JP4129859B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ球を発射させるための操作ハンドルが振動するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10において、従来のパチンコ機101は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機101とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図10においては、カード式球貸機の図示を省略している。
このパチンコ機101は、図10に示すように、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチンコ機101は、後述する入賞口、特別図柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が遊技盤102上に配設されている。その遊技盤102の下には、不図示の樋を介して排出される賞球を受ける上部受け皿103がスピーカ103Aを内蔵してプレート104に配設されている。また、この上部受け皿103の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン103B、103C及びカード残高表示装置103Dが設けられている。そして、その上部受け皿103の下には、下部受け皿105が配設される。また、上部受け皿103に連通する不図示の球送り機構を介して上部受け皿103のパチンコ球が操作ハンドル106に連結された後述の発射装置120(図11参照)へ送られるよう構成されている。また、遊技盤102の両肩部には、賞球及び球切れ表示ランプ110、110が設けられている。
【0003】
一方、遊技盤102の前側は、鋼板やステンレス等の金属製のガラス扉109により被覆されており、このガラス扉109は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられている内枠(不図示)に開閉自在に取り付けられている。また、ガラス扉109には開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等により固着されており、かかるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。また、ガラス扉109の上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ107や、「当り」を表示する当り表示ランプ108、108が取り付けられている。
【0004】
また、パチンコ機101における遊技盤102上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、所定厚さの板材をなした遊技盤102上に入賞口等の各構造物が所定の位置に取り付けられ、それを囲むように環状のレール111が取り付けられて構成されている。このレール111は、発射されたパチンコ球を遊技領域内に案内する重複して形成した案内路115を構成し、右肩部にはレール111に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部116を有する。そして、その段差部116には軸支された返しゴム(図示されていない)が配設されている。
また、遊技領域のほぼ中央には、特別図柄表示装置である液晶表示器112が取り付けられている。この液晶表示器112は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、遊技盤102の裏面側から取り付けられている。
【0005】
そして、液晶表示器112の上方の中心線上に入賞口118が設けられている。入賞口118の上には、イメージキャラクタである加藤茶のキャラクタ図柄が描かれている。この入賞口118に入賞すると、所定の個数の賞球が上部受皿103に排出される。また、液晶表示器112の下方の中心線上に第1種始動口119が設けられている。この第1種始動口19に入賞すると液晶表示器112に表示されている変動図柄群が変動する。
また、変動図柄が変動中に第1種始動口119に入賞した場合には、入賞個数が4個まで制御回路部に設けられるメモリの保留カウンタに記憶されて変動確定回数として保留される。そして、液晶表示器112の下端部には、この保留カウンタに記憶されているカウント値が表示される保留LED113が左右水平方向に4個配置されている。
さらに、液晶表示器112の下方には、下方入賞口である大入賞口117が設けられている。この大入賞口117は、液晶表示器12において変動図柄が揃って大当たりが発生したとき等に開閉する扉構造を有している。
【0006】
また、図11は、発射装置120の分解組立図である。図11に示すように、発射装置120は、発射レバー201と単発ボタン202とが設けられた操作ハンドル106や、電動機ユニット203、セットハンドルユニット204などから構成されている。この点、電動機ユニット203には、発射モーター205や、モーターコントローラー基板206、感度調整ツマミ207などが設けられている。また、セットハンドルユニット204には、カム突出部208を有するカム209や、ダイヤルカム210、槌211、発射調整ダイヤル212、コイルスプリング213などが設けられている。
【0007】
そして、モーターコントローラー基板206は、操作ハンドル106に遊技者が触れたことを、操作ハンドル106に内蔵されたタッチセンサ(不図示)を介して検知すると、発射モーター205を所定方向に一定速度で回転させる。その結果、カム209及びコイルスプリング213などにより、槌211が往復動作するので、球ストッパー214で静止された発射レール215上のパチンコ球を、一定の割合(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)で、図10の案内路115に向かって発射させることができる。尚、パチンコ球の発射の強弱は、操作ハンドル106を回動させて、ダイヤルカム210を介して、コイルスプリング213を伸縮させることにより、槌211の復帰速度を調整することで行う。
【0008】
すなわち、図11の発射装置120は、遊技者が操作ハンドル106を操作することにより、パチンコ球を発射させるものであるが、近年、付加的な機能が加えられたものが開発されるようになってきている。例えば、特開2000−116854に記載された「パチンコ機用ハンドル」は、特賞が生じる可能性の高い状態若しくは特賞状態で、視覚的及び聴覚的に刺激に加え振動を体感させることができるものである。図12は、特開2000−116854に記載された「パチンコ機用ハンドル」の要部の一部切欠側面図であるが、パチンコ機用ハンドル301では、小型回転モータ305の回転軸306に断面半円形の回転体307を取り付けた振動子302を、ハンドル303のノブ304の内側に固定することにより、回転時に振動が生じるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−116854に記載された「パチンコ機用ハンドル」では、ハンドル303を振動させるための新たな駆動源として、小型回転モータ305を必要とするものであった。この点、新たな駆動源を加えることは、メーカー側にとって、設計・製作・コスト・メンテナンスなど様々な局面で不利となる場合が多い。
【0010】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたパチンコ機であって、パチンコ球を発射させるための操作ハンドルを、新たな駆動源を加えることなく、振動させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、操作ハンドルと、t秒間に1個の第1パルスが入力されることで単位ステップ角だけ正方向に回転するステッピングモータとを有し、前記操作ハンドルを操作した際に前記ステッピングモータが正方向へ回転することによりパチンコ球が発射されるパチンコ機であって、遊技状態に応じて前記操作ハンドルの振動を行うパチンコ機において、前記ステッピングモータを前記第1パルスを与えた場合とは逆方向に回転させるための第2パルスを送信可能であって、前記t秒間に第1の所定個数の第1パルスを前記ステッピングモータへと送信するとともに、該t秒間に前記第1の所定個数よりも1個少ない第2の所定個数の第2パルスと前記ステッピングモータへと送信することで、パチンコ球の発射と前記操作ハンドルの振動とを行い、前記ステッピングモータの回転によって生じた振動が、取付プレート、固定板、軸、前記操作ハンドル、の順に伝わることによって、前記操作ハンドルに振動を生じさせ、前記ステッピングモータは、前記取付プレートを介して前記固定板に固定され、前記操作ハンドルは、前記軸を介して前記固定板に対して回動可能に支持されていることを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
すなわち、本発明のパチンコ機は、操作ハンドルを操作した際に発射源が駆動することによりパチンコ球が発射されるものであるが、発射源を操作ハンドルの振動源として兼用することから、パチンコ球を発射させるための操作ハンドルを、新たな駆動源を加えることなく、振動させることができる。
【0016】
尚、「操作ハンドルを操作した際に」には、例えば、操作ハンドルを回動させたり、操作ハンドルに接触することにより、操作ハンドルを操作することが含まれる。
【0017】
また、発射源を操作ハンドルの振動源として兼用することにより、操作ハンドルを振動させる手段としては、例えば、(1)発射源として備えたステッピングモータを正方向へ回転させることによりパチンコ球が発射される場合には、ステッピングモータを逆方向へ回転させたり、(2)発射源として備えたステッピングモータを正方向へ回転させることによりパチンコ球が発射される場合には、ステッピングモータを正方向へ間欠的に回転させたり、(3)発射源として備えたDCモータの回転に対して高周波重畳を行わせたりするものがある。これらの手段は、いずれも有用なものであるが、特に、現行のパチンコ機は、ステッピングモータを発射源として備えたものが大半なので、上記(1)や(2)の手段は、現実的な手段である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図1は、本発明の一実施形態によるパチンコ機において、パチンコ球を発射させる発射装置11の概要を示した側面図である。図1に示すように、発射装置11は、取付穴13を有する操作ハンドル12や、取付プレート15を有する発射源14、カム18、突出部19を有する槌20、発射調整ダイヤル21、ネジリコイルバネ22などから構成される。
【0019】
この点、操作ハンドル12は、取付穴13に発射源14を差し入れることにより、発射源14に対して回動可能に支持されている。尚、回動可能に支持する手段としては、例えば、操作ハンドル12の取付穴13と発射源14のフレームとの間に軸受を介装してもよいし、操作ハンドル12の取付穴13と発射源14のフレームとに設けられた回動軸と支持部で軸支してもよい。
【0020】
また、発射源14は、前枠16の正面(遊技者)側で取付プレート15を介して前枠16に固定されている。さらに、発射源14は、ステッピングモータであり、そのシャフト23には、カム18が設けられている。
【0021】
また、槌20には、カム18の側面に対し接触・滑動・離間する突出部19が設けられている。そして、槌20は、復帰力を確保するためのネジリコイルバネ22が挿通された回動軸17により軸支されている。従って、発射源14が駆動し、発射源14のシャフト23に設けられたカム18が1回転すると、カム18の側面では、槌20の突出部19が接触・滑動・離間するので、槌20が往復動する。ここで、槌20の突出部19がカム18の側面から離間し、もとの位置に復帰する際には、槌20がパチンコ球を打つことから、カム18の1回転により、1個のパチンコ球を発射させることができる。
尚、槌20の復帰力は、発射調整ダイヤル21でネジリコイルバネ22の変形量を変えることにより調整される。
【0022】
次に、図1の発射装置11とは異なる態様のものについて説明する。図2は、本発明の一実施形態によるパチンコ機において、パチンコ球を発射させる発射装置31の概要を示した側面図である。図2に示すように、発射装置31は、操作ハンドル32や、軸34、固定板35、取付プレート37を有する発射源36、カム38、突出部39を有する槌40、発射調整ダイヤル42、ネジリコイルバネ43などから構成される。
【0023】
この点、操作ハンドル32は、軸34を介し、固定板35に対して回動可能に支持されている。
また、発射源36は、前枠16の背面(遊技者の反対)側で取付プレート37を介して固定板35に固定されている。さらに、発射源36は、ステッピングモータであり、そのシャフト44には、カム38が設けられている。
【0024】
また、槌40には、カム38の側面に対し接触・滑動・離間する突出部39が設けられている。そして、槌40は、復帰力を確保するためのネジリコイルバネ43が挿通された回動軸41により軸支されている。従って、発射源36が駆動し、発射源36のシャフト44に設けられたカム38が1回転すると、カム38の側面では、槌40の突出部39が接触・滑動・離間するので、槌40が往復動する。ここで、槌40の突出部39がカム38の側面から離間し、もとの位置に復帰する際には、槌40がパチンコ球を打つことから、カム38の1回転により、1個のパチンコ球を発射させることができる。
尚、槌40の復帰力は、発射調整ダイヤル42でネジリコイルバネ43の変形量を変えることにより調整される。
【0025】
次に、本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射装置11,31(図1,図2参照)の動作制御について説明する。図3は、発射装置11,31(図1,図2参照)の動作制御に関するブロック図である。図3に示すように、発射装置11,31(図1,図2参照)の動作制御は、メイン基板51や、発射基板52、タッチセンサ53、発射源54などの間で行われる。
【0026】
この点、メイン基板51は、パチンコ機の遊技状態を制御するものであり、発射基板52と接続されることにより、発射基板52に対し制御情報を出力することが可能である。
【0027】
また、発射基板52は、タッチセンサ53からの信号に基づいて、発射源54の駆動を行うものである。ここで、発射源54とは、上述した発射源14,36(図1,図2参照)をいう。そして、発射基板52は、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触があると、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に内蔵されたタッチセンサ53(図1,図2では不図示)で検知して、発射源14,36(図1,図2参照)たるステッピングモータを駆動させ、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触がなくなると、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に内蔵されたタッチセンサ53(図1,図2では不図示)で検知して、発射源14,36(図1,図2参照)たるステッピングモータの駆動を停止する。
【0028】
このとき、発射源14,36(図1,図2参照)たるステッピングモータの駆動は、槌20,40(図1,図2参照)がパチンコ球を打つ割合が一定(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)になるように行われる。
尚、ここでは、説明の便宜上、発射基板52が、発射源14,36(図1,図2参照)に対して、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを一定の周波数(t秒間毎に1個ずつ)で送ることにより、槌20,40(図1,図2参照)がパチンコ球を打つ割合を一定(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)にできるものとする。そして、かかる入力パルスの送信は、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触がないことを、タッチセンサ53(図1,図2では不図示)で検知した場合に行われる。
【0029】
また、その一方で、発射基板52は、メイン基板51からの制御情報を介して、パチンコ機の遊技状態の状況(例えば、所謂「確変」、「時短」、「リーチ」、「大当たり」など)を即座に知ることができる。そして、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触があることを、タッチセンサ53(図1,図2では不図示)で検知した場合には、発射基板52は、メイン基板51からの制御情報より現時点におけるパチンコ機の遊技状態の状況を認識し、認識したパチンコ機の遊技状態の状況に基づいて、図4の表に記載されたモードA,B,Cのいずれかを選択し、選択したモードに割り付けられた一定の周波数で、入力パルスを発射源14,36(図1,図2参照)に送る。
【0030】
例えば、発射基板52は、メイン基板51からの制御情報より現時点におけるパチンコ機の遊技状態の状況を所謂「確変」又は「時短」と認識した場合には、図4の表からモードAを選択し、図5に示すように、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを2個続けて送った後で、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルスを1個送ることを、一定の周波数で(t秒間毎に)行う。
【0031】
また、発射基板52は、メイン基板51からの制御情報より現時点におけるパチンコ機の遊技状態の状況を所謂「リーチ」と認識した場合には、図4の表からモードBを選択し、図5に示すように、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを3個続けて送った後で、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルスを2個送ること、一定の周波数で(t秒間毎に)行う。
【0032】
また、発射基板52は、メイン基板51からの制御情報より現時点におけるパチンコ機の遊技状態の状況を所謂「大当たり」と認識した場合には、図4の表からモードCを選択し、図5に示すように、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを5個続けて送った後で、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルスを4個送ること、一定の周波数で(t秒間毎に)行う。
【0033】
尚、図4の表に記載されたモードA,B,Cのいずれであっても、図5のt秒間において、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルス数が、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルス数よりも1個多い。従って、単位ステップ角だけ正方向に回転させる入力パルスを一定の周波数(t秒間毎に1個ずつ)で送ることに変わりがないので、槌20,40(図1,図2参照)がパチンコ球を打つ割合は、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触がないケースと同じであって、一定(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)である。
【0034】
また、図4の表に記載されたモードAについては、図6に示すモードA1に示すように、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを2個送る間に、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルスを1個送ることを、一定の周波数で(t秒間毎に)行ってもよい。また、図6に示すモードA2に示すように、単位ステップ角だけ逆方向に回転させることを意味する入力パルスを1個送った後で、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスを2個続けて送ることを、一定の周波数で(t秒間毎に)行ってもよい。さらに、図6に示すモードA3に示すように、t秒間毎に送られる入力パルス列の間隔を不均等にさせてもよい。これらの点は、図4の表に記載されたモードB,Cについても、同様である。
【0035】
また、上記のケースとは異なり、槌20,40(図1,図2参照)がパチンコ球を打つ割合を一定(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)にするためには、例えば、図7のモードDに示すように、発射基板52が、発射源14,36(図1,図2参照)に対して、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する入力パルスをt秒間毎に5個ずつ(一定の周波数で)送る必要がある場合を想定してみると、それに代わって、例えば、図7のモードD1に示すように、発射基板52が、発射源14,36(図1,図2参照)に対して、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する5個の入力パルスを集中させてt秒間毎に(一定の周波数で)送ってもよいし、図7のモードD2に示すように、発射基板52が、発射源14,36(図1,図2参照)に対して、単位ステップ角だけ正方向に回転させることを意味する5個の入力パルスを複数の組に分けてt秒間毎に(一定の周波数で)送ってもよい。
【0036】
このようにして、発射基板52が制御すれば、発射源14,36(図1,図2参照)たるステッピングモータは、正回転と逆回転を行ったり(図4,図5,図6のモードA,B,C,A1,A2)、正回転の間欠運転を行ったりするので(図6,図7のモードA3,D1,D2)、振動することになる。そして、図1の発射装置11では、発射源14が振動すると、発射源14を差し込んだ操作ハンドル12も振動することになり、図2の発射装置31では、発射源36が振動すると、固定板35及び軸34などを介して、発射源36を差し込んだ操作ハンドル32も振動することになる。また、図4,図5,図6,図7の各モードA,B,C,A1,A2,A3,D,D1,D2においては、入力パルス列がそれぞれ異なることから、それらの入力パルス列が送られた際の発射源14,36(図1,図2参照)たるステッピングモータの振動もそれぞれ異なることになり、さらに、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)の振動も、それぞれ異なることになる。
【0037】
また、図3の発射源54として、発射源14,36(図1,図2参照)がDCモータの場合では、図8のブロック図により、発射源14,36(図1,図2参照)を振動させることができる。すなわち、発射源14,36(図1,図2参照)たるDCモータについては、槌20,40(図1,図2参照)がパチンコ球を打つ割合が一定(例えば、1分間に100個のパチンコ球を発射させる割合)となるように設定された回転速度を目標値としてループ制御されるが、高周波重畳を行えば、図9に示すように、かかる回転速度が、その平均を目標値Kに維持しつつも、高周波で上下動するように変化するので、発射源14,36(図1,図2参照)たるDCモータが振動することになる。
【0038】
ここで、高周波重畳は、所定の条件(例えば、現時点におけるパチンコ機の遊技状態の状況や、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に対する接触の有無などに関するもの)が満たされた場合に行われる。この点は、発射源14,36(図1,図2参照)がステッピングモータの場合と同様である。
【0039】
尚、発射装置11,31(図1,図2参照)におけるパチンコ球の発射強度の調整は、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)に内蔵されたボリュームセンサ(図1,図2では不図示)で回動量を検知し、発射基板52(図4参照)が発射調整ダイヤル21,42(図1,図2参照)を自動制御させることにより行ってもよいし、従来技術の欄で説明した図11で示したように、ダイヤルカム210やコイルスプリング213などの機構を用いて行ってもよい。
【0040】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のパチンコ機は、図1の発射装置11では、発射源14が駆動すると、発射源14が振動し、発射源14を差し込んだ操作ハンドル12も振動することになり、図2の発射装置31では、発射源36が駆動すると、発射源36が振動し、固定板35及び軸34などを介して、発射源36を差し込んだ操作ハンドル32も振動することになるので、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)を操作した際に発射源14,36(図1,図2参照)が駆動することによりパチンコ球が発射されるものであり、この点、発射源14,36(図1,図2参照)を操作ハンドル12,32(図1,図2参照)の振動源として兼用することから、パチンコ球を発射させるための操作ハンドル12,32(図1,図2参照)を、新たな駆動源を加えることなく、振動させることができる。
【0041】
尚、発射源14,36(図1,図2参照)を操作ハンドル12,32(図1,図2参照)の振動源として兼用することにより、操作ハンドル12,32(図1,図2参照)を振動させる手段としては、例えば、(1)発射源14,36(図1,図2参照)として備えたステッピングモータを正方向へ回転させることによりパチンコ球が発射される場合には、ステッピングモータを逆方向へ回転させたり(図4,図5,図6のモードA,B,C,A1,A2)、(2)発射源14,36(図1,図2参照)として備えたステッピングモータを正方向へ回転させることによりパチンコ球が発射される場合には、ステッピングモータを正方向へ間欠的に回転させたり(図6,図7のモードA3,D1,D2)、(3)発射源14,36(図1,図2参照)として備えたDCモータの回転に対して高周波重畳を行わせたりするものがある(図8,図9参照)。これらの手段は、いずれも有用なものであるが、特に、現行のパチンコ機は、ステッピングモータを発射源14,36(図1,図2参照)として備えたものが大半なので、上記(1)や(2)の手段は、現実的な手段である。
【0042】
【発明の効果】
本発明のパチンコ機は、操作ハンドルを操作した際に発射源が駆動することによりパチンコ球が発射されるものであるが、発射源を操作ハンドルの振動源として兼用することから、パチンコ球を発射させるための操作ハンドルを、新たな駆動源を加えることなく、振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射装置の概要を示した側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射装置の概要を示した側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射装置に関するブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源であるステッピングモータに発射基板から入力するパルス列の一例を示した表である。
【図5】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源であるステッピングモータに発射基板から入力するパルス列の一例を示した表である。
【図6】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源であるステッピングモータに発射基板から入力するパルス列の一例を示した表である。
【図7】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源であるステッピングモータに発射基板から入力するパルス列の一例を示した表である。
【図8】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源がDCモータである場合のブロック図である。
【図9】 本発明の一実施形態によるパチンコ機において、発射源がDCモータである場合に高周波重畳を行った際の回転速度の変化の様子を示した図である。
【図10】 本発明及び従来技術のパチンコ機の正面図である。
【図11】 従来技術のパチンコ機の発射装置の組立斜視図である。
【図12】 従来技術の「パチンコ機用ハンドル」の要部の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
11,31 発射装置
12,32 操作ハンドル
13 操作ハンドルの取付穴
14,36 発射源
15,37 発射源の取付プレート
16,33 前枠
17,41 回転軸
18,38 カム
19,39 槌の突出部
20,40 槌
21,42 発射調整ダイヤル
22,43 ネジリコイルバネ
23,44 発射源のシャフト
34 軸
35 固定板
51 メイン基板
52 発射基板
53 タッチセンサ
54 発射源
Claims (1)
- 操作ハンドルと、t秒間に1個の第1パルスが入力されることで単位ステップ角だけ正方向に回転するステッピングモータとを有し、前記操作ハンドルを操作した際に前記ステッピングモータが正方向へ回転することによりパチンコ球が発射されるパチンコ機であって、遊技状態に応じて前記操作ハンドルの振動を行うパチンコ機において、
前記ステッピングモータを前記第1パルスを与えた場合とは逆方向に回転させるための第2パルスを送信可能であって、
前記t秒間に第1の所定個数の第1パルスを前記ステッピングモータへと送信するとともに、該t秒間に前記第1の所定個数よりも1個少ない第2の所定個数の第2パルスと前記ステッピングモータへと送信することで、パチンコ球の発射と前記操作ハンドルの振動とを行い、
前記ステッピングモータの回転によって生じた振動が、取付プレート、固定板、軸、前記操作ハンドル、の順に伝わることによって、前記操作ハンドルに振動を生じさせ、
前記ステッピングモータは、前記取付プレートを介して前記固定板に固定され、
前記操作ハンドルは、前記軸を介して前記固定板に対して回動可能に支持されている、
ことを特徴とするパチンコ機。
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