JP2003164577A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003164577A
JP2003164577A JP2001368680A JP2001368680A JP2003164577A JP 2003164577 A JP2003164577 A JP 2003164577A JP 2001368680 A JP2001368680 A JP 2001368680A JP 2001368680 A JP2001368680 A JP 2001368680A JP 2003164577 A JP2003164577 A JP 2003164577A
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Japan
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vibration
control board
speaker
game
firing handle
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Application number
JP2001368680A
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English (en)
Inventor
Masao Endo
匡雄 遠藤
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動源側の可動部分の動きを極力小さくでき
ると共に、配置位置を比較的自由に選択して容易に設け
ることができ、しかも空気振動を介して発射ハンドルの
必要箇所に振動を伝達できる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 この弾球遊技機は、遊技球を遊技領域8
へと発射するための発射手段19と、発射操作するため
の発射ハンドル21とを備え、発射ハンドル21を振動
させるための振動用スピーカ35を発射ハンドル21の
内部、発射ハンドル21の外部、その他の所要箇所に設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機に関し、発射ハンドルをス
ピーカにより振動させるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、従来、
特開平7−148312号公報に記載のように、発射手
段を操作するための発射ハンドル内に振動手段を組み込
んだ振動式を採用し、遊技中に遊技者に有利な特別利益
状態が発生した場合等に、必要に応じて振動手段により
発射ハンドルを振動させるようにしたものがある。
【0003】従来の振動手段はモータと、このモータの
駆動軸に固定された偏心ウエイトとを備え、モータによ
り偏心ウエイトを駆動軸廻りに回転駆動して振動を発生
させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来はモータにより偏
心ウエイトを回転駆動するため、可動部分の動きが大き
い上に、振動手段の組み込み箇所に偏心ウエイトが回転
し得るだけの空間を確保する必要があり、大きな空間を
要する欠点がある。
【0005】また従来の振動手段は、偏心ウエイトの回
転により発生する振動をモータを介して発射ハンドル側
に伝達するため、発射ハンドル内に設ける必要があり、
振動手段の位置を自由に選択できない欠点がある。更に
発射ハンドルの略全体が振動するため、発射ハンドルの
必要な箇所のみを局部的に振動させることが困難であ
り、長時間にわたって遊技を行う遊技者に対しては振動
が強すぎる等の惧れも考えられる。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
振動源側の可動部分の動きを極力小さくできると共に、
配置位置を比較的自由に選択して容易に設けることがで
き、しかも空気振動を介して発射ハンドルの必要箇所に
振動を伝達できる弾球遊技機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技球を遊技
領域8へと発射するための発射手段19と、発射操作す
るための発射ハンドル21とを備えた弾球遊技機におい
て、前記発射ハンドル21を振動させるための振動用ス
ピーカ35を所要箇所に設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は本発明を採用したパ
チンコ機の第1の実施形態を例示し、図1において、1
は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢
着された前枠3を有する。前枠3には、その窓孔に対応
して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技
盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置
されている。
【0009】遊技盤4には、ガイドレール7が環状に装
着されると共に、そのガイドレール7の内側の遊技領域
8に特別図柄表示手段9、特別図柄始動手段10、大入
賞手段11、普通図柄表示手段12、普通図柄始動手段
13、普通入賞手段14等の複数個の遊技部品が配置さ
れている。
【0010】前面板6には発射用の遊技球を貯留する上
皿15が装着され、またこの前面板6の裏側に対応して
前枠3側に音声発生用スピーカ16が装着されている。
上皿15は上皿本体17と、この上皿本体17を覆う上
皿カバー18とを備えている。音声発生用スピーカ16
は、遊技状態の変化に応じて効果音を発生するようにな
っている。
【0011】前枠3の下部には、その裏側に発射手段1
9が装着されると共に、前面側に余剰球を貯留する下皿
20と、発射手段19用の発射ハンドル21とが設けら
れている。発射手段19は、遊技球を遊技盤4の遊技領
域8へと発射するためのもので、揺動自在に枢支された
打撃槌22と、この打撃槌22を打撃方向に付勢する発
射バネ23と、この発射バネ23に抗して打撃槌22を
駆動する発射モータ24とを備え、発射モータ24によ
り打撃槌22を駆動し、上皿15から発射レール25上
に1個づつ供給される遊技球を打撃槌22により発射バ
ネ23のバネ力に応じて打撃して遊技領域8へと発射す
るようになっている。
【0012】下皿20は図2にも示すように下皿本体2
6と、この下皿本体26を覆う下皿カバー27とにより
構成されており、この下皿20の一側方に発射ハンドル
21が配置されている。下皿カバー27には発射ハンド
ル21の周辺で前枠3に近接して前枠3を前面から覆う
カバー部28が一体に形成され、下皿本体26とカバー
部28との間に、上皿本体17から抜き取られた遊技球
を下皿本体26へと案内する球案内通路30等を覆い且
つ前方に膨出する膨出部29が設けられている。
【0013】発射ハンドル21は発射手段19を作動さ
せる発射操作用であって、図3に示すように、前枠3側
に固定された前後方向の支持ケース31と、この支持ケ
ース31の前端側に固定された握り部32と、支持ケー
ス31内に回動自在に挿通された操作軸33と、操作軸
33の前端に固定され且つ握り部32との間に操作軸3
3廻りに回動に介在された発射レバー34とを備え、内
部に振動用スピーカ35が組み込まれている。
【0014】支持ケース31は前枠3の通孔36に挿通
され、後端側が取り付けベース37側の通孔36内で保
持ケース73に固定されている。取り付けベース37は
前枠3の裏側に装着されている。支持ケース31は前端
側にラッパ状に広がる支持壁部38と、この支持壁部3
8の前側に形成された大径のレバー支持部39とが一体
に設けられ、その支持壁部38に周方向に複数個のボス
部40を介してレバー抑え部41がネジ等で取り付けら
れている。レバー抑え部41には外周側に露出するよう
に金属板等のタッチ部42が設けられると共に、前側か
ら球面状その他の適宜形状の握り部32がボス部43を
介して装着されている。
【0015】操作軸33は後端側で発射手段19の発射
バネ23の調整機構(図示省略)に連動連結されてお
り、この操作軸33の前端側に発射レバー34の支持板
部44が固定されている。支持板部44には、発射レバ
ー34を操作軸33廻りに回動操作できるように、各ボ
ス部40が貫通する周方向の孔45が形成されている。
発射レバー34は支持ケース31のレバー支持部39と
レバー抑え部41との間に介在されると共に、レバー支
持部39の外周に回動自在に套嵌されており、外周側に
周方向に複数個の指掛け部46が設けられている。
【0016】振動用スピーカ35は発射ハンドル21を
振動させるためのもので、発射ハンドル21内、取り分
けその握り部32内に組み込まれており、この振動用ス
ピーカ35に対向して発射ハンドル21の表面部材、例
えば握り部32に振動用の薄肉部47が設けられてい
る。即ち、振動用スピーカ35にはコーン形、ドーム形
その他のものが使用され、この振動用スピーカ35はレ
バー抑え部41の筒状の取り付け部48に前向きに取り
付けられている。
【0017】握り部32にはその前面側の掌に対応する
部分に、裏側の取り付け部48側に突出して嵌合する筒
部49が形成され、この筒部49の前端側に振動用の薄
肉部47が装着されている。レバー支持部39内の内部
には、振動用スピーカ35と薄肉部47との間に略密閉
中空状の音道50が形成されている。なお、振動用スピ
ーカ35の裏側はタッチ部42用の金属板その他の閉塞
部材により閉塞されているが、開放状に構成しても良
い。
【0018】図4は制御系を示し、この制御系は主制御
基板51、図柄制御基板52、音声制御基板53、ラン
プ制御基板54、発射制御基板56等により構成されて
いる。主制御基板51は主として遊技盤4側の各遊技部
品による遊技動作を制御するためのもので、普通図柄始
動手段13の遊技球の検出を条件に所定利益状態を発生
させるか否かを乱数抽選により抽選して、所定利益状態
を抽選したときに普通図柄表示手段12の1個又は複数
個の普通図柄が所定態様で停止した後に特別図柄始動手
段10を所定時間開放させる普通遊技制御手段57と、
特別図柄始動手段10の遊技球の検出を条件に特別利益
状態を発生させるか否かを乱数抽選により抽選して、特
別利益状態を抽選したときに特別図柄表示手段9の1個
又は複数個の特別図柄が特別態様で停止した後に大入賞
手段11を開放させる特別遊技制御手段58とを備えて
いる。
【0019】図柄制御基板52は、普通図柄始動手段1
3の遊技球の検出を条件に普通図柄表示手段12の普通
図柄を所定時間変動させ、普通遊技制御手段57の抽選
結果が所定利益状態のときに変動後の普通図柄を予め定
められた「7」等の所定態様で停止させる普通図柄制御
手段59と、特別図柄始動手段10の遊技球の検出を条
件に特別図柄表示手段9の特別図柄を所定時間変動さ
せ、特別遊技制御手段58の抽選結果が特別利益状態の
ときに変動後の特別図柄を予め定められた「7・7・
7」等の特別態様で停止させる特別図柄制御手段60と
を備えている。
【0020】音声制御基板53は、特別遊技制御手段5
8が特別利益状態を抽選したとき、特別利益状態が発生
したとき等、遊技状態の変化に応じてその遊技状態を聴
覚的に演出するように音声発生用スピーカ16を制御す
る音声制御手段61と、特別遊技制御手段58が特別利
益状態を抽選したとき、特別利益状態が発生したとき
等、遊技状態の変化に応じてその遊技状態を発射ハンド
ル21の振動により触覚的に演出又は報知するように振
動用スピーカ35を制御する振動制御手段62とを備え
ている。
【0021】振動制御手段62は、振動指令があったと
きに、振動用スピーカ35に可聴領域の低周波(例えば
20〜30Hz以下)及び/又は可聴領域外(例えば2
0Hz未満)の低周波の駆動信号を流して、可聴領域の
低周波及び/又は可聴領域外の低周波にて振動用スピー
カ35を駆動するようになっている。
【0022】発射制御基板56は遊技者が発射ハンドル
21のタッチ部42に接触状態のときに発射モータ24
を起動させて発射手段19を作動させ、下皿20内の遊
技球が満杯状態になる等、遊技を中止する必要があると
きに発射手段19の作動を停止させるようになってい
る。ランプ制御基板54は、遊技盤4側の遊技部品、そ
の他に装着された表示ランプ63等を点灯、点滅制御す
るためのものである。
【0023】主制御基板51、図柄制御基板52、音声
制御基板53、ランプ制御基板54は別々の基板により
構成され、主制御基板51から図柄制御基板52、音声
制御基板53、ランプ制御基板54にコマンドを送信し
て、図柄制御基板52、音声制御基板53、ランプ制御
基板54側で内容を決定して目的の制御を行うようにな
っている。
【0024】従って、音声制御基板53の振動制御手段
62は、主制御基板51側から特別利益状態の抽選、特
別利益状態の発生等の遊技状態に基づいて振動コマンド
が送信されたときに、予め記憶する複数種類の振動パタ
ーンの中から特定の振動パターンを選択して、その選択
された振動パターンで振動用スピーカ35を駆動制御す
るようにしても良い。また特別図柄の変動中に特別図柄
の変動後の特別態様の発生、特別利益状態の発生等を予
告するように、予告用の振動パターンで振動用スピーカ
35を駆動制御するようにしても良い。
【0025】なお、各振動パターンは振動時間の長短及
び/又は間欠振動回数等の各要素を適宜組み合わせて、
遊技者が各振動パターン相互の違いを触覚的に識別でき
るように構成すれば良い。振動時間の長短及び/又は間
欠振動回数等に振動周波数の違いを組み合わせても良
い。
【0026】遊技に際して遊技者が発射ハンドル21の
握り部32を把持してタッチ部42に接触した状態で発
射レバー34を回動操作する。遊技者の手がタッチ部4
2に接触すると、発射制御基板56からの発射信号によ
り発射モータ24が起動し、また発射レバー34を回動
操作すると、操作軸33を介して発射バネ23のバネ力
が上がるので、発射モータ24が発射バネ23に抗して
打撃槌22を駆動し、打撃槌22が上皿15から発射レ
ール25上に1個づつ供給される遊技球を発射バネ23
に応じたバネ力により打撃して、遊技盤4のガイドレー
ル7を経て遊技領域8へと発射する。
【0027】発射手段19により順次遊技球を発射する
と、その遊技球は遊技領域8の盤面に沿って落下する間
に普通入賞手段14等に入賞するか、普通図柄始動手段
13を通過しながら下方へと落下する。遊技球が普通図
柄始動手段13を通過すると、普通遊技制御手段57の
乱数抽選の抽選結果に応じて普通図柄制御手段59の制
御により普通図柄表示手段12の普通図柄が所定時間変
動する。そして、普通図柄表示手段12の変動後の普通
図柄が例えば「7」等の所定態様になれば、普通遊技制
御手段57により遊技者に有利な所定利益状態が発生し
て特別図柄始動手段10が所定時間開放し、この特別図
柄始動手段10に遊技球が入賞可能になる。
【0028】遊技球が特別図柄始動手段10に入賞する
と、特別遊技制御手段58の乱数抽選の抽選結果に応じ
て特別図柄制御手段60の制御により特別図柄表示手段
9の特別図柄が所定時間変動する。そして、特別図柄表
示手段9の変動後の特別図柄が例えば「7・7・7」等
の特別態様になれば、特別遊技制御手段58により遊技
者に有利な別の特別利益状態が発生し、大入賞手段11
が開放して多数の遊技球が入賞可能になる。
【0029】例えば特別遊技制御手段58の抽選結果が
特別利益状態であるか、特別遊技制御手段58により特
別利益状態が発生すれば、主制御基板51からのコマン
ドにより音声制御基板53の音声制御手段61、振動制
御手段62がそのコマンドを受信する。そして音声制御
手段61が複数種類の効果音演出パターンの何れかを選
択して、その効果音演出パターンの効果音信号により効
果音スピーカを駆動する。これによって音声発生用スピ
ーカ16が遊技状態に応じた効果音等の音声を発生して
聴覚的に遊技状態を報知又は演出する。
【0030】一方、振動制御手段62が振動パターンを
複数種類の振動パターンの何れかを選択して、その振動
パターンの振動信号により振動用スピーカ35を駆動
し、振動用スピーカ35の振動板が遊技状態に応じた振
動パターンで振動する。振動用スピーカ35の振動板が
振動すると、音道50内の空気を伝達媒体として薄肉部
47がその振動パターンで振動し、この薄肉部47の振
動が握り部32を把持する遊技者の手に伝わる。従っ
て、遊技者は薄肉部47の振動を通してそのときの遊技
状態の報知(予告等)、演出を触覚的に把握できる。
【0031】また振動源として振動用スピーカ35を使
用しているため、従来に比較して振動源側の可動部分の
動きを極力小さくできると共に、小型で比較的小さいス
ペースに容易に組み込むことができる。しかも振動用ス
ピーカ35から音道50内の空気振動を介して発射ハン
ドル21の薄肉部47を間接的に振動させるため、薄肉
部47の振動を適度に緩和でき、長時間遊技を行う場合
にも手の痺れ等を未然に防止できる。また振動部分を薄
肉部47とし、音道50を中空密閉状にしているため、
空気の振動エネルギーのロスがなく効率的に薄肉部47
を振動させることができる。
【0032】図5は本発明の第2の実施形態を例示し、
この実施形態では発射ハンドル21内で且つ発射ハンド
ル21の表面部材を構成する握り部32の裏側に振動用
スピーカ35が取り付けられている。即ち、握り部32
にはその裏側に筒部49が一体に形成され、この筒部4
9の後端側に振動用スピーカ35が取り付けられてい
る。なお、レバー支持部39の前端には、第1の実施形
態と同様に振動用の薄肉部47が装着され、筒部49内
における薄肉部47と振動用スピーカ35との間が音道
50となっている。また握り部32の後端は、振動用ス
ピーカ35の裏側でレバー抑え部41により塞がれてお
り、そのレバー抑え部41の適当箇所に形成された孔
(図示省略)に振動用スピーカ35のリード線が挿通さ
れている。他の構成は第1の実施形態と略同様である。
【0033】このように発射ハンドル21の握り部32
等の表面部材の前面側に薄肉部47を、裏側に振動用ス
ピーカ35を夫々設けても良い。この場合には握り部3
2等の表面部材に薄肉部47、振動用スピーカ35、音
道50を設けているので、構造的に簡単で小型化が可能
であると共に、組み立て、分解等に際しては1個の部品
として取り扱うことができる。
【0034】図6及び図7は本発明の第3の実施形態を
例示し、この実施形態では発射ハンドル21以外の部分
に、発射ハンドル21を振動させるための振動用スピー
カ35が設けられ、その振動用スピーカ35の振動を中
空の略密閉状の音道50内の空気を介して発射ハンドル
21の表面部材である握り部32の薄肉部47へと伝達
するように構成されている。即ち、振動用スピーカ35
は発射ハンドル21から下皿本体26側に離れた位置で
下皿カバー27内に設けられ、この振動用スピーカ35
と発射ハンドル21の基部側との間に、音道50の一部
を構成する通路65が設けられている。
【0035】振動用スピーカ35は下皿カバー27の前
側に膨出する膨出部29内に配置され、カバー部28か
ら前側に屈曲する膨出壁部66に一体に形成された取り
付け部67に取り付けられている。下皿カバー27のカ
バー部28には、このカバー部28から前側に突出する
断面コ字状、U字状等の通路壁部68が膨出部29から
発射ハンドル21の基部側、例えば支持ケース31の外
周にわたって連続状に形成され、この通路壁部68とそ
の裏側の前枠3との間に通路65が形成されている。通
路壁部68は支持ケース31を外周から取り囲むように
なっており、支持壁部38等で支持ケース31と一体化
されている。なお、通路65は支持ケース31の支持壁
部38に形成された貫通孔69、発射レバー34の孔4
5、レバー抑え部41の貫通孔70等を経て薄肉部47
側に連通している。
【0036】このように振動用スピーカ35を下皿カバ
ー27の内部に設ける等、発射ハンドル21以外の部分
に設けて、この振動用スピーカ35からの振動を音道5
0内の空気を介して発射ハンドル21側、取り分けその
表面部材を構成する握り部32等の薄肉部47へと伝達
することも可能である。このようにすれば、振動用スピ
ーカ35に大径のものを使用することができる。また振
動用スピーカ35の振動を中空の略密閉状の音道50を
介して薄肉部47に伝達しているため、発射ハンドル2
1以外の部分に振動用スピーカ35があるにも拘らず、
その振動を薄肉部47に効率的に伝達できる。
【0037】図8は本発明の第4の実施形態を例示し、
この実施形態では下皿カバー27側の通路壁部68と発
射ハンドル21の支持ケース31とが別体に構成されて
いる。通路壁部68には支持ケース31に対応して開口
部74とその周縁側の嵌合部71とが形成され、支持ケ
ース31を開口部74に前側から挿入した取り付け状態
において、その大径のレバー支持部39の後端側が嵌合
部71に嵌合されている。
【0038】このように振動用スピーカ35を下皿カバ
ー27の内部に設け、下皿カバー27側の通路65から
発射ハンドル21内に至る音道50を介して振動用スピ
ーカ35の振動を発射ハンドル21側の薄肉部47に伝
達する場合にも、その下皿カバー27と支持ケース31
とを別体にすることもできる。従って、下皿カバー2
7、支持ケース31を合成樹脂材料で成型するに場合に
も、その成型を容易にできる。
【0039】図9は本発明の第5の実施形態を例示し、
この実施形態では音声制御基板53に、振動用スピーカ
35の制御用として振動制御手段62と音声制御手段7
2とが設けられている。このように音声制御手段72で
振動用スピーカ35を駆動するように構成すれば、必要
に応じて振動用スピーカ35から音声を発生させること
も可能である。従って、可聴領域未満の低周波による振
動の発生と音声の発生とを同時又は択一的に併用でき
る。
【0040】図10は本発明の第6の実施形態を例示
し、この実施形態は主制御基板51と第1副制御基板7
5と第2副制御基板76とを別基板構成として備えたも
のである。主制御基板51には、主制御基板51から第
1副制御基板75へと一方向通信によりコマンドを送信
可能に第1副制御基板75が接続され、第1副制御基板
75と第2副制御基板76は、第1副制御基板75と第
2副制御基板76との間で双方向通信により相互にコマ
ンドを送信可能に接続されている。
【0041】第1副制御基板75は、複数個の表示ラン
プ63と音声発生用スピーカ16と振動用スピーカ35
とを直接制御し、第2副制御基板76は、特別図柄表示
手段9と普通図柄表示手段12とを直接制御する。この
ように第1副制御基板75と第2副制御基板76とを双
方向通信可能に接続することにより、第2副制御基板7
6にて特別図柄表示手段9及び/又は普通図柄表示手段
12を制御する際の制御内容に同期して、第1副制御基
板75により表示ランプ63、音声発生用スピーカ1
6、振動用スピーカ35等を制御できる。
【0042】図11は本発明の第7の実施形態を例示
し、この実施形態も主制御基板51と第1副制御基板7
5と第2副制御基板76とを別基板構成として備えたも
のである。主制御基板51には、主制御基板51から第
1副制御基板75へと一方向通信によりコマンドを送信
可能に第1副制御基板75が接続され、第1副制御基板
75には、第1副制御基板75から第2副制御基板76
へと一方向通信によりコマンドを送信可能に第2副制御
基板76が接続されている。
【0043】第1副制御基板75は、特別図柄表示手段
9と普通図柄表示手段12とを直接制御し、第2副制御
基板76は、複数個の表示ランプ63と音声発生用スピ
ーカ16と振動用スピーカ35とを直接制御する。この
ように第1副制御基板75と第2副制御基板76とを一
方向通信可能に接続することにより、第1副制御基板7
5にて特別図柄表示手段9及び/又は普通図柄表示手段
12を制御する際の制御内容に同期して、第2副制御基
板76により表示ランプ63、音声発生用スピーカ1
6、振動用スピーカ35等を制御できる。なお、第1副
制御基板75に第2副制御基板76を双方向通信可能に
接続しても良い。
【0044】図12は本発明の第8の実施形態を例示
し、この実施形態は主制御基板51と副制御基板77と
を別基板構成として備えたものである。主制御基板51
には、主制御基板51から副制御基板77へと一方向通
信によりコマンドを送信可能に副制御基板77が接続さ
れている。副制御基板77は、特別図柄表示手段9と普
通図柄表示手段12と複数個の表示ランプ63と音声発
生用スピーカ16と振動用スピーカ35とを直接制御す
る。これにより副制御基板77にて特別図柄表示手段9
及び/又は普通図柄表示手段12を制御する際の制御内
容に同期して表示ランプ63、音声発生用スピーカ1
6、振動用スピーカ35等を制御できる。
【0045】なお、第6〜第8の各実施形態において、
主制御基板51と副制御基板75〜77とを双方向通信
可能に接続しても良い。また振動用スピーカ35を第1
副制御基板75、第2副制御基板76又は副制御基板7
7にて乱数抽選により制御するようにしても良い。
【0046】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明はこれらの各実施形態に限定されるもので
はなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可
能である。例えば発射ハンドル21内に振動用スピーカ
35を設けるに際して、第1の実施形態ではレバー抑え
部41に、第2の実施形態では握り部32の裏側に夫々
振動用スピーカ35を前向きに取り付けているが、支持
壁部38又はレバー支持部39に取り付ける等、レバー
抑え部41、握り部32以外の箇所に設けることも可能
である。
【0047】また各実施形態では発射ハンドル21の表
面部材として握り部32を例示し、この握り部32の前
面側の略中央部に振動用の薄肉部47を設けているが、
薄肉部47は握り部32の周縁部分に設ける等、遊技者
の手が接触可能な表面部材の一部に設ければ良い。薄肉
部47は他の発射ハンドル21の構成部材と同様に合成
樹脂性のものが適当であるが、振動性が良く耐久性に優
れた薄板材を用いることが望ましい。振動性、耐久性の
条件を満たす限り、金属製の薄板材を用いることも可能
である。
【0048】振動用スピーカ35を使用する場合、その
振動を音道50内の空気を介して発射ハンドル21側の
薄肉部47等に伝達すれば良いので、第3、第4の各実
施形態に例示するように振動用スピーカ35を発射ハン
ドル21以外の部分に設けることも可能であり、その場
合には大径のスピーカを使用できる。
【0049】発射ハンドル21以外の部分としては、第
3及び第4の実施形態に例示するように発射ハンドル2
1の側方で下皿カバー27内に振動用スピーカ35を配
置すると共に、その下皿カバー27の膨出部29から発
射ハンドル21の基部側へとデザイン的に整合する形で
通路壁部68を形成することが望ましいが、振動用スピ
ーカ35を発射ハンドル21の上側に配置することも可
能である。その場合、振動用スピーカ35は下皿カバー
27内に設けても良いし、上皿カバー18内に設けて、
下皿カバー27内の通路65を音道50として振動用ス
ピーカ35から薄肉部47へ振動を伝達するように構成
することも可能である。
【0050】第3、第4の実施形態では下皿カバー27
に膨出部29とカバー部28とを一体に形成している
が、膨出部29と前枠3の前面側を覆うカバー部28と
を別体にして、そのカバー部28側に通路壁部68を設
けても良い。
【0051】振動用スピーカ35の振動は、実施形態に
例示の特別利益状態の抽選、特別利益状態の発生の他、
例えば特別遊技制御手段58が特別図柄表示手段9の変
動後の特別図柄が特別態様となる信頼度の高い変動パタ
ーンを選択した場合、出現率の低いリーチ変動パターン
を選択した場合等、遊技者の興趣を喚起できる場合に発
生させるようにすれば良い。振動用スピーカ35は動電
形のダイナミックスピーカであれば、コーン形、ドーム
形、ホーン形の何れでも良い。
【0052】また本発明は遊技領域8へと遊技球を発射
させる発射手段19と、その発射操作用の発射ハンドル
21とを備えた弾球遊技機であれば、パチンコ機に限ら
ずアレンジボール機、雀球遊技機等でも同様に採用可能
である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、遊技球を遊技領域8へ
と発射するための発射手段19と、発射操作するための
発射ハンドル21とを備えた弾球遊技機において、発射
ハンドル21を振動させるための振動用スピーカ35を
所要箇所に設けているので、振動源側の可動部分の動き
を極力小さくできると共に、配置位置を比較的自由に選
択して容易に設けることができ、しかも空気振動を介し
て発射ハンドル21の必要箇所に振動を伝達できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の下
皿部分の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すパチンコ機の断
面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す発射ハンドル部
分の平面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す発射ハンドル部
分の正面断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態を示す発射ハンドル部
分の平面断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第6の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図11】本発明の第7の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図12】本発明の第8の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【符号の説明】
8 遊技領域 19 発射手段 21 発射ハンドル 32 握り部(表面部材) 35 振動用スピーカ 47 薄肉部 50 音道 53 温泉制御基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を遊技領域(8)へと発射するた
    めの発射手段(19)と、発射操作するための発射ハン
    ドル(21)とを備えた弾球遊技機において、前記発射
    ハンドル(21)を振動させるための振動用スピーカ
    (35)を所要箇所に設けたことを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記発射ハンドル(21)の表面側に振
    動用の薄肉部(47)を設け、該薄肉部(47)と前記
    振動用スピーカ(35)との間に、該振動用スピーカ
    (35)からの振動を前記薄肉部(47)に伝達する中
    空状の音道(50)を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記発射ハンドル(21)内に前記振動
    用スピーカ(35)を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記発射ハンドル(21)の表面部材
    (32)の裏側に前記振動用スピーカ(35)を装着し
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記振動用スピーカ(35)を発射ハン
    ドル(21)以外の部分に設けたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 音声を制御する音声制御基板(53)を
    備え、該音声制御基板(53)により前記振動用スピー
    カ(35)を制御するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 可聴領域の低周波又は可聴領域外の低周
    波にて前記振動用スピーカ(35)を駆動するようにし
    たことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の弾球
    遊技機。
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