JP2003135804A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003135804A
JP2003135804A JP2001341396A JP2001341396A JP2003135804A JP 2003135804 A JP2003135804 A JP 2003135804A JP 2001341396 A JP2001341396 A JP 2001341396A JP 2001341396 A JP2001341396 A JP 2001341396A JP 2003135804 A JP2003135804 A JP 2003135804A
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JP2001341396A
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Hironori Sato
裕規 佐藤
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Maruhon Industry Co Ltd
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音質を高めることができる遊技機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 圧電式のスピーカであるセラミックスス
ピーカ60は、磁場を発生する永久磁石を用いないた
め、各制御基板や遊技球等へ電気的な影響を与えない。
このため、遊技者の近傍に位置するガラス板26に貼付
することができる。これにより、音声を遊技者に効率よ
く伝達させることができる。さらに、セラミックススピ
ーカ60はガラス板26を振動させることにより、ガラ
ス板26の全面から音声を発生させる。これにより、低
音域の音声を発生させ易いため、音質を高めることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール、雀球、スロットマシーン等の遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機(例えば、パチンコ機)では、遊
技の状態が遊技者に有利な状態になったときに、それを
知らせて遊技の雰囲気を盛り上げるため音声による遊技
の演出を行っている。この音声を出力するために、一般
的に電磁式のスピーカ(ダイナミックスピーカ)が用い
られている。このダイナミックスピーカは、永久磁石、
コイルおよびコーン部等からなり、コーン部の裏面中央
にコイルを収納した永久磁石が位置している。
【0003】このダイナミックスピーカは、コイルに電
流が流れると、コイルと永久磁石との間に電磁力が生
じ、この電磁力の変化でコイルが振動する。このコイル
が振動することにより、コイルと接触しているコーン部
が振動して音声を発生させる。
【0004】ダイナミックスピーカとして50mm(直
径)×30mm(厚み)程度のものが、ビス止め等によ
りパチンコ機の上皿、下皿等の裏面側に装着される。
【0005】また、遊技盤の前面側に使用されるガラス
板は、このガラス板を2枚用いる2重ガラスで構成され
る。このような構成により、遊技盤上を落下する遊技球
とガラス(内側のガラス)とのガチャガチャという衝突
音の音量を低下させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、他の構
成部品と比較して大きいため、ダイナミックスピーカを
パチンコ機に取り付けるためのスペースを確保するのは
難しい。このため、一般的に上皿、下皿等に取り付けら
れているが、下皿、上皿から遊技者までの距離が離れて
しまい、パチンコ機の音声を効率的に伝えることができ
なかった。即ち、パチンコ機の演出音は、当該パチンコ
機で遊技を行っている遊技者に対するものであるのに、
遊技者の耳から遠い位置にスピーカユニットを配置して
いるため、近隣の遊技者にまで演出音が聞こえてしまう
という課題があった。
【0007】ここで、遊技者の耳の位置に近づけるた
め、例えば、遊技盤の前面のガラスにスピーカユニット
を配置することも考えられる。しかし、遊技盤の裏面側
には、各制御基板が配置されており、スピーカユニット
から発生する磁場が各制御基板に影響して誤動作を引き
起こすことが考えられる。さらに、遊技盤近傍にスピー
カユニットを配置すると、ダイナミックスピーカの近く
を鋼製である遊技球が通過する際、ダイナッミクスピー
カの永久磁石によって流下経路を変化させられることが
懸念される。
【0008】一方、上述したようにスピーカユニットを
配設する際にも、上皿の裏面側には、遊技球を発射装置
へ誘導する球通路、遊技球の貯留スペース、プリペード
カードを操作する操作部等が配設されている。下皿の裏
面側には、上皿から下皿へ遊技球を誘導する球通路、遊
技球の貯留スペース、下皿から球箱へ遊技球を移すため
の球抜き用通路等が配設されている。このため、上皿、
下皿の裏面側に、スピーカユニットを取り付けるための
十分なスペースを確保することは難しい。これにより、
上皿、下皿の裏面側に形状の大きなスピーカユニットを
取り付けることができないため、低音域の音声を発生さ
せることが困難であり、音質を高めることができない。
更に、遊技球を貯留する上皿又は下皿に大きなスピーカ
ユニットを配置すると、スピーカユニットの永久磁石に
より、遊技球を帯電させ、帯電した遊技球同士の電気的
な引力によって球詰まりを引き起こす等の懸念がある。
【0009】また、上述したように2重ガラスによって
遊技球の衝突音の音量を低下させているが、音量を小さ
くさせることは難しい。店側ではパチンコ機から発生さ
れる効果音やホールで流される音楽を大きくすることに
より衝突音を紛らしているが、音量の大きな効果音等を
嫌い、遊技を敬遠する遊技者もいる。
【0010】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、音質を
高めることができる遊技機を提供することを目的とす
る。また、他の目的とするところは、衝突音を消音する
ことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段、および発明の作用・効
果】上記した目的を達成するため、請求項1の発明で
は、遊技の状態に対応して演出用の音声を出力する遊技
機において、遊技機を構成する構成部材に、当該構成部
材を振動可能な振動手段を貼付することにより、該構成
部材を振動させて前記音声を発生することを技術的特徴
とする。
【0012】請求項1では、遊技機を構成している構成
部材に振動手段を貼付することにより、この構成部材全
体から音声を発生させている。つまり、振動手段を貼付
した構成部材をスピーカとするため、振動手段(スピー
カユニット)のスペースだけ確保すればよい。これによ
り、取り付け可能な位置が増加し、大きなスピーカユニ
ットを用いることができるため、音質を高めることが可
能になる。また、振動手段はねじ等の締着手段を用い
ず、例えば粘着テープ等により構成部材に貼付するた
め、遊技機への取り付け作業が容易である。
【0013】請求項2では、振動手段は圧電現象の振動
原理を利用した圧電式のスピーカユニット(セラミック
ススピーカ)である。つまり、セラミックススピーカは
電磁式のスピーカ(ダイナミックスピーカ等)と比較し
て、肉厚が薄く、軽量であるため、取り付けのためのス
ペースを容易に確保することができる。さらに、駆動源
としているセラミックスは、音声信号が印加されること
により結晶が歪みを生じて振動する。このため、ダイナ
ミックスピーカ等と異なり、磁場を発生する永久磁石を
用いないため、遊技を制御する各制御基板や遊技球等へ
電気的な影響を与えることがない。これにより、セラミ
ックススピーカの装着位置を限定することがなく、遊技
者の近傍に位置する構成部材にセラミックススピーカを
貼付することができる。これにより、音声を遊技者に効
率よく伝達させることが可能になる。
【0014】請求項3では、遊技機の前面側に位置する
ガラス板に圧電式のスピーカユニット(セラミックスス
ピーカ)を貼り付け、このガラス板全体から音声を発生
させる。つまり、遊技機の前面側に位置するガラス板は
遊技者の近傍に位置しているため、音声を遊技者に効率
よく伝達させることができる。さらに、ガラス板全体か
ら音声を発生させるため、低音域の音声を発生させ易
い。これにより、音質を高めることができる。
【0015】請求項4の発明では、遊技球を遊技盤上に
発射する発射ハンドルを備え、所定条件の成立により特
定の利益ある遊技を提供する遊技機において、前記発射
ハンドルに圧電式のスピーカユニットを取り付け、前記
圧電式のスピーカユニットを高周波振動させて前記発射
ハンドルから音声を発生し、前記圧電式のスピーカユニ
ットを低周波振動させて前記発射ハンドルを振動させる
ことにより、前記特定の利益ある遊技の予告又は告知を
行うことを技術的特徴とする。
【0016】請求項4では、圧電式のスピーカユニット
(セラミックススピーカ)を遊技者が直接触れる発射ハ
ンドルに取り付けることにより、特定の利益ある遊技の
予告、(例えば、リーチ状態等)、告知(例えば、大当
たりの発生)を音声とともに振動によって遊技者に伝達
する。つまり、音声の発生のみ行う電磁式のスピーカと
異なり、圧電式のスピーカ(セラミックススピーカ)は
音声の発生とともに振動も行う。このため、音声が聞き
取り難い状態であっても振動によってリーチ状態等を遊
技者に確実に報知することができる。さらに、1のスピ
ーカユニットで、音声と振動とを出力できる。
【0017】請求項5の発明では、遊技球を遊技盤上に
発射する発射ハンドルを備え、所定条件の成立により特
定の利益ある遊技を提供する遊技機において、前記発射
ハンドル近傍の下方の位置に前記発射ハンドルを回動操
作する遊技者の手を載置可能な支持台を配設し、前記指
示台に圧電式のスピーカユニットを取り付け、前記圧電
式のスピーカユニットを高周波振動させて前記指示台か
ら音声を発生し、前記圧電式のスピーカユニットを低周
波振動させて前記指示台を振動させることにより、前記
特定の利益ある遊技の予告又は告知を行うことを技術的
特徴とする。
【0018】請求項5では、圧電式のスピーカユニット
(セラミックススピーカ)を遊技者が直接触れる支持台
に取り付けることにより、特定の利益ある遊技の予告
(例えば、リーチ状態等)、告知(例えば、大当たりの
発生)を音声とともに振動によって遊技者に伝達する。
つまり、音声の発生のみ行う電磁式のスピーカと異な
り、圧電式のスピーカ(セラミックススピーカ)は音声
の発生とともに振動も行う。このため、音声が聞き取り
難い状態であっても振動によってリーチ状態等を遊技者
に確実に報知することができる。さらに、遊技者は、リ
ーチ状態等の際に、遊技球の発射を止めるために発射装
置から手を放していても遊技者の手は支持台上にあるた
め、振動を体感することができる。さらに、1のスピー
カユニットで、音声と振動とを出力できる。
【0019】請求項6の発明では、遊技盤の前方に2重
ガラスを配置してなる遊技機において、前記2重ガラス
の内側のガラスに、遊技盤上を落下する遊技球の衝突音
を検出する検出器を設け、前記2重ガラスの外側のガラ
スに、圧電式のスピーカユニットを設け、消音信号出力
装置により、前記検出器にて検出された衝突音を消音す
る出力を前記圧電式のスピーカユニットに与え、前記衝
突音を消音することを技術的特徴とする。
【0020】請求項6では、遊技機のガラス板は、遊技
機の前面側(外側)に位置するガラス板と遊技盤側(内
側)に位置するガラス板とからなる2枚で構成されてお
り、前面側(外側)に位置するガラス板には圧電式のス
ピーカユニット(圧電式スピーカ)が貼付され、遊技盤
側に位置するガラス板(内側)には検出器が配設されて
いる。この検出器が遊技球の衝突音を検出して検出信号
を出力すると、消音信号出力装置が圧電式スピーカに衝
突音を消音する出力を与える。圧電式スピーカはこの出
力に基づいて振動することにより、この振動を前面側の
ガラス板に伝達する。この前面側のガラス板はこの振動
によりガラス板全体から遊技球の衝突音を消音させる音
波を発生する。つまり、遊技球の衝突する内側のガラス
板に検出器を取り付けているため、衝突音を高精度で検
出することができる。また、セラミックススピーカが貼
付されている外側のガラス板は、内側のガラスから10
〜20mm離れて配置されているため、内側のガラスから
の衝突音が当該外側のガラスへ伝わるタイミングで、検
出器が検出した遊技球の衝突音の音波に対して、振幅が
等しく、位相を180°ずらした音波を発生さることが
できる。これにより、遊技盤上を落下する遊技球の衝突
音を効率的に消音することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技機の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、この発明に係る遊技機として、パチンコ機
を例に挙げて説明する。先ず、第1実施形態のパチンコ
機の主要構成について、本実施形態のパチンコ機の斜視
図である図1を参照して説明する。
【0022】パチンコ機10には、内枠12が外枠11
に上下一対のヒンジ14で開閉可能に備えられており、
その内枠12には、ガラス枠16が開閉可能に取り付け
られている。ガラス枠16には、ガラス板26とガラス
板23とが取り付けられており、パチンコ機10の前面
側にガラス板26が位置し、このガラス板26の裏面側
にガラス板23が位置している。ガラス板26の裏面に
は、セラミックススピーカ60が取り付けられている。
ガラス枠16の上方には、前方へ突出部16aが形成さ
れている。ガラス枠16の裏面側には、遊技盤13が配
置されている。ガラス枠16の右側には、ガラス枠16
開閉用の鍵を差し込む鍵穴15が設けられている。
【0023】ガラス枠16の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が導
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の前面には、遊技球を貸し
出すための貸球ボタン47と、プリペードカードを返却
するための返却ボタン46とが設けられている。上皿2
0の下方には、その上皿20で収容しきれなくなった賞
球を排出するための下皿賞球排出口31が形成されてお
り、この下皿賞球排出口31の排出側には、その下皿賞
球排出口31から排出された賞球を溜めておくための下
皿32が設けられている。下皿32の底部には、球箱
(図示せず)に遊技球を落とすための下皿球抜きレバー
33が設けられている。
【0024】下皿32の下方には、幕板50が設けられ
ている。下皿32の右方には、上皿20から供給された
遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せず)
を操作するための発射ハンドル43が回転可能に取付け
られており、その発射ハンドル43には、発射途中で発
射を停止するための発射停止ボタン(図示せず)が設け
られている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜
められた賞球を下皿32へ抜くための上皿球抜きレバー
28がスライド可能に取付けられている。
【0025】次にパチンコ機の電気的構成についてそれ
をブロックで示す図2を参照して説明する。パチンコ機
10には、主基板200が設けられており、この主基板
200には、マイクロプロセッサ210が搭載されてい
る。マイクロプロセッサ210には、遊技の主な制御を
実行するメインCPU212と、このメインCPU21
2が各種制御を実行するための各種制御プログラムが記
録されたROM214と、メインCPU212が各種制
御プログラムを実行する際にROM214から読出され
た制御プログラムや遊技中に発生する大当りに関するデ
ータなどの各種データを一時的に格納するRAM216
とが搭載されている。
【0026】主基板200には、次に記載するものが電
気的に接続されている。本発明のセラミックススピーカ
60を制御する音声制御装置160、賞球の払出しなど
を制御する払出制御基板400、遊技枠中継基板15
3、盤面中継基板151、電源基板180、入賞や大当
りなどに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室な
どに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するた
めの遊技枠情報端子基板152、特別図柄制御装置13
2、遊技盤13に設けられているLEDを制御するラン
プ制御装置300、遊技球の第1種始動口の通過を検出
する第1種始動口スイッチ127aである。
【0027】払出制御基板400には、主基板200か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ410が搭載されており、マイクロプロセッ
サ410には、賞球の払い出しなどを制御するサブCP
U412と、このサブCPU412が賞球の払い出しな
どの制御を実行するための各種制御プログラムが記憶さ
れたROM414と、サブCPU412が各種制御プロ
グラムを実行する際にROM414から読み出された制
御プログラムや遊技中に発生する賞球数などの各種デー
タを一時的に格納するRAM416とが搭載されてい
る。また、払出制御基板400には、電源基板180、
CR接続基板156、発射モータ駆動基板43c、遊技
枠情報端子基板152、払出中継基板155が電気的に
接続されている。
【0028】遊技枠中継基板153には、満杯検出スイ
ッチ121bおよびセンサ中継基板154が電気的に接
続されている。センサ中継基板154には、賞球ユニッ
ト162に備えられた賞球払出センサ162a,162
bおよび払出中継基板155が電気的に接続されてい
る。払出中継基板155には、貸球切れスイッチ16
1、賞球払出モータ162cおよび貸球ユニット163
が電気的に接続されている。
【0029】盤面中継基板151には、次に記載するも
のが電気的に接続されている。普通電動役物の両翼を開
閉させる普通電動役物ソレノイド128a、天入賞口へ
の遊技球の入賞を検出する天入賞口スイッチ131a、
下入賞口への遊技球の入賞を検出する下入賞口スイッチ
129a、右袖入賞口への遊技球の入賞を検出する右袖
入賞口スイッチ122a、左袖入賞口への遊技球の入賞
を検出する左袖入賞口スイッチ123a、大入賞口への
遊技球の入賞を検出する大入賞口スイッチ143a、左
側普通図柄作動ゲートまたは右側普通図柄作動ゲートの
いずれかを遊技球が通過したことを検出する左ゲートス
イッチ126a、右ゲートスイッチ125a、普通図柄
表示装置134、大入賞口中継基板150である。
【0030】大入賞口中継基板150には、特定領域を
駆動する特定領域ソレノイド142bと、特定領域を通
過(入賞)した遊技球を検出する特定領域スイッチ14
2aとが電気的に接続されている。
【0031】電源基板180は、CR接続基板156と
電気的に接続されており、CR接続基板156には、プ
リペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板や
プリペイドカードを読み取る装置などを備える遊技機外
装置部分171が電気的に接続されている。電源基板1
80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源1
70から電源の供給を受け、各基板へ必要電源を供給す
る。
【0032】次に、第1実施形態のパチンコ機に用いら
れているセラミックススピーカについて図3を参照して
説明する。図3は、セラミックススピーカの縦断面図で
ある。セラミックススピーカ60の底部には接着部61
が設けられており、この接着部61の左右方向中央には
接着部61の上面に対して垂直に設けられたスタッド部
62が位置している。スタッド部62の幅方向両端には
セラミックス板63の一端が接するように設けられてお
り、セラミックス板63の他端には接続端子64が設け
られている。接続端子64は配線65と電気的に接続さ
れている。これらセラミックススピーカ60を構成する
部材(接着部61、スタッド部62、セラミックス板6
3、接続端子64、配線65)はカバー部材66によっ
て覆われている。
【0033】上述した音声制御装置160(図2参照)
から音声信号が出力されると、配線65および接続端子
64を介して音声信号がセラミックス板63へ伝送され
る。セラミックス板63は逆圧電効果により音声信号の
電圧に応じて歪みを生じて振動し、この振動をスタッド
部62に伝達する。スタッド部62は振動を接着部61
と接触しているガラス板26(図1参照)に伝達する。
【0034】第1実施形態のセラミックススピーカにつ
いて図4を参照して説明する。図4は、図1の4A−4
A断面図であり、ガラス板が取り付けられているガラス
枠の側面を示している。ガラス枠16には、ガラス板2
3およびガラス板26が取り付けられ2重ガラス構造に
なっている。ガラス板23はパチンコ機の裏面側に位置
し、ガラス板26はパチンコ機の前面側に位置してい
る。このガラス板26の裏面にはセラミックススピーカ
60が貼付されている。
【0035】このような構成により、セラミックススピ
ーカ60は、音声制御装置160(図2参照)からの音
声信号に基づいて振動を行い、この振動をガラス板26
に伝達する。ガラス板26は、この振動によりガラス板
26の全面から音声を発生する。
【0036】第1実施形態では、セラミックススピーカ
60は圧電現象の振動原理を利用した圧電式のスピーカ
ユニットである。つまり、セラミックススピーカ60は
電磁式のスピーカ(ダイナミックスピーカ等)と比較し
て、肉厚が薄く、軽量であるため、セラミックススピー
カ60を取り付けるためのスペースを容易に確保するこ
とができる。さらに、セラミックススピーカ60は、ダ
イナミックスピーカ等と異なり、磁場を発生する永久磁
石を用いないため、遊技を制御する各制御基板や遊技球
等へ電気的な影響を与えることがない。これにより、セ
ラミックススピーカ60の装着位置を限定することがな
いため、遊技者の近傍に位置するガラス板26にセラミ
ックススピーカ60を貼付することができる。これによ
り、音声を遊技者に効率よく伝達させることができる。
したがって、ダイナミックスピーカ等と比較して音質を
高めることができる。
【0037】また、セラミックススピーカ60が貼付さ
れたガラス板26全体から音声を発生させているため、
低音域の音声を発生させ易い。
【0038】また、セラミックススピーカ60はねじ等
の締着手段を用いず、例えば粘着テープ等の接着手段に
よりガラス板26に貼付するため、パチンコ機への取り
付け作業が容易である。また、ガラス板26が割れた際
に、交換したガラスに容易に取り付けることができる。
【0039】なお、第1実施形態では、セラミックスス
ピーカ60を遊技者近傍のガラス板26に貼付したが、
前枠12やガラス枠16等に貼付してもよい。
【0040】次に、図5を参照して本発明の第1実施形
態の第1改変例に係るパチンコ機について説明する。図
5は、第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ機の構
成を示す斜視図である。
【0041】第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ
機の構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様であり、
セラミックススピーカ60を用いて音声を発生させてい
る。但し、第1実施形態では、セラミックススピーカ6
0が貼付されたガラス板26から音声を発生させている
が、第1改変例では、図5に示すように、セラミックス
スピーカ60を発射ハンドル43に内装することによ
り、この発射ハンドル43から音声とともに振動を遊技
者に伝達させている。さらに、振動によりリーチ状態を
遊技者に報知している。
【0042】第1実施形態の第1改変例では、圧電式の
スピーカ(セラミックススピーカ60)は、音声の発生
のみ行う電磁式のスピーカ(ダイナミックスピーカ等)
と異なり、音声の発生とともに振動も行う。このため、
音声が聞き取り難い状態であっても振動によってリーチ
状態を遊技者に確実に報知することができる。これによ
り、遊技の演出を高めることができる。さらに、1のス
ピーカユニット60で、音声と振動とを出力できる。
【0043】次に、図6を参照して本発明の第1実施形
態の第2改変例に係るパチンコ機について説明する。図
6は、第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ機の構
成を示す斜視図である。
【0044】第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ
機の構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様であり、
セラミックススピーカ60を用いて音声を発生させてい
る。但し、第1実施形態では、セラミックススピーカ6
0が貼付されたガラス板26から音声を発生させている
が、第1改変例では、図6に示すように、発射ハンドル
43の下方に遊技者の手を載置するためのハンドレスト
70が設けられ、セラミックススピーカ60をハンドレ
スト70に内装することにより、このハンドレスト70
から音声とともに振動を遊技者に伝達させている。さら
に、振動によりリーチ状態を遊技者に報知している。
【0045】第1実施形態の第2改変例では、遊技者が
接触しているハンドレスト70にセラミックススピーカ
60を取り付けることにより、第1改変例と同様に、音
声が聞き取り難い状態であっても振動によってリーチ状
態を遊技者に確実に報知することができる。さらに、遊
技者は、リーチ状態の際に、遊技球の発射を止めるため
に発射ハンドル43から手を放していても遊技者の手は
ハンドレスト70上にあるため、振動を体感することが
できる。これにより、遊技の演出を高めることができ
る。さらに、1のスピーカユニット60で、音声と振動
とを出力できる
【0046】なお、第1改変例、第2改変例では、セラ
ミックススピーカ60を遊技者が接触するパチンコ機の
構成部材(発射ハンドル43、ハンドレスト70)に取
り付けているが、セラミックススピーカ60を遊技球の
流路の近傍、例えば上皿、下皿に取り付けることによ
り、振動によって球詰まり等を防止することもできる。
【0047】第2実施形態のパチンコ機の構成につい
て、本実施形態のパチンコ機の斜視図である図7を参照
して説明する。なお、第2実施形態において、第1実施
形態と同じ構成については符号を等しくしてその詳細な
説明を省略する。
【0048】パチンコ機には、内枠12が外枠11に上
下一対のヒンジ14で開閉可能に備えられており、その
内枠12には、ガラス枠16が開閉可能に取り付けられ
ている。ガラス枠16には、ガラス板26とガラス板2
3とが取り付けられており、パチンコ機の前面側にガラ
ス板26が位置し、このガラス板26の裏面側にガラス
板23が位置している。ガラス板26の裏面には、セラ
ミックススピーカ60が取り付けられ、ガラス板23の
裏面には、センサ80が取り付けられている。
【0049】次に、第2実施形態のパチンコ機の電気的
構成についてそれをブロックで示す図8を参照して説明
する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同
じ構成については符号を等しくしてその詳細な説明を省
略する。
【0050】電源基板180には、検出信号をセラミッ
クススピーカ60に出力する検出信号制御装置82、主
基板200、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板
400、特別図柄制御装置132、音声制御装置16
0、遊技盤13に設けられているLEDを制御するラン
プ制御基板300、CR接続基板156が電気的に接続
されている。
【0051】検出信号制御装置82には、遊技盤13上
の遊技球の衝突音を検出するセンサ80と、検出信号に
対応して音波を発生するセラミックススピーカ60とが
電気的に接続されている。検出信号制御装置82は、セ
ンサ80から遊技盤13上を落下する遊技球の衝突音を
検出した際の検出信号が入力されると、音声信号をセラ
ミックススピーカ60に出力する。
【0052】第2実施形態のセラミックススピーカにつ
いて図9を参照して説明する。図9は、図7の9A−9
A断面図であり、ガラス板が取り付けられているガラス
枠の側面を示している。
【0053】ガラス枠16には、ガラス板23およびガ
ラス板26が取り付けられており、遊技盤側にガラス板
23が位置し、パチンコ機の前面側にガラス板26が位
置している。ガラス板23の裏面にはセンサ80が取り
付けられ、ガラス板26の裏面(又は表面)にはセラミ
ックススピーカ60が貼付されている。
【0054】このような構成により、センサ80が遊技
盤13上を落下する遊技球のガラス板23との衝突音を
検出すると、セラミックススピーカ60は、検出信号制
御装置82(図8参照)から出力された検出信号に基づ
いて振動することにより、この振動をガラス板26に伝
達する。ガラス板26は、この振動によりガラス板26
の全面から遊技球の衝突音を消音させる音波を発生す
る。
【0055】第2実施形態では、遊技球の衝突する内側
のガラス板23にセンサ80を取り付けているため、衝
突音を高精度で検出することができる。また、セラミッ
クススピーカ60が貼付されている外側のガラス板26
は、内側のガラス板23から10〜20mm離れて配置さ
れているため、内側のガラス板23からの衝突音が当該
外側のガラス板26へ伝わるタイミングで、センサ80
が検出した遊技球の衝突音の音波に対して、振幅が等し
く、位相を180°ずらした音波を発生さることができ
る。これにより、遊技盤13上を落下する遊技球の衝突
音を効率的に消音することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の構成
を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機の電気的構成を
示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係るセラミックススピーカの側
面を示す断面図である。
【図4】第1実施形態に係るガラス枠の側面を示す図1
の4A−4A断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の第1改変例に係るパチ
ンコ機の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態の第2改変例に係るパチ
ンコ機の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るパチンコ機の構成
を示す斜視図である。
【図8】第2実施形態に係るパチンコ機の電気的構成を
示すブロック図である。
【図9】第2実施形態に係るガラス枠の側面を示す図7
の9A−9A断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 12 前枠 13 遊技盤 16 ガラス枠 23 ガラス板(内側のガラス) 26 ガラス板(外側のガラス) 43 発射ハンドル 60 セラミックススピーカ(圧電式のスピーカユニ
ット) 70 ハンドレスト(支持台) 80 センサ(検出器) 82 検出信号制御装置(消音信号出力装置) 160 音声制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の状態に対応して演出用の音声を出
    力する遊技機において、 遊技機を構成する構成部材に、当該構成部材を振動可能
    な振動手段を貼付することにより、該構成部材を振動さ
    せて前記音声を発生させることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記振動手段は、圧電式のスピーカユニ
    ットであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記構成部材は、遊技機の前面側に位置
    するガラス板であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技球を遊技盤上に発射する発射ハンド
    ルを備え、所定条件の成立により特定の利益ある遊技を
    提供する遊技機において、 前記発射ハンドルに圧電式のスピーカユニットを取り付
    け、 前記圧電式のスピーカユニットを高周波振動させて前記
    発射ハンドルから音声を発生し、 前記圧電式のスピーカユニットを低周波振動させて前記
    発射ハンドルを振動させることにより、前記特定の利益
    ある遊技の予告又は告知を行うことを特徴とする遊技
    機。
  5. 【請求項5】 遊技球を遊技盤上に発射する発射ハンド
    ルを備え、所定条件の成立により特定の利益ある遊技を
    提供する遊技機において、 前記発射ハンドル近傍の下方の位置に前記発射ハンドル
    を回動操作する遊技者の手を載置可能な支持台を配設
    し、 前記指示台に圧電式のスピーカユニットを取り付け、 前記圧電式のスピーカユニットを高周波振動させて前記
    指示台から音声を発生し、 前記圧電式のスピーカユニットを低周波振動させて前記
    指示台を振動させることにより、前記特定の利益ある遊
    技の予告又は告知を行うことを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技盤の前方に2重ガラスを配置してな
    る遊技機において、 前記2重ガラスの内側のガラスに、遊技盤上を落下する
    遊技球の衝突音を検出する検出器を設け、 前記2重ガラスの外側のガラスに、圧電式のスピーカユ
    ニットを設け、 消音信号出力装置により、前記検出器にて検出された衝
    突音を消音する出力を前記圧電式のスピーカユニットに
    与え、前記衝突音を消音することを特徴とする遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104643A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Heiwa Corp 遊技音響装置
JP2011167575A (ja) * 2011-06-10 2011-09-01 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2011259378A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Yamada Co Ltd 透明音響壁体
JP2015188575A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社三洋物産 遊技機

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