JP2003169899A - 遊技機 - Google Patents
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- JP2003169899A JP2003169899A JP2001371385A JP2001371385A JP2003169899A JP 2003169899 A JP2003169899 A JP 2003169899A JP 2001371385 A JP2001371385 A JP 2001371385A JP 2001371385 A JP2001371385 A JP 2001371385A JP 2003169899 A JP2003169899 A JP 2003169899A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】飾り枠のスペースを有効活用して効果音を発す
る遊技機を提供する。 【解決手段】遊技機は、外枠1と、該外枠1に対して開
閉自在であり、かつ遊技盤、上皿6、下皿7が収納され
る前枠2と、該前枠2の長方形状の開口部に設けられ、
且つ遊技盤の前方を覆うガラス板11を保持するガラス
枠14と、該ガラス枠14の前面に成形された飾り枠3
から構成されている。ガラス枠14の前面に成形された
飾り枠3は、合成樹脂などで一体成形されていて、前記
飾り枠3の内側は、前記ガラス板11に向かう傾斜部3
aを有している。該傾斜部3aには高音領域の効果音を
発するスピーカ10a、10bが前記傾斜部3aに沿う
方向に遊技者に向けて内側に効果音を発するように設け
られている。前記下皿6の下方には図示していない低音
領域の効果音を発するスピーカが遊技盤から垂直に効果
音を発する方向に設けられている。
る遊技機を提供する。 【解決手段】遊技機は、外枠1と、該外枠1に対して開
閉自在であり、かつ遊技盤、上皿6、下皿7が収納され
る前枠2と、該前枠2の長方形状の開口部に設けられ、
且つ遊技盤の前方を覆うガラス板11を保持するガラス
枠14と、該ガラス枠14の前面に成形された飾り枠3
から構成されている。ガラス枠14の前面に成形された
飾り枠3は、合成樹脂などで一体成形されていて、前記
飾り枠3の内側は、前記ガラス板11に向かう傾斜部3
aを有している。該傾斜部3aには高音領域の効果音を
発するスピーカ10a、10bが前記傾斜部3aに沿う
方向に遊技者に向けて内側に効果音を発するように設け
られている。前記下皿6の下方には図示していない低音
領域の効果音を発するスピーカが遊技盤から垂直に効果
音を発する方向に設けられている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などの
遊技機に関し、特に効果音を発する音響装置の取付構造
に特長を有する遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、遊技機は、遊技機が設置される島
に固定される外枠と、該外枠に対して開閉自在であり且
つ遊技盤を収納する遊技盤収納部がその裏面に設けられ
た前枠と、該前枠の長方形状の開口に周設固定される金
枠に開閉自在に設けられ、且つ前記遊技盤の前方を覆う
ガラス板を保持するガラス扉枠と、前記金枠に開閉自在
に設けられ且つ景品玉を貯留する上皿(打球供給皿とも
言われる)が固着される上皿前面扉板と、前記金枠に開
閉自在に設けられ且つ前記上皿の景品玉を貯留する下皿
が固着される下皿前面扉板と、前記前枠の裏面に開閉自
在に設けられ且つ前記遊技盤において発生した入賞玉に
基づいて景品玉を払い出すための各種の機構がセット化
される機構板とから構成されている。 【0003】そして、上記した遊技機の構成要素のう
ち、外枠と前枠と遊技盤は、合板や板材等の木によって
構成され、金枠とガラス扉枠と上皿前面扉板、下皿前面
扉板は、鉄板等の金属によって構成され、遊技盤収納部
と機構板は、合成樹脂によって構成されるのが一般的で
あった。 【0004】しかしながら、近年、遊技機の構成要素の
中で遊技者に最も遊技機の印象を付与するガラス扉枠
や、該ガラス扉枠を開閉自在に軸支する前枠を合成樹脂
によって構成したものが僅かではあるが提案されつつあ
る。更に、合板や板材等の木によって構成された前枠に
合成樹脂で成形された飾り枠を施し、係る飾り枠に各種
の電飾を施した遊技機もある。 【0005】又、近年の遊技機では遊技機に具備されて
いる図柄表示装置、各種照明装置に同期して効果音が出
力されている。しかし、ホールにおける遊技環境では遊
技球の音(島内の搬送、遊技球がガラスに当る音など)
や、店内放送周囲の遊技機の音などの騒音が激しい。 【0006】又、1種遊技機のように映像がゲーム性の
中心を占める機種では、遊技盤の中央にある表示装置に
近い場所に音源があることが遊技の興趣を高める上で好
ましい。特に、ステレオ音源の場合、左右に広がる立体
的な音像が必要であり、これが安定しないと演出効果が
低減する。 【0007】係る遊技機の興趣を高めるために音響装置
が具備されていて、例えば、特開平9−56906号公
報に開示されている「弾球遊技機」がある。係る遊技機
は、図3に示すように、透明板保持枠304の左右の隅
角部裏面に一対のスピーカ316を着脱自在に設け、枠
基体300には、透明板保持枠304を閉じたときに前
記左右の一対のスピーカ316を収納するスピーカ収納
部372が形成されている。 【0008】前記スピーカ収納部372は、透明板保持
枠304を閉じたときに透明板保持枠304の軸支側側
方に設けられる配線収納リブの後面を覆う基板カバーと
の当接状態を回避するためのものである。 【0009】また、左右一対のスピーカ316の前記透
明板保持枠304への取付は、スピーカ316が固着さ
れるスピーカ取付板の一辺を透明板保持枠304の裏面
に形成される係合溝突起に係合させる。一方、スピーカ
取付板の他辺を透明板保持枠304の裏面に前記係合溝
突起よりも高く突出形成される取付ボスに止着すること
によってスピーカ316を弾球遊技機の中央部に向けて
傾斜状となるように取り付ける。 【0010】スピーカ316を透明板保持枠304の裏
面に直接取り付けた場合には、透明板保持枠304を閉
じたときにスピーカ316の後方突出部が枠基体300
に当接してしまうこととなるが、その当接部分の枠基体
300にスピーカ316を収納するスピーカ収納部37
2を形成した。 【0011】スピーカ316を弾球遊技機の中央部に向
けて傾斜状となるように取り付けた結果、スピーカ31
6から発生される効果音を弾球遊技機のほぼ中央に座っ
て位置する遊技者に効率的に伝達することができる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、係る方法で
は、以下のような問題点があった。即ち、前記図3で示
した「弾球遊技機」では、左右一対のスピーカ316が
前記透明板保持枠304の上方に取り付けられている。
この結果、前記透明板保持枠304の上方のスペースが
スピーカ316で占有される上、前記透明板保持枠30
4に対して枠基体300の当接部分にスピーカを収納す
るスピーカ収納部372が形成されている。しかし、枠
基体300に加工が必要になると共にスピーカ316の
後方突出部が他に利用できない部分になる。 【0013】又、左右一対のスピーカ316が下向きに
なるように取り付けられていても、その取付位置が透明
板保持枠304の上方であるために前記スピーカから発
せられる音が頭の上から聞こえるようになり、遊技者に
とって不快感を感じさせる場合もある。 【0014】更に又、前記スピーカ316は、低音領域
と高音領域とを区別なく発している為に、音の広がりの
ある低音領域の音と、指向性の強い高音領域の音とが混
在し、例えば、当りを示す効果音と、遊技盤内に設けら
れた表示装置の画像に対する音との区別がつきにくく、
遊技の興趣が低減するなどの問題点を有していた。 【0015】本発明は、係る問題を解決するとともに、
飾り枠のスペースを有効活用して効果音を発する遊技機
を提供することを目的としてなされたものである。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために請求項1記載の遊技機では、遊技機が設置さ
れる島に固定される外枠と、該外枠に対して開閉自在で
あり、かつ遊技盤が収納される前枠と、該前枠の長方形
状の開口部に開閉自在に設けられ、且つ前記遊技盤の前
方を覆うガラス板を保持するガラス枠と、該ガラス枠の
前面に成形された飾り枠と、効果音を発するスピーカを
有する遊技機において、前記飾り枠の内側は、前記ガラ
ス板に向かう傾斜部を有し、高音領域の効果音を発する
スピーカが遊技者に向けて内側に効果音を発するように
前記傾斜部に設けられていて、又、低音領域の効果音を
発するスピーカが遊技機に垂直な方向に向けて効果音を
発するように前記遊技機の前面に設けられていることを
特徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】図1は本発明の遊技機の構成を示
す概観斜視図である。以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ機として図面に基いて説明する。なお、本発明の実
施形態におけるパチンコ機の遊技制御、遊技盤の構成、
本体制御装置および役物制御装置等は、従来のパチンコ
機と同一であり、その説明を省略する。 【0018】パチンコ機の構成を大きく分けると、図1
に示すように、外枠1と、該外枠1に対して開閉自在で
あり且つ遊技盤、上皿6、下皿7が収納される前枠2
と、該前枠2の長方形状の開口部に開閉自在に設けら
れ、且つ遊技盤の前方を覆うガラス板11を保持するガ
ラス枠14と、該ガラス枠14の前面に成形された飾り
枠3から構成されている。 【0019】前枠2には遊技盤、上皿6、下皿7および
電動ハンドル8などが前部に、また、前枠2の後部には
図示していない機構枠が一体に装着されており、ガラス
枠14には遊技盤から遊技球が飛び出さないようにガラ
スが装着されている。上皿6は上皿前面扉板4に、下皿
7は下皿前面扉板5にそれぞれ取り付けられていて、そ
れぞれが前枠2に対して横方向に回動自在に設けられて
いる。 【0020】内枠を固定するためのヒンジは、外枠1の
上端縁に固着したサポートと前枠2の上端に固着した爪
型ヒンジとで構成され、同様に、外枠1の下端縁に固着
したサポートと前枠2の下端に固着した爪型ヒンジとで
構成されている。それぞれが結合して前枠2、ガラス枠
14、図示していない機構枠などを具備する内枠は、一
体となって外枠1に対して横方向に回動自在に設けられ
ている。従ってその連結は前枠2を前方に回動させて、
上方に持ち上げることで容易にはずせる構造になってい
る。前記内枠は、外枠1にはめ込まれて、例えばシリン
ダ錠などでロックされる。 【0021】電動ハンドル8は上面に配した図示してい
ないタッチスイッチを押さえることにより起動し側面に
突設したっまみを回すことによって発射力を調整するも
のである。 【0022】前枠2の裏側には図示していない本体制御
装置および役物制御装置が取付けられている。本体制御
装置は、図示していないマイクロコンピュータが、図示
していないプログラムROMによって作動し、入賞検出
スイッチ、電動ハンドルのタッチスイッチ、打球発射装
置、表示灯、その他、従来のパチンコ機に必要な動作の
制御を行う。 【0023】ガラス枠14の前面に成形された飾り枠3
は、合成樹脂などで一体成形されていて、前記飾り枠3
の内側は、前記ガラス板11に向かう傾斜部3aを有し
ている。該傾斜部3aには高音領域の効果音を発するス
ピーカ10a、10bが前記傾斜部3aに沿う方向に遊
技者に向けて内側に効果音を発するように設けられてい
る。 【0024】前記下皿6の下方には図示していない低音
領域の効果音を発するスピーカが遊技盤から垂直に効果
音を発する方向に設けられている。 【0025】図2は本発明の遊技機の構成を示す概観図
であって、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、
図2(c)は傾斜部3aのB−B断面図、図2(d)は
傾斜部3aのA−A断面図、図2(e)は傾斜部3aの
C−C断面図である。 【0026】以下、図2を用いて飾り枠3、該飾り枠3
の内側に形成された傾斜部3a及びスピーカ10a、1
0b、9について説明する。前記飾り枠3は、その中央
は、遊技盤が視認できるように窓が形成されていて、該
窓の部分には前記ガラス板11がある。前記ガラス枠1
4にネジ、はめ込みなどの方法でガラス枠14の前面に
取り付けられている。 【0027】前記飾り枠3の内側には、傾斜部3aが前
記ガラス板11に向かう方向に傾斜して(図2(d)参
照)前記窓の周囲に亘って形成されている。前記傾斜部
3aには、高音領域の効果音を発するスピーカ10a、
10bが前記傾斜部3aに沿う方向(内側であって下
方、図2(e)参照)に設けられている。従って、前記
スピーカ10a、10bから発せられる効果音の方向は
内側であって下方、即ち遊技者に向けて発せられる。 【0028】下皿6の下方には低音領域の効果音を発す
るスピーカ9が遊技盤に垂直な方向に設けられていて、
その効果音の方向は遊技盤に垂直な方向に向けられて発
せられる。前記スピーカ9は、上皿6に蓄えられた遊技
球を下皿7に移動させる上皿前面扉板4と下皿前面扉板
5の裏側、略中央に設けられた管12の邪魔にならない
位置、即ち遊技者側から見て中央から左にずれた位置で
あって上皿前面扉板4の裏に設けられている。 【0029】なお、図2において、前記高音領域の効果
音を発するスピーカ10a、10bは、前記傾斜部3a
であって、遊技盤中央より上の位置に設けられている
が、これ以外に前記傾斜部3aであって、遊技盤中央よ
り下の位置に設けてもよい。 【0030】係る場合にも傾斜部3aが前記ガラス板1
1に向かう方向に傾斜して前記窓の周囲に亘って形成さ
れているので、前記スピーカ10a、10bから発せら
れる効果音の方向は内側であって上方、即ち遊技者に向
けて発せられる。 【0031】図2(c)に示すように、スピーカ10
a、(10b)は傾斜部3aの裏側にスピーカホルダ1
3a、(13b)により傾斜部3aにネジなどで、それ
ぞれ固定されている。該傾斜部3aの傾斜角度は、前記
スピーカ10a、10bをスピーカホルダ13a、(1
3b)により傾斜部3aにネジなどで、それぞれ固定し
た時に、遊技盤中央に集中するような傾斜である。 【0032】 【発明の効果】請求項1記載の遊技機によれば、遊技盤
の前方を覆うガラス板を保持する前枠に形成されたガラ
ス枠の前面に成形された飾り枠に効果音を発するスピー
カを設けたことにより、前記前枠の上部のスペースが有
効に利用できるようになる。 【0033】又、前記内側に傾斜した傾斜部を有する飾
り枠に高音領域のスピーカを設けることにより、効果音
を遊技盤中央に向かって発せられる。この結果、当該パ
チンコ機で遊技をしている遊技者に効果的に効果音を発
することができる。 【0034】更に、飾り枠が傾斜していることにより、
取付面積が少なくとも、スピーカを取り付けることが可
能であると共に、該飾り枠の後に有るガラス枠、前枠に
収納部を設けなくとも済む。この結果、ガラス枠、前枠
のスペースの有効活用ができる。 【0035】一方、低音領域のスピーカを遊技盤に垂直
方向に設けることにより、当該パチンコ機で遊技してい
ない遊技者に対しても当該パチンコ機の効果音を発する
ことができ、ホール全体の遊技雰囲気を高める効果があ
る。 【0036】更に、高音領域の効果音を発するスピーカ
と低音領域の効果音を発するスピーカとを分離し、それ
ぞれが発する効果音の方向を別にすることにより、当り
を示す効果音と、遊技盤内に設けられた表示装置の画像
に対する音との区別が容易につき、遊技の興趣を高めら
れる。
遊技機に関し、特に効果音を発する音響装置の取付構造
に特長を有する遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、遊技機は、遊技機が設置される島
に固定される外枠と、該外枠に対して開閉自在であり且
つ遊技盤を収納する遊技盤収納部がその裏面に設けられ
た前枠と、該前枠の長方形状の開口に周設固定される金
枠に開閉自在に設けられ、且つ前記遊技盤の前方を覆う
ガラス板を保持するガラス扉枠と、前記金枠に開閉自在
に設けられ且つ景品玉を貯留する上皿(打球供給皿とも
言われる)が固着される上皿前面扉板と、前記金枠に開
閉自在に設けられ且つ前記上皿の景品玉を貯留する下皿
が固着される下皿前面扉板と、前記前枠の裏面に開閉自
在に設けられ且つ前記遊技盤において発生した入賞玉に
基づいて景品玉を払い出すための各種の機構がセット化
される機構板とから構成されている。 【0003】そして、上記した遊技機の構成要素のう
ち、外枠と前枠と遊技盤は、合板や板材等の木によって
構成され、金枠とガラス扉枠と上皿前面扉板、下皿前面
扉板は、鉄板等の金属によって構成され、遊技盤収納部
と機構板は、合成樹脂によって構成されるのが一般的で
あった。 【0004】しかしながら、近年、遊技機の構成要素の
中で遊技者に最も遊技機の印象を付与するガラス扉枠
や、該ガラス扉枠を開閉自在に軸支する前枠を合成樹脂
によって構成したものが僅かではあるが提案されつつあ
る。更に、合板や板材等の木によって構成された前枠に
合成樹脂で成形された飾り枠を施し、係る飾り枠に各種
の電飾を施した遊技機もある。 【0005】又、近年の遊技機では遊技機に具備されて
いる図柄表示装置、各種照明装置に同期して効果音が出
力されている。しかし、ホールにおける遊技環境では遊
技球の音(島内の搬送、遊技球がガラスに当る音など)
や、店内放送周囲の遊技機の音などの騒音が激しい。 【0006】又、1種遊技機のように映像がゲーム性の
中心を占める機種では、遊技盤の中央にある表示装置に
近い場所に音源があることが遊技の興趣を高める上で好
ましい。特に、ステレオ音源の場合、左右に広がる立体
的な音像が必要であり、これが安定しないと演出効果が
低減する。 【0007】係る遊技機の興趣を高めるために音響装置
が具備されていて、例えば、特開平9−56906号公
報に開示されている「弾球遊技機」がある。係る遊技機
は、図3に示すように、透明板保持枠304の左右の隅
角部裏面に一対のスピーカ316を着脱自在に設け、枠
基体300には、透明板保持枠304を閉じたときに前
記左右の一対のスピーカ316を収納するスピーカ収納
部372が形成されている。 【0008】前記スピーカ収納部372は、透明板保持
枠304を閉じたときに透明板保持枠304の軸支側側
方に設けられる配線収納リブの後面を覆う基板カバーと
の当接状態を回避するためのものである。 【0009】また、左右一対のスピーカ316の前記透
明板保持枠304への取付は、スピーカ316が固着さ
れるスピーカ取付板の一辺を透明板保持枠304の裏面
に形成される係合溝突起に係合させる。一方、スピーカ
取付板の他辺を透明板保持枠304の裏面に前記係合溝
突起よりも高く突出形成される取付ボスに止着すること
によってスピーカ316を弾球遊技機の中央部に向けて
傾斜状となるように取り付ける。 【0010】スピーカ316を透明板保持枠304の裏
面に直接取り付けた場合には、透明板保持枠304を閉
じたときにスピーカ316の後方突出部が枠基体300
に当接してしまうこととなるが、その当接部分の枠基体
300にスピーカ316を収納するスピーカ収納部37
2を形成した。 【0011】スピーカ316を弾球遊技機の中央部に向
けて傾斜状となるように取り付けた結果、スピーカ31
6から発生される効果音を弾球遊技機のほぼ中央に座っ
て位置する遊技者に効率的に伝達することができる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、係る方法で
は、以下のような問題点があった。即ち、前記図3で示
した「弾球遊技機」では、左右一対のスピーカ316が
前記透明板保持枠304の上方に取り付けられている。
この結果、前記透明板保持枠304の上方のスペースが
スピーカ316で占有される上、前記透明板保持枠30
4に対して枠基体300の当接部分にスピーカを収納す
るスピーカ収納部372が形成されている。しかし、枠
基体300に加工が必要になると共にスピーカ316の
後方突出部が他に利用できない部分になる。 【0013】又、左右一対のスピーカ316が下向きに
なるように取り付けられていても、その取付位置が透明
板保持枠304の上方であるために前記スピーカから発
せられる音が頭の上から聞こえるようになり、遊技者に
とって不快感を感じさせる場合もある。 【0014】更に又、前記スピーカ316は、低音領域
と高音領域とを区別なく発している為に、音の広がりの
ある低音領域の音と、指向性の強い高音領域の音とが混
在し、例えば、当りを示す効果音と、遊技盤内に設けら
れた表示装置の画像に対する音との区別がつきにくく、
遊技の興趣が低減するなどの問題点を有していた。 【0015】本発明は、係る問題を解決するとともに、
飾り枠のスペースを有効活用して効果音を発する遊技機
を提供することを目的としてなされたものである。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために請求項1記載の遊技機では、遊技機が設置さ
れる島に固定される外枠と、該外枠に対して開閉自在で
あり、かつ遊技盤が収納される前枠と、該前枠の長方形
状の開口部に開閉自在に設けられ、且つ前記遊技盤の前
方を覆うガラス板を保持するガラス枠と、該ガラス枠の
前面に成形された飾り枠と、効果音を発するスピーカを
有する遊技機において、前記飾り枠の内側は、前記ガラ
ス板に向かう傾斜部を有し、高音領域の効果音を発する
スピーカが遊技者に向けて内側に効果音を発するように
前記傾斜部に設けられていて、又、低音領域の効果音を
発するスピーカが遊技機に垂直な方向に向けて効果音を
発するように前記遊技機の前面に設けられていることを
特徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】図1は本発明の遊技機の構成を示
す概観斜視図である。以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ機として図面に基いて説明する。なお、本発明の実
施形態におけるパチンコ機の遊技制御、遊技盤の構成、
本体制御装置および役物制御装置等は、従来のパチンコ
機と同一であり、その説明を省略する。 【0018】パチンコ機の構成を大きく分けると、図1
に示すように、外枠1と、該外枠1に対して開閉自在で
あり且つ遊技盤、上皿6、下皿7が収納される前枠2
と、該前枠2の長方形状の開口部に開閉自在に設けら
れ、且つ遊技盤の前方を覆うガラス板11を保持するガ
ラス枠14と、該ガラス枠14の前面に成形された飾り
枠3から構成されている。 【0019】前枠2には遊技盤、上皿6、下皿7および
電動ハンドル8などが前部に、また、前枠2の後部には
図示していない機構枠が一体に装着されており、ガラス
枠14には遊技盤から遊技球が飛び出さないようにガラ
スが装着されている。上皿6は上皿前面扉板4に、下皿
7は下皿前面扉板5にそれぞれ取り付けられていて、そ
れぞれが前枠2に対して横方向に回動自在に設けられて
いる。 【0020】内枠を固定するためのヒンジは、外枠1の
上端縁に固着したサポートと前枠2の上端に固着した爪
型ヒンジとで構成され、同様に、外枠1の下端縁に固着
したサポートと前枠2の下端に固着した爪型ヒンジとで
構成されている。それぞれが結合して前枠2、ガラス枠
14、図示していない機構枠などを具備する内枠は、一
体となって外枠1に対して横方向に回動自在に設けられ
ている。従ってその連結は前枠2を前方に回動させて、
上方に持ち上げることで容易にはずせる構造になってい
る。前記内枠は、外枠1にはめ込まれて、例えばシリン
ダ錠などでロックされる。 【0021】電動ハンドル8は上面に配した図示してい
ないタッチスイッチを押さえることにより起動し側面に
突設したっまみを回すことによって発射力を調整するも
のである。 【0022】前枠2の裏側には図示していない本体制御
装置および役物制御装置が取付けられている。本体制御
装置は、図示していないマイクロコンピュータが、図示
していないプログラムROMによって作動し、入賞検出
スイッチ、電動ハンドルのタッチスイッチ、打球発射装
置、表示灯、その他、従来のパチンコ機に必要な動作の
制御を行う。 【0023】ガラス枠14の前面に成形された飾り枠3
は、合成樹脂などで一体成形されていて、前記飾り枠3
の内側は、前記ガラス板11に向かう傾斜部3aを有し
ている。該傾斜部3aには高音領域の効果音を発するス
ピーカ10a、10bが前記傾斜部3aに沿う方向に遊
技者に向けて内側に効果音を発するように設けられてい
る。 【0024】前記下皿6の下方には図示していない低音
領域の効果音を発するスピーカが遊技盤から垂直に効果
音を発する方向に設けられている。 【0025】図2は本発明の遊技機の構成を示す概観図
であって、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、
図2(c)は傾斜部3aのB−B断面図、図2(d)は
傾斜部3aのA−A断面図、図2(e)は傾斜部3aの
C−C断面図である。 【0026】以下、図2を用いて飾り枠3、該飾り枠3
の内側に形成された傾斜部3a及びスピーカ10a、1
0b、9について説明する。前記飾り枠3は、その中央
は、遊技盤が視認できるように窓が形成されていて、該
窓の部分には前記ガラス板11がある。前記ガラス枠1
4にネジ、はめ込みなどの方法でガラス枠14の前面に
取り付けられている。 【0027】前記飾り枠3の内側には、傾斜部3aが前
記ガラス板11に向かう方向に傾斜して(図2(d)参
照)前記窓の周囲に亘って形成されている。前記傾斜部
3aには、高音領域の効果音を発するスピーカ10a、
10bが前記傾斜部3aに沿う方向(内側であって下
方、図2(e)参照)に設けられている。従って、前記
スピーカ10a、10bから発せられる効果音の方向は
内側であって下方、即ち遊技者に向けて発せられる。 【0028】下皿6の下方には低音領域の効果音を発す
るスピーカ9が遊技盤に垂直な方向に設けられていて、
その効果音の方向は遊技盤に垂直な方向に向けられて発
せられる。前記スピーカ9は、上皿6に蓄えられた遊技
球を下皿7に移動させる上皿前面扉板4と下皿前面扉板
5の裏側、略中央に設けられた管12の邪魔にならない
位置、即ち遊技者側から見て中央から左にずれた位置で
あって上皿前面扉板4の裏に設けられている。 【0029】なお、図2において、前記高音領域の効果
音を発するスピーカ10a、10bは、前記傾斜部3a
であって、遊技盤中央より上の位置に設けられている
が、これ以外に前記傾斜部3aであって、遊技盤中央よ
り下の位置に設けてもよい。 【0030】係る場合にも傾斜部3aが前記ガラス板1
1に向かう方向に傾斜して前記窓の周囲に亘って形成さ
れているので、前記スピーカ10a、10bから発せら
れる効果音の方向は内側であって上方、即ち遊技者に向
けて発せられる。 【0031】図2(c)に示すように、スピーカ10
a、(10b)は傾斜部3aの裏側にスピーカホルダ1
3a、(13b)により傾斜部3aにネジなどで、それ
ぞれ固定されている。該傾斜部3aの傾斜角度は、前記
スピーカ10a、10bをスピーカホルダ13a、(1
3b)により傾斜部3aにネジなどで、それぞれ固定し
た時に、遊技盤中央に集中するような傾斜である。 【0032】 【発明の効果】請求項1記載の遊技機によれば、遊技盤
の前方を覆うガラス板を保持する前枠に形成されたガラ
ス枠の前面に成形された飾り枠に効果音を発するスピー
カを設けたことにより、前記前枠の上部のスペースが有
効に利用できるようになる。 【0033】又、前記内側に傾斜した傾斜部を有する飾
り枠に高音領域のスピーカを設けることにより、効果音
を遊技盤中央に向かって発せられる。この結果、当該パ
チンコ機で遊技をしている遊技者に効果的に効果音を発
することができる。 【0034】更に、飾り枠が傾斜していることにより、
取付面積が少なくとも、スピーカを取り付けることが可
能であると共に、該飾り枠の後に有るガラス枠、前枠に
収納部を設けなくとも済む。この結果、ガラス枠、前枠
のスペースの有効活用ができる。 【0035】一方、低音領域のスピーカを遊技盤に垂直
方向に設けることにより、当該パチンコ機で遊技してい
ない遊技者に対しても当該パチンコ機の効果音を発する
ことができ、ホール全体の遊技雰囲気を高める効果があ
る。 【0036】更に、高音領域の効果音を発するスピーカ
と低音領域の効果音を発するスピーカとを分離し、それ
ぞれが発する効果音の方向を別にすることにより、当り
を示す効果音と、遊技盤内に設けられた表示装置の画像
に対する音との区別が容易につき、遊技の興趣を高めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の構成を示す概観斜視図であ
る。 【図2】本発明の遊技機の構成を示す概観図であって、
図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、図2(c)
は傾斜部3aのB−B断面図、図2(d)は傾斜部3a
のA−A断面図、図2(e)は傾斜部3aのC−C断面
図である。 【図3】従来の弾球遊技機の構成を示す概観斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 外枠 2 前枠 3 飾り枠 4 上皿前面扉板 5 下皿前面扉板 6 上皿 7 下皿 8 電動ハンドル 9、10a、10b スピーカ 11 ガラス板 13a、13b スピーカホルダ 14 ガラス枠
る。 【図2】本発明の遊技機の構成を示す概観図であって、
図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、図2(c)
は傾斜部3aのB−B断面図、図2(d)は傾斜部3a
のA−A断面図、図2(e)は傾斜部3aのC−C断面
図である。 【図3】従来の弾球遊技機の構成を示す概観斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 外枠 2 前枠 3 飾り枠 4 上皿前面扉板 5 下皿前面扉板 6 上皿 7 下皿 8 電動ハンドル 9、10a、10b スピーカ 11 ガラス板 13a、13b スピーカホルダ 14 ガラス枠
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】遊技機が設置される島に固定される外枠
と、該外枠に対して開閉自在であり、かつ遊技盤が収納
される前枠と、該前枠の長方形状の開口部に開閉自在に
設けられ、且つ前記遊技盤の前方を覆うガラス板を保持
するガラス枠と、該ガラス枠の前面に成形された飾り枠
と、効果音を発するスピーカを有する遊技機において、 前記飾り枠の内側は、前記ガラス板に向かう傾斜部を有
し、高音領域の効果音を発するスピーカが遊技者に向け
て内側に効果音を発するように前記傾斜部に設けられて
いて、又、低音領域の効果音を発するスピーカが遊技機
に垂直な方向に向けて効果音を発するように前記遊技機
の前面に設けられていることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371385A JP2003169899A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371385A JP2003169899A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003169899A true JP2003169899A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19180442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001371385A Pending JP2003169899A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003169899A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009095541A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2010158273A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Sammy Corp | 遊技機枠 |
US7833102B2 (en) | 2006-11-09 | 2010-11-16 | Igt | Gaming machine with consolidated peripherals |
US8096884B2 (en) | 2006-11-09 | 2012-01-17 | Igt | Gaming machine with adjustable button panel |
US8177637B2 (en) | 2006-11-09 | 2012-05-15 | Igt | Button panel control for a gaming machine |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371385A patent/JP2003169899A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7833102B2 (en) | 2006-11-09 | 2010-11-16 | Igt | Gaming machine with consolidated peripherals |
US8096884B2 (en) | 2006-11-09 | 2012-01-17 | Igt | Gaming machine with adjustable button panel |
US8177637B2 (en) | 2006-11-09 | 2012-05-15 | Igt | Button panel control for a gaming machine |
JP2009095541A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2010158273A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Sammy Corp | 遊技機枠 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041026 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080221 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080730 |