JP2007020918A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来にはなかった演出装置を備え、当該演出装置により遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】 リール表示窓4L,4C,4R外とリール表示窓4L,4C,4R内との間を移動可能なレンズ30L,30C,30Rを、リール3L,3C,3Rの各々に対応して設け、リール表示窓4L,4C,4R内にリーチ目が停止表示されると、停止表示された図柄のうち、予め定められている図柄の位置までレンズ30L,30C,30Rを移動させ、当該図柄を拡大表示する。
【選択図】図8
【解決手段】 リール表示窓4L,4C,4R外とリール表示窓4L,4C,4R内との間を移動可能なレンズ30L,30C,30Rを、リール3L,3C,3Rの各々に対応して設け、リール表示窓4L,4C,4R内にリーチ目が停止表示されると、停止表示された図柄のうち、予め定められている図柄の位置までレンズ30L,30C,30Rを移動させ、当該図柄を拡大表示する。
【選択図】図8
Description
本発明は、図柄等を可変表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置に停止表示された図柄等に応じて遊技者に特典を付与する遊技機に関する。
複数種類の図柄を周面上に複数個配置したリールを複数個備え、これらリールを回転させたのち停止させ、停止時に表示された各リールの図柄組合せに応じてメダルなどの遊技媒体を排出するなどして遊技者に特典を与える遊技機として、従来からスロットマシンが広く知られている。また、周知のとおり、この種の遊技機には、遊技結果に対する期待感を高め、遊技者の満足感を充実させるための演出を行い、遊技の興趣を向上させる視覚的演出装置を搭載したものがある。視覚的演出装置としては、たとえば、上述したリールの裏側に設置され、当該リール上の図柄を背後から照明するバックランプや、上述したリールとは別に、遊技者へ特典を付与するか否かの決定には関与しない演出専用リール、さらには、キャラクタなどの画像を表示するドット表示器または液晶表示装置などの画像表示装置がある。
一方、上述した遊技機において、リール上の図柄の視認性を向上させるために、種々の工夫を施したものが提案されている。たとえば、特許文献1には、リールの図柄を遊技者に表示するための表示窓に、合成樹脂製の拡大レンズを取り付けたスロットマシンが開示されている。また、特許文献2には、3つの回転ドラムの前方に設けられ、且つ、窓開口に装着される透明カバー体として、凸レンズを用いたパチンコ機が開示されている。さらに特許文献3には、図柄を可変表示する表示装置の前面パネルまたはガラス板上に、図柄の表示領域に対応する部分だけに拡大レンズ機構を形成したスロットマシンおよびパチンコ機が開示されている。
実公平06−3646
特開平07−194800
特許3092102
ところで、上述した視覚的演出装置を搭載した遊技機においては、視覚的演出装置自体が一般化してきているため、それらによる演出の新鮮味が薄れ、十分に遊技の興趣を向上させること困難になってきている。特に、演出専用リールや画像表示装置によって行われる演出は、リールから視線をずらさなければその内容を見ることができないため、遊技者がリールの表示に集中している場合、折角の演出が見落とされてしまうというおそれがある。また、上記各特許文献に開示されている遊技機においては、主にリール上の図柄の視認性を向上させる目的でレンズを用いているため、当該レンズは遊技の興趣の向上に何ら寄与するものではなかった。
そこで本発明は、従来にはなかった演出装置を備え、当該演出装置により遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、所定の表示領域内で複数種類の識別情報を可変表示した後、該識別情報を停止表示する可変表示装置を備え、前記表示領域内に予め設定されている入賞ラインのうち有効化された入賞ライン上に停止表示された識別情報に応じて遊技者に特典を付与する遊技機において、前記識別情報を拡大表示するレンズと、前記レンズを、前記表示領域内と表示領域外との間で移動自在に支持する支持手段と、前記支持手段に作用して前記レンズを移動させる駆動手段と、前記表示領域内に前記識別情報により形成される予め定められた表示態様が停止表示された場合、該表示態様を形成する識別情報を拡大表示する位置まで前記レンズを移動させるように、前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする。
ここで、「識別情報」とは、文字、数字、記号、図柄などを意味し、「可変表示装置」とは、たとえば、スロットマシンにおいてはリール、パチンコ機においては複数種類かつ複数の図柄を循環的にスクロール表示する画像表示装置などを指す。また、「表示領域」とは、スロットマシンにおいてはリール表示窓、パチンコ機においては、上述した画像表示装置の画面のうち、識別情報が可変表示および停止表示される領域を意味する。さらに、「表示態様」とは、たとえば、スロットマシンにおいて、3つのリールを用い、3行3列のマトリックスで図柄を停止表示する場合、当該3行3列の9つの図柄によって形成される停止表示状態のことを意味する。
上述した遊技機によれば、表示領域に予め定められた表示態様が表示された場合、所定の識別情報をレンズによって拡大表示することで、遊技者にインパクトを与え、従来では成し得なかった演出が可能となる。
また、本発明は、上記の遊技機において、前記予め定められた表示態様は、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態にありながら、該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合のみに表示される表示態様であることを特徴としている。
ここで、「遊技者へ特典を付与することとなる識別情報」とは、たとえば、有効化された入賞ライン上に停止表示された図柄組合せが、入賞役に対応していた場合に遊技者へ特典を付与するスロットマシンの場合、当該入賞役に対応する図柄合せを構成している図柄を意味する。また、「有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態」とは、たとえば、ストップスイッチが操作されたときに、内部抽選を行った結果に応じてリールの停止制御を行うスロットマシンにおいて、上記内部抽選の結果、はずれ以外の役に当選したときの状態を意味する。また、そのような状態にありながら、「該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合」とは、たとえば、上述したスロットマシンにおいて、遊技者が内部抽選で当選した役を、いわゆる取りこぼした場合を指す。さらに、そのような場合「においてのみ表示される表示態様」とは、取りこぼした役がボーナス役であり、その結果表示されるリーチ目のことを意味している。
上述した遊技機によれば、いわゆるリーチ目が表示されたときに、そのリーチ目を構成する所定の識別情報がレンズによって拡大表示されるので、リーチ目が停止表示されたことを遊技者へインパクトを与えつつ、知らしめることができる。
また、本発明は、上述した遊技機において、前記予め定められた表示態様が、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示されている表示態様であることを特徴としている。
上述した遊技機によれば、有効化された入賞ライン上に、たとえば、入賞役に対応する図柄組合せが停止表示されるなどして入賞し、遊技者へ特典を付与することとなった場合、所定の識別情報が拡大表示されるので、遊技者に対して入賞したことを遊技者へインパクトを与えつつ、知らしめることができる。
また、本発明は、上述した遊技機において、前記予め定められた表示態様は、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態にありながら、該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合のみに表示される表示態様、または、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示されている表示態様であることを特徴としている。
上述した遊技機によれば、いわゆるリーチ目が表示されたとき、または、有効化された入賞ライン上に、たとえば入賞役に対応する図柄組合せが停止表示されたときに、そのリーチ目または入賞役に対応する図柄組合せを構成する所定の識別情報がレンズによって拡大表示されるので、リーチ目が停止表示されるか、入賞が発生すると、そのことを遊技者へインパクトを与えつつ、知らしめることができる。
また、本発明は、上述した遊技機において、前記所定の識別情報が、前記有効化された入賞ラインに停止表示された場合、遊技者へ多くの特典を付与することとなる識別情報であることを特徴としている。
ここで、「有効化された入賞ラインに停止表示された場合、遊技者へ多くの特典を付与することとなる識別情報」とは、たとえばスロットマシンの場合、次のゲームからボーナスゲームが開始されることとなる図柄組合せを構成する図柄のことを意味する。
上述した遊技機によれば、リーチ目が表示された場合、そのリーチ目を構成する識別情報のうち、有効化された入賞ラインに停止表示された場合に遊技者へ多くの特典を付与することとなる識別情報が拡大表示されることになるので、リーチ目が停止表示されたことを遊技者へ知らしめるだけでなく、拡大表示された識別情報が停止表示された位置を遊技者に印象付けることができ、遊技者がリーチ目の表示態様を憶え易くなる。また、たとえば、ボーナス役が入賞した場合は、ボーナス役に対応する図柄組合せを構成する図柄が拡大表示されるため、遊技者へボーナス役が入賞したことを強く印象付けることができ、遊技への意欲を向上させることができる。
また、本発明の遊技機は、前記所定の識別情報は、前記予め定められた表示態様を形成する識別情報のうち、互いに同じ種類の複数の識別情報であることを特徴としている。
上述した遊技機によれば、たとえば、可変表示装置にリーチ目が停止表示された場合、当該リーチ目を構成する識別情報のうち、同じ種類の識別情報が拡大表示されることになるため、当該拡大表示された同じ種類の識別情報の位置関係を遊技者に印象付けることができ、遊技者がリーチ目の表示態様を憶え易くなる。また、たとえば、有効化された入賞ライン上に複数の同じ種類の識別情報が停止表示されると遊技者へ特典を付与するスロットマシンの場合、特典を付与することとなった識別情報が拡大表示されるので、遊技者は、どの役に入賞したのかを直ちに認識することができる。
本発明によれば、可変表示装置に所定の表示態様が停止表示されたときに、当該表示態様を形成する識別情報がレンズによって拡大表示されるので、従来にはなかった視覚的効果を有する演出が可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、遊技機としてスロットマシンを例に上げ、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る遊技機1の正面図である。遊技機1の内部には、3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられている。リール3L,3C,3Rの外周面には、それぞれ、複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれている。これらのリールは、遊技機1の正面略中央に位置するリール部ディスプレイ2aに形成されたリール表示窓4L,4C,4Rを通して視認可能な位置に配置されており、遊技開始前および停止後のリール停止状態において、各々の表示窓から、上段・中段・下段に各1つずつ、計3個の図柄が視認可能に構成されている。
また、遊技機1には、3つのリールの回転が停止した際に、リール表示窓4L,
4C,4R内に表示された図柄に基づいて入賞などの成否を判定する基準となる入賞ラインが定められている。入賞ラインとしては、右上がりラインL1、上段ラインL2、中段ラインL3、下段ラインL4および右下がりラインL5が設けられている。
4C,4R内に表示された図柄に基づいて入賞などの成否を判定する基準となる入賞ラインが定められている。入賞ラインとしては、右上がりラインL1、上段ラインL2、中段ラインL3、下段ラインL4および右下がりラインL5が設けられている。
有効化される入賞ライン(以下、有効ラインという)は、投入されるメダルの枚数に応じて変化する。メダルの投入は、後述するメダル投入口11にメダルを投入することにより行なわれ、1回の遊技に投入可能なメダルは、最大で3枚となっている。また、投入されたメダルの枚数に応じて、例えば1枚の場合1本(中段ラインL3)、2枚の場合3本(加えて上段ラインL2および下段ラインL4)、3枚の場合5本(さらに加えて右上がりラインL1および右下がりラインL5)の入賞ラインが有効化される。
リール部ディスプレイ2aは液晶画像表示装置であり、通常時(演出非発生時)は、内部の3つのリール3L,3C,3Rに対応するリール表示窓4L,4C,4Rが表示され、遊技者はこれらのリール表示窓から内部のリールを臨むことができる。また演出発生時においては、後述するサブ制御部によって制御される所定の演出用の画像が表示される。上記リール表示窓4L,4C,4Rが設けられたリール部ディスプレイ2aの構造については、従来と同様であるため詳しい説明は省略する。
リール部ディスプレイ2aの左側には、リール部パネル2bが配設されている。リール部パネル2bには、ボーナスカウント表示部5と、BETランプ6a〜6cと、遊技状態表示ランプ7と、配当枚数表示部8と、貯留枚数表示部9とが配設されている。ボーナスカウント表示部5は3桁の7セグメント表示器からなり、一般に、通常ゲームよりも遊技者に対してメダルを払い出す機会が増す、いわゆるビッグボーナスゲーム(以下、BBゲームという)およびレギュラーボーナスゲーム(以下、RBゲームという)といった、遊技者へ多くの特典を付与することとなる各種ボーナスゲームの回数およびボーナスゲームにおける入賞回数を表示する。BETランプ6a,6b,6cは、点灯数によって1回の遊技に投入されたメダル枚数を示しており、メダルが1枚投入されたときはBETランプ6aのみが点灯し、2枚投入されたときはBETランプ6aおよび6bが点灯し、3枚投入されたときはすべてのBETランプ6a,6b,6cが点灯する。
遊技状態表示ランプ7は、インサートランプ、スタートランプ、遊技停止表示ランプ、再遊技表示ランプ、および、当たり表示ランプの、5つのLEDからなり、各LEDの点灯状態によって現在の遊技状態を遊技者に報知する。ここで、インサートランプは、点滅することで、メダルの投入が可能な状態にあることを示す。スタートランプは、点灯することで遊技の開始(スタートレバーの操作)が可能な状態となったことを示す。再遊技表示ランプは、点灯することで次に開始される遊技が再遊技であることを示す。当たり表示ランプは、点灯することで後述する内部抽選でボーナス役に当選したことを示す。遊技停止表示ランプは、点灯することで、打ち止めまたはエラーの発生などにより遊技機1での遊技が不可能である状態であることを示す。
配当枚数表示部8は、2桁の7セグメント表示器からなり、遊技の結果入賞した場合、払い出されるメダルの枚数を表示する。貯留枚数表示部9は、2桁の7セグメント表示器からなり、遊技機1内に貯留されたメダルの枚数を示す。
リール部ディスプレイ2aおよびリール部パネル2bの下側には、台座部10が形成されている。この台座部10の、図中、上部水平面右側には、前述したメダル投入口11が設けられており、メダル投入口11に投入されたメダルの枚数に応じて、前述したとおり有効ラインが決定される。また、メダルが3枚投入された後、続けてメダルが投入されると、4枚目以降に投入されたメダルは遊技機1内に貯留される。本実施の形態における遊技機では、最大50枚のメダルが貯留可能となっている。
台座部10の上部水平面左側には、遊技機1に貯留されたメダルからメダルを投入するための各種BETスイッチ12,13が設けられている。遊技機1に3枚以上のメダルが貯留されている状態で、MAX−BETスイッチ12が1回操作された場合、通常ゲームまたはBBゲーム時には貯留されているメダルから3枚のメダルが一度に遊技機1へ投入され、RBゲーム時には1枚のメダルが投入される。また、1−BETスイッチ13が操作されると、1回操作されるごとに、貯留されているメダルから1枚ずつ、最大3枚のメダルが遊技機1に投入される。このように、各種BETスイッチ12,13を操作することで、メダル投入口11にメダルが投入された場合と同様に、遊技機1へメダルが投入されるとともに、投入されたメダルの枚数に応じて前述の有効ラインが定まる。
台座部10の垂直面略中央には、各リール表示窓4L,4C,4Rの下方に各々対応する形で、ストップスイッチ14L,14C,14Rが配置されている。これらのストップスイッチ14L,14C,14Rは、リール3L,3C,3Rに各々対応しており、たとえば、ストップスイッチ14Lが押されたときは、後述するメイン制御部により左リール3Lの停止制御が行われる。同様に、ストップスイッチ14Cが押されたときは中リール3Cの、ストップスイッチ14Rが押されたときは右リール3Rの停止制御が行われる。
ストップスイッチ14L,14C,14Rの右側には、前述したリール部ディスプレイ2aに表示させる遊技機情報の内容を、遊技者が選択するための選択スイッチ15aと、遊技者が選択した遊技機情報を表示させるための決定スイッチ15bとが配設されている。これらのスイッチで表示させることができる遊技機情報としては、例えば、いわゆるリーチ目(後述する)の種類、各リール上の図柄配列、および、内部抽選におけるBB役およびRB役(後述する)の当選確率といった遊技に関する仕様情報や、いわゆるスランプグラフ、ボーナスゲーム間のゲーム数などの遊技履歴情報などがある。
また、ストップスイッチ14L,14C,14Rの左側には、遊技者による傾動操作により、3つのリールを回転させ、リール表示窓4L,4C,4Rに表示された図柄の変動を開始させるためのスタートレバー16が設けられている。さらに、スタートレバー16の左側には遊技機1に貯留されたメダルを排出するためのメダル排出スイッチ17が設けられている。
台座部10の下側には、遊技機1に付与された機種名や、遊技機1のコンセプトに沿ったキャラクタなどの絵柄が描かれた腰部パネル18が配置されている。腰部パネル18の下側にはメダル排出口19が設けられており、遊技機1で遊技が行われた結果入賞したとき、および、遊技機1にメダルが貯留されているときにメダル排出スイッチ17が押された場合に、メダル排出口19からメダルが排出され、それらメダルは、メダル受け部20に貯留される。遊技機1の最上部には、遊技の状況に応じた発光パターンで発光し、演出や報知が行なわれる上部ランプ21が設けられている。また、上部ランプ21の下側には、遊技の状況に応じた操作音や演出音、報知音などを出力する右スピーカ22Rおよび左スピーカ22Lが配設されている。
次に図2〜図4を参照して、前述したリール3L,3C,3Rを回転自在に支持するリールユニットの構成について説明する。ここで図2は、遊技機1内に設置されるリールユニット25の外観を示す斜視図である。図3は、リールユニット25のうち、左リール3Lを回動自在に支持する構造を示す正面図であり、図2中、矢印Aの方向から見た正面図を示している。また、図を見やすくするため、左リール3Lの部分は断面図で示している。図4は、左リール3Lを図2中矢印Bの方向から見た場合の概略構成図であり、同図中、矢印Cはリール表示窓がある方向を示している。
図2および図3において、リール3L,3C,3Rは、それぞれリール本体26の周縁部から中心に向かって延設された4本のアーム27(図4参照)が交差する位置(すなわちリールの中心)に形成された取付部28を、図3に示すステッピングモータ29Lの駆動軸29aに固定された円盤状のフランジ29bにネジ止めすることで、回転自在に支持されている。また、リール3L,3C,3Rには、それぞれリール上の図柄を拡大表示するためのレンズ30L,30C,30Rが設けられており、レンズ30L,30C,30Rの各々は、支持部材31L,31Rによって回動自在に設けられている。支持部材31L,31Rは、レンズ30L,30C,30Rをそれぞれ把持する把持部32L,32Rと、把持部32L,32Rと一体成形された支持アーム33L,33Rとによって構成されている。
また、図3において、支持アーム33Rの図中、下端には孔が設けられており、ステッピングモータ29が取り付けられているモータ取付板34から突出するように設けられた軸35に回動自在に嵌め込まれている。また、支持アーム33Lの下端にも孔が設けられており、レンズ駆動モータ取付板36に取り付けられたレンズ駆動モータ37Lの駆動軸37aに固定されている。ここで、ステッピングモータ29Lの駆動軸29a、軸35、および、レンズ駆動モータ37Lの駆動軸37aは、各軸の中心線が同一直線上に位置するように設置されている。このような構成を採ることで、レンズ30Lは、それぞれ対応するレンズ駆動モータ37Lの駆動に応じて回動するようになっている。
図4において、リール3Lの円周方向におけるレンズ30Lの長さdは、リール上の図柄1コマ分を覆うことができる長さとなっている。また、レンズ30Lは、通常、図中(ア)で示す直立位置におり、後述するサブ制御部によってレンズ駆動モータ37が駆動され、図中(イ)〜(エ)のいずれかの位置まで回動する。ここで、同図中(イ)の位置は、レンズ30Lが図1に示したリール表示窓4Lにおいて、上段に表示された図柄と重なる位置であり、同様に(ウ)の位置は中段に表示された図柄と、(エ)の位置は下段に表示された図柄とそれぞれ重なる位置となっている。
また、図2および図3に示すように、4本のアーム27のうち1本にはインデックス38が形成されており、リールの回転によりインデックス38が、モータ取付板34に固定されたフォトカプラ39を通過すると、後述するメイン制御部がこれを検出して、左リール3Lが基準位置に達したことを認識する。これによりメイン制御部は、認識した基準位置から、ステッピングモータ29Lを駆動するための駆動パルスの数をカウントすることによって、現在の左リール3Lの回転位置、すなわち、リール上のどの図柄がリール表示窓4Lに表示されているのかを判断し、リールの停止制御および入賞判定を行っている。ここで、上述した説明は、左リール3Lについてのみ行ったが、中リール3Cおよび右リール3Rについても同様の構成を有しており、以下では、中リール3Cおよび右リール3Rに対応するステッピングモータ29およびレンズ駆動モータ37については、それらの符号の後に“C”と“R”の文字を付して表すものとする。
次に図5および図6を参照して、前述したメイン制御部およびサブ制御部の構成について説明する。図5は、メイン制御部の構成を示すブロック図であり、図6は、サブ制御部の構成を示すブロック図である。
メイン制御部50は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)51を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイコン51は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うメインCPU52と、記憶手段であるプログラムROM53及び制御RAM54を含む。
メインCPU52には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路55及び基準クロックパルスを分周する分周器56と、所定の数値範囲(たとえば0〜16383)内で乱数を発生する乱数発生器57及び発生した乱数をサンプリングするサンプリング回路58とが接続されている。また、メインCPU52は、I/Oポート59を介して後述する各種入出力装置と信号のやりとりを行う。
なお、乱数サンプリングの手段としてメインCPU52の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器57及びサンプリング回路58は省略可能となるが、省略せずに、乱数サンプリング動作のバックアップ用としてそのまま残しておくことも可能である。
メインCPU52は、クロックパルス発生回路55が発生する基準クロックパルスに基づいて処理を行うとともに、分周器56が発生するパルス信号に基づいて割込処理などを一定時間ごとに行う。
マイコン51のプログラムROM53には、遊技機1における遊技制御を行うためのプログラムに加え、図柄テーブル、複数の確率抽選テーブル、停止テーブル群、および、図柄組合せテーブルなどの各種テーブル等が記憶されている。
ここで、図柄テーブルは、リールの基準位置を「0」として、ステッピングモータ29L,29C,29Rの各ステップに対し予め付与したコードナンバーと、リール3L,3C,3Rにそれぞれ描かれた図柄に対して予め付与した図柄コードとを対応づけたものである。たとえば、21個の図柄が等間隔で配置されたリールを、400ステップのステッピングモータで回転駆動する場合、上記リールの基準位置に対応するステッピングモータの回転位置を「0」として、各ステップに順次「0」から「399」のコードナンバーが予め付与しておき、リール上の各図柄には、「0」〜「20」の図柄コードを予め付与しておく。そして、図柄コード「0」にはコードナンバー「0」〜「18」、図柄コード「1」にはコードナンバー「19」〜「37」というように、各コードナンバーと図柄コードとが対応づけられている。
さらに、各図柄コードについて、図柄の種類を示す図柄種別コードが対応付けられている。この図柄種別コードは、たとえば、赤7の図柄は図柄種別コード「0」、青7の図柄は図柄種別コード「1」、BARの図柄は図柄種別コード「2」、スイカの図柄は図柄種別コード「3」、チェリーの図柄は図柄種別コード「4」、ベルの図柄は図柄種別コード「5」、プラムの図柄は図柄種別コード「6」と決められているものとする。これにより、各リールおいて、各図柄コードにどの図柄が配置されているのかが判別可能となる。
確率抽選テーブルは、乱数発生器57が発生する乱数の数値範囲において、各数値と各種役との対応を定めたものであり、前述したサンプリング回路58による乱数サンプリングの結果に基づく内部的な役の抽選(前述した内部抽選のことをいう)を行う際に参照されるものである。
ここで、内部抽選で決定される役の種類には、大別すると入賞役、リプレイ役、はずれの3種類ある。入賞役は、遊技者に特典を付与する役であり、付与する特典の内容に応じてさらに複数種類の入賞役が存在する。たとえば、小役は、予め定められた枚数のメダルが遊技者へ払い出される入賞役であり、BB役またはRB役(これらをまとめてボーナス役という)は、次の遊技からBBゲームまたはRBゲーム遊技が開始されることとなる役である。また、リプレイ役は、次の遊技が再遊技となる役であり、はずれは入賞役およびリプレイ役以外の、遊技者に何ら特典が付与されない役である。
たとえば0〜68がBB役、69〜100がRB役、101〜919が小役、920〜4084がリプレイ役、4085〜16383までがはずれという確率抽選テーブルを参照して内部抽選を行う場合、サンプリング回路37でサンプリングされた乱数の値が「863」だったときは、小役に内部当選したことになる。確率抽選テーブルは、前述した各種役の当選確率がそれぞれ異なる複数のテーブルが用意されており、たとえば遊技場の係員などにより、内部抽選に用いる確率抽選テーブルが選択可能になっている。
また、入賞役およびリプレイ役には、予めそれぞれの役に対応する図柄組合せが定められており、はずれには、入賞役およびリプレイ役に対応する図柄組合せ以外の図柄組合せが対応付けられている。本実施形態では、BB役には「青7−青7−青7」および「赤7−赤7−赤7」の2つの図柄組合せが対応付けられており、RB役には「BAR−BAR−BAR」の図柄組合せが対応付けられている。また、メダルの払出し枚数が異なる3種類の小役があり、各々「スイカ−スイカ−スイカ」、「ベル−ベル−ベル」、「チェリー−ANY−ANY」の図柄組合せが対応付けられている。ここで、“ANY”とは、どの図柄であってもよいことを意味する。さらに、リプレイ役には「プラム−プラム−プラム」の図柄組合せが対応付けられている。また、本実施の形態では、各役に対応した図柄組合せを構成する図柄をその役の名前の図柄と呼ぶこととする。すなわち、赤7および青7図柄はBB図柄、BARはRB図柄(赤7、青7、BAR図柄はまとめてボーナス図柄ともいう)、スイカ、ベル、チェリーは、それぞれ小役図柄、プラムはリプレイ図柄と呼ぶ。
停止テーブル群は、内部抽選の結果と、停止制御の対象となるリールとに応じた複数の停止テーブルからなり、各々の停止テーブルは、各図柄コードと、リール表示窓内の所定の位置(たとえば下段)で停止させることができるか否かを示す情報とを対応づけたものである。この停止テーブルは、ストップスイッチ14L,14C,14Rの操作に応じてリール図柄の停止制御を行う際に参照される。
図柄組合せテーブルは、前述した各種入賞役およびリプレイ役が成立する図柄の組合せと、入賞役が成立する各種図柄組合せに対応するメダル配当枚数とが設定されている。この図柄組合せテーブルは、全リールが停止した後に行われる入賞判定の際に参照される。
制御RAM54には、メインCPU52が処理を行う過程で発生する種々の情報がセットされる。例えば、内部抽選を行う際に参照される確率抽選テーブルを設定するための設定値、内部当選役、各種遊技状態等の情報がセットされる。これらの情報は、サブ制御部通信ポート60を介してサブ制御部80に送信される。
メイン制御部50からサブ制御部80へ送信される各種情報のやりとりは、メイン制御部50からサブ制御部80への一方向で行われ、サブ制御部80からメイン制御部50へは何らかの情報が送信されることはない。メイン制御部50からサブ制御部80へ送信される情報としては、スタートレバー16が操作され、遊技が開始されたこと及び当該遊技で投入されたメダル枚数を示す情報(遊技開始情報)、内部抽選の結果、何らかの役に当選したか否かおよび当選した場合は当選した役の種類に関する情報(内部抽選情報)、現在の遊技種別(通常ゲーム中/ボーナスフラグ持越し中/RBゲーム中/BBゲーム中など)に関する情報(遊技種別情報)、どのストップスイッチが操作されたのかを示す情報(停止操作情報)、各リールが停止するごとに、対応するリール表示窓の上段・中段・下段のそれぞれに停止表示された図柄の種類を、図柄種別コードによって示した情報(停止図柄情報)、および、入賞判定の結果ならびに入賞役またはリプレイ役に対応する図柄組合せが有効ライン上に揃った場合はその有効ラインを示す情報(入賞判定情報)などがある。
図5のブロック図において、マイコン51からの制御信号により動作が制御される主要な出力装置としては、リール部パネル2b(図1参照)に設けられた各種表示器類、メダルを払い出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)70、リール3L,3C,3Rを回転駆動するためのステッピングモータ29L,29C,29Rがある。
そして、マイコン51は、各ランプ駆動回路61を介して、リール部パネル2bに設けられたBETランプ6a,6b,6cと、遊技状態表示ランプ7を構成する各LEDとを駆動制御する。また、マイコン51は、各表示部駆動回路62を介して、ボーナスカウント表示部5、配当枚数表示部8、および、貯留枚数表示部9の各7セグメント表示器を駆動制御する。
さらに、マイコン51は、ホッパー駆動回路63を介してホッパー70を駆動制御し、モータ駆動回路64を介してステッピングモータ29L,29C,29Rを駆動制御する。上述した各種駆動回路は、I/Oポート59を介してメインCPU52に接続されており、それぞれメインCPU52から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各々対応する出力装置の動作を制御する。
次に、マイコン51が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力装置としては、まず、メダル投入口11から投入されたメダルを検出するメダル投入スイッチ11S、BETスイッチ12,13、ストップスイッチ14L,14C,14R、スタートレバー16が操作されたことを検出するスタートスイッチ16S、メダル排出スイッチ17といったスイッチ類がある。これらスイッチ類から出力される信号は、I/Oポート59を介してメインCPU52へ出力される。
なお、ストップスイッチ14L,14C,14Rについては、リール停止信号回路71から、遊技者によって押されたストップスイッチに対応する停止信号が出力され、I/Oポート59を介してメインCPU52へ出力される。
また、メインCPU52には、上述したスイッチ類の他にも、リール3L,3C,3Rに各々対応して設けられたフォトカプラ39(図5においては図示略。図3参照)、ホッパー70が払い出したメダルを検出するメダル検出部72から出力される信号も入力される。各フォトカプラ39は、メイン制御部50内のリール位置検出回路65と接続されており、それぞれ対応するリールに設けられたインデックス38(図3参照)を検出すると、リール位置検出回路65からそのリールに対応する基準位置信号がI/Oポート59を介してメインCPU52へ出力される。
また、メダル検出部72は、ホッパー70がメダルを1枚排出するごとに検出信号をメイン制御部50内の払出信号発生回路66へ出力する。払出信号発生回路66は、メダル検出部72から出力された検出信号をI/Oポート59を介してメインCPU52へ出力する。
上述した構成のメイン制御部50において、遊技開始前は、マイコン51により各ランプ駆動回路61を介して遊技状態表示ランプ7のうちインサートランプを点滅させる。そして遊技者によりメダル投入口11からメダルが投入されるか、BETスイッチ12,13が操作されると、マイコン51は、各ランプ駆動回路61を介して上述したインサートランプを消灯させると共に、投入されたメダル枚数に応じてBETランプ6a,6b,6cを点灯させる。また、BETスイッチ12,13によりメダルの投入操作が行われた場合は、上述したBETランプ6a,6b,6cを適宜点灯させるとともに、貯留枚数表示部9に表示している数値を、投入された枚数分を減算した数値に変更する。
そして、遊技が開始可能な状態であることを示すとともに、遊技者にスタートレバー16の操作を促すために、遊技状態表示ランプ7のうちスタートランプを点滅させる。また、サブ制御部通信ポート60を介して前述した遊技種別情報をサブ制御部80へ送信する。
その後、遊技者によるスタートレバー16の操作がスタートスイッチ16Sによって検出されると、マイコン51は、1回の遊技を開始する。すなわち、遊技状態表示ランプ7のうちスタートランプを消灯させ、モータ駆動回路64を介してステッピングモータ29L,29C,29Rを駆動してリール3L,3C,3Rを回転させる。また、乱数発生器57が発生する乱数をサンプリング回路58によりサンプリングし、サンプリングされた乱数と、遊技場の係員などによって選択された確率抽選テーブルとに基づいて内部抽選を行って、当該遊技における役を決定する。そして、遊技開始情報と、内部抽選情報とを、サブ制御部通信ポート60を介してサブ制御部80へ送信する。
マイコン51は、リール3L,3C,3Rの回転中、ステッピングモータ29L,29C,29Rの各々に供給する駆動パルスの数を計数し、その計数値を制御RAM54の所定エリアに逐次格納する。そして、各リールに対応して設けられたフォトカプラ39が、リールの回転に伴ってインデックス38を検出するごとに、リール位置検出回路65から各リールの基準位置信号が出力される。これらの基準位置信号はマイコン51に入力されると、制御RAM54に格納されている駆動パルスの計数値を0にクリアする。これにより、制御RAM54には、各リールについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値がセットされる。したがって、マイコン51は、この計数値(前述したコードナンバーに相当)と、プログラムROM53に記憶された図柄テーブルとに基づいて、リール表示窓4L,4C,4Rに表示されている図柄が判別可能となる。
そして、遊技者によりストップスイッチ14L,14C,14Rのいずれかが操作されると、リール停止信号回路71から操作されたストップスイッチに対応する停止信号がマイコン51へ出力される。これによりマイコン51は、サブ制御部通信ポート60を介してサブ制御部80へ停止操作情報を送信するとともに、プログラムROM53に記憶されている停止制御テーブルに基づいて、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御を行う。この停止制御は、内部抽選の結果リプレイ役または何らかの入賞役に当選した場合、これらの役に対応する図柄組合せが、できるだけ有効ライン上に停止表示されるように行われる。また一方、内部抽選の結果はずれた場合は、たとえ遊技者がリプレイ役または何らかの入賞役に対応する図柄組合せが有効ライン上に揃うタイミングでストップスイッチを操作したとしても、それらの役に対応する図柄組合せが有効ライン上に揃わないような停止制御が行われる。
さらに、内部抽選の結果、ボーナス役に当選したときに、上述したリール停止制御を行ったにもかかわらず、遊技者がそのボーナス役に対応する図柄組合せを有効ライン上に揃えることができなかった場合(いわゆる取りこぼした場合)は、その状況でのみ表示される停止表示態様がリール表示窓4L,4C,4R内に表示されるように停止制御が行われる。この停止表示態様をリーチ目といい、通常、有効ライン上には、入賞役またはリプレイ役に対応する図柄組合せが何ら揃っていないが、内部抽選ではずれた場合には表示されることはない。すなわち、リーチ目とは、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態にありながら、該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合のみに表示される表示態様であるといえる。
このため、遊技者は、リール表示窓内にリーチ目が表示されると、内部抽選でボーナス役に当選したことを察知することができる。一般に、遊技機1のようなスロットマシンでは、リーチ目として数多くの停止表示態様が予め用意されているが、リーチ目のうち、1つのリールの停止表態様により、内部抽選でボーナス役に当選したことが確定するものを1リール確定目(以下、1確目という)といい、2つのリールの停止表示態様により内部抽選でボーナス役に当選したことが確定するものを2リール確定目(以下、2確目という)という。
この停止制御によってリールが停止すると、マイコン51は、停止したリールに対応するリール表示窓の上段・中段・下段にそれぞれ停止表示されている図柄の種類(停止図柄情報)を、サブ制御部通信ポート60を介してサブ制御部80へ送信する。このようにして、マイコン51は、ストップスイッチが操作されるごとに、対応するリールの停止制御を行うとともに、サブ制御部80へ停止操作情報と停止図柄情報とを送信する。
そして、すべてのリールが停止すると、マイコン51は、図柄組合せテーブルを参照して入賞判定を行う。すなわち、有効ライン上に入賞図柄組合せまたはリプレイ役が成立する図柄組合せがあるか否かを判定し、サブ制御部80へ入賞判定情報を送信する。入賞判定の結果、有効ライン上に入賞図柄組合せがあった場合は、ホッパー駆動回路63を介してホッパー70を駆動するとともに、各表示部駆動回路62を介して、配当枚数表示部8に入賞図柄組合せに対応する払出枚数を表示させる。そして、払出信号発生回路66から払出信号が出力された回数が、図柄組合せテーブルに記憶さている当該入賞役の配当枚数に一致すると、ホッパー70によるメダルの払い出しを停止させ、インサートランプを点滅させる。
また、入賞判定の結果、リプレイ役に対応する図柄組合せだった場合は、当該遊技を終了し、遊技状態表示ランプ7のうち、再遊技表示ランプを点灯させた後、BETランプ6a,6b,6cを、当該遊技で投入されたメダル枚数と同じ数だけ点灯させ、遊技状態表示ランプ7のうちスタートランプを点滅させる。さらに、入賞判定の結果、はずれだった場合は、当該遊技を終え、遊技状態表示ランプ7うち、次回遊技の開始が可能となったことを示すインサートランプを点滅させる。
次に図6を参照して、サブ制御部80の構成について説明する。サブ制御部80は、画像制御部81と、音・ランプ制御部85と、レンズ駆動部90とから構成されている。画像制御部81、音・ランプ制御部85、および、レンズ駆動部90は、メイン制御部50を構成する回路基板とは各々別の回路基板上に構成されている。また、画像制御部81と、音・ランプ制御部85およびレンズ駆動部90との間の通信は、画像制御部81から音・ランプ制御部85およびレンズ駆動部90への一方向で行われ、音・ランプ制御部85またはレンズ駆動部90から画像制御部81には何ら情報が送信されることはない。
画像制御部81は、シリアルポート82と表示制御部83とから構成されているシリアルポート82は、メイン制御部50から送信される各種情報を受信する。表示制御部83は、シリアルポート82が受信した情報に基づいて実行する演出を決定し、リール部ディスプレイ2aの表示制御を行う。また、表示制御部83は、音およびランプによる演出の種類および出力タイミングを決定し、所定のタイミングごとに音・ランプ制御部80へシリアルポート82を介して、決定した演出を実行させるためのコマンドを送信する。また、表示制御部83は、図2に示したレンズ30L,30C,30Rの動作内容について決定し、シリアルポート82を介して、決定した動作内容に関するコマンドをレンズ駆動部90へ送信する。さらに、選択スイッチ15a、決定スイッチ15bが接続されており、これらのスイッチが遊技者によって操作されると、その操作内容に応じた表示制御を実行する。
音・ランプ制御部85は、シリアルポート86および音・ランプ制御部87で構成される。シリアルポート86は、画像制御部81から送信されるコマンド等を受信する。音・ランプ制御部87は、画像制御部81から送信されたコマンドに基づいて、上部ランプ21の点灯・消灯制御およびスピーカ22L,22Rから出力される音声などの発生制御を行う。
レンズ駆動部90は、シリアルポート91およびレンズ駆動制御部92で構成される。シリアルポート91は、画像制御部81から送信されるコマンド等を受信する。このコマンド(以下、レンズ駆動コマンドという)は、レンズ30L,30C,30Rのうちどれを回動させるのか、および、回動させるレンズをリール表示窓の上段・中段・下段のどの位置まで動かすのかを示す内容になっている。レンズ駆動制御部92は、画像制御部81から送信されたレンズ駆動コマンドによって指定されたレンズが指定された位置まで回動するよう、そのレンズに対応するレンズ駆動モータを駆動する。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、画像制御部81からレンズ駆動部90へ送信するレンズ駆動コマンドを決定、送信する処理(以下、レンズ駆動処理という)について説明する。この処理を実行するに当たり、画像制御部81は、1確目および2確目を含む全リーチ目の停止表示態様(具体的には、各リール表示窓4L,4C,4Rの上段・中段・下段にそれぞれ停止表示された図柄)に関する情報(以下、リーチ目情報という)と、各リーチ目毎に、リール表示窓の上段・中段・下段のどの位置の図柄までレンズ30を回動させるかを示す情報(以下、レンズ回動情報という)とを有しているものとする。また、この処理は、メイン制御部50から停止操作情報および停止図柄情報を受信する毎に、画像制御部81内の表示制御部83によって実行される。ただし、最後のリールの停止時には、停止操作情報と停止図柄情報に加え、入賞判定情報を受信したときに当該処理が実行される。なお、以下の説明では、最初に停止したリールを第1停止リール、2番目に停止したリールを第2停止リール、最後に停止したリールを第3停止リールという。
表示制御部83は、メイン制御部50から停止操作情報および停止図柄情報を受信すると、それらの情報が、第1停止リールに関するものか否かを判断する(ステップS1)。この判断は、例えば、メイン制御部50から遊技開始情報を受信した後に、停止操作情報および停止図柄情報の受信回数を計数することにより可能である。
そして、第1停止リールに関する停止操作情報および停止図柄情報だった場合は、判断結果がYESとなり、受信した停止操作情報および図柄停止情報の内容から、第1停止リールに対応するリール表示窓内の停止表示態様を認識し、予め記憶しているリーチ目情報の中に、認識した停止表示態様が含まれているか否かを判断する(ステップS2)。認識した停止表示態様がリーチ目情報に含まれていなかった場合は、判断結果がNOとなり、レンズ駆動処理を終了する。
一方、リーチ目情報の中に認識した停止表示態様があった場合は、リール表示窓に1確目が表示されているとみなし、予め記憶しているレンズ回動情報から当該1確目に対応するレンズ回動位置を読み出す。そして、レンズ30を回動させるリール(この場合、第1停止リール)と、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成して、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する。
レンズ駆動部90において、レンズ駆動制御部92がシリアルポート91を介してこのレンズ駆動コマンドを受信すると、受信したレンズ駆動コマンドを解読し、当該コマンドによって指定されたリールに対応するレンズ駆動モータ37を指定された位置まで駆動する。
たとえば、第1停止リールが左リール3Lであり、その停止表示態様が、上段からスイカ、プラム、スイカの図柄が表示されたとする。また、リーチ目情報においてこの表示態様が1確目であると定められており、かつ、レンズ回動情報において、この1確目に対応するレンズ30Lの回動位置が、中段であることが定められていたとする。この場合、表示制御部83は、図7のステップS3において、中リール3Lに対応するレンズ30Lを中段まで回動させる旨のレンズ駆動コマンドを生成し、レンズ駆動部90へ送信する。
これによりレンズ駆動制御部92は、左レンズ30Lが図4(ア)の位置から(ウ)の位置へ回動するまで左レンズ駆動モータ37Lを駆動する。この結果、図8(a)に示すように、左リール表示窓4Lに表示された図柄のうち、中段に位置するプラムの図柄がレンズ30Lによって拡大表示される。
次に、遊技者によって2回目のリール停止操作がなされ、メイン制御部50から第2停止リールに関する停止操作情報および停止図柄情報を受信すると、表示制御部83は、レンズ駆動処理を開始し、受信した停止操作情報および停止図柄情報が、第1停止リールに関するものか否かを判断する(ステップS1)。この場合、第2停止リールに関するものなので、ステップS1の判断結果がNOとなり、続いて、受信した停止操作情報および停止図柄情報が、第2停止リールに関するものか否かを判断する(ステップS4)。
その結果、ステップS4の判断結果はYESとなり、まず、第2停止リールにおいて、1確目が表示されたか否かを予め記憶しているリーチ目情報に基づいて判断する(ステップS5)。もし、第2停止リールにおいて1確目が表示されていた場合は、ステップS5の判断結果がYESとなって、当該1確目に対応するレンズ回動位置を、予め記憶しているレンズ回動情報から読み出す。そして、レンズ30を回動させるリール(この場合、第2停止リール)と、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成して、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する(ステップS6)。
また、ステップS5において、1確目が表示されていないと判断した場合は、判断結果がNOとなり、第1停止リールの停止表示態様と、第2停止リールの停止表示態様とに基づいて予め記憶しているリーチ目情報を参照し、両リールによるリールの停止表示態様が、2確目に該当するか否かを判断する(ステップS7)。そして、リール表示窓に2確目が表示されていると判断した場合は、判断結果がYESとなってステップS6へ進み、予め記憶しているレンズ回動情報から当該2確目に対応するレンズ回動位置を読み出し、レンズ30を回動させるリール(この場合、第1および第2停止リールまたはそのいずれか一方)と、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成する。そして、生成したレンズ駆動コマンドを、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する。
たとえば、第1停止リールが左リール3L、第2停止リールが中リール3Cであり、それらリールの停止表示態様が、リール表示窓4Lにおいて、上段からプラム、スイカ、赤7の図柄が表示され、リール表示窓4Cにおいて、上段からスイカ、青7、プラムの図柄が表示されたとする。また、リーチ目情報において、これら2つのリールによる停止表示態様が2確目であると定められ、レンズ回動情報において、この2確目に対応するレンズの回動位置が、レンズ30Lについては下段、レンズ30Cについては中段であると定められていたとする。
この場合、表示制御部83は、図7のステップS6において、レンズ30L,30Cをそれぞれ下段と中段へ回動させる旨のレンズ駆動コマンドを生成し、レンズ駆動部90へ送信する。これによりレンズ駆動制御部92は、左レンズ30Lが図4(ア)の位置から(エ)の位置へ、中レンズ30Cが図4(ア)の位置から(ウ)の位置へ回動するまで左レンズ駆動モータ37Lおよび中レンズ駆動モータ37Cを駆動する。その結果、図8(b)に示すように、左リール表示窓4Lに表示された図柄のうち、下段に位置する赤7の図柄と、中リール表示窓4Cに表示された図柄のうち、中段に位置する青7の図柄とが、それぞれレンズ30Lおよび30Cによって拡大表示される。
また、ステップS7の判断結果がNOだった場合、すなわち、2つ目のリールが停止したとき、リール表示窓に1確目または2確目のいずれも停止表示されなかった場合は、そのままレンズ駆動処理を終了し、他の処理へ移行する。
次に、遊技者によって最後のリール停止操作がなされ、メイン制御部50から第3停止リールに関する停止操作情報、停止図柄情報、および、全リールが停止した結果による入賞判定情報を受信すると、表示制御部83は、図7のレンズ駆動処理を開始する。この場合、受信した停止操作情報および停止図柄情報は、第3停止リールに関するものであるため、ステップS1およびS4の判断結果がNOとなり、受信した入賞判定情報に基づいて有効ライン上にリプレイ役または入賞役に対応する図柄組合せが揃ったか否かを判断する(ステップS8)。
そして、有効ライン上にリプレイ役または入賞役に対応する図柄組合せが揃わなかった場合は、ステップS8の判断結果がNOとなり、第3停止リールにおいて、予め記憶しているリーチ目情報に基づいて1確目が表示されたか否かを判断する(ステップS9)。もし、第3停止リールにおいて、1確目が表示されていた場合は、ステップS9の判断結果がYESとなって、当該1確目に対応するレンズ回動位置を、予め記憶しているレンズ回動情報から読み出し、レンズ30を回動させるリール(この場合、第3停止リール)と、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成し、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する(ステップS10)。
また、ステップS9において、第3停止リールにおいて1確目が表示されていないと判断された場合は、判断結果がNOとなり、予め記憶しているリーチ目情報を参照し、第1停止リールと第3停止リールによる停止表示態様、または、第2停止リールと第3停止リールによる停止表示態様が、2確目に該当するか否かを判断する(ステップS11)。そして、リール表示窓に2確目が表示されていると判断した場合は、判断結果がYESとなってステップS10へ進み、当該2確目に対応するレンズ回動位置を、予め記憶しているレンズ回動情報から読み出して、レンズ30を回動させるリールと、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成する。そして、生成したレンズ駆動コマンドを、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する。
さらに、リール表示窓に2確目が表示されておらず、ステップS11の判断結果がNOとなった場合は、次に、リール3L,3C,3Rのすべてのリールによる停止表示態様が、1確目および2確目を除いたリーチ目に該当するか否かを判断する(ステップS12)。そして、リール表示窓にリーチ目が表示されていると判断した場合は、判断結果がYESとなってステップS10へ進み、当該リーチ目に対応するレンズ回動位置を、予め記憶しているレンズ回動情報から読み出し、レンズ30を回動させるリールと、上段・中段・下段のどの位置までレンズ30を回動させるのかを示すレンズ駆動コマンドを生成する。そして、生成したレンズ駆動コマンドを、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する。
なお、ステップS12において、リーチ目が表示されていないと判断した場合は、判断結果がNOとなり、そのままレンズ駆動処理を終了し、他の処理へ移行する。
たとえば、第1、第2、第3停止リールが、それぞれ左リール3L、中リール3C、右リール3Rであり、リール表示窓4Lには、上段からスイカ、プラム、ベルの図柄が表示され、リール表示窓4Cには、上段からスイカ、青7、プラムの図柄が表示され、リール表示窓4Rには、上段からチェリー、ベル、スイカの図柄が表示されたとする。また、リーチ目情報において、これら3つのリールによる停止表示態様がリーチ目であると定められ、レンズ回動情報において、このリーチ目に対応するレンズの回動位置が、レンズ30L,30Cについては上段、レンズ30Rについては下段であると定められていたとする。
この場合、表示制御部83は、図7のステップS10において、レンズ30L,30Cをそれぞれ上段へ、右レンズ30Rを下段へ回動させる旨のレンズ駆動コマンドを生成し、レンズ駆動部90へ送信する。これによりレンズ駆動制御部92は、左レンズ30Lおよび中レンズ30Cが図4(ア)の位置から(イ)の位置へ、右レンズ3Rが図4(ア)の位置から(エ)の位置へ回動するまで各レンズ駆動モータ37L,37C,37Rを駆動する。その結果、リール表示窓4Lおよび4Cに表示された図柄のうち、上段に位置するスイカの図柄と、右リール表示窓4Rに表示された図柄のうち、下段に位置するスイカの図柄とが、それぞれレンズ30L,30C,30Rによって拡大表示される。
ところで、前述したステップS8の処理において、有効ライン上にリプレイ役または入賞役に対応する図柄組合せが揃った場合は、判断結果がYESとなる。この場合、表示制御部83は、受信した入賞判定情報に基づいてリプレイ役または入賞役に対応する図柄組合せが揃った有効ラインを認識する。そして、認識した有効ライン上の図柄まで、レンズ30L,30C,30Rをそれぞれ回動させることを示すレンズ駆動コマンドを、シリアルポート82を介してレンズ駆動部90へ送信した後、レンズ駆動処理を終了する(ステップS13)。
たとえば、図9に示すように、全リールが停止した結果、有効ラインとなっていた右下がりラインL5(図1参照)上にベル図柄が揃い、小役が入賞したとする。この場合、表示制御部83は、受信した入賞判定情報から、入賞役に対応する図柄組合せが揃った有効ラインが右下がりラインL5であることを認識し、左リール3Lについては上段、中リール3Cについては中段、右リール3Rについては下段に、それぞれレンズ30L,30C,30Rを回動させるレンズ駆動コマンドを生成する。そして、レンズ制御部90へ送信し、このコマンドを受信したレンズ駆動制御部92は、レンズ30L,30C,30Rが、図4(ア)の位置からそれぞれ(イ),(ウ),(エ)の位置へ回動するまで各レンズ駆動モータ37を駆動する。これにより、図9に示すように、リール表示窓4L,4C,4Rにおいて、右下がりラインL5上に停止表示されたベル図柄が、それぞれレンズ30L,30C,30Rによって拡大表示される。
以上説明したように、本実施の形態における遊技機においては、停止したリール上の図柄を適宜、レンズを用いて拡大表示するため、従来にはない視覚的効果を生み出すことができ、遊技に対し新たな興趣を付加することができる。
なお、一旦回動させたレンズを図4中、(ア)で示す初期位置に戻すタイミングとしては、たとえば、最後にレンズが回動してから所定時間が経過するか、遊技者が次の遊技を行うためのメダルを投入したかの、いずれか早いタイミングで行うようにする。前者のタイミングでレンズを初期位置に戻す場合は、たとえば、表示制御部83において、レンズ駆動コマンドをレンズ駆動部90へ送信した後、計時を開始し、所定時間が経過すると、レンズ駆動部90へレンズを初期位置へ戻すためのレンズ復帰コマンドを送信するようにする。また、後者のタイミングでレンズを初期位置に戻す場合は、たとえば、表示制御部83において、メダル投入時にメイン制御部50から送信される遊技種別情報を受信したときに、上述したレンズ復帰コマンドを送信するようにする。
そして、レンズ復帰コマンドを受信したレンズ駆動制御部92は、表示制御部83から受信したレンズ駆動コマンドに基づいて、どのレンズをどの位置まで回動させたのかを判断し、その判断結果に基づいて回動させたレンズが図4中、(ア)で示す初期位置に戻るまで、そのレンズに対応するレンズ駆動モータを駆動させる。
また、図7に示したレンズ駆動処理では、表示制御部83からレンズ駆動部90に対するレンズ駆動コマンドの送信タイミングを、各リールの停止時としているが、これに限らず、例えば同図、ステップS3、S6で決定したレンズ駆動コマンドを、全リールが停止した時に送信するようにしてもよい。
また、リーチ目が表示された場合、どの図柄をレンズによって拡大するのかについては、予め適宜定めておくべき事項であるが、例えば、停止表示された図柄のうち、ボーナス図柄(本実施の形態の場合、赤7、青7、BAR)を拡大するようにしてもよいし、停止表示された図柄のうち、各リールにそれぞれ同じ種類の図柄がある場合はその図柄(たとえば、図8(c)の場合、スイカ図柄)を拡大表示するように定めてもよい。
また、内部抽選でボーナス役に当選し、かつ、その当選したボーナス役に対応する図柄を有効ライン上に揃えられなかったときと、内部抽選で外れたときとにかかわらずリール表示窓に表示される表示態様を予め用意しておき、その表示態様が表示された場合、内部抽選の結果を参照し、ボーナス役に当選していたときだけ所定の図柄をレンズによって拡大表示するようにしてもよい。また、入賞時に拡大表示する図柄としては、たとえば、ボーナス役のような、より多くの特典を遊技者へ付与することとなる入賞役に対応する図柄組合せが有効ライン上に停止表示されたときのみ、当該図柄組合せを構成する図柄(すなわち、BB図柄またはRB図柄)を拡大表示するようにしてもよい。
遊技機としては、文字、数字、記号、または、図柄などを可変表示する可変表示装置を備え、当該可変表示装置に停止表示された図柄等に応じて遊技者に特典を付与する遊技機であれば、メダルを遊技媒体として用いるスロットマシンの他、パチンコ球を遊技媒体として用いるスロットマシン、および、弾球遊技機にも適用可能である。
1 遊技機
3L,3C,3R リール(可変表示装置)
4L,4C,4R リール表示窓(表示領域)
25 リールユニット
30L,30C,30R レンズ
31L,31R 支持部材(支持手段)
37L,37C,37R レンズ駆動モータ(駆動手段)
50 メイン制御部(駆動制御手段)
80 サブ制御部(駆動制御手段)
90 レンズ駆動部(駆動制御手段)
92 レンズ駆動制御部
3L,3C,3R リール(可変表示装置)
4L,4C,4R リール表示窓(表示領域)
25 リールユニット
30L,30C,30R レンズ
31L,31R 支持部材(支持手段)
37L,37C,37R レンズ駆動モータ(駆動手段)
50 メイン制御部(駆動制御手段)
80 サブ制御部(駆動制御手段)
90 レンズ駆動部(駆動制御手段)
92 レンズ駆動制御部
Claims (6)
- 所定の表示領域内で複数種類の識別情報を可変表示した後、該識別情報を停止表示する可変表示装置を備え、前記表示領域内に予め設定されている入賞ラインのうち有効化された入賞ライン上に停止表示された識別情報に応じて遊技者に特典を付与する遊技機において、
前記識別情報を拡大表示するレンズと、
前記レンズを、前記表示領域内と表示領域外との間で移動自在に支持する支持手段と、
前記支持手段に作用して前記レンズを移動させる駆動手段と、
前記表示領域内に前記識別情報により形成される予め定められた表示態様が停止表示された場合、該表示態様を形成する所定の識別情報を拡大表示する位置まで前記レンズを移動させるように、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記予め定められた表示態様は、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態にありながら、該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合のみに表示される表示態様である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記予め定められた表示態様は、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示されている表示態様である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記予め定められた表示態様は、有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示可能な状態にありながら、該識別情報が有効化された入賞ライン上に停止表示されなかった場合のみに表示される表示態様、または、
有効化された入賞ライン上に、遊技者へ特典を付与することとなる識別情報が停止表示されている表示態様である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記所定の識別情報は、前記有効化された入賞ラインに停止表示された場合、遊技者へ多くの特典を付与することとなる識別情報である
ことを特徴とする請求項2から4のうちいずれか1項に記載の遊技機。 - 前記所定の識別情報は、前記予め定められた表示態様を形成する識別情報のうち、互いに同じ種類の複数の識別情報である
ことを特徴とする請求項2から5のうちいずれか1項に記載の遊技機。
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