JP2007028165A - 画像形成システム、画像形成方法および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成方法および画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が同一JOB内で混在して出力された場合に、転写紙に形成された画像の向きを一致させるために揃えたりする作業を行うことがないように、簡単な操作で容易に、転写紙の画像の向きを整合できる後処理装置を備えた画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供すること。
【解決手段】 画像形成システムにおいて、所定の後処理を行う転写紙束と後処理を行わない転写紙に分割して排出する冊子分割モードを備え、操作入力手段により冊子分割モードが選択され実行された場合は、画像処理手段は、後処理を行う転写紙に形成する画像の向きと後処理を行わない転写紙に形成する画像の向きとが同一方向になるように、画像を回転するための回転基準を決定し、決定された前記回転基準に基づき、転写紙に画像を形成する画像情報を回転させる画像処理を行うこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、後処理された転写紙と後処理を行わない転写紙の取り扱い性を向上させることができる画像形成装置、画像形成装置システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムに関する。
最近では、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、一連の画像情報に基づき画像が形成された出力媒体を出力する際に、画像形成装置に接続された後処理装置を使用して、一連の画像情報に基づき画像形成された複数の出力媒体を折ったり、綴じたり(ステイプル)、穴あけ(パンチ)したり、場合によっては接着したりと、詳細は割愛するが様々な後処理を行って排紙トレイに出力することができるようになっている。
また、このような後処理装置においては、画像が形成された出力媒体を、後処理を行った出力媒体と後処理を行わない出力媒体とが混在して出力できるものがある。例えば、設定された頁数毎に、綴じるように指定されステイプルされた状態で出力されるステイプル出力と、ステイプルを行わない状態で出力されるノン・ステイプル出力が混在して出力されることがある。
そこで、ステイプル出力とノン・ステイプル出力の取り扱いを容易にするために、後処理装置により画像形成された出力媒体にステイプルを行う場合、ステイプル位置が所定位置になるように画像の回転を制御する技術について公開されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、原稿が長手方向にセットされていると判定した場合には、そのまま長手方向に画像を形成し、原稿が短手方向にセットされていると判断した場合には、画像を回転させて長手方向に画像を形成して排出し、常に長手方向の出力媒体(転写紙)に画像形成を行うことで出力媒体の排紙向きを揃えて排紙し、取り出し易さを向上する技術について公開されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平6−255283号公報 特開2001−75421号公報
しかしながら、特許文献1は、固定された所定の後処理位置で後処理が行われる後処理装置を使用する場合に、ステイプル位置が所望の位置になるようにするために、画像を回転する制御を行っているが、一連の画像情報に基づいて形成される画像の向き(出力媒体の排出時の排出方向に対する画像の向き)については、何ら考慮もされていない。更には、画像が形成された出力媒体に後処理としてステイプルを行うステイプル出力とステイプルを行わないノン・ステイプル出力(通常出力)を、例えば、画像形成装置の同一JOB(一連の画像情報に対する画像形成作動をいう。)内に混在させることについては全く考慮されていない。そのため、当然のことながら、ステイプル出力とノン・ステイプル出力とを同一JOB内に混在させる場合の形成される画像の向きについても全く考慮されていない。
また、特許文献2は、取り出しやすいように、常に長手方向の転写紙に画像形成を行うようにしているが、ステイプル出力とノン・ステイプル出力が同一JOB内で混在した場合については考慮されていない。
一方、後処理を行う場合は、例えば、綴じたり、穴あけを行ったりする後処理装置の綴じ装置(ステイプラー)や穴あけ装置(パンチ)が所定の箇所に設定されているので、出力媒体の所望の位置を綴じたり、穴あけしたりする時は、出力媒体(転写紙)を平面的に回転させたり、裏返したりして、ステイプラーやパンチの実行位置が所望の位置に来るように制御している。
従って、後処理を行う転写紙は回転させるが、後処理を行わない転写紙は回転させる必要がないので、混在して排出される場合は、後処理を行うか否かで転写紙に形成される画像の向きが異なつて排出されていた。
従来は、JOB単位でステイプル出力とノン・ステイプル出力とが設定されていたので、ステイプル出力の場合と、ノンステイプル出力の場合とで画像の向きが異なっても、ユーザーは、出力画像をJOB単位で取り出したり見たりするので、JOB単位で画像の向きが揃っていれば、違和感はなかった。
しかしながら、本発明者らは、上記のように同一JOB内に後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体とを混在させる場合には、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体の出力画像の向きが異なると、出力画像の向きが一致するように、ユーザーが揃え直す必要があり、手間がかかり、作業性が悪いという問題を新たに見出した。
そこで、本発明は、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体とを同一JOB内で混在させる場合のユーザーの使い勝手が向上された画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることで上記目的を達成できる。
(請求項1)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を行う後処理手段と、を有する画像形成システムであって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードを設定するための設定手段と、
前記設定手段により前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施す画像処理手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
(請求項2)
前記画像処理手段は、前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
(請求項3)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を行う後処理手段と、を有する画像形成システムであって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードを設定するための設定手段と、
前記設定手段により前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すための画像処理手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
(請求項4)
実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断する判断手段を備え、
前記判断手段は、
実行される作動モードに後処理が指定されていると判断した場合は、
後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成システム。
(請求項5)
前記判断手段は、前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すように、前記画像処理手段を作動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
(請求項6)
前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、前記再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成システム。
(請求項7)
前記後処理手段は、所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成システム。
(請求項8)
前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成システム。
(請求項9)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して後処理を施す画像形成方法であって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち所定の後処理を行う出力媒体と所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、
前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成方法。
(請求項10)
所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
(請求項11)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を施す画像形成方法であって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、
前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成方法。
(請求項12)
実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断し、
前記後処理が指定されていると判断した場合は、
後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載の画像形成方法。
(請求項13)
前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
(請求項14)
前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項9乃至請求項13の何れか1項に記載の画像形成方法。
(請求項15)
所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項9乃至請求項14の何れか1項に記載の画像形成方法。
(請求項16)
前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項9乃至請求項15の何れか1項に記載の画像形成方法。
(請求項17)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して後処理を施す画像形成プログラムであって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、
前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成プログラム。
(請求項18)
前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項17に記載の画像形成プログラム。
(請求項19)
画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を施す画像形成プログラムであって、
一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、
前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成プログラム。
(請求項20)
実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断し、
前記後処理が指定されていると判断した場合は、
後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項17乃至請求項19の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
(請求項21)
前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項20に記載の画像形成プログラム。
(請求項22)
前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項17乃至請求項21の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
(請求項23)
所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項17乃至請求項22の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
(請求項24)
前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項17乃至請求項23の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
(1)本発明は、冊子分割モードが設定されている場合に、後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きと後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決めて、回転基準に基づき画像情報に回転を施すようにしたことにより、後処理手段から排出された出力媒体を取り出す時に、画像の向きを揃える必要が無く、出力媒体を取り出す作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
(2)後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを回転基準にして、後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すようにしたことにより、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体に形成される画像の向きが一致するので、後処理手段から排出された出力媒体を取り出す時に、画像の向きを揃える必要が無く、出力媒体を取り出す作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
(3)後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きと後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きとを一致させるために、後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、この回転角度に基づき、後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報を回転処理するようにしたことにより、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体に形成される画像の向きが一致するので、後処理手段から排出された出力媒体を取り出す時に、画像の向きを揃える必要がなく、出力媒体を取り出す作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
(4)実行される作動モードに後処理が指定されていると判断した場合は、後処理情報を取得し、冊子分割モードが設定されているか否かを判断するようにしたことにより、冊子分割モードが設定されている場合は、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体に形成される画像の向きが一致するので、後処理手段から排出された出力媒体を取り出す時に、画像の向きを揃える必要がなく、出力媒体を取り出す作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
(5)冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すようにしたので、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体に形成される画像の向きが一致するので、後処理手段から排出された出力媒体を取り出す時に、画像の向きを揃える必要がなく、出力媒体を取り出す作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
(6)回転基準に基づく画像情報への回転処理後の画像が出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、前記再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すようにしたことにより、形成された画像が出力媒体からはみ出すことなく、信頼性が高く高品位な画像が形成できる画像形成装置、画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1は本発明の一実施形態の画像形成システムの概略図、図2は本発明の一実施形態の画像形成の回路構成を示すブロック図、図3は出力媒体の出力状態の例を示す模式図、図4は本発明に係る形成される画像の回転角度の算出基準の例を示す模式図、図5は後処理を選択設定する表示画面の例を示す模式図、図6は冊子分割モードの詳細条件を選択設定する表示画面の例を示す模式図、図7は出力媒体に形成する画像の回転制御の例を説明するためのフローチャートである。
図1により本発明の一実施の形態の画像形成システムの構成について説明する。
本発明の実施の形態における画像形成装置20は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明と直接関わりのない部分に関しては簡単に説明する。
20は画像形成装置、30は画像形成装置20に装着された自動原稿送り装置(ADF)、40は画像が記録(形成ともいう。)された転写紙に対して、例えば、カバーシートを挿入(付加)したり、出力媒体に穴を開けたり、綴じたり、折ったり等の出力媒体へ加工を施す後処理機能を備えた後処理装置である。
特に、本実施の形態においては、詳細は後述するが、一連の画像情報に基づき出力媒体に画像を形成する際に、後処理を行わないで画像が形成された出力媒体を排出したり、後処理として、例えば、所定の頁の出力媒体束に対して綴じ処理(ステイプルともいう。)を行い冊子にして排出したりして、後処理を行う出力媒体と後処理を行わない出力媒体が混在して排出される冊子分割モードが実行できるようになっている。
画像形成装置20は、筐体1の右側面部に比較的少量の出力媒体である転写紙Pを供給するための手差し皿2が設けられている。また、左側面部には、画像が形成された転写紙Pを排出して後処理装置40に向けて搬送することができるようになっている。そして、筐体1の底面部には画像形成装置20を移動できるようにするための複数のキャスター4が設けられている。
転写紙Pは、通常の転写紙Pと特殊な転写紙IPに大別され、通常の転写紙Pは、標準紙又は普通紙と呼ばれるもので、特殊な転写紙IPとしては、厚手の紙(厚紙)や薄手の紙(薄紙)、タブと称する突起が設けられたインデックス紙やOHPシート、又は資源の節約のために、一般には通常の転写紙Pの片面に画像が一度形成された再利用紙と呼ばれるもの等がある。
筐体1の前面の上部には、画像形成装置20を作動させるための表示手段300及び操作入力手段200としてのコントロールパネルCPが設けられている。
コントロールパネルCPには、液晶表示装置、あるいは、表示装置にタッチパネル等が組み込まれたタッチパネル式の液晶表示装置により構成された表示手段DP、キーボードKB、スタート釦(コピー釦ともいう。)SK等の入力手段が設けられている。
タッチパネル式の表示手段DPは、表示部に示されれる数字や文字や記号等が描かれたボタン等の図柄に使用者が触れると、表示部に示される情報の選択や設定等の入力ができるようになっており、作動モード等の選択設定を必要とする項目に対する入力手段を兼ねていることが多い。
例えば、コントロールパネルCPで、出力される転写紙に関し、印字(プリント、またはコピーともいう。)をカラー又は白黒の何れにするか、両面印字か片面印字か、あるいは後処理を行うか否かといった作動モードの選択設定や、後処理を行う場合はどのような後処理を行うかといった詳細な後処理条件の選択設定、また、転写紙として、どのような種類やサイズの転写紙を使用するか、また、出力するプリント枚数や部数、拡大縮小、濃度の設定等の種々の画像形成条件を選択したり入力したりして設定することができる。
特に、本実施の形態においては、一連の画像情報(単に、JOBともいう。)に基づき転写紙に画像を形成する際に、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が混在して排出される冊子分割モードが選択設定でき、実行できるようになっている。
つまり、冊子分割モードにおいては、1つのJOB内で、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙とを混在させることができる。なお、本実施の形態においては、後述するように、後処理を行う転写紙に形成される画像の向きと後処理を行わない転写紙に形成される画像の向きとが同じ向きとなるように制御される。ここで、後処理とは、転写紙に加工を施す処理をいい、例えば、ステイプル処理、パンチ処理、折り処理、接着による製本処理等がある。後処理としては、特に、後処理を行うための手段の装置内での位置に制約がある等の理由により所定の位置または方向でのみ処理を施すことができる処理である場合に、本実施の形態の適用による効果が大きい。
また、操作入力手段200としての入力装置であるキーボードKBは、主に数値等を入力する場合に使用し、スタート釦(コピー釦ともいう。)SKは、画像形成装置20のコピー等のJOBの作動等を開始させる際に使用し、連携してADF20や後処理装置40の作動を開始させたりすることができる。つまり、画像形成装置20やADF30あるいは後処理装置40等を含めた画像形成システムとして一連の画像形成動作の実行を開始させる際に使用するものである。
筐体1の内部には、制御手段EC、画像形成手段11、画像読取手段13、及び給排紙手段14等が設けられている。
制御手段ECは、制御回路とも呼ばれ、画像形成装置20の全ての作動を制御するための制御手段であり、CPU等からなる電気回路で構成されている。そして、CPUに予め記憶された制御プログラムや制御データ等に基づき、画像形成装置20を構成する全ての手段を駆動制御するようになっている。
また、画像形成装置20にADF30や後処理装置40等の付属装置が接続されている場合は、同様に、これらの付属装置と連携し協働して、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体が円滑に作動するように駆動制御するための制御手段としても機能するようになっている。
更に、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等で、パーソナルコンピュータあるいは、他の情報機器等と接続されている場合も、制御手段ECは、これらの機器と協働して、作動に必要な情報の記憶や授受を含め支障なく円滑に駆動制御できるようになっている。
画像形成手段11は、原稿等の画像情報に基づく画像を形成するための手段である。例えば、モータ等の駆動源により予め設定された作像方向(例えば、矢印で示す時計方向)に回転する感光体ドラム(感光体あるいは像担持体とも言う。)5、感光体ドラム5を一様に帯電する帯電手段6、画像情報(画像データともいう)に基づき感光体ドラム5に静電潜像を形成するための露光光を照射する露光手段(図示せず。)、感光体ドラム5に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像手段7、感光体ドラム5に形成されたトナー像を転写紙P等に転写する転写分離手段8、トナー像が転写紙P等に転写された後、感光体ドラム5に残留するトナーや紙粉等を掻き落とすためのクリーニング手段9、及び、転写されたトナー像を転写紙Pに溶融固着するための定着手段10等により構成されている。
なお、本実施の形態においては、説明を簡単にするために、画像形成手段11は、感光体ドラム5が1個の場合について説明したが、例えば、前述の感光体ドラム5等を複数用いて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)等のトナー像を中間転写体である転写ベルトに形成して転写紙に一括転写する、例えば、タンデム式の画像形成手段を用いても良いことは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、転写紙によっては、巻き癖(カールともいう)が付き易く、転写紙が感光体ドラムから分離する際に、前述のカールの状態によっては分離しにくくなり、感光体ドラム5に巻き付いた状態となる事故を起こすことがあるので、これを防止するために、転写紙を感光体ドラム5から分離する転写分離手段8の作動を支援する手段として、感光体ドラム5に接触又は待避可能な爪部材を有する分離爪手段(分離手段)15を備えている。
画像読取手段13は、光源LT、ミラー群MR、結像レンズLZ等からなる読取光学系と、CCD(固体撮像素子)等を含む電気回路からなる読取装置ESとで、構成されている。
読取装置ESは、画像形成装置20が複写機の場合は、自動原稿送り装置30の底部側に位置し、筐体1の上部に設けられたプラテンガラス(図示せず)上に載置した原稿や、自動原稿送り装置30により、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、デジタルの画像データに変換して、制御手段ECに設けられた記憶手段に画像データを、例えば、圧縮して記憶するようになっている。
また、ADF30により搬送された原稿を画像読取手段13で読み取る場合は、読取位置に搬送された原稿を光源LTが照射し、ミラー群MRを介して、原稿からの反射光を結像レンズLZにより読取装置ESのCCD面に結像させ、CCDの出力する画像情報を画像データとして記憶手段に記憶するようになっている。
給排紙手段14は、給紙カセット12と、駆動源としてのモータや複数のローラ、および搬送方向を規定するガイド部材や搬送方向を切り替えるレバー等の部材からなる給排紙搬送手段で構成されている。
給紙カセット12は、例えば、特殊な転写紙IPを収納するカセット12aと、普通紙Pを収納するカセット12bとで構成されている。
給排紙搬送手段は、例えば、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、直進搬送手段は、給紙カセット12から搬送されてきた転写紙の片面に、画像形成手段11により画像を形成して排紙することができる直進搬送路を有している。
また、循環搬送手段は、転写紙の表裏両面に画像を形成するために、片面(表面ともいう。)に画像が形成された転写紙を排紙方向への搬送途中で搬送方向を反転させ、かつ、表裏を反転させて、もう一方の片面(裏面ともいう。)に画像を形成するように搬送するための循環搬送路を有している。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段200で入力設定された片面印字または両面印字の印字面情報(印字モードともいう。)を、制御手段ECが判断して制御するようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送手段等を作動させ、例えば、片面に画像を形成する片面モードの場合は、特殊な転写紙IP又は普通紙Pを予め選択し設定した後に、駆動源であるモータを回転させることにより、複数のローラ群等を回転駆動させて、給紙カセット12から適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて予め選択された特殊な転写紙IP又は普通紙Pを給紙搬送し、原稿に基づく画像が形成された後に排紙搬送するようになっている。
また、両面に画像を形成する、所謂、両面印字(表裏両面印字ともいう。)を行う両面モードの場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送手段等を作動させ、画像形成手段11により片面に画像が形成された転写紙が排紙方向(矢印X方向)へ搬送されている途中で、例えば、転写紙の先端部が反転ローラ17を通過した時点で、反転ローラ17の回転を停止させ、次に転写紙を画像形成手段11へ戻す方向に搬送するように、反転ローラ17の回転方向を切り替える。
同時に、反転部材16を時計方向に回転させて、画像形成手段11の方向に搬送されていた転写紙の進行方向を矢印X2に示す経路(循環搬送路ともいう。)に変更させる。
そして、予め設定された循環可能枚数に基づき循環搬送路内を搬送させることで、一次的に転写紙を待機させた状態にした後に、適切なタイミングで転写紙を矢印X2方向からX1方向へと搬送して、再度画像形成手段11による画像形成を行わせ、両面印字された転写紙を後処理装置40へ搬送するためにX方向へと排紙させるようになっている。
なお、一般には、転写紙の搬送経路には、転写紙を適切に搬送するためのガイド部材が設けられていることが多いが、本発明の実施の形態においては、説明を簡単にするために、ガイド部材に関する図示および説明を省略した。
自動原稿送り装置(ADF)について簡単に説明する。
ADF30は、搬送装置全体がADF筐体31で覆われ、ADF筐体31の外部に原稿載置台32と排紙部33が設けられている。
原稿載置台32には、例えば、第1頁の原稿面(表面)を最上部にした状態の複数の原稿WPが載置される。載置された原稿WPは、複数のローラ等により構成される原稿搬送装置により読取位置に搬送され、読取装置ESで読み取られ、排紙部33に排紙される。
原稿搬送装置は、図示せぬ駆動制御回路により、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するようになっている。
後処理装置40の構成について簡単に説明する。
後処理装置40は、後処理装置の筐体41に全体が覆われており、筐体41の右側面部(画像形成装置20側)には、画像形成装置20から排紙される画像が形成された転写紙を受け入れるための挿入口43が設けられ、左側面部には、供給前のカバーシートKが載置されるカバーシート給紙部n4、例えば、綴じられた転写紙束が積載される排紙皿(積み置き部)n9、折り畳まれた転写紙束を受ける排紙皿n10が設けられている。
また、筐体41の底面部には後処理装置40を移動できるようにするための複数のローラ42が設けられている。
筐体41の内部には、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するように図示せぬ駆動制御回路やモータ等の駆動源が設けられている。また、シフト処理部および穴あけ部(パンチ部ともいう。)n5、中間スタッカ(積み置き部)n6、ステープラ(綴じ装置)n7、折り畳み装置n8が設けられており、更に、搬送路R5,R6,R7,R8,R9,R10,R11,R12、R13、R14が構成されている。
搬送路R1〜R11は、主に、駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対を複数配置した後処理用搬送装置により形成され、例えば、搬送路R6に沿って、カバーシートKを1枚ずつ取り出すピックアップローラ44や取り出したカバーシートKの搬送を一旦停止させ、待機状態にすることができる搬送ローラ対からなるプレフィード停止位置Q3が設けられている。
また、搬送路R5からR8またはR9へ、R7からR8またはR9へと搬送路を変更するための回転可能なガイドLBからなる搬送路変更手段が設けられている。
なお、表紙等に用いられるカバーシートKは、一般には、紙や樹脂フィルム等の材質で形成されたシートが用いられるが、場合によっては、特殊な材質や特殊な加工を施した、例えば、木材や皮革、金属箔によるシート等も用いられることがある。
ここで、後処理装置40の作動について簡単に説明する。
なお、説明を簡単にするために、カバーシートは表紙として挿入されるものとし、事前に、カバーシートKを表紙として挿入することが解っているものとする。なお、これらの前提条件は、画像形成装置20の操作入力手段200により予め設定されているものとする。
カバーシートKを挿入する場合は、画像形成装置20と連携して作動する後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、まず、カバーシート給紙部n4に載置されたカバーシートKが、ピックアップローラ44により1枚毎に取り上げられて搬送路R6に沿って搬送されて、先端をプレフィード停止位置Q3に当接させた位置で停止する。
画像形成装置20からの情報により、画像形成装置20から画像が形成された転写紙が排出されるタイミングに合わせて、後処理搬送装置が再起動され、プレフィード停止位置Q3で停止し待機状態にあるカバーシートKは送り出され(再搬送され)、搬送路R7に沿って進む。
ステープル(綴じ)又は折りを行わない場合には、ガイドLBが図示位置に停止しているので、搬送路R7からR8へと搬送されR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出される。引き続いて、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入し、続いてR8からR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出され、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープル又は折りを行う場合は、ガイドLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、カバーシートKはプレフィード停止位置Q3から送り出され、更に、搬送路R7から搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。
同様に、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入すると、ガイドLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、転写紙は搬送路R8には搬送できずR9へと進路が変更される。そして、搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。このとき、中間スタッカn6では、先に排出されたカバーシートKと後続する転写紙が揃えられ、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R10からR13へと搬送され、排紙皿n9へ排出され、綴じられたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルと折りを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R11に沿って搬送され、折り畳み装置n8によりカバーシートKと転写紙が一緒に折り畳まれた後に搬送路R12からR14へと搬送され排紙皿n10へと排出され、綴じられたり、折り畳まれたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ソートを行う場合は、カバーシートKは搬送路R8の途中に設けられたシフト処理部n5で一旦停止され、この位置で、後続する転写紙が積載される。その後、カバーシートKと転写紙は一緒に搬送方向に垂直でシート面に平行な上下方向へ移動することができるようになっており、また、図示はしないが排紙皿n9が複数段に構成されているので、シフト処理部n5と排紙皿n9との連携動作で、排紙皿n9の格段にカバーシートKを搬送することが出来るようになっている。
単に、折りを行う場合、中間スタッカn6へ排出され中間スタッカn6上に積み置かれたカバーシートKと転写紙は、中間スタッカn6で揃えられた後に、搬送路R11に沿って折り畳み装置n8へ搬送され、折り畳み装置n8により折り畳まれた後、搬送路R12からR3に沿って搬送されて排紙皿n10へ排出される。なお、折り畳み装置n8から排紙皿n9へ排出されるように構成しても良い。
次に、図2により画像形成システム180の回路構成について説明する。
100は画像形成装置20の各種手段と回路との構成を示しており、110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置20を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路とCPU110とにより図1に示す制御手段ECが構成され、後述する自動原稿送り装置30や後処理装置40と連携して画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の制御ができるようになっている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報をJOB情報として、1つの印刷単位である1JOB単位で入力し記憶手段160に記憶する。また、記憶手段160に記憶された設定情報等を画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力するようにしている。
また、本実施の形態においては、詳細は後述するが、情報制御回路120は、操作入力手段200により、後処理を行う後処理モードが選択されたか否かを判断し、後処理モードが選択されている場合は、後処理モードであることをCPU110に入力し、CPU110は、選択された後処理に対応する作動を行うように、駆動制御回路150を介して後処理装置を作動させるために、予め設定されたプログラムを実行するようになっている。
また、後処理モードが選択され、更に、冊子分割モードが選択されている場合は、同様に、情報制御回路120は冊子分割モードが選択されていることをCPU110に入力し、CPU110は画像処理回路140を作動させ、例えば、後処理を行う転写紙の画像の向きを基準に、後処理を行わない転写紙の画像の向きを回転させるために、画像情報の回転を行う画像処理を行うように予め設定されたプログラムを実行するようにしている。
特に、本実施の形態においては、冊子分割モードでは、後処理を行う転写紙に形成する画像の向きと後処理を行わない転写紙に形成する画像の向きとが一致するように、後処理を行う転写紙を基準に画像の向きを一致させる。そのため、後処理を行わない転写紙の画像の向きを回転させるが、この画像の回転のために行う画像情報(画像データ)の回転処理に必要な、例えば、原稿のサイズや原稿の画像の向き、あるいは、転写紙のサイズ等を取得して記憶手段160に記憶するようにしている。
また、複写機能を実行する場合は、タッチパネル式の液晶表示装置DPにより後処理モードが選択されると、情報制御回路120は、予め記憶手段160に記憶されている後処理モードを読み出して、後処理モードが実行できるように画像形成装置20や後処理装置40等の各種手段や回路を設定し、プリンタ機能を実行する場合は、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500から入力された後処理モードが実行できるように情報制御回路120が、同様に各種手段や回路を設定するようになっている。
また、外部情報機器500から入力したJOB情報の他に、JOB情報に付随したデータ(JOBデータともいう。)、例えば、画像処理回路140や駆動制御回路150等を含む各種回路や各種手段を作動させるための詳細な制御に関する指示情報等の入出力、及び操作入力手段200で入力された転写紙の種類や画像形成モード等に関連する各種情報等を、自動的に、画像形成装置の作動に支障がないように、適宜円滑に画像形成装置の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
また、情報制御回路120は、各種回路や各種手段に設けられたセンサ等から出力される各種情報を判断して、CPU110が適切な指示を与えられるように支援する機能も有している。
なお、外部情報機器500としては、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置、あるいは、デジタル・カメラや計測した情報を出力可能な計測装置等の情報機器が想定される。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述のコンピュータや他の画像形成装置、インターネット・サーバー等の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。
操作入力手段200は、画像形成装置20のコントロールパネルCPに設けられたキーボードKB、及び、スタート釦SK等の釦類からなる入力装置、及び、表示装置を兼ねるタッチパネル方式の液晶表示装置DP等により構成されている。
例えば、スタート釦SKを押すと、ADF30に載置された原稿の搬送を開始し、コピー作動を開始すると共に、後処理モードが設定されている場合は、後処理装置40とも連携して作動するようになっている。
また、キーボードKBを操作することにより、転写紙の出力枚数や種類(例えば、インデックス紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート、再利用紙等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の設定情報が入力でき、液晶表示装置DPを使用して、画像形成装置20の各種作動モードを設定することができるようになっている。
画像形成モードに関しては、例えば、(1)片面印字原稿を片面印字出力する。(2)片面印字原稿を両面印字出力する。(3)両面印字原稿を片面印字出力する。(4)両面印字原稿を両面印字出力する。以上4つのモードがあり、それぞれ液晶表示装置DPにボタン表示されていて選択設定できるようになっている。
本発明の実施の形態においては、表示と入力を兼ねた動作が可能なタッチパネル方式の表示装置DPにより、特に、後処理装置40に対する後処理条件を設定することができ、例えば、カバーシート挿入やステイプル、折り畳み、ソート等の後処理モードや、カバーシート挿入モードの際に、挿入する位置としてのページ数を設定したり、表用、裏用、折り曲げることにより表用と裏用になる表裏一体のカバーシート、あるいは、中間挿入用等のカバーシートの種類等の各種条件をカバーシート挿入条件として設定したりすることができるようになっている。
特に、本実施の形態においては、後処理を行う転写紙と、後処理を行わない転写紙を混在して出力することができる冊子分割モードを備えており、前述のタッチパネル方式の表示装置DPにより、冊子分割モードで、具体的にどのような後処理を行わせるか等の詳細な条件設定を行うことができる。
表示手段300には、操作入力手段200により前述の各種情報を入力する際の操作手順や各種情報の一覧表示、あるいは記憶手段160に記憶された情報の表示、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の作動中の状態表示や警告表示等が表示されるようになっている。
なお、前述のように、操作入力手段200のタッチパネル方式の表示装置DPにより、表示装置が兼用されている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、画像読取手段13が読み取った原稿の画像情報を、例えば、デジタル変換して、画像データとして圧縮して記憶手段160に記憶させたり、或いは、画像形成手段11が画像を形成する際に、記憶手段160に記憶されている画像データを伸張して画像形成手段11の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
特に、本実施の形態においては、例えば、本文がステイプルされ、参考資料がノン・ステイプル出力されるというように、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が1つのJOBの中で混在する冊子分割モードにおいては、情報制御回路120の指示により、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙に形成される画像の向きを一致させるために、1頁毎に転写紙に形成される画像を回転させるための基準を設定し、この基準に基づき、転写紙に形成される画像に関する画像情報(画像データ)を回転させる画像処理を行わせるプログラムが実行されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、後処理の種類や転写紙に対して後処理を行う位置によっては、後処理を行う装置の設置位置等の制約により、後処理を行う時の回転状態が様々な状態となるので、後処理装置から出力される場合も同様に、回転状態が様々な状態となる。従って、後処理を行う転写紙に形成された画像の向きを画像を回転させるための基準とし、後処理を行わない転写紙に形成される画像を回転させるようにしている。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像形成手段11、画像読取手段13、給排紙手段14、及び、ADF30や後処理装置40等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置20を制御するための設定条件等からなるJOB情報やJOBデータ、及び、画像形成装置20が実行するための各種設定モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
なお、JOB情報及びJOBデータに関して、本発明の実施の形態においては、以下のように定義する。
JOB情報とは、画像形成装置20が複写機の場合は、例えば、原稿の画像情報に基づき、原稿をセットし、片面又は両面モードの選択、給紙カセットの選択、コピー部数の選択、印刷濃度の選択などの、個々の仕事(JOB)の情報を意味し、出力設定を行い、コピー開始を指示することにより決定される一連の画像データをいう。そして、このような1つの印刷指示(1印刷単位ともいう。)に対応した印刷データ群を1JOBという。
また、同様に、画像形成装置が、例えば、プリンターの場合は、外部情報機器500から送信された一連の印刷データ群をJOB情報といい、1つの印刷指示に対応した印刷データ群を1JOBという。そして、1JOB毎にJOB情報やJOBデータを取り扱うことを1JOB単位という。
なお、JOBデータとは、JOB情報に付随した、例えば、転写紙に応じた搬送速度の設定、あるいは、画像形成動作を実行するための詳細な制御項目に関連する制御値のデータをいう。
従って、記憶手段160には1つのJOB毎に、つまり1JOB単位(単に、JOB単位ともいう。)でJOB情報やJOBデータが記憶されている。
画像形成手段11は、図1に示すように、感光体ドラム5、帯電手段6、現像手段7、転写分離手段8、クリーニング手段9、定着手段10、及び分離爪手段15等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
従って、画像形成手段11は、画像読取手段13で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データ及びJOB情報やJOBデータに基づいて制御されて、感光体ドラム5に画像を形成し、普通紙Pまたは再利用紙IPに画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段13は、図1に示すように、読取光学系と読取装置ESとで構成されている。駆動制御回路150により作動され、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取装置ESで読み取り、読み取られた画像情報は、画像処理回路140により、例えば、デジタルの画像データに変換され圧縮されて、記憶手段160に記憶されるようになっている。
給排紙手段14は、前述のように、給紙カセット12と、給排紙搬送手段、循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
自動原稿送り装置(ADF)30は、図1に示すように、原稿載置台32に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置20のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
後処理装置40は、CPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して、後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、カバーシート挿入やステイプル、折り畳み、ソート等の後処理モードを予め設定されたプログラムや操作入力手段200で設定された後処理条件等に基づき作動する。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成装置全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
ここで、図3により、本実施の形態における転写紙に形成される画像の回転について説明する。
図3は、例えば、5枚の原稿PをADF30により搬送し、画像形成装置20で原稿Pの画像を画像情報として読み取り、画像情報(画像データ)に基づき5枚の転写紙に画像を形成して矢印X方向に搬送され、後処理装置40を経て後処理装置の排紙トレイTに出力する転写紙(Pa、Pb、Pc、Pd)の状態を上方より見たものとして示した模式図である。
なお、本実施の形態においては、図3の原稿Pおよび転写紙(Pa、Pb、Pc、Pd)に付された1〜5の数字は、頁数を示すと共に、転写紙に形成された画像の向きを示すものとする。つまり、数字が正しく表記されている方向を上向きとする。
図3の(A)図は、5枚の原稿Pの画像データに基づき5枚の転写紙Paに画像を形成した後に、後処理を行わないで出力(排紙)した状態を示しており、例えば、原稿Pの画像の向きと出力する転写紙Paの画像の向きが同方向で出力されている状態を示している。
この場合は、出力する転写紙Paに形成された画像の向きが全て同方向(図面に対して上方向)に一致しているので、後処理装置の排紙トレイTから転写紙を取り出す時に、又は取り出した後に、転写紙に形成された画像の向きを揃える必要はない。
図3の(B)図は、同様に、原稿Pの画像データを転写紙Pbに画像を形成した後に、後処理として、例えば、左上1カ所の綴じ処理を全頁に対して行った状態を示しており、綴じ装置の配置等により、原稿Pの画像の向き(上向き)に対して、綴じ処理が行われ冊子として出力する転写紙Pbの画像の向きは、180°回転(下向き)されて出力されている状態を示している。
この場合は、出力する転写紙Pbの画像の向きは、180°回転されているが、出力する転写紙Pbに形成された画像の向きが全て同方向に一致しているので、後処理装置の排紙トレイTから転写紙を取り出す時に、又は取り出した後に、転写紙に形成された画像の向きを揃える必要はない。
図3の(C)図は、同様に、原稿Pの画像データを転写紙に画像を形成した後に、例えば、1頁と2頁は後処理を行わないで出力し、3頁〜5頁を綴じ処理を行って冊子として出力した冊子分割モードの状態を示しており、出力する転写紙Pcの1頁と2頁の画像の向きは原稿Pの画像の向きと同じ方向であるが、冊子として出力する3頁〜5頁の画像の向きが、原稿Pの画像の向きに対して、180°回転されて出力されている状態を示している。
この場合は、後処理を行わない1頁と2頁の転写紙に形成された画像の向きと、後処理されて出力する3頁〜5頁の冊子として出力する転写紙Pcの画像の向きとが、相対的に、180°回転されているので、後処理装置の排紙トレイTから転写紙Pcを取り出す時に、又は取り出した後に、後処理を行わない1頁と2頁の転写紙、又は後処理されて3頁〜5頁が綴じられた冊子として出力される転写紙Pcの何れかを回転させて、転写紙に形成された画像の向きが一致するように揃える必要がある。
従って、図3の(C)図に示す状態では、ユーザーによる後処理装置から出力された転写紙の画像の向きを一致させるために揃える作業を必要とするために作業効率が悪く、また、ユーザーによる画像の向きを揃える作業では、画像の向きを回転させることを忘れたりする作業ミスが発生したりして、更にチェックを必要とするなど、作業が煩雑で信頼性が低く、一層作業効率が悪いものになっていた。本実施の形態は、図3の(C)図に示すような状態で転写紙が排紙されることを改善するものである。
図3の(D)図は、本発明に係り、原稿Pの画像データを転写紙に画像を形成した後に、例えば、1頁と2頁は後処理を行わないで出力し、3頁〜5頁を綴じ処理を行って冊子として出力した冊子分割モードの状態を示しており、冊子として出力する3頁〜5頁の画像の向きが原稿Pの画像の向きに対して、180°回転されて出力されているが、後処理を行わないで出力する転写紙Pdの1頁と2頁の画像の向きも原稿Pの画像の向きに対して、180°回転されて出力されている状態を示している。
この場合は、後処理を行わない1頁と2頁の転写紙に形成された画像の向きと、後処理されて出力する3頁〜5頁の冊子として出力する転写紙の画像の向きは、原稿Pの画像の向きに対して、180°回転されているが、出力される転写紙Pdに形成される画像の向きが1頁〜5頁で一致しているので、後処理装置の排紙トレイTから転写紙Pdを取り出す時に、又は取り出した後に、ユーザーが画像の向きを揃える必要はないので、前述のような画像の向きを回転させる時の作業ミスが発生せず、信頼性が高く作業効率が著しく向上する。
なお、出力される転写紙の画像の向きを揃えるためには、後処理を行わない転写紙を回転させるか、あるいは後処理を行う転写紙を回転させる必要があるが、一般に、後処理を行う場合は、前述のように、例えば、後処理を行うための綴じ装置や穴あけ装置等の設置位置と所望の後処理位置等の関係により、転写紙を回転する回転角度が様々に変化するので、後処理を行う転写紙の画像の向きを基準に、後処理を行わない転写紙の画像の向きを一致させるように回転させることが好ましい。
図4により、転写紙に形成される画像の回転角度の算出基準について説明する。
図4は、後処理装置と原稿および出力される転写紙との関係と、後処理を指定された転写紙の位置に実行するための転写紙の回転角度との関係を示すものである。
図4の(A)図は、後処理装置と原稿および出力される転写紙との関係を示すもので、入力側の原稿PがADF30により画像形成装置20の読取位置に搬送され、画像形成装置20の読み取り手段で原稿の画像情報が読み取られる。引き続いて、画像形成装置20により読み取られた原稿の画像情報に基づき転写紙に画像が形成され、後処理装置40に設けられた、例えば、綴じ装置(ステイプラ)SPにより転写紙を綴じる処理が行われる。その後、矢印X方向に搬送されることにより後処理装置40の排紙トレイTに、画像が形成され後処理の指定位置PAに後処理が行われた転写紙P1が出力される状態を示している。
このように、一般には、後処理装置の、例えば綴じ装置等の位置は機構的な制約等により設置位置が固定されているため、転写紙におけるの後処理の指定位置PAに後処理を行うために、転写紙を回転させている。
図4の(B)図は、後処理を指定された転写紙の位置PAに実行するための転写紙の回転角度との関係を示すもので、縦軸に入力側の原稿の状態を示し、横軸に出力側の転写紙の状態を示している。なお、長方形の枠は原稿又は転写紙の用紙の形状を示し、長方形の枠内に表記されたAの文字は、正しく表記された方向を「上向き」とする画像の向きを示すものとする。
本実施の形態において、画像情報の回転処理を施さない場合は、転写紙に形成される画像の向きは、図4の(A)図に示すように、原稿Pおよび画像が形成された転写紙P1の搬送方向(矢印X方向)に対して直交する方向であって、転写紙P1に形成された「ABC」の文字が正しく表記された方向、つまり、図4の(B)図に示す「上向き」を基準の方向としている。
図4の(B)図に示すように、ADF30の原稿載置位置に載置される原稿の状態は、例えば、原稿の紙面の向きとして原稿の搬送方向に対して直交する方向に原稿の紙面の長手方向が位置する場合と、搬送方向に対して原稿の紙面の長手方向が位置する場合とがあり、また、原稿の画像の向きとして、上向き、左向き、下向き、右向き等の場合がある。
また、出力される転写紙の状態、つまり排紙トレイT上での転写紙の状態として、原稿の状態と同様に、転写紙の向きとして搬送方向に対して直交する方向に転写紙の長手方向が位置する場合と、搬送方向に対して転写紙の長手方向が位置する場合とがあり、例えば、ステイプル(綴じ処理)やパンチ(穴あけ処理)を行う場合に、ステイプル(左1カ所)、ステイプル(右1カ所)、ステイプル(左2:左2カ所)パンチ(左:左側1カ所2穴)、ステイプル(右2:右2カ所)パンチ(右:右側1カ所2穴)、ステイプル(上2:上2カ所)パンチ(上:上側1カ所2穴)等の場合がある。
図4の(B)図に示すこれらの関係は、本実施の形態においては、図2に示す記憶手段160に記憶されている。
例えば、画像形成装置20のコントロールパネルCPの表示手段DPで、入力側が上向きで出力側がステイプル(左1カ所)の後処理条件が選択された場合は、転写紙における後処理の指定位置PAに後処理を行うために、制御回路ECの情報制御回路120が画像処理回路140を作動させ、入力側の画像情報を180°回転させるようにすれば出力側の状態が得られることが解る。
従って、後処理を行わない転写紙をこの基準に基づき回転すれば、図3の(D)図に示すように、後処理装置の排紙トレイT上に、後処理を行う転写紙に対して後処理を行わない転写紙の画像の向きが一致することになる。
なお、本実施の形態においては、後処理を行う転写紙上に形成する画像は図4の(B)図を基準に回転するようになっているが、後処理を行う転写紙上に形成する画像をどのように回転させるかは、これにかぎらず、使用する後処理装置よって、変化させても良いことは言うまでもない。
図5は、出力条件の選択と設定表示の1例を示している。本実施の形態においては、例えば、コントロールパネルCPにおけるタッチパネル式の表示手段DPに図5に示すような表示画面が表示される。
この表示画面では、例えば、原稿サイズ(a)がA4(a1)で縦置き(b)が選択され、用紙供給(c)は自動(c1)で、コピー部数(d)は1部(d1)が選択されている。また、後処理としては、綴じ処理(e)としては1カ所綴じ(e1)が選択され、綴じ位置(f)は左上側(f1)が選択されていることが解る。
また、図6は、後処理の詳細な条件の選択と設定表示の1例を示している。詳細な設定方法等に関する説明は割愛するが、例えば、コントロールパネルCPにおけるタッチパネル式の表示手段DPに表示された表示画面の選択設定条件表示部(g)に、図3の(D)図に示す状態の場合は、1〜2頁は後処理を行わず、3〜5頁は1カ所綴じ(1 Staple)を行う冊子分割モードが選択設定されていることが解る。
次に、図7のフローチャートにより転写紙に形成する画像の回転制御について説明する。なお、前提として、本実施の形態においては、画像形成装置は複写機とする。また、1JOBで後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が混在して出力される冊子分割モードを備えているものとする。また、転写紙に形成する画像の回転制御は、転写紙に画像を形成する1頁単位の画像データに対して実行されるものとする。そして、画像の回転制御が行われた後は、設定された回転角度で転写紙に画像が形成され排出されるものとする。なお、必要に応じて、適宜、図1から図6を参照して説明するものとする。
(ST1)
原稿情報を取得するステップである。例えば、CPU110は情報制御回路120を作動させ、後処理を行わない転写紙の画像の向きを回転させるために、回転角度算出に必要な原稿情報(原稿サイズ、画像向き等)を取得し、以降の制御を速やかに実行できるように記憶手段160に記憶してST2へ進む。
(ST2)
転写紙情報を取得するステップである。ST1と同様に、CPU110は情報制御回路120を作動させ、転写紙情報(転写紙サイズ)を取得し、記憶手段160に記憶してST3へ進む。
(ST3)
後処理が選択され設定されているか否かを判断するステップである。情報制御回路120は、設定されている作動モードに関する情報を取得して、後処理を実行する後処理モードが選択設定されていない場合はST9に進み、後処理モードが選択設定されている場合は、ST4に進む。
(ST4)
後処理情報を取得するステップである。後処理モードが設定されている場合は、情報制御回路120は、操作入力手段200であるコントロールパネルCPやタッチパネル式の入力手段でもある表示手段DP等により選択設定された後処理モードに対して、設定されている詳細な後処理条件としての後処理情報の取得を行う。
例えば、詳細な後処理条件として、ステイプルやパンチ等の後処理の種類や、ステイプルやパンチ等の後処理を行う位置、例えば、左1カ所、右2カ所等の位置の情報、あるいは、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が混在する冊子分割モードや後処理を行わない転写紙が混在しない一括後処理モード等の後処理モード情報等を合わせて取得してST5に進む。
(ST5)
冊子分割モードか否かを判断するステップである。情報制御回路120が取得した後処理情報の中に、冊子分割モードが選択設定されていると判断した場合は、ST6に進み、冊子分割モードが選択設定されていない、つまり、冊子分割モード以外の後処理モード、例えば、一括後処理モードが選択されていると判断した場合は、ST10に進む。
(ST6)
回転基準を決定するステップである。本実施の形態においては、情報制御回路120が後処理される転写紙の画像の向きを基準として画像処理回路140に回転基準を設定するとST7に進む。
(ST7)
回転角度を算出するステップである。情報制御回路120は、画像処理回路140を作動させ、設定した回転基準に基づき、予め取得した原稿サイズや転写紙サイズ、および画像の向き等の情報により、後処理を行わない転写紙の画像の向きを1頁単位で画像データを回転するための回転角度を算出し、回転後の画像データに基づき転写紙に画像を形成して出力できるよう画像処理してST8に進む。
なお、本実施の形態においては、図4の(B)図に示す画像の回転の算出基準が適用されるようになっている。
(ST8)
回転後の画像が転写紙内に収まるか否かを判断するステップである。情報制御回路120は、予め取得した原稿サイズや転写紙サイズ、および画像の向き等の情報により、回転させた画像データを判断して、回転させた画像が転写紙内に収まると判断した場合は、回転後の画像データに基づき転写紙に画像を形成して出力できるよう画像処理して画像の回転制御を終了する。
また、回転させた画像が転写紙内に収まらない、つまり、回転させた画像が転写紙からはみ出すと判断した場合は、ST11に進む。
例えば、A4のランドスケープ(横向き)のステープル指定なしの原稿に対して、画像データの回転角度が180度と算出され、転写紙サイズがA4R(横向き)であれば、転写紙内に回転後の画像が収まるので、ST8でYESと判断される。しかしながら、転写紙サイズがA4(縦向き)の場合、回転後の画像をそのままA4(縦向き)の転写紙に形成すると、回転後の画像が転写紙に収まらないので、ST8において、NOと判断される。
なお、本実施の形態においては、ST8でNOと判断された場合、回転角度を算出し直しているが、ST7で求めた回転角度で画像が収まるように転写紙を選択し直しても良い。先の例においては、A4R(横向き)の転写紙を選択し直すと良い。
(ST9)
回転角度を算出するステップである。後処理指定がない場合でも、原稿のサイズや読み取り方向と出力される転写紙のサイズや形成される画像の向き等が異なる場合、例えば、原稿がA4縦とA4横のサイズが混在し、出力される転写紙が全てA4縦のサイズのような場合に、出力される転写紙に形成される画像の向きを一致させるために、回転角度を算出して画像の回転を行うようにしている。
情報制御回路120は、予め取得した原稿サイズや転写紙サイズ、および画像の向き等の情報により、入力側の原稿の読み取り方向と出力側の転写紙の出力方向の、前述のように、例えば、縦横等が異なると判断した場合は、原稿の画像情報がはみ出さないように、設定された転写紙の出力方向の縦横に対応して、画像の向きが一致するようにするために回転角度を算出する。そして、算出された回転角度に基づき画像データを回転させ、回転後の画像データに基づき転写紙に画像を形成して出力できるよう画像処理して画像の回転制御を終了する。
(ST10)
回転角度を算出するステップである。後処理が選択設定されていても冊子分割モードが設定されていない場合は、例えば、一括後処理モードとして全ての転写紙に対して後処理が行われるが、この場合も、ST9と同様に、原稿のサイズや読み取り方向と出力される転写紙のサイズや形成される画像の向き等が異なる場合や後処理の指定位置によって、転写紙上に形成する画像の向きを回転させるために、回転角度を算出する。そして、算出された回転角度に基づき画像データを回転させ、回転後の画像データに基づき転写紙に画像を形成して出力できるよう画像処理して画像の回転制御を終了する。
(ST11)
回転角度を算出するステップである。原稿のサイズや読み取り方向と出力される転写紙のサイズや形成される画像の向き等が異なる場合に、情報制御回路120が回転させた画像が転写紙からはみ出すと判断した場合は、画像が転写紙からはみ出さない条件を優先して、予め取得した原稿サイズや転写紙サイズ、および画像の向き等の情報により、再度、画像データを回転させるための回転角度が算出され、算出された回転角度に基づき、転写紙に画像を形成して出力できるよう画像処理して画像の回転制御を終了する。
以上のように、本実施の形態により本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施の形態によれば、後処理を行う転写紙と後処理を行わない転写紙が同一JOB内で混在して出力された場合に、後処理装置から取り出す時、又は取り出した後に、転写紙に形成された画像の向きを一致させるためにユーザーが揃えたりする作業を行う手間を省き、簡単な操作で容易に、転写紙の画像の向きを整合できる後処理装置を備えた画像形成装置における画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供するようにしたものである。
そして、本実施の形態は、後処理を行う転写紙に形成する画像の向きと後処理を行わない転写紙に形成する画像の向きとが同一方向になるように、画像処理手段により、回転基準を決めて、転写紙に画像を形成する画像情報を回転させる画像処理を行うようにしたので、一連の画像情報に基づき画像が形成され、後処理手段のトレイに排出された冊子や転写紙を取り出す時に、ユーザーが画像の向きを合わせることがなく、容易に取り出せるので、作業時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上した画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができるようになった。
また、画像を回転させても、画像が転写紙からはみ出すことがないようにしたので、回転された画像が形成された冊子や転写紙に対して、画像のはみ出しをチェックする必要が無く、信頼性が高く高品位な画像が形成できる画像形成システム及びその画像形成方法と画像形成プログラムを提供することができるようになった。
なお、本実施の形態において、画像形成装置は複写機としたが、プリンタやファクシミリあるいはこれらの複合機であっても良いことは言うまでもない。
後処理装置を備えた画像形成システムの概略図。 画像形成の回路構成を示すブロック図。 出力媒体の出力状態の例を示す模式図。 画像の回転角度の算出基準の例を示す模式図。 後処理を選択設定する表示画面の例を示す模式図。 冊子分割モードの詳細条件を選択設定する表示画面の例を示す模式図。 出力媒体に形成する画像の回転制御の例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1 筐体
2 手差し皿
4 キャスター
5 感光体ドラム
6 帯電手段
7 現像手段
8 転写分離手段
9 クリーニング手段
10 定着手段
11 画像形成手段
12 給紙カセット
13 画像読取手段
14 給排紙手段
15 分離爪手段
16 反転部材
17 反転ローラ
20 画像形成装置
30 自動原稿送り装置
40 後処理装置
41 後処理装置の筐体
42 ローラ
43 挿入口

Claims (24)

  1. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を行う後処理手段と、を有する画像形成システムであって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードを設定するための設定手段と、
    前記設定手段により前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施す画像処理手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像処理手段は、前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を行う後処理手段と、を有する画像形成システムであって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードを設定するための設定手段と、
    前記設定手段により前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すための画像処理手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  4. 実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段は、
    実行される作動モードに後処理が指定されていると判断した場合は、
    後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記判断手段は、前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すように、前記画像処理手段を作動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、前記再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記後処理手段は、所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成システム。
  9. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して後処理を施す画像形成方法であって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち所定の後処理を行う出力媒体と所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
    前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、
    前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成方法。
  10. 所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を施す画像形成方法であって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
    前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、
    前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成方法。
  12. 実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断し、
    前記後処理が指定されていると判断した場合は、
    後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載の画像形成方法。
  13. 前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
  14. 前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項9乃至請求項13の何れか1項に記載の画像形成方法。
  15. 所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項9乃至請求項14の何れか1項に記載の画像形成方法。
  16. 前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項9乃至請求項15の何れか1項に記載の画像形成方法。
  17. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して後処理を施す画像形成プログラムであって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
    前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、画像情報を回転させるための回転基準を決定し、
    前記回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成プログラム。
  18. 前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きを前記回転基準に決定し、前記回転基準に基づき、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項17に記載の画像形成プログラム。
  19. 画像情報に基づき、出力媒体に画像を形成し、画像が形成された出力媒体に対して所定の後処理を施す画像形成プログラムであって、
    一連の画像情報に基づき、複数の出力媒体にわたり画像を形成し、前記複数の出力媒体のうち前記所定の後処理を行う出力媒体と前記所定の後処理を施さない出力媒体とを混在させる冊子分割モードが設定されているか否かを判断し、
    前記冊子分割モードが設定されている場合には、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像の向きと前記所定の後処理を行う出力媒体に形成する画像の向きとが一致するように、前記所定の後処理を行わない出力媒体に形成する画像のための画像情報の回転角度を決定し、
    前記回転角度に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする画像形成プログラム。
  20. 実行される作動モードに後処理が指定されているか否かを判断し、
    前記後処理が指定されていると判断した場合は、
    後処理情報を取得し、前記冊子分割モードが設定されているか否かを判断することを特徴とする請求項17乃至請求項19の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
  21. 前記冊子分割モードが設定されていると判断した場合は、前記所定の後処理を行わない出力媒体に画像を形成するための画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項20に記載の画像形成プログラム。
  22. 前記回転基準に基づく前記画像情報への回転処理後の画像が前記出力媒体からはみ出すと判断された場合に、回転基準を再決定し、再決定された回転基準に基づき、前記画像情報に回転処理を施すことを特徴とする請求項17乃至請求項21の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
  23. 所定の位置のみで前記所定の後処理を実行可能であることを特徴とする請求項17乃至請求項22の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
  24. 前記所定の後処理は、前記出力媒体に対して加工を施す処理であることを特徴とする請求項17乃至請求項23の何れか1項に記載の画像形成プログラム。
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