JP2008035976A - 遊技機における可動部材の駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装飾部材6B内に揺動軸812によって片持ち支持された可動部材81Aを揺動駆動させる機構において、駆動モータ84aから動力が伝達される第1回動要素83と、揺動軸812側に接続された第2回動要素82とによってゼネバ機構80を構成し、第1回動要素83に従動して第2回動要素82が動作する構成とし、待機位置では、第2回動要素82の動きがロックされるように、第1回動要素83と第2回動要素82の相対位置を選択して、可動部材81Aをロックする。
【選択図】 図4
Description
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、姿勢や位置が変化するキャラクターが設けられているものもある。
このように、パチンコ遊技機には、演出のために位置移動させられ、或いは姿勢が変更させられる演出用の可動部材や、遊技球を導くための導球用の案内部材(例えば、可変入賞口の開閉扉や、電動チューリップなど)などの位置移動や姿勢変更のための駆動装置が設けられる。
つまり、片持ち支持された可動部材を待機状態に維持するためには、駆動装置から片持ち支持するための動力を可動部材に伝え続ける必要があり、電力ロスが多くなる。また、パチンコ遊技機の運搬時には、待機状態に維持させるための力を加えることができず、運搬時の振動などによって可動部材の動作機構を破損させる恐れもある。
上記特許文献1では、可動部材の動きを固定するロック機構が設けられているが、使用時において動作する駆動装置とは別個に設けられており、配置スペースの限られたパチンコ遊技機においては、不利な構成となっている。
(1) 遊技球が流下する遊技領域を正面側に有する遊技盤に設けられる可動部材の駆動装置であって、
前記遊技盤の正面側において、揺動軸により片持ち支持状態で配置された前記可動部材と、
駆動手段によって回動駆動する第1の回動要素と、
前記揺動軸に回動軸が接続され、前記第1の回動要素の回動に応じて回動する第2の回動要素と、
前記駆動手段の回動量を制御する制御手段とを備え、
前記可動部材は、前記第2の回動要素の回動に応じて、作用位置と待機位置との間で揺動し、
前記第1の回動要素と前記第2の回動要素によってゼネバ機構が構成され、
少なくとも待機位置では、前記駆動手段は非駆動状態であることを特徴とする遊技機における可動部材の駆動装置。
(2) 前記第1の回動要素は、回転軸を中心とする円弧形状に形成された凸状摺接部と、前記摺接部の外側に設けられた2つのピンを有し、
前記第2の回動要素は、前記凸状摺接部に沿った凹形状に形成され、凸状摺接部に摺接し得る2つの凹状摺接部と、
一方の凹状摺接部に沿って円弧状に形成され、前記一方のピンを収容し得るように一端が開放された第1のスリットと、
2つの凹状摺接部の間に形成され、前記他方のピンを収容し得るように一端が開放された第2のスリットとを備え、
前記第1の回動要素の回動に応じて、前記第1の回動要素の2つのピンの一方が、それぞれ対応する第1のスリット又は第2のスリットに係合した状態か、或いは、前記凸状摺接部が、いずれかの凹状摺接部に摺接している状態の、いずれか1つが維持される上記(1)に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
可動部材が待機位置にあるとき、第1の回動要素の凸状摺接部が一方の凹状摺接部に接触している状態となり、待機位置で可動部材をロックする作用が発揮される。他方の凹状摺接部が凸状摺接部に接触している状態が、可動部材が作用位置にロックされた状態に相当する。このように、凹状摺接部の位置を変更した設計を行えば、所望の位置で可動部材をロックさせることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、可動部材の自重によって揺動軸に加わる回転力が最大となる水平姿勢を待機位置として選択した場合においても、可動部材の待機位置でのロックが、維持動力を加えることなく確実に可能となる。
前枠2は、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置12によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の上部領域には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて画成された円形状の遊技領域6が設けられている。
前枠2の前面下部側でガラス枠70の下方には、皿ユニット701が、前枠2に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてある。皿ユニット701は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。皿ユニット701は、球受け皿を構成している球貯留部701aと、球貯留部701aの正面左側下部に設けられた灰皿701bと、球貯留部701aの正面右側下部に設けられた発射ハンドル701cと、操作装置としてのボタン701dとを有している。
可動部材81Aは、半透明の材料で構成されたカバー材811と、カバー材811の背面側に収容された発光手段としての発光ダイオード、発光ダイオードが固定され、該ダイオードに電力を供給する電子回路基板とを備えている。
一方、演出部材81B、81Cの回転軸も、遊技盤3の背面側へ突出し、各回転軸の基端には、ギヤ81b、81cが接続され、ギヤ81b、81cの間には、伝達ギヤ85a、85bが配置され、動力の伝達が行われる。また、ギヤ81bには、遊技盤3の背面側に設けられたモータ84bの出力軸に設けられた出力ギヤが噛み合っている。このような構成により、モータ84bの駆動力が演出部材81B、81Cへ伝達される。
モータ84aの駆動力は、ゼネバ機構80を介して可動部材81Aへ伝達され、モータ84aの回転方向を制御することによって、可動部材81Aが揺動駆動させられる。
回動要素83は、本体の背面側にギヤ830が一体として設けられ、正面側には、ギヤ830の回転中心と同心を有する円弧形状に形成された凸状摺接部831が突出形成されている。凸状摺接部831の外側面に形成された摺接面831aの近傍には、第1ピン832が摺接面831aに平行に立設され、さらに、摺接面831aの開放部831bの近傍には、第2ピン833が立設されている。
そして、第1回動要素83の摺接部831は、第2回動要素82の摺接部821又は822のいずれか一方が摺接し、この際、第2回動要素82の回動は規制され、ロック状態となる。また、第2回動要素82の第1スリット823には、第1回動要素83の第1ピン832が収容され、第1ピン832が収容されている状態においても、第2回動要素82はロック状態となる。
可動部材81Aをゼネバ機構80で揺動駆動させる作用を、以下に説明する。図5(A)に示されているように、可動部材81Aが待機位置にある場合には、第2回動要素82の第1摺接部821は、第1回動要素83の摺接部831に接しており、また、第1ピン832は、第1スリット823の最深端部に位置している。第1摺接部821と第1スリット823の間に形成された挿入部825が、第1回動要素83の摺接部831と第1ピン832の間に挿入され、第2回動要素82は、摺接部831と第1ピン832とによって、回動が確実にロックされた状態となる。また、この状態において、可動部材81aの自重によって、第2回動要素82には、左回転する方向に力が継続して加えられている状態となっている。
第1ピン832が第1スリット823から離脱した時点で、第2回動要素82は、左回転が可能な状態なるが、同時に第2ピン833が、第2スリット824へ収容されるので、第2ピン833の動きによって、第2回動要素82の動きが規制される。
以上説明したように、ゼネバ機構80においては、可動部材81Aが待機位置にあるときと作用位置にあるときにおいて、第2回動要素82の回動がロックされるように第1回動要素83の姿勢が選択される。これにより、動力伝達機構から独立して設けられるロック機構が不要となり、動力を伝達する機構がロック機構も兼ねる構成とすることができる。
図7において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
始動入賞口センサ6csは、始動入賞口6cの入口部分に設けられ、始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
ここで、本実施形態では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
ここで、本実施形態の弾球遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
変動パターン抽選手段22cは、図柄変動表示装置6jに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となることで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
また、本実施形態では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
以上より、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
演出制御手段27は、図柄変動表示装置6jに表示される演出画像と、可動部材81Aの動きを制御する。
演出制御手段27は、演出画像に合わせてモータ84a、84bを駆動させる。特に、モータ84aは、回転方向と、回転量を制御することによって、可動部材81Aを揺動駆動させ、待機位置と作用位置との間で姿勢変更させる。このように、可動部材81Aを動かすことにより、画像演出と可動役物との相乗作用による演出を可能とする。
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
3A、3B ヒンジ金具
6 遊技領域
6a 表示部
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
70 ガラス枠
701 皿ユニット
701a 球貯留部
701b 灰皿
701c 発射ハンドル
80 ゼネバ機構
81A 可動部材
812 揺動軸
82 第2回動要素
83 第1回動要素
84a モータ
Claims (4)
- 遊技球が流下する遊技領域を正面側に有する遊技盤に設けられる可動部材の駆動装置であって、
前記遊技盤の正面側において、揺動軸により片持ち支持状態で配置された前記可動部材と、
駆動手段によって回動駆動する第1の回動要素と、
前記揺動軸に回動軸が接続され、前記第1の回動要素の回動に応じて回動する第2の回動要素と、
前記駆動手段の回動量を制御する制御手段とを備え、
前記可動部材は、前記第2の回動要素の回動に応じて、作用位置と待機位置との間で揺動し、
前記第1の回動要素と前記第2の回動要素によってゼネバ機構が構成され、
少なくとも待機位置では、前記駆動手段は非駆動状態であることを特徴とする遊技機における可動部材の駆動装置。 - 前記第1の回動要素は、回転軸を中心とする円弧形状に形成された凸状摺接部と、前記摺接部の外側に設けられた2つのピンを有し、
前記第2の回動要素は、前記凸状摺接部に沿った凹形状に形成され、凸状摺接部に摺接し得る2つの凹状摺接部と、
一方の凹状摺接部に沿って円弧状に形成され、前記一方のピンを収容し得るように一端が開放された第1のスリットと、
2つの凹状摺接部の間に形成され、前記他方のピンを収容し得るように一端が開放された第2のスリットとを備え、
前記第1の回動要素の回動に応じて、前記第1の回動要素の2つのピンの一方が、それぞれ対応する第1のスリット又は第2のスリットに係合した状態か、或いは、前記凸状摺接部が、いずれかの凹状摺接部に摺接している状態の、いずれか1つが維持される請求項1に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。 - 前記可動部材には、発光手段、及び発光手段へ電力を供給するための回路基板が設けられている請求項1又は2に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
- 前記可動部材は、揺動軸を通る中心線が、待機位置において水平に沿った姿勢となっている請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
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