JP2007015097A5 - - Google Patents

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ワーク固定装置
本発明は、ワーク固定装置に関し、特に、ワーク固定装置本体に放射方向に形成した案内溝に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片と、該複数個のクランプ片を同期して放射方向に移動するためのクランプ片の移動機構とを備え、ワーク固定装置本体に形成した孔部に挿通した断面円形のワークを把持するためのワーク固定装置に関するものである。
従来、断面円形(本明細書において、中空の管状のものを含む。)のワークに対して、スピニング加工、切削加工等の加工を施す場合、ワークを固定する必要があるため、種々のワーク固定装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この種のワーク固定装置は、図11に示すように、通常、複数個のクランプ片2を移動するためのクランプ片の移動機構3を備えているが、クランプ片2の背面又は側面に配設した移動機構3によりクランプ片2を支持して、移動するようにしているため、ワークの固定が、ワークの中心部のみになったり、片側に偏る傾向があった。
このため、ワークが、長尺物の場合、アルミニウム等の柔らかい金属製や中空の管状で剛性が小さいものの場合、寸法精度が高くなくばらつくような場合等には、ワークを確実に固定できず、ひいては、加工精度や作業効率に悪影響を及ぼすという問題があった。
特開平7−227733号公報
本発明は、上記従来のワーク固定装置の有する問題点に鑑み、ワークを固定する締付力がワークの長さ方向に偏ることなく、ワークを安定して固定できるワーク固定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本第1発明のワーク固定装置は、ワーク固定装置本体に放射方向に形成した案内溝に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片と、該複数個のクランプ片を同期して放射方向に移動するためのクランプ片の移動機構とを備え、ワーク固定装置本体に形成した孔部に挿通した断面円形のワークを把持するためのワーク固定装置において、前記クランプ片の移動機構が、中心にワークを挿通する孔部を、両側に中心から外周に向けてうずまき線状のスクロール用ガイドを、それぞれ形成した作動円盤と、該作動円盤を回転駆動するための回転駆動機構と、作動円盤のスクロール用ガイドと噛合する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設したスクロール片とからなることを特徴とする。
また、同じ目的を達成するため、本第2発明のワーク固定装置は、前記作動円盤に形成したスクロール用ガイドをカム溝から構成し作動円盤のカム溝に嵌入する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設したスクロール片を摺動片から構成したことを特徴とする。
この場合において、作動円盤の両側に配設したクランプ片の間隔が、ワークの直径以上の寸法になるようにすることができる。
また、作動円盤の両側に配設したスクロール片を連動して駆動するようにすることができる。
また、作動円盤の両側に配設したスクロール片を片側毎に独立して駆動するようにすることができる。
本第1発明のワーク固定装置によれば、クランプ片の移動機構を、中心にワークを挿通する孔部を、両側に中心から外周に向けてうずまき線状のスクロール用ガイドを、それぞれ形成した作動円盤と、該作動円盤を回転駆動するための回転駆動機構と、作動円盤のスクロール用ガイドと噛合する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設したスクロール片とから構成することにより、クランプ片が、作動円盤を挟んでその両側に配設されるとともに、ワークを固定する締付力が作動円盤を挟んで対称にかかることとなるため、ワークを固定する締付力がワークの長さ方向に偏ることがなく、ワークを安定して固定することができる。
また、本第2発明のワーク固定装置によれば、クランプ片の移動機構を、中心にワークを挿通する孔部を、両側に中心から外周に向けてうずまき線状のカム溝を、それぞれ形成した作動円盤と、該作動円盤を回転駆動するための回転駆動機構と、作動円盤のカム溝に嵌入する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設した摺動片とから構成することにより、クランプ片が、作動円盤を挟んでその両側に配設されるとともに、ワークを固定する締付力が作動円盤を挟んで対称にかかることとなるため、ワークを固定する締付力がワークの長さ方向に偏ることがなく、ワークを安定して固定することができる。
また、作動円盤の両側に配設したクランプ片の間隔を、ワークの直径以上の寸法になるようにすることにより、長尺物のワークやワークの両端を加工するワークを、安定して固定することができる。
また、作動円盤の両側に配設したスクロール片を連動して駆動するようにすることにより、作動円盤やその回転駆動機構を簡略化することができる。
また、作動円盤の両側に配設したスクロール片を片側毎に独立して駆動するようにすることにより、スクロール片に配設した両側のクランプ片の移動量を片側毎に独立して設定することができ、長さ方向に径の大きさが異なったり、バラツキがあるワークの場合であっても、ワークを固定する締付力がワークの長さ方向に偏ることがなく、ワークを安定して固定することができる。
以下、本発明のワーク固定装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図7に、本発明のワーク固定装置を、ワークに対してスピニング加工を施す装置に適用した第1実施例を示す。
このワーク固定装置Mは、ワークW、本実施例においては、中間部にくびれを形成した断面円形の中空の管状のワークの両端部にスピニング加工による絞り加工を施すためのスピニング加工装置Sと対峙するように配設される。
そして、ワーク固定装置Mは、ワーク固定装置本体1に形成した円形の孔部12に挿通した断面円形のワークWを把持するためのもので、ワーク固定装置本体1に放射方向に形成した案内溝11に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片2と、この複数個のクランプ片2を同期して放射方向に移動するためのクランプ片2の移動機構3とを備えている。
なお、本実施例においては、図3及び図4に示すように、ワーク固定装置本体1の両側面に、側円板10をボルトBで固定するようにし、この側円板10の中心に円形の孔部12を形成するとともに、この孔部12に放射方向の内端側が連続するように案内溝11を形成するようにしている。
そして、クランプ片2の移動機構3は、中心にワークWを挿通する円形の孔部41を、両側の面に中心から外周に向けて巻き方向が反対のうずまき線状のスクロール用ガイド42a、42bを、それぞれ形成した作動円盤としてのスクロール用円盤4と、このスクロール用円盤4を回転駆動するための回転駆動機構5と、スクロール用円盤4のスクロール用ガイド42a、42bと噛合する嵌合部61を有し、スクロール用円盤4の両側に複数個のクランプ片2(図1において、スクロール用円盤4の左側のクランプ片をクランプ片2a、右側のクランプ片をクランプ片2bとする。)にそれぞれ対応するように配設したスクロール片6とから構成するようにしている。
ここで、クランプ片2のスクロール片6への取付は、ボルト等の任意の固着手段を用いるようにするが、この際、スクロール片6に取り付けた円形のキー62によりクランプ片2を正確に位置決めして取り付けるようにすることが望ましい。
この場合において、スクロール用円盤4のうずまき線状のスクロール用ガイド42a、42bは、一方のスクロール用ガイド42aを、図5(a)に示すように、中心から外周に向けて左巻きのうずまき線状の凹凸条で、また、他方のスクロール用ガイド42bを、図5(c)に示すように、中心から外周に向けて右巻きのうずまき線状の凹凸条で、構成するようにしている。
そして、このスクロール用円盤4のスクロール用ガイド42a、42bと噛合する、クランプ片2を取り付けるためのスクロール片6の凹凸条からなる嵌合部61を、スクロール片6に取り付けたクランプ片2の先端が、スクロール用円盤4の円形の孔部41と中心を同じくする略同心円上に位置するように、順次位相を変えて形成するようにする。
また、図2に示すように、スクロール用円盤4の外周面には、スクロール用円盤4を回転駆動するための回転駆動機構5のラックギア51と噛合する歯車43を形成し、回転駆動機構5のラックギア51を油圧シリンダ52の押引駆動(ピストンロッドPRの摺動)により(又はウォームギア(図示せず)をモータ等の任意の回転駆動機構若しくは手動により回転駆動することにより)、スクロール用円盤4を回転させることができるように構成されている。
ここで、ラックギア51は、油圧シリンダ52のピストンP間に介在したピストンロッドPRに形成するようにするとともに、ピストンロッドPRは、ピストンロッドPRに形成したキー溝KMに、ワーク固定装置本体1側に配設したキーKを挿入することにより、回転することなく油圧シリンダ52内を摺動するようにする。そして、ピストンロッドPRの摺動は、油圧シリンダ52のシリンダ室CY1、CY2に選択的に作動油を供給することにより行うようにする。また、油圧シリンダ52のシリンダ室CY1、CY2に繋がる油圧回路をブロックすることにより、スクロール用円盤4を回転駆動するための回転駆動機構5を固定し、クランプ片2の把持力を一定状態に維持することができる。
これにより、回転駆動機構5によってスクロール用円盤4を回転駆動することにより、スクロール用円盤4の両側の面に形成されたうずまき線状のスクロール用ガイド42a、42bはうずまき線が左右逆巻きとされていることから、ワーク固定装置本体1に放射方向に形成した案内溝11に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片2を、スクロール用円盤4の両側において、スクロール片6を介して同期して放射方向に移動させて、クランプ片2によりワークWを固定したり、クランプ片2によるワークWの固定を解除することができるようにしている。
ところで、本実施例においては、スクロール用円盤4の両側に、スクロール片6を介して配設したクランプ片2の間隔D1を、ワークWの直径D2以上の寸法になるようにしている。
これにより、本実施例に示すような、中間部にくびれを形成し、その両端を加工するワークや長尺物のワークを安定して固定することができる。
また、図6のように把持位置の直径に差があるワーク(段付き管)Wを固定する場合には、スクロール片6の嵌合部61がスクロール用円盤4のスクロール用ガイド42a、42bに噛み合った状態で、一方の側円板10、例えば、図3において右側の側円板10のボルトBを外し、側円板10を所望角度量だけ回動させると図3において右側のクランプ片2bだけが放射方向に変位する(このとき、図3において左側のクランプ片2aは変位しない。)。この変位後の位置で側円板10を固定すれば、クランプ片2aとクランプ片2bは放射方向にずれた配置となるので、図6のように把持位置の直径に差があるワーク(段付き管)Wを確実に把持することができる。
このほか、クランプ片2aとクランプ片2bを放射方向にずれた配置とする方法としては、スクロール片6に対するクランプ片2の取付位置を変更する方法がある。具体的には、図7(a)に示すように、スクロール片6に対してクランプ片2b−1を回転変位させることにより、寸法L1と寸法L2の差の分だけスクロール片6に対するクランプ片2の取付位置をずらせたり、図7(b)に示すように、スクロール片6に対してクランプ片2b−2を摺動変位させることにより、寸法L3だけスクロール片6に対するクランプ片2の取付位置をずらせることにより、スクロール片6に対するクランプ片2の取付位置を変更することができる。なお、図7(b)において、DBは段部Dが形成されたボルト、LSは長孔、Hは段部Dが嵌係合する凹部である。
また、ワーク固定装置Mは、図1〜図2に示すように、ワーク固定装置Mの基台部7に、ワーク固定装置Mの上部構造部をスピニング加工装置Sの加工軸(ワークWの中心軸)と直交する水平方向に移動させる水平移動機構71及びその駆動装置72を、また、上部構造部を鉛直軸を中心として回転させる回転機構73及びその駆動装置74を、それぞれ配設するようにする。
ここで、水平移動機構71及びその駆動装置72は、ワーク固定装置Mの上部構造部を載置したテーブル75の下部にボールスクリュー用ナット72aが固定され、これに螺合するボールスクリュー72bが水平移動機構71のガイドレール71aと平行に配置され、サーボモータ(図示省略)によって回動可能に支持されている。
これにより、駆動装置72のサーボモータによってボールスクリュー72bを回転駆動することにより、テーブル75をスピニング加工装置Sの加工軸(ワークWの中心軸)と直交する水平方向に移動できるようにしている。
また、回転機構73及びその駆動装置74は、テーブル75上に配設され、ワーク固定装置Mの上部構造部を鉛直軸を中心として回転させることができるように構成されている。
これにより、駆動装置74によってワーク固定装置Mの上部構造部を鉛直軸を中心として回転駆動することにより、上部構造部の方向を、例えば、180゜回転するようにして、ワーク固定装置MによりワークWを固定したまま、掴み換えを行うことなく、1台のスピニング加工装置SによりワークWの両端部にスピニング加工による絞り加工を施すことができるようにしている。
このワーク固定装置Mは、クランプ片2の移動機構3を、中心にワークWを挿通する孔部41を、両側の面に中心から外周に向けて巻き方向が反対のうずまき線状のスクロール用ガイド42a、42bを、それぞれ形成したスクロール用円盤4と、このスクロール用円盤4を回転駆動するための回転駆動機構5と、スクロール用円盤4のスクロール用ガイド42a、42bと噛合する嵌合部61を有し、スクロール用円盤4の両側に複数個のクランプ片2にそれぞれ対応するように配設したスクロール片6とから構成するようにしているので、クランプ片2が、スクロール用円盤4を挟んでその両側に配設されるとともに、ワークWを固定する締付力がスクロール用円盤4を挟んで対称にかかることとなるため、ワークWを固定する締付力がワークWの長さ方向に偏ることがなく、ワークWを安定して固定することができる。
ところで、上記第1実施例では、作動円盤をスクロール用円盤4で構成するようにしているが、このスクロール用円盤4、図8に示す第2実施例のように、作動円盤を、両側の面に中心から外周に向けて巻き方向が反対のうずまき線状のカム溝44a、44bを形成したカム溝円盤4Aで構成することもできる。
そして、本実施例では、カム溝44a、44bに嵌入する突起(カムフロアー)63を摺動片6Aに突設し、歯車43Aを介して、適宜の駆動機構(図示省略)によってカム溝円盤4Aを回転駆動することにより、第1実施例と同様、ワーク固定装置本体1に放射方向に形成した案内溝11に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片2を、摺動片6Aを介して同期して放射方向に移動させて、クランプ片2によりワークWを固定したり、クランプ片2によるワークWの固定を解除することができるようにしている。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
また、上記第1実施例では、クランプ片2の移動機構3としてのスクロール用円盤(作動円盤)4を一体物で構成し、このスクロール用円盤4を1つの回転駆動機構5により回転駆動することにより、スクロール用円盤4の両側に配設したスクロール片6、6を連動して駆動するようにしてすることにより、スクロール片6、6に配設した両側のクランプ片2a、2bの移動量を両側で揃うようにしているが、これに代えて、図9〜図10に示す第3実施例のように、スクロール用円盤4の両側に配設したスクロール片6、6を片側毎に独立して駆動するようにすることにより、スクロール片6、6に配設した両側のクランプ片2a、2bの移動量を片側毎に独立して設定することができるようにすることもできる。
より具体的には、本実施例においては、クランプ片2の移動機構3(3a、3b)としてのスクロール用円盤4を、図9に示すように、一側面を合わせ面とした左側のスクロール用円盤4aと右側のスクロール用円盤4bとに2分割し、このスクロール用円盤4a、4bをそれぞれ個別の回転駆動機構5a、5bにより回転駆動することにより、スクロール用円盤4a、4bの両側に配設したスクロール片6、6を片側毎に独立して駆動することができるようにしている。
そして、図9〜図10に示すように、スクロール用円盤4a、4bを直径方向の2箇所において回転駆動機構5a、5bにより回転駆動するようにしている。具体的には、スクロール用円盤4aを回転駆動機構5aにより上に向けて(PA−1→PA−2)押し廻すようにし、また、スクロール用円盤4bを回転駆動機構5bにより下に向けて(PB−1→PB−2)押し廻すようにして、スクロール用円盤4a、4bの両側に配設したスクロール片6、6を片側毎に独立して駆動し、ワークWを固定するようにしているので、例えば、スクロール用円盤4a、4bを直径方向の2箇所において回転駆動機構5a、5bにより共に下に向けて(あるいは共に上に向けて)押し廻すようにする場合と比較して、スクロール用円盤4a、4bに対して軸受機能を奏する側円板10や孔部41を構成する内周側の軸受に対する回転駆動機構5a、5bによる負荷の影響を軽減できる効果がある。
また、スクロール用円盤4a、4bに対する回転駆動機構5a、5bのピストンPa、Pbは、スクロール用円盤4a、4bの合わせ面となる中央線SLから両側に距離Lだけオフセットされており、ラック歯Ra、Rbもその両側が切除されて干渉を生じないようにされている。
なお、スクロール用円盤4a、4bの回転駆動機構5a、5bは、本実施例に示すように、スクロール用円盤4a、4bの直径方向の2箇所に対向して配設する以外の任意の配置構成、例えば、回転駆動機構5aと回転駆動機構5bとを直角方向に配置するようにしてもよい。
また、スクロール用円盤4a、4bの回転駆動機構5a、5bには、本実施例に示すようなロッドレスシリンダ以外の任意の駆動源、例えば、通常のピストンロッドを有するシリンダを用い、駆動力伝達機構を介して、ラック歯Ra、Rbを駆動するようにしてもよい。
そして、両側のクランプ片2a、2bの移動量を片側毎に独立して設定することができるようにすることにより、長さ方向に径の大きさが異なったり、バラツキがあるワークWの場合であっても、ワークWを固定する締付力がワークWの長さ方向に偏ることがなく、ワークWを安定して固定することができる。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
以上、本発明のワーク固定装置について、ワークに対してスピニング加工を施す装置に適用した実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせたり、切削加工等のスピニング加工以外の加工を施す場合のワーク固定装置に適用するようにする等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のワーク固定装置は、ワークをワークの長さ方向に偏ることなく安定して固定できることから、種々の形状、性状のワークに対して、スピニング加工、切削加工等の加工を施す場合において、ワークを固定する用途に好適に用いることができる。
本発明のワーク固定装置の第1実施例を示す正面部分断面図である。 図1のI−I線に沿う側面部分断面図である。 クランプ片の取付構造の詳細を示す正面断面図である。 図3のII−II線に沿う側面図である。 スクロール用円盤を示し、(a)は左側面図、(b)は正面断面図、(c)は右側面図である。 クランプ片によるワークの把持状態の一例を示す説明図である。 クランプ片とスクロール片との取付構造を示し、(a)は第1例の正面図、(b1)は第2例の正面図、(b2)は第2例の右側面図である。 本発明のワーク固定装置の第2実施例を示すカム溝円盤を示し、(a)は左側面図、(b)は(a)のIII−III線に沿う側面断面図である。 本発明のワーク固定装置の第3実施例を示し、(a)正面部分断面図、(b)はスクロール用円盤の回転駆動機構の拡大断面図である。 図9(a)のIV−IV線に沿う側面部分断面図である。 従来のワーク固定装置を示す正面図である。
1 ワーク固定装置本体
10 側円板
11 案内溝
12 孔部
2 クランプ片
2a (左側の)クランプ片
2b (右側の)クランプ片
3 クランプ片の移動機構
3a (左側の)クランプ片の移動機構
3b (右側の)クランプ片の移動機構
4 スクロール用円盤(作動円盤)
4a (左側の)スクロール用円盤(作動円盤)
4b (左側の)スクロール用円盤(作動円盤)
4A カム溝円盤(作動円盤)
41 孔部
42a スクロール用ガイド
42b スクロール用ガイド
43 歯車
43A 歯車
44a カム溝
44b カム溝
5 スクロール用円盤の回転駆動機構
6 スクロール片
6A 摺動片
61 嵌合部
62 キー
63 突起(カムフロアー)
7 基台部
71 水平移動機構
71a ガイドレール
72 水平移動機構の駆動装置
72a ボールスクリュー用ナット
72b ボールスクリュー
73 回転機構
74 回転機構の駆動装置
75 テーブル
D1 クランプ片の間隔
D2 ワークの直径
M ワーク固定装置
S スピニング加工装置
W ワーク

Claims (5)

  1. ワーク固定装置本体に放射方向に形成した案内溝に沿って移動可能に配設した複数個のクランプ片と、該複数個のクランプ片を同期して放射方向に移動するためのクランプ片の移動機構とを備え、ワーク固定装置本体に形成した孔部に挿通した断面円形のワークを把持するためのワーク固定装置において、前記クランプ片の移動機構が、中心にワークを挿通する孔部を、両側に中心から外周に向けてうずまき線状のスクロール用ガイドを、それぞれ形成した作動円盤と、該作動円盤を回転駆動するための回転駆動機構と、作動円盤のスクロール用ガイドと噛合する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設したスクロール片とからなることを特徴とするワーク固定装置。
  2. 前記作動円盤に形成したスクロール用ガイドをカム溝から構成し作動円盤のカム溝に嵌入する嵌合部を有し、作動円盤の両側に複数個のクランプ片にそれぞれ対応するように配設したスクロール片を摺動片から構成したことを特徴とする請求項1記載のワーク固定装置。
  3. 作動円盤の両側に配設したクランプ片の間隔が、ワークの直径以上の寸法になるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のワーク固定装置。
  4. 作動円盤の両側に配設したスクロール片を連動して駆動するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のワーク固定装置。
  5. 作動円盤の両側に配設したスクロール片を片側毎に独立して駆動するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のワーク固定装置。
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