JP2008035976A - 遊技機における可動部材の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の位置において可動部材のロックが可能な駆動装置を提供する。
【解決手段】装飾部材6B内に揺動軸812によって片持ち支持された可動部材81Aを揺動駆動させる機構において、駆動モータ84aから動力が伝達される第1回動要素83と、揺動軸812側に接続された第2回動要素82とによってゼネバ機構80を構成し、第1回動要素83に従動して第2回動要素82が動作する構成とし、待機位置では、第2回動要素82の動きがロックされるように、第1回動要素83と第2回動要素82の相対位置を選択して、可動部材81Aをロックする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機における可動部材の駆動装置に係り、詳しくは、遊技盤に片持ち支持された可動部材を駆動させる駆動装置に関するものである。
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、姿勢や位置が変化するキャラクターが設けられているものもある。
このように、パチンコ遊技機には、演出のために位置移動させられ、或いは姿勢が変更させられる演出用の可動部材や、遊技球を導くための導球用の案内部材(例えば、可変入賞口の開閉扉や、電動チューリップなど)などの位置移動や姿勢変更のための駆動装置が設けられる。
特開2004−229720号
上記可動部材は、例えば遊技状態の変更や、演出内容の変化などをきっかけとして、駆動装置から動力が伝達されて姿勢変更や位置移動が行われるが、可動部材が片持ち支持されている場合には、姿勢変更が実行される前の待機状態においても、自重によって回転する方向に外力が加わった状態が継続することとなる。
つまり、片持ち支持された可動部材を待機状態に維持するためには、駆動装置から片持ち支持するための動力を可動部材に伝え続ける必要があり、電力ロスが多くなる。また、パチンコ遊技機の運搬時には、待機状態に維持させるための力を加えることができず、運搬時の振動などによって可動部材の動作機構を破損させる恐れもある。
一方、特許文献1に記載されているように、可動部材を固定するためのロック機構を設ける構成も提案されている。
上記特許文献1では、可動部材の動きを固定するロック機構が設けられているが、使用時において動作する駆動装置とは別個に設けられており、配置スペースの限られたパチンコ遊技機においては、不利な構成となっている。
この発明の目的は、特定の位置において可動部材のロックが可能な駆動装置を提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 遊技球が流下する遊技領域を正面側に有する遊技盤に設けられる可動部材の駆動装置であって、
前記遊技盤の正面側において、揺動軸により片持ち支持状態で配置された前記可動部材と、
駆動手段によって回動駆動する第1の回動要素と、
前記揺動軸に回動軸が接続され、前記第1の回動要素の回動に応じて回動する第2の回動要素と、
前記駆動手段の回動量を制御する制御手段とを備え、
前記可動部材は、前記第2の回動要素の回動に応じて、作用位置と待機位置との間で揺動し、
前記第1の回動要素と前記第2の回動要素によってゼネバ機構が構成され、
少なくとも待機位置では、前記駆動手段は非駆動状態であることを特徴とする遊技機における可動部材の駆動装置。
(2) 前記第1の回動要素は、回転軸を中心とする円弧形状に形成された凸状摺接部と、前記摺接部の外側に設けられた2つのピンを有し、
前記第2の回動要素は、前記凸状摺接部に沿った凹形状に形成され、凸状摺接部に摺接し得る2つの凹状摺接部と、
一方の凹状摺接部に沿って円弧状に形成され、前記一方のピンを収容し得るように一端が開放された第1のスリットと、
2つの凹状摺接部の間に形成され、前記他方のピンを収容し得るように一端が開放された第2のスリットとを備え、
前記第1の回動要素の回動に応じて、前記第1の回動要素の2つのピンの一方が、それぞれ対応する第1のスリット又は第2のスリットに係合した状態か、或いは、前記凸状摺接部が、いずれかの凹状摺接部に摺接している状態の、いずれか1つが維持される上記(1)に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
(3) 前記可動部材には、発光手段、及び発光手段へ電力を供給するための回路基板が設けられている上記(1)又は(2)に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
(4) 前記可動部材は、揺動軸を通る中心線が、待機位置において水平に沿った姿勢となっている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段が駆動手段を駆動させることによって、第1の回動要素が回動し、これに応じて第2の回動要素が回動し、最終的に可動部材が揺動軸を中心に所定方向へ揺動する。ここで、第1の回動要素と第2の回動要素によってゼネバ機構が構成されているので、第1の回動要素の駆動に応じて第2の回動要素は回動するが、第2の回動要素側から第1の回動要素へ回転力は伝わらず、ロックされた状態となる。つまり、待機位置において、可動部材の自重により揺動軸に回転力が常時加わった状態においても、第1の回動要素に待機維持のための駆動力を伝達することなく、可動部材は待機位置にロックされた状態となる。ロック機構のような別個の機構を設ける必要が無く、設計スペースの限られたパチンコ遊技機における駆動ロック機構として特に有利である。
請求項2に記載の発明によれば、第1の回動要素の凸状摺接部が凹状摺接部に接触している状態で、可動部材の自重によって発生する回転力は、ロックされる。また、第2のスリットに係合したピンによって、第1の回動要素の駆動力が第2の回動要素に伝達され、第2の回動要素が第1の回動要素に従動する。
可動部材が待機位置にあるとき、第1の回動要素の凸状摺接部が一方の凹状摺接部に接触している状態となり、待機位置で可動部材をロックする作用が発揮される。他方の凹状摺接部が凸状摺接部に接触している状態が、可動部材が作用位置にロックされた状態に相当する。このように、凹状摺接部の位置を変更した設計を行えば、所望の位置で可動部材をロックさせることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、可動部材の自重が増加するような、発光手段やその回路基板等を付設する構成を採った場合にも、可動部材の待機位置でのロックが、姿勢維持のための動力を加えることなく確実に可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、可動部材の自重によって揺動軸に加わる回転力が最大となる水平姿勢を待機位置として選択した場合においても、可動部材の待機位置でのロックが、維持動力を加えることなく確実に可能となる。
図1は、本実施形態における遊技機を示す図である。以下、本明細書において、遊技機の遊技者が配置される側を正面、前面又は前側として表現し、遊技者の配置位置に対して反対側を背面、後面又は後側とし、図1に示されているような正面視において、左右方向をY軸方向、前後方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸と定義し、右方向をY軸方向の正方向、前側から後側へ向かう方向をX軸方向の正方向、鉛直下方へ向かう方向をZ軸の正方向と定義する。
図1においてパチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2を備えている。
前枠2は、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置12によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の上部領域には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて画成された円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に表示装置として図柄変動表示装置6jが設置される窓部で構成された表示部6aが設けられている。表示部6aの周りには装飾部材6Bや始動入賞口6cおよび特別入賞口6d、その他入賞口6k、6m、6n、6pなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2の前面上部側には、遊技盤3を視認できるように透明なガラス盤を備えたガラス枠70が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置12により閉鎖状態に保持されて遊技盤3の前面を覆っている。
前枠2の前面下部側でガラス枠70の下方には、皿ユニット701が、前枠2に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてある。皿ユニット701は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。皿ユニット701は、球受け皿を構成している球貯留部701aと、球貯留部701aの正面左側下部に設けられた灰皿701bと、球貯留部701aの正面右側下部に設けられた発射ハンドル701cと、操作装置としてのボタン701dとを有している。
図2は、遊技盤3の装飾部材6Bを示す拡大正面図である。装飾部材6Bの表示部6aの上側には、揺動する可動部材81A、回転する演出部材81B、81Cが、左右方向へ順に配置されている。図2においては、可動部材81Aは、下方に揺動し、作用位置にある状態が示され、図1は、可動部材81Aが水平に支持された待機位置にある状態が示されている。図3及び図4は、可動部材81Aや、演出部材81B、81Cの駆動機構を示すもので、図3は遊技盤3の背面拡大斜視図、図4は拡大背面図である。
可動部材81Aは、長尺の部材であって、基端部には、遊技盤3の厚さ方向に挿通する揺動軸812の先端が直角に接続され、該揺動軸812によって、片持ち支持された構造となっている。
可動部材81Aは、半透明の材料で構成されたカバー材811と、カバー材811の背面側に収容された発光手段としての発光ダイオード、発光ダイオードが固定され、該ダイオードに電力を供給する電子回路基板とを備えている。
可動部材81Aは、該揺動軸812を中心として、略90度の範囲内で、先端部が上下に揺動する構成となっている。遊技盤3の背面側に揺動軸812の基端が突出し、該基端に、ゼネバ機構を構成する従動側の回動要素82が接続され、一体回動する。
一方、演出部材81B、81Cの回転軸も、遊技盤3の背面側へ突出し、各回転軸の基端には、ギヤ81b、81cが接続され、ギヤ81b、81cの間には、伝達ギヤ85a、85bが配置され、動力の伝達が行われる。また、ギヤ81bには、遊技盤3の背面側に設けられたモータ84bの出力軸に設けられた出力ギヤが噛み合っている。このような構成により、モータ84bの駆動力が演出部材81B、81Cへ伝達される。
さらに、モータ84bの近傍にモータ84aが設けられており、モータ84aの出力軸は、出力ギヤが接続されている。該出力ギヤは、伝達ギヤ85aを介して、ゼネバ機構を構成する回動要素83に一体として設けられたギヤ830に駆動力を伝達する。
モータ84aの駆動力は、ゼネバ機構80を介して可動部材81Aへ伝達され、モータ84aの回転方向を制御することによって、可動部材81Aが揺動駆動させられる。
以下、図5〜7に基づいて、ゼネバ機構80の作用について説明する。図5(A)は、可動部材81Aが待機位置にある場合の、ゼネバ機構80の各回動要素82、83の姿勢を示す正面図である。中心線L81は、可動部材81Aの中心線であり、可動部材81Aの姿勢を表すものである。
回動要素83は、本体の背面側にギヤ830が一体として設けられ、正面側には、ギヤ830の回転中心と同心を有する円弧形状に形成された凸状摺接部831が突出形成されている。凸状摺接部831の外側面に形成された摺接面831aの近傍には、第1ピン832が摺接面831aに平行に立設され、さらに、摺接面831aの開放部831bの近傍には、第2ピン833が立設されている。
一方、回動要素82は、中央のボス部821を有し、このボス部821に可動部材81Aの揺動軸812を挿入固定される。回動要素82の周端部には、2つの凹状摺接部821、822が形成されており、各摺接部821、822は、いずれも、回動要素83の摺接面831aに面接触できるように、同じ曲率で形成されている。第1摺接部821の外側端部近傍には、第1スリット823の開口823aが形成され、この第1スリット823は、第1摺接部821の湾曲に沿って、湾曲して形成されている。換言すると、この第1スリット823は、第1回動要素83の第1ピン832の軌道に沿って形成されている。
さらに、第1摺接部821と第2摺接部822の間には、第2スリット824が形成されている。第2スリット824は、第2回動要素82の中心へ向けて形成され、第1摺接部821と第2摺接部822の間に開口824aを有している。
そして、第1回動要素83の摺接部831は、第2回動要素82の摺接部821又は822のいずれか一方が摺接し、この際、第2回動要素82の回動は規制され、ロック状態となる。また、第2回動要素82の第1スリット823には、第1回動要素83の第1ピン832が収容され、第1ピン832が収容されている状態においても、第2回動要素82はロック状態となる。
第2回動要素82の第2スリット824には、第1回動要素83の第2ピン833が収容される。第2ピン833が第2スリット824に収容されている状態で、第1回動要素83が回動することにより、第2ピン833が第2スリット824に作用し、第2回動要素82が応動する。
可動部材81Aをゼネバ機構80で揺動駆動させる作用を、以下に説明する。図5(A)に示されているように、可動部材81Aが待機位置にある場合には、第2回動要素82の第1摺接部821は、第1回動要素83の摺接部831に接しており、また、第1ピン832は、第1スリット823の最深端部に位置している。第1摺接部821と第1スリット823の間に形成された挿入部825が、第1回動要素83の摺接部831と第1ピン832の間に挿入され、第2回動要素82は、摺接部831と第1ピン832とによって、回動が確実にロックされた状態となる。また、この状態において、可動部材81aの自重によって、第2回動要素82には、左回転する方向に力が継続して加えられている状態となっている。
図5(A)の状態から、可動部材81Aを下方へ揺動させるべく、モータ84aを駆動させて第1回動要素83を右回転させると、図5(B)に示されているように、第2回動要素82は固定されたまま、摺接部831と、第1摺接部821は、摺接しつつ相対位置が移動し、接触面積が減少していく。同時に第1ピン832は、第1スリット823から離脱し、同時に第2ピン833が第2スリット824の開口824aに到達する。
第1ピン832が第1スリット823から離脱した時点で、第2回動要素82は、左回転が可能な状態なるが、同時に第2ピン833が、第2スリット824へ収容されるので、第2ピン833の動きによって、第2回動要素82の動きが規制される。
この図5(B)の状態から、可動部材81Aの揺動が開始される。図6(A)に示されているように、さらに第1回動要素83が回転すると、第2ピン833の移動によって、第2スリット824が押され、第2回動要素82が左回転する。これにより、揺動軸812を介して可動部材81Aが下方へ揺動(左回転)を開始する。図5(C)に示されているように、さらに第1回動要素83が回転すると、第2スリット824の深部に達した第2ピン833は、開口824aへ戻り、この位置で第1回動要素83の回転は停止する。この際、第2摺接部822には、凸状摺接部831の一部が摺接する。第1回動要素83の回転の停止は、ステッピングモータなどのような回転量を制御可能なアクチュエータを駆動手段として用いることにより可能となる。
図5(C)の状態で、可動部材81Aは鉛直下方(作用位置)へ姿勢変更される。可動部材81Aを元の待機位置へ戻す場合には、第1回動要素83を逆方向へ回転させる。
以上説明したように、ゼネバ機構80においては、可動部材81Aが待機位置にあるときと作用位置にあるときにおいて、第2回動要素82の回動がロックされるように第1回動要素83の姿勢が選択される。これにより、動力伝達機構から独立して設けられるロック機構が不要となり、動力を伝達する機構がロック機構も兼ねる構成とすることができる。
次に、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段について説明する。
図7において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した図柄変動表示装置6jは、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
遊技制御手段200は、本実施形態では、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
始動入賞口センサ6csは、始動入賞口6cの入口部分に設けられ、始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
ここで、本実施形態では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
本実施形態では、図柄変動表示装置6jに停止表示される識別情報としての停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、予め定められた3つの図柄の組み合わせを当選図柄(例えば、「777」、「331」「531」など)に設定している。本実施形態では、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、3つの図柄が同じである、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。このような識別情報である図柄は、数字に代表される文字に限らず、記号、図形、又はこれらの組み合わせであってもよい。
なお、本実施形態では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
ここで、本実施形態の弾球遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
「確率変動遊技状態」とは、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、図柄変動表示装置6jによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
本実施形態では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、図柄変動表示装置6jに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
本実施形態では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
ここで、本実施形態では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となることで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
尚、これに加えて、以下の構成を含めてもよい。即ち、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、上記所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施形態では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、始動入賞口6cの入口部分の電動チューリップ6hを拡大させる。
また、本実施形態では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
以上より、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
(演出制御手段)
演出制御手段27は、図柄変動表示装置6jに表示される演出画像と、可動部材81Aの動きを制御する。
演出制御手段27は、演出画像に合わせてモータ84a、84bを駆動させる。特に、モータ84aは、回転方向と、回転量を制御することによって、可動部材81Aを揺動駆動させ、待機位置と作用位置との間で姿勢変更させる。このように、可動部材81Aを動かすことにより、画像演出と可動役物との相乗作用による演出を可能とする。
本発明の弾球遊技機の全体正面図である。 遊技盤の装飾部材を示す拡大正面図である。 遊技盤の背面拡大斜視図である。 遊技盤3の部分拡大背面図である。 ゼネバ機構を示す正面図である。 ゼネバ機構を示す正面図である。 遊技制御手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 弾球遊技機
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
3A、3B ヒンジ金具
6 遊技領域
6a 表示部
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
70 ガラス枠
701 皿ユニット
701a 球貯留部
701b 灰皿
701c 発射ハンドル
80 ゼネバ機構
81A 可動部材
812 揺動軸
82 第2回動要素
83 第1回動要素
84a モータ

Claims (4)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を正面側に有する遊技盤に設けられる可動部材の駆動装置であって、
    前記遊技盤の正面側において、揺動軸により片持ち支持状態で配置された前記可動部材と、
    駆動手段によって回動駆動する第1の回動要素と、
    前記揺動軸に回動軸が接続され、前記第1の回動要素の回動に応じて回動する第2の回動要素と、
    前記駆動手段の回動量を制御する制御手段とを備え、
    前記可動部材は、前記第2の回動要素の回動に応じて、作用位置と待機位置との間で揺動し、
    前記第1の回動要素と前記第2の回動要素によってゼネバ機構が構成され、
    少なくとも待機位置では、前記駆動手段は非駆動状態であることを特徴とする遊技機における可動部材の駆動装置。
  2. 前記第1の回動要素は、回転軸を中心とする円弧形状に形成された凸状摺接部と、前記摺接部の外側に設けられた2つのピンを有し、
    前記第2の回動要素は、前記凸状摺接部に沿った凹形状に形成され、凸状摺接部に摺接し得る2つの凹状摺接部と、
    一方の凹状摺接部に沿って円弧状に形成され、前記一方のピンを収容し得るように一端が開放された第1のスリットと、
    2つの凹状摺接部の間に形成され、前記他方のピンを収容し得るように一端が開放された第2のスリットとを備え、
    前記第1の回動要素の回動に応じて、前記第1の回動要素の2つのピンの一方が、それぞれ対応する第1のスリット又は第2のスリットに係合した状態か、或いは、前記凸状摺接部が、いずれかの凹状摺接部に摺接している状態の、いずれか1つが維持される請求項1に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
  3. 前記可動部材には、発光手段、及び発光手段へ電力を供給するための回路基板が設けられている請求項1又は2に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
  4. 前記可動部材は、揺動軸を通る中心線が、待機位置において水平に沿った姿勢となっている請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機における可動部材の駆動装置。
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