JP2007016387A - 標識柱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製造の容易な形状で、各種の仕様に幅広く対応でき、さらに安価に提供できる標識柱の提供。
【解決手段】 弧状の断面を有する板状の本体部分、および本体部分を保持する台座部分を有し、本体部分の表面には反射部材が配置され、本体部分の裏面の上部に補強用のリブ部分を有する標識柱。
【選択図】 図1
【解決手段】 弧状の断面を有する板状の本体部分、および本体部分を保持する台座部分を有し、本体部分の表面には反射部材が配置され、本体部分の裏面の上部に補強用のリブ部分を有する標識柱。
【選択図】 図1
Description
本発明は、道路のセンターライン、歩車道分離帯、ゼブラゾーン等に設置される標識柱に関する。
現在の高速道路および一般道路では、車両が接触や衝突をなしたときに曲がるポールをもつ道路標識柱が広く使用されている。
この種の道路標識柱としては、樹脂の射出成形または押出成形により形成された筒状ポール本体を型内にセットし、この型内に熱硬化性樹脂を流し込んで台を一体成形したものが一般的であるが、このような一体成形品(道路標識柱)は、脱脂等の下地処理や養生等が必要で成形に多大な工程、時間を費やすだけでなく、路面状況や様々な設置環境に対応させるためには多種類の製品を成形する必要があり、製作コストの上昇は否めない。その上、車両の衝突等によって一部が破損し標識柱としての機能が損なわれたとき、製品全体を新たなものに交換する必要があって、保守管理コストも高くつくという難点があった。
この種の道路標識柱としては、樹脂の射出成形または押出成形により形成された筒状ポール本体を型内にセットし、この型内に熱硬化性樹脂を流し込んで台を一体成形したものが一般的であるが、このような一体成形品(道路標識柱)は、脱脂等の下地処理や養生等が必要で成形に多大な工程、時間を費やすだけでなく、路面状況や様々な設置環境に対応させるためには多種類の製品を成形する必要があり、製作コストの上昇は否めない。その上、車両の衝突等によって一部が破損し標識柱としての機能が損なわれたとき、製品全体を新たなものに交換する必要があって、保守管理コストも高くつくという難点があった。
かかる課題を解決するために、たとえば、上下端部が開口し、長さ方向に沿って同一の内径を有する円筒形の中空柱状体よりなるポール部と、ポール部の内径とほぼ同一の外径の挿入部を有するキャップ部とベース部とからなり、ポール部の上端にキャップ部の挿入部が、ポール部の下端にベース部の挿入部が挿入され、ポール部の内側面とキャップ部及びベース部の挿入部の外側面とが融着されて一体化され、ベース部の下端部にはアンカーボルトが突設され、該アンカーボルトが路面に植設されたアンカーナットに螺着されることで、路面に固着されたものであることを特徴とする道路用標示体が提案されている(特開2003−113604)。
このほかにも、多くの提案がなされているが、ほとんどは中空円柱状の形態を有するポールをベース部に挿入して路面に固定するものであった。またポールを形成する材料としては高価なポリウレタンがその優れた物性のために使用されていた。
特開2003−113604
このほかにも、多くの提案がなされているが、ほとんどは中空円柱状の形態を有するポールをベース部に挿入して路面に固定するものであった。またポールを形成する材料としては高価なポリウレタンがその優れた物性のために使用されていた。
しかし、より製造の容易な形状で、各種の仕様に幅広く対応できるものが望まれていた。さらに材料としてはポリウレタン以外のより安価な樹脂で製造できるものが望まれていた。
本発明はかかる課題を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は弧状の断面を有する板状の本体部分、および本体部分を保持する台座部分を有し、本体部分の表面には反射部材が配置され、本体部分の裏面の上部に補強用のリブ部分を有する標識柱を提供する。弧状の断面を有する板とは、表面および裏面の、長さ方向と垂直な面との交線が2つのほぼ同じ直径の円の円弧の形状であり、全体がほぼ同じ厚さを有する板をいう。台座部分とは、本体部分を保持し、標識柱を安定に設置するための部材をいい、かかる機能を満足できる形状であれば任意の形状であることができる。リブは本体部分の曲げ強度を大きくするための補強部材である。好ましくはリブは本体部分と一体成形され、裏面において弓形に伸び、好ましくは本体部分の両側端まで伸びる。
好ましい実施態様においては、本体部分裏面下部にも補強用のリブ部分を有する。
さらに、本体部分下部の台座部分と接触する部分には凸部分を設けるとともに、台座部分の対応する部分には凹部分を設け、両者を嵌合させることができる。前記の凸部分は、本体部分の両側に設けることができる。したがって、台座部分においても、本体を保持する箇所の両側において凹部分を設けることができる。
また板状の本体部分の上端に、さらに、本体上端の弧の両末端から上方向に伸びる円弧と、本体上端の弧状の部分とを結んでなる部分球状形態物を設けることができる。これにより、一層の強度の向上が図れる。さらに、この部分に反射ビーズなどの反射材をたとえば超音波溶着により取り付け、反射機能を向上させることができる。
本体部分は押し出し成形または通常の射出成形により作ることができるので、高価なポリウレタン以外の汎用樹脂を原料として使用することができる。本体部分は好ましくはナイロンにより製造され、より好ましくは6−ナイロンまたは6,1−ナイロンにより製造される。
すなわち、本発明は弧状の断面を有する板状の本体部分、および本体部分を保持する台座部分を有し、本体部分の表面には反射部材が配置され、本体部分の裏面の上部に補強用のリブ部分を有する標識柱を提供する。弧状の断面を有する板とは、表面および裏面の、長さ方向と垂直な面との交線が2つのほぼ同じ直径の円の円弧の形状であり、全体がほぼ同じ厚さを有する板をいう。台座部分とは、本体部分を保持し、標識柱を安定に設置するための部材をいい、かかる機能を満足できる形状であれば任意の形状であることができる。リブは本体部分の曲げ強度を大きくするための補強部材である。好ましくはリブは本体部分と一体成形され、裏面において弓形に伸び、好ましくは本体部分の両側端まで伸びる。
好ましい実施態様においては、本体部分裏面下部にも補強用のリブ部分を有する。
さらに、本体部分下部の台座部分と接触する部分には凸部分を設けるとともに、台座部分の対応する部分には凹部分を設け、両者を嵌合させることができる。前記の凸部分は、本体部分の両側に設けることができる。したがって、台座部分においても、本体を保持する箇所の両側において凹部分を設けることができる。
また板状の本体部分の上端に、さらに、本体上端の弧の両末端から上方向に伸びる円弧と、本体上端の弧状の部分とを結んでなる部分球状形態物を設けることができる。これにより、一層の強度の向上が図れる。さらに、この部分に反射ビーズなどの反射材をたとえば超音波溶着により取り付け、反射機能を向上させることができる。
本体部分は押し出し成形または通常の射出成形により作ることができるので、高価なポリウレタン以外の汎用樹脂を原料として使用することができる。本体部分は好ましくはナイロンにより製造され、より好ましくは6−ナイロンまたは6,1−ナイロンにより製造される。
本発明の標識柱は、車両などとの接触後の復元性に優れ、安価に多種の仕様のものを製造することができるという効果を奏する。本発明の標識柱は道路のセンターライン、歩車道分離帯、ゼブラゾーン等に設置され、道路標識柱として好適に使用される。本発明の標識柱は板状であるため、反射材を付着できる面積が大きく反射効率に優れるという効果も有する。また形状が板状であるため金型も安価であり、製造も容易である。さらに原料の樹脂も安価なものが使用できるため、製品の価格は従来のものよりも安く設定することができる。そのため、個人でも購入が容易で、個人の駐車場、私道入り口などに設置することもできる。この際、台座をアンカーボルトなどの手段により恒久的に固定することなく、単に本発明の標識柱を路面上に置き、必要に応じて移動することができる。
以下、本発明にかかる標識柱について、図面を参照しつつ説明する。これらはあくまでも例示にすぎず本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は本発明の標識柱の本体部分の正面図、図2は本発明の標識柱の本体部分の背面図、図3は本発明の標識柱の本体部分の側面図、図4は本発明の標識柱の本体部分の上面図である。
本体部分1は図4に明確に示されるように弧状の断面を有する板状物である。前方向からの光を効率的に反射することができれば、弧の大きさは特に規定するものではない。板状物の好適な厚さは使用する材料により変化するため特に規定するものではないが、一般的には7−2mm、さらに一般的には3−5mmである。好ましくは板状物の両側端部分はやや肉厚にされるか、または図4に示されるように円柱状とされる。これにより本体部分の剛性を増すことができる。
本体部分の表面には反射部材2が配置される。反射部材としては任意の公知の部材が使用でき、たとえば、ガラスビーズなどを結着剤とともに紙などの基材の上に固定させた反射シートを使用することができる。
図1は本発明の標識柱の本体部分の正面図、図2は本発明の標識柱の本体部分の背面図、図3は本発明の標識柱の本体部分の側面図、図4は本発明の標識柱の本体部分の上面図である。
本体部分1は図4に明確に示されるように弧状の断面を有する板状物である。前方向からの光を効率的に反射することができれば、弧の大きさは特に規定するものではない。板状物の好適な厚さは使用する材料により変化するため特に規定するものではないが、一般的には7−2mm、さらに一般的には3−5mmである。好ましくは板状物の両側端部分はやや肉厚にされるか、または図4に示されるように円柱状とされる。これにより本体部分の剛性を増すことができる。
本体部分の表面には反射部材2が配置される。反射部材としては任意の公知の部材が使用でき、たとえば、ガラスビーズなどを結着剤とともに紙などの基材の上に固定させた反射シートを使用することができる。
本体部分の裏面、すなわち断面の弧状部分の内側に、補強のためにリブ4が設けられる。リブは好ましくは本体部分の上部末端から50mm以内の場所に設けられる。さらに、本体部分の裏面の下部にもリブ5を設けることができる。下部のリブを設ける位置は、台座部分により保持された場合に台座の上端から約50mm以内、好ましくは約30mm以内、もっとも好ましくは約10mm以内の箇所である。リブがないと、自動車などと接触して曲げられた際に折れやすくなり、好ましくない。
図5および図6は板状の本体部分の上端に、さらに、本体上端の弧の両末端7から上方向に伸びる円弧8と、本体上端の弧状の部分9とを結んでなる部分球状形態物6を設けた例を示す図である。上記のようにこれにより標識柱の強度が向上する。また、この場所にも反射材を取り付けることができる。
図5および図6は板状の本体部分の上端に、さらに、本体上端の弧の両末端7から上方向に伸びる円弧8と、本体上端の弧状の部分9とを結んでなる部分球状形態物6を設けた例を示す図である。上記のようにこれにより標識柱の強度が向上する。また、この場所にも反射材を取り付けることができる。
本体部分は、台座部分により保持される。台座部分には本体部分の差し込み部分が設けられ、差し込んだ後に本体部分をボルトなどにより強く挟むことにより固定することができる。該差し込み部分の形状は本体部分の弧に対応して形成されることが好ましい(図7参照)。また、本体部分下部の台座部分と接触する部分には凸部分を設けるとともに、台座部分の対応する部分には凹部分を設け、両者を嵌合させことが好ましい。好ましくは本体部分の両面に凸部分3が設けられ、対応する両側の台座部分凹部分が形成される。さらに、異なる実施態様として本体部分に穴を開け、これを貫通する手段により本体部分と台座を固定することもできる。これにより、自動車などと接触して曲げられた後、復元した際に本体部分がずれ、台座に対して斜めになることが防止される。
図9に、本発明の好ましい実施態様の標識柱の下部の構造を表す図を示す。中央部に穴のあいた突起は、本体部分下部の台座部分と接触する部分に設けられた凸部分である。該凸部分は本体の反対側にも設けられている。好ましくは中央部に開けられた穴を使用して、ボルトなどの公知の固定手段により台座部分に本体部分が固定される。さらに、前記の凸部分の上にはリブが設けられており、本体部分の強度が向上される。
台座は、たとえばアンカーボルトおよび接着剤などの公知の手段により路面に固定することができる。また台座を路面に固定することなく可動式標識柱としても使用することができる。
図9に、本発明の好ましい実施態様の標識柱の下部の構造を表す図を示す。中央部に穴のあいた突起は、本体部分下部の台座部分と接触する部分に設けられた凸部分である。該凸部分は本体の反対側にも設けられている。好ましくは中央部に開けられた穴を使用して、ボルトなどの公知の固定手段により台座部分に本体部分が固定される。さらに、前記の凸部分の上にはリブが設けられており、本体部分の強度が向上される。
台座は、たとえばアンカーボルトおよび接着剤などの公知の手段により路面に固定することができる。また台座を路面に固定することなく可動式標識柱としても使用することができる。
1:本体部分
2:反射部材
3:凸部分
4:リブ
5:リブ
6:上端部分球状形態部分
7:本体上端の弧の両末端
8:本体上端の弧の両末端から上方に伸びる円弧
9:本体上端の弧状の部分
2:反射部材
3:凸部分
4:リブ
5:リブ
6:上端部分球状形態部分
7:本体上端の弧の両末端
8:本体上端の弧の両末端から上方に伸びる円弧
9:本体上端の弧状の部分
Claims (5)
- 弧状の断面を有する板状の本体部分、および本体部分を保持する台座部分を有し、本体部分の表面には反射部材が配置され、本体部分の裏面の上部に補強用のリブ部分を有する標識柱。
- 本体部分裏面下部にも補強用のリブ部分を有する、請求項1記載の標識柱。
- 本体部分下部の台座部分と接触する部分には凸部分を設けるとともに、台座部分の対応する部分には凹部分を設け、両者を嵌合させる請求項1または2記載の標識柱。
- 板状の本体部分の上端に、さらに、本体上端の弧の両末端から上方向に伸びる円弧と、本体上端の弧状の部分とを結んでなる部分球状形態物を設ける請求項1から3のいずれか1項記載の標識柱。
- 本体部分がナイロンで作られる、請求項1から4のいずれか1項記載の標識柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005195735A JP2007016387A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 標識柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005195735A JP2007016387A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 標識柱 |
Publications (1)
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---|---|
JP2007016387A true JP2007016387A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37753786
Family Applications (1)
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JP2005195735A Pending JP2007016387A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 標識柱 |
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JP (1) | JP2007016387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014038516A (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-27 | Hayashi Bussan Co Ltd | 縦長な交通標識 |
-
2005
- 2005-07-05 JP JP2005195735A patent/JP2007016387A/ja active Pending
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