JPH10171731A - 情報閲覧システム及び情報閲覧方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントで処理できないデータ形式のデ
ータを処理できるデータ形式に変換してからダウンロー
ドするようにし、情報の欠落を防止する。 【解決手段】 情報表示装置１は、マルチメディアデー
タを要求するデータ要求情報に、処理不可データを処理
可能データに変換するデータ変換情報を付加した指示を
作成するデータ変換指示手段４と、この作成された指示
を送信するハイパーテキスト獲得手段５とを備え、ＷＷ
Ｗサーバ７は、前記指示を受信し、要求された前記マル
チメディアデータをデータ記憶手段１３より取り出し、
前記指示に付加されたデータ変換情報に基づいて、前記
取り出したマルチメディアデータの前記処理不可データ
を前記処理可能データに変換するデータ変換手段１０
と、この変換されたマルチメディアデータをハイパーテ
キスト獲得手段５に送信するハイパーテキスト送信手段
１１とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、クライアントと
サーバからなる情報閲覧システムにおいて、マルチメデ
ィアデータをサーバからダウンロードするときに、任意
のマルチメディアデータを他のデータ形式に変換してか
らダウンロードする情報閲覧システム及び情報閲覧方法
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図８は、例えば ”DOS/V magazine”
（ソフトバンク（株）発行、１９９６-５.１５ ）のP.
１２５に記載された従来の情報閲覧システムを実現する
構成を示す図である。図８において、１はマルチメディ
アデータにより構成されるハイパーテキスト情報のダウ
ンロードを要求するクライアントとしての情報表示装
置、２はユーザからの入力を受けるマウス・キーボード
等の入力手段、３は入力手段２によって得られた入力情
報を解析し、解析結果に基づいて指示を行なう情報表示
制御手段、５は情報表示制御手段３の指示によってネッ
トワークを経由してハイパーテキスト情報のダウンロー
ド要求を送信するとともに、ダウンロードされるハイパ
ーテキスト情報を受信するハイパーテキスト獲得手段、
６は情報表示制御手段３の指示によってハイパーテキス
ト情報を表示する表示手段、７はＷＷＷサーバ、８はハ
イパーテキスト獲得手段５の要求に従って、要求された
ハイパーテキスト情報をハイパーテキスト獲得手段５に
送信するように指示するハイパーテキスト要求処理手
段、１１はハイパーテキスト要求処理手段８の指示に従
って、要求されたハイパーテキスト情報をハイパーテキ
スト獲得手段５に送信するハイパーテキスト送信手段、
１３はハイパーテキスト情報を記憶するデータ記憶手段
である。

【０００３】図８に示す従来の情報閲覧システムにおい
て、ユーザからの入力を受けとった入力手段２は、入力
情報を情報表示制御手段３に渡す。入力情報を受けとっ
た情報表示制御手段３は入力情報を解析し、解析結果に
基づいて表示手段６とハイパーテキスト獲得手段５に指
示を行なう。このとき、例えば入力情報が画面スクロー
ルに関するものであったならば、情報表示制御手段３は
表示手段６に画面スクロールするように指示する。一
方、入力情報が例えば“http://www.xxxx.com/index.ht
ml”によるハイパーテキスト情報のダウンロード要求で
あったならば、情報表示制御手段３はハイパーテキスト
獲得手段５に、このハイパーテキスト情報のダウンロー
ド要求を受け渡す。ダウンロード要求を受けとったハイ
パーテキスト獲得手段５は、ＷＷＷサーバ７のハイパー
テキスト要求処理手段８に、ハイパーテキスト情報のダ
ウンロード要求である“http://www.xxxx.com/index.ht
ml”を送信する。

【０００４】ハイパーテキスト情報のダウンロード要求
を受信したハイパーテキスト要求処理手段８は、ダウン
ロード要求に含まれる情報を解析し、該当するハイパー
テキスト情報をデータ記憶手段１３から読み出し、読み
出したハイパーテキスト情報を送信するようハイパーテ
キスト送信手段１１に指示する。送信指示を受けたハイ
パーテキスト送信手段１１は、読み出したハイパーテキ
スト情報をハイパーテキスト獲得手段５に送信する。

【０００５】情報表示制御手段３は、ハイパーテキスト
獲得手段５によってハイパーテキスト情報を受信する
と、ハイパーテキスト情報を解析しながら、表示手段６
に表示指示を出す。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の情報閲覧システ
ムにおいて、クライアントとしての情報表示装置が、例
えばｇｉｆデータは解釈・表示できるが、ｊｐｅｇデー
タは解釈・表示できない場合、ｊｐｅｇデータを含むハ
イパーテキスト情報をサーバからダウンロードしてもｊ
ｐｅｇデータに関する部分は表示できないため、情報表
示装置を利用するユーザはどのような画像イメージのデ
ータをダウンロードしたのか分からないという問題点が
あった。また、解釈・表示できないデータをダウンロー
ドするので、結果的に無意味にネットワーク負荷を高め
るという問題点があった。

【０００７】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、クライアントで解釈・表示で
きないデータ形式のデータをサーバからダウンロードす
るとき、クライアントで解釈・表示できるデータ形式に
変換するようにし、情報の欠落を防止する情報閲覧シス
テム及び情報閲覧方法を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１の情報閲覧シス
テムは、以下の要素を備えたものである。 （ａ）以下の手段を備えたクライアント； （ａ１）このクライアントで処理できる処理可能データ
と処理できない処理不可データとから構成されたマルチ
メディアデータを要求するデータ要求情報に、前記処理
不可データを前記処理可能データに変換するデータ変換
情報を付加した指示を作成するデータ変換指示手段； （ａ２）この作成された前記指示を送信するとともに、
処理可能データで構成されたマルチメディアデータを受
信するデータ獲得手段； （ｂ）以下の手段を備え、前記クライアントからの前記
指示に基づいて動作するサーバ； （ｂ１）前記マルチメディアデータを記憶するデータ記
憶手段； （ｂ２）前記データ獲得手段により送信された前記指示
を受信し、要求された前記マルチメディアデータを前記
データ記憶手段より取り出し、受信した前記指示に付加
された前記データ変換情報に基づいて、前記取り出した
マルチメディアデータの前記処理不可データを前記処理
可能データに変換し、前記処理可能データで構成された
マルチメディアデータを作成するデータ変換手段； （ｂ３）この作成されたマルチメディアデータを前記デ
ータ獲得手段に送信するデータ送信手段。

【０００９】請求項２の情報閲覧システムは、変換前の
データと変換後のデータとの対応づけを記憶する変換対
応表記憶手段を備えたクライアントと、前記変換対応表
記憶手段に記憶された前記対応づけに基づいて、前記変
換前のデータを前記変換後のデータに変換するデータ変
換情報を作成するデータ変換指示手段とを備えたもので
ある。

【００１０】請求項３の情報閲覧システムは、変換前の
データと複数の変換候補データとの対応づけを記憶する
とともに各変換候補データの優先度を記憶する変換対応
表記憶手段と、前記変換対応表記憶手段に記憶された前
記対応づけと前記優先度とに基づいて、前記優先度を設
定したデータ変換情報を作成するデータ変換指示手段
と、前記データ変換情報に設定された前記優先度に基づ
いて変換するデータ変換手段とを備えたものである。

【００１１】請求項４の情報閲覧システムは、所定のデ
ータをデータサイズが０のデータに変換する対応づけを
記憶する変換対応表記憶手段を備えたものである。

【００１２】請求項５の情報閲覧システムは、所定の音
声データをデータサイズが０のデータに変換する対応づ
けを記憶する変換対応表記憶手段を備えたものである。

【００１３】請求項６の情報閲覧方法は、以下のステッ
プを備えたものである。 （ａ）クライアントで処理できる処理可能データと処理
できない処理不可データとから構成されたマルチメディ
アデータの要求と、前記処理不可データを前記処理可能
データに変換する変換要求とを設定した指示を作成する
データ変換指示ステップ； （ｂ）この作成した指示を送信する指示送信ステップ； （ｃ）この送信された指示を受信し、要求された前記マ
ルチメディアデータをデータ記憶手段より取り出し、受
信した前記指示に設定された前記変換要求に基づいて、
取り出した前記マルチメディアデータの前記処理不可デ
ータを前記処理可能データに変換し、前記処理可能デー
タで構成されたマルチメディアデータを作成するデータ
変換ステップ； （ｄ）この作成されたマルチメディアデータを送信する
データ送信ステップ； （ｅ）この送信されたマルチメディアデータを受信する
データ受信ステップ。

【００１４】請求項７の情報閲覧方法は、前記処理不可
データをデータサイズが０のデータに変換する変換要求
を前記指示に設定するデータ変換指示ステップを備えた
ものである。

【００１５】請求項８の情報閲覧方法は、所定の音声デ
ータをデータサイズが０のデータに変換する変換要求を
前記指示に設定するデータ変換指示ステップを備えたも
のである。

【００１６】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．図１は、本発明の実施の形態１の情報閲
覧システムの構成を示す図である。図において、１は文
字、図形、音声、静止画又は動画等のマルチメディアデ
ータにより構成されるハイパーテキスト情報のダウンロ
ードを要求するクライアントとしての情報表示装置、２
はユーザからの入力を受けるマウスやキーボード等の入
力手段、３は入力手段２によって得られた入力情報を解
析し、解析結果に基づいて指示を行なう情報表示制御手
段、４はハイパーテキスト情報のダウンロードを要求す
るデータ要求情報と、情報表示装置１で解釈・表示でき
ないデータを解釈・表示できるデータに変換するデータ
変換情報とを作成するデータ変換指示手段、５はデータ
変換指示手段４により作成されたデータ要求情報とデー
タ変換情報とから構成したダウンロード要求をネットワ
ークを経由して送信するとともに、ダウンロードされる
ハイパーテキスト情報を受信するデータ獲得手段として
のハイパーテキスト獲得手段、６は情報表示制御手段３
の指示によってハイパーテキスト情報を表示する表示手
段、７はＷＷＷサーバ、８はハイパーテキスト獲得手段
５の要求に従って、要求されたハイパーテキスト情報を
ハイパーテキスト獲得手段５に送信するように指示する
ハイパーテキスト要求処理手段、９はハイパーテキスト
獲得手段５により送信されたダウンロード要求にデータ
変換情報が付加されているか否かを判断するデータ変換
判断手段、１０はダウンロード要求に付加されたデータ
変換情報に基づいてデータ変換するデータ変換手段、１
１はデータ変換済みのハイパーテキスト情報をハイパー
テキスト獲得手段５に送信するデータ送信手段としての
ハイパーテキスト送信手段、１２は情報表示装置１で解
釈・表示できないデータをどのようなデータに変換する
かの対応づけを記憶する変換対応表記憶手段としてのデ
ータ変換対応テーブル、１３はハイパーテキスト情報を
記憶するデータ記憶手段である。

【００１７】図２は情報表示装置１の動作を示したフロ
ーチャートである。図３はＷＷＷサーバ７の動作を示し
たフローチャートである。図４はデータ変換対応テーブ
ル１２の内容を示した図であり、情報表示装置１で解釈
・表示できないデータが変換前のデータにセットされ、
変換後データが対応づけられている。例えば、ｊｐｅｇ
データは情報表示装置１で解釈・表示できないためｇｉ
ｆデータに変換するというような内容である。

【００１８】次に、図２のフローチャートに基づいて情
報表示装置１の動作を説明する。情報表示装置１では、
マウスやキーボード等の入力手段２によってユーザ入力
情報を獲得する（ステップ２１）。入力手段２によって
ユーザ入力情報を獲得すると、情報表示制御手段３はユ
ーザ入力情報が情報表示装置１の画面制御に関するもの
か、ハイパーテキスト情報のダウンロード要求に関する
ものかを解析する（ステップ２２）。ユーザ入力情報が
情報表示装置１の画面制御に関するものであったなら
ば、表示手段６に画面制御指示を出す（ステップ２
３）。

【００１９】一方、ユーザ入力情報がハイパーテキスト
情報のダウンロード要求に関するものであったならば、
データ変換指示手段４によりデータ変換情報をデータ変
換対応テーブル１２から獲得し（ステップ２４）、ハイ
パーテキスト情報のダウンロード要求にデータ変換情報
を付加してハイパーテキスト獲得手段５にこの要求の送
信を指示する（ステップ２５）。ここで、データ変換指
示手段４は、図４に示すようなデータ構造を持つデータ
変換対応テーブル１２を参照し、ハイパーテキスト情報
のダウンロード要求として、“http://www.xxxx.com/in
dex.html(jpeg-->gif, dvi-->ps, avi-->mov, au-->wa
v)”のようにデータ変換情報を付加した形式のものを作
成する。

【００２０】ハイパーテキスト獲得手段５は、ＷＷＷサ
ーバ７にハイパーテキスト情報のダウンロード要求を送
信した後（ステップ２６）、ハイパーテキスト情報を受
信するまで待つ（ステップ２７）。情報表示制御手段３
は、ハイパーテキスト獲得手段５によりハイパーテキス
ト情報を正常に受信したか否かをチェックする（ステッ
プ２８）。情報表示制御手段３は、ハイパーテキスト情
報を正常に受信したと判断した場合、獲得したハイパー
テキスト情報を解析し、表示装置への表示を表示手段６
に指示する（ステップ２９）。情報表示制御手段３は、
ハイパーテキスト情報を正常に受信しなかったと判断し
た場合、エラーメッセージを表示するなどのエラー処理
を行ない、表示手段６にエラーメッセージの表示を指示
する（ステップ３０）。

【００２１】次に、図３のフローチャートに基づいてＷ
ＷＷサーバ７の動作を説明する。ＷＷＷサーバ７では、
情報表示装置１からハイパーテキスト情報のダウンロー
ド要求があると（ステップ３１）、ハイパーテキスト要
求処理制御手段８に制御を移す。ハイパーテキスト要求
処理手段８は、データ変換判断手段９により、情報表示
装置１により送信されたダウンロード要求にデータ変換
情報が付加されているか否かを解析する（ステップ３
２）。解析の結果、データ変換情報が付加されていたと
判断した場合（ステップ３３）、ハイパーテキスト要求
処理手段８はダウンロード要求で指定されたハイパーテ
キスト情報をデータ記憶手段１３から読み込み、データ
変換手段１０は、読み込んだデータをデータ変換情報に
従ってデータ変換する（ステップ３４）。

【００２２】ここで、ダウンロード要求は上述した“ht
tp://www.xxxx.com/index.html(jpeg-->gif, dvi-->ps,
avi-->mov, au-->wav)”であり、付加されたデータ変
換情報によれば、ハイパーテキスト情報に含まれるｊｐ
ｅｇデータはｇｉｆデータに、ｄｖｉデータはｐｓデー
タに、ａｖｉデータはｍｏｖデータに、ａｕデータはｗ
ａｖデータに変換する。データ変換手段１０によるデー
タ変換後に、ハイパーテキスト送信手段１１は変換後の
ハイパーテキスト情報を情報表示装置１のハイパーテキ
スト獲得手段５へ送信する（ステップ３６）。

【００２３】また、データ変換判断手段９によってハイ
パーテキスト情報にデータ変換情報が付加されていない
と判断された場合、ハイパーテキスト要求処理手段８は
ダウンロード要求で指定されたハイパーテキスト情報を
データ記憶手段１３から読み込み（ステップ３５）、ハ
イパーテキスト送信手段１１は、要求されたハイパーテ
キスト情報を情報表示装置１のハイパーテキスト獲得手
段５へ送信する（ステップ３６）。

【００２４】以上のように、この実施の形態によれば、
情報表示装置で解釈・表示できないデータがあった場
合、ＷＷＷサーバは、解釈・表示できるデータ形式に変
換してからハイパーテキスト情報をダウンロードするた
め、情報表示装置を利用するユーザは、情報の欠落なし
にハイパーテキスト情報を閲覧することが可能となる。
また、変換前のデータと変換後のデータとの対応づけを
データ変換対応テーブルに記憶しているため、データ変
換指示手段は、データ変換対応テーブルに基づいてデー
タ変換情報を作成すれば良く、処理能力の異なる複数の
クライアント対応にデータ変換情報を作成する必要が無
い。

【００２５】実施の形態２．図５に示したようにデータ
変換対応テーブル１２の変換後のデータ形式が文字''
−''であった場合、データ変換指示手段４は、ハイパー
テキスト情報のダウンロード要求として、“http://ww
w.xxxx.com/index.html(jpeg-->gif, dvi-->ps,avi-->
−, au-->−)”のようにデータ変換情報を付加し、デー
タ変換手段１０は、文字''−''に対応するデータはサイ
ズ０のデータに変換するように構成することができる。

【００２６】この実施の形態によれば、図５の例ではａ
ｖｉデータ及びａｕデータはダウンロードされないこと
になるため、情報表示装置で解釈・表示できないデータ
があった場合、そのデータをダウンロードしないように
することができるので、ネットワーク負荷を低減する効
果がある。

【００２７】実施の形態３．図６に示したようにデータ
変換対応テーブル１２の変換前のデータ形式がｍｉｄｉ
データであり、変換後のデータ形式が''−音源番号''で
あった場合、データ変換手段１０は、読み込んだデータ
をデータ変換情報に従ってデータ変換するときに、''−
音源番号''で指定された音源番号に対応するデータはサ
イズ０のデータに変換するように構成することができ
る。例えば、ベースの音源番号が１１であった場合、''
−１１''が指定されていれば、ベースの音源を除いたｍ
ｉｄｉデータをダウンロードすることになる。

【００２８】この実施の形態によれば、特定の形式の音
源データを除いたデータをダウンロードできるため、任
意の楽器奏者のカラオケ音源として利用することが可能
となる。

【００２９】実施の形態４．図７に示したようにデータ
変換対応テーブル１２に優先度情報を付加し、同一のデ
ータ形式に対して複数の変換情報を含むようにした場
合、データ変換指示手段４は、ハイパーテキスト情報の
ダウンロード要求として、“http://www.xxxx.com/inde
x.html(jpeg-->gif(1), jpeg-->xbm(2), jpeg-->-
(3))”のようにデータ変換情報を作成し、データ変換手
段１０は、同一のデータ形式に対して複数の変換情報が
含まれている場合、データ変換情報に含まれる優先度に
従って、任意の一つの形式のデータに変換するように構
成することができる。図７の例では、優先度を示す数字
が小さいほど優先度が高いものとする。この場合、デー
タ変換手段１０は、ハイパーテキスト情報にｊｐｅｇデ
ータがあるとまずｇｉｆデータへの変換を試みる。もし
ｇｉｆデータへの変換ができなければｘｂｍデータへの
変換を試み、ｘｂｍデータへの変換ができなければ、ｊ
ｐｅｇデータはダウンロードしないというように動作す
る。

【００３０】この実施の形態によれば、情報表示装置で
解釈・表示できないデータがあった場合、そのデータを
変換するデータ形式を複数持たせているので、ＷＷＷサ
ーバで変換できないデータ形式を可能な限り減らすこと
が可能となる。

【００３１】

【発明の効果】請求項１又は６の発明によれば、ダウン
ロードするマルチメディアデータの中にクライアントで
処理できないデータがあった場合、クライアントで処理
できるデータに変換してからダウンロードするため、ク
ライアントを利用するユーザは、情報の欠落なしにマル
チメディアデータを閲覧することが可能となる。

【００３２】請求項２の発明によれば、変換前のデータ
と変換後のデータとの対応づけを変換対応表記憶手段に
記憶しているため、データ変換指示手段は、変換対応表
記憶手段に基づいてデータ変換情報を作成すれば良く、
処理能力の異なる複数のクライアント対応にデータ変換
情報を作成する必要が無い。

【００３３】請求項３の発明によれば、クライアントで
処理できないデータを変換するデータ形式を複数持たせ
ているので、サーバで変換できないデータ形式を可能な
限り減らすことが可能となる。

【００３４】請求項４又は７の発明によれば、クライア
ントで処理できないデータをデータサイズが０のデータ
に変換することにより、そのデータをダウンロードしな
いようにすることができるので、ネットワーク負荷が低
減する。

【００３５】請求項５又は８の発明によれば、所定の音
声データをデータサイズが０のデータに変換することに
より、所定の音声データをダウンロードしないようにす
ることができるので、任意の楽器奏者のカラオケ音源と
して利用することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による情報閲覧システムの構成を示す
構成図である。

【図２】 実施の形態１の情報表示装置における処理の
手順を示すフローチャートである。

【図３】 実施の形態１のＷＷＷサーバにおける処理の
手順を示すフローチャートである。

【図４】 実施の形態１のデータ変換対応テーブルを示
す図である。

【図５】 実施の形態２のデータ変換対応テーブルを示
す図である。

【図６】 実施の形態３のデータ変換対応テーブルを示
す図である。

【図７】 実施の形態４のデータ変換対応テーブルを示
す図である。

【図８】 従来の情報閲覧システムの構成を示す構成図
である。

【符号の説明】

１ 情報表示装置、２ 入力手段、３ 情報表示制御手
段、４ データ変換指示手段、５ ハイパーテキスト獲
得手段、６ 表示手段、７ ＷＷＷサーバ、８ハイパー
テキスト要求処理手段、９ データ変換判断手段、１０
データ変換手段、１１ ハイパーテキスト送信手段、
１２ データ変換対応テーブル、１３データ記憶手段。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 以下の要素を備えた情報閲覧システム。 （ａ）以下の手段を備えたクライアント； （ａ１）このクライアントで処理できる処理可能データ
   と処理できない処理不可データとから構成されたマルチ
   メディアデータを要求するデータ要求情報に、前記処理
   不可データを前記処理可能データに変換するデータ変換
   情報を付加した指示を作成するデータ変換指示手段； （ａ２）この作成された前記指示を送信するとともに、
   処理可能データで構成されたマルチメディアデータを受
   信するデータ獲得手段； （ｂ）以下の手段を備え、前記クライアントからの前記
   指示に基づいて動作するサーバ； （ｂ１）前記マルチメディアデータを記憶するデータ記
   憶手段； （ｂ２）前記データ獲得手段により送信された前記指示
   を受信し、要求された前記マルチメディアデータを前記
   データ記憶手段より取り出し、受信した前記指示に付加
   された前記データ変換情報に基づいて、前記取り出した
   マルチメディアデータの前記処理不可データを前記処理
   可能データに変換し、前記処理可能データで構成された
   マルチメディアデータを作成するデータ変換手段； （ｂ３）この作成されたマルチメディアデータを前記デ
   ータ獲得手段に送信するデータ送信手段。
2. 【請求項２】 前記クライアントは、変換前のデータと
   変換後のデータとの対応づけを記憶する変換対応表記憶
   手段を備え、前記データ変換指示手段は、前記変換対応
   表記憶手段に記憶された前記対応づけに基づいて、前記
   変換前のデータを前記変換後のデータに変換するデータ
   変換情報を作成することを特徴とする請求項１記載の情
   報閲覧システム。
3. 【請求項３】 前記変換対応表記憶手段は、変換前のデ
   ータと複数の変換候補データとの対応づけを記憶すると
   ともに各変換候補データの優先度を記憶し、 前記データ変換指示手段は、前記変換対応表記憶手段に
   記憶された前記対応づけと前記優先度とに基づいて、前
   記優先度を設定したデータ変換情報を作成し、 前記データ変換手段は、前記データ変換情報に設定され
   た前記優先度に基づいて変換することを特徴とする請求
   項２記載の情報閲覧システム。
4. 【請求項４】 前記変換対応表記憶手段は、所定のデー
   タをデータサイズが０のデータに変換する対応づけを記
   憶することを特徴とする請求項２記載の情報閲覧システ
   ム。
5. 【請求項５】 前記変換対応表記憶手段は、所定の音声
   データをデータサイズが０のデータに変換する対応づけ
   を記憶することを特徴とする請求項２記載の情報閲覧シ
   ステム。
6. 【請求項６】 以下のステップを備えた情報閲覧方法。 （ａ）クライアントで処理できる処理可能データと処理
   できない処理不可データとから構成されたマルチメディ
   アデータの要求と、前記処理不可データを前記処理可能
   データに変換する変換要求とを設定した指示を作成する
   データ変換指示ステップ； （ｂ）この作成した指示を送信する指示送信ステップ； （ｃ）この送信された指示を受信し、要求された前記マ
   ルチメディアデータをデータ記憶手段より取り出し、受
   信した前記指示に設定された前記変換要求に基づいて、
   取り出した前記マルチメディアデータの前記処理不可デ
   ータを前記処理可能データに変換し、前記処理可能デー
   タで構成されたマルチメディアデータを作成するデータ
   変換ステップ； （ｄ）この作成されたマルチメディアデータを送信する
   データ送信ステップ； （ｅ）この送信されたマルチメディアデータを受信する
   データ受信ステップ。
7. 【請求項７】 前記データ変換指示ステップは、前記処
   理不可データをデータサイズが０のデータに変換する変
   換要求を前記指示に設定することを特徴とする請求項６
   記載の情報閲覧方法。
8. 【請求項８】 前記データ変換指示ステップは、所定の
   音声データをデータサイズが０のデータに変換する変換
   要求を前記指示に設定することを特徴とする請求項６記
   載の情報閲覧方法。