JP4769554B2 - 遊技機島 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ球を使用したスロットマシン(所謂、パロット)またはパチンコ機等の遊技機を複数配置した遊技機島に関し、特に図柄変動を行う図柄表示装置と、図柄変動ゲームの音声を発生させるスピーカとを有する遊技機を複数配置した遊技機島に関する。
近年、スロットマシンに代表される遊技機においては、大当りや小当りなどのボーナス入賞時に行われるメダル獲得ゲームの最中のみならず、通常ゲーム時においても遊技者に大当りを期待させる演出の一環として様々な効果音や音楽などの音声を発生しゲーム性の向上を図っている。一方、多様なゲーム性の演出や他の遊技機との差別化を目的として、これらの音声の発生機会を増大させ、また音声の種類も旧来の遊技機で用いられていた機械音に留まらず、音楽や人間の声、様々な効果音や環境音など多様化している。以下本発明において「音声」とは、音楽、声、効果音、および環境音のいずれか一以上を意味するものとする。
このように遊技機の音響効果を高めることは、遊技者にとってゲーム性が向上するという効果があるだけでなく、遊技機を設置する遊技機島の全体を活発化し、当該遊技機の遊技者のみならず隣接する遊技者および周囲の遊技予定者(以下、周辺遊技者という。)の興趣をも喚起する効果がある。
このため従来、スピーカの大型化により出力音量を増大させ、またはスピーカの設置基数を増加することで、遊技者および周辺遊技者に対する遊技機の音響効果をさらに高める試みがなされてきた。しかし、スピーカの大型化や設置基数の増加は、スピーカや電子回路から構成される音響装置全体の部品コストや製造コスト、さらには電力消費の増大に伴うランニングコストの上昇を招く原因となっていた。
一方、遊技機島においては、遊技機の設置されるスペースは寸法が規格により一定に定まっているため、遊技機の外形を拡大することは一般的に困難である。よってスピーカの大型化や設置基数の増加に伴う音響装置の搭載面積の増大は、図柄表示装置や装飾部材など、他の遊技部材の搭載領域を圧迫することになり好ましいものではなかった。
かかる問題に対し、例えば下記特許文献に記載のスロットマシンにおいては、スピーカの前面から出力される音声を上下二つの音声伝達経路に分岐させ、該経路自体を共鳴空間として作用させるとともに、ディスプレイ部より前方および下方に向けて音声を分配出力することのできる音響装置の発明が用いられている。かかる発明によれば特別な増幅回路などを用いずにスピーカ出力の音質を向上させることができ、特に遊技者に対して高い音響効果を発揮することが可能となる。
特開2002−136646号公報
しかし、上記特許文献に記載の音響装置およびこれを搭載したスロットマシンによっても、なお周辺遊技者に対しては十分な音響効果を与えることはできなかった。なぜならば、上記のスロットマシンをはじめ従来の遊技機においては、遊技者のみに音声を意識させるべく専ら遊技機の前面から遊技者に向けて音声を出力するようスピーカを配設していたため、周辺遊技者にはその音声が聞き取りづらかったからである。このため、かかる遊技機によって周辺遊技者の興趣を十分に喚起する程度の音声を出力するためにはスピーカからの音声出力を増大させる必要があり、これでは遊技者にとっては過剰な音量を受けることとなり、遊技者の遊技環境を悪化させるという問題が生じていた。
そこで本発明においては、少ないスピーカ基数によって遊技者と周辺遊技者の双方に対して出力音声をバランスよく十分に伝播させ、遊技者の遊技環境を悪化させるほどの過剰な音量を出力することなく両者の遊技意欲を喚起することのできる遊技機を複数配置した遊技機島を提供することを目的とする。
本発明にかかる遊技機島は、
(1)複数の遊技機を配置し、隣り合う遊技機同士の間にメダル貸機が設けられている遊技機島であって、前記遊技機は、図柄変動ゲームを行う図柄表示装置と、前面開口形状で少なくとも一対の後枠側面板を有する箱型キャビネット、及び前記箱型キャビネットの前面開口部を覆うように組み付けられた前枠を備えた本体と、前記前枠の裏面側に設けられ、図柄変動ゲームの音声を発生させるスピーカと、前記スピーカの背面から出力された音声を導入して、これを伝達するための経路を構成する中空のダクト部と、を備え、前記スピーカは、正面からは正位相の音声を発生させ、背面からは逆位相の音声を発生させるように構成されており、前記前枠は、前記箱型キャビネットの前面開口部を覆う前枠本体と、前記前枠本体の前方に設けられたカバー板と、前記ダクト部にて伝達された音声を遊技機の本体横方向の外向きに出力する音声出口が設けられ、前記後枠側面板とともに前記本体の側面を形成する一対の前枠側面板と、前記前枠の裏面側に設けられ、前記スピーカの背面を覆うとともに音声伝達孔を有し、前記音声伝達孔を通じて、前記スピーカの背面から出力された音声を前記音声出口から出力するためのスピーカカバーと、前記前枠の正面に設けられ、前記スピーカの正面から発生した音声を前記前枠の前方に出力する音声出力孔と、を備え、前記ダクト部は、前記経路を左側経路と右側経路とに分配してそれぞれの音声出口へ伝達するように分岐する分岐部と、前記スピーカの背面から出力されて前記本体に送られてきた音声を前記カバー板及び前記本体に沿う方向に誘導するとともに前記左側経路の一部を形成するリブと、前記送られてきた音声を前記分岐部に誘導するリブと、前記分岐部の下流側に設けられ、前記右側経路の一部を形成するリブと、前記分岐部の下流側に設けられ、前記左側経路及び右側経路の一部を形成するリブと、を備え、これらのリブは、前記カバー板の裏面側に設けられた第一リブと、前記前枠本体の前面側に設けられ前記第一リブと嵌合する第二リブとからなり、前記音声伝達孔から導出された音声は、前記本体、前記カバー板、前記第一リブ、及び前記第二リブとで囲まれた音声伝達空間を伝達して前記音声出口に導出するように構成されており、前記隣り合う遊技機同士の間には、前記遊技機の前枠側面板と、該遊技機に隣接する遊技機の前枠側面板と、前記メダル貸機の前面とによって囲まれ、遊技者側に開口した凹部空間が形成されていることを特徴とする遊技機島
(2)遊技機に形成された左側経路の経路長と右側経路の経路長とが略同一であることを特徴とする上記(1)記載の遊技機島;
(3)第一リブ及び第二リブの剛性が同一であること特徴とする上記(1)又は(2)記載の遊技機島;
を要旨とする。
本発明にかかる遊技機によれば、遊技機から出力された図柄変動ゲームの音声が、音声伝達部を通じて遊技機の本体の横方向外向きに発せられ、その音声が凹部空間で反響・増幅されるため、周辺遊技者に該音声を積極的に聞かせ、遊技意欲を喚起することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて具体的に説明する。図1は本発明にかかる遊技機島に設置される遊技機の(a)正面図および(b)側面図である。本発明にかかる遊技機島に設置される遊技機として、本実施の形態ではパチスロ機10を例に挙げて以下説明する。ただし遊技機としては、このほかパチンコ機や、パチンコ球を用いて遊技を行うスロットマシン(いわゆるパロット)等でもよい。パチスロ機10は、一般に前枠20と箱型キャビネット30とからなる本体12を備える。
本発明にかかる遊技機島に設置されるパチスロ機10おいて、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、パチスロ機10を正面から見た状態における手前側、奥側、上側、下側、左側、右側をそれぞれ意味するものとする。
図2は、パチスロ機10より前枠20を取り外した状態を示す斜視図である。箱型キャビネット30の内部にはドラムユニット18が取り付けられている。なお、同図においては、一般に箱型キャビネット30の内部下方に設けられるメダルタンクの図示は省略している。ドラムユニット18は一般に多数の図柄が記載された3本のリールと、これを回動させて所定の図柄変動ゲームを行う制御装置とからなる。
本実施の形態にかかる箱型キャビネット30は前面開口の箱型形状をなし、上下面および背面のほか、遊技者から向かって左右に、対向する一対の後枠側面板32が立設されている。
図1に示す前枠20は、箱型キャビネット30の前面開口部を覆うようこれに組み付けられる機枠である。遊技中には前枠20と箱型キャビネット30とは閉止および施錠されて前枠20は遊技者と対向し、またメダルの補充や内部のメンテナンス等の作業時には前枠20は箱型キャビネット30から開錠および開放される。
本実施の形態にかかる前枠20には、透明な図柄表示窓201が遊技者の視線の高さ位置に設けられ、本体12内部のドラムユニット18による図柄変動ゲームを視認可能である。また、図柄表示窓201の上部には、液晶表示装置202が設けられている。液晶表示装置202では、ドラムユニット18による図柄変動ゲームに関連する表示を行うほか、ドラムユニット18とは別の図柄変動ゲームを行うこともできる。すなわち本発明においては、少なくともドラムユニット18または液晶表示装置202のいずれか一方が、図柄変動ゲームを行う図柄表示装置に相当する。
本実施の形態にかかる前枠20の前面側(遊技者側)には、図柄変動ゲームを操作するボタン類203、パチスロ機10の機種名やロゴ等を表示する表示パネル204、および遊技に用いるメダルを貯留可能な下皿205などを備える。また、表示パネル204の裏面側には、前面に蛍光管を備えるカバー板50が組み付けられている。かかる蛍光管を発光させることで、表示パネル204に表示された機種名やロゴ等を遊技者に鮮明に視認させることができる。カバー板50は、ABS樹脂または木材より作られる。
また、前枠20の側方には、対向する一対の前枠側面板22を有する。前枠20と箱型キャビネット30とが閉止された遊技状態において、前枠側面板22と後枠側面板32とは略同一面内であわさって、本体12の側面14が形成される。
ただし、本発明の目的を達成しうる側面14は、上記実施の形態の如く前枠側面板22と後枠側面板32とから構成される場合のほか、一枚の平板からなる場合や、三以上の部材があわさって一枚の平板状をなす場合も採り得る。また、側面14は上記のように平板状である場合のほか、凹凸を有していてもよい。
またパチスロ機10は、遊技店においては遊技機島と呼ばれる設置台に横並びに設置されることが一般的である。図3に、複数台のパチスロ機10が、遊技機島100の長手方向に沿って背中合わせに二列の横並びに設置された状態の平面図を模式的に示す。当該遊技機の遊技者の位置およびその遊技中の視線方向、並びに周辺遊技者の位置を同図に示す。パチスロ機10は、本体12のうち箱型キャビネット30がほぼ遊技機島100の内部に隠れる程度の深さに埋設される。また隣り合うパチスロ機10同士の間には、メダルサンドと呼ばれるメダル貸機101が設けられている。すなわち、遊技機島100に設置されたパチスロ機10の両側には、
1)自身の前枠側面板22と、
2)隣接するパチスロ機10の前枠側面板22と、
3)これらに挟まれるメダル貸機101の前面と、
によって囲まれる、遊技者側に開口したコ字状断面の縦長の空間(凹部空間)70がそれぞれ形成される。
一方、本発明にかかるパチスロ機10は、図柄変動ゲームの音声を本体12の横方向の外向きに出力する音声出口16を備えることを特徴とする。
音声出口16の具体例として、本実施の形態においては、これを前枠側面板22に設ける態様を示す(図1(b)および図3参照)。前枠側面板22に開口を設けて音声出口16を形成することで、周辺遊技者に対して図柄変動ゲームの音声を積極的に聞かせることができる。また、音声出口16を側面14の前面側である前枠側面板22に形成することにより、本体12の横方向の外向きに出力された音声を凹部空間70で反響・増幅させることができるため、周辺遊技者の遊技意欲を喚起する効果がより高くなる。音声出口16は、左右の前枠側面板22の両側に形成しても、いずれか一方のみに形成してもよい。前者の場合、遊技者の両隣の周辺遊技者に対して図柄変動ゲームの音声を聞かせることができ好適である。
また本発明においては、音声出口16を設ける箇所または音声を出力する方式としては、
(i)前枠20の前面の例えば表示パネル204などに、遊技者側に突出する突起部を形成し、該突起部より本体12の横方向外向きに音声を出力する方式;
(ii)箱型キャビネット30の後枠側面板32に開口を設けて音声出口16とする方式;
(iii)箱型キャビネット30の背面に音声出口16を設け、遊技機島の内部においてパチスロ機10の横方向外向きに音声を出力する方式;
なども採り得る。
上記(i)の場合、音声出口16が遊技者に近い位置に設けられるため、遊技者に伝えられる音声と周辺遊技者に伝えられる音声との好適な出力バランスが図られる。
上記(ii)の場合で、さらにパチスロ機10を遊技機島100に設置したときに音声出口16が遊技機島100の内部に埋没する位置に形成される場合、出力される音声は遊技機島100の内部を通じて周辺遊技者および遊技機島100の裏側の遊技者(裏側遊技者:図3参照)に伝達され、広く遊技者の遊技意欲を喚起することができる。また同じく上記(ii)の場合で、パチスロ機10を遊技機島100に設置したときに、後枠側面板32に設けられた音声出口16の一部が遊技機島100から露出し、残りがその内部に埋没する奥行方向位置に音声出口16が形成される場合、凹部空間70で反響・増幅される音声出力と、遊技機島100の内部を通じて周辺遊技者および裏側遊技者に伝達される音声出力との大小の好適なバランスが図られる。
上記(iii)の場合、遊技機島100の内部を通じて周辺遊技者および裏側遊技者に音声が伝達され、周辺遊技者のみならず裏側遊技者に対しても高いレベルの音声出力を伝達することが可能であり、当該遊技機に対する遊技意欲を喚起することができる。
本発明において、図柄変動ゲームの音声は、スピーカから発生され、音声伝達部を通じて音声出口16に伝達され、音声出口16から本体12の横方向の外向きに出力される。音声伝達部の具体的な構成は限定されるものではないが、本実施の形態においては本体12の内部に中空のダクト部60を形成し、その壁面および内部の空気媒体を振動させて音声を伝達する態様を例示する。またこのほか、中実の固体振動媒体を通じて音声振動を伝達する方式や、スピーカから発生した音声を電気信号に変換し、導線を通じて該信号を伝達する方式なども採り得る。なお、音声伝達部を通じて音声出口16に伝達される音声は、スピーカの正面から発生する正位相の音声と、背面から発生する逆位相の音声のいずれかまたは両方を対象とする。
図4に、本実施の形態にかかる前枠20の下部の正面図を示す。前枠20は、箱型キャビネット30の前面開口部を覆うように遊技者に正対して設けられる前枠本体21と、左右一対の前枠側面板22と、前枠本体21の前面側に所定の間隙をもって対向するカバー板50(同図には図示せず)とを有する。前枠側面板22の前縁には、カバー板50の奥側に相当する位置に切り欠きが設けられ、それぞれ音声出口16a,16bが形成されている。
前枠本体21とカバー板50との間の上記間隙には、リブ66a乃至dが立設され、前枠本体21とカバー板50とを連結している。また、本発明においてダクト部60とは、スピーカから発生した音声が音声出口16a,16bに至るまでの経路を構成する中空の領域をいう。したがって本実施の形態においては、スピーカの背面を覆うスピーカカバー(図4には図示せず)と、前枠本体21に穿設された貫通孔26と、リブ66a乃至dと、これらを挟む前枠本体21およびカバー板50とから、ダクト部60が形成されている。
ダクト部60は中空であって、内部は音声伝達空間65(同図で斜線にて示す)により占められている。なお、音声伝達空間65には音声の伝達を促進するよう、空気よりも低分子量のガスを充填してもよい。本実施の形態においては、中空のダクト部60と、その内部の音声伝達空間65とがあわさって音声伝達部に相当している。
本発明の如く、音声伝達部としてダクト部60を用いることにより、音声の漏出を防止しつつ所望の音声出口からこれを出力することができるとともに、ダクト部60の内部において音声を反響させ、音圧レベルを向上する増幅効果を得ることができる。なお、同図中、29はメダルを排出するためのシュートであり、これがダクト部60に斜めにせり出している。しかし、かかるシュート29から音声が漏出することはないため、ダクト部60の機能を損なうものではない。またかかるシュート29の斜面の形状を外向きとすることで、右側の音声出口16bから本体の横方向外向きに出力する音声の向きを、斜め手前側(遊技者側)に傾けることができる。
スピーカ(同図では図示せず)は前枠本体21の裏面側に設けられており、その出力音声は、まず貫通孔26を通じて前枠本体21の前面側へと送られ、すなわちダクト部60に導入される。かかる音声は音声伝達空間65の内部の空気媒体を振動させ、また前枠本体21、カバー板50およびリブ66a乃至dを振動させつつ、ダクト部60を伝達されて、パチスロ機10本体の左右両側に設けられた音声出口16aおよび16bより、パチスロ機10の本体横方向の外向きに出力される。
本実施の形態においては、ダクト部60を構成するリブが4つ設けられた態様を例示している。またダクト部60は分岐部67にて左右に分岐しており、音声は図中矢印にて示すように左側経路と右側経路とに分配されてそれぞれ音声出口16aおよび16bへと伝達される。リブ66a乃至dは、それぞれ以下の機能を有する。
1)貫通孔26を通じて前枠本体21の裏面側から前面側に送られてきた音声を、カバー板50および前枠本体21に沿う方向(面内方向)に誘導するとともに、左側経路の一部を形成するリブ66a;
2)貫通孔26を通じて送られてきた音声を分岐部67に誘導するリブ66b;
3)分岐部67の下流側に設けられ、右側経路の一部を形成するリブ66c;
4)分岐部67の下流側に設けられ、左側経路および右側経路の一部を形成するリブ66d。
ここで、左側経路を経由して音声出口16aから出力される音声と、右側経路を経由して音声出口16bから出力される音声とが同程度の音圧レベルとなるよう、左側経路の経路長と右側経路の経路長とが略同一であることが好ましい。ただし、左側の音声出口16aと、右側の音声出口16bとから出力される音声の出力レベルを敢えて相違させ、立体的な有効音場を形成することも可能である。
また、かかるダクト部60の経路長を十分に長くとることで、出力される音声のうち、特に低音域の増幅効率が高まる。なお、左側または右側の経路長が、一般にパチスロ機10が設置される常温雰囲気における音声の波長の数倍程度以下である場合は出力音声同士の干渉が問題となるため、左右の音声出口16aおよび16bから出力される音声が互いに逆位相となって打ち消しあうことのないよう、左右の経路長を略同一とすることが好適となる。
また、ダクト部60の内部を伝達される音声が、左右いずれかの経路内にて偏った共振を生じて音声出口16aおよび16bからの出力をアンバランスとすることがないよう、リブ66a乃至dの剛性を略同一とすることが好ましい。具体的には、リブ66a乃至dを形成する壁面のうち最薄部の肉厚をそれぞれ同一または互いに2倍以下の関係となるように揃えるとよい。
本実施の形態にかかる前枠20は、前枠本体21のうち下皿205の形成位置に、遊技者に面して音声出力孔24が設けられており、かかる部位からも図柄変動ゲームの音声を出力することができる。音声出力孔24を遊技者に向けて形成することにより、音声出口16a,16bから出力して主として周辺遊技者や裏側遊技者に聞かせる音声と、音声出力孔24から出力して主として遊技者に聞かせる音声とをいずれも得ることができる。なお、音声出力孔24より出力する音声は、ダクト部60を経由したものであっても、ダクト部60を経由しないものであってもよい。すなわち、スピーカから出力される音声の一部をダクト部60を経由させて音声出口16a,16bから出力させ、他の一部を別の経路を経由させて音声出力孔24から出力させることが可能である。
リブ66a乃至dの形成方法は様々である。カバー板50の裏面から後方に突出するように一体成形されていても、前枠本体21の前面から前方に突出するように一体成形されていてもよい。このほか、リブ66a乃至dをカバー板50や前枠本体21とは別部材としてそれぞれ成形し、ネジ止めや接着などの方法でカバー板50および/または前枠本体21と結合してもよい。
さらにリブ66a乃至dを、それぞれ高さ方向に二つ以上に分割可能としてもよい。具体的には、カバー板50の裏面から後方に突出する部分と、前枠本体21の前面から前方に突出する部分とにリブ66a乃至dを分割し、かかる部分同士を互いに結合する方式としてもよい。
図5は、前枠20の下部、および前枠20から分離されたカバー板50を表す分解斜視図である。前枠側面板22の一部を切り欠いて形成した音声出口16a,16bには、網目状の部材を設け、音声の出力を阻害することなく、異物等の挿入を防止している。
表面側に蛍光管(図示せず)を備えるカバー板50の裏面には、第一リブ52a乃至dが後方に突出して形成されている。また前枠本体21の前面には、第二リブ28a乃至dが前方に突出して形成されている。カバー板50を前枠本体21の前面とあわせることで、カバー板50および第一リブ52a乃至dに設けた凹部57と、前枠本体21および第二リブ28a乃至dに設けた凸部27とが互いに嵌合し、それぞれリブ66a乃至dが形成される。
また、第一リブ52a乃至dと第二リブ28a乃至dとを嵌合させることで、対向するカバー板50と前枠本体21との間には音声伝達空間65が形成され、貫通孔26を通じて前枠本体21の裏面側から前面側へと送られてきた音声を、左側経路または右側経路を通じて音声出口16a,16bへと伝達することが可能となる。
図6は、前枠20の後方斜視図である。図柄変動ゲームの音声を発生させるスピーカ40と、これを覆うスピーカカバー42とを、前枠本体21から分離して示している。スピーカ40と前枠本体21とは、ゴムなどの第一パッキン241を介して密着させてネジ締結され、スピーカ40の正面から発生する音声(以下、「正面波」と記す。)の漏出を防止している。スピーカ40の正面波は、音声出力孔24から前枠20の前面側に出力され、主として遊技者に伝達される。ただし、スピーカ40および音声出力孔24は、下皿205の裏側位置に限らず、前枠本体21のうち遊技者の視線高さよりも上方位置に設けることもできる。また、このほか表示パネル204から前方に突出する突起部を設け、その先端に音声出力孔24を設けたり、ボタン類203や表示パネル204の近傍に開口を設けて音声出力孔24としたりすることもできる。これらの場合、スピーカ40の正面波を漏出なく音声出力孔24から出力できるよう、スピーカ40の正面と音声出力孔24とを連通させるダクト等を設けてもよい。
同図では、スピーカ40の正面が音声出力孔24の背後に、これと正対して取り付けられる態様を例示しているが、本発明におけるスピーカ40の取り付け方はこれに限られるものではない。例えば、
1)スピーカ40を前枠本体21に埋め込んで、スピーカ40の先端を前枠本体21から前方に露出させ、スピーカの正面波を音声出力孔24より前方に出力する方式;
2)前枠本体21の裏面側に設けたブラケットまたは中空管を介してスピーカ40を取り付け、スピーカの正面波を該ブラケットまたは中空管を介して音声出力孔24より前方に出力する方式;
3)スピーカ40の背面を音声出力孔24に正対させて設け、スピーカの背面側から発生する音声を音声出力孔24より前方に出力する方式;
なども採り得る。
本実施の形態で用いるスピーカ40は、正面波とは逆位相の音声を背面から出力する。かかる音声はスピーカカバー42にて反射され、またスピーカカバー42の内部で反響・増幅され、スピーカカバー42の前面側に設けられた音声伝達孔44から導出される。一方、スピーカカバー42と前枠本体21とはゴムなどの第二パッキン242を介して密着させてネジ締結されており、スピーカ40の背面から発生する音声(以下、「背面波」と記す。)が音声伝達孔44以外から漏出することを防止している。
前枠本体21のうち、音声伝達孔44に臨む位置には貫通孔26が設けられている(図4,図5参照)。このため、スピーカ40から出力された背面波は、音声伝達孔44から貫通孔26を経由してダクト部60に導入されることとなる。ダクト部60に導入された音声は、上記の通り、左側経路または右側経路に分岐されて音声出口16a,16bから本体横方向の外向きに出力され、主として周辺遊技者や裏側遊技者に伝達される。
なお、一般的なパチスロ機10においてはスピーカ40の背面波を本体の内部で減衰消失させてしまうところ、本発明の如く該背面波をダクト部60に導入し、音声出口16a,16bから出力することにより、スピーカ40の出力を無駄なく外部に出力し、遊技者等に聞かせることが可能となる。これにより、スピーカ40のサイズや消費電力を従来と同等とした場合は、より大きな音声出力が得られ、逆に音声出力を従来と同等とした場合はスピーカ40のサイズや消費電力を節減できる。
また、スピーカ40の出力をスピーカカバー42の内部で反響・増幅させてこれを出力する本発明は、スピーカカバー42において所謂エンクロージャ効果を得ることができ、特に低音域の増幅効果が高く、音響効果を高めることができる。
なお、スピーカ40から出力される背面波は、正面波とは逆位相であるが、背面波と正面波とが干渉することのないよう、正面波は第一パッキン241にて漏出を防ぎつつ音声出力孔24を経由して前枠20の前面側に出力され、背面波は第二パッキン242にて漏出を防ぎつつスピーカカバー42、貫通孔26および音声出口16a,16bを経由して前枠側面板22より本体横方向の外向きに出力される。このため両者が干渉して互いに音声を打ち消しあうことはなく、スピーカ40の正面および背面から発生する音声を効率的に出力することができる。なお、音声出力孔24から出力される正面波の通過経路と、ダクト部60を経由して出力される背面波の通過経路とは経路長がまったく相違するため、音声出力孔24および音声出口16a,16bにおける位相のずれが問題となることはない。
本実施の形態にかかるパチスロ機10によれば、前枠正面の音声出力孔24からスピーカ40の正面波のみを出力する場合に対し、該正面波と、音声出口16a,16bから出力される背面波とをともに出力する場合、約200Hzから2kHzの音域において、約10dBの音圧上昇効果が得られることが確認された。これは従来のパチスロ機に比べ、約3倍もの音声出力効率を得られることを意味し、周辺遊技者等に対して遊技意欲を喚起する高い効果が認められる。
なお、本発明においては、
1)スピーカ40の正面波をスピーカカバー42の内部に出力させ、これをスピーカカバー42のエンクロージャ効果を用いて反響・増幅させ、ダクト部60を経由して音声出口16a,16bから横方向外向きに出力する方式;
2)同じくスピーカ40の正面波をスピーカカバー42の内部に出力させ、これを反響・増幅させてから音声出力孔24より前枠20の前面側に出力する方式;
3)スピーカ40の背面波をスピーカカバー42の内部に出力させ、これを反響・増幅させてから音声出力孔24より前枠20の前面側に出力する方式;
もそれぞれ採ることによっても、遊技者と、周辺遊技者または裏側遊技者に対し、ともに好適に図柄変動ゲームの音声を聞かせ、遊技意欲を喚起する効果を得ることができる。
実施の形態にかかるパチスロ機の(a)正面図、(b)側面図。 箱型キャビネットおよび図柄表示装置の斜視図。 遊技機島にパチスロ機を設置した状態を示す平面模式図。 前枠の下部の正面図。 前枠の下部およびカバー板を表す分解斜視図。 前枠、スピーカおよびスピーカカバーの後方斜視図。 スピーカカバーの斜視図。
符号の説明
パチスロ機 10
本体 12
側面 14
音声出口 16,16a,16b
ドラムユニット 18
前枠 20
前枠本体 21
前枠側面板 22
音声出力孔 24
貫通孔 26
第二リブ28a,28b,28c,28d
箱型キャビネット 30
後枠側面板 32
スピーカ 40
スピーカカバー 42
音声伝達孔 44
カバー板 50
第一リブ 52a,52b,52c,52d
ダクト部 60
音声伝達空間 65
リブ 66a,66b,66c,66d
分岐部 67
凹部空間 70
遊技機島 100
第一パッキン 241
第二パッキン 242

Claims (3)

  1. 複数の遊技機を配置し、隣り合う遊技機同士の間にメダル貸機が設けられている遊技機島であって、
    前記遊技機は、
    図柄変動ゲームを行う図柄表示装置と、
    前面開口形状で少なくとも一対の後枠側面板を有する箱型キャビネット、及び前記箱型キャビネットの前面開口部を覆うように組み付けられた前枠を備えた本体と、
    前記前枠の裏面側に設けられ、図柄変動ゲームの音声を発生させるスピーカと、
    前記スピーカの背面から出力された音声を導入して、これを伝達するための経路を構成する中空のダクト部と、を備え、
    前記スピーカは、正面からは正位相の音声を発生させ、背面からは逆位相の音声を発生させるように構成されており、
    前記前枠は、
    前記箱型キャビネットの前面開口部を覆う前枠本体と、
    前記前枠本体の前方に設けられたカバー板と、
    前記ダクト部にて伝達された音声を遊技機の本体横方向の外向きに出力する音声出口が設けられ、前記後枠側面板とともに前記本体の側面を形成する一対の前枠側面板と、
    前記前枠の裏面側に設けられ、前記スピーカの背面を覆うとともに音声伝達孔を有し、前記音声伝達孔を通じて、前記スピーカの背面から出力された音声を前記音声出口から出力するためのスピーカカバーと、
    前記前枠の正面に設けられ、前記スピーカの正面から発生した音声を前記前枠の前方に出力する音声出力孔と、を備え、
    前記ダクト部は、
    前記経路を左側経路と右側経路とに分配してそれぞれの音声出口へ伝達するように分岐する分岐部と、
    前記スピーカの背面から出力されて前記本体に送られてきた音声を前記カバー板及び前記本体に沿う方向に誘導するとともに前記左側経路の一部を形成するリブと、
    前記送られてきた音声を前記分岐部に誘導するリブと、
    前記分岐部の下流側に設けられ、前記右側経路の一部を形成するリブと、
    前記分岐部の下流側に設けられ、前記左側経路及び右側経路の一部を形成するリブと、を備え、
    これらのリブは、前記カバー板の裏面側に設けられた第一リブと、前記前枠本体の前面側に設けられ前記第一リブと嵌合する第二リブとからなり、
    前記音声伝達孔から導出された音声は、前記本体、前記カバー板、前記第一リブ、及び前記第二リブとで囲まれた音声伝達空間を伝達して前記音声出口に導出するように構成されており、
    前記隣り合う遊技機同士の間には、前記遊技機の前枠側面板と、該遊技機に隣接する遊技機の前枠側面板と、前記メダル貸機の前面とによって囲まれ、遊技者側に開口した凹部空間が形成されていることを特徴とする遊技機島。
  2. 遊技機に形成された左側経路の経路長と右側経路の経路長とが略同一であることを特徴とする請求項1記載の遊技機島。
  3. 第一リブ及び第二リブの剛性が同一であること特徴とする請求項1又は2記載の遊技機島。
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