JP2006204734A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカ機能の性能向上が可能であると共に、遊技者が効果音を違和感なく受け入れることができ、しかも遊技者に臨場感を与えることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】所定の遊技領域が形成された遊技盤6と、遊技領域1aを略全面的に覆うと共にスピーカ機能を有する透明なウィンドウユニット9と、を備える。ウィンドウユニット9には、前面の透明板53及びこれに積層されるガラス板54からなる複層体と、透明板53に振動を伝達する振動子(エキサイタ)57と、を含むパネルスピーカ50が設けられる。
【選択図】 図3

Description

本発明はスピーカ付の遊技機に関する。
一般に、種々の遊技状態に応じた演出が実施される遊技機の代表例として、所謂「パチンコ遊技機」や「スロットマシン」が知られている。
この種の遊技機は、通常、遊技盤の略中央に液晶ディスプレイ等の画像表示装置を備えている。そして、例えば、回胴をモチーフとした複数種の図柄(識別情報)を、同画像表示装置上の有効ライン上で多彩な演出を交えながら変動表示及び停止表示させ、現在の遊技状態を遊技者に報知している。
遊技機正面に設けられる遊技盤には、一般にスタートチャッカーと称される予め定められた所定入賞口の一つとなる始動入賞口が設けられている。この始動入賞口にパチンコ球が入賞したことを受け、主制御装置等にて有利な遊技状態に当選したか否かの判定にあたる乱数抽選が実施される。
なお、ここでいう有利な遊技状態とは、所謂「大当たり状態」、「確率変動付き大当たり状態」といった遊技者が有利にゲーム展開可能な遊技状態(遊技期間)に相当する。
また、この抽選結果に応じて先の画像表示装置にて報知すべき報知内容である「アタリ」、「ハズレ」が決定され、次いで、この報知内容に係る演出の変動パターン(演出内容)を選択すべく、画像処理用の副制御装置にて変動パターン決定用の乱数抽選が実施される。
そして、この乱数抽選にて決定された変動パターンに従い各種図柄が有効ライン上にて変動表示され、予め定められた図柄の組み合わせで停止した場合を「アタリ」とし、有利な遊技状態に移行するようになる。
このように遊技者は、予め定められたある図柄の組み合わせが有効ライン上に揃うことで、有利な遊技状態に至ったことを認識する。また、言い換えれば、この有利な遊技状態に至るかの如く演出を適度に表示することで遊技者の期待感を高めることができ、遊技にさらなる面白みを付加することができる。
ところで、この種の遊技機においては、図柄が変更された場合や入賞した場合など、遊技の進行状況に応じて各種の効果音を発生させるのが普通である。従来の遊技機では、このような各種の効果音が、遊技機の上端部に設けられたスピーカから発生していた。
また、従来の遊技機に用いられていたスピーカは、紙やウレタンなどで形成した振動板を音源とし、この振動板を磁石及びコイルで構成されたドライバによって直接振動させることにより効果音を発生するように構成されていた。
特願平11−104296号公報
しかしながら、従来の遊技機は、ドライバによって音源となる振動板を直接振動させる一般の小型スピーカを遊技機の一部、例えば上端部に装着していたが、音源が小さいために、どうしても音の拡がりや臨場感に欠けるものであった。
また、従来の遊技機においては、通常、遊技機の略中央部に画像を表示する液晶などが設けられている。この液晶などに表示された各種の画像に対応した効果音は、上述のように遊技機の上端部等に設けられたスピーカから発生しているが、遊技者が画像と音声が分離されるように感じる、という問題があった。
したがって、遊技の進行状況に応じた効果音をより有効活用するため、スピーカ自体の性能向上が要望されている。このような問題を解決するには大型スピーカの使用が考えられるが、遊技機ではこのような大型スピーカを収容するスペースを確保することが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、限られたスペースにおいてスピーカの性能向上を実現し、遊技者が効果音を違和感なく受け入れることができ、しかも遊技者に臨場感を与えることが可能な遊技機の提供を課題とする。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち、所定の遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域を略全面的に覆うと共にスピーカ機能を有する透明なウィンドウユニットと、を備えた遊技機であって、前記ウィンドウユニットには、前面の透明板及びその後面側に配置されるガラス板からなる複層体と、前記透明板に振動を伝達する振動子と、を含むパネルスピーカを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の正面に設置されたウインドウユニット全体から広く音を発生させることができるので、音の拡がりや臨場感が得られる。
また、ウィンドウユニットの前記透明板及びガラス板は互いに別体に形成することが好ましい。この場合、透明板とガラス板は、それらの端部を互いにヒンジにて接合するようにしてもよい。
前記透明板及びガラス板を互いに別体にすれば、透明板のみを容易にガラス板と分離することができ、メンテナンス性、遊技機の調整や修理の際の作業性が向上する。また、ガラス板、透明板及び振動子がそれぞれ分離された別体であれば、スピーカの作動時の振動子の振動は透明板に伝達されるが、透明板の振動がガラス板に伝達されにくいので、ガラス板が振動することによる遊技機への影響を最小限に抑制できる。その結果、共振がなくなりスピーカとしての音質も向上する。
また、前記透明板及びガラス板は、互いに所定の間隙をおいて設けられることが好ましい。このようにすれば、透明板の振動時にこれがガラス板へ接触することはなく、ガラス板の振動が抑制される。
前記透明板とガラス板との所定の間隙は、前記透明板が振動子からの振動が伝達されて振動する際の最大振幅の1/2よりも大きく設定し、前記透明板の振動時に、前記透明板がその片面側に設置したガラス板に接触しないようにするのが好適である。
前記ウィンドウユニットは、振動子が前記透明板に取付られるが、前記ガラス板の周縁に前記振動子を収納する切欠き部または孔部を形成することが好適である。
前記振動子は、通常、透明板とガラス板の間に設置されるが、振動子はある程度の厚みを有しているので、これがガラス板に直接接触する場合がある。すると、スピーカの作動時に、前記振動子の振動がガラス板にも伝達されて遊技機本体が振動してしまう。しかし、このような事態は遊技機内部を転動する遊技球の動きに影響を及ぼすことが考えられ、好ましくない。本発明では、前記切欠き部または孔部を形成することで、振動子とガラス板が直接に接しないようにして、遊技機本体への振動の伝達を抑制している。
上記透明板は、通常は無色のものを用いるが、有色のものであってもよい。
また、前記透明板とガラス板の接続部分には、振動を吸収可能な素材からなる防振材を介在させることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技盤の前面に設けられたウィンドウユニットが、全体的に大型のスピーカとして機能するので、限られたスペースにおいてもスピーカの性能を向上させることができる。
また、液晶などに表示された画像位置から効果音が発生するので、遊技者が効果音を違和感なく受け入れることができ、遊技者に臨場感を与えることができる。
さらに、スピーカを収納するためのスペースが不要になるので、デザイン的な制約がなくなり、設計の自由度が向上する。
以下、本発明の実施の形態を添付した図1から図5に基づいて説明する。
本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明するが、本発明は、スロットマシン等の回胴式遊技機についても適用することができる。
図1に示すように、遊技機1は、その設置場所たる遊技施設の所謂「島」に固定された外枠3と、この外枠3に一側を保持され、かつ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、この表枠4の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠5とを備える。
遊技機1の主要構成部品は、表枠4に集約して取り付けられている。表枠4に設けられる主要構成部品としては、盤面に所定の遊技領域1aが形成された遊技盤6、遊技機1に供給すべき遊技球(遊技媒体)及び遊技機1より払い出される遊技玉(賞球)を一時貯留する受皿2、遊技球を遊技盤6の上部に打ち出すための発射駆動装置7、この発射駆動装置7を操作するための操作ハンドル8、等である。また、ここでは図示してないが、必要に応じて所定個数の賞球を受皿2内に払い出す遊技球払出装置、遊技に係る主たる制御を処理する主制御装置、この主制御装置から出力されたコマンドに基づき各種装置を制御する副制御装置等、周知の各種装置が例示できる。
表枠4に設けられる窓枠5は、遊技者がその枠内に先の遊技盤6を覗き見ることのできるウィンドウユニット9を備えている。このウィンドウユニット9は、後述のように効果音を発生するスピーカとしても機能する。また、遊技盤6には、ウィンドウユニット9の外周に沿って、装飾LED10、装飾ランプ11などが設けられている。
遊技盤6は、略正方形状をなす合板からなり、表枠4の裏面に形成された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。また、遊技盤6の前面には、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bが設けられ、遊技領域1aは、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bで囲まれて形成されている。
遊技領域1aには、遊技くぎや風車等などの障害物14と、遊技球の進入し得る入賞口が形成された各種入賞装置25,26,27及び28と、入賞に至らなかった遊技球を遊技領域1aの外部に排出するアウト口15と、種々の図柄を演出を踏まえて表示する可変表示装置12が設けられている。
また、入賞装置としては、遊技球が入り込むことで所定個数の賞球(遊技球)の払出しに繋がる一般入賞装置25と、後に詳述する大当たり抽選制御の契機をなしたり、図柄の
変動表示(所定の動作)を開始させるためのトリガーとなる上記のスタートチャッカ26と、特別遊技状態への移行時に開かれる開閉扉を備えた大入賞装置27などを例示できる。
なお、各入賞装置には、遊技球の通過を検知するためのセンサが内蔵されており、そのセンサの出力は、主制御装置の入力ポートに入力されている。ここでは、これら入賞装置25,26,27及び28に設けられる入賞口に遊技球が入る動作を以て入賞と称する。特に、スタートチャッカ26に遊技球が入った場合には、この入賞を「始動入賞」と称する。
普通図柄表示装置18は、スタートチャッカ26の開放制御の実行の有無に係る当否判定の結果を告知する普通図柄を表示するための表示装置であり、例えば、普通図柄として「○」「×」等の記号を表示する。より詳しくは、当否判定の当選を受けて「○」を表示し、また、落選を受けて「×」を表示する。
また、この当否判定の当選は、当業者並びに遊技者において「小当り」と称され、この小当りの当選を条件にスタートチャッカ26の開放制御が開始される。開放制御の実行下では、スタートチャッカ26に設けられる可動片26bが所定周期で外方に動き、通常時に較べて入賞口26aの間口が広がるため、入賞口26aに対して遊技球が入賞し易くなる。この間、遊技者は有利に遊技を楽しむことができる。
次に、スピーカ機能を有するウィンドウユニット9について説明する。なお、ここでは、振動子はエキサイタ52と記述する。
図2に示すように、ウィンドウユニット9は、透明板53とこれに積層されるガラス板54の複層体であり、その前面は外装フロントマスク21により覆われている。ウィンドウユニット9は、最も外側(遊技機の前面であり、図2では右端)にある透明板(振動板)53と、その周縁を支持する樹脂製のフレーム58と、このフレーム58に対向しガラス板54の周縁を支持する枠体57と、最も内側(図2の左端)に位置するガラス板54を備えている。透明板53は、固定用クッション60を介してフレーム58に装着されている。
ウィンドウユニット9に組み込まれたパネルスピーカ50は、磁気回路及びボイスコイルを内蔵するエキサイタ52を有し、このエキサイタ52によって前面の透明板53が励振される。
図3にウィンドウユニット9の概略を示す(図2とは前後方向が逆にあらわされている)。ここでは透明板53が、アクリル製の機械的剛性の高い平板であってスピーカの振動体である。この透明板53は、発音用として大きな空間を必要とせず、高音質でしかも構造が簡易なパネルスピーカを形成する。透明板53は、ガラス板、アクリルの他、ポリカーボネイトなどの各種の樹脂を素材とすることができる。
このパネルスピーカ50は、透明板53と、この透明板53の四隅の裏面に対応する位置において枠体57に取り付けられたエキサイタ52と、透明板53をその周辺部において保持するフレーム58と、を備える。
前記エキサイタ52は、ガラス板54の外縁部分においてこのガラス板54の前方に配置されるように、ガラス板54の枠体57により保持され、図示しないアンプ基板等に接続されている。また、エキサイタ52は、透明板53のフレーム58と、透明板53をエキサイタ52に接合する接着層59を介して透明板53に接合されている。接着層59としては、厚みのある両面接着テープ等が使用される。枠体57の内部には、必要に応じて、音声増幅器を内蔵することもできる。
図示のように、枠体57の4隅に固定されたエキサイタ52a〜52dは、ガラス板5
4と透明板53の間の内部空間Sに収納されるため、外部衝撃から保護され、リード線の断線やターミナルの破壊等が回避される利点がある。
この例では、図3に示すようにエキサイタ52は、適宜な弾性を有するクッション層56を介在させて枠体13に保持されている。すなわち、枠体57の裏面凹部内にスポンジを素材とするクッション層56が付加されている。
このように、エキサイタ52の振動がガラス板54側に伝達されるのを抑制するため、エキサイタ52の裏面に取付けられた枠体57との間に、スポンジの他、軟質ゴムや発泡プラスチックなどの比較的柔軟な弾性素材で構成されるクッション層56を介在させながらエキサイタ52を固定するのが好ましい。
上記のパネルスピーカ50は、英国のニュー・トランスデューサー・リミテッド(NXT)社が開発したDM方式のパネルスピーカ技術を応用したものである。このようなパネルスピーカによれば、中高域でフラットな周波数特性が実現されるとともに、透明板53に細かい分割振動が生じることから大きな放射面積が得られ、透明板53から離れても音圧レベルが維持され、充分なエネルギーが得られるものである。したがって、周囲の騒音が多い場所に設置される遊技機に使用しても過不足ない音量や音響特性が得られる。
本発明の一つの好適な実施の形態によれば、図5に示すように、透明板53が前記ガラス板54の枠体57に固定されるが、枠体57を含む前記透明板53とガラス板54とは、互いに別体になっている。なお、図5は、図3と比べて透明板53とガラス板54とが互いに反対になるように示されているが、透明板53とガラス板54とが別体であることを除き、他の構成は同一である。
上記のように透明板53とガラス板54とをそれぞれ別体とすれば、透明板53のみを容易にガラス板54と分離することができ、メンテナンス性、遊技機の調整や修理の際の作業性が向上する。
また、透明板53、ガラス板54が分離された別体であれば、エキサイタ52の振動は透明板53に伝達されるが、スピーカの作動時に透明板53の振動がガラス板54に伝達されにくいので、ガラス板53が振動することによる遊技機への影響を最小限に抑制できる。その結果、不要部分の振動がカットされ、スピーカとしての音質が向上する。
さらに、前記透明板53及びガラス板54は、互いに所定の間隙をおいて設けられるのが好ましい。このとき、透明板53とガラス板54との所定の間隙は、前記透明板53がエキサイタ52の振動が伝達されて振動する際の最大振幅の1/2よりも大きく設定する。このようにして、前記透明板53が、その振動時に隣接して設置されたガラス板54に接触しないようにする。
図4は、本発明のウィンドウユニット9におけるガラス板54の装着側(後面側)を示す図である。
前記ガラス板54の周縁には、前記エキサイタ52が装着された位置(4隅)において、エキサイタ52との接触を避けるため、前記エキサイタ52を収納する切欠き部54aが形成されている。
前記エキサイタ52は、図3等に示すように通常、透明板53とガラス板54の間に設置されるが、エキサイタ52はある程度の厚みを有している。したがって、ガラス板54がエキサイタ52に接してガラス板54にその振動が伝わると、遊技機本体が振動することになり、このような事態は遊技機内部を転動する遊技球の動きに影響を及ぼすことが考えられ、好ましくない。
この例では、エキサイタ52が前記切欠き孔部54a内に収納され、ガラス板54には
直接に接触せず、エキサイタ52の振動部は、透明板53のみに接している。
この切欠き部54aは、代替的に孔部であってもよく、要するにエキサイタ52が直接ガラス板54に接しない状態が確保されればよい。
上記のように、本発明では切欠き部54aが形成され、エキサイタ52とガラス板54とが互いに接触しなくなるので、遊技機本体への振動の伝達を抑制できる。
また、透明板53とガラス板54は、それらの端部を互いにヒンジ20にて回動可能に接合され、ガラス板54は、その前面に位置する透明板53に対して開閉できるようになっている。
なお、透明板53は、ガラス板54を介して遊技領域1aを遊技者が外部から、遊技に支障なく認識できるような透明度のものを使用するが、画像を表示する表示部に対し、光学フィルタを兼用してもよく、例えば偏光フィルタ等の機能を有していてもよい。
上記のような構造のパネルスピーカ50は、次のような作用を奏する。
エキサイタ52は、その内部のボイスコイルに流れる音声周波数帯の電流の強弱と極性とに応じてボイスコイルが前後(図面では左右)に振動する。このボイスコイルの前端面には薄い円板形状のサブパネル55が接着固定され、このサブパネル55が透明板53に、接着剤や両面接着テープなどの接着層59を介して固定される。従って、ボイスコイルの振動に伴って透明板53に撓み振動が励振される。この透明板53に励振された撓み振動によってこの透明板53に接する空気中に疎密の層が励振され、音が発生する。
なお、4個のエキサイタ52a〜52dが、透明板53の四隅に取付けられ、周辺部分から撓み振動が励振される。好適には、左側の2個のエキサイタ52aと52bからは左側の音Lが発生され、右側の2個のエキサイタ52c,2dからは右側の音Rが発生されてステレオモードで作動する。
上記の例では、エキサイタ52の裏面を枠体57に固定する構成を示した。しかしながら、これらのエキサイタ52の裏面を枠体57に固定することなく自由端とする構成、すなわち、エキサイタ52のサブパネル55を透明板53に接着固定することにより、このエキサイタ52を透明板53に宙づりの状態で取付けることもできる。
ところで、図1の遊技盤6の中央には、可変表示装置12が配置され、図柄をモチーフとした画像データ(識別情報)を種々の演出を踏まえて表示する。図柄の表示を例に説明すれば、あたかも回胴上に付された図柄の如く各画像データを図柄の表示領域に設けられる有効ライン上で連続的に可変表示する。また、図柄と共にキャラクタ画像や背景画像を表示し、これら図柄やキャラクタ画像並びに背景画像の演出によって遊技者に視覚上得られ意外性や面白みを提供している。
また、可変表示装置12の制御に要するプログラムの実行のもと、主制御装置は、始動入賞の成立を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かの判定にあたる大当たり乱数抽選制御処理(以下、単に大当たり抽選制御と称する)を実行する。
その判定結果を遊技者に告知すべく、主制御装置は、図柄の変動パターンや仮停止図柄及び確定停止図柄を決定するための乱数抽選を更に実行する。この乱数抽選では、先の大当たり抽選制御の抽選結果に基づき「アタリ」に対応したデータ選択テーブル、又は「ハズレ」に対応したデータ選択テーブル等を対象に乱数抽選を実行する。そして、この乱数抽選で抽出した乱数を含む乱数範囲値に設定されている変動パターンデータや確定停止図柄の種別データ等に対応する制御コマンドが生成され、副制御装置に送信される。副制御装置は、記憶されている画像データを読み出して、これを種々の演出と共に可変表示装置12に表示する。
上記のような各種の演出の際、副制御装置の指令に基づいて各種の効果音に対応する振動をエキサイタ52により発生させ、パネルスピーカ50からはこれらの演出を盛り上げるために種々の効果音が生じ、これらは図柄の変動に伴い変化する。
本実施の形態の遊技機によれば、ウィンドウユニット9が全体として大型のスピーカとして機能するので、遊技機のスピーカ性能を格段に向上させることができる。
また、ウィンドウユニット9は可変表示装置12上に配置されるので、この可変表示装置12に表示された画像上から効果音が発生し、画像の表示場所とと効果音の発生場所とが一致する。したがって、遊技者が違和感なく受け入れることができる自然な効果音を提供できる。
さらに、効果音が遊技盤6の略全面から発生するので、遊技者に臨場感を与えることができる。
本発明の遊技機の全体斜視図 ウィンドウユニットの全体を示す断面図 ウィンドウユニットの要部を示す断面図 ウィンドウユニットのガラス板の装着側(後面側)を示す図 ウィンドウユニットの他の実施態様の要部を示す断面図
符号の説明
1 遊技機
1a 遊技領域
2 受皿
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射駆動装置
8 操作ハンドル
9 ウィンドウユニット
11 装飾ランプ
12 可変表示装置
13a ガイドレール
13b 遊技球規制レール
14 障害物
18 普通図柄表示装置
20 ヒンジ
25 一般入賞装置
26 スタートチャッカ
26a 入賞口
26b 可動片
50 パネルスピーカ
52 エキサイタ
53 透明板
54 ガラス板
54a 切欠き部
55 サブパネル
56 クッション層
57 枠体
58 フレーム

Claims (5)

  1. 所定の遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域を略全面的に覆うと共にスピーカ機能を有する透明なウィンドウユニットと、を備えた遊技機であって、
    前記ウィンドウユニットには、前面の透明板及びその後面側に配置されるガラス板からなる複層体と、前記透明板に振動を伝達する振動子と、を含むパネルスピーカを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ウィンドウユニットの前記透明板及びガラス板は互いに別体であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記透明板及びガラス板は、互いに所定の間隙をおいて設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記所定の間隙は、前記透明板が振動子からの振動が伝達されて振動する際の最大振幅の1/2よりも大きく設定され、前記透明板の振動時に透明板が前記ガラス板に接触しないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記振動子は前記透明板に取り付けられ、他方、前記ガラス板の周縁に前記振動子を収納する切欠き部または孔部を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
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