空間と上下に連通し得る第2空間を有し、
前記第1空間内にスピーカーユニットの上部を、第2空間内に前記スピーカーユニットの下部をそれぞれ収納可能とし、
上皿ユニットを開放すると、第1空間が第2空間の上方から外れて、スピーカーユニットが上下方向に移動可能な第1状態に変換し、
上皿ユニットを閉成すると、第1空間が第2空間の上方に連通されて、スピーカーユニットが上下方向の移動を規制される第2状態に変換することを特徴とする遊技機である。
【0008】
請求項3に記載のものは、前記上皿ユニットは、音を伝達可能な透音カバー部材を前面に備えて、該透音カバー部材の上半部を第1空間の前方に配設し、下半部を第2空間の前方に配設可能とし、
前記下皿ユニットは、スピーカーユニットを着脱可能な状態で係止する係止部を備え、
前記第1状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方から外れて、下皿ユニットに係止されたスピーカーユニットの前方を開放し、
前記第2状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方を覆ってスピーカーユニットの前方を覆うことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
【0009】
請求項4に記載のものは、前記上皿ユニットは、第1空間を上皿の下方に形成し、
前記下皿ユニットは、下皿を前記上皿の斜め下方に配設し、第2空間を下皿の側方であって、前記上皿の下方に形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機である。
【0010】
請求項5に記載のものは、前記上皿ユニットは、第1空間の下側開口周縁に下向きの空間周縁下面部を形成し、
前記下皿ユニットは、第2空間の上側開口周縁に上向きの空間周縁上面部を形成し、
前記第2状態において、空間周縁下面部と空間周縁上面部とが近接した状態で対向することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の遊技機である。
【0011】
請求項6に記載のものは、前記スピーカーユニットは、スピーカーと、前面に透音開口を、後面に収納口をそれぞれ開設して、内部にスピーカーを収納するスピーカー収納ボックスと、収納口を閉成する蓋部材とから構成され、
前記蓋部材は、スピーカーの後部を支持するとともにスピーカー収納ボックスの内面に当接可能な支持部材を、スピーカー収納ボックスの内部に向けて突設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面図である。
【0013】
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(本体枠)2に大きな開口部を有する額縁状の前面枠3の一側(図中左側)を開閉可能に取り付け、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4の裏側に設けられた遊技盤収納フレーム内に遊技盤5を収納可能とし、遊技盤5の表面には、表示装置6、大入賞口7、一般入賞口8、アウト口9…などを配設した遊技領域10を形成している。また、前面枠3の前面には、一側(図中左側)が軸着された透明部材保持枠(ガラス枠)11を、ヒンジ部11aを介して回動可能に設け、該透明部材保持枠11に透視可能な透明部材(ガラス板)12を収納して、遊技領域10を前方から透視可能な状態で覆い、透明部材保持枠11の下方に上皿ユニット13と下皿ユニット14とを上下に並べて備えている。そして、このパチンコ遊技機1は、上皿ユニット13および下皿ユニット14の間に、遊技状態に応じて音を発生するスピーカーユニット15を収納し、下皿ユニット14の後方であって前面枠本体4の下部に、遊技球を遊技領域10に向かって発射するための発射装置17を備え、該発射装置17の左側にファール球(戻り球)を回収するためのファール流下口18を備えている(図2参照)。なお、上皿ユニット13、下皿ユニット14およびスピーカーユニット15については、後で詳しく説明する。
【0014】
透明部材保持枠11は、図2および図3に示すように、前面枠3の前面を装飾する装飾枠21と、該装飾枠21を前面に取り付けて前面枠本体4に軸着される枠状の保持枠フレーム22と、該保持枠フレーム22の裏側に取り付けられて、透明部材12を上方から収納する透明部材収納フレーム(ガラス収納フレーム)23と、該透明部材収納フレーム23に収納した透明部材12が上方向へ移動することを規制する透明部材ストッパー(ガラスストッパー)24と、透明部材12の左右両側方に取り付けられた保持枠スピーカー25とから概略構成されている。
【0015】
装飾枠21および保持枠フレーム22は、遊技領域10の前方に透明部材12を臨ませる大きな略円状の開口部27,28をそれぞれ開設しており、この開口部27,28の下方に球貸操作ユニット29を備え、上方には、ランプ等を備えた装飾表示基板31、装飾レンズ32、エラー表示基板33、エラー表示レンズ34、および透明部材保持枠開閉スイッチ35等を備えている。また、保持枠フレーム22は、開口部28の左右両外側であって開口部28の上下方向の中間位置と略同じ高さの位置に、保持枠スピーカー25を取り付けるための保持枠スピーカー取付部37を凹状に形成し、この保持枠スピーカー取付部37に保持枠スピーカー25を透明部材12の前方、すなわちパチンコ遊技機1の前方に着席する遊技者(頭部を透明部材12の前方に、腹部をスピーカーユニット15の前方に対向させて着席する遊技者)の正面に向けて、詳しくは、透明部材保持枠11の内側へ傾けて、透明部材12の中心部の前方に向く状態で、遊技者の耳と略同じ高さに位置する状態で取り付けている(図4参照)。なお、本実施形態において、保持枠スピーカー25は、ステレオスピーカーであり、大当たり時や確率変動時などの主な効果音を発生させるためのメインスピーカーとして機能するが、遊技者の正面に対向する状態で配設できれば、どのようなものでもよい。
【0016】
また、保持枠スピーカー取付部37は、奧側の内面を保持枠フレーム22の開口部28へ向かって僅かに後方傾斜させて、保持枠スピーカー25の前端部と略平行な取付ガイド面40を形成している。したがって、この取付ガイド面40に保持枠スピーカー25の後部(駆動部)を一旦突き当てて取付角度を決定することができ、そのまま僅かに手前へ離間させてから保持枠スピーカー25を固定することで、保持枠スピーカー25の取付作業を迅速に行うことができる。
【0017】
そして、装飾枠21は、保持枠スピーカー取付部37と対向する箇所に、略三日月形の放音開口が開設されたカバー取付部材42を備え、このカバー取付部材42に保持枠スピーカーカバー(透音カバー部材)43を、放音開口を覆う状態で取り付けている。この保持枠スピーカーカバー43は、保持枠スピーカー25を保護するとともに、保持枠スピーカー25からの音をパチンコ遊技機1の前方へ伝達可能な部品であり、例えば、小さな貫通孔を多数開設した薄肉の金属板により形成されている。
【0018】
次に、上皿ユニット13について説明する。
上皿ユニット13は、図2および図5に示すように、前面枠3に開閉可能に軸着される開閉パネル46と、該開閉パネル46の前面に設けられる上皿47と、該上皿47の前方および下方を覆う上皿カバー部材48とから概略構成されている。
【0019】
開閉パネル46は、上皿ユニット13のベースとなる部材であり、一側(図中左側)をヒンジ部50により前面枠本体4へ軸着している。この開閉パネル46は、軸着側寄り(一側寄り、図中左寄り)に球排出装置(図示せず)から排出された遊技球が出てくるための球出口51を開設し、該球出口51から後方に前面枠本体4の遊技球通路52(図2参照)と連通可能な接続樋53を延設している。また、この開閉パネル46は、上皿ユニット13の開放側寄り(他側寄り、図中右寄り)に切欠部55aを形成し、上皿47に貯留された遊技球を発射装置17へ供給するための球供給口55を切欠部55aに連通する状態で備えている。さらに、開閉パネル46は、図6に示すように、該球供給口55の後方に開閉扉56を備えて、上皿ユニット13を閉じた状態で球供給口55を開放し、上皿ユニット13を開いた状態で球供給口55を閉成するように構成されている。なお、この球供給口55は、下側に球抜き口55bを開設している。この球抜き口55bは、上皿ユニット13を閉じた状態で、後述の球抜き流路75に連通するように構成されている。
【0020】
そして、開閉パネル46は、下端中央周辺に下向きコ字状のパネル切欠部46aを開設している。このパネル切欠部46aは、上皿ユニット13の開閉時にスピーカーユニット15の上部が接触しない程度の空部を設けて形成されている。
【0021】
さらに、開閉パネル46は、透明部材保持枠11の下縁に合わせた形状となるように上縁を形成し、該上縁から不正防止壁58を保持枠フレーム22の下縁よりも上方へ延設して、開閉パネル46と保持枠フレーム22との間隙から針金等の不正部材が侵入するのを防止している。
【0022】
上皿47は、発射装置17へ供給する遊技球を一時貯留するための部材であり、開閉パネル46から前方へ延設された上皿部材47′により当該上皿47の前部、両側部および下部を、開閉パネル46により当該上皿47の後部をそれぞれ形成し、上皿部材47′と開閉パネル46とで区画されて上方に開放した状態で構成されている。そして、この上皿47は、開閉パネル46の球出口51および球供給口55に連通し、球出口51から下り傾斜した底面47aを備えて、貯留された遊技球が球供給口55へ流下できるように構成されている。また、この上皿47は、開閉パネル46の球供給口55の前方に球抜き装置59を備えて、上皿ユニット13を閉じた状態で球抜きレバー59aが操作されると発射装置17の手前で遊技球が上皿47から下皿ユニット14へ流下できるように構成されている。
【0023】
上皿カバー部材48は、上皿47の前方および下方を覆う中空の部材であり、開閉パネル46の前面から遊技者側へ突出(膨出)した形状で設けられている。この上皿カバー部材48は、内部の中空空間であって上皿47の下方に断面倒コ字状の第1区画壁部60を、下方が開放した状態で設けている(図5および図6参照)。この第1区画壁部60は、上皿カバー部材48の前面突出部61の裏側から開閉パネル46のパネル切欠部46aに亘って配設されており、内側には、下側および後側が開口された第1空間62を区画形成している。この第1空間62は、後述のスピーカーユニット15の上部が十分に収納できる程度の広さを有しており、具体的には、上皿ユニット13の開閉時にスピーカーユニット15が第1区画壁部60に接触せずに通過できる程度の広さを備えている。なお、このスピーカーユニット15の収納手順については、後で詳しく説明する。
【0024】
また、上皿カバー部材48は、第1空間62の下側開口の周縁から前面突出部61の下縁および開閉パネル46の下縁に沿って下向きの空間周縁下面部64を形成し、上皿47の下側部分のうち、第1区画壁部60よりも左右外側に位置する箇所を覆って保護している。
【0025】
さらに、空間周縁下面部64は、第1空間62の下側開口の内側に向かって第1リブ64aを、スピーカーユニット15が当接しない程度に延設し、この第1リブ64aの内側端から上方に向かって第2リブ64bを立設している。このように第1リブ64aと第2リブ64bとを断面L字状に形成して、上皿カバー部材48は、空間周縁下面部64の内側端部を補強することができる。また、上皿カバー部材48は、この空間周縁下面部64の内側端部をスピーカーユニット15に近接させることができ、例えば搬送中に万一スピーカーユニット15が上皿ユニット13および下皿ユニット14の内部で動いても、直ちに第1リブ64aおよび第2リブ64bに当接させることでスピーカーユニット15が大きく揺れることを防ぎ、搬送中の損傷を抑えることができる。なお、第1リブ64aおよび第2リブ64bの後方には、切欠部64cが形成されており、スピーカーユニット15から突出した係止受部105(後述)が当接しないように構成されている。
【0026】
そして、上皿ユニット13は、第1空間62の前方に円形状の透音カバー部材65を、下半部が上皿カバー部材48の下縁から下皿ユニット14の前面に向かって延設された状態で備えている。この透音カバー部材65は、上皿ユニット13を閉じた状態でパチンコ遊技機1の最前部に位置する部材であり、上半部が上皿カバー部材48に一体成型によって設けられた円環状のカバーフレーム65aと、該カバーフレーム65a内の円形開口を塞ぐ透音板(例えば、細孔を多数開設した薄肉の金属板)65bとにより構成されている。そして、上皿ユニット13を閉成すると、この透音カバー部材65は、遊技者の正面に向けた状態で配設されて、スピーカーユニット15からの効果音を遊技者側に伝達できるように構成されている。なお、透音カバー部材65は、上半部と下半部との境界の後側に補強リブ65cを備えている。この補強リブ65cは、上皿カバー部材48の前面突出部61や透音板65bの補強部材であり、取付作業中の作業員の手や遊技中の遊技者の手等が当たったりしても前面突出部61や透音板65bが損傷し難いように構成されている。
【0027】
次に、下皿ユニット14について説明する。
下皿ユニット14は、図7および図8に示すように、前面枠本体4の下部に取り付けられる取付ベース68と、該取付ベース68の前面に設けられる下皿69と、該下皿69の前面、側面および下面を覆う下皿カバー部材70とから概略構成されている。そして、この下皿ユニット14は、下皿69の左側(上皿ユニット13の軸着側)に灰皿71を、右側(上皿ユニット13の開放側)に発射装置17を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)72をそれぞれ備えている。
【0028】
取付ベース68は、下皿ユニット14のベースとなる部材であり、上皿47の下方であって発射操作ユニット72寄り(図中右寄り)の位置に、遊技球が下皿69に流入するための下皿球出口74を開設し、該下皿球出口74に上皿ユニット13の球出口51よりも上流側の遊技球流路(図示せず)と球抜き装置59に連通可能な球抜き流路75とを連通させている。
【0029】
また、この取付ベース68は、上縁68aを開閉パネル46の下縁に合わせた形状に形成し、この上縁68aの途中から開閉パネル46のパネル切欠部46aを閉塞可能な突出部77を上方に向けて突設し、上皿ユニット13の開放端(図中右端)よりも外側には、透明部材保持枠11の開放側(図中右側)の下端まで延出された延出部78を備えている。そして、この取付ベース68は、上縁68a、突出部77、および延出部78の裏側から不正防止壁79を開閉パネル46の下縁あるいは保持枠フレーム22の開放端側(図中右側)の下縁よりも上方に達する状態で延設して、下皿ユニット14と上皿ユニット13との間、および下皿ユニット14と透明部材保持枠11との間から針金等の不正部材が侵入するのを防止している。さらに、取付ベース68は、下端部のうち突出部77の下方に位置する箇所に、下皿カバー部材70との連結ロッド80を前方へ延設している。
【0030】
下皿69は、上皿47が満杯になってオーバーフローした遊技球や、球抜き装置59により上皿47から流下してきた遊技球を貯留可能な部材であり、取付ベース68から前方へ延設された下皿部材69′により当該下皿69の前部、両側部および下部を、取付ベース68により当該下皿69の後部をそれぞれ形成し、下皿部材69′と取付ベース68とで区画されて上方に開放した状態で構成されている。そして、下皿69は、突出部77と延出部88との間の下方であって上皿47の右斜め下方(発射操作ユニット72寄りの下方)の位置に、下皿球出口74を臨ませた状態で設けられている。なお、この下皿69は、底部に開閉可能な取出口81を備えており、取出しレバー82を操作することによって開閉プレート83の貫通孔と取出口81とを連通させて、下皿69から遊技球を下方に落下できるように構成されている。
【0031】
下皿カバー部材70は、取付ベース68の前面から遊技者側へ突出(膨出)した形状を備えており、前面突出部84を上皿カバー部材48の前面突出部61と略同じ位置まで突出させるとともに、上縁を上皿カバー部材48の下縁に近接させ、さらに、取付ベース68の延出部78と重なる箇所の前面を上皿カバー部材48の開放端(図中右端)と連続するような曲面により形成して、上皿ユニット13と下皿ユニット14とが一体化しているかのようなデザインを有している。また、この下皿カバー部材70は、下皿69と灰皿71との間に、上皿カバー部材48の第1区画壁部60の左右各側の下端と対向するようにして、底部から第2区画壁部86を2枚立設し、この第2区画壁部86の間に上側が開放された第2空間87を区画形成している。この第2空間87は、上皿ユニット13の閉成状態で上皿47の下方に形成され、第1空間62と上下に連通することができる空間である。このようにして、下皿ユニット14は、スピーカーユニット15の下部を収納可能な広さの第2空間87を下皿69の側方であり、灰皿71との間に形成している。
【0032】
なお、この下皿カバー部材70は、第2空間87の下部にスピーカーユニット載置部87aを備えている。このスピーカーユニット載置部87aは、スピーカーユニット15の高さ位置を決める位置決め部材であり、前面突出部84の裏側から後方へ延出された中空の角状部材により形成されている。また、このスピーカーユニット載置部87aは、内側に取付ベース68の連結ロッド80を嵌合することができ、下皿カバー部材70と取付ベース68との組立作業がスムーズに行えるように構成されている。
【0033】
そして、この下皿カバー部材70は、第2空間87の前方に位置する前面突出部84の一部に、透音カバー部材65の下半部に合わせて半円弧状の前面切欠部88を開設している。この前面切欠部88は、上皿ユニット13を閉成した状態で透音カバー部材65の下半部を嵌合できるように構成されている。さらに、前面切欠部88の円弧端からは、内側に向かって円弧状のリブ89が延設されている。このリブ89は、上皿ユニット13が閉じた状態で透音カバー部材65の下半部が当接すると、前面切欠部88と透音カバー部材65のとの隙間を塞ぐことができ、この隙間からの不正部材の侵入を防ぐことができる。また、このリブ89は、透音カバー部材65を後方から支持する支持部材としての機能も担っており、例えば透音カバー部材65が叩かれても破損し難いように構成されている。
【0034】
さらに、下皿カバー部材70は、第2空間87の上側開口の周縁に上向きの空間周縁上面部91を、前面突出部84の上端および第2区画壁部86の上端に沿って形成している。この空間周縁上面部91は、上皿ユニット13の空間周縁下面部64と略平行な状態で設けられている。したがって、この空間周縁上面部91は、上皿ユニット13を開閉しても空間周縁下面部64に接触することがない。このため、上皿ユニット13をスムーズに開閉することができる。
【0035】
なお、下皿ユニット14は、取付ベース68のうち、第2空間87の後方に位置する部分にスピーカーユニット15の後部を臨ませ得る円状のベース開口92を開設し、スピーカーユニット15からの配線15aがこのベース開口92を通じて前面枠3側のコネクタに接続できるようにしている(図9参照)。また、下皿ユニット14は、突出部77の左右両側にスピーカーユニット15を係止するための係止部93を備え、取付ベース68と第2区画壁部86との間にスピーカーユニット15の一部を差し入れるためのガイド溝94を上下方向に形成している。
【0036】
次に、スピーカーユニット15について説明する。
スピーカーユニット15は、図10に示すように、遊技中の効果音を出力するスピーカー96と、内部にスピーカー96を収納するスピーカー収納ボックス97と、該スピーカー収納ボックス97を閉成する蓋部材98とから構成されている。なお、本実施形態のスピーカー96は、低音出力用のスピーカーであり、遊技に伴って迫力のあるリズム感を演出するためのものである。また、スピーカー96を左右の保持枠スピーカー25と同様のメインスピーカーとして機能させ、各スピーカー96,25の出力バランスを調整して、効果音がパチンコ遊技機1の前方で動き回るように演出してもよい。
【0037】
スピーカー収納ボックス97は、中空の箱状部材であり、上部を第1空間62に、また、下部を第2空間87に収納可能な程度の大きさで形成されている。このスピーカー収納ボックス97は、前面にスリット状の放音開口100を複数開設し、該放音開口100の外側にスピーカー96のコーン部96a周辺のフランジ部96bを止着するために止着孔101を開設して、コーン部96aを放音開口100に臨ませた状態でスピーカー96がビス等の止着部材(図示せず)で取り付けられるように構成されている。また、このスピーカー収納ボックス97は、後面を矩形状に開放してスピーカー96を収納するための収納口103を開設し、該収納口103の外側には、蓋部材98を止着する止着部104と、下皿ユニット14の係止部93に係止するための係止受部105とを突設している。
【0038】
蓋部材98は、収納口103を閉成する部材であり、左右両端にスピーカー収納ボックス97の止着部104に止着される止着片107を備えている。そして、蓋部材98は、内側面の上下両側からスピーカー96を支持する支持部材109をスピーカー収納ボックス97の内部に向けて突設している。この支持部材109は、スピーカー96の後部(駆動部)を挟むように支持して、コーン部96aを前方に向けた状態でスピーカー96の位置を安定させることができる。また、この支持部材109は、外側部をスピーカー収納ボックス97の内面に当接させることで、スピーカー収納ボックス97に対する蓋部材98の位置決め部材の機能も担っている。したがって、支持部材109の外側部をスピーカー収納ボックス97の内面に当接させながら収納口103を閉成することで、この蓋部材98およびスピーカー96のスピーカー収納ボックス97に対する位置決めを迅速に行うことができ、組立作業の効率を向上させることができる。なお、蓋部材98は、本実施形態に限らず、支持部材109とは別の部材として、蓋部材98の内面から蓋部材98の位置決めガイド(図示せず)を突設してもよい。
【0039】
そして、この蓋部材98は、複数のスリット状の蓋開口部110を取付ベース68のベース開口92に対向し得る状態で開設している。この蓋開口部110は、スピーカー96からの配線15aを前面枠3まで延設するための配線処理孔としての機能を備えるとともに、スピーカー96からの発生音を後方にも伝達し易くするための放音口としての機能も備えている。すなわち、このような放音口を設けることで、スピーカー96のコーン部96aの後ろ側から発生する音を、ベース開口92を通して前面枠3まで響かせることができる。したがって、スピーカーユニット15から直接伝わってくる出力だけでなく、前面枠3からの反響音も遊技に伴う効果音として利用することができ、より迫力のある演出を図ることができる。
【0040】
上記のような上皿ユニット13および下皿ユニット14を備えたパチンコ遊技機1は、上皿ユニット13を開閉することで状態を変換させることができる。すなわち、このパチンコ遊技機1は、図12に示すように、上皿ユニット13を前面枠3に対して開放すると、第1空間62が第2空間87の上方から前方に外れた第1状態に変換することができる。この第1状態においては、第2空間87の上方が開放されてスピーカーユニット15が上下方向に移動可能となる。また、透音カバー部材65の下半部は、下皿ユニット14の前面切欠部88から離脱して第2空間87の前方から外れた状態となる。そして、上皿ユニット13の空間周縁下面部64は、下皿ユニット14の空間周縁上面部91の上方から外れる。
【0041】
一方、上皿ユニット13を前面枠3に対して閉成すると、このパチンコ遊技機1は、第1空間62が第2空間87の上方に連通された第2状態に変換することができる。この第2状態においては、第2空間87の上方が上皿ユニット13に覆われて、スピーカーユニット15が上下方向に移動するのを規制される。また、透音カバー部材65は、下半部を前面切欠部88に嵌合して第2空間87の前方を覆う状態で配設可能であり、上皿カバー部材48の前面突出部61から下皿カバー部材70の前面突出部84までの範囲内に設けられる状態となる。
【0042】
そして、上皿ユニット13の空間周縁下面部64は、下皿ユニット14の空間周縁上面部91の上方に配設され、空間周縁上面部91に近接した状態で対向する(図11参照)。したがって、第1空間62と第2空間87との間からスピーカーユニット15が見えるのを防ぐことができる。このことから、外部からのいたずらにより、スピーカーユニット15が損傷してしまうのを防ぐことができるし、上皿ユニット13から下皿ユニット14に亘る連続的なデザインを損なうことなく、大型のスピーカーユニット15を収納することができる。
【0043】
このようなパチンコ遊技機1にスピーカーユニット15を取り付けるには、まず、上皿ユニット13を開放して第1状態に変換し、第2空間87の前方および上方を開放する(図12(a))。そして、放音開口100を前方に向けた状態でスピーカーユニット15を第2空間87に近づけ、スピーカー収納ボックス97の止着部104および蓋部材98の止着片107を下皿ユニット14のガイド溝94に差し入れながら、下皿ユニット14の上方からスピーカーユニット15を第2空間87へ移動して、スピーカーユニット15の下部を第2空間87内に収納する(図12(b))。
【0044】
スピーカーユニット15の下部を第2空間87内に収納したならば、スピーカーユニット15の係止受部105と下皿ユニット14の係止部93とをビス等の止着部材で止着することで、スピーカーユニット15を下皿ユニット14に係止する。また、電気配線15aを前面枠3側のコネクタ3aに接続する。そして、上皿ユニット13を閉成して第2状態に変換する。すると、スピーカーユニット15が前方を透音カバー部材65の上半部および下半部により覆われるとともに、スピーカーユニット15の上部が前方から第1空間62に覆われる(図12(c),図9)。このようにして、遊技者の正面に向いた状態の透音カバー部材65の後方へスピーカーユニット15を簡単に取り付けることができる。また、上皿ユニット13および下皿ユニット14の前側に透音カバー部材65を設けてこの透音カバー部材65がパチンコ遊技機1の最前部に位置するように構成し、透音カバー部材65の直ぐ後にスピーカーユニット15を取り付けることができる。したがって、パチンコ遊技機1は、スピーカーユニット15を遊技者に近づけて、遊技者の体(腹部)に向けた状態で配設することができる。このことから、遊技者は、スピーカー96から出力される効果音を聴き易くなり、さらに、効果音による振動も遊技の演出として体感することができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0045】
そして、このパチンコ遊技機1は、第2状態において、上皿47の下方にスピーカーユニット15、すなわち第1空間62および第2空間87を配設し、スピーカーユニット15の右側、すなわち発射操作ユニット72寄りに下皿69を配設している。このように上皿47、下皿69、およびスピーカーユニット15を配設することで、上皿ユニット13および下皿ユニット14の限られたスペースを有効に利用することができ、従来よりも大きなスピーカーユニット15であっても、上皿ユニット13および下皿ユニット14を大型化せずに無理なく配設することができる。また、前面枠本体4に固定した下皿ユニット14に載置してスピーカーユニット15を取り付けられるので、大出力の重いスピーカーを選択しても、取付作業を楽に行うことができる。
【0046】
また、スピーカーユニット15の外観を点検する場合は、上皿ユニット13を開放して第1状態に変換すれば、スピーカーユニット15の前方および上方が開放されて視認可能となる(図12(b))。したがって、下皿ユニット14に係止された状態であっても、スピーカーユニット15の点検作業を迅速に行うことができる。
【0047】
さらに、係止受部105と係止部93とを止着する止着部材を取り外すことで、スピーカーユニット15と下皿ユニット14との係止状態を解除し、コネクタから電気配線を取り外し、そのままスピーカーユニット15を上方に移動すれば、パチンコ遊技機1からスピーカーユニット15を簡単に取り外すことができる。したがって、スピーカーユニット15の交換等のメンテナンス作業を短時間で済ますことができ、作業効率を向上させることができる。
【0048】
上記した実施形態では、スピーカーユニット15は下皿ユニット14に係止できるように構成されていたが、本発明はこれに限らず、上皿ユニット13に係止できるように構成し、スピーカーユニット15を上皿ユニット13の下方から第1区画壁部60まで上方向に移動して第1空間62に収納するようにしてもよい。このとき、下皿ユニット14の前面切欠部88は、上皿ユニット13の開閉時にスピーカーユニット15の下部が接触することなく通過できる程度の大きさにし、透音カバー部材65の下半部は、前面切欠部88を閉塞可能な形状とすることが好適である。
【0049】
また、透音カバー部材65は、上記実施形態のように、上皿ユニット13に備えられることに限定されない。例えば、透音カバー部材65は、下皿ユニット14の前面突出部84に設けられて、上半部が下皿カバー部材70の上縁から上皿ユニット13の前面に向かって延設された状態で備えられていてもよい。このとき、上皿カバー部材48の前面突出部61に透音カバー部材65の上半部が閉塞可能な切欠部を開設すれば、上皿カバー部材48の前面突出部61から下皿カバー部材70の前面突出部84に亘って透音カバー部材65を設けることができる。したがって、スピーカーユニット15を上皿ユニット13および下皿ユニット14の前側に設けて、迫力ある効果音の演出を図ることができる。
【0050】
そして、透音カバー部材65は、上皿カバー部材48の前面突出部61から下皿カバー部材70の前面突出部84までの範囲内に設けられていればよく、例えば、上皿カバー部材48の前面突出部61から下縁までの大きさであってもよいし、下皿カバー部材70の前面突出部84から上縁までの大きさであってもよい。あるいは、透音カバー部材65を上皿ユニット13と下皿ユニット14との境界箇所から上下に分割し、上半部を上皿カバー部材48に、下半部を下皿カバー部材70に取り付けるようにしてもよい。
【0051】
さらに、上記実施形態では、下皿ユニット14は、灰皿71と下皿69の間に第2空間87を有していたが、下皿69と発射操作ユニット72との間に第2空間87を区画形成し、発射操作ユニット72の側方にスピーカーユニット15を配設するようにしてもよい。このような構成を備えてスピーカーユニット15から遊技中の効果音を出力すれば、発射操作ユニット72にも効果音の出力による振動が伝達し易くなる。したがって、遊技者は、効果音に合わせて発射操作ユニット72から手に直接伝わってくる振動を感じて、興趣の高い遊技を行うことができる。
【0052】
上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
【0053】
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、請求項1の発明によれば、前記透明部材保持枠は、透明部材を臨ませる開口部を開設し、前記開口部の左右両側方であって前記開口部の上下方向の中間部と略同じ高さの位置に保持枠スピーカー取付部を形成し、該保持枠スピーカー取付部に保持枠スピーカーを遊技者の正面に向けた状態で取り付け、前記上皿ユニットは、上皿の前方を覆って遊技者側へ突出した上皿カバー部材を備え、前記下皿ユニットは、下皿の前方を覆って遊技者側へ突出した下皿カバー部材を備え、前記上皿カバー部材の前面突出部から前記下皿カバー部材の前面突出部までの範囲内に、音を伝達可能な透音カバー部材を遊技者の正面に向けて当該遊技機の最前部に位置する状態で設け、該透音カバー部材の後方にスピーカーユニットを取り付けたので、上皿カバー部材の前面突出部から下皿カバー部材の前面突出部までの範囲に入る程度の大きなスピーカーユニットを、遊技者に近づけた状態で収納することができる。また、遊技者は、遊技の進行に伴ってスピーカーユニットから発生する発生音を聴き易くなるとともに、発生音による振動を体感し易くなり、遊技の興趣を高めることができる。
【0055】
請求項2に記載の発明によれば、前記上皿ユニットは、下側および後側が開口された第1空間を有し、前記下皿ユニットは、上側が開口されて第1空間と上下に連通し得る第2空間を有し、前記第1空間内にスピーカーユニットの上部を、第2空間内に前記スピーカーユニットの下部をそれぞれ収納可能とし、上皿ユニットを開放すると、第1空間が第2空間の上方から外れて、スピーカーユニットが上下方向に移動可能な第1状態に変換し、上皿ユニットを閉成すると、第1空間が第2空間の上方に連通されて、スピーカーユニットが上下方向の移動を規制される第2状態に変換するので、上皿ユニットと下皿ユニットとの間に亘る大きさのスピーカーユニットであっても、上皿ユニットの開閉という簡単な動作だけで、取り外し準備や収納作業を行うことができる。したがって、メンテナンス作業の時間を短縮して、作業効率の向上を図ることができる。
【0056】
請求項3に記載の発明によれば、前記上皿ユニットは、音を伝達可能な透音カバー部材を前面に備えて、該透音カバー部材の上半部を第1空間の前方に配設し、下半部を第2空間の前方に配設可能とし、前記下皿ユニットは、スピーカーユニットを着脱可能な状態で係止する係止部を備え、前記第1状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方から外れて、下皿ユニットに係止されたスピーカーユニットの前方を開放し、前記第2状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方を覆ってスピーカーユニットの前方を覆うので、スピーカーユニットを下皿ユニットに係止したままで、当該スピーカーユニットの上部及び前部の外観を容易に確認することができ、いたずらされたか否か等の点検作業を迅速に行うことができる。また、上皿ユニットを閉めれば、スピーカーユニットの前面を透音カバー部材で保護できる状態に変換して、いたずら等によりスピーカーユニットが損傷するのを防ぐことができる。
【0057】
請求項4に記載の発明によれば、前記上皿ユニットは、第1空間を上皿の下方に形成し、前記下皿ユニットは、下皿を前記上皿の斜め下方に配設し、第2空間を下皿の側方であって、前記上皿の下方に形成したので、上皿ユニットおよび下皿ユニットに上皿、下皿およびスピーカーユニットを効率よく配設することができる。したがって、上皿ユニットおよび下皿ユニットが大型化するのを防ぎ、さらには上方に位置する遊技盤の遊技領域の拡張を図り易くして、遊技機のデザインの自由度を高めることができる。
【0058】
請求項5に記載の発明によれば、前記上皿ユニットは、第1空間の下側開口周縁に下向きの空間周縁下面部を形成し、前記下皿ユニットは、第2空間の上側開口周縁に上向きの空間周縁上面部を形成し、前記第2状態において、空間周縁下面部と空間周縁上面部とが近接した状態で対向するので、上皿ユニットを閉じた状態では、第1空間および第2空間の収納されたスピーカーユニットを外部から確認し難くして、外部からのいたずらによりスピーカーユニットが損傷してしまうのを防ぐことができる。また、上皿ユニットおよび下皿ユニットのデザインを崩すことなくスピーカーユニットを内側に収納することができる。
【0059】
請求項6に記載の発明によれば、前記スピーカーユニットは、スピーカーと、前面に透音開口を、後面に収納口をそれぞれ開設して、内部にスピーカーを収納するスピーカー収納ボックスと、収納口を閉成する蓋部材とから構成され、前記蓋部材は、スピーカーの後部を支持するとともにスピーカー収納ボックスの内面に当接可能な支持部材を、スピーカー収納ボックスの内部に向けて突設したので、スピーカーユニットの組立作業において、スピーカー収納ボックス内のスピーカーの位置決めを容易に行うことができ、組立作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】前面枠の分解斜視図である。
【図3】透明部材保持枠の分解斜視図である。
【図4】図2における透明部材保持枠のA−A断面図である。
【図5】上皿ユニットの分解斜視図である。
【図6】(a)は上皿ユニットの背面斜視図、(b)は第1空間周辺の拡大斜視図である。
【図7】(a)は下皿ユニットおよびスピーカーユニットの斜視図、(b)は第2空間周辺の拡大斜視図である。
【図8】下皿ユニットの分解斜視図である。
【図9】上皿ユニット、下皿ユニットおよびスピーカーユニットの断面図である。
【図10】スピーカーユニットの分解斜視図である。
【図11】第2状態における上皿ユニットおよび下皿ユニットの拡大正面図である。
【図12】上皿ユニット、下皿ユニットおよびスピーカーユニットの斜視図であり、(a)は第1状態での説明図、(b)は第1状態であって下皿ユニットにスピーカーユニットを取り付けた状態の説明図、(c)は第2状態での説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 機枠
3 前面枠
3a コネクタ
4 前面枠本体
5 遊技盤
6 表示装置
7 大入賞口
8 一般入賞口
9 アウト口
10 遊技領域
11 透明部材保持枠
11a ヒンジ部
12 透明部材
13 上皿ユニット
14 下皿ユニット
15 スピーカーユニット
17 発射装置
18 ファール流下口
21 装飾枠
22 保持枠フレーム
23 透明部材収納フレーム
24 透明部材ストッパー
25 保持枠スピーカー
27 開口部
28 開口部
29 球貸操作ユニット
31 装飾表示基板
32 装飾レンズ
33 エラー表示基板
34 エラー表示レンズ
35 透明部材保持枠開閉スイッチ
37 保持枠スピーカー取付部
40 取付ガイド面
42 カバー取付部材
43 保持枠スピーカーカバー
46 開閉パネル
46a パネル切欠部
47 上皿
47a 底面
47′ 上皿部材
48 上皿カバー部材
50 ヒンジ部
51 球出口
52 遊技球通路
53 接続樋
55 球供給口
55a 切欠部
55b 球抜き口
56 開閉扉
58 不正防止壁
59 球抜き装置
59a 球抜きレバー
60 第1区画壁部
61 前面突出部
62 第1空間
64 空間周縁下面部
64a 第1リブ
64b 第2リブ
64c 切欠部
65 透音カバー部材
65a カバーフレーム
65b 透音板
65c 補強リブ
68 取付ベース
68a 上縁
69 下皿
69′ 下皿部材
70 下皿カバー部材
71 灰皿
72 発射操作ユニット
74 下皿球出口
75 球抜き流路
77 突出部
78 延出部
79 不正防止壁
80 連結ロッド
81 取出口
82 取出しレバー
83 開閉プレート
84 前面突出部
86 第2区画壁部
87 第2空間
87a スピーカーユニット載置部
88 前面切欠部
89 リブ
91 空間周縁上面部
92 ベース開口
93 係止部
94 ガイド溝
96 スピーカー
96a コーン部
96b フランジ部
97 スピーカー収納ボックス
98 蓋部材
100 放音開口
101 止着孔
103 収納口
104 止着部
105 係止受部
107 止着片
109 支持部材
110 蓋開口部

Claims (6)

  1. 遊技盤が取り付けられた前面枠に対して開閉可能に設けられ、前記遊技盤に形成された遊技領域の前方を覆う状態で透明部材が保持される透明部材保持枠と、
    該透明部材保持枠の下方に、前面枠に対して開閉可能に設けられて、遊技球を貯留可能な上皿が備えられた上皿ユニットと、
    該上皿ユニットの下方に設けられ、上皿が満杯になってオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿が備えられた下皿ユニットと、
    を備えた遊技機において、
    前記透明部材保持枠は、透明部材を臨ませる開口部を開設し、前記開口部の左右両側方であって前記開口部の上下方向の中間部と略同じ高さの位置に保持枠スピーカー取付部を形成し、該保持枠スピーカー取付部に保持枠スピーカーを遊技者の正面に向けた状態で取り付け、
    前記上皿ユニットは、上皿の前方を覆って遊技者側へ突出した上皿カバー部材を備え、
    前記下皿ユニットは、下皿の前方を覆って遊技者側へ突出した下皿カバー部材を備え、
    前記上皿カバー部材の前面突出部から前記下皿カバー部材の前面突出部までの範囲内に、音を伝達可能な透音カバー部材を遊技者の正面に向けて当該遊技機の最前部に位置する状態で設け、該透音カバー部材の後方にスピーカーユニットを取り付けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前面枠に対して開閉可能に取り付けられて、遊技球を貯留可能な上皿が備えられた上皿ユニットと、
    該上皿ユニットの下方に設けられ、前記上皿が満杯になってオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿が備えられた下皿ユニットと、
    遊技状態に応じて音を発生するスピーカーユニットと、
    を備えた遊技機において、
    前記上皿ユニットは、下側および後側が開口された第1空間を有し、
    前記下皿ユニットは、上側が開口されて第1空間と上下に連通し得る第2空間を有し、
    前記第1空間内にスピーカーユニットの上部を、第2空間内に前記スピーカーユニットの下部をそれぞれ収納可能とし、
    上皿ユニットを開放すると、第1空間が第2空間の上方から外れて、スピーカーユニットが上下方向に移動可能な第1状態に変換し、
    上皿ユニットを閉成すると、第1空間が第2空間の上方に連通されて、スピーカーユニットが上下方向の移動を規制される第2状態に変換することを特徴とする遊技機。
  3. 前記上皿ユニットは、音を伝達可能な透音カバー部材を前面に備えて、該透音カバー部材の上半部を第1空間の前方に配設し、下半部を第2空間の前方に配設可能とし、
    前記下皿ユニットは、スピーカーユニットを着脱可能な状態で係止する係止部を備え、
    前記第1状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方から外れて、下皿ユニットに係止されたスピーカーユニットの前方を開放し、
    前記第2状態において、透音カバー部材の下半部が第2空間の前方を覆ってスピーカーユニットの前方を覆うことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記上皿ユニットは、第1空間を上皿の下方に形成し、
    前記下皿ユニットは、下皿を前記上皿の斜め下方に配設し、第2空間を下皿の側方であって、前記上皿の下方に形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記上皿ユニットは、第1空間の下側開口周縁に下向きの空間周縁下面部を形成し、
    前記下皿ユニットは、第2空間の上側開口周縁に上向きの空間周縁上面部を形成し、
    前記第2状態において、空間周縁下面部と空間周縁上面部とが近接した状態で対向することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記スピーカーユニットは、スピーカーと、前面に透音開口を、後面に収納口をそれぞれ開設して、内部にスピーカーを収納するスピーカー収納ボックスと、収納口を閉成する蓋部材とから構成され、
    前記蓋部材は、スピーカーの後部を支持するとともにスピーカー収納ボックスの内面に当接可能な支持部材を、スピーカー収納ボックスの内部に向けて突設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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