JP2631124B2 - 研削盤 - Google Patents
研削盤Info
- Publication number
- JP2631124B2 JP2631124B2 JP63071315A JP7131588A JP2631124B2 JP 2631124 B2 JP2631124 B2 JP 2631124B2 JP 63071315 A JP63071315 A JP 63071315A JP 7131588 A JP7131588 A JP 7131588A JP 2631124 B2 JP2631124 B2 JP 2631124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- workpiece
- hollow
- shaft
- main shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 研削盤に係わり、とりわけ被加工物を駆動する主軸台
に関する。
に関する。
(従来の技術) 従来の研削盤について第6図、第7図を参照にして説
明する。
明する。
従来、被加工物を機械に取付ける際には、主軸台面板
に取付けられている駒62をほぼ水平位置にしておき、被
加工物軸端部に回し金61を取付けてから、被加工物をク
レーンで吊り下げながら、駒62の間に回し金部の位相を
合せながら、さらに被加工物軸端のセンタ穴を主軸先端
のセンタに挿入し、その状態で被加工物他端のセンタ穴
に心押軸を繰出して心押軸先端のセンタを挿入して、被
加工物を機械に取付けていた。またワーク受台を備えた
機械でも上記と同様の操作が必要であり、わずかに被加
工物のセンタ穴に心押軸のセンタを挿入する作業が、ク
レーンを外してからでもできた。被加工物を機械より取
外す場合には、回し金の位相が被加工物の取外しの際都
合のよい状態にして、主軸面板を逆転させて駒がほぼ水
平位置にしてから、機上の被加工物をクレーンで吊った
状態にして上記の逆動作、即ち心押軸を後退させ、さら
に被加工物を心押台側に移動させてセンタの係合を解除
しその状態で駒に回し金が当らないようにして吊り上げ
て取外していた。
に取付けられている駒62をほぼ水平位置にしておき、被
加工物軸端部に回し金61を取付けてから、被加工物をク
レーンで吊り下げながら、駒62の間に回し金部の位相を
合せながら、さらに被加工物軸端のセンタ穴を主軸先端
のセンタに挿入し、その状態で被加工物他端のセンタ穴
に心押軸を繰出して心押軸先端のセンタを挿入して、被
加工物を機械に取付けていた。またワーク受台を備えた
機械でも上記と同様の操作が必要であり、わずかに被加
工物のセンタ穴に心押軸のセンタを挿入する作業が、ク
レーンを外してからでもできた。被加工物を機械より取
外す場合には、回し金の位相が被加工物の取外しの際都
合のよい状態にして、主軸面板を逆転させて駒がほぼ水
平位置にしてから、機上の被加工物をクレーンで吊った
状態にして上記の逆動作、即ち心押軸を後退させ、さら
に被加工物を心押台側に移動させてセンタの係合を解除
しその状態で駒に回し金が当らないようにして吊り上げ
て取外していた。
(発明が解決しようとする課題) 主軸台面板の駒62で被加工物軸端切欠部7bを直接駆動
するためには駒62の間を軸端切欠部7bがクレーンで吊り
下げながら通過せねばならず、この係合作業は駒62と軸
端切欠部7bとの隙間が小さく非常に難かしい。そのため
に通常は軸端切欠部7bに回し金61を取付けて、回し金61
を駆動する駒62の位置を回転中心より遠ざけて駒62の間
隔を広げて回し金61の通過を容易にしていた。そのため
に被加工物軸端形状に合わせた種々の回し金を用意し、
その回し金の保管、管理が必要なばかりでなく、大形の
ものはクレーンで運搬する必要があった。しかし回し金
を使用してもクレーンを使用するような大重量の被加工
物の取付け、取外し時の係合作業は煩雑なばかりでな
く、特に大形機械では足場も悪く安全作業の点でも問題
があった。
するためには駒62の間を軸端切欠部7bがクレーンで吊り
下げながら通過せねばならず、この係合作業は駒62と軸
端切欠部7bとの隙間が小さく非常に難かしい。そのため
に通常は軸端切欠部7bに回し金61を取付けて、回し金61
を駆動する駒62の位置を回転中心より遠ざけて駒62の間
隔を広げて回し金61の通過を容易にしていた。そのため
に被加工物軸端形状に合わせた種々の回し金を用意し、
その回し金の保管、管理が必要なばかりでなく、大形の
ものはクレーンで運搬する必要があった。しかし回し金
を使用してもクレーンを使用するような大重量の被加工
物の取付け、取外し時の係合作業は煩雑なばかりでな
く、特に大形機械では足場も悪く安全作業の点でも問題
があった。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたもので、その目
的は機械への被加工物の取付け、取外し作業を容易にす
る研削盤を提供することにある。
的は機械への被加工物の取付け、取外し作業を容易にす
る研削盤を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決するために、ワーク受台
を備えた研削盤であって、主軸台本体に固着された中空
軸と、前記中空軸内を軸線方向に移動可能に挿通された
主軸と、前記主軸を軸線方向に摺動させる移動手段と、
前記空軸に軸受を介して回転自在に支持されたプーリ
と、前記プーリ端面に固着されたブロックに嵌着され主
軸軸線と直交する方向に配設されたピンを中心に揺動可
能な中空フランジと、前記中空フランジ内部に形成され
たキー溝にキーを介して摺動可能に係合すると共に、前
記主軸外周に係合した連結ピンが嵌着したスリーブに取
付けられた爪とを有していることを特徴としている。ま
た本発明は、ワーク受台を備えた研削盤において、主軸
台本体に固着された中空軸と、前記中空軸内を軸線方向
に移動可能に挿通された主軸と、前記主軸を軸線方向に
摺動させる移動手段と、前記空軸に軸受を介して回転自
在に支持されたプーリと、前記プーリを定位置に停止さ
せる割出手段と、前記プーリ端面に固着されたブロック
に嵌着され主軸軸線と直交する方向に配設されたピンを
中心に揺動可能な中空フランジと、前記中空フランジ内
部に形成されたキー溝にキーを介して摺動可能に係合す
ると共に、前記主軸外周に係合した連結ピンが嵌着した
スリーブに取付けられた爪とを有していることを特徴と
している。
を備えた研削盤であって、主軸台本体に固着された中空
軸と、前記中空軸内を軸線方向に移動可能に挿通された
主軸と、前記主軸を軸線方向に摺動させる移動手段と、
前記空軸に軸受を介して回転自在に支持されたプーリ
と、前記プーリ端面に固着されたブロックに嵌着され主
軸軸線と直交する方向に配設されたピンを中心に揺動可
能な中空フランジと、前記中空フランジ内部に形成され
たキー溝にキーを介して摺動可能に係合すると共に、前
記主軸外周に係合した連結ピンが嵌着したスリーブに取
付けられた爪とを有していることを特徴としている。ま
た本発明は、ワーク受台を備えた研削盤において、主軸
台本体に固着された中空軸と、前記中空軸内を軸線方向
に移動可能に挿通された主軸と、前記主軸を軸線方向に
摺動させる移動手段と、前記空軸に軸受を介して回転自
在に支持されたプーリと、前記プーリを定位置に停止さ
せる割出手段と、前記プーリ端面に固着されたブロック
に嵌着され主軸軸線と直交する方向に配設されたピンを
中心に揺動可能な中空フランジと、前記中空フランジ内
部に形成されたキー溝にキーを介して摺動可能に係合す
ると共に、前記主軸外周に係合した連結ピンが嵌着した
スリーブに取付けられた爪とを有していることを特徴と
している。
(作用) 本発明は被加工物をワーク受台上に搭載された状態
で、押ボタン等による被加工物のローディング指令が発
せられると、SOL Cが励磁され、油圧源41からの圧力油
は減圧弁を経て低圧の圧力油が油圧シリンダの前進側に
供給されると同時にプーリ駆動用電動機も運転され、プ
ーリも回転する。油圧シリンダの前進に伴ない、油圧シ
リンダと連結された主軸、主軸前側の外周凹溝に係合し
ている連結ピンを介してスリーブに取付けられた爪も前
進する。一方プーリの回転に伴ない、プーリに固着され
たブロック、ブロックに嵌着されたピン、ピンに支持さ
れた中空フランジを介してスリーブに取付けられた爪に
回転が伝達される。したがって爪は回転しながら前進す
る。
で、押ボタン等による被加工物のローディング指令が発
せられると、SOL Cが励磁され、油圧源41からの圧力油
は減圧弁を経て低圧の圧力油が油圧シリンダの前進側に
供給されると同時にプーリ駆動用電動機も運転され、プ
ーリも回転する。油圧シリンダの前進に伴ない、油圧シ
リンダと連結された主軸、主軸前側の外周凹溝に係合し
ている連結ピンを介してスリーブに取付けられた爪も前
進する。一方プーリの回転に伴ない、プーリに固着され
たブロック、ブロックに嵌着されたピン、ピンに支持さ
れた中空フランジを介してスリーブに取付けられた爪に
回転が伝達される。したがって爪は回転しながら前進す
る。
この状態で爪の先端が被加工物の端面に当接すると、
爪は端面に当接したままで回転のみ行ない、軸端の駆動
用切欠部に爪がくると爪はさらに前進し、前進限リミッ
トスイッチが作動すると電動機は停止し、SOL Cの励磁
も解除され、油圧シリンダには高圧の圧力油が供給さ
れ、油圧シリンダの前進限で爪の前進は停止する。
爪は端面に当接したままで回転のみ行ない、軸端の駆動
用切欠部に爪がくると爪はさらに前進し、前進限リミッ
トスイッチが作動すると電動機は停止し、SOL Cの励磁
も解除され、油圧シリンダには高圧の圧力油が供給さ
れ、油圧シリンダの前進限で爪の前進は停止する。
た本発明によれば、被加工物軸端の駆動用切欠部を所
定の向きにした状態で、図示しない搬送手段により被加
工物がワーク受台上に載置された状態で、押ボタン等に
より被加工物のローディング指令が発せられると、プー
リ回転用電動機が運転される。プーリ後端の歯車、ピニ
オン減速機を介してロータリエンコーダが回転し所定位
置で停止信号が発せられてプーリは定位置に停止する。
このとき爪と被加工物の軸端切欠部は位相が合ってお
り、その状態でSOL Aが励磁され油圧シリンダに圧力油
が供給され油圧シリンダの前進限まで前進し、被加工物
の軸端切欠部と爪は係合する。
定の向きにした状態で、図示しない搬送手段により被加
工物がワーク受台上に載置された状態で、押ボタン等に
より被加工物のローディング指令が発せられると、プー
リ回転用電動機が運転される。プーリ後端の歯車、ピニ
オン減速機を介してロータリエンコーダが回転し所定位
置で停止信号が発せられてプーリは定位置に停止する。
このとき爪と被加工物の軸端切欠部は位相が合ってお
り、その状態でSOL Aが励磁され油圧シリンダに圧力油
が供給され油圧シリンダの前進限まで前進し、被加工物
の軸端切欠部と爪は係合する。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
る。
第3図は研削盤の平面図で、本図により全体構成を説
明する。
明する。
往復台2はベッド上を被加工物7の長手方向に沿って
往復動可能に載置され、往復台2上には砥石台3が砥石
4を被加工物7の半径方向に移動可能なように搭載され
ている。ワーク側ベッド5上には2個のワーク受台6、
心押台8が被加工物7の寸法形状に合わせて、被加工物
7の長手方向に移動可能に配設され、心押台8に対向す
る位置に主軸台11が設置されている。
往復動可能に載置され、往復台2上には砥石台3が砥石
4を被加工物7の半径方向に移動可能なように搭載され
ている。ワーク側ベッド5上には2個のワーク受台6、
心押台8が被加工物7の寸法形状に合わせて、被加工物
7の長手方向に移動可能に配設され、心押台8に対向す
る位置に主軸台11が設置されている。
次に第1図、第2図を参照して主軸台11について説明
する。
する。
主軸台11の本体12内には中空軸13が貫通して固着され
ている。前記中空軸13内には主軸14が軸線方向に移動可
能に挿通され、中空軸13後端面に取付けられた油圧シリ
ンダ15のロッド15と主軸14は連結されている。主軸14前
端面には被加工物7のセンタ穴と係合するセンタ19が取
付けられている。油圧シリンダ15後側より突出したロッ
ド31にはリング32が取付けられ、本体12後部のブラケッ
ト35に取付けられた前進限リミットスイッチ34および後
退限リミットスイッチ33とにより、主軸14の前進限およ
び後退限位置を検知している。
ている。前記中空軸13内には主軸14が軸線方向に移動可
能に挿通され、中空軸13後端面に取付けられた油圧シリ
ンダ15のロッド15と主軸14は連結されている。主軸14前
端面には被加工物7のセンタ穴と係合するセンタ19が取
付けられている。油圧シリンダ15後側より突出したロッ
ド31にはリング32が取付けられ、本体12後部のブラケッ
ト35に取付けられた前進限リミットスイッチ34および後
退限リミットスイッチ33とにより、主軸14の前進限およ
び後退限位置を検知している。
油圧源41よりの圧力油は常時は電磁制御弁42、管路43
を経て電磁制御弁46に供給され、この電磁制御弁46で油
圧シリンダ15の前進あるいは後退を制御している。一方
電磁制御弁42のSOL Cが励磁されたときは、油圧源41よ
りの圧力油は管路44に供給され、減圧弁45で所定の圧力
に減圧調整されて電磁制御弁46に低圧油が供給されるよ
うになっている。
を経て電磁制御弁46に供給され、この電磁制御弁46で油
圧シリンダ15の前進あるいは後退を制御している。一方
電磁制御弁42のSOL Cが励磁されたときは、油圧源41よ
りの圧力油は管路44に供給され、減圧弁45で所定の圧力
に減圧調整されて電磁制御弁46に低圧油が供給されるよ
うになっている。
主軸台11前部には中空軸13に軸受18を介して回転可能
にプーリ17が取付けられ、電動機9よりの動力が図示し
ない歯車列、ベルトを介して伝達される構造となってい
る。プーリ17にはブロック21が2個、主軸軸心に対して
対象位置に取付けられ、主軸軸心に向って穿設された穴
にピン22が嵌着され、中空フランジ23が前記ピン22を中
心に揺動可能に支持されている。中空フランジ23内部に
はキー溝23aが形成され、スリーブ24に固着されたキー2
5が摺動可能に係合している。スリーブ24にはスリーブ2
4軸心に向って穿設された穴に連結ピン26が嵌着され、
連結ピン26先端部は主軸前部外周に形成された凹状溝14
aに係合している。スリーブ24端面には、爪27が取付け
られていて、被加工物7の軸端に、設けられた駆動用切
欠部7bと係合し、被加工物を回転駆動する。
にプーリ17が取付けられ、電動機9よりの動力が図示し
ない歯車列、ベルトを介して伝達される構造となってい
る。プーリ17にはブロック21が2個、主軸軸心に対して
対象位置に取付けられ、主軸軸心に向って穿設された穴
にピン22が嵌着され、中空フランジ23が前記ピン22を中
心に揺動可能に支持されている。中空フランジ23内部に
はキー溝23aが形成され、スリーブ24に固着されたキー2
5が摺動可能に係合している。スリーブ24にはスリーブ2
4軸心に向って穿設された穴に連結ピン26が嵌着され、
連結ピン26先端部は主軸前部外周に形成された凹状溝14
aに係合している。スリーブ24端面には、爪27が取付け
られていて、被加工物7の軸端に、設けられた駆動用切
欠部7bと係合し、被加工物を回転駆動する。
次のこのような構成からなる本発明の動作について説
明する。被加工物7の形状寸法に合わせて、ワーク側ベ
ッド5上のワーク受台6および心押台8を位置決めし、
被加工物7をワーク受台6上に搭載する。押ボタン操作
により被加工物7のローディング指令が発せられると、
電磁制御弁42のSOL Cおよび電磁制御弁46のSOL Aが励磁
され、油圧源41よりの圧力油は管路44、減圧弁45、管路
47を経て油圧シリンダ15に供給され、油圧シリンダは前
進をはじめると同時に電動機9も所定回転数で運転さ
れ、歯車列、ベルトを介してプーリ17も回転する。油圧
シリンダ15の前進により主軸14、連結ピン26、スリーブ
24を介して爪は前進すると同時に、プーリ17の回転はブ
ロック21、ピン22、中空フランジ23、スリーブ24を介し
て伝達されるために爪27は回転しながら前進を行う。こ
のような状態で被加工物7の軸端7aに爪27の先端が当接
すると、油圧シリンダ15に供給されている圧力油は低圧
のためそのままで回転を継続し、爪27が軸端切欠部7bに
くると、爪27はさらに前進をはじめ、油圧シリンダの前
進限まで前進する。油圧シリンダ15の前進限の少し手前
でリング32により前進限リミットスイッチ34が作動し、
その信号によりSOL Cの励磁が解除されると電磁制御弁4
2はスプリング力により切換わり、油圧シリンダ15へは
所定の圧力油が供給されると同時に前記信号で電動機9
も運転が停止される。その後マニュアル操作で心押軸を
繰出して被加工物7のセンタ穴に心押軸のセンタを挿入
して取付け作業は完了する。被加工物7を取外す場合に
は前記動作の逆を行えばよい。即ち心押軸を後退させた
後、押ボタン操作により被加工物7のアンローディング
指令が発せられると、電磁制御弁46のSOL Bが励磁され
爪27が後退し、油圧シリンダ15の後退限でリング32と後
退限リミットスイッチ33が作動し、SOL Bの励磁が解除
され一連の動作は完了する。第5図は他の実施例を示す
図である。
明する。被加工物7の形状寸法に合わせて、ワーク側ベ
ッド5上のワーク受台6および心押台8を位置決めし、
被加工物7をワーク受台6上に搭載する。押ボタン操作
により被加工物7のローディング指令が発せられると、
電磁制御弁42のSOL Cおよび電磁制御弁46のSOL Aが励磁
され、油圧源41よりの圧力油は管路44、減圧弁45、管路
47を経て油圧シリンダ15に供給され、油圧シリンダは前
進をはじめると同時に電動機9も所定回転数で運転さ
れ、歯車列、ベルトを介してプーリ17も回転する。油圧
シリンダ15の前進により主軸14、連結ピン26、スリーブ
24を介して爪は前進すると同時に、プーリ17の回転はブ
ロック21、ピン22、中空フランジ23、スリーブ24を介し
て伝達されるために爪27は回転しながら前進を行う。こ
のような状態で被加工物7の軸端7aに爪27の先端が当接
すると、油圧シリンダ15に供給されている圧力油は低圧
のためそのままで回転を継続し、爪27が軸端切欠部7bに
くると、爪27はさらに前進をはじめ、油圧シリンダの前
進限まで前進する。油圧シリンダ15の前進限の少し手前
でリング32により前進限リミットスイッチ34が作動し、
その信号によりSOL Cの励磁が解除されると電磁制御弁4
2はスプリング力により切換わり、油圧シリンダ15へは
所定の圧力油が供給されると同時に前記信号で電動機9
も運転が停止される。その後マニュアル操作で心押軸を
繰出して被加工物7のセンタ穴に心押軸のセンタを挿入
して取付け作業は完了する。被加工物7を取外す場合に
は前記動作の逆を行えばよい。即ち心押軸を後退させた
後、押ボタン操作により被加工物7のアンローディング
指令が発せられると、電磁制御弁46のSOL Bが励磁され
爪27が後退し、油圧シリンダ15の後退限でリング32と後
退限リミットスイッチ33が作動し、SOL Bの励磁が解除
され一連の動作は完了する。第5図は他の実施例を示す
図である。
この実施例において、第1実施例と同じ部分の説明は
省略する。プーリ後端面には歯車51が固着され、これに
噛合うピニオン52は減速機53軸端に取り付けられてい
る。減速機53は本体12に取付けられ一端には前記ピニオ
ン52が取付けられ、他端にはロータリエンコーダが取付
けられている。ロータリエンコーダ54はプーリ17が1回
転すると、ロータリエンコーダ54も1回転するよう歯車
51、ピニオン52および減速機53の歯数が送ばれている。
省略する。プーリ後端面には歯車51が固着され、これに
噛合うピニオン52は減速機53軸端に取り付けられてい
る。減速機53は本体12に取付けられ一端には前記ピニオ
ン52が取付けられ、他端にはロータリエンコーダが取付
けられている。ロータリエンコーダ54はプーリ17が1回
転すると、ロータリエンコーダ54も1回転するよう歯車
51、ピニオン52および減速機53の歯数が送ばれている。
これらの構成による本実施例の動作について説明す
る。
る。
被加工物7は軸端切欠部7bの平面部が垂直になった状
態でワーク受台6上に搭載される。押ボタン操作により
被加工物7のローディング指令が発せられると、電動機
9が所定の回転数で運転され、歯車列、ベルトを介して
プーリ17が回転をはじめる。プーリ17の回転に伴ない歯
車51、ピニオン52、減速機53が駆動され、ロータリエン
コーダ54よりの信号により、プーリ17の所定位置で電動
機9の停止信号が発せられ、プーリ17は爪27と軸端切欠
部7bとの位相が合う位置に停止すると同時に、電磁制御
弁46のSOL Aが励磁され油圧シリンダ15が前進する。油
圧シリンダ15の前進に伴ない第1実施例と同様に爪27が
前進するが、本実施例では爪27は回転はしない。油圧シ
リンダ15が前進限で停止し、その後心押軸のセンタを被
加工物7のセンタに挿入して取付け作業は完了する。被
加工物を取外すときは、押ボタンによるアンローディン
グ指令により電動機9が運転され、ローディング指令時
と同じ位置でプーリ17は停止し、停止信号で電磁制御弁
46のSOL Bが励磁され、爪27は後退し、被加工物7をワ
ーク受台6上より搬出する。この状態で次の被加工物7
が搬入されとローディング指令時にプーリ17は回転する
必要がなくなる。本実施例の説明では移動手段として油
圧シリンダを利用したが、ねじとナットあるいはラック
とピニオンの組合せによってもよい。又プーリの所定位
置に停止させる割出手段としてロータリエンコーダを使
った説明をしたが、リミットスイッチとドッグあるいは
近接スイッチ、その他のセンサを用いてもよいことは云
うまでもない。
態でワーク受台6上に搭載される。押ボタン操作により
被加工物7のローディング指令が発せられると、電動機
9が所定の回転数で運転され、歯車列、ベルトを介して
プーリ17が回転をはじめる。プーリ17の回転に伴ない歯
車51、ピニオン52、減速機53が駆動され、ロータリエン
コーダ54よりの信号により、プーリ17の所定位置で電動
機9の停止信号が発せられ、プーリ17は爪27と軸端切欠
部7bとの位相が合う位置に停止すると同時に、電磁制御
弁46のSOL Aが励磁され油圧シリンダ15が前進する。油
圧シリンダ15の前進に伴ない第1実施例と同様に爪27が
前進するが、本実施例では爪27は回転はしない。油圧シ
リンダ15が前進限で停止し、その後心押軸のセンタを被
加工物7のセンタに挿入して取付け作業は完了する。被
加工物を取外すときは、押ボタンによるアンローディン
グ指令により電動機9が運転され、ローディング指令時
と同じ位置でプーリ17は停止し、停止信号で電磁制御弁
46のSOL Bが励磁され、爪27は後退し、被加工物7をワ
ーク受台6上より搬出する。この状態で次の被加工物7
が搬入されとローディング指令時にプーリ17は回転する
必要がなくなる。本実施例の説明では移動手段として油
圧シリンダを利用したが、ねじとナットあるいはラック
とピニオンの組合せによってもよい。又プーリの所定位
置に停止させる割出手段としてロータリエンコーダを使
った説明をしたが、リミットスイッチとドッグあるいは
近接スイッチ、その他のセンサを用いてもよいことは云
うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば被加工物軸端へ
の回し金の取付け、取外し作業が不用になるだけでな
く、回し金の保管、管理も不必要となる。さらに被加工
物は、ワーク受台に載置するだけでよく、取付け、取外
し時の煩雑な係合作業が省かれるのみならず安全作業の
点でも大きな効果がある。
の回し金の取付け、取外し作業が不用になるだけでな
く、回し金の保管、管理も不必要となる。さらに被加工
物は、ワーク受台に載置するだけでよく、取付け、取外
し時の煩雑な係合作業が省かれるのみならず安全作業の
点でも大きな効果がある。
第1図は本発明による主軸台の断面図、第2図は主軸端
より見た正面図、第3図は研削盤の平面図、第4図は被
加工物軸端を示す図、第5図は本発明による他の実施例
の主軸台断面図、第6図は従来の主軸軸端を示す図、第
7図は従来の主軸端より見た正面図である。 13……中空軸、14……主軸台、 15……油圧シリンダ、17……プーリ、 22……ピン、23……中空フランジ、 24……スリーブ、27……爪、 54……ロータリエンコーダ。
より見た正面図、第3図は研削盤の平面図、第4図は被
加工物軸端を示す図、第5図は本発明による他の実施例
の主軸台断面図、第6図は従来の主軸軸端を示す図、第
7図は従来の主軸端より見た正面図である。 13……中空軸、14……主軸台、 15……油圧シリンダ、17……プーリ、 22……ピン、23……中空フランジ、 24……スリーブ、27……爪、 54……ロータリエンコーダ。
Claims (2)
- 【請求項1】ワーク受台を備えた研削盤において; 主軸台本体に固着された中空軸と、 前記中空軸内を軸線方向に移動可能に挿通された主軸
と、 前記主軸を軸線方向に摺動させる移動手段と、 前記中空軸に軸受を介して回転自在に支持されたプーリ
と、 前記プーリ端面に固着されたブロックに嵌着され主軸軸
線と直交する方向に配設されたピンを中心に揺動可能な
中空フランジと、 前記中空フランジ内部に形成されたキー溝にキーを介し
て摺動可能に係合すると共に、前記主軸外周に係合した
連結ピンが嵌着したスリーブに取付けられた爪とを具備
することを特徴とする研削盤。 - 【請求項2】ワーク受台を備えた研削盤において; 主軸台本体に固着された中空軸と、 前記中空軸内を軸線方向に移動可能に挿通された主軸
と、 前記主軸を軸線方向に摺動させる移動手段と、 前記中空軸に軸受を介して回転自在に支持されたプーリ
と、 前記プーリを定位置に停止させる割出手段と、 前記プーリ端面に固着されたブロックに嵌着され主軸軸
線と直交する方向に配設されたピンを中心に揺動可能な
中空フランジと、 前記中空フランジ内部に形成されたキー溝にキーを介し
て摺動可能に係合すると共に、前記主軸外周に係合した
連結ピンが嵌着したスリーブに取付けられた爪とを具備
することを特徴とする研削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63071315A JP2631124B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63071315A JP2631124B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 研削盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01246055A JPH01246055A (ja) | 1989-10-02 |
JP2631124B2 true JP2631124B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13457041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63071315A Expired - Lifetime JP2631124B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 研削盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631124B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015097A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | ワーク固定装置 |
CN109318087A (zh) * | 2018-11-18 | 2019-02-12 | 湖南新融创科技有限公司 | 一种手机配件加工装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5493917B2 (ja) * | 2010-01-28 | 2014-05-14 | 株式会社ジェイテクト | 工作物支持装置及び加工装置 |
CN117984224B (zh) * | 2024-04-02 | 2024-08-02 | 泰州市慧通机械工程有限公司 | 一种带轮轴生产加工装置 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP63071315A patent/JP2631124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015097A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | ワーク固定装置 |
JP4509049B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-07-21 | 日本スピンドル製造株式会社 | ワーク固定装置 |
CN109318087A (zh) * | 2018-11-18 | 2019-02-12 | 湖南新融创科技有限公司 | 一种手机配件加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01246055A (ja) | 1989-10-02 |
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