JP2005034613A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大型のスピーカ装置を設けることができるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技が行われる状態とされる本体基部4が外枠3に対して閉じられた状態では、本体基部4に設けられたスピーカ装置16からの音声は、外枠3に設けられたダクト19を介して音声出力用開口11の貫通孔11aより機外へ出力される。このように、スピーカ装置16と音声出力用開口11とをダクト19を介して連通することにより、スピーカ装置16と音声出力用開口11との配置を、それぞれ独立して決定することができるので、本体基部4の余裕のある設置スペースを選択し、その設置スペースに大型のスピーカ装置を設けることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
パチンコ機などの遊技機は、遊技機を作動させる作動装置を備える本体基部を、遊技場の所定位置に固定するための外枠と称される保持部に組み付けて設置される。遊技機に備えられる作動装置としては、例えばパチンコ機では、遊技状態を制御する制御回路装置、遊技球を遊技領域に発射する球発射装置、受け皿に遊技球を払い出す球払出装置等の主装置の他に、光を点滅させるランプ装置、音声を発生させるスピーカ装置等の副装置がある。スピーカ装置は制御回路装置からの音声信号を受けて遊戯状態に応じた様々な効果音や音楽等の音声を発生させるものであり、遊技機の前方から後方にかけて貫通して形成された開口を有する音声出力用開口(音声出力部)に直接的に設置される。スピーカ装置からの音声はこの音声出力用開口を介して機外へ出力される。
ところで、近年では、遊技者の興趣を高める一環として、スピーカ装置からの音声の良質化が求められている。しかしながら、従来のようにスピーカ装置を音声出力用開口に直接的に設置する構成では、後方側に設けられる作動装置やその他の構造物等の形状や設置位置などの構成によっては、スピーカ装置の設置スペースが限られてしまい、大型のスピーカを設置することができない場合があった。このような場合、遊技者を満足させるだけの音質を得るためには、小型で高性能なスピーカが必要となり、遊技機の製造コストが高くついてしまう。
本発明は、上記背景を考慮してなされたものであり、音声発生装置を設ける自由度を高めて、製造コストを低減しつつ、良質な音声が聴取されるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の遊技機では、音声を発生させる音声発生装置を備えた本体基部と、この本体基部を閉じ位置と開き位置との間で回動自在に保持する保持部とを有するものであり、前記保持部に、前記音声発生装置からの音声を機外へ出力する音声出力部を設け、前記本体基部が前記閉じ位置にある場合に、一端の開口が前記音声出力部と連通し、他端の開口が前記音声発生装置と連通する管状部材を前記保持部に設け、前記音声発生装置からの音声を、前記管状部材を介して前記音声出力部から出力するものである。
また、前記本体基部に前記音声発生装置を収容する収容部を設け、この収容部に前記他端の開口と連通し得る貫通孔を設けることが好ましい。
また、前記収容部は複数の面からなり、この複数の面の少なくとも一面は、前記本体基部の回動軸と垂直となる面に対して傾斜した傾斜面であり、この傾斜面に前記貫通孔を設け、前記他端の開口は、前記本体基部が前記閉じ位置にある場合に前記傾斜面と近接して対向することが好ましい。
また、前記音声発生装置と前記他端の開口とが連通する部分に、前記音声発生装置からの音声が漏れることを防ぐ音漏れ防止部材を設けることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、音声を発生させる音声発生装置を備えた本体基部と、この本体基部を閉じ位置と開き位置との間で回動自在に保持する保持部とを有する遊技機において、前記保持部に、前記音声発生装置からの音声を機外へ出力する音声出力部を設け、前記本体基部が前記閉じ位置にある場合に、一端の開口が前記音声出力部と連通し、他端の開口が前記音声発生装置と連通する管状部材を前記保持部に設け、前記音声発生装置からの音声を、前記管状部材を介して前記音声出力部から出力するものであるので、余裕のある設置スペースを選択することで、大型の音声発生装置を設けることができる。これにより、コスト負担のかかる小型で高性能な音声発生装置を設ける必要もなく、遊技者を満足させるだけの良質な音声を得ることができる。
本実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ機を採用する。図1、及び図2に示すように、パチンコ機(遊技機)2は、パチンコ店などの遊技場の所定位置に固定される外枠(保持部)3と、この外枠3に開閉自在に保持された本体基部4とから構成されている。本体基部4の内部には遊技盤5が配設されており、本体基部4の前面には回動自在な扉部となる前面扉6が設けられている。この前面扉6には、遊技盤5の前面に形成され、打ち出されたパチンコ球が流下する遊技領域5aを観察するためのガラス窓7が設けられている。前面扉6の下方には、打ち出し用のパチンコ玉を貯留する球皿8及びパチンコ玉の打ち出し強さを調節する操作ハンドル9が設けられている。球皿8の下方に設けられ装飾部材10の両端には、音声を機外へと出力する音声出力用開口(音声出力部)11が形成されている。音声出力用開口11から遊技状態に応じて様々な効果音や音楽等の音声が放出される。
遊技盤5の遊技領域5aの略中央には、図柄表示装置12が設けられている。図柄表示装置12は3つに区分けされ、それぞれのセクションにおいて図柄が流れるように表示される変動表示状態から及び図柄が1つ停止表示される停止表示状態に移行する。図柄表示装置12は遊技領域に打ち出されたパチンコ玉が始動入賞口に入賞すると、様々な図柄を変動表示した後に、入賞を契機として行われた電子抽選の結果を告知するための図柄を停止表示する。図柄表示装置12の周りには、始動入賞口の他に様々な種類の入賞口13、及びアウト口14が設けられる。遊技者は、球皿8にパチンコ玉を投入することでパチンコ球を発射装置へと導き、操作ハンドル9を回動操作してパチンコ球を遊技領域5aに打ち出す。遊技領域5aに打ち出されたパチンコ球はいずれかの入賞口13に入って検知部に検出されるようになるか、あるいはアウト口14から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域5aにおいて設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
本体基部4の裏側には球発射装置、球払出装置、主電源、ランプ装置、スピーカ装置(音声発生装置)16等の駆動装置、これらの駆動装置を、例えば所定入賞口へのパチンコ球の入賞の検出に基づく遊技状態に応じて作動させるための制御を行う制御回路装置17がそれぞれ設けられている。これらの駆動装置及び制御回路装置17は、ケーブル及びコネクタ等を介して電気的に接続されている。なお、スピーカ装置16は2個設けられており、それぞれ略方形状のスピーカボックス(収容部)18に収容されている。そして、このスピーカボックス18は本体基部4の裏側に組み付けられている。さらに、外枠3の下部には、詳細は後述するがスピーカ装置16からの音声を音声出力用開口11に通すダクト(管状部材)19が設けられている。
図3、4に示すように、外枠3の下部には、板部材20が固定して取り付けられている。板部材20には、その前面から後面に貫通して形成された貫通孔21が2個設けられている。板部材20の上部には、ビスを固定するためのビス取付穴20aが3個設けられている。装飾部材10に設けられた音声出力用開口11には、その前面から後面にかけて貫通して形成された貫通孔11aが5個設けられている。装飾部材10に設けられたビス挿通穴10aと板部材20のビス取付穴20aとにビス21aを通して締めることにより、音声出力用開口11の後方に貫通孔21が配されるように、装飾部材10が板部材20の前面に取り付けられている。すなわち、板部材20と装飾部材10との間の中空部分を接続して、音声出力用開口11と貫通孔21とが連通している。
板部材20に設けられた2個の貫通孔21の後部側(装飾部材10が取り付けられる側と反対の側)の両脇部分には、ビスを固定するためのビス取付穴20bが2個づつ設けられている。一方、ダクト19は、管形状であり空洞部の出入口としての開口を2つ有している。一方の開口である第1開口(一端の開口)22は、略横方向を向いている。他方の開口である第2開口(他端の開口)23は、第1開口22より上方に位置し、且つ略上方向を向いている。ダクト19の第1開口22側の外表面には、ビスが挿通されるビス挿通穴を備えた取付け部材19aがビス取付穴20bに対向するように2個づつ設けられている。この取付け部材19aのビス挿通穴と、板部材20のビス取付穴20bとにビス21bを通して締めることにより、第1開口22が貫通孔21にその後部側より接続するように、ダクト19が板部材20の後面に取り付けられている。すなわち、貫通孔21と第1開口22とが連通するようになる。また、ダクト19はビス締めにより板部材20に固定して取り付けられているが、貫通孔21と第1開口22とが連通する構成を満たすのであれば、外枠3に固定して取り付けても良いし、固定せずに樹脂爪等を用いて着脱自在に取り付けるなど、適宜の方法で取り付けて良い。
図4に示すように、スピーカボックス18表面の下側面18aは、本体基部4の回動軸と垂直となる面に対して傾斜している。その下側面18aには、スピーカボックス18の内側面に貫通して形成された貫通孔18bが設けられている。この貫通孔18bを通してスピーカボックス18に収容されたスピーカ装置16の音発生部16aが露呈している。下側面18aは、回動自在な本体基部4が外枠3に対して閉じられているときに、ダクト19の第2開口23と近接して対向するように設けられている。貫通孔18bは、下側面18aと第2開口23とが近接して対向するとともに、第2開口23と連通するように設けられている。即ち、ダクト19は、本体基部4が外枠3に対して閉じられている場合に、音声出力用開口11の音声出力口11aと貫通孔18bとの間を中継して連通するようになる。
ダクト19の第2開口23の開口縁には、スピーカ装置16からの音声がスピーカボックス18とダクト19との隙間から漏れることを防止するゴムシート(音漏れ防止部材)24が設けられている。このゴムシート24は、貫通孔18bと第2開口23とが連通したときに、第2開口23の開口縁と貫通孔18bの開口縁との隙間を埋めるように設けられている。なお、本実施形態では、ゴムシート24を第2開口23の開口縁に設けたが、ゴムシートは、第2開口23の開口縁又は貫通孔18bの開口縁の少なくともいずれか一方に設けて良いものである。また、ダクト19の第1開口22と貫通孔21との連通部分にゴムシートを設けても良い。
次に、上記のように構成されたパチンコ機の作用について説明する。通常、遊技が行われる状態とされる本体基部4が外枠3に対して閉じられた状態では、制御回路装置17の制御処理に基づいてスピーカ装置16から発生され、スピーカボックス18の貫通孔18bから出力された音声は、ダクト19の第2開口23からダクト19の管内に入る。第2開口23から管内に入った音声は、第1開口22、貫通孔21を介して、音声出力用開口11の貫通孔11aより機外へ出力される。このように、スピーカ装置16と音声出力用開口11とが離れて設けられた構成であっても、スピーカ装置16からの音声をダクト19を介して音声出力用開口11に送ることにより機外へ出力することができる。
また、本体基部4を閉じ位置に移動させて、スピーカボックス18の下側面18aがダクト19の第2開口23と近接して対向するようにした場合には、下側面18aが本体基部4の回動軸と垂直となる面に対して傾斜していることから、下側面18aは、第2開口23と近接して対向する位置に案内され易くなる。また、下側面が本体基部の回動軸と垂直となる面に対して傾斜していない場合にくらべて、下側面と第2開口との結合力が向上する。
また、球皿8の下方に音声出力用開口11を設けたことにより、一般に活用されることが少なかった球皿8の下方部分を有効利用することができる。
なお、音声発生装置から発生する音声を低周波とすると、その性質上、ダクトを介してもその音質が劣化しないので好適である。
なお、ダクト形状に工夫を加えることにより、ダクト管内を通る音声に共鳴を起させ、機外へ出力される音声をその発生時よりも増強し得る。
なお、本実施形態のように音声出力部を保持部の下部に設けた場合、音声発生装置から発生する音声を低温とすることにより、迫力感のある音声を遊技者に聴取させることができる。なお、音声出力部の設置位置は保持部の下部に限定されるものでない。
また、保持部に対して本体基部が交換可能である遊技機においては、機種交換の際に、保持部を遊技場又は工場などに据置きする非交換部として、本体基部を交換部とした場合、ダクトは保持部に設けてあるので、機種によらず共通の部品として用いることができる。これにより、機種交換時のコストを抑えることができる。
次に本発明を実施した第2実施形態について説明する。図5に示すように、外枠3の下部の前面側寄りの一辺には、直方体形状の板部材30がビス32aと固定基体32bとからなる固定具32によって固定されている。板部材30は長手方向が左右を向くように配設されており、板部材30にはその前面から後面に貫通して形成された貫通孔30aが長手方向に2つ形成されており、板部材30の上部にはビス35を固定するためのビス取り付け穴30bが3つ形成されている。それぞれのビス挿通孔10aにビス35を挿通させ、板部材30のビス取り付け穴30bにビス35を螺嵌して固定することにより、板部材30の前側に音声出力用開口11が配置される。なお、この板部材30に形成された貫通孔30aが装飾板10に形成された音声出力用開口11と連通することで、音声出力用開口11はパチンコ機2の外部に音声を出力することができる。
板部材30の後側には、貫通孔30aの両脇に上下方向に向って嵌合レール30cが形成される。嵌合レール30cには、スピーカダクト37の一方の開口縁である第1開口(一端の開口)37e(図6参照)の両側に突出形成された嵌合ボス37aが嵌合レール30cに対してスライド自在に嵌め込まれる。このとき他方の開口である第2開口(他端の開口)37fは第1開口より上方に位置し、且つ略上方を向いている。嵌合ボス37aはスピーカダクト37の左右にそれぞれに上下2つずつ形成されており、嵌合ボス37aが嵌合レール30cに嵌め込まれることにより、スピーカダクト37の第1開口37eが貫通孔30aの周囲に合わさるように案内され、スピーカダクト37の第1開口37eと板部材30の貫通孔30aとが連通すると共に後側に取り付けられる。このようにスピーカダクト37に嵌合ボス37aを形成し、板部材30に嵌合レール30cを形成し、嵌合ボス37aが嵌合レール30cに嵌められて嵌合レール30cに沿って案内されることでスピーカダクト37の第1開口37eを板部材30の貫通孔30aと対向する位置に容易に取り付けることができる。なお、板部材30の上部には、本体基部4が外枠3に嵌め込まれる際に本体基部4に設けられた当接部を受けて、予め定められた閉じ位置まで本体基部4を案内する受容部40が設けられている。
スピーカダクト37の分解斜視図を図6に示す。スピーカダクト37は中空であって、横から観察すると略L字形状をしている(図7参照)。スピーカダクト37は左右に分離する2つのブロック37b、37cとからなる。それぞれのブロック37b、37cを合わせてビス37gをブロック37cに形成されたネジ穴から螺嵌することにより、筒状のスピーカダクト37が形作られる。それぞれのブロック37b、37cの第1開口37e側の左右の外壁には嵌合ボス37aが上下2つずつ形成され、第2開口37fにはパチンコ球の直径よりも狭い間隔を隔てて棒状の部材が略平行に複数配設された球除け格子37dが形成されている。球除け格子37dの格子間隔はパチンコ球の直径よりも小さく形成されているため球除け格子37dの間を通り抜けてスピーカダクト37内にパチンコ球が進入することはない。図7にスピーカダクト37を横から観察した平面図を示す。スピーカダクト37を板部材30に取り付けると、第2開口37fは水平線Hに対して前側が後側よりも低く傾く。さらに球除け格子37dを構成するぞれの棒状の部材も水平線Hに対して前側が後側よりも低く傾く。このため球除け格子37d上にパチンコ球が落ちた場合には前側に向って転がるため、パチンコ球が球除け格子37d上に滞在することはない。
図8及び図9に示すように、本体基部4に取り付けられたスピーカボックス43は略立方体の箱状のスピーカ保持部43aと板部材からなる音漏れ防止部43bとから構成される。スピーカ保持部43aの下側面43cは、本体基部4と外枠3とが回動するための回動軸と垂直縦方向となる面に対して前方が低くなるように傾斜している。スピーカ保持部43aの下側面43cには、スピーカ保持部43の内部と貫通する貫通孔43dが設けられている。貫通孔43dからは、スピーカ保持部43aの内部に固定してあるスピーカ装置16の音発生部16aが外部に露呈している。板部材30に取り付けられたスピーカダクト37は、スピーカダクト37の第1開口37eが貫通孔30aに合わさり、第2開口37fは前側が後側よりも低く傾斜し、第2開口37fに形成された球除け格子37dも前側が後側よりも低く傾斜する。図10にスピーカボックス43を後側から観察した斜視図を示す。スピーカボックス43に形成された下側面43cの周囲には板状の音漏れ防止部材43bが下側面43cを設けられている。ただし、スピーカダクト37の第2開口37fを下側面43cに形成された貫通孔43dと連通させるように導くため、後側には音漏れ防止部材は設けられていない。本体基部4が外枠3に嵌め込まれた場合、スピーカダクト37の第2開口37fとスピーカボックス43の下側面43cに形成された貫通孔43dとが連通し、音漏れ防止部材43bはスピーカダクト37の第2開口37fと下側面43cとが対向する部分の周囲に被さり、スピーカ装置16の音発生部16aで発生した音声が、下側面43cと第2開口37fとの隙間から外部に漏れるのを防止する。
スピーカダクト37の嵌合ボス37aが板部材30の嵌合レール30cに案内されて嵌合すると、第2開口37fは上方に向くと共に前側に低く傾斜し、スピーカダクト37の第1開口37eと板部材30の貫通孔30aとが連通する。第2開口37fに設けた球除け格子37dは前側に低く傾斜しているため、例えば、本体基部4を回動させて外枠3より解放した際に落下したパチンコ球がスピーカダクト19内に進入することなく前側に転がって紛失することを防止できる。スピーカダクト37自体を上下方向にスライドさせれば板部材30から容易に着脱できるため、例えば、外枠3を島設備に固定する際にスピーカダクト37の存在が固定作業に支障をきたすときにはスピーカダクト37を予め取りはずしておき、外枠3を島設備に固定した後にスピーカダクト37を板部材30に取り付けることが簡便にでき、これによりパチンコ機2をより容易に島設備に配設することができる。
なお、上記の第2実施形態では、スピーカボックス43に板状の部材からなる音漏れ防止部43bを設けてスピーカ装置16で発生した音声が外部に漏れないようにしたが、図11に示すように、スピーカダクト46の第2開口46aの縁に沿って柔らかいゴムシート46bを設け、本体基部4を外枠3に嵌めこんだ際にゴムシート46bを介してスピーカボックス43の下側面43cとスピーカダクト46の第2開口46aとが密着するようにしてもよい。これによって、スピーカ装置16の音発生部16aから出力された音声が外部に漏れるのをさらに防止することができる。
また、上記の第2実施形態では音漏れ防止部43bをスピーカボックス43に設けたが、音漏れ防止部はスピーカダクトに設けたり、スピーカボックスとスピーカダクトとの両方に設けても良い。特にスピーカボックスとスピーカダクトとの両方に音漏れ防止部を設けることでスピーカ装置で発生した音声が外部に漏れないようにする機能をさらに高めることができる。
また、上記の第2実施形態では、棒状の部材がパチンコ球の直径よりも狭い間隔で複数配列した球除け格子37dを第2開口37fに設けたが、球除け格子の形状はこれに限らない。例えば、網形状の球除け格子でもよい。図12に網状の球除け格子を第2開口に設けたスピーカダクトについて説明する斜視図を示す。スピーカダクト48は筒形状をしており、その一端には板部材30に形成された貫通孔30に合わさる第1開口48aが形成され、他端に形成された第2開口48bには網状に形成された球除け格子48cが設けられている。球除け格子48cの網の目の大きさはパチンコ玉よりも小さく、このためパチンコ玉はスピーカダクト48内に進入することはない。このように網状の球除け格子48cを第2開口48bに設けてもパチンコ玉がスピーカダクト内に進入することを防止することができる。
また、上記の第2実施形態ではスピーカダクト37の第1、第2開口37e,37fの形状は、ともに四角形状であったが、本発明はこれに限らない。例えば、図12に示すように、スピーカダクト50の第2開口50aの形状を円形にするとともに、この第2開口50aに遊技球の進入を防止する球除け格子50bを形成してもよい。第2開口50aの形状を円形にすることでスピーカ装置16の音声出力部16aの形状に合致するようになるとともに、スピーカダクトをより小さくすることができる。
本発明のパチンコ機の外観図である。 本体基部をひらいたときのパチンコ機の外観図である。 外枠下部の構成を分解して示す斜視図である。 本体基部のダクト近傍及び外枠下部の断面図である。 スピーカダクト周辺の構成を示した分解斜視図である。 スピーカダクトを分解した斜視図である。 スピーカダクトを横から観察した平面図である。 本体基部を開いてスピーカボックスについて説明するパチンコ機の外観図である。 本体基部のスピーカダクト近傍及び外枠下部の断面図である。 スピーカボックスを後側から観察した斜視図である。 第2開口にゴムシートを設けたスピーカダクトの斜視図である。 網状の球除け格子を第2開口に形成したスピーカダクトを説明する斜視図である。 円形に形成された第2開口を有し、横から見てL字形状に形成されたスピーカダクトの外観図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
3 外枠(保持部)
4 本体基部
11 音声出力用開口(音声出力部)
16 スピーカ装置(音声発生装置)
18 スピーカボックス(収容部)
18a 下側面(傾斜面)
18b 貫通孔
19 ダクト(管状部材)
22 第1開口(一端の開口)
23 第2開口(他端の開口)
24 ゴムシート(音漏れ防止部材)

Claims (4)

  1. 音声を発生させる音声発生装置を備えた本体基部と、この本体基部を閉じ位置と開き位置との間で回動自在に保持する保持部とを有する遊技機において、
    前記保持部に、前記音声発生装置からの音声を機外へ出力する音声出力部を設け、
    前記本体基部が前記閉じ位置にある場合に、一端の開口が前記音声出力部と連通し、他端の開口が前記音声発生装置と連通する管状部材を前記保持部に設け、
    前記音声発生装置からの音声を、前記管状部材を介して前記音声出力部から出力することを特徴とする遊技機。
  2. 前記本体基部に前記音声発生装置を収容する収容部を設け、この収容部に前記他端の開口と連通し得る貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記収容部は複数の面からなり、この複数の面の少なくとも一面は、前記本体基部の回動軸と垂直となる面に対して傾斜した傾斜面であり、この傾斜面に前記貫通孔を設け、前記他端の開口は、前記本体基部が前記閉じ位置にある場合に前記傾斜面と近接して対向することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記音声発生装置と前記他端の開口とが連通する部分に、前記音声発生装置からの音声が漏れることを防ぐ音漏れ防止部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし3にいずれか1つ記載の遊技機。
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