JP2021077204A - 二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、及び二次元コード評価装置 - Google Patents

二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、及び二次元コード評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】秘匿化する情報の容量制限を抑制することができる二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、二次元コード評価装置、及び二次元コードを提供する。【解決手段】二次元コード生成方法は、取得ステップと、生成ステップと、設定ステップと、入れ替えステップと、二次元コード生成ステップとを備える。生成ステップは、対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する。設定ステップは、予め設定された初期配置情報に基づき、構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する。入れ替えステップは、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。二次元コード生成ステップは、入れ替えステップにより入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、二次元コード評価装置、及び二次元コードに関する。
近年、QRコード(登録商標)等の二次元コードにおいて、秘匿情報を隠蔽する方法が注目を集めており、例えば特許文献1に開示された二次元コード生成方法等が提案されている。
特許文献1の開示技術では、第1の情報を含む情報本体と、終端符号と、パディングコード語とを有する第1データコード語と、前記第1データコード語の誤りを検出し訂正しうる誤り訂正コード語と、を含むデータブロックを求めることと、前記データブロックの一部を第2の情報を含む第2データコード語で置換した置換後データブロックを求めることと、前記置換後データブロックに基づいて二次元コードを生成することと、を含み、前記第2データコード語で置換する置換対象の中には、前記第1データコード語の前記情報本体又は前記誤り訂正コード語のどちらかが少なくとも含まれている。
特開2016−189197号公報
ここで、特許文献1の開示技術では、第1データコード語及び誤り訂正コード語の一部を、第2データコード語(隠蔽情報語に相当)に置換することを前提としている。また、第2データコード語の置換は、データブロックの誤り訂正数を超えない範囲で行われる。即ち、第2データコード語数は、データブロックの誤り訂正数以下に制限される。このため、秘匿化する情報の容量制限が課題として挙げられる。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、秘匿化する情報の容量制限を抑制することができる二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、二次元コード評価装置、及び二次元コードを提供することにある。
第1発明に係る二次元コード生成方法は、コード化の対象となる対象情報を取得する取得ステップと、前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成ステップと、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定ステップと、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替えステップと、前記入れ替えステップにより入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る二次元コード生成方法は、第1発明において、前記入れ替えステップは、複数の前記データブロックのうち、1以上の前記データブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えることを特徴とする。
第3発明に係る二次元コード生成方法は、第2発明において、前記入れ替えステップは、前記配置情報の入れ替えに関する情報を有する配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えることを特徴とする。
第4発明に係る二次元コード生成方法は、第2発明において、前記入れ替えステップは、形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えることを特徴とする。
第5発明に係る二次元コード生成方法は、第2発明において、前記取得ステップは、前記対象情報に紐づく特定情報を取得し、前記入れ替えステップは、前記特定情報に基づく配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えることを特徴とする。
第6発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第5発明の何れかにおいて、前記配置変換情報は、前記二次元コードから前記符号データを導出するときにおける前記配置情報の認識順序に関する情報を有することを特徴とする。
第7発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第5発明の何れかにおいて、前記配置変換情報は、1つの前記構成コード語に含まれる複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える情報を有することを特徴とする。
第8発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第5発明の何れかにおいて、前記配置変換情報は、複数の前記構成コード語のうち、第1構成コード語に含まれる前記符号データに設定された第1配置情報を、第2構成コード語に含まれる前記符号データに設定された第2配置情報に入れ替える情報を有することを特徴とする。
第9発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第5発明の何れかにおいて、前記設定ステップのあと、複数の前記符号データのそれぞれに設定された前記配置情報に基づき、前記初期二次元コードを生成する初期二次元コード生成ステップを更に備えることを特徴とする。
第10発明に係る二次元コード生成方法は、第9発明において、前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおいて特定の位置に配置された前記符号データを、他の位置に変更する情報を有することを特徴とする。
第11発明に係る二次元コード生成方法は、第9発明において、前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおいて、行毎又は列毎に配置された前記符号データを、他の行又は列に変更する情報を有することを特徴とする。
第12発明に係る二次元コード生成方法は、第9発明において、前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおける前記符号データの配置された位置を、行又は列に沿って転回する情報を有することを特徴とする。
第13発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第12発明の何れかにおいて、前記二次元コード生成ステップは、予め設定されたマスク情報に基づき、複数の前記符号データのうち少なくとも一部を反転させるマスク処理ステップを有することを特徴とする。
第14発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第13発明の何れかにおいて、前記入れ替えステップは、前記データブロックに含まれる誤り訂正コード語に基づき、入れ替えを行う前記配置情報を特定することを特徴とする。
第15発明に係る二次元コード生成方法は、第3発明〜第14発明の何れかにおいて、前記二次元コードの形式は、QRコードの形式であることを特徴とする。
第16発明に係る二次元コード評価方法は、第3発明〜第15発明の何れかにおける二次元コード生成方法によって生成された前記二次元コードを評価する二次元コード評価方法であって、前記二次元コードを読取る読取りステップと、前記配置変換情報を参照し、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出ステップとを備えることを特徴とする。
第17発明に係る二次元コードは、第1発明〜第15発明の何れかにおける二次元コード生成方法によって生成されたことを特徴とする。
第18発明に係る二次元コードシステムは、コード化の対象となる対象情報を取得する取得手段と、前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成手段と、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定手段と、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え手段と、前記入れ替え手段により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成手段と、を備えることを特徴とする。
第19発明に係る二次元コードシステムは、第18発明において、前記二次元コードを読取る読取り手段と、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出手段とをさらに備えることを特徴とする。
第20発明に係る二次元コード生成装置は、コード化の対象となる対象情報を取得する取得部と、前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成部と、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定部と、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え部と、前記入れ替え部により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成部と、を備えることを特徴とする。
第21発明に係る二次元コード評価装置は、第20発明における二次元コード生成装置によって生成された前記二次元コードを評価する二次元コード評価装置であって、前記二次元コードを読取る読取り部と、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出部とを備えることを特徴とする。
第1発明〜第15発明によれば、二次元コード生成ステップは、入れ替えステップにより入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
特に、第2発明によれば、入れ替えステップは、複数のデータブロックのうち、1以上のデータブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、従来の二次元コード読取り装置を用いて、生成された二次元コードの導出をさらに難しくすることができる。これにより、対象情報の秘匿性を高めることが可能となる。
特に、第3発明によれば、入れ替えステップは、配置情報の入れ替えに関する情報を有する配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、配置変換情報を有する特定の端末のみに、二次元コードの導出を制限することができる。これにより、対象情報の秘匿性を更に高めることが可能となる。
特に、第4発明によれば、入れ替えステップは、形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、従来の二次元コード生成時に用いられる形式情報又は型番情報を利用して、二次元コードの導出を制限することができる。これにより、対象情報の秘匿性を更に高めることが可能となる。
特に、第5発明によれば、入れ替えステップは、特定情報に基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、秘匿化する対象情報の内容によって、対象情報に紐づく特定情報の内容を変えることができ、秘匿化の重要度等に応じて二次元コードの導出を制限することができる。これにより、対象情報における秘匿性の度合いを容易に変更することが可能となる。
特に、第9発明によれば、初期二次元コード生成ステップは、設定ステップのあと、複数の符号データのそれぞれに設定された配置情報に基づき、初期配置情報に対応する初期二次元コードを生成する。このため、例えば他の端末等によって既に初期二次元コードが生成された場合においても、秘匿性の高い二次元コードを生成することができる。これにより、二次元コードを生成できるデータの条件を拡大させることが可能となる。
特に、第12発明によれば、配置変換情報は、初期二次元コードにおける符号データの配置された位置を、行又は列に沿って転回する情報を有する。このため、配置情報を入れ替える際、初期二次元コードの形式に関わらず1つの配置変換情報を用いることができる。これにより、様々な初期二次元コードの形式に対して、秘匿性を高めた二次元コードCを生成することが容易となる。また、初期二次元コードの形式毎に配置情報を設定する必要がなく、最小限の情報により、秘匿性を高めることが可能となる。
特に、第16発明によれば、導出ステップは、配置変換情報を参照し、二次元コードに対する対象情報を導出する。このため、配置変換情報を用いた二次元コードの導出を実現することが可能となる。
特に、第17発明によれば、秘匿化する情報の容量制限を抑制することができる二次元コードを実現することが可能となる。
第18発明及び第19発明によれば、二次元コード生成手段は、入れ替え手段により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
特に、第19発明によれば、導出手段は、二次元コードに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードの導出を実現することが可能となる。
第20発明によれば、二次元コード生成部は、入れ替え部により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
特に、第21発明によれば、導出部は、二次元コードに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードの導出を実現することが可能となる。
図1は、第1実施形態における二次元コードの一例を示す模式図である。 図2は、第1実施形態における二次元コードシステム100の一例を示す模式図である。 図3は、第1実施形態における二次元コード生成方法、及び二次元コード評価方法の一例を示す模式図である。 図4(a)は、第1実施形態における二次元コード生成装置の構成の一例を示す模式図であり、図4(b)は、第1実施形態における二次元コード生成装置の機能の一例を示す模式図である。 図5(a)は、配置情報の一例を示す模式図であり、図5(b)は、入れ替えたあとの配置情報の一例を示す模式図である。 図6(a)は、入れ替え前後における配置情報の一例を示す模式図であり、図6(b)は、配置変換情報の一例を示す模式図である。 図7(a)は、第1実施形態における二次元コード評価装置の構成の一例を示す模式図であり、図7(b)は、第1実施形態における二次元コード評価装置の機能の一例を示す模式図である。 図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態における二次元コードシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第1実施形態における二次元コードシステムの動作の変形例を示すフローチャートである。 図10(a)〜図10(c)は、第2実施形態における二次元コード生成方法の一例を示す模式図である。 図11(a)は、第2実施形態における配置変換情報の一例を示す模式図であり、図11(b)は、第2実施形態における配置変換情報の第1変形例を示す模式図である。 図12は、第2実施形態における配置変換情報の第2変形例を示す模式図である。 図13は、第2実施形態における二次元コードシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した実施形態における二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、二次元コード評価装置、及び二次元コードの一例について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照し、第1実施形態における二次元コードC、二次元コードシステム100、二次元コード生成装置1、二次元コード評価装置2、二次元コード生成方法、及び二次元コード評価方法の一例について説明する。図1は、本実施形態における二次元コードの一例を示す模式図である。図2は、本実施形態における二次元コードシステム100の一例を示す模式図である。図3は、本実施形態における二次元コード生成方法、及び二次元コード評価方法の一例を示す模式図である。
<二次元コードC>
本実施形態における二次元コードCは、QRコード(登録商標)の形式を示すほか、例えばデータマトリックススコード、マキシコード、ベリコード、又はCPコード等のマトリックス式の二次元コードの形式や、スタック式の二次元コードの形式のような、公知の二次元コードの形式を示してもよい。なお、「形式」とは、情報ビットを表す明暗モジュールなどの配置に関する外形的準拠規約のことを示すほか、与えられた準拠規約の中で情報容量などに応じて設定される型番などのコードの外形的規模のことを示す。
二次元コードCの生成方法及び評価方法の一部は、例えばJIS X 0510:2018「情報技術−自動認識及びデータ取得技術−QRコード バーコードシンボル体系仕様」や、ISO/IEC 18004:2015「情報技術−自動識別及びデータ収集技術−QRコードバーコード記号仕様」等の準拠規約に準じてもよい。以下、二次元コードの形式に関する公知の規格を、対象規格とする。
二次元コードCは、例えば図1に示すように、型番「2」のQRコードシンボルに基づいて生成されるほか、コード化される対象情報の内容や、二次元コードCの用途に応じて任意の型番や、任意の二次元コードの形式に基づいて生成されてもよい。
二次元コードCは、例えば機能パターンと、符号化領域とを有する。機能パターンは、二次元コードCにおける位置の検索や特性の識別(外形的なデータを取得する処理)に必要なパターンを示し、例えば二次元コードCのモジュール内での符号化を補助するために用いられる。符号化領域は、必要となる情報が書き込まれる領域を示す。
機能パターンは、例えば位置検出パターンFP、分離パターンSP、タイミングパターンTP、位置合わせパターンAP、及びクワイエットゾーンQZを有する。
位置検出パターンFPは、二次元コードCの少なくとも3つの隅に配置されるパターンを示す。例えば読取り時において、3つの位置検出パターンFPを識別することで、二次元コードCの方向や位置を正しく認識することができる。
分離パターンSPは、位置検出パターンFPの周りに配置される1モジュール幅の明モジュールである。分離パターンSPを配置することで、位置検出パターンFPを機能パターン等から区別させることができる。
タイミングパターンTPは、暗モジュールと明モジュールとを1モジュールMずつ直線状に交互に配置されたパターンである。タイミングパターンTPによって、二次元コードCにおけるモジュールMの数を認識可能となるため、例えばQRコードの型番を識別することができる。なお、モジュールMは、二次元コードCを構成する単位セルである。例えば、1ビットが1モジュールに相当する。
位置合わせパターンAPは、QRコードの型番によって決められた位置に配置されるパターンである。位置合わせパターンAPは、例えば二次元コードCにおける位置の検索を補助する。
クワイエットゾーンQZは、QRコードの周囲に設けられる最低4モジュール幅の明モジュール領域である。
符号化領域は、例えばデータコード語配置領域DPと、誤り訂正コード語配置領域EPと、形式情報配置領域FIとを有する。例えば符号化領域は、型番情報配置領域VIを有してもよい。なお、型番情報配置領域VIは、例えば型番の大きなQRコードを用いる場合に有し、例えば図1に示す型番「2」のQRコードは、型番情報配置領域VIを有しない。
データコード語配置領域DP、及び誤り訂正コード語配置菱位にEPには、実際のデータ(対象情報)に基づき生成された構成コード語が配置される。構成コード語は、データコード語と、誤り訂正コード語(以下、訂正コードとする)とを含む。
データコード語配置領域DPには、対象情報の内容に基づき生成されたデータコード語が配置される。誤り訂正コード語配置領域EPには、データを導出できなかった場合に用いられる訂正コード語が配置される。データが導出できない場合として、例えば構成コード語に対応する部分に汚損などによる不明瞭部や欠落部が発生した場合が挙げられる。
なお、本実施形態における二次元コードCでは、例えばデータコード語配置領域DPに訂正コード語が配置され、誤り訂正コード語配置領域EPにデータコード語が配置されてもよい。即ち、データコード語配置領域DP及び誤り訂正コード語配置領域EPは、対象規格等の従来技術により定められた領域を示す。
例えば上述した対象規格では、データコード語配置領域DP及び誤り訂正コード語配置領域EPにおいて、データコード語及びデータコード語の配置順序(初期配置情報)が設定されている(例えば対象規格等の規則によって構成コード語を含むRSブロックに基づき、位置D1、位置D2、・・・、位置D28の順にデータコード語を配置し、位置E1、位置E2、・・・、位置E16の順に訂正コード語を配置する等)。このため、対象規格に準ずる処理を行うことで、従来の二次元コード(初期二次元コード)を生成することができる。これにより、対象規格に基づく汎用の読取り装置等を用いて、初期二次元コードからデータの導出(デコード)が行われる。
これに対し、本実施形態における二次元コードCでは、例えば構成コード語を、対象規格等において設定されたデータコード語配置領域DP、及び誤り訂正コード語配置領域EPとは異なる配置順序や配置領域に配置することができる。この場合、対象規格に基づく汎用の読取り装置等を用いて、データの導出(デコード)を防止することができる。このため、本実施形態における二次元コードCは、符号化領域全体に対して非可読処理を施した状態(対象情報を秘匿化した状態)で示すことができる。これにより、従来に比べて秘匿化する対象情報の容量制限を抑制することが可能となる。
形式情報配置領域FIには、符号化領域を復号化するときに必要な形式情報が配置される。形式情報配置領域FIには、二次元コードCに適用する誤り訂正レベルに関する情報が配置され、例えば使用した標準マスクパターンに関する情報が配置されてもよい。即ち、形式情報は、例えば誤り訂正レベルに関する情報と、標準マスクパターン(例えば対象規格におけるマスクパターン)に関する情報とを有する。
型番情報配置領域VIには、例えば7型以上のQRコードに付与される型番情報が配置される。型番情報配置領域VIは、例えばタイミングパターンTPの上側で、右上位置検出パターンFPに隣接する分離パターンSPのすぐ左、及びタイミングパターンTPの左側で、左下位置検出パターンFPに隣接する分離パターンSPのすぐ上の領域を示す。
<二次元コードシステム100、二次元コード生成方法、二次元コード評価方法>
二次元コードシステム100は、二次元コードCを生成するために用いられ、例えば二次元コードCを評価するために用いられてもよい。二次元コードシステム100は、例えば図2に示すように、二次元コード生成装置1を備える。二次元コードシステム100は、例えば二次元コード評価装置2を備えてもよいほか、例えばサーバ3を備えてもよい。二次元コード生成装置1、二次元コード評価装置2、及びサーバ3は、例えば必要に応じて通信網4を介して接続される。
二次元コードシステム100では、例えば図3に示す二次元コード生成方法(エンコード処理)、及び二次元コード評価方法(デコード処理)を実施することができる。
二次元コード生成方法では、例えば二次元コード生成装置1が文字列(コード化の対象となる対象情報)を取得する。二次元コード生成装置1は、対象情報に基づくRSブロック(リードソロモンブロック:以下、データブロックとして説明する)を1以上生成し、各データブロックに含まれる複数の符号データに対し、例えば対象規格に基づく配置情報を設定する。二次元コード生成装置1は、各符号データに設定された配置情報を入れ替えたあと、二次元コードCを生成する。これにより二次元コードCが生成される。二次元コード生成装置1により生成された二次元コードCは、例えば紙媒体等に印刷されることで、出力することができる。
二次元コード評価方法では、例えば二次元コード評価装置2が、二次元コードCを読取り、対象情報を導出する。これにより、二次元コード評価装置2を保有するユーザ等が、対象情報を認識することができる。なお、二次元コード評価装置2とは異なる端末9(例えば汎用の読取り装置)では、二次元コードCを読取る(外形的なデータを取得する処理)ことは可能であるが、読取った二次元コードCから対象情報を導出することができない。即ち、二次元コードCは、端末9を用いた対象情報の導出を、防止することができる。このため、例えば特定のユーザのみに対し、対象情報を報知することができる。
<二次元コード生成装置1>
次に、図4を参照して、本実施形態における二次元コード生成装置1の一例を説明する。図4(a)は、本実施形態における二次元コード生成装置1の構成の一例を示す模式図であり、図4(b)は、本実施形態における二次元コード生成装置1の機能の一例を示す模式図である。
二次元コード生成装置1として、例えばラップトップ(ノート)PC、デスクトップPC、スマートフォン、タブレット端末等の電子機器が用いられる。二次元コード生成装置1は、例えば図4(a)に示すように、筐体10と、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、保存部104と、I/F105〜107と、入力機構108と、出力機構109とを備える。各構成101〜107は、内部バス110により接続される。
CPU101は、二次元コード生成装置1全体を制御する。ROM102は、CPU101の動作コードを格納する。RAM103は、CPU101の動作時に使用される作業領域である。保存部104は、対象規格に関する情報等の各種情報が記憶される。保存部104として、例えばHDD(Hard Disk Drive)のほか、SSD(Solid State Drive)等のデータ保存装置が用いられる。
I/F105は、通信網4を介して、必要に応じて二次元コード評価装置2や、サーバ3等との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。I/F106は、入力機構108との情報の送受信を行うためのインターフェースである。I/F107は、出力機構109との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。
入力機構108として、例えばキーボードが用いられ、二次元コード生成装置1の使用者等は、入力機構108を介して、二次元コードCに含めたい情報(対象情報)や、二次元コード生成装置1の制御コマンド等を入力する。
出力機構109は、保存部104に保存された各種情報、又は二次元コードC等を出力する。出力機構109として、ディスプレイが用いられ、例えばタッチパネル式の場合、入力機構108と一体に設けられる。出力機構109として、例えばプリンター等のような公知の印刷装置が用いられ、紙媒体に二次元コードCを印刷できるようにしてもよい。
二次元コード生成装置1は、例えば図4(b)に示すように、取得部11と、生成部12と、設定部13と、入れ替え部14と、二次元コード生成部15とを備え、例えば記憶部16と、出力部17とを備えてもよい。なお、図4(b)に示した各機能は、CPU101が、RAM103を作業領域として、保存部104等に記憶されたプログラムを実行することにより実現され、例えば二次元コード生成装置1が二次元コード生成方法を実行するためのプログラムをインストールすることで、各機能を備えてもよい。また、各機能の一部は、上述した対象規格や公知技術に準ずる方法により、二次元コードCを生成(エンコード)してもよい。
<<取得部11>>
取得部11は、対象情報を取得する。取得部11は、例えば入力機構108から入力された対象情報を取得するほか、例えば通信網4を介して二次元コード評価装置2や他の端末9等から、対象情報を取得してもよい。
取得部11は、例えば対象情報に紐づく特定情報を取得する。取得部11は、例えば対象情報と同時に取得するほか、例えば対象情報とは異なるタイミングでもよく、端末情報とは異なる経路(例えば対象情報は端末9から取得し、特定情報は入力機構108を介して取得)から取得してもよい。特定情報は、例えばパスワードや、対象情報に対する秘匿レベル等の秘匿に関する情報を含むほか、例えば二次元コードCを利用したサービスのユーザIDや、ユーザ端末に関する情報を含む。
<<生成部12>>
生成部12は、対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを1以上生成する。構成コードは、データコード語と、訂正コード語とを含み、例えばデータブロックは、図5(a)に示すブロック1、ブロック2のように生成される。
データコード語及び訂正コード語は、複数の符号データを含む。符号データは、例えば0又は1の2値で示される。なお、図5(a)等に示すデータブロックは一例であり、例えば対象規格に準ずる方法により、データコード語及び訂正コード語に含まれる符号データの数、並びにデータブロックの数を設定することができる。
データコード語は、例えば情報本体と、終端符号と、パディングコード語とを含み、それぞれ符号データによって表される。情報本体は、コード化の対象となる対象情報に基づき生成される。終端符号は、情報本体の終端を示す符号である。パディングコード語は、情報本体のコード語の総数が二次元コードCの容量に満たない場合、空のコード語部分を補充する目的で用いられる仮のコード語(埋め草コード語)である。
訂正コード語は、例えばRS(リード・ソロモン)符号を含み、符号データによって表される。RS符号は、データブロックを単位として、誤り訂正するために用いられる符号である。
<<設定部13>>
設定部13は、予め設定された初期配置情報に基づき、複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する。初期配置情報は、例えば対象規格における各符号データの配置順序に関する情報を示す。配置情報は、例えば図1に示したデータコード語配置領域DP、及び誤り訂正コード語配置領域EPに示した配置順序に従って、各符号データに設定される。
例えば、ブロック1のデータコード語に含まれる符号データには、位置D1に対応する配置情報a、b、c、d、eが設定され、ブロック2のデータコード語に含まれる符号データには、位置D2に対応する配置情報f、g、h、i、jが設定される。また、例えばブロック1の訂正コード語に含まれる符号データには、位置E1に対応する配置情報A、B、C、Dが設定され、ブロック2の訂正コード語に含まれる符号データには、位置E2に対応する配置情報E、F、G、Hが設定される。
<<入れ替え部14>>
入れ替え部14は、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。入れ替え部14は、例えば構成コード語に含まれる各符号データに設定された配置情報を、複数の構成コードに亘って入れ替えるほか、1つの構成コード語内で入れ替えてもよい。
入れ替え部14は、例えば複数のデータコード語に含まれる各符号データに設定された配置情報を入れ替えるほか、例えば複数の訂正コード語に含まれる各符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。入れ替え部14は、例えば複数のデータブロックに含まれる符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよく、例えばデータコード語に含まれる符号データに設定された配置情報と、訂正コード語に含まれる符号データに設定された配置情報とを入れ替えてもよい。即ち、入れ替え部14は、XOR演算によるもの等のような符号データの値を反転させる処理とは異なり、配置情報を対象とした入れ替え処理を行う。
例えば図5(b)に示すように、入れ替え部14は、複数の符号データに設定された配置情報のうち、少なくとも一部の配置情報を入れ替えてもよく、図5(b)では入れ替えた配置情報を、下線付き斜体で示す。
例えば入れ替え部14は、複数のデータブロックのうち、1以上のデータブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。この場合、従来の二次元コード読取り装置(例えば端末9)を用いて、生成された二次元コードの導出をさらに難しくすることができる。
例えば入れ替え部14は、配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。配置変換情報は、配置情報の入れ替えに関する情報を有し、上述した対象規格に示された内容(初期配置情報)とは異なる配置の設定に関する情報を有する。
配置変換情報は、例えば形式情報に基づき設定される。入れ替え部14は、例えば複数の形式情報と、各形式情報に対する配置情報の入れ替えに関する情報(例えば入れ替えのルールや、入れ替える対象を特定する情報)とを紐づけた形式情報用テーブルを参照し、配置変換情報を設定してもよい。この場合、入れ替え部14は、生成部12により生成されたデータブロック等の形式に対応する形式情報に基づき、形式情報に対する配置変換情報を設定する。なお、形式情報用テーブルは、例えば保存部104に予め保存され、必要に応じて取出される。
なお、配置変換情報は、例えば形式情報に含まれる複数のデータのうち、少なくとも一部に基づき設定されてもよい。例えば形式情報に含まれる複数のデータのうち、任意のnビットに相当する情報を、配置変換情報に紐づけてもよく、この場合、形式情報を15ビット×2とすると、(15n2通りの変換パターンを定義できる。これにより、例えば複数の二次元コード生成装置1を用いた場合、各二次元コード生成装置1が互いに異なる形式情報のnビットに相当する情報に基づき配置変換情報を選択することで、同一の形式情報に対してそれぞれ異なる配置変換情報を参照した二次元コードCの生成を実現することができる。
配置変換情報は、例えば型番情報に基づき設定される。入れ替え部14は、例えば複数の型番情報と、各型番情報に対する配置情報の入れ替えに関する情報とを紐づけた型番情報用テーブルを参照し、配置変換情報を設定してもよい。この場合、入れ替え部14は、生成部12により生成されたデータブロック等の形式に対応する型番情報に基づき、型番情報に対する配置変換情報を設定する。なお、型番情報用テーブルは、例えば保存部104に予め保存され、必要に応じて取出される。
なお、配置変換情報は、例えば型番情報に含まれる複数のデータのうち、少なくとも一部に基づき設定されてもよい。例えば型番情報に含まれる複数のデータのうち、任意のnビットに相当する情報を、配置変換情報に紐づけてもよい。これにより、例えば複数の二次元コード生成装置1を用いた場合、各二次元コード生成装置1が互いに異なる型番情報のnビットに相当する情報に基づき配置変換情報を選択することで、同一の型番情報に対してそれぞれ異なる配置変換情報を参照した二次元コードCの生成を実現することができる。
なお、例えば配置変換情報は、形式情報及び型番情報に基づき設定されてもよい。この場合、上述した形式情報用テーブル、及び型番情報用テーブルを参照するほか、例えば各テーブルを組み合わせたテーブルを参照してもよい。
配置変換情報は、例えば特定情報に基づき設定されてもよい。入れ替え部14は、例えば複数の特定情報と、各特定情報に対する配置情報の入れ替えに関する情報とを紐づけた特定情報用テーブルを参照し、配置変換情報を設定してもよい。なお、特定情報用テーブルは、例えば保存部104に予め保存され、必要に応じて取出される。
上記のほか、例えば特定情報は、配置情報の入れ替えに関する情報を含んでもよい。この場合、入れ替え部14は、特定情報から配置情報の入れ替えに関する情報を抽出し、配置変換情報として設定する。また、特定情報は、配置変換情報を含んでもよい。
配置変換情報は、例えば予め設定されてもよい。この場合、配置変換情報は、例えば保存部104に保存され、必要に応じて取出される。特に、配置変換情報として、配置情報を入れ替えるルールが用いられる場合、二次元コードの形式に関わらず1つの配置変換情報を用いることができる。このため、保存部104等に保存するデータ容量を最小限に抑えることができる。なお、配置情報を入れ替えるルールとして、例えば1つのデータブロック内における複数の配置情報を転回し、それぞれ紐づく符号データを入れ替えるルールが用いられる。
配置変換情報は、例えば1つの構成コード語に含まれる複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える情報を有する。配置変換情報は、例えば1つのデータコード語のうち、少なくとも一部に含まれる複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える情報を有する。また、配置変換情報は、例えば1つの構成コードに含まれるデータコード語及び訂正コード語のうち、少なくとも一部に含まれる複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える情報を有してもよい。
配置変換情報を参照することで、例えば二次元コードCから対象情報を導出する際、配置変換情報を参照することで、容易に対象情報を導出することが可能となる。また、配置変換情報を特定の端末(例えば二次元コード評価装置2)のみに記憶させることで、他の端末9を用いた対象情報の導出が困難となり、対象情報の秘匿性を向上させることが可能となる。
配置変換情報は、例えば複数の構成コード語のうち、1つの構成コード語(第1構成コード語)に含まれる符号データに設定された配置情報(第1配置情報)を、他の構成コード語(第2構成コード語)に含まれる符号データに設定された配置情報(第2配置情報)に入れ替える情報を有する。この場合、生成される二次元コードCの秘匿性を向上させることができる。なお、入れ替えの対象となる各配置情報が、データコード語及び訂正コード語の何れかに含まれるかは、任意である。
配置情報は、例えば複数のデータコード語のうち、1つのデータコード語(第1データコード語)に含まれる全ての符号データに設定された配置情報を、他のデータコード語(第2データコード語)に含まれる符号データに設定された配置情報に入れ替える情報を有する。このとき、第1データコード語に含まれる符号データの数は、第2データコード語に含まれる符号データの数以下である。
この場合、例えば図6(a)に示すように、入れ替え部14は、第1データコード語に含まれる符号データに設定された配置情報a、b、c、d、eを、第2データコード語に含まれる符号データに設定された配置情報f、g、h、i、jに入れ替える。このとき、例えば第2データコード語に含まれる符号データに設定される配置情報は、配置情報a、b、c、d、eのほか、例えば他のデータコード語に含まれる符号データに設定された配置情報に入れ替えてもよい。なお、上述した複数の「データコード語」の代わりに、複数の「訂正コード語」を用いた場合も同様のため、説明を省略する。
例えば、第1データコード語に含まれる全ての符号データに設定された配置情報を、1つの訂正コード語に含まれる符号データに設定された配置情報に入れ替えてもよい。このとき、第1データコード語に含まれる符号データの数は、1つの訂正コード語に含まれる符号データの数以下である。また、例えば1つの訂正コード語に含まれる全ての符号データに設定された配置情報を、第1データコード語に含まれる符号データに設定された配置情報に入れ替えてもよい。このとき、1つの訂正コード語に含まれる符号データの数は、第1データコード語に含まれる符号データの数以下である。
配置変換情報は、例えば二次元コードCから符号データを導出するときにおける配置情報の認識順序に関する情報を有する。即ち、配置変換情報は、従来とは異なる配置情報の認識順序に関する情報を有する。このため、入れ替え部14は、配置変換情報の有する配置情報の認識順序に従って、各符号データに設定された配置情報を入れ替える。
この場合、例えば図6(b)に示すように、従来の配置情報の認識順序が、「1番目に認識する符号データ:配置情報「a(1行1列)」、2番目に認識する符号データ:配置情報「b(1行2列)」・・・」である場合、配置変換情報の有する配置情報の認識順序が、「1番目に認識する符号データ:配置情報「h(2行1列)」、2番目に認識する符号データ:配置情報「g(3行3列)」・・・」のように、従来とは異なる認識順序を示す。このため、入れ替え部14は、配置変換情報を参照し、例えば符号データに設定された配置情報「a」を、配置情報「h」に入れ替える。これにより、秘匿化の高い二次元コードCを生成することができる。
なお、例えば入れ替え部14は、配置変換情報を参照せずに、配置情報を入れ替えてもよい。この場合、入れ替え部14は、例えばランダムに配置情報を入れ替え、入れ替えた履歴に関する情報(履歴情報)を保存部104等に保存する。これにより、例えば二次元コードCから対象情報を導出する際、履歴情報に基づき容易に対象情報を導出することが可能となる。また、履歴情報を特定の端末(例えば二次元コード評価装置2)のみに記憶させることで、他の端末9を用いた対象情報の導出が困難となり、対象情報の秘匿性を向上させることが可能となる。
<<二次元コード生成部15>>
二次元コード生成部15は、入れ替え部14により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードCを生成する。二次元コード生成部15は、例えば対象規格に準ずる生成方法により、二次元コードCを生成する。このとき、入れ替え部14によって配置情報が入れ替えられているため、複数のデータブロックに含まれる少なくとも一部の符号データは、従来とは異なる位置に配置される。
<<記憶部16>>
記憶部16は、保存部104に保存された対象規格に関する情報、初期配置情報、配置変換情報等の各種データを必要に応じて取出す。記憶部16は、各構成11〜15、17により取得又は生成された各種データを、必要に応じて保存部104に保存する。
<<出力部17>>
出力部17は、生成された二次元コードCを出力する。例えば出力機構109として印刷装置が用いられる場合、出力部17は、出力機構109に二次元コードCを印刷するためのデータを出力する。例えば出力機構109としてディスプレイが用いられる場合、出力部17は、出力機構109に二次元コードCを表示するためのデータを出力する。出力部17は、例えば通信網4を介して、二次元コード評価装置2等の他の端末に二次元コードCのデータを出力してもよい。
<二次元コード評価装置2>
次に、図7を参照して、本実施形態における二次元コード評価装置2の一例を説明する。図7(a)は、本実施形態における二次元コード評価装置2の構成の一例を示す模式図であり、図7(b)は、本実施形態における二次元コード評価装置2の機能の一例を示す模式図である。
二次元コード評価装置2として、例えば二次元コード生成装置1と同様に、ラップトップ(ノート)PC、デスクトップPC、スマートフォン、タブレット端末、二次元コード読取り専用端末(二次元コードリーダ)等の電子機器が用いられる。二次元コード評価装置2は、例えば図7(a)に示すように、筐体20と、CPU201と、ROM202と、RAM203と、保存部204と、I/F205〜207と、入力機構208と、出力機構209とを備える。各構成201〜207は、内部バス210により接続される。
CPU201は、二次元コード評価装置2全体を制御する。ROM202は、CPU201の動作コードを格納する。RAM203は、CPU201の動作時に使用される作業領域である。保存部204は、対象規格に関する情報等の各種情報が記憶される。保存部204として、例えばHDDのほか、SSD等のデータ保存装置が用いられる。
I/F205は、通信網4を介して、必要に応じて二次元コード生成装置1や、サーバ3等との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。I/F206は、入力機構208との情報の送受信を行うためのインターフェースである。I/F207は、出力機構209との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。
入力機構208として、例えばカメラ等のような公知の撮像装置が用いられ、二次元コード評価装置2の使用者等は、入力機構208を介して二次元コードCを読取り、二次元コードCに含まれる対象情報を確認する。
出力機構209は、保存部204に保存された各種情報、又は二次元コードCから導出された対象情報を出力する。出力機構209として、ディスプレイが用いられ、例えばタッチパネル式の場合、入力機構208の文字入力部や画面選択部等と一体に設けられる。
二次元コード生成装置1は、例えば図7(b)に示すように、読取り部21と、導出部22とを備え、例えば記憶部23と、出力部24とを備えてもよい。なお、図7(b)に示した各機能は、CPU201が、RAM203を作業領域として、保存部204等に記憶されたプログラムを実行することにより実現され、例えば二次元コード評価装置2が二次元コード評価方法を実行するためのプログラムをインストールすることで、各機能を備えてもよい。また、各機能の一部は、上述した対象規格や公知技術に準ずる方法により、二次元コードCを評価してもよい。
<<読取り部21>>
読取り部21は、二次元コードCを読取る。読取り部21は、例えば入力機構208を介して二次元コードCを撮像することで、二次元コードCを読取る。読取り部21は、例えば通信網4を介して、二次元コード生成装置1等から二次元コードCのデータを取得してもよい。
<<導出部22>>
導出部22は、二次元コードCに対する対象情報を導出する。導出部22は、例えば配置変換情報を参照し、二次元コードCに基づく複数のデータブロック(例えば図5(b))及び配置情報から、配置情報を入れ替える前の複数のデータブロック(例えば図5(a))及び配置情報を抽出する。その後、導出部22は、例えば対象規格等に準ずる導出方法により、複数のデータブロックから対象情報を導出する。なお、導出部22は、例えば配置変換情報を参照し、二次元コードCを初期二次元コードに変換した上で、対象情報を導出してもよい。
導出部22は、例えば二次元コードCの形式情報配置領域FIに配置された形式情報、型番情報配置領域VIに配置された型番情報の少なくとも何れかに基づき、二次元コードCの生成時に参照された配置変換情報を特定してもよい。この場合、例えば上述した形式情報用テーブル、型番情報用テーブル、及び各テーブルを組み合わせたテーブル、並びに配置情報を入れ替えるルールの少なくとも何れかを保存部204に予め保存させておくことで、二次元コードCに対して適切な配置変換情報を取出して参照することができる。これにより、二次元コードCを評価できる端末の制限を予め設定することができ、秘匿性の向上を図ることが可能となる。
上記のほか、例えば導出部22は、通信網4を介して、配置変換情報、又は履歴情報を取得してもよい。この場合、二次元コード評価装置2は、予め配置変換情報を予め保存させる必要がないため、二次元コード評価装置2における記憶容量の増加を抑制することができる。
上記のほか、例えば導出部22は、通信網4を介して、特定情報を取得してもよい。この場合、例えば上述した特定情報用テーブルを保存部204に予め保存させておくことで、二次元コードCに対して適切な配置変換情報を取出して参照することができる。これにより、二次元コードCを評価できる端末の制限を予め設定することができ、秘匿性の向上を図ることが可能となる。また、特定情報に配置情報の入れ替えに関する情報が含まれる場合、二次元コード評価装置2は、予め配置変換情報を予め保存させる必要がないため、二次元コード評価装置2における記憶容量の増加を抑制することができる。
<<記憶部23>>
記憶部23は、保存部204に保存された対象規格に関する情報、初期配置情報、配置変換情報等の各種データを必要に応じて取出す。記憶部23は、各構成21、22、24により取得又は生成された各種データを、必要に応じて保存部204に保存する。
<<出力部24>>
出力部24は、導出された対象情報を出力する。出力部24は、例えば対象情報に基づく他の情報を出力してもよく、他の情報の内容に関しては、予め任意に設定することができる。出力部24は、例えば通信網4を介して、二次元コード生成装置1等の他の端末に、対象情報又は対象情報を導出した旨を通知する情報等を出力してもよい。
なお、二次元コード評価装置2は、例えば二次元コード生成装置1の備える各機能11〜15の少なくとも何れかを備えてもよく、二次元コード生成装置1は、二次元コード評価装置2の備える各機能21、22の少なくとも何れかを備えてもよい。
<サーバ3>
サーバ3は、例えば通信網4を介して、二次元コード生成装置1、二次元コード評価装置2等と接続される。サーバ3は、過去の各種データ等が記憶され、必要に応じて二次元コード生成装置1等から各種データが送信される。サーバ3は、例えば二次元コード生成装置1等の備える機能のうち、少なくとも一部の機能を備えてもよく、例えば二次元コード生成装置1等の代わりに少なくとも一部の処理を行ってもよい。サーバ3は、例えば二次元コード生成装置1等の保存部104、204に記憶された各種データのうち少なくとも一部が記憶され、例えば保存部104、204の代わりに用いられてもよい。この場合、二次元コード生成装置1には、最低限の情報のみを保存させておくことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
<通信網4>
通信網4は、例えば二次元コード生成装置1、二次元コード評価装置2等が通信回路を介して接続されるインターネット網等である。通信網4は、いわゆる光ファイバ通信網で構成されてもよい。また、通信網4は、有線通信網のほか、無線通信網等の公知の通信網で実現してもよい。
(第1実施形態:二次元コードシステム100の動作)
次に、図8を参照して、本実施形態における二次元コードシステム100の動作の一例を説明する。図8(a)は、本実施形態における二次元コードシステム100の動作のうち、二次元コードCを生成する動作の一例を示すフローチャートであり、図8(b)は、本実施形態における二次元コードシステム100の動作のうち、二次元コードCを評価する動作の一例を示すフローチャートである。
二次元コードシステム100は、取得手段S110と、生成手段S120と、設定手段S130と、入れ替え手段S140と、二次元コード生成手段S150とを備え、例えば読取り手段S210と、導出手段S220とを備えてもよい。
<取得手段S110>
取得手段S110では、例えば取得部11は、コード化の対象となる対象情報を取得する。取得部11は、例えば複数の情報を、対象情報として取得してもよい。取得部11は、例えば対象情報に紐づく特定情報を取得してもよい。
<生成手段S120>
生成手段S120では、例えば生成部12は、対象情報に基づき、データブロックを1以上生成する。生成部12は、例えば対象規格に準ずる方法により、対象情報に基づく複数のデータブロックを生成する。
<設定手段S130>
設定手段S130では、例えば設定部13は、初期配置情報に基づき、構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する。なお、設定手段S130は、例えば生成手段S120と同時に行われてもよい。
<入れ替え手段S140>
入れ替え手段S140では、例えば入れ替え部14は、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。なお、入れ替え手段S140前後における配置情報の総数は等しく、各符号データの示す各値(例えば0又は1)の総数も等しい。このため、配置情報の入れ替えを行うことで、外形的なデータを取得する処理については従来技術を用いることができるとともに、二次元コードCに含められる対象情報に基づくデータ容量を、従来の初期二次元コードに設定できる対象情報に基づくデータ容量と等しくすることができる。
入れ替え部14は、例えば複数のデータブロックのうち、1以上のデータブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。誤り訂正数として、例えば対象規格等において厳密に定義されているものが用いられる。
入れ替え部14は、例えば形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。この場合、入れ替え部14は、例えば記憶部16を介して、保存部104に保存された形式情報用テーブル、型番情報用テーブル、及び各テーブルを組み合わせたテーブルの少なくとも何れかを取得し、各情報に適した配置変換情報を設定し、参照する。
入れ替え部14は、例えば特定情報に基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。この場合、入れ替え部14は、例えば記憶部16を介して、保存部104に保存された特定情報用テーブルを取得し、各情報に適した配置変換情報を設定し、参照する。
入れ替え部14は、例えば予め設定された配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替えてもよい。この場合、入れ替え部14は、例えば記憶部16を介して、保存部104に保存された配置変換情報を取得し、配置変換情報を参照する。
入れ替え部14は、例えばランダムに配置情報を入れ替えてもよい。この場合、入れ替え部14は、例えば記憶部16を介して、履歴情報を保存部104に保存する。
入れ替え部14は、例えばデータブロックに含まれる誤り訂正コードに基づき、入れ替えを行う配置情報を特定してもよい。入れ替え部14は、例えば誤り訂正コードに含まれる符号データの数に応じて、入れ替える配置情報の数を特定する。入れ替え部14は、例えば配置変換情報を参照した上で、誤り訂正コードに基づき、入れ替えを行う配置情報を特定してもよい。これにより、誤り訂正コード語毎に含まれる符号データの数が異なる場合においても、配置変換情報等の条件に適した配置情報の入れ替えが可能となる。
<二次元コード生成手段S150>
二次元コード生成手段S150では、例えば二次元コード生成部15は、入れ替え手段S140により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードCを生成する。二次元コード生成部15は、例えば対象規格に準ずる方法により、二次元コードCを生成する。なお、二次元コード生成手段S150では、例えば生成手段S120においてデータブロックを生成したときと同様の対象規格に準ずる型番、及び形式の少なくとも何れかに基づき、二次元コードCを生成する。
<<マスク処理手段S151>>
二次元コード生成手段S150は、例えば図9に示すように、マスク処理手段S151を有してもよい。マスク処理手段S151は、例えば予め設定されたマスク情報に基づき、複数の符号データのうち少なくとも1部を反転(値を0から1、又は1から0に変更)させる。これにより、二次元コードCを生成する際、符号データによる明暗モジュールの分布を、均一化することができる。また、これにより、対象規格に規定される標準のマスク処理とは異なる処理とすることができ、より秘匿性を高めることが可能となる。マスク情報として、例えば対象規格における標準マスクパターンに関する情報が用いられる。
その後、例えば出力部17は、出力機構109に二次元コードCを印刷するためのデータを出力する。これにより、出力機構109を用いて紙媒体等に二次元コードCを印刷できる。なお、例えば出力部17は、入れ替え手段S140において参照した配置変換情報、又は履歴情報を、通信網4を介して二次元コード評価装置2等に出力してもよい。
<読取り手段S210>
読取り手段S210では、例えば読取り部21は、二次元コードCを読取る。読取り部21は、例えば入力機構208を介して、紙媒体等に印刷された二次元コードCを撮像し、二次元コードCを読取る。
<導出手段S220>
導出手段S220では、例えば導出部22は、二次元コードCに対する対象情報を導出する。導出部22は、例えば配置変換情報、又は履歴情報を参照し、二次元コードCに対する対象情報を導出する。
導出部22は、例えば上述した形式情報用テーブル等を参照し、二次元コードCの生成時に参照された配置変換情報を特定してもよい。導出部22は、例えば二次元コード生成装置1から送信された特定情報や、配置変換情報等を取得してもよい。
その後、例えば出力部24は、導出された対象情報を出力機構209等に出力する。
これにより、本実施形態における二次元コードシステム100の動作が終了する。
なお、二次元コードシステム100では、例えば上述した設定手段S130を行わなくてもよい。この場合、入れ替え手段S140では、対象規格とは異なる配置情報の設定順序を有する配置変換情報を参照し、複数の符号データに配置情報を設定してもよい。
なお、上述した取得手段S110、生成手段S120、設定手段S130、入れ替え手段S140、二次元コード生成手段S150、及びマスク処理手段S151は、本実施形態における二次元コード生成方法の取得ステップS11、生成ステップS12、設定ステップS13、入れ替えステップS14、二次元コード生成ステップS15、及びマスク処理ステップに相当し、読取り手段S210、及び導出手段S220は、本実施形態における二次元コード評価方法の読取りステップS21、及び導出ステップS22に相当する。
本実施形態における二次元コードシステム100によれば、二次元コード生成手段S150は、入れ替え手段S140により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードCを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における二次元コードシステム100によれば、導出手段S220は、二次元コードCに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードCの導出を実現することが可能となる。
本実施形態における二次元コード生成装置1によれば、二次元コード生成部15は、入れ替え部14により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードCを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード評価装置2によれば、導出部22は、二次元コードCに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードCの導出を実現することが可能となる。
本実施形態における二次元コード生成方法によれば、二次元コード生成ステップS15は、入れ替えステップS14により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードCを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード生成方法によれば、入れ替えステップS14は、複数のデータブロックのうち、1以上のデータブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、従来の二次元コード読取り装置を用いて、生成された二次元コードCの導出をさらに難しくすることができる。これにより、対象情報の秘匿性を高めることが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード生成方法によれば、入れ替えステップS14は、配置情報の入れ替えに関する情報を有する配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、配置変換情報を有する特定の端末(例えば二次元コード評価装置2)のみに、二次元コードCの導出を制限することができる。これにより、対象情報の秘匿性を更に高めることが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード生成方法によれば、入れ替えステップS14は、形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、従来の二次元コード生成時に用いられる形式情報又は型番情報を利用して、二次元コードCの導出を制限することができる。これにより、対象情報の秘匿性を更に高めることが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード生成方法によれば、入れ替えステップS14は、特定情報に基づく配置変換情報を参照し、複数の符号データに設定された配置情報を入れ替える。このため、秘匿化する対象情報の内容によって、対象情報に紐づく特定情報の内容を変えることができ、秘匿化の重要度等に応じて二次元コードCの導出を制限することができる。これにより、対象情報における秘匿性の度合いを容易に変更することが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード評価方法によれば、導出ステップS22は、配置変換情報を参照し、二次元コードCに対する対象情報を導出する。このため、配置変換情報を用いた二次元コードCの導出を実現することが可能となる。
本実施形態における二次元コードCによれば、秘匿化する情報の容量制限を抑制することができる二次元コードCを実現することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における二次元コードC、二次元コードシステム100、二次元コード生成装置1、二次元コード評価装置2、二次元コード生成方法、及び二次元コード評価方法の一例について説明する。
第2実施形態と、第1実施形態との違いは、初期二次元コード生成手段S160(初期二次元コード生成ステップS16)をさらに備える点である。なお、第1実施形態と同様の構成や内容については、説明を省略する。
本実施形態では、例えば図10に示すように、複数の符号データのそれぞれに対して配置情報を設定(図10(a))したあと、初期二次元コードを生成する(図10(b))。その後、各符号データに対する配置情報を入れ替え、二次元コードCを生成する(図10(c))。このとき、例えば図10(c)に示す矢印のように、二次元コードCに決められた配置情報は入れ替えられずに、配置情報に設定された符号データが入れ替えられる。
この場合においても、上述した実施形態と同様に、対象規格に基づく汎用の読取り装置等を用いて、データの導出(デコード)を防止することができる。このため、本実施形態における二次元コードCは、符号化領域全体に対して非可読処理を施した状態で示すことができる。特に、本実施形態における二次元コード生成方法では、例えば他の端末等によって既に初期二次元コードが生成された場合においても、秘匿性の高い二次元コードCを生成することができる。
本実施形態に用いられる配置変換情報は、例えば初期二次元コードにおいて特定の位置に配置された符号データを、他の位置に変更する情報を有する。例えば図11(a)に示す配置変換情報は、配置情報「a」に設定された符号データを配置情報「B」に入れ替え、配置情報「B」に設定された符号データを配置情報「f」に入れ替える情報を示す。これにより、図11(a)に示す矢印のように、各符号データの配置される位置が変更される。
また、本実施形態に用いられる配置変換情報は、例えば初期二次元コードにおいて、行毎又は列毎に配置された符号データを、他の行又は列に入れ替える情報を有する。例えば図11(b)に示す配置変換情報は、「x列」の配置情報に設定された符号データを「x+1」列の配置情報に入れ替え、「N列」の配置情報に設定された符号データを「1列」に入れ替える情報を示す。これにより、図11(b)に示す矢印のように、各符号データの配置される位置が変更される。
また、本実施形態に用いられる配置変換情報は、例えば初期二次元コードにおける符号データの配置された位置を、行又は列に沿って転回する情報を有する。例えば図12では、配置変換情報を参照し、初期2次元コードから10回の転回(R1〜R10)によって符号データに設定された配置情報を入れ替え、二次元コードCの配列に変換される例を示す。図12では、各転回(R1〜R10)において対象とした行又は列を破線枠で示し、転回した度合いを矢印で示し、文字a〜yは配置情報を示す。また、図12では、転回前後における符号データの動きを明確にするため、各符号データに数字(1)〜(25)が付与されている。
図12に示す配置変換情報は、転回の対象とする行又は列(例えば「row 1, 3, 5」又は「column 1, 3, 5」等)、及び転回する度合い(例えば「shift 3」等)を示す。すなわち、配置変換情報として、配置情報の入れ替えのルールが用いられる。このため、配置情報を入れ替える際、初期二次元コードの形式に関わらず、1つの配置変換情報を用いることができる。また、配置変換情報として用いられる情報(入れ替えのルール)は、配置変換情報を設定するためのテーブルに比べて、データ容量を大幅に削減することができる。これにより、二次元コード生成装置1等における記憶容量の負荷を低減することができる。なお、図12では転回の回数を10回で示しているが、転回の回数は任意である。
(第2実施形態:二次元コードシステム100の動作)
次に、図13を参照して、本実施形態における二次元コードシステム100の動作の一例を説明する。図13は、本実施形態における二次元コードシステム100の動作のうち、二次元コードCを生成する動作の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態における二次元コードシステム100の動作のうち、二次元コードCを評価する動作については、上述した実施形態と同様のため説明を省略する。
<初期二次元コード生成手段S160>
本実施形態における二次元コードシステム100は、初期二次元コード生成手段S160を更に備える。初期二次元コード生成手段S160では、設定手段S130のあと、例えば二次元コード生成部15は、複数の符号データのそれぞれに設定された配置情報に基づき、初期二次元コードを生成する。二次元コード生成部15は、例えば対象規格に準ずる方法により、初期二次元コードを生成する。
その後、上述した実施形態と同様に、入れ替え手段S140等を実施し、本実施形態における二次元コードシステム100の動作が終了する。
なお、二次元コード生成手段S150では、例えば初期二次元コードと同様の型番、及び形式の少なくとも何れかに基づき、二次元コードCを生成する。また、二次元コード生成手段S150では、上述したマスク処理手段S151を有してもよい。この場合、上述した実施形態と同様に、二次元コードCを生成する際、符号データによる明暗モジュールの分布を、均一化することができる。また、対象規格に規定される標準のマスク処理とは異なる処理とすることができ、より秘匿性を高めることが可能となる。
なお、例えば他の端末9によって生成された初期二次元コードを二次元コード生成装置1が取得し、入れ替え手段S140以降の処理を行ってもよい。この場合、二次元コード生成装置1は、例えば上述した読取り部21を備えることで、初期二次元コードを読取ることができ、例えば公知技術を用いて初期二次元コードからデータブロックを導出したあと、入れ替え手段S140等の処理を行ってもよい。
なお、上述した初期二次元コード生成手段S160は、本実施形態における二次元コード生成方法の初期二次元コード生成ステップS16に相当する。初期二次元コード生成手段S160では、例えば上述したマスク処理手段S151と同様のマスク処理を行ってもよい。
本実施形態における二次元コード生成方法によれば、初期二次元コード生成ステップS16は、設定ステップS13のあと、複数の符号データのそれぞれに設定された配置情報に基づき、初期配置情報に対応する初期二次元コードを生成する。このため、例えば他の端末9等によって既に初期二次元コードが生成された場合においても、秘匿性の高い二次元コードを生成することができる。これにより、二次元コードを生成できるデータの条件を拡大させることが可能となる。
また、本実施形態における二次元コード生成方法によれば、配置変換情報は、初期二次元コードにおける符号データの配置された位置を、行又は列に沿って転回する情報を有する。このため、配置情報を入れ替える際、初期二次元コードの形式に関わらず1つの配置変換情報を用いることができる。これにより、様々な初期二次元コードの形式に対して、秘匿性を高めた二次元コードCを生成することが容易となる。また、初期二次元コードの形式毎に配置情報を設定する必要がなく、最小限の情報により、秘匿性を高めることが可能となる。
なお、本実施形態における二次元コードシステム100、二次元コード生成装置1においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 :二次元コード生成装置
2 :二次元コード評価装置
3 :サーバ
4 :通信網
9 :端末
10 :筐体
11 :取得部
12 :生成部
13 :設定部
14 :入れ替え部
15 :二次元コード生成部
16 :記憶部
17 :出力部
20 :筐体
21 :読取り部
22 :導出部
23 :記憶部
24 :出力部
100 :二次元コードシステム
101 :CPU
102 :ROM
103 :RAM
104 :保存部
105 :I/F
106 :I/F
107 :I/F
108 :入力機構
109 :出力機構
110 :内部バス
201 :CPU
202 :ROM
203 :RAM
204 :保存部
205 :I/F
206 :I/F
207 :I/F
208 :入力機構
209 :出力機構
210 :内部バス
S110 :取得手段
S120 :生成手段
S130 :設定手段
S140 :入れ替え手段
S150 :二次元コード生成手段
S151 :マスク処理手段
S160 :初期二次元コード生成手段
S210 :読取り手段
S220 :導出手段
C :二次元コード
AP :位置合わせパターン
DP :データコード語配置領域
EP :誤り訂正コード語配置領域
FI :形式情報配置領域
FP :位置検出パターン
SP :分離パターン
TP :タイミングパターン
M :モジュール
QZ :クワイエットゾーン
本発明は、二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、及び二次元コード評価装置に関する。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、秘匿化する情報の容量制限を抑制することができる二次元コード生成方法、二次元コード評価方法、二次元コードシステム、二次元コード生成装置、及び二次元コード評価装置を提供することにある。
第1発明に係る二次元コード生成方法は、コード化の対象となる対象情報を取得する取得ステップと、前記対象情報の内容に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成ステップと、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定ステップと、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替えステップと、前記入れ替えステップにより入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、を備えることを特徴とする。
第4発明に係る二次元コード生成方法は、第2発明において、前記入れ替えステップは、前記初期二次元コード生成時に用いられる形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えることを特徴とする。
第1発明に係る二次元コードシステムは、コード化の対象となる対象情報を取得する取得手段と、前記対象情報の内容に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成手段と、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定手段と、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え手段と、前記入れ替え手段により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成手段と、を備えることを特徴とする。
第1発明に係る二次元コードシステムは、第1発明において、前記二次元コードを読取る読取り手段と、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出手段とをさらに備えることを特徴とする。
19発明に係る二次元コード生成装置は、コード化の対象となる対象情報を取得する取得部と、前記対象情報の内容に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成部と、予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定部と、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え部と、前記入れ替え部により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成部と、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る二次元コード評価装置は、第19発明における二次元コード生成装置によって生成された前記二次元コードを評価する二次元コード評価装置であって、前記二次元コードを読取る読取り部と、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出部とを備えることを特徴とする。
第1発明及び第1発明によれば、二次元コード生成手段は、入れ替え手段により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
特に、第1発明によれば、導出手段は、二次元コードに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードの導出を実現することが可能となる。
19発明によれば、二次元コード生成部は、入れ替え部により入れ替えられた配置情報に基づき、二次元コードを生成する。このため、従来の二次元コードの形式に設定できる対象情報に基づくデータ容量を維持した状態で、配置情報の入れ替えに伴う非可読処理を行うことができる。これにより、秘匿化する情報の容量制限を抑制することが可能となる。
特に、第2発明によれば、導出部は、二次元コードに対する対象情報を導出する。このため、二次元コードの導出を実現することが可能となる。

Claims (21)

  1. コード化の対象となる対象情報を取得する取得ステップと、
    前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成ステップと、
    予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定ステップと、
    複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替えステップと、
    前記入れ替えステップにより入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、
    を備えることを特徴とする二次元コード生成方法。
  2. 前記入れ替えステップは、複数の前記データブロックのうち、1以上の前記データブロックにおける誤り訂正数を超える範囲で、前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えること
    を特徴とする請求項1記載の二次元コード生成方法。
  3. 前記入れ替えステップは、前記配置情報の入れ替えに関する情報を有する配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えること
    を特徴とする請求項2記載の二次元コード生成方法。
  4. 前記入れ替えステップは、形式情報、及び型番情報の少なくとも何れかに基づく配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えること
    を特徴とする請求項2記載の二次元コード生成方法。
  5. 前記取得ステップは、前記対象情報に紐づく特定情報を取得し、
    前記入れ替えステップは、前記特定情報に基づく配置変換情報を参照し、複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替えること
    を特徴とする請求項2記載の二次元コード生成方法。
  6. 前記配置変換情報は、前記二次元コードから前記符号データを導出するときにおける前記配置情報の認識順序に関する情報を有すること
    を特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  7. 前記配置変換情報は、1つの前記構成コード語に含まれる複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える情報を有すること
    を特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  8. 前記配置変換情報は、複数の前記構成コード語のうち、第1構成コード語に含まれる前記符号データに設定された第1配置情報を、第2構成コード語に含まれる前記符号データに設定された第2配置情報に入れ替える情報を有すること
    を特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  9. 前記設定ステップのあと、複数の前記符号データのそれぞれに設定された前記配置情報に基づき、前記初期二次元コードを生成する初期二次元コード生成ステップを更に備えること
    を特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  10. 前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおいて特定の位置に配置された前記符号データを、他の位置に変更する情報を有すること
    を特徴とする請求項9記載の二次元コード生成方法。
  11. 前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおいて、行毎又は列毎に配置された前記符号データを、他の行又は列に変更する情報を有すること
    を特徴とする請求項9記載の二次元コード生成方法。
  12. 前記配置変換情報は、前記初期二次元コードにおける前記符号データの配置された位置を、行又は列に沿って転回する情報を有すること
    を特徴とする請求項9記載の二次元コード生成方法。
  13. 前記二次元コード生成ステップは、予め設定されたマスク情報に基づき、複数の前記符号データのうち少なくとも一部を反転させるマスク処理ステップを有すること
    を特徴とする請求項3〜12の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  14. 前記入れ替えステップは、前記データブロックに含まれる誤り訂正コード語に基づき、入れ替えを行う前記配置情報を特定すること
    を特徴とする請求項3〜13の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  15. 前記二次元コードの形式は、QRコードの形式であること
    を特徴とする請求項3〜14の何れか1項記載の二次元コード生成方法。
  16. 請求項3〜15の何れか1項記載の二次元コード生成方法によって生成された前記二次元コードを評価する二次元コード評価方法であって、
    前記二次元コードを読取る読取りステップと、
    前記配置変換情報を参照し、前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出ステップと
    を備えることを特徴とする二次元コード評価方法。
  17. 請求項1〜15の何れか1項記載の二次元コード生成方法によって生成されたこと
    を特徴とする二次元コード。
  18. コード化の対象となる対象情報を取得する取得手段と、
    前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成手段と、
    予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定手段と、
    複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え手段と、
    前記入れ替え手段により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成手段と、
    を備えることを特徴とする二次元コードシステム。
  19. 前記二次元コードを読取る読取り手段と、
    前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出手段と
    をさらに備えること
    を特徴とする請求項18記載の二次元コードシステム。
  20. コード化の対象となる対象情報を取得する取得部と、
    前記対象情報に基づき、構成コード語を含むデータブロックを生成する生成部と、
    予め設定された初期配置情報に基づき、前記構成コード語に含まれる複数の符号データのそれぞれに対し、初期二次元コードとして配置するための配置情報を設定する設定部と、
    複数の前記符号データに設定された前記配置情報を入れ替える入れ替え部と、
    前記入れ替え部により入れ替えられた前記配置情報に基づき、二次元コードを生成する二次元コード生成部と、
    を備えることを特徴とする二次元コード生成装置。
  21. 請求項20記載の二次元コード生成装置によって生成された前記二次元コードを評価する二次元コード評価装置であって、
    前記二次元コードを読取る読取り部と、
    前記二次元コードに対する前記対象情報を導出する導出部と
    を備えることを特徴とする二次元コード評価装置。
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