JP2007026427A - 管理用シンボルを用いた情報管理方法、及び情報管理サーバ - Google Patents
管理用シンボルを用いた情報管理方法、及び情報管理サーバ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 コンテンツごとに用意されたビット列と当該コンテンツの保存アドレスの関連付けが保持されて、前記ビット列が表現された管理用シンボルを発行する。後に、前記コンテンツとの関連付けを参照することで、ビット列に対応するコンテンツを特定する。また、事前に選択された動作種別を参照することで、コンテンツに対する動作を決定する。
【選択図】 図1
Description
また、通信技術の進歩にともない、それらのデジタル情報を簡便に送受信できるネットワーク環境が整ってきた。さらに、携帯電話等のモバイル機器にインターネット接続機能が付加されるようになり、デジタル情報にアクセスできる機会が大幅に増加した。そのため、時間的および地理的な条件に縛られることなく、様々な場面において情報をやり取りすることが可能となった。
この問題に対し、特にインターネット上の住所にあたるURL(Uniform Resouce Locator)を情報機器に入力する方法として、URLが表現された平面上の2次元コードを、撮像機能付き携帯電話を用いて撮像する方法が知られている(特許文献1)。この方法では、URLを文字列として2次元コードに変換して表示するとともに、当該2次元コードの撮像画像を解析してURLを復元し、そのURLへのアクセスを容易に実行できる。
2次元コードでは、従来のバーコードに比べて、デジタル情報を高密度で表示することが可能である。しかし、この方法のように、平面上に配置したマークによって情報を表現する限り、画像データや音楽データ、動画データなどの容量の大きいデータの扱いには制限が設けられる。
このように、多様なデータ形式を扱う上では、セルのサイズを微小にすることによる2次元コードの高密度化のアプローチには限界がある。そのため、今まで2次元コードでは、我々の周囲に存在する様々な種類の情報のうちテキストデータ等による限られた情報だけを扱ってきた。
特許文献1に記載の方法では、2次元コードの画像から所定のURLを復元することで、キーボード等からアドレスを入力することなく、インターネットから所定のURLにアクセスすることができる。しかし、この方法では、URLのキー入力の代替だけに利用しているに過ぎない。つまり、特許文献1に於いては、Webページを表示する手間を軽減しているだけであって、コンテンツやユーザ毎の動作が自動的に実行されることはない。
現状、コンテンツに応じて動作を変更するためには、その度毎に、ユーザが動作を指示する必要がある。そのため、これらコンテンツやユーザ毎の動作を自動的に実行して、ユーザに対する負荷を軽減することが望まれている。
ネットワークに接続されたサーバにて、電子データからなるコンテンツを管理する情報管理方法であって、
サーバからアクセス可能なストレージ領域にコンテンツが保存されること、
コンテンツごとに用意されたビット列と当該コンテンツの保存アドレスの関連付けが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記ビット列が表現された管理用シンボルを、サーバにて発行すること、
クライアント端末で撮像された管理用シンボルから復元されるビット列を得ること、
前記コンテンツとの関連付けを参照することで、前記ビット列に対応するコンテンツを特定すること、
を特徴とする。
静止画情報としては、例えばjpegやビットマップ等のデータ形式で表された画像データが考えられる。動画情報としては、例えばmpegやwmv、avi等のデータ形式で表された動画データが考えられる。音声情報としては、例えばmp3やwav等のデータ形式で表された音楽データが考えられる。
文字情報としては、例えばURL等のアドレス、名刺に記載された情報(住所・氏名・電話番号)、個人のメモ、等の任意のフォーマットで表されたテキストデータが考えられる。テキストデータは文字コードで表されており、文字コードとしては、EUCコードやShiftJisコード、ユニコード等が考えられる。
また、IDやパスワード等の認証情報や、暗号化されたビット列である暗号情報、実行形式のプログラム、等も考えられる。
クライアント端末は、ネットワークを介してサーバにアクセスする。このとき、クライアント端末は予めサーバのアドレスを保持しており、プログラムがそれを参照して実行することが好ましい。
アクセスされたサーバは、ビット列からコンテンツを特定し、コンテンツに対する処理を行う。これらの動作を経て、ネットワークを介して、クライアント端末からコンテンツを利用することを可能にする。
コンテンツの保存アドレスは、ネットワーク上の住所にあたるURLや、サーバ内のフォルダを指し示すファイルパス等からなる。具体的には、サーバ名、ポート番号、フォルダ名、ファイル名等で構成されると良い。コンテンツを保存するストレージ領域は、自サーバ内の領域であっても良いし、ネットワーク上の他のサーバが管理する領域であっても良い。
サーバでは、複数のユーザ(クライアント端末)からの要求に応じて、複数のコンテンツを同時に管理することが可能である。
また、サーバは、1台のサーバマシンによって、全ての役割(管理用シンボルの発行、コンテンツに対する動作、等)を実行しても良い。また、複数のサーバマシンを用意して、これらの役割を分散させて実現しても良い。すなわち、本発明のサーバとは、ネットワークに常時接続された1台以上のサーバマシンからなるサーバシステムを意味する。
前記コンテンツの保存アドレスは、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されたデータベースに記録されること、
コンテンツごとに用意された前記ビット列は、前記データベースのレコード番号と対応付けられること、
レコード番号と対応付けられた前記ビット列には、冗長なデータが含まれていること、
前記管理用シンボルは、平面上に配置された複数のセルにデータマークを表示してビット列を表現する2次元コードであること、
冗長なデータが含まれた前記ビット列は、公開されない規則に基づいて前記2次元コードに表現されること、
を特徴とする。
データベースを用いることで、大量のコンテンツを扱うことが可能となり、また、サーバに多数のユーザが同時にアクセスしても処理できる。さらに、ストレージ領域への格納に無駄がなく、効率的に資源を活用できる。
データベースには、所定のフィールドにアクセスした日付やユーザ等のログ情報を登録することで、コンテンツの緻密な管理が可能となる。
データベースは、SQL等の汎用的な言語で記述すると良い。また、MySQL、PostgreSQL、Oracle等の一般的に普及しているアプリケーションを利用すると良い。
レコードの管理は、データベースのレコードの順に、連番で割り振られたレコード番号を用いて行うと良い。この場合、所望のレコードの検索が、レコード数が膨大であっても高速に実施できる。このレコード番号は、2進数列で表したビット列で管理することが好ましい。
ここで言うビット列は、コンピュータが扱う情報の最小単位であり、2進数列における各桁の1または0の組み合せによって情報を表現する。
本発明の言うビット列の冗長性は、ビット列がレコードの総数よりも多くの数を表現できる場合を指す。このビット列は、レコード番号を2進数列で表したビット列に、冗長なデータを付加して作成されると良い。このとき、冗長なデータは元のビット列に混在することで、レコード番号が第三者から分からないようにする。
上記において、冗長なビット列を、公開されない規則に基づいて管理用シンボルに表現すると良い。規則が第三者に分からないようにするためには、独自の表示規則を持った2次元コードを利用することや、ビット列に対して暗号化を行うこと、等が考えられる。
共通鍵暗号では、ビット列からなる鍵を介して、ビット列を第三者に知られ得ないものに変換する。このとき、変換後のビット列は、変換前と桁数が等しいまま、規則性が乱されて配列される。
共通鍵暗号化技術としては、標準暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)やトリプルDES、AES(Advanced Encryption Standard)、等を利用すると良い。
2次元コードは、格子状に配列したセルと、位置決めシンボルとで構成される。セルにはデータマークが印され、このデータマークの表示の仕方によってビット列を表現する。例えば、データマークの有無を1と0に対応させて表現すると良い。もしくは、カラー2次元コードでは、色成分として、3原色(C,M,Y、または、R,G,B)のデータマークを用いて、それらを重ね合せて表現すると良い。
画像データの解析は、クライアント端末からサーバに画像データを送信して、サーバ上で実施すると良い。この場合、クライアント端末で解析する場合に比べ、処理能力が高いため解析時間が短い。また、この場合、クライアント端末に独自のアプリケーションを置かなくても良い。
復元されたビット列から、レコード番号を取得する処理は、サーバにて実施すると良い。この場合、第三者にレコード番号が知られないため、レコードに対する不当なアクセスを回避できる。
前記ビット列に含まれた冗長なデータは誤り訂正符合であること、
前記誤り訂正符号による符号化および復号化はサーバにて実施されること、
前記2次元コードにおけるセルの表示規則が公開されないこと、
を特徴とする。
本方法では、誤り訂正符号の本来の目的である誤り訂正と、セキュリティの確保を兼ねることで、第三者からのアクセス防止を目的として新たにビットを付加する必要がない。そのため、多数のコンテンツを、少ないビット数で管理できるという利点を有する。
誤り訂正符号としては、公知の技術であるリードソロモン符号や、BCH(Bose−Chaudhuri−Hocquenghem)符号、拡張BCH符号、等を用いることができる。
ここで言う表示規則とは、所定のビット列の各ビットがどのセルに対応し、また、その値がどの表示に対応するかを定めたものである。一般に、2次元コードでは、格子状に配置したセルに番号を付けて、データマークの有無をビット列の1または0に対応させる。本方法は、ビット列の値と、セルの表示との対応関係を公開しないことを特徴とする。
誤り訂正符号を付加した後のビット列は、各ビットの値と、各セルの表示(データマークの有無)を一対一で対応させて変換すると良い。カラー2次元コードの場合は、各ビットの値は、各色成分でのセル表示(データマークの有無)に対応させると良い。これにより、セルの読み取りエラーはビット列のエラーに対応し、誤り訂正が適用できる。
具体的には、ビットの位置とセル番号の対応関係を変換するか、セルの表示の種類を変換すると良い。これらを同時に行うと、変換の組み合せが増加してセキュリティがさらに向上する。また、これらの変換は、ビット列に対して行っても良い。すなわち、ビットの位置を入れ替えるか、ビットの値を反転させる、または、これらを同時に行うと良い。
ビット列のセルへの表示は、2次元コードのエラーの偏りを訂正するのに適したものが好ましい。すなわち、誤り訂正の単位であるシンボルに複数のエラービットが含まれるように、ビットとセルの関係を構成すると良い。また、表示規則を変換する場合も、この関係を維持したものであると良い。
具体的には、特定の領域にエラーが偏ることから、特定の領域内に配置された複数のセルを単位としてシンボルに対応させてビット列を構成すると良い。また、カラー2次元コードにおいて、特定の色成分にエラーが偏ることから、同じ色成分からなる複数のセル表示を単位として、これらをシンボルに対応させてビット列を構成すると良い。
前記データベースにおいて、前記レコード番号の所定の使用期間または回数を制御する為の情報を記録する制御フィールドを設けること、
前記制御フィールドを参照して、前記使用期間または回数が超過したレコード番号の使用を停止すること、
前記レコード番号の停止期間を管理し、一定の期間が経過した後、当該レコード番号を再び使用すること、
を特徴とする。
一般に、コンテンツによって、期待されるセキュリティレベルや、使用期間のサイクルが異なる。そのため、本方法では、目的に応じた複数の停止期間を用意すると良い。
例えば、指定された期間の終了後に、コンテンツの送信を停止できる。また、アクセス回数に制限を設けて、一定の回数以降では送信を停止できる。
ネットワークに接続されたサーバにて、電子データからなるコンテンツを管理する情報管理方法であって、
サーバからアクセス可能なストレージ領域にコンテンツが保存されること、
デジタル情報の種類に応じて用意された動作種別の選択によって、前記コンテンツに対する動作が設定されること、
前記コンテンツと関連付けられた管理用シンボルをサーバにて発行すること、
クライアント端末で撮像された管理用シンボルに関連付けられたコンテンツを特定すること、
前記動作種別を参照することでコンテンツに対する動作を決定すること、
前記動作はサーバ上のプログラムの処理を介して実行されること、
を特徴とする。
上記において、多様なデジタル情報を対象とし、デジタル情報の種類ごとに想定される動作種別を用意すると良い。このとき、同じデータ形式のデジタル情報に対して、複数の動作種別を用意しても良い。この場合、データ形式が同じであっても、目的に応じた別の動作を設定できる。
多様な動作を実現するため、コンテンツに対する動作内容に応じて、サーバからネットワーク上の様々なマシンにアクセスすると良い。すなわち、管理用シンボルを撮像したクライアント端末へのアクセスの他、自サーバ内のストレージ領域へのアクセスや、他サーバへのアクセス、等が考えられる。
例えば、コンテンツが画像データや動画データの場合は、クライアント端末のディスプレイにて画像を表示することや動画を再生すること、等が考えられる。また、コンテンツが音楽データの場合は、クライアント端末にて音声を再生することが考えられる。
コンテンツがテキストデータであった場合には、例えば、URL等のアドレスの場合、当該アドレスにクライアント端末からアクセスしてWEBページを表示することが考えられる。また、コンテンツが個人情報(住所・氏名・電話番号)の場合、クライアント端末のアドレス帳に追加する、等が考えられる。
コンテンツが特定のアプリケーションにより作成された情報であった場合には、アプリケーションに応じた動作を実行すると良い。
また、コンテンツには異なる種類の電子データが混在していても良い。例えば、コンテンツに音楽データと音楽に関する情報が記述されたテキストデータが含まれる場合に、音楽データのダウンロードと、前記テキストデータの表示とを同時に行う、等が考えられる。本発明では、この例のように、複数の電子データに対して、それぞれ異なる動作を割り当てても良い。
その際、上記の動作と同時に、クライアント端末へのコンテンツの送信を組み合せても良い。例えば、コンテンツであるURLを、サーバ上の個人ページに追加すると同時に、クライアント端末に送信して、このURLのWEBページをクライアント端末上で表示する、等が考えられる。
また、他サーバに、画像データや音楽データ等の電子データを送信して、このサーバに設けられたストレージ領域に保存しても良い。
さらに、認証情報であるIDやパスワードを他サーバが管理するWEBサイトに送信して、このサイトにアクセスするための認証に利用する、等が考えられる。
このように、他サーバにアクセスすることで、情報の送信や認証等の様々な機能を得ることができる。
例えば、コンテンツがURL等のアドレスの場合に、サーバ上のプログラムは、動作種別に応じて、クライアント端末と、個人ページを管理する他のサーバのどちらに送信するかを決定し、それを実行することが考えられる。また、クライアント端末で音楽データを再生する場合に、送信の許可を定めた他の情報を参照し、かつ、その結果に基づいて送信/停止を実行すること、等が考えられる。
例えば、クライアント端末上で、画像データや動画データを再生する場合には、クライアント端末にコンテンツを送信する他、画像サイズや配置等を所定の形式に変換する、等が考えられる。
他のサーバにコンテンツを送信する場合においても、同様に、コンテンツとともに送信された動作種別を参照して動作を実行すると良い。このように、本発明では、サーバからアクセスするマシンに動作種別を送信することで、マシン間で動作種別を共有し、各マシンにおいて目的に応じた動作が実現される。
前記管理用シンボルとコンテンツとの関連付けは、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されたデータベースに記録されること、
前記データベースは、コンテンツに対する動作を設定するための動作種別フィールドを有すること、
前記コンテンツに対する動作は、データベースの動作種別フィールドを参照して決定されること、
を特徴とする。
例えば、コンテンツとして、音楽データや画像データ、動画データを対象とする場合に、一定の期限内であれば、これらのデータをクライアント端末に送信する。一方、期限が過ぎた場合には、動作種別を変更することによって、送信を停止するとともに、送信期間の終了を告げるテキストを表示する。
前記コンテンツは、一つ以上の画像データからなること、
サーバにて、クライアント端末の表示画面に関する情報を取得すること、
サーバ上のプログラムにより、前記画像データをクライアント端末の表示画面に合せて変換すること、
変換された前記画像データをサーバからクライアント端末に送信した後、当該画像データはクライアント端末の表示画面に表示されること、
を特徴とする。
一般に、携帯端末に最適化された画像は、デジタルカメラ等で撮像した画像よりもデータ容量が小さい。本発明では、画像の送信前に、サーバにて画像を変換することで通信への負荷が抑えられ、画像データを素早く受信できる。また、サーバは処理能力が高いため、携帯端末に最適化された画像を素早く表示できる。
複数の画像をサムネイル表示する場合に、サムネイル用の縮小画像をサーバにて作成し、これらの画像を携帯端末に送信すると良い。この場合、選択された画像のみ拡大表示用の画像データを送信することで、通信への負荷が抑えられる。
クライアント端末を使用するユーザの情報が記録されたユーザ情報テーブルが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記コンテンツに対する動作の設定は、前記ユーザ情報テーブルにユーザが選択した動作種別が記録されて為されること、
サーバにてクライアント端末から情報を取得し、当該クライアント端末を使用するユーザを特定すること、
前記コンテンツに対する動作は、前記ユーザ情報テーブルを参照して決定されること、
を特徴とする。
上記において、クライアント端末からアクセスされたサーバは、このクライアント端末からユーザIDやパスワード、クライアント端末の固有番号、等を受信して、ユーザを識別すると良い。固有番号を受信して識別する場合には、ユーザは使用開始時に登録して置くだけで、利用するごとにIDやパスワードを入力しなくて済むというメリットがある。
コンテンツに対する動作は、デジタル情報の種類に応じて、ユーザ情報テーブルにて予め内容を定めておくと良い。これにより、管理用シンボルの読み取り後、情報の種類を判定し、その結果から、ユーザ情報テーブルを参照して動作を決定することができる。例えば、コンテンツがURLであると判定された場合に、URLをネットワーク上の個人ページにブックマーク登録する。
もしくは、コンテンツのファイル名に付けられた拡張子から、情報の種類としてデータ形式を取得しても良い。例えば、拡張子がjpgであればコンテンツが画像情報(jpeg画像データ)であると判定し、拡張子がmpgであればコンテンツが動画情報(mpeg動画データ)であると判定する、等である。
さらには、コンテンツのファイルを解析することで、データ形式を取得しても良い。例えば、データのヘッダ情報を解析することでデータ形式を特定すると良い。データ形式がテキストデータである場合には、テキストデータの文字列を解析することで、URLやメールアドレス等のコンテンツの種類を特定する事ができる。
クライアント端末を使用するユーザの情報が記録されたユーザ情報テーブルが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記ユーザ情報テーブルに、ユーザの個人用ストレージ領域のアドレスを特定できる情報が記録されること、
サーバにてクライアント端末から情報を取得し、当該クライアント端末を使用するユーザを特定すること、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツが、特定された前記ユーザの個人用ストレージ領域に格納されること、
を特徴とする。
個人用ストレージ領域には、一般に、ユーザ認証が設定されており、ユーザを特定するIDとパスワードを入力してアクセスする。ストレージ領域が他サーバで管理されている場合には、このIDとパスワードを、ユーザ情報テーブルに予め設定しておくことで、入力を自動化できる。
また、コンテンツがURL(テキストデータ)の場合に、ストレージ領域に用意された個人用のWebページにブックマーク登録すると良い。この場合も、ブックマーク登録と同時に、URLが指定するWebページを、クライアント端末に表示しても良い。
ネットワークに接続されたサーバにおいて、
クライアント端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
受信手段で受信したコンテンツのサーバからアクセス可能なストレージ領域への保存を指示する保存指示手段と、
管理用シンボルを発行する管理用シンボル発行手段と、
管理用シンボルが出力された後、撮像機能付き携帯端末で撮像された画像を基に得られる、管理用シンボルに埋め込まれた情報を取得する管理用シンボル情報取得手段と、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツを、クライアント端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を有し、ネットワークへの接続が可能なクライアント端末、及び、当該クライアント端末の一つである撮像機能付き携帯端末の間で、電子データからなるコンテンツの送受信を管理する。
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルは、出力手段を介して出力されると良い。出力手段として、サーバやクライアント端末に付属の公知の印刷装置が考えられ、この場合、管理用シンボルを用紙等の記録媒体上にプリントして出力する。もしくは、出力手段としては、クライアント端末に備えられた表示装置でも良く、この場合には、表示装置上に表示して出力する。
出力手段で出力された管理用シンボルは、携帯端末に備えられた撮像手段を用いて撮像され、撮像された画像から管理用シンボルに埋め込まれた情報が復元されると良い。この復元は、携帯端末上、もしくは、サーバ上において実行されると良い。
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツに対して、デジタル情報の種類に応じた動作を決定する動作決定手段と、
動作決定手段で決定された動作に基づいて、前記コンテンツに対して処理を行うコンテンツ処理手段と、
を更に有する。
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
携帯端末の撮像機能を用いて撮像された後、当該携帯端末のメール機能を用いて送信された管理用シンボルの画像を受信するメール受信手段と、
メール受信手段で受信された管理用シンボルの画像から、当該管理用シンボルに埋め込まれた情報を復元する管理用シンボル復元手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
管理用シンボルの画像を送信した前記携帯端末に対して、コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツまたはコンテンツの保存アドレスが含まれた電子メールを送信するメール送信手段と、
を更に有する。
管理用シンボルやコンテンツの送受信には、携帯端末に予め用意されたメール機能を用いると良い。この場合、携帯の運営会社ごとに異なる仕様にあわせて複数のアプリケーションを用意する必要がない。また、携帯端末のメール機能は広く使われているため、ユーザは使用方法を新たに覚えたり、設定したりする必要がない。
コンテンツがテキストデータである場合には、コンテンツをファイルとして添付せずに、メール文書中に挿入すると良い。例えば、コンテンツがWEBアドレスの場合には、メール文書中に当該WEBアドレスを記載しておき、ユーザはこれを指定してアクセスする、という使い方が想定される。
前記コンテンツは、サーバからのメールに含まれない場合も考えられる。すなわち、メール文書中にコンテンツの保存アドレスを記載しておき、ユーザがそれを指定してダウンロードしても良い。この場合、ユーザは、メール受信後、タグを参照してからコンテンツの取得を判断できる。
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツを、前記携帯端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を更に有する。
クライアント端末からのアクセスを識別するアクセス識別手段と、
管理用シンボルと前記アクセスとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記アクセスを特定するアクセス特定手段と、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツを、前記アクセスを行ったクライアント端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を更に有する。
アクセスの識別には、クライアント端末がサーバにアクセスする際に記録されるセッション情報を利用すると良い。セッション情報としては、一般に利用されるクッキーを用いれば良い。クッキーを管理用シンボルに関連付けることで、クライアント端末とのセッションを確保できる。
もしくは、アクセスの識別には、クライアント端末を特定できる情報として、クライアント端末のアドレス、クライアント端末の固有番号、アクセスの日時、等を利用することもできる。
さらに、両方のアクセスを記録することで、コンテンツを何れの端末に対しても送信できる。この場合、端末間で同期を取ってコンテンツを共有できる。
ネットワークに接続されたサーバにおいて、
携帯端末を使用するユーザを識別する情報である、ユーザ識別情報を登録するユーザ識別情報登録手段と、
クライアント端末からのアクセス情報を取得するアクセス情報取得手段と、
管理用シンボルを発行する管理用シンボル発行手段と、
管理用シンボルと前記アクセス情報との関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボルが出力された後、撮像機能付き携帯端末で撮像された画像を基に得られる、管理用シンボルに埋め込まれた情報を取得する管理用シンボル情報取得手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記アクセス情報を特定するアクセス情報特定手段と、
管理用シンボルを撮像した携帯端末から送信された、ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、
を有し、ネットワークへの接続が可能なクライアント端末から所定のWEBサイトにログインする際の、ユーザ認証に利用する情報を管理する。
サーバにアクセスするクライアント端末は、ユーザ認証情報を管理するサーバにアクセスするアクセス手段を備えると良い。もしくは、WEBサイトを運営するサーバにアクセスするアクセス手段を備えていても良い。
サーバにアクセスする携帯端末では、サーバと通信するための通信手段を備える。この通信手段としては、携帯端末上のメール送信手段およびメール受信手段であっても良い。
サーバでは、アクセス情報を取得することで、アクセスを行ったクライアント端末を特定できる。これにより、ユーザ認証が為された後、このクライアント端末からのWEBサイトへのログインを許可すると良い。
ただし、ユーザ識別情報は、携帯端末を使用するユーザを識別する情報であれば良く、ユーザが入力したIDやパスワードであっても良い。また、指紋認証等の生体認証技術を用いたものであっても良い。携帯端末との情報の送受信にメール機能を用いる場合には、送信者であるユーザのメールアドレスであっても良い。
ユーザが所定のWEBサイトにログインする際のユーザ認証情報を、ユーザ識別情報と関連付けて登録するユーザ認証情報登録手段。
ユーザ識別情報取得手段で取得されたユーザ識別情報を基に、ユーザ認証情報を取得するユーザ認証情報取得手段。
ユーザ認証情報取得手段で取得されたユーザ認証情報を用いて、WEBサイトにログインする為のユーザ認証を要求するユーザ認証要求手段。
アクセスを行ったクライアント端末に対して、前記WEBサイトにログインする為の情報を送信するログイン情報送信手段。
ユーザ識別情報とユーザ認証情報は関連付けられて、サーバからアクセス可能なストレージ領域に保存されていることが好ましい。例えば、各ユーザのユーザ識別情報とユーザ認証情報を、サーバ上のユーザ情報テーブルに記録すると良い。
WEBサイトへのログインが許可されたユーザを登録するログインユーザ登録手段。
ユーザ認証情報取得手段で取得されたユーザ認証情報を基に、ユーザ認証を行うユーザ認証手段。
ユーザ認証手段での認証結果を、WEBサイトに送信する認証結果送信手段。
ユーザ認証手段では、ユーザ識別情報取得手段で取得されたユーザ識別情報を基にユーザ認証を行っても良い。
本発明では、動作種別と関連付けられた管理用シンボルを発行して、目的に応じた動作を自動的に実行することを可能とした。すなわち、データベースに予め動作種別を記述しておくと、管理用シンボルを解読した際にコンテンツごとの多様な動作を決定することができる。また、ユーザ情報テーブルを用いと、ユーザに応じた多様な動作を決定することができる。これらの複雑な動作を、ユーザは管理用シンボルを携帯端末で撮像する操作だけで実現し、コンテンツを利用することが可能になった。
本発明には、端末間のデータ共有を簡単にするという効果がある。従来、端末間のデータ共有は、端末同士を回線で接続したり、転送ソフトに多数の設定をしたり、等の煩雑な操作を必要とした。しかし、本発明においては、管理用シンボルを携帯端末で撮像するという簡単な操作によって、電子データからなるコンテンツを携帯端末に移動することが可能となった。
本発明には、WEBサイトへのログインする際のユーザ認証を簡単にするという効果がある。パスワードを入力する従来の認証では、ユーザによるパスワード管理が必要であり、管理不備等によるセキュリティ上の問題が生じていた。本発明においては、管理用シンボルを携帯端末で撮像するという簡単な操作によって、確実なユーザ認証が可能となった。
サーバ002には、ネットワークを通じて登録端末001及び携帯端末003からアクセスされるのを常時待ちうける機能を備える。また、登録端末001及び携帯端末003は、ネットワークを通じてサーバにアクセスする機能を有し、携帯端末003は、更に画像を撮像する撮像機能を有する。登録端末001としては、今日一般に利用されているPC等を用いればよく、携帯端末003としては、一般に利用されているカメラ付き携帯電話を用いればよい。
2次元コード発行部120では、コンテンツ保存部110で保存されたコンテンツの保存アドレスとそのコンテンツに対する動作種別を、データベースに登録し、当該データベースのレコードに対応した番号(レコード番号)を2次元コードに変換して発行する。2次元コード出力部130では、作成された2次元コードを、プリンタ等の印刷装置から用紙上に印刷して、もしくはコンピュータ端末等のディスプレイに表示して、出力する。
2次元コード画像取得部140では、出力された2次元コードをカメラ付き携帯端末にて撮像して画像を取得する。2次元コード復元部150では、取得した画像を解析して2次元コードに埋め込まれたレコード番号を復元する。保存アドレス取得部160では、復元されたレコード番号から、データベースの対応するレコードにおける保存アドレスフィールドを参照して、コンテンツの保存アドレスを取得する。動作決定部170では、保存アドレス取得部と同様に、データベースの対応するレコードの動作種別フィールドを参照して、コンテンツに対する動作を決定する。
本形態のデータベースにおいて、レコード番号は56ビットのビット列で表し、このとき、10の16乗程度のレコード数が用意される(D101)。
このレコード番号に、8ビットの冗長なビットを加え、64ビットのビット列とする。冗長なビットとしては、レコード番号の先頭に全て0からなる8ビットを加えた(D102)。
このビット列は、共通鍵暗号技術であるDESにより暗号化される(D103)。
暗号化されたビット列に対し、リードソロモン法による誤り訂正符号を加える。このとき、誤り訂正の単位であるシンボルは4ビットで構成され(GF(2^4))、12シンボルのうち8シンボルをパリティ部とした(12,4)。これにより、ビット列は192ビットとなる(D104)。
誤り訂正符合化されたビット列は、公開されない表示規則に基づいて2次元コードに表現される(D105)。
2次元コードとしては、各セルがC,M,Yの色成分のデータマークを重ねて表示されるカラー2次元コード004を用いた。セルは10×10で構成され、位置決めシンボル等も含めた全てのセル数は100セルとした。
その際、誤り訂正の効果を得るため、シンボルを構成する4ビットは、同じ色成分による近接した4セルからなるようにした。
データベースに用意するレコード数は、10の12乗〜10の78乗レコードであると良い。このとき、レコード番号は、40〜256ビットのビット列で表されると良い。
また、このレコード番号に付加される冗長なビットは、誤り訂正符号も含めて、10〜600ビット程度あれば良い。また、誤り訂正符号として付加されるビットは、付加される前のビット列に対して25〜400%であると良い。このとき、誤り訂正符号を付加した後のビット列としては、50〜900ビット程度であることが好ましい。
上記のビット列の表示は、カラー2次元コードの場合、データ領域のセル数が16〜300セル程度であると良い。また、モノクロ2次元コードの場合、データ領域のセル数は50〜600セル程度であると良い。
このとき、2次元コードに必要な全てのセル数は、位置決めシンボル等の領域も含めて、カラー2次元コードの場合、25〜400セル程度であると良い。また、モノクロ2次元コードの場合、64〜676セル程度であると良い。
また、レコードを再利用する際に、使用終了後から次の使用まで、レコード番号に対して所定の停止期間を設けると良い。本実施例において、一時的な使用に対しては1年間、通常の使用に対しては20年間、停止期間を設けた。
例えば、広告主であるユーザAが自社の製品を宣伝する場合に、URLをチラシ等の広告媒体に2次元コードとして印刷し、顧客であるユーザBが2次元コードを撮像することで当該URL上のWebページにアクセスする。これにより、詳細な広告情報を得たり、商品を購入したりする。
また、名刺を渡すユーザAが自らの名刺(図4)に自分の個人情報(名前・住所・電話番号・メールアドレス等)を2次元コードとして印刷し、名刺をもらったユーザBが名刺に印刷された2次元コードを撮像することで、携帯端末内のアドレス帳にユーザAの個人情報を登録する。また、URLを含む場合には、URLにアクセスしてユーザAのホームページを閲覧しても良い。
さらに、写真を公開するユーザAが複数の画像データを2次元コードとして発行し、閲覧人であるユーザBが2次元コードを撮像することで、携帯端末の表示画面において複数の画像データをアルバム表示する。
他にも、コンテンツ提供者であるユーザAが音楽をアップロードし、ユーザBが2次元コードを撮像することで、携帯端末で音楽データをダウンロードし再生する、等である。
S101:サーバは登録端末からのアクセスを待ちうける。
S102:ユーザAは登録端末からサーバの特定URL(Webページ)にアクセスする。
S103:サーバは登録端末からのアクセスがあると、入力画面(図6、図7)を登録端末に返す。
S104:入力画面からユーザAは動作種別を選択して、コンテンツを指定し、送信ボタンを押下する。
S105:登録端末は入力画面から選択された動作種別と、指定されたコンテンツをサーバに送信する。
S106:コンテンツと動作種別を受け取ったサーバは、ストレージにコンテンツを保存する。コンテンツの保存アドレスは、例えば「/data/rec0001/」と表記される。コンテンツが複数ファイルである場合は、前記ディレクトリ内にファイルを複数保存すればよい。
S107:コンテンツの保存アドレス(今の場合「/data/rec0001/」)を、データベースの空いているレコードの保存アドレスフィールドに格納する。またコンテンツに対する動作種別を、同じレコードの動作種別フィールドに格納する。
S108:保存アドレスと動作種別が格納されたレコードのレコード番号をビット列に変換し、当該ビット列を埋め込んだ2次元コードを発行する。
S109:発行された2次元コードを登録端末に返す。
S110:2次元コードを受け取ったユーザAは、2次元コードをチラシや名刺等に印刷して出力する。
レコード番号は当該レコードを指定する番号であり、2次元コードはこの番号に対応して表現される。図8では、便宜的に10進数の番号を割り振られた例を示したが、2進数列によるビット列であることが好ましい。
保存アドレスフィールドは、コンテンツを保存しているストレージの保存アドレス(ディレクトリ)を格納している。
動作種別フィールドは、コンテンツをどのように処理・動作するかを決定する動作種別を格納している。図9に、本実施例における動作種別とその動作内容の例を載せる。
予備情報フィールドには、登録日や有効期限等、コンテンツの動作種別以外の情報を格納しておく。本実施例では、それらの予備情報をテキストファイルに記載してストレージ内に保存し、そのアドレスを予備情報フィールドに格納した。
図6は、コンテンツがテキストデータによるWebアドレスの例であり、コンテンツであるWebアドレスを入力画面から直接入力する。この例では、入力画面において「ネットアクセス」を選択し、ユーザがWebアドレスを直接入力した後、送信ボタンを押す。これにより、動作種別(ネットアクセス)とコンテンツ(Webアドレス)がサーバに送られる。
図7は、コンテンツが複数の画像データからなる場合の例であり、ユーザは「画像データ指定」欄から、登録端末内の画像データの保存フォルダを指定する。この例では、入力画面において「アルバム表示」を選択し、保存フォルダを指定した後、送信ボタンを押す。これにより、保存フォルダから指定された全ての画像データを取り出し、動作種別(アルバム表示)と共にサーバに送られる。
S201:サーバは携帯端末からのアクセスを待ちうけている。
S202:ユーザBは撮像機能付きの携帯端末で、S110にて出力された2次元コードを撮像する。
S203:撮像した画像データから2次元コードを解析して、2次元コードに埋め込まれたビット列を復元する。
S204:復元したビット列をサーバに送信する。
S205:ビット列を受け取ったサーバは、ビット列をレコード番号に変換し、前記データベースの対応するレコードを検索する。
S206:当該レコードの保存アドレスフィールドからコンテンツの保存アドレスを、動作種別フィールドから動作種別を、それぞれ取り出す。
S207:コンテンツに対して動作種別に応じた処理を実施する。
S208:コンテンツと動作種別を携帯端末に送信する。
S209:受け取ったコンテンツと動作種別を、携帯端末に保存する。
S210:携帯端末にてコンテンツに対する動作を実行する。
S207では、コンテンツに対してサーバ側で処理を行うものである。例えば、動作種別が「アルバム表示」の場合は、S204で得た携帯端末の情報を使用して携帯端末で表示するのに適した画像サイズに変換する。また、動作種別が「音楽再生」の場合は、S204で得た携帯端末の情報を使用して携帯端末で再生可能な音楽コーデックに変換する。
S210では、携帯端末側で処理を行うものである。例えば、動作種別が「ネットアクセス」であった場合はURLにアクセスする。また、動作種別が「アドレス帳登録」の場合は、個人情報を携帯端末内のアドレス帳に登録する。また、動作種別が「アルバム表示」であった場合は、複数の画像データを携帯端末内のアプリケーションを用いてアルバム表示する。
また、当該アプリケーションは、携帯端末の情報をS204でサーバに送信する。この携帯端末の情報はユーザが入力しても良いし、アプリケーションが自動的に情報を取得しても良い。このアプリケーションは、各携帯端末に対応したプログラム言語によって記述される。
携帯端末とサーバの通信プロトコルは特に限定されない。本実施例では、HTTPで実現しており、S204とS208は、HTTPのPOST命令とその応答として実現した。S205〜S207は、サーバ側のCGIプログラムやサーブレットにより実現した。
有効期間の管理は、サーバ上のプログラムが、データベースを定期的にアクセスすることで実現する。このアクセスは、時間情報に格納された最小単位の時間間隔で行う。例えば、時間情報が、年・月・日で構成される場合には、最小単位が日にちであるから毎日アクセスする。これにより、有効期間の超過を検査する。
使用レコードと未使用レコードの管理は、未使用レコード番号が記録されたリストをサーバ内に設けることで行う。有効期間を超過したレコードを開放する際には、前記リストにそのレコード番号を追加すれば良い。逆に、2次元コードを発行する際には、対応するレコード番号を前記リストから削除する。
実施例1において、携帯端末にて2次元コードを撮像する例を記述したが、携帯端末の代わりにPC端末等の携帯しない端末であっても良い。その場合、スキャナやデジタルカメラ等の他の入力装置を用い、S202において、この入力装置から画像データを取得すれば良い。
例えば、ユーザBが受け取るコンテンツがURL(テキストデータ)の場合に、携帯端末からURLにアクセスする(実施例1に記載)以外に、ネット上の個人用ストレージ領域に当該URLを格納し、個人ページにブックマーク登録する。
ここで、個人ページとは、ユーザが目的に応じてカスタマイズして利用するWebページを指す。当該個人ページでは、ブックマーク機能が提供されており、ユーザが選択したWebアドレスを一覧で表示する。
また、ユーザBが受け取るコンテンツが画像データの場合に、携帯端末で表示する(実施例1に記載)以外に、ネット上の個人用ストレージ領域に当該画像データを保存する、等である。
S301:サーバは携帯端末からのアクセスを待ち受けている。
S302:ユーザBは携帯端末からサーバのURLにアクセスする。
S303:サーバは携帯端末からのアクセスを受けた後、当該携帯端末にユーザ登録画面を返す。
S304:ユーザBはユーザ登録画面からユーザIDとパスワードを入力し、サーバに送信する。この際、携帯端末の固有情報(シリアル番号)を同時に送信する。これにより、以後携帯端末からアクセスする際に前記固有情報を送信することで、ユーザIDとパスワードの入力を省略できる。以後、ユーザID・パスワードや、携帯端末の固有情報を、ユーザ識別情報とする。
S305:ユーザ識別情報を受け取ったサーバは、ユーザ情報テーブルを検索し、該当ユーザの動作設定画面(図12)を返す。なお、ユーザがユーザ情報テーブルに未登録である場合には、前記ユーザ情報テーブルにユーザIDとパスワードを新たに登録する。
S306:ユーザBは動作設定を選択し、サーバに送信する。
S307:サーバは受け取ったユーザ動作設定を、前記ユーザ情報テーブルに登録する。
個人ページへのコンテンツの登録は、コンテンツをネットワーク上のストレージ領域に保存することで、例えば、URLならブックマークとして、個人情報ならアドレス帳として、画像ならばWebアルバムとして閲覧可能となる。個人ページに登録しておけば、PC端末や携帯端末等のWebにアクセスできる端末を用いて、いつでもどこからでも参照できる。
個人ページにアクセスする際に必要となる、当該個人ページのアドレスやID、パスワードなどの情報は、事前にユーザ情報テーブルに記録しておき、これを参照して取得する。
ユーザ動作設定欄には、動作設定番号を割り付けて、コンテンツに対する動作を設定する。該当欄に「0」を設定した場合は、基本動作のみを実施する。また、「1」を設定した場合は、基本動作と個人ページへの登録を実施する。「2」を設定した場合は、基本動作と指定アドレスへのメール送信を実施する。他にも、動作の組み合せに応じて動作設定番号を用意する。「9」を設定した場合には、何れの動作も実施しない。
ユーザID欄とパスワード欄には、ユーザを識別するためのIDとパスワードを格納する。パスワード欄にはパスワードを暗号化したもの、もしくはパスワードのハッシュ値を格納しておく。また、ユーザ領域欄には、前記個人ページのアドレス(同一サーバであればストレージ内のディレクトリ)を格納する。備考欄には、携帯端末の固有情報や、ユーザの有効期限等を保存する。
S401:S201と同様。
S402:S202と同様。
S403:S203と同様。
S404:復元したビット列とユーザ識別情報とをサーバに送信する。ここでユーザ識別情報とは、前記S304で登録したユーザIDやパスワード等を指す。S304にて携帯端末の固有情報を登録してある場合は、ユーザBはユーザIDとパスワードを入力する必要は無い。
S405:S205と同様。
S406:S206と同様。
S407:S405で受け取ったユーザ識別情報から、ユーザ情報テーブルを参照して該当するユーザを特定する。なお、パスワードが一致しない場合は携帯端末にエラーを返し、再度認証情報を入力させる。
S408:コンテンツに対して、ユーザ動作設定に応じた処理を実施する。
S409:S208と同様。
S410:S209と同様。
S411:S210と同様。
例えば、図13のユーザ情報テーブルにおいて、ユーザID「abcdef」では、デジタル情報の種類「1」(Webアドレス)に動作設定番号「1」が設定されている。そのため、コンテンツがWebアドレスの場合、基本動作であるネットアクセスと、個人ページへのブックマーク登録が実施される。その際、ブックマーク登録では、ユーザ領域のブックマークディレクトリ(「/usr/abcdef/bookmark/」)にURLが記述されたファイルを追加する。
また、ユーザID「abcdef」では、デジタル情報の種類「2」(個人情報)に動作設定番号「1」が設定されている。そのため、コンテンツが個人情報の場合、基本動作であるアドレス帳登録(携帯端末への登録)と、個人ページのアドレス帳への登録が実施される。その際、ユーザ領域のアドレス帳ファイル(「/usr/abcdef/address.txt」)に個人情報を追記する。
ユーザID「zzz003」では、デジタル情報の種類「3」(画像データ)に動作設定番号「1」が設定されている。そのため、コンテンツが画像データの場合、基本動作である携帯端末でのアルバム表示と、個人ページのアルバムに画像データの登録が実施される。その際、ユーザ領域の画像データ領域(/usr/zzz003/image/)に画像データを格納する。
例えば、図13のユーザ情報テーブルにおいて、ユーザID「zzz003」では、デジタル情報の種類「1」(Webアドレス)に動作設定番号「2」が設定されている。そのため、コンテンツがWebアドレスの場合、S408において、コンテンツであるURLが記載されたメール(もしくは、URL記載のテキストファイルが添付されたメール)を送信する。
例えば、ユーザがPC端末で保存してある画像データを携帯端末に転送して、携帯端末上でいつでも閲覧可能にする。他にも、音楽データや、ワープロソフトや表計算ソフト等のアプリケーションで作成されたデータ等を、携帯端末に転送して、携帯端末での利用を可能にする。
その後、2次元コードをPC端末のディスプレイに表示すると共に、当該2次元コードをカメラ付携帯端末で撮像する(図15)。
携帯端末からサーバに対して2次元コードの情報(本実施例では2次元コードの画像データ)を送信する。このとき、携帯端末のメール機能を利用しても良い。
撮像された2次元コードの画像を解析して、PC端末からアップロードされたコンテンツを特定する。
特定されたコンテンツを携帯端末に送信する。
以上の動作により、サーバを介して、PC端末から携帯端末にコンテンツが転送される。
その後、取得した2次元コードの画像を解析して、コンテンツを特定するとともに、動作種別に応じた動作を実行する。携帯端末にコンテンツを送信する場合は、メール送信者のアドレスに送る。
サーバから返信されるメールには、動作種別に応じたメールタイトルを付けた。これにより、ユーザは、メール一覧から所望のメールを見つけ易くなる。メールタイトルとしては、デジタル情報の種類を付けても良い。
例えば、ユーザが携帯端末に保存してある画像データをPC端末に転送して、PC端末での閲覧や編集等に利用したり、バックアップを取ったりする。
その後、2次元コードをPC端末のディスプレイに表示すると共に、当該2次元コードをカメラ付携帯端末で撮像する。
携帯端末からサーバに対して、2次元コードの情報と携帯端末内のコンテンツをアップロードする。このとき、携帯端末のメール機能を利用しても良い。
撮像された2次元コードの画像を解析して、データベースに登録されたPC端末からのアクセスを特定する。
アクセスが特定されたPC端末に、携帯端末からアップロードされたコンテンツを送信する。
以上の動作により、サーバを介して、携帯端末からPC端末にコンテンツが転送される。
例えば、ユーザがPC端末及び携帯端末上に保持しているアドレス帳やスケジュールを、同期を取って常に最新の状態で利用する。
その後、2次元コードをPC端末のディスプレイに表示すると共に、この2次元コードをカメラ付携帯端末で撮像する。
携帯端末からサーバにアクセスして、2次元コードの情報と携帯端末内のコンテンツをアップロードする。同時に、サーバは携帯端末からのアクセスを識別するアクセス識別情報を取得する。
撮像された2次元コードの画像を解析して、データベースに登録されたPC端末のアクセスを特定する。
サーバにて、PC端末、携帯端末のそれぞれからアップロードされたコンテンツを比較し、更新された日時が新しいコンテンツを特定する。
その後、新しい方のコンテンツを、古いコンテンツを保持していた端末に送信し、端末内にあるコンテンツと置き換える。
以上の動作により、サーバを介して、PC端末と携帯端末との間でコンテンツの同期が取られる。
例えば、PC端末から銀行口座等のユーザ認証を必要とするWebサイトへのログインが、PC端末に表示された2次元コードをユーザが所有する携帯端末で撮像することで実現される。これにより、ログイン時のIDやパスワードの入力を省くことができる。もしくは、より強固なセキュリティを確保することができる。
この登録は、例えばサーバ内にユーザ登録のためのWebページを開設し、ユーザが当該ページにアクセスして、WebサイトのURL及び認証情報を記入することで実現できる。携帯端末の固有情報の登録も、携帯端末から当該登録サイトにアクセスすることで登録することができる。ここで、携帯端末の固有情報としては、固体識別情報(製造番号)が好適である。
なお、サーバとWebサイトの管理主体が同一である場合や、Webサイトが簡易的な認証のみで良い場合には、認証情報の登録は必須ではない。また、一人のユーザが登録するWebサイトは複数であっても良い。
まずユーザは、PC端末からサーバにアクセスし、サーバにて複数登録してあるWebサイトから1つを選択する。ただし、1つのWebサイトだけが登録してある場合には、この動作は必須でない。
サーバはユニークな情報が表現された2次元コードを発行しPC端末に返す。そして、当該2次元コードとPC端末からのアクセス情報(セッション情報)及び選択されたWebサイトの情報を関連付けてデータベースに記録する。
ここで、PC端末からサーバへのアクセスを維持しておく必要があるが、これは例えば、PC端末から一定間隔毎に自動的にサーバの特定ページにアクセスさせることで、実現可能である。一定間隔毎の自動アクセスは、PC端末がアクセスしているページのHTMLにmetaタグを記述することによって実現できる。
PC端末では、ディスプレイ上に2次元コードが表示される。ユーザはPC端末に表示された2次元コードを携帯端末で撮像し、2次元コードの情報と携帯端末の固有情報をサーバに送信する。
サーバでは、受信した2次元コードの情報からPC端末とサーバとのセッション情報及びWebサイトのURLを、受信した携帯端末の固有情報から認証情報を、それぞれ取得できる。
次にサーバは、前記認証情報を用いて前記Webサイトにログインし、その結果返されるWebページのURLを、前記PC端末にリダイレクトする。リダイレクトの方法としては、前記特定されたセッション情報から前記PC端末が一定間隔毎にアクセスしているページを特定し、そのページのmetaタグを変更することで実現できる。
サーバは2次元コードを発行し、2次元コードと要求したWebサイトを関連付けてデータベースに記録する。サーバは、発行した2次元コードをWebサイトに送信し、Webサイトを介してPC端末のディスプレイに表示させる。
その後、サーバでは、2次元コードの情報からWebサイトの情報を、携帯端末の固有情報から認証情報を取得し、Webサイトに認証情報を送信する。
認証情報を受信したWebサイトは認証を行い、セッションを維持しているPC端末にWebサイトのページを返せばよい。あるいは、サーバ内にて認証を行い、Webサイトにはユーザ情報のみ、または認証可否の結果のみを送信しても良い。ここでサーバ内での認証とは、受信した携帯端末の固有情報から、登録されてるユーザを特定することでも良いし、携帯端末とサーバとの間でさらにユーザ認証を実施しても良い。
002 サーバ
003 携帯端末
004 カラー2次元コード
005 モノクロ2次元コード
011 位置決めシンボル
012 マークセル
110 コンテンツ保存部
120 2次元コード発行部
130 2次元コード出力部
140 2次元コード画像取得部
150 2次元コード復元部
160 保存アドレス取得部
170 動作決定部
Claims (15)
- ネットワークに接続されたサーバにて、電子データからなるコンテンツを管理する情報管理方法であって、
サーバからアクセス可能なストレージ領域にコンテンツが保存されること、
コンテンツごとに用意されたビット列と当該コンテンツの保存アドレスの関連付けが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記ビット列が表現された管理用シンボルをサーバにて発行すること、
クライアント端末で撮像された管理用シンボルから復元されるビット列を得ること、
前記コンテンツとの関連付けを参照することで、前記ビット列に対応するコンテンツを特定すること、
を特徴とする情報管理方法。 - 前記コンテンツの保存アドレスは、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されたデータベースに記録されること、
コンテンツごとに用意された前記ビット列は、前記データベースのレコード番号と対応付けられること、
レコード番号と対応付けられた前記ビット列には、冗長なデータが含まれていること、
前記管理用シンボルは、平面上に配置された複数のセルにデータマークを表示してビット列を表現する2次元コードであること、
冗長なデータが含まれた前記ビット列は、公開されない規則に基づいて前記2次元コードに表現されること、
を特徴とする請求項1に記載の情報管理方法。 - 前記ビット列に含まれた冗長なデータは誤り訂正符合であること、
前記誤り訂正符号による符号化および復号化はサーバにて実施されること、
前記2次元コードにおけるセルの表示規則が公開されないこと、
を特徴とする請求項2に記載の情報管理方法。 - 前記データベースにおいて、前記レコード番号の所定の使用期間または回数を制御する為の情報を記録する制御フィールドを設けること、
前記制御フィールドを参照して、前記使用期間または回数が超過したレコード番号の使用を停止すること、
前記レコード番号の停止期間を管理し、一定の期間が経過した後、当該レコード番号を再び使用すること、
を特徴とする請求項2に記載の情報管理方法。 - ネットワークに接続されたサーバにて、電子データからなるコンテンツを管理する情報管理方法であって、
サーバからアクセス可能なストレージ領域にコンテンツが保存されること、
デジタル情報の種類に応じて用意された動作種別の選択によって、前記コンテンツに対する動作が設定されること、
前記コンテンツと関連付けられた管理用シンボルをサーバにて発行すること、
クライアント端末で撮像された管理用シンボルに関連付けられたコンテンツを特定すること、
前記動作種別を参照することでコンテンツに対する動作を決定すること、
前記動作はサーバ上のプログラムの処理を介して実行されること、
を特徴とする情報管理方法。 - 前記管理用シンボルとコンテンツとの関連付けは、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されたデータベースに記録されること、
前記データベースは、コンテンツに対する動作を設定するための動作種別フィールドを有すること、
前記コンテンツに対する動作は、データベースの動作種別フィールドを参照して決定されること、
を特徴とする請求項5に記載の情報管理方法。 - 前記コンテンツは一つ以上の画像データからなること、
サーバにてクライアント端末の表示画面に関する情報を取得すること、
サーバ上のプログラムにより、前記画像データをクライアント端末の表示画面に合せて変換すること、
変換された前記画像データをサーバからクライアント端末に送信した後、当該画像データはクライアント端末の表示画面に表示されること、
を特徴とする請求項5に記載の情報管理方法。 - クライアント端末を使用するユーザの情報が記録されたユーザ情報テーブルが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記コンテンツに対する動作の設定は、前記ユーザ情報テーブルにユーザが選択した動作種別が記録されて為されること、
サーバにてクライアント端末から情報を取得し、当該クライアント端末を使用するユーザを特定すること、
前記コンテンツに対する動作は、前記ユーザ情報テーブルを参照して決定されること、
を特徴とする請求項5に記載の情報管理方法。 - クライアント端末を使用するユーザの情報が記録されたユーザ情報テーブルが、サーバから参照可能なストレージ領域に保持されること、
前記ユーザ情報テーブルに、ユーザの個人用ストレージ領域のアドレスを特定できる情報が記録されること、
サーバにてクライアント端末から情報を取得し、当該クライアント端末を使用するユーザを特定すること、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツが、特定された前記ユーザの個人用ストレージ領域に格納されること、
を特徴とする請求項5に記載の情報管理方法。 - ネットワークに接続されたサーバにおいて、
クライアント端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
受信手段で受信したコンテンツのサーバからアクセス可能なストレージ領域への保存を指示する保存指示手段と、
管理用シンボルを発行する管理用シンボル発行手段と、
管理用シンボルが出力された後、撮像機能付き携帯端末で撮像された画像を基に得られる管理用シンボルに埋め込まれた情報を取得する管理用シンボル情報取得手段と、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツを、クライアント端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を有し、
ネットワークへの接続が可能なクライアント端末、及び、当該クライアント端末の一つである撮像機能付き携帯端末の間で、電子データからなるコンテンツの送受信を管理する情報管理サーバ。 - 前記サーバにおいて、
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツに対して、デジタル情報の種類に応じた動作を決定する動作決定手段と、
動作決定手段で決定された動作に基づいて、前記コンテンツに対して処理を行うコンテンツ処理手段と、
を更に有する請求項10に記載の情報管理サーバ。 - 前記サーバにおいて、
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
携帯端末の撮像機能を用いて撮像された後、当該携帯端末のメール機能を用いて送信された管理用シンボルの画像を受信するメール受信手段と、
メール受信手段で受信された管理用シンボルの画像から、当該管理用シンボルに埋め込まれた情報を復元する管理用シンボル復元手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
管理用シンボルの画像を送信した前記携帯端末に対して、コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツまたはコンテンツの保存アドレスが含まれた電子メールを送信するメール送信手段と、
を更に有する請求項10に記載の情報管理サーバ。 - 前記サーバにおいて、
管理用シンボルとコンテンツとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記コンテンツを特定するコンテンツ特定手段と、
コンテンツ特定手段で特定されたコンテンツを、前記携帯端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を更に有する請求項10に記載の情報管理サーバ。 - 前記サーバにおいて、
クライアント端末からのアクセスを識別するアクセス識別手段と、
管理用シンボルと前記アクセスとの関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記アクセスを特定するアクセス特定手段と、
ストレージ領域に保存された前記コンテンツを、前記アクセスを行ったクライアント端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を更に有する請求項10に記載の情報管理サーバ。 - ネットワークに接続されたサーバにおいて、
携帯端末を使用するユーザを識別する情報であるユーザ識別情報を登録するユーザ識別情報登録手段と、
クライアント端末からのアクセス情報を取得するアクセス情報取得手段と、
管理用シンボルを発行する管理用シンボル発行手段と、
管理用シンボルと前記アクセス情報との関連付けを記録する記録手段と、
管理用シンボル発行手段で発行された管理用シンボルを送信して、クライアント端末の表示画面に表示させる管理用シンボル送信手段と、
管理用シンボルが出力された後、撮像機能付き携帯端末で撮像された画像を基に得られる管理用シンボルに埋め込まれた情報を取得する管理用シンボル情報取得手段と、
管理用シンボル情報取得手段で取得された情報を基に、管理用シンボルとの関連付けを参照して、前記アクセス情報を特定するアクセス情報特定手段と、
管理用シンボルを撮像した携帯端末から送信された、ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、
を有し、
ネットワークへの接続が可能なクライアント端末から所定のWEBサイトにログインする際のユーザ認証に利用する情報を管理する情報管理サーバ。
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